MTV UNPLUGGED LIVE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | HANG UP THE PHONE | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 15thアルバム『GUYS』収録曲 |
2 | THE RIVER | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 38thシングル『river』の英語詞バージョン トリビュート盤『one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』収録曲 |
3 | LOVE SONG | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 24thシングル |
4 | 男と女 | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 5thシングル |
5 | 嘘 | 松井五郎 | CHAGE | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
6 | PRIDE | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 12thアルバム『PRIDE』収録曲 |
7 | SOMETHING THERE | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 37thシングル |
8 | NとLの野球帽 | CHAGE | CHAGE | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 38thシングルC/W |
9 | CASTLES IN THE AIR | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 35thシングル3曲A面3曲目『On Your Mark』の英語詞バージョン トリビュート盤『one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』収録曲 |
10 | SAY YES | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 27thシングル |
11 | HANG UP THE PHONE U | ASKA | ASKA | Jess Bailey with Chage,Aska and 村上啓介 | 15thアルバム『GUYS』収録曲 別アレンジ |
英訳詞:ERVIN BEDWARD(2)、CHARLIE MIDNIGHT(7)、ERVIN BEDWARD AND RICHARD SINGLETON(9)
リリースデータ
1996年10月7日 2001年5月23日(現行盤) 2009年11月25日(SHM-CD/リマスター) |
初登場1位 - 初登場285位 |
売上19.6万枚 - 売上0.06万枚 |
Produced by Chage and Aska | ポニーキャニオン ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
Vocal,Guitar | Chage |
Vocal,Guitar,Harmonica | Aska |
CHAGE&ASKA3rdライブアルバム。CDとしては初のライブアルバム。当時は前2作のライブ盤がLPのみでCD化されておらずこれ以降ライブ盤の発売が無かったため09年に前2作がCD化されるまでは唯一のCDにおけるライブアルバムとなっていた。日本人どころかアジアのアーティストで初めてCHAGE&ASKAが『MTV Unplugged』に出演した1996年6月19日ロンドンのファウンテンスタジオでの演奏を収録。『SEE YA』『GUYS』といった海外録音作品に参加していたJess Baileyが中心となってアンプラグドアレンジが施されている。演奏陣も海外勢で固められていて、アレンジに一緒に参加している村上啓介のみがメンバー以外の日本人演奏者となる(ギターとコーラスを担当)。10月18日は同タイトルの映像作品(VHS/LD、01年DVD化)としてもリリースされたが「男と女」がカットされ、代わりにCDには収録されていない「RED HILLが収録された。
ライブの1ヶ月後の7月には欧米ミュージシャンがCHAGE&ASKAの楽曲をカバーしたトリビュートアルバム『one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』が発売され、英語詞になりタイトルが変更された「THE RIVER」「CASTLES IN THE AIR」はCHAGE&ASKA自らがセルフカバーする形でそちらにスタジオ音源として収録されている。今作がポニーキャニオンでの最後のリリースとなり、CHAGE&ASKAとしてもこれ以降99年に活動を再開するまでCDの発売が途絶えた。EMI移籍時の再発はオリジナルアルバムのみが対象だったのでEMIでは再発されなかったが、01年にヤマハ一斉再発の際には再発された。09年には未CD化だった前2作のライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際に初めてリマスターされた。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月〜6月にかけてヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのは09年盤。
『MTV Unplugged』というと00年代になってから日本のミュージシャンもかなり出演しているが01年に宇多田ヒカルが出演して以降の日本人アーティストのMTV Unpluggedは新たに日本で作られたMTVジャパン制作であり、本家MTV Unplugged出演はCHAGE&ASKAが日本人唯一のままである。96年当時は番組開始が89年にして7年経ってアジアのアーティスト初出演という事だったわけだから相当な快挙だったようだ。アンプラグドということでアコースティックバンドスタイル+4人のストリングスと3人のコーラスを加えたそれなりに大所帯な編成となっている。シンプルな形で披露される曲もあるが、大半は丁寧に編み込まれた生音アレンジがメチャクチャ豪華。キーボード主体のポップス色が強かったゆえに時代性の強いアーリー90's、80'sだった楽曲が時代を感じさせない普遍性のあるアレンジになっているというのが素晴らしい。"あの頃の思い出の名曲"としてではなく、"普遍的な名曲"として「LOVE SONG」や「SAY YES」などの大名曲を聞くことができるのもかなり感覚が違う。チャゲアスってなんか古いんだよなぁと思ってしまうような00年代以降が標準になっているリスナーでも今作は一味違うと感じられるはず。オリジナルアルバム以上にマストな1作だ。
印象度★★★★☆
2016.3.2更新