風舞
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 追想<Instrumental> | 瀬尾一三 | 瀬尾一三 | インスト | |
2 | 私の愛した人 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | Maki・瀬尾一三 | |
3 | 夢から夢へ | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | |
4 | ひとり咲き | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 1stシングル 最高24位 売上17.9万枚 |
5 | 風舞 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 笛吹利明 | |
6 | 御意見無用 | 阿里そのみ | CHAGE | 瀬尾一三 | |
7 | 夏は過ぎて | 田北憲次 | CHAGE | 瀬尾一三 | |
8 | 冬の夜 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 笛吹利明 | |
9 | 流恋情歌 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 2ndシングル 最高56位 売上2.3万枚 |
10 | 終章(エピローグ)〜追想の主題歌 | CHAGE・ 田北憲次 |
CHAGE | 瀬尾一三 | |
-Bonus Track-(CD化以降に追加収録) | |||||
11 | あとまわし | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 1stシングルC/W |
12 | 冬に置きざり | CHAGE | CHAGE | 瀬尾一三 | 2ndシングルC/W |
ストリングスアレンジ:瀬尾一三(5)
リリースデータ
1980年4月25日(LP) 1980年4月25日(CT) 84年(初CD化) 86年12月15日(再発) 1990年7月21日(再発) 1999年12月16日(再発) 2001年9月19日(現行盤) 2009年8月26日(SHM-CD/リマスター) |
最高11位 最高32位 - - - - - 初登場210位 |
売上10.9万枚 売上3.7万枚 - - - - - 売上0.07万枚 |
Produced by C&A、山里剛 | ワーナー・パイオニア ワーナー・パイオニア ワーナー・パイオニア キャニオンレコード ポニーキャニオン 東芝EMI ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
チャゲ |
飛鳥 |
チャゲ&飛鳥1stアルバム。79年8月デビュー。「ひとり咲き」はトップ20にすら入らなかったがロングヒットを記録。続く「流恋情歌」はヒットしなかったものの、今作はトップ10目前に迫るヒットを記録している。84年頃に初CD化されたらしいが詳細資料が無く、不明。CD化された際にシングルC/Wを追加収録している(このためレコード時代のシングルはCD化されていない)。この措置はレコード時代の初期作品に共通している。その後、ポニーキャニオンへの移籍もあり、何度か再発されている。中古市場においては大ヒット期に現行盤として君臨していた90年盤が最も多く出回っている模様。99年にEMI移籍の際にポニーキャニオン盤は全て廃盤となり、EMIにて一斉再発されたが、わずか2年でユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-1』に収録された際には初めてリマスターされた。ただしこのBOXではボーナストラックが削除されてしまっている。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月にヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのは01年盤。
声も作風も90年代以降とはまるで違い、誰だか分からない…というのが後追いリスナーの最初の印象だと思う。フォーク演歌などと形容されているが、個人的な印象としてはフォーク歌謡演歌ロックっていうイメージ。飛鳥やチャゲによる楽曲自体はそのままアコースティックをメインにして演奏すればまあフォークソングかちょい歌謡曲っぽいかというところなんだけど、瀬尾一三による派手なストリングスは歌謡臭が強く、ロックながらコブシの効いたような重厚なエレキギターと合わさることで印象がかなり演歌っぽくなっている。また特にA面に当たる前半部分(とC/W2曲)は「私」が主人公で女言葉の歌詞になっているのも特徴的。「ひとり咲き」に至っては一人称が「あたい」となっていることもあり、時代性を強く感じる。正直サウンド面においても歌詞においても時代性が強すぎて、どうにも馴染めなかった。そんな作風の中で「終章(エピローグ)」は比較的聞きやすい雰囲気に仕上がっており、今作を聞いたことで、今までCHAGEの屈指の名曲と言われながら特にこれといった印象が無かった「終章(エピローグ)」を初めていい曲だと思えるようになったのは収穫だった。
印象度★★★☆☆