LIVE IN YOYOGI STADIUM
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 草原の静(Overture) | ASKA | 瀬尾一三 | 2ndアルバム『熱風』収録曲 Instrumental | |
2 | 闇 | CHAGE | CHAGE | 平野孝幸 | 4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』収録曲 |
3 | 熱風 | 松井五郎 | ASKA | 笛吹利明 | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
4 | 真夏の国境 | ASKA | ASKA | 瀬尾一三 | 4thシングル『放浪人〜TABIBITO〜』C/W |
5 | 安息の日々 | ASKA | ASKA | 瀬尾一三 | 3rdアルバム『黄昏の騎士』収録曲 |
6 | 終章(エピローグ) | CHAGE・ 田北憲次 |
CHAGE | 瀬尾一三 | 1stアルバム『風舞』収録曲 |
7 | マリオネット | ASKA | ASKA | 瀬尾一三 | 8thシングル |
8 | Fifty-Fifty | 松井五郎 | CHAGE | 平野孝幸 | 4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』収録曲 |
9 | 華やかに傷ついて | ASKA | ASKA | 平野孝幸 | 9thシングル |
10 | お・や・す・み | ASKA | ASKA | 瀬尾一三 | 2ndアルバム『熱風』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 眠ったハートに火をつけて | 松井五郎 | CHAGE | 大村雅朗 | 4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』収録曲 |
2 | ボヘミアン | 飛鳥涼 | 井上大輔 | 平野孝幸 | 大友裕子へ歌詞提供 ライブ当時未発売セルフカバー 後に1stベスト『Standing Ovation』収録(アレンジャーが異なる) |
3 | 御意見無用'83 | 阿里そのみ | CHAGE | 平野孝幸 | 1stアルバム『風舞』収録曲(オリジナル) サントラ盤『熱い想い』収録曲('82) 編曲者は'82と同じ |
4 | あの娘にハ・レ・ル・ヤ | ASKA | ASKA | 平野孝幸 | 4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』収録曲 |
5 | 夢を見ましょうか | CHAGE | CHAGE | 平野孝幸 | 4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』収録曲 |
6 | 魅惑 | 松井五郎 | ASKA | 後藤真和 | サントラ盤『熱い想い』収録曲 |
7 | ひとり咲き | ASKA | 瀬尾一三 | 1stシングル | |
8 | 声を聞かせて | ASKA | 平野孝幸 | ライブ限定の未発売曲 |
※「ひとり咲き」「声を聞かせて」に何故か作詞表記が無いが、ASKAと思われる。
リリースデータ
1983年11月16日(LP) 1983年11月16日(CT) 2009年9月23日(初CD化・SHM-CD/リマスター) |
最高17位 最高41位 初登場57位 |
売上1.9万枚 売上0.8万枚 売上0.3万枚 |
Produced by CHAGE and ASKA | ワーナー・パイオニア ワーナー・パイオニア ヤマハ |
メンバー
CHAGE |
ASKA |
チャゲ&飛鳥2ndライブアルバム。正式タイトルは『1983.9.30 CHAGE&ASUKA LIVE IN YOYOGI STADIUM』だが、再発盤では『LIVE IN YOYOGI STADIUM』とされている。英字表記で「ASUKA」になっているがデザインなので再発盤でも修正されていない。4thアルバム『CHAGE&ASUKA W-21世紀-』リリースから1ヶ月後の83年7月〜12月まで37公演行われたツアー「21世紀への招待 Part.1」のうち9月30日に行われた国立代々木競技場第一体育館でのライブの模様を収録。国立代々木競技場第一体育館でのライブはこれが史上初となる。ライブから2ヶ月、ツアー中に発売された。当時レコード、カセットで発売されるも、CD化されずに廃盤となった。そのまま長らく廃盤となっていたが09年のオリジナルアルバムリマスターSHM-CD再発の際に、1作目のライブアルバム『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』やミニアルバム『Snow Mail add 3 songs』と共に新たなラインナップに加わり初CD化された。クレジット表記は09年時点の表記で記載されている(「飛鳥涼」が「ASKA」に変更)。「ボヘミアン」は当時は未発表のセルフカバー(後の『Standing Ovation』収録バージョンとはアレンジャーが違う)、「声を聞かせて」はこのライブのために書き下ろされた新曲でスタジオ音源は発売されておらず今作のみの収録となっている。
今でこそ国立代々木競技場第一体育館でのライブは当たり前のように行われているが、元々は1964年東京オリンピックの競泳のために設立された会場だ。それから約20年間あくまでそこは「体育館」だったが、このライブで初めて音楽コンサートが開催された。CHAGEの「国の許可取ってきたぞ〜!!」というMCとその盛り上がりにオリンピック会場だった場所で初めてライブをやっているという熱狂の一端が伺える。そんな記念すべき公演ゆえにわずか2ヶ月、ツアーがまだ終わってないのにレコード/カセット発売となったと思われる。選曲はどうも当時のものからカットされた曲があるだけでなく編集もされているようだが、今作に関してはCD化の際に『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』のように追加収録などは行われていない。
そのためか今作は『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』よりも明らかに音がしょぼい。特に明記されているわけでは無いが、『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』でのあの圧倒的なバンド演奏の迫力は追加収録があったのでミックスダウンから全曲やり直した実質的な現代の感覚でのリミックス&リマスターだったのに対して、今作はリマスターしただけ(ミックスは当時のまま)であり、その差なんじゃないだろうか。『ライブ・イン・田園コロシアム 完全収録盤〜二人がチャゲ&飛鳥になった日〜』が無ければまあ当時ならこんなもんだよね、リマスターされてそれなりに迫力はあるよねで済んだところだが…。
そんなわけで今作、初の代々木という以外にあまり特筆すべき点が無い。ライブ音源ならではの熱さはあるものの、3作のライブ盤の中では1番古く聞こえてしまうし、それ以前にライブのテンション自体もやや劣っているように思う。何よりこの時期の曲は初期のフォーク演歌を脱しようとするもまだコンピューターサウンドに傾倒する前の低迷期、模索期という印象が強く、どうにも曲自体がパッとしない…。この時期のチャゲ&飛鳥が1番良かった!っていうファンが1番少なく、この時期が1番馴染みが無いっていうファンが最も多そうな時期なんだよな…。どうせ発売するなら田園コロシアムと同等の音にミックスし直してほしかったところ。
印象度★★★☆☆
2016.4.19更新