Standing Ovation
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ひとり咲き | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 1stシングル 最高24位 売上17.9万枚 |
2 | 万里の河 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 3rdシングル 最高6位 売上53.7万枚 |
3 | 男と女 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 5thシングル 最高28位 売上9.0万枚 |
4 | 終章(エピローグ) | CHAGE・ 田北憲次 |
CHAGE | 瀬尾一三 | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
5 | ボヘミアン | 飛鳥涼 | 井上大輔 | 村上啓介 | 大友裕子へ歌詞提供 セルフカバー 初収録 |
6 | マリア(Back To The City) | 松本一起 | CHAGE | 平野孝幸 | 11thシングル『標的(ターゲット)』C/W |
7 | 誘惑のベルが鳴る | 松井五郎 | CHAGE | 瀬尾一三 | 12thシングル(カット、13th同発) 最高44位 売上1.4万枚 |
8 | 涙・BOY | 松井五郎 | CHAGE | 平野孝幸 | 5thアルバム『INSIDE CHAGE&ASUKAX』収録曲 |
9 | MOON LIGHT BLUES | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | 10thシングル 最高52位 売上3.0万枚 |
10 | TWILIGHT ZONE | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三・飛鳥涼 | 6thアルバム『Z=One』収録曲 |
リリースデータ
1985年12月5日(LP) 1985年12月5日(CT) 1985年12月5日(CD) 1989年3月21日(GOLD CD) 1990年7月21日(再発) 1993年12月17日(APO CD) 2001年8月22日(現行盤) 2009年9月23日(SHM-CD/リマスター) |
最高23位 最高32位 - - - - - 初登場262位 |
売上2.6万枚 売上1.7万枚 - - - - - 売上0.06万枚 |
Produced by C&A、山里剛 | キャニオンレコード キャニオンレコード キャニオンレコード キャニオンレコード ポニーキャニオン ポニーキャニオン ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
チャゲ |
飛鳥 |
チャゲ&飛鳥1stベストアルバム。82年にカセットのみのベスト盤『1979-1982 BEST』があったが、LP/CDで発売され公式サイトに掲載されている初のベストアルバム。ワーナー・パイオニアからキャニオンレコードへ移籍してシングルより先に最初に発売された作品が今作となる。内容は移籍前のワーナー・パイオニア時代の楽曲をまとめたものとなっており、加えて大友裕子へ歌詞提供した「ボヘミアン」のセルフカバーを収録。この曲は今作のみの収録となる。このためか以降も廃盤にならずに再発され続けた。93年の再発は一時的に高品質CDとして発売されていたAPO CDでの再発(現在のSHM-CDと同様に高級素材を用いただけなので通常プレイヤーで再生可能だったという)。99年のEMI移籍時のオリジナルアルバム一斉再発のラインナップからは外されたが、01年のヤマハ再発ではベスト盤も含まれたためラインナップに復活。これが現行盤となる。また09年の紙ジャケSHM-CDリマスター再発の際も何故かベストアルバムでは今作のみがちゃっかりラインナップに入った。このためCDで現存する最古のベストアルバムにして最新のリマスターが施されたベストアルバムとなった。今回入手したのは09年SHM-CDリマスター盤。
「ボヘミアン」収録のおかげか、存在が最古にして最新リマスターベストな今作。ベスト盤では後の『SUPER BEST』『SUPER BEST BOX』『VERY BEST ROLL OVER 20TH』あたりと被っている選曲になっているが、今作は『VERY BEST ROLL OVER 20TH』よりも10年新しいリマスターということになる。今回偶然入手できたのでリマスター盤で聞いてみた。01年盤で聞いてきたオリジナルアルバムや『VERY BEST ROLL OVER 20TH』に比べるとやはり音が良いように聞こえる。元が時代性の強い音だけにもちろん現代風に聞こえるわけではないが、古い音源を聞きなれているリスナーほど繊細な変化が感じ取れて満足できるんじゃないだろうか。選曲はかなり厳選されており、初期の知名度の高いフォーク演歌路線のヒット曲を前半に、「ボヘミアン」を挟んで、この時点で比較的最近だったポップ路線の楽曲を後半にまとめるという構成。前半の選曲は分かりやすいが、後半はセールス的には低迷しており広く知られた曲も無かったのでわりと自由に選んでいるというか後追いで聞くと何だか良く分からない選曲だが(20周年の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』ではこの時期は「MOON LIGHT BLUES」1曲で済ませている)、さらっとここまでをおさらいするには無難な選曲じゃないかと思う。この後の新作ではよりコンピューターサウンド色を強め、早速「モーニング・ムーン」を生み出すわけだけど、初期のフォーク演歌からポップ路線へ移行していった変化が何となく駆け足で感じ取れる。
楽曲以外のポイントとしては今作のジャケ写では2人ともグラサン姿になっており、これがCHAGE二大トレードマークの1つであるサングラス姿の1発目となる(今作では帽子は被っていない)。正直まだ90年代半ば以降の面影は無く、これだけ見ると誰だか分からない。
印象度★★★☆☆