SEE YA
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | DO YA DO | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・Jess Bailey | 25thシングル 最高10位 売上6.7万枚 |
2 | 水の部屋 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・Jess Bailey | |
3 | すごくこまるんだ | 青木せい子 | CHAGE | 村上啓介 | |
4 | ROLLING DAYS | 青木せい子 | CHAGE | 村上啓介 | |
5 | Primrose Hill | CHAGE | CHAGE | 村上啓介 | |
6 | 僕は僕なりの | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | Jess Bailey | |
7 | Reason | 澤地隆 | CHAGE | 十川知司 | |
8 | モナリザの背中よりも | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・Jess Bailey | |
9 | ゼロの向こうの GOOD LUCK | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・Jess Bailey | |
10 | YELLOW MEN | 澤地隆 | CHAGE | 村上啓介 | 25thシングルC/W |
11 | 太陽と埃の中で | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・Jess Bailey | 26thシングル(カット) 最高3位 売上50.3万枚 |
リリースデータ
1990年8月29日 1993年12月17日(APO CD) 1998年3月11日(再発) 2001年6月20日(現行盤) 2009年10月21日(SHM-CD/リマスター) |
初登場4位 - - - 初登場300位 |
売上52.0万枚 - - - 売上0.04万枚 |
Produced by CHAGE&ASKA、山里剛 | ポニーキャニオン ポニーキャニオン 東芝EMI ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
CHAGE |
ASKA |
CHAGE&ASKA13thアルバム。『THE STORY of BALLAD』を挟んで1年ぶりのオリジナルアルバムで、正式に「CHAGE&ASKA」表記になって最初のアルバム。前作リリース後にASKAは渡英、CHAGEは村上啓介らと共にMULTI MAXを結成した。今作はASKAが先行して取り仕切っていたロンドンにCHAGEが合流する形でロンドンレコーディングで制作された。ASKA曲はロンドンの現地ミュージシャンやエンジニアによる演奏と録音、CHAGE曲は日本国内のミュージシャンやエンジニアによる演奏と録音になっている。年明け1月に「太陽と埃の中で」がシングルカットされ「万里の河」に迫る当時の2番ヒットを記録した。今作も発売当時から前作以上の動きを見せていたが(市場規模が拡大していたため初動を大きく伸ばしたにも関わらず初登場は4位)、91年以降もロングヒットし、1ヶ月前に再発されていた『スーパーベスト』に続く自身2番目のチャートイン週数(100位以内で62週+09年盤の1週)を記録した。
93年の再発は一時的に高品質CDとして発売されていたAPO CDでの再発(現在のSHM-CDと同様に高級素材を用いただけなので通常プレイヤーで再生可能だったという)。98年ソロ活動中にEMIに移籍した際に90年代の6作のみEMIで先に再発されたが、すぐにユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-3』に収録された際には初めてリマスターされた。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月〜6月にかけてヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのは90年盤。
今作ではASKA曲はASKAと現地のJess Bailey、CHAGE曲はMULTI MAXの村上啓介による編曲(1曲だけ十川知司が担当)で2人がソロで培った方向性をチャゲアス用に落とし込むのではなく、ソロ活動をそのまま持ち込んだような制作体制になっている。よって全く混ざってないASKAパートとCHAGEパートがほぼ半々で構成されたというバランスがいいんだか悪いんだか良く分からない不思議な1作。バラッドベストまで出したこともあったのか、今作では特有の美メロ系バラードがほとんどないけど、以前ほどノリのいいロックナンバーが並んでいるわけでもなく、改めて聞くと若干中途半端な印象。「太陽と埃の中で」は屈指の名曲だと思うし、『VERY BEST ROLL OVER 20TH』発売当時はDISC-2の冒頭を飾っていた「DO YA DO」が王道イメージが並ぶ中でナニコレ?というポジションの曲という印象が強かったけど改めて聞いてみたらなかなか面白い楽曲だとは思ったけど、アルバムとしては前作や次回作の方がしっくり来るところはある。これは個人的にC&Aは十川・澤近の2人が参加している編曲に王道なイメージがあるからなのかも。
印象度★★★☆☆
2016.1.7更新