NOT AT ALL

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 not at all ASKA,松井五郎 ASKA ASKA,鈴川真樹,Richard Cottle,
Paul Staveley O'Duffy
 
2 ふたりなら CHAGE and ASKA CHAGE 松本晃彦 41stシングルC/W
3 鏡が映したふたりでも ASKA ASKA 松本晃彦,ASKA  
4 アジアンレストランにて CHAGE CHAGE Paul Staveley O'Duffy,村田努 42ndシングルC/W
5 パラシュートの部屋で ASKA ASKA ASKA,鈴川真樹,Richard Cottle,
Paul Staveley O'Duffy
42ndシングル 最高6位 売上6.2万枚
6 CHAGE CHAGE,Tom Watts    
7 C-46 ASKA ASKA ASKA,鈴川真樹,Richard Cottle,
Paul Staveley O'Duffy
43rdシングル 最高6位 売上5.7万枚
8 夢の飛礫 CHAGE CHAGE,Tom Watts 十川知司 44thシングル 最高9位 売上4.3万枚
9 ロケットの樹の下で ASKA ASKA 松本晃彦,ASKA 41stシングル 最高8位 売上7.9万枚
10 告白 青木せい子 CHAGE Elder Street Boys 27thシングル『SAY YES』C/W リメイク

リリースデータ

2001年12月27日 初登場25位、最高10位 売上10.0万枚 This Album Produced by CHAGE and ASKA キティMME(ユニバーサル)

メンバー

CHAGE
ASKA

CHAGE and ASKA20thアルバム。00年はリリースが無かったが、01年にユニバーサルに移籍して再始動。この際にアーティスト名が「CHAGE and ASKA」に表記変更され、現在のところこれが最終形態となっている。同時に楽曲クレジットにのみ使用が続いていた「飛鳥涼」表記が消滅し、楽曲クレジットの際も「ASKA」で統一されるようになった。シングル4作、C/W2曲を収録し、「告白」はリメイクだったので新曲は3曲のみとなる。44thC/W2曲「HOTEL」「砂時計のくびれた場所」はリメイク楽曲で翌年のセルフカバーアルバム『STAMP』に収録された。このためこの時期のシングル収録曲で43rdC/W「Born the trap」(+歌なしのインスト「C-46 remix」)のみがアルバム未収録となった。初回盤はブックレットの表紙と裏表紙がクリアシート状になっているクリアカードジャケット仕様。

当初の発売予定は夏だったが秋に延期され、さらに延期されて年末ギリギリとなった。このため年末年始の流通の関係で、発売前日(いわゆるフラゲ日)よりもかなり前に店頭に並び始める事態となり、発売週の1週前に25位に先行ランクインしてしまった。当時は年始チャートは2週分の合算だったため、2週目3週目は合算週となり10位に浮上、かろうじてのトップ10入りは果たした。04年のBOX『CHAGE and ASKA 25th Anniversary BOX』には今作までが収録され、今作に関してはリマスターされたのはこのBOX収録時が唯一となる。09年のSHM-CD紙ジャケ仕様によるリマスターの際は前作までが対象で今作以降(ユニバーサル移籍以降)は含まれていない。

1年に4枚のシングルを連続リリースし、結果的には00年代最も意欲的にリリースした1年となったが、アルバムに関しては延期を重ねてシングルという形で先に出てしまったので新曲が3曲だけになってしまった。また10曲とやや少なめに感じる曲数もあってこの時点であまり評判がよろしくなかった。「ロケットの樹の下で」リリース時はけっこうTVにも出てプロモーションに力入ってたのに、今作は年末にひっそり発売されてチャートでも埋もれる形となってしまうなど、けっこうトホホな事態となってしまい、個人的にもシングル4作を聞いておいて今作は手に取るのを忘れてしまった

ただ既発曲過多である事を除くと、今作は00年代に突入したCHAGE and ASKAのアルバムとしては内容的には充実した1作だと思う。前のようにどんどん曲を作り上げることは明らかにできなくなったようだけど(特にASKA)、1曲入魂といった感じで1曲ごとのクオリティが落ちてしまった感じは全くしない。90年代後半の休止前後にずっとあった混迷感も抜け去り、攻めすぎてもいないし、90年代前半を引きずっている感じもしない、ベテランらしい風格をまとった紛れも無くこれぞチャゲアスという新たなCHAGE and ASKAとしてのスタンダードを獲得したようにも思える。「ロケットの樹の下で」がラストの方が次への期待を残す感じで後味も良かったと思うんだけど何故ラストが今更「告白」のリメイク?というのだけは謎だし、曲数が少ない中でなんとか10曲に乗せるための数合わせと思われても仕方ないところだけど、個人的にはASKA作の最高傑作は「not at all」、CHAGE作の最高傑作は「夢の飛礫」だと思っているし、それ以外の曲もどれも良くて、アルバムとしての聞きやすさも抜群な今作は1番好きなアルバム

B00005Q7UI

印象度★★★★★

2016.4.6更新

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