TURNING POINT
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | モーニング ムーン | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 佐藤準 | 14thシングル 最高11位 売上16.1万枚 |
2 | 砂漠のイリュージョン | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | |
3 | キャンディー・ラブになり過ぎて | 澤地隆 | CHAGE | 瀬尾一三 | |
4 | キューピッドはタップ・ダンス | 澤地隆 | CHAGE | 久石譲 | |
5 | Key word | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 栗原正己 | |
6 | ロンリー・ガール | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 栗原正己 | |
7 | ショート・ショート | 澤地隆 | CHAGE | 久石譲 | |
8 | HIDARIMEが感じてる | 澤地隆 | CHAGE | 村上啓介 | |
9 | くぐりぬけて見れば | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 瀬尾一三 | |
10 | TURNING POINT | 飛鳥涼 | 飛鳥涼 | 飛鳥涼・村上啓介・ 矢賀部竜成 |
リリースデータ
1986年4月21日(LP) 1986年4月21日(CT) 1986年5月2日(CD) 1989年3月21日(GOLD CD) 1990年7月21日(再発) 1993年12月17日(APO CD) 1999年12月16日(再発) 2001年8月22日(現行盤) 2009年9月23日(SHM-CD/リマスター) |
最高4位 最高6位 最高8位 - - - - - - |
売上7.3万枚 売上5.2万枚 売上1.3万枚 - - - - - - |
Produced by C&A、山里剛 | キャニオンレコード キャニオンレコード キャニオンレコード キャニオンレコード ポニーキャニオン ポニーキャニオン 東芝EMI ヤマハミュージック ヤマハミュージック |
メンバー
チャゲ |
飛鳥 |
チャゲ&飛鳥7thアルバム。キャニオンレコード(ポニーキャニオン)に移籍して最初のオリジナルアルバム。先行シングル「モーニング ムーン」がトップ10入りはギリギリで逃したものの久々に10万越えのヒットとなり(当時3rd、1stに続く3番ヒット)、それに引っ張られて今作も売上を伸ばした。「モーニング ムーン」はシングルより長いアルバムバージョン(というかシングルの方が短く編集されたバージョン)。LPとカセットでの発売から10日ほど遅れてCDでも発売された。93年の再発は一時的に高品質CDとして発売されていたAPO CDでの再発(現在のSHM-CDと同様に高級素材を用いただけなので通常プレイヤーで再生可能だったという)。99年にEMI移籍の際にポニーキャニオン盤は全て廃盤となり、EMIにて一斉再発されたが、わずか2年でユニバーサルへ移籍してしまったのでEMI盤は即廃盤となった。改めて01年にヤマハから再発され、これが現行盤となる(01年以降、現役ではユニバーサル所属ながら旧作の発売元はヤマハという形になっている)。ここまでは1度もリマスターされていなかったが、04年に発売された『25th Anniversary BOX-2』に収録された際には初めてリマスターされた。09年には未CD化だったライブ盤なども含めてベスト盤以外の作品が一斉に紙ジャケSHM-CD化され、この際もリマスターされている。現在のところ、最新盤は09年盤、これが限定扱いのため現行盤は01年盤となるが、2014年のASKA逮捕により、全作品が回収され、新品での流通は全作停止した。17年夏の『VERY BEST ROLL OVER 20TH』の販売再開以降、段階的に配信の再開、他のベスト盤の販売再開、映像作品の販売再開と来て18年4月にヤマハが権利を持つオリジナルアルバムの販売はすべて再開され、01年盤、限定だったはずの09年盤も全て余っていたのか販売再開となった。今回聞いたのは01年盤。
前作辺りで既に今作への下地は出来上がっていたように思うが、大々的にターニングポイントと掲げているだけあって今作が1つのターニングポイントになっているような印象の1作。当時の最新テクノロジーを駆使し、レコードでは無くCDという新しいメディアで聞ける新しいヒット曲を生み出そうとした…んだと思われるが、いかんせん時代性が強すぎて90年代以降の感覚で聞くとかなりきっつい。コンピューター関連の音はことごとくありえないほどダサくて古くなってしまっており、いかんともしがたいところがある。飛鳥の楽曲は既に大ヒット期へ通じていく特有のまったりバラードの色が見え始めているが、CHAGEの方はけっこうテンションの高いはじけた曲も書いており、伊達に「ふたりの愛ランド」をヒットさせてないなという感じ。2人の得意とする(と世間にイメージづいた)曲調が両極端すぎるようになってしまった感はするけど…。基本的には「モーニング ムーン」が一際輝いた曲という感じのアルバムだけど、タイトル曲である「TURNING POINT」は電子音のダサさを除けば、当時の恐らくもう1度ヒット曲出すぞ!的な気合が感じられる。
印象度★★★☆☆