B'z The Best“ULTRA Pleasure”

リリースデータ

メンバー

B'z5thベストアルバム。20周年記念超(ウルトラ)ベストアルバム。改めてのオールタイムベストアルバムとして『Pleasure』の拡大版のような選曲になっている。アルバム初収録楽曲はゼロ。新録音の2曲と『衝動』シングルバージョンのみがバージョン違いでの初収録となる。CDのみは3200円、DVD付は4200円、DVD付は当初初回限定だったが永続仕様となった。12月には限定生産（ウルトレ含めて4種で10万とされている）ウィンターパッケージもリリースされた。見た目が違う以外は内容は同じもの。この時点でのオリジナルアルバムの倍以上の売上を記録し、ウィンターパッケージの加算もあってミリオンに迫る売上を記録したが、ミリオンには届かなかった。

改めての20周年のベスト盤、『Pleasure』の拡大版としては文句なしの構成。代表曲を並べつつも、未収録のヒットシングル、アルバム曲を大量に残してまだまだ聞く余地を残していて改めて愛される曲を多く出し続けてきた事を感じることができる。新録音された「BAD COMMUNICATION-ULTRA Pleasure Style-」「Pleasure 2008〜人生の快楽〜」はオリジナルの良さを残しつつも今のB'zらしい太いバンドサウンド主体になっていてカッコいい。今回初収録曲は無いので、既出だらけではあるんだけど、この2曲でもけっこう満足できる。

DVDの方は初公開のライブ映像を集めた内容で92年〜05年の間の変化を駆け足だが振り返ることができる。CDよりも格段に迫力を増したライブパフォーマンスは圧巻の一言。さらに雷雨の中での『LOVE PHANTOM』はすさまじい。序盤で空が発光して一瞬昼間みたいになったり、中盤でドゴゴ〜ンと落雷の音が思いっきり聞こえたり、ストリングス隊の人たちも豪雨にさらされながらも無表情で弾き続けていたり、画面も水滴全開な上に照明が水滴で反射してかなりすごい映像になっている。ていうかこの天候でライブ決行したのかよ！

5年後にシングルコレクションが出てしまったため今作の意味が大幅に薄れてしまった感は否めないが、「いつかのメリークリスマス」を抑えつつ、90年代だけでなく00年代以降のB'zも一通り抑えたいというのであればB'z入門としてもまだまだ楽しめる1作だと思う。まあ『Pleasure』と『Pleasure�U』を別々に聞くというのもありだけど…。

DVD付　　CDのみ　

ウィンターパッケージDVD付　　ウィンターパッケージCDのみ

印象度★★★★★

2018.5.8修正

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