OFF THE LOCK
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 君の中で踊りたい | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | 2ndシングル(同時発売) 100位圏外 |
2 | HURRY UP! | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
3 | NEVER LET YOU GO | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
4 | SAFTY LOVE | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | 2ndシングルC/W(同時発売) |
5 | GUITAR KIDS RHAPSODY | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | 7thシングル『愛しい人よGood Night...』C/W(リメイク) 「GUITAR KIDS RHAPSODY CAMDEN LOCK STYLE」としてリメイク |
6 | 夜にふられても | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
7 | LOVING ALL NIGHT | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
8 | OH! GIRL | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
9 | ROSY | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 | |
10 | OFF THE LOCK | 稲葉浩志 | 松本孝弘 | 松本孝弘、明石昌夫 |
リリースデータ
1989年5月21日 | 初登場35位、最高33位 | 売上60.5万枚 | Sound-Producer:松本孝弘 Sound-Adviser:明石昌夫 Producer:中島正雄 |
BMGビクター |
メンバー
Vocal | 稲葉浩志 |
Guitar | 松本孝弘 |
B'z2ndアルバム。前作から8ヵ月でのリリース。前作同様にシングルと同時発売で2曲ともそのまま収録されている。発売当時は初登場35位で4週ランクインしていた。圏外になってちょうど1年後に再ランクインし、延々と50位〜100位の間くらいにランクインし続け、93年9月にチャートアウト。最終的な登場週数は126週となっている(100位集計)。最高位である33位は91年1月に記録している。
キャッチコピーは「マインドも進化する」。ブックレットの真ん中のページも書いてあるが、90年代序盤までのこのバブリーな文化(?)は一瞬で廃れてしまったので今となっては意味不明である。全体的な印象は前作の延長だが、歌詞(これには苦労したらしいけど)もメロディーも格段に良くなっているように感じるし、アレンジ面でもギターが前に出るようになっている。というかギターに関しては前作が奥に引っ込みすぎていただけで、今回はようやくバランスが良くなったという程度でまだまだギターが引っ張っていくという感じではない。ようやくデジタルサウンド+ギターサウンドといった形で共存したといった感じ。一応1,2,3,5,6,8,9ではドラムがクレジットされているものの、シンセやキーボードがけっこう煌めいているのでそこまでバンドっぽい質感ではなく、ましてやロック色もスパイス程度な印象。
「OH! GIRL」は後の『Mixture』でのリメイクの方がかっこいいことはかっこいいが、このままでもけっこうノリが良くて気持ちいい楽曲だと思う。伊達に制作に1000時間かけてないなと思える内容で、全体的に前作を大きくブラッシュアップさせたような1作である。サウンド自体はまだまだバブリーで違和感バリバリではあるが、初期3作の中では1番完成度が高いように思う。
なお2010年のアニメ『Angel Beats!』2話にて謎の人物TKが発した1番長い台詞"(瓦礫を受けとめながら)Hurry up!今なら間に合う…Oh…飛んでいって抱きしめてやれぇ…(潰される)"は作品視聴者の間でもテンポの良さと意味不明さからよくネタにされるようになりTKの代名詞のように扱われたが、今作に収録されている「HURRY UP!」が元ネタで2番サビの歌詞そのものである。
印象度★★★☆☆
2018.1.24修正