Code Name.1 Brother Sun
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 君の好きだった歌 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | |
2 | Somethng There | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・松本晃彦 | 37thシングル 最高2位 売上56.9万枚 |
3 | BROTHER | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・十川知司 | |
4 | 201号 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・西川進 | 飛鳥涼・西川進 | |
5 | めぐり逢い | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 36thシングル 最高1位 売上125.2万枚 |
6 | 紫陽花と向日葵 | CHAGE | CHAGE | 服部隆之 | 37thシングルC/W |
7 | can do now | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・十川知司 | |
8 | ベンチ | CHAGE | CHAGE | 十川知司 | |
9 | ある晴れた金曜日の朝 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 松本晃彦 | |
10 | From coast to coast | CHAGE | CHAGE | 澤近泰輔 | |
11 | NATURAL | 飛鳥涼 | CHAGE・村上啓介 | 村上啓介 | 35thシングル3A面2曲目 |
12 | NO PAIN NO GAIN | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・澤近泰輔 | |
13 | HEART | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 35thシングル 最高1位 売上114.3万枚 |
英訳詞:CHARLIE MIDNIGHT(2)
リリースデータ
1995年6月28日 1998年3月11日(再発) 2001年5月23日(現行盤) 2009年11月25日(SHM-CD/リマスター) |
初登場1位 - - - |
売上75.0万枚 - - - |
Produced by CHAGE&ASKA、山里剛 | ポニーキャニオン 東芝EMI ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
CHAGE |
ASKA |
CHAGE&ASKA17thアルバム。94年は15周年記念の『Yin&Yang』、『SUPER BEST BOX』のリリースでオリジナルアルバムの発売が無く、1年8ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降の3シングルから5曲が収録された。当初2枚組にする案もあったが、次回作との連作形式となり、今作は「1」とされている。ミリオンシングル2作を収録したものの、いずれも94年の作品であり95年になってからの先行シングル「Something There」は全英語詞ということもあってか売上を大きく落とした。今作も1位こそ獲得したものの、前作『RED HILL』の半分程度まで落ち込み、ミリオン割れとなった。それでも今作以降の作品でベストアルバム含めて今作の売上を越えた作品は無い。
今作からAPO-CDでの発売は無くなった。EMIに移籍した際に90年代の6作のみEMIで先に再発されたが、すぐにユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-3』に収録された際には初めてリマスターされた。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月〜6月にかけてヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのはオリジナル盤。
「90年代前半」のトレンドだった前作までと異なり、確実な変化が見え始めた1作。ギターでの作曲を久々に試みたり、キーボードメインからギターメインへのサウンドの転換やロック的なサウンドへのアプローチなど、CHAGE&ASKA自身がビッグヒットと共に築いたトレンドを一気に外してきた。ラブソングを歌うキラキラとしたキーボード中心のポップな雰囲気が抜けてこの辺りでライトファン離れが加速し、ブームが終わったようなんだけど、音だけ聞くと今作以降の方が今聞いてもそんなに昔っぽくないというか、トレンドを排したのが結果的に耐久年数を上げたような印象も。71分と長いアルバムだが、死んだじいちゃんを思うばあちゃんの心情を歌った「ベンチ」とか、ビルから転落死した男が生まれ変わってビートルズの5人目になるというぶっ飛んだ夢物語が展開する「ある晴れた金曜日の朝」などユニークな歌詞の曲が1番長さを感じてくるようなところで出てくるのでそこまで長いアルバムにも感じなかった。ちょっとCHAGE曲が少なくなりすぎた感じもしなくもないけど、次回作ではCHAGEさん頑張るし、今作は変化の兆しを確実に見せたというのが重要だからいいか。
印象度★★★★☆
2016.2.22更新