JACK
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | あばよ | Cherie | Cherie&STIL | BOND×Masahiko Fukui | |
2 | TRIP | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | 2ndシングル 200位圏外 |
3 | うねり | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | |
4 | 恋のフシギ | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | 1stシングル 200位圏外 |
5 | 涙ヒラリ | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | |
6 | 激情 | Cherie | Cherie&L!th!um | BOND×L!th!um | |
7 | LEON | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | |
8 | スノードロップ | Cherie | Cherie&L!th!um | BOND×L!th!um | |
9 | Ready to Go | Cherie | Cherie&R_MEN_SOUL | BOND×R_MEN_SOUL | |
10 | そのままで | Cherie | Cherie&STIL | BOND×Masahiko Fukui |
リリースデータ
2011年10月26日 | 300位圏外 | Produce&Sound Directed by Ikoman | ユニバーサル |
Cherie1stアルバム。宇浦冴香から通算して3作目のアルバム(フルアルバムは2作目)にして結果的に最終作品。09年の『DICE』以降リリースが停止していたがGIZAからの離脱を発表。立命館アーティストという売り出し方針だったらしく、立命館大学に進学していたがその方向性に違和感を感じているところでGIZAとの契約が終了したのを機に大学を退学し東京へ戻るも次の契約に難航していたと明かされている。経緯はmixiの本人日記に書かれていたほか、Cherieと宇浦冴香が対談という形で掲載されたインタビューでも明かされていた。2011年になってCherieに改名して再デビューすると発表された。宇浦時代には作詞のみだったが、作曲も開始。ただし全て共作となっている。Cherieとしてはシングルアルバム通算3作をリリースするも1作もチャートインすることなく、今作を持って翌年4月にレコード会社との契約が終了となった。
2012年8月の事務所のイベントライブに出演した際には宇浦冴香として出演し、以降は宇浦冴香名義に戻すと発表。レコード会社無所属状態となり新作発表は停止したまま、イベントライブ等のたまの出演を続けていたが、2016年頃には公式サイトやTwitterも消滅。残されていた事務所との契約も終了したようで消息不明となったが、2017年夏頃に事務所も無所属のフリーランスになり、浦彩恵子もしくはURAN名義で公式サイトやSNSを開設。新曲のリリースなどは無いが、舞台出演やライブなどの音楽活動は続けている模様。
再デビューにあたっての方向性はロックバンド+エレクトロ。以前のような爽快ロック路線はそのままにそこにエレクトロ路線を加味させた形になっている。一部ボーカルの加工等もあるが、あくまでロックバンド寄りのサウンドにエレクトロを導入した形になっているのでバリバリのコンピューターサウンドというわけでもない。実際に3,9以外は全て生ドラムが入っており、打ち込みではない(ベースはクレジットされてない曲が半分)。基本的に勢いある爽快な曲が並んでいて聞きやすく、売れ線の風格も漂っている。ただ歌詞の面では、既に宇浦時代にイメージ戦略への反発が明かされている。その手の女性芸能人は大概反動で個性を前面に押し出していく事になるわけだけどビジュアル含めてイメージが別人になっている。ジャケ写はそうでもないが、ブックレット最初のページはエリカ様そのものだし、恋愛面に関してはかなり赤裸々に本音をはっちゃけたような曲が1曲目「あばよ」から飛び出す。今回未収録だが2ndシングルC/Wの歌詞は父親の金から諭吉を拝借するなどもっと凄かった。実際にはそこまで強烈な歌詞は多くなく、特に恋愛以外の歌詞は単に強い決意を歌っている真面目な曲もあるのだが、数年で無邪気さが無くなって、あまりに変貌しすぎてて宇浦時代からの多くの男性ファンは少し引くんじゃないだろうか。身近なところだとネガティブじゃないmisonoみたいな感じだろうか。曲とアレンジ自体はかなりいいのだが、なんかこう…全盛期の大黒摩季みたいな本音ぶっちゃけまくりでも何かカッコいい!みたいな感じが皆無…。
印象度★★★☆☆