FRIENDS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Prologue Friends |
松本孝弘 | 松本孝弘・明石昌夫 | ストリングスインスト | |
2 | SCENE1 いつかのメリークリスマス |
稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
3 | SCENE2 僕の罪 |
稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
4 | 2-2 Love is… |
松本孝弘 | 松本孝弘 | キーボードインスト | |
5 | SCENE3 恋じゃなくなる日 |
稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
6 | SCENE4 SEASONS |
松本孝弘 | 松本孝弘 | アコギインスト | |
7 | SCENE5 どうしても君を失いたくない |
稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘 | |
8 | 6 いつかのメリークリスマス(Reprise) |
松本孝弘 | 松本孝弘 | ピアノインスト |
リリースデータ
1992年12月9日 | 初登場1位 | 売上135.6万枚 | Produced by 松本孝弘 | BMGルームス |
メンバー
All Guitars | 松本孝弘 |
Voicesl | 稲葉浩志 |
B'z4thミニアルバム。フルアルバム『RUN』から1ヵ月ちょいでの発売となり、間にシングルはリリースされていない。映画のサントラを意識したストーリー性を持たせたコンセプトアルバムとなっている。歌入りの新曲4曲+インスト4曲という構成。実際のトラックナンバーとは異なるストーリーに合わせた番号表記がされている。今作ではこれまで基本的にManipulateの表記のみだった明石昌夫のクレジットにBassが追加されている。登場週数は30週とこれまでに比べると少なくなり(ただし今作以降100位以内で20週を越えるのはベスト盤以外では2作しか無い)、売上も大きく下回ってる。5作のミニアルバムの中では『MARS』『FRIENDSU』に続く3番目の売上。当時100位以内に30週ランクインして93年10月が最終ランクインだったが、2021年にシリーズ続編『FRIENDSV』発売が告知されると、292位に再浮上し28年ぶりのランクインとなった。初回盤はスリーブケース入り。
『RUN』から1ヵ月程度でのリリースだが、ミディアム〜バラード中心のコンセプトアルバムでロック色は皆無。『RUN』が当時としてはロックに振り切った作品だったが、ここでまた全く違う方向を見せるとはかなり意欲的な作品だ。今となっては『RUN』が通常営業で、今作がかなり異色に思えるところもあり、今作ではしっとり抑えたB'zが堪能できる。やはり後にシングル以上に有名になった「いつかのメリークリスマス」収録が最大のポイント。実はコンセプトアルバムの中の1曲に過ぎなかったのである。あまりに1人歩きしすぎてしまったものの、この曲が本当の意味で活きる場所は今作を置いて他にないといえる。
ファンの間では根強い人気があり20周年の『ULTRA Treasure』では10位に入った「恋じゃなくなる日」こそそれなりにエレキギターが鳴っているものの、以前も以降のB'zでもあまり聞けないギターを抑えた落ち着いた生音バンドサウンドが聞けるという貴重かつ今でも新鮮な1作である。「僕の罪」なんかはけっこうAORっぽい。B'zでAORって全くイメージが無かったし、初期を後追いで聞くときに感じるダサさとは違う古さを感じない方向性というのはこれはかなりいい。
印象度★★★★☆
2018.2.15修正