BREAK THROUGH
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LADY-GO-ROUND | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | 3rdシングル(同時発売) 最高39位 売上2.5万枚 |
2 | B・U・M | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
3 | BREAK THROUGH | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
4 | Boys In Town | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
5 | Guitarは泣いている | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
6 | Love&Chain | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | 3rdシングルC/W(同時発売) |
7 | となりでねむらせて | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
8 | HEY BROTHER | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
9 | 今では…今なら…今も… | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
10 | SAVE ME!? | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
11 | Stardust Train | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 |
リリースデータ
1990年2月21日 | 初登場3位 | 売上72.4万枚 | Sound-Producer:松本孝弘 Sound-Adviser:明石昌夫 Producer:中島正雄 |
BMGビクター |
メンバー
Vocal | 稲葉浩志 |
Guitar | 松本孝弘 |
B'z3rdアルバム。前2作同様に今回もシングルと同時発売で2曲ともそのまま収録されている。ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』で人気に火がついたため、今作では初のトップ10入りどころかいきなりトップ3入りを果たした。93年3月までランクインしており、登場週数は124週を記録している。今作までと次回作以降では楽曲の管理が異なっていたようで、97年の非公認ベスト『Flash Back』は今作までが対象とされている他、今作までの楽曲はリメイクを除いて公式のベスト盤には収録されないという状態が2013年の『B'z The Best ]]X 1988-1998』まで続いた。
キャッチコピーは「感性が誘惑された。創造力が突き抜けた」。いよいよ90年代に突入したといってもいきなり時代が変わるわけもなく、相変わらず意味不明なキャッチだ。『BAD COMMUNICATION』のロングヒットもあって、勝負どころはここだ!一気にブレイクしたい!という強い思いが表れたかのような直球なアルバムタイトルと「ああ今日もうまくいってる僕のビジネス」といきなり歌いつつ「これくらいじゃまだまだ立ち止まれない」と歌う表題曲は大変素直で潔い。「B・U・M」では薄くかかるデジタルリズムに乗っけて全英語詞でラップし続ける1分ちょいの謎曲。B・U・Mは94年まで続くB'zの音楽制作集団の事で、歌詞にも「We are B'z&Funky Crew」といったフレーズが出てくるのでテーマ曲的な存在だとは思うが何故にHIP HOPなのか…。HIP HOPは「HEY BROTHER」でも登場し、全編に渡ってHIP HOPにラップしまくる。一体何故売りに走っていく中でHIP HOPの要素が上がってきたのか…謎である。
ドラムは4,5,9,11で使用されているが全体的には打ち込みっぽいポップソングが並んでいる。まだまだ控えめとはいえ前2作に比べてもさらにエレキギターが前面に出てくる等の進化も感じられる。ただここで売れなくては!という気合が入っていたにしては何だか微妙な1作にも思えるのはラップに手を出したりと前作に比べても散漫な印象があるためだろうか。楽曲単位でも前作の方がいい曲が並んでいたように思う。
印象度★★★☆☆