ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 小倉祇園太鼓〜THE夏祭り'81<Introduction> | 大平彰彦・CHAGE and ASKA | オープニング | |
2 | 夏は過ぎて | 田北憲次 | CHAGE | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
3 | 幻夜 | CHAGE | CHAGE | 3rdシングルC/W |
4 | 熱風 | 松井五郎 | ASKA | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
5 | あとまわし | ASKA | ASKA | 1stシングルC/W |
6 | 流恋情歌 | ASKA | ASKA | 2ndシングル |
7 | この恋おいらのからまわり | ASKA | ASKA | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
8 | 夢から夢へ | ASKA | ASKA | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
9 | 嘘 | 松井五郎 | CHAGE | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
10 | 万里の河 | ASKA | ASKA | 3rdシングル |
11 | 花暦 | 松井五郎 | CHAGE | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
12 | あばんぎゃるど | ASKA | ASKA | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | 御意見無用 | 阿里そのみ | CHAGE | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
2 | 私の愛した人 | ASKA | ASKA | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
3 | 悲炎 | CHAGE・松井五郎 | CHAGE | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
4 | 翼 | ASKA | ASKA | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
5 | 放浪人〜TABIBITO〜 | 松井五郎 | CHAGE | 4thシングル |
6 | 荒野 | ASKA | ASKA | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
7 | 歌いつづける | ASKA | ASKA | ライブ限定の未発売曲 |
8 | 終章(エピローグ) | CHAGE・田北憲次 | CHAGE | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
9 | 真夏の国境 | ASKA | ASKA | 4thシングルC/W |
10 | ひとり咲き | ASKA | ASKA | 1stシングル |
水色=LP盤収録曲
リリースデータ
1981年9月10日(LP) 1981年9月10日(CT) 2009年10月21日(完全盤/SHM-CD/リマスター) |
最高6位 最高19位 初登場36位 |
売上6.1万枚 売上2.1万枚 売上0.4万枚 |
Produced by CHAGE and ASKA | ワーナー・パイオニア ワーナー・パイオニア ヤマハ |
メンバー
Vocal,A.Guitar&祇園太鼓 | CHAGE |
Vocal,A.Guitar&祇園太鼓 | ASKA |
チャゲ&飛鳥1stライブアルバム。81年2月〜8月まで行われた2ndアルバム『熱風』を引っ提げてのツアーの終盤に開催された81年8月1日に田園コロシアムで行われたライブ「The夏祭り'81」の模様を収録。この当時の最新作は2ndアルバム『熱風』とその後にリリースされた4thシングル「放浪人〜TABIBITO〜」。ライブからわずか1ヶ月後の81年9月に早くも10曲を抜粋してLP化されて発売されたが、その後映像化はおろかCD化もされず廃盤となった。09年のオリジナルアルバムリマスターSHM-CD再発の際に、2作目のライブアルバム『1983.9.30 CHAGE&ASUKA LIVE IN YOYOGI STADIUM』やミニアルバム『Snow Mail add 3 songs』と共に新たなラインナップに加わり初CD化された(クレジット表記は09年時点の表記で記載されている)。当初そのまま10曲の予定だったが、「このライブには五指に入るほど思い入れがあるというC&A自らの強い希望により再編集、2枚組22曲収録のコンプリート・エディションに変貌」したとされている。「歌いつづける」はライブ限定の楽曲であり、CD化されているのは今作のみとなる。初CD化作品ということもあり、需要も高かったようでSHM-CD再発シリーズの中で最高ヒットを記録した。
初期のフォーク演歌と言われていた方向性の頃のライブなので1st、2ndアルバム収録曲がほとんどなんだけど、ロックテイストが強めの生演奏が綺麗かつ迫力のある音で編集されているのでスタジオ音源のような古さを感じずに聞ける。今作に関しては追加収録されての完全版なので恐らく単に当時のレコード盤の音源を引っ張ってきただけでなく、追加収録に合わせて全曲ミックスダウンからやり直したと思われ、結果的に次のライブアルバムよりも遥かに音がいい。初期のC&Aは時代性が強すぎて苦手という人でも今作なら普通に聞けると思う。さすがに楽曲自体の時代性はどうにもならないけど、まさか1st、2ndアルバムの曲がここまで化けるとは思わなかった。MCも収録されているが、終始ハイテンションで盛り上げるCHAGEは帽子サングラスで寡黙なコーラスの人という90年代以降のイメージとはまるで異なっていてビックリした。これが若さか。若さゆえのがむしゃらなパワーという、これ以降どれだけ大きくなっても再現できないようなこの時だけの熱さが今作にはパッケージングされていると思う。
印象度★★★★☆