RED HILL
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 夜明けは沈黙のなかへ | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | |
2 | なぜに君は帰らない | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 十川知司 | 34thシングル(カット、33rd同発) 最高4位 売上42.7万枚 |
3 | 夢の番人 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 31stシングル両A面曲 |
4 | 螢 | CHAGE | CHAGE | 井上鑑 | |
5 | 今夜ちょっとさ | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 井上鑑 | |
6 | THE TIME | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 井上鑑 | |
7 | 君はなにも知らないまま | 青木せい子 | CHAGE | 村上啓介(MULTI MAX) | 31stシングルC/W |
8 | Mr.Jの悲劇は岩より重い | CHAGE | CHAGE | 井上鑑 | 32ndシングルC/W |
9 | You are free | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 澤近泰輔 | 33rdシングル(カット、34th同発) 最高5位 売上38.9万枚 |
10 | RED HILL | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 井上鑑 | |
11 | TAO | CHAGE | CHAGE | 澤近泰輔 | |
12 | YAH YAH YAH | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・十川知司 | 31stシングル 最高1位 売上241.9万枚 |
13 | Sons and Daughters〜それより僕が伝えたいのは | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 井上鑑 | 32ndシングル 最高1位 売上79.9万枚 14 KARAT SOULによるコーラス追加 |
リリースデータ
1993年10月10日 1993年12月17日(APO CD) 1998年3月11日(再発) 2001年5月23日(現行盤) 2009年11月25日(SHM-CD/リマスター) |
初登場1位 - - - 初登場290位 |
売上156.7万枚 - - - 売上0.05万枚 |
Produced by CHAGE&ASKA、山里剛 | ポニーキャニオン ポニーキャニオン 東芝EMI ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
CHAGE |
ASKA |
CHAGE&ASKA16thアルバム。シングル「YAH YAH YAH/夢の番人」「Sons and Daughters〜それより僕が伝えたいのは」からC/W含めて5曲全て収録。他の曲は多少のミックス変更程度のようだが、「Sons and Daughters〜それより僕が伝えたいのは」は14 KARAT SOULによるコーラスが追加されている。以降のベスト盤にも今作のバージョンで収録されており、コーラスのないシングルバージョンはアルバム未収録のままとなった。さらに1ヶ月後には「You are free」「なぜに君は帰らない」が当時は珍しいアルバムサイズのマキシシングル仕様で2枚同時にシングルカットされた。今作は2週連続1位となり、前作を15万程度上回り4作連続のミリオンセラーを達成したが、結果的にはアルバムでは最後のミリオンセラーとなった(シングルでは翌年も2作ミリオンを出している)。
2ヵ月後にはAPO CDで再発(現在のSHM-CDと同様に高級素材を用いただけなので通常プレイヤーで再生可能だったという)されたが、APO-CDでの発売は今作が最後。EMIに移籍した際に90年代の6作のみEMIで先に再発されたが、すぐにユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-3』に収録された際には初めてリマスターされた。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月〜6月にかけてヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのはオリジナル盤。
70分越えの大作となっており、これはオリジナル最長。制作は再び日本に戻り、十川・澤近が再びメインアレンジャーになっているが、今作では井上鑑も中心アレンジャーに加わっている。前々作の全盛期・王道的な印象に加えて井上鑑の参加によって多彩でオシャレな雰囲気が盛り込まれたような印象。統一感のあった前作に対して、ポップ、ロック、オシャレなジャステイストやレゲエ風味…と、何でもありなバラエティ豊かな内容なのが今作の魅力だろうか。毎年のソロ活動はせずに数年おきに行っていたASKAに対してCHAGEはこの時点で3年連続でその年の前半はMULTI MAXのアルバムをリリースするという多忙っぷりが響いていたのか、CHAGE曲が4曲しか無い上に2曲がシングルC/Wとして発表済みで少々バランスが悪い上に、配置も序盤過ぎ(シングルの後)、ド中盤、終盤前(シングルの前)…という箸休めとかバランス取りみたいなポジションに置かれているのがなんだかなという感じはあるけど、どれもいい曲で役割を果たしているからこれでいいのか…。
印象度★★★★☆
2016.1.28更新