LOOSE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | spirit loose | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | ||
2 | ザ・ルーズ | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志、池田大介 | |
3 | ねがい(“BUZZ!!”STYLE) | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | 16thシングル 最高1位 売上149.9万枚 |
4 | 夢見が丘 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | |
5 | BAD COMMUNICATION(000-18) | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | 1stミニアルバム『BAD COMMUNICATION』収録曲 リメイク |
6 | 消えない虹 | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志、池田大介 | |
7 | love me, I love you(with G Bass) | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、池田大介 | 17thシングル 最高1位 売上139.4万枚 |
8 | LOVE PHANTOM | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、池田大介 | 18thシングル 最高1位 売上186.2万枚 |
9 | 敵がいなけりゃ | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
10 | 砂の花びら | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | |
11 | キレイな愛じゃなくても | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志、池田大介 | |
12 | BIG | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | |
13 | drive to MY WORLD | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、稲葉浩志 | |
14 | シークレットトラック「spirit looseU」 ギターインスト 配信版ではカット |
リリースデータ
1995年11月22日 | 初登場1位 | 初動133.6万枚、売上300.3万枚 | Produced by TAK MATSUMOTO | Room Records |
メンバー
Guitar | TAK MATSUMOTO |
Vocal | KOHSHI INABA |
B'z8thアルバム。今作よりBMGルームスからRoom Recordsへと社名が変更された。前年にリリースされたシングル「MOTEL」は未収録。95年になってリリースされた3シングルを収録。「BAD COMMUNICATION」はリメイクされている。95年に入ってこれまでやってきた制作集団「B・U・M」を解体しB'zは2人であるという原点に立ち返って制作された。これまで編曲に関わっていた明石昌夫が退き、稲葉がアレンジに参加するようになった。また新たに池田大介を招いている。明石のアレンジ参加は1曲のみだが、ベーシストとしては2,3,7,9,11,13と半数に参加している(「love me, I love you」はシングルでは打ち込みだったベースが明石の演奏するベースに差し替え)。オリジナルアルバムではダントツの最高売上を記録し、唯一の300万枚突破作品。シークレットトラックで14トラック目が存在し、短いギターセッションの様子が収録されている(配信版ではカットされ全13曲)。スリーブケース入り、別冊でフォトブックレットが封入されているが初回限定ではなく通常盤である。
デビューから徐々にもともとのルーツであるロック色を強めてきて2枚組超大作『The 7th Blues』で一旦行き着いた感があったが、今作ではポップ路線に復帰。『IN THE LIFE』辺りのポップさと『RUN』のロック、さらに『The 7th Blues』のブルージーさも取り入れたような単にポップに戻っただけではなくこれまでを踏まえた上で到達出来たような高みの1作。どの曲もポップとロックの融合が非常にちょうどいいバランスで成立しているので非常に聞きやすい。特に前半の勢いは圧巻である。就職活動したくない大学生の愚痴を全開にシャウトしまくる「ザ・ルーズ」の歌詞はキレキレで、こんな歌詞はB'zでしかやれない曲だと思う。「夢見が丘」も何故シングルにしか無かったのかという勢いだし、どの曲も完成度が高いがやはり「LOVE PHANTOM」のすさまじいまでの隙の無さは圧倒的。この曲が凄すぎて以降の5曲はやや印象が薄くなってくるのは難点だが、個人的には今作がB'zの最高傑作だと思う。
印象度★★★★★
2018.2.22修正