対談レビュー第12弾 Beautiful Dreamer×休息の間
桑田佳祐シングルレビュー X(クロス)

スペシャル(対談)はやっぱり久々じゃないとスペシャル感が無いよね!ってことでオフ会数日前に景気づけに開催された久々の対談。今回は桑田佳祐のソロ。時系列的にはKUAWATA BANDでの活動を経ての完全ソロ名義以降となる。

柊朱雀->半年以上ぶりですね。対談レビュー。
MOMA->いい感じのペースで。元々これスペシャル版ですからね。
柊朱雀->初期が異常でしたね(苦笑)…ところでこの桑田さん対談、実はその対談1期から構想はあったということで。
MOMA->1期って言っても分からないと思うけど要するに連続公開された
1〜8弾の直後に来る予定だったっていう事です。
柊朱雀->08年(YUI〜宇多田ヒカル)までが1期でした。今区分付けました
MOMA->まあ今回は
KUWARA BANDから25周年記念っていうことで。KUWATA BANDは対談に入ってないけど(笑)
柊朱雀->新曲発売のタイミングというのもあるので、単に柊さんの知識不足ソロ桑田名義のシングルに絞ってレビューします!


1st 悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)
1987年10月6日

悲しい気持ち(Just a man in love)

MOMA->85年の「KAMAKURA」を最後に原由子の産休もあってサザンが休止、桑田さんはサザンドラマーの松田弘と共に6人組バンドKUWATA BANDの1年限定の活動を終えて、サザンが「みんなのうた」で復活する前に初のソロ名義での活動があります。
MOMA->これが
1期ソロ活動
柊朱雀->厳密にはこれがソロデビューって感覚なわけではないのか。
MOMA->基本的にこの1期は
桑田佳祐、藤井丈司、小林武史の3人で制作しています。
柊朱雀->コバタケはこの後サザンにも関わりますね。声は凄く若さを感じますが、あまり古臭く聴こえないのはそのせいなのかな。
MOMA->非常にポップで耳の残る曲です。
柊朱雀->デビューから10年だから当然ですが既に桑田節が完成されてますね(笑)
MOMA->桑田節というなら「勝手にシンドバッド」で既に…(笑)。タイトル通り、失恋の悲しい曲なんですが曲調は正反対に明るいのがポイントかな。
柊朱雀->失恋ソングだったのか!と最初聴いた時。
MOMA->失恋というか未練ですね。
柊朱雀->なかなかにメロディーも相まって爽やか〜に仕上がってます。
MOMA->小林武史の力量も発揮されているんでしょうね。ソロでは当たらなかったけど以降、小林武史の才能は脚光を浴びます

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆
->松本素生のカバーバージョンもけっこう良かった。
柊朱雀 ★★★★☆->やっぱり、桑田さんは夏が似合いますね。
MOMA->…秋発売です。
柊朱雀->歌詞は夏の終わりだったので…。

収録CD:1stアルバム『Keisuke Kuwata』
1stベスト『フロムイエスタデイ』
2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


2nd いつか何処かで (I FEEL THE ECHO)
1988年3月16日

いつか何処かで(I FEEL THE ECHO)

MOMA->今作もシンセ、キーボードを生かしたポップ色の強い曲です。
柊朱雀->一転してバラード。
MOMA->ミディアムでちょっと地味なんですが意外と飽きない聞き込みがいがある曲という印象があります。
柊朱雀->キーボードの音がより切ない。サビはキャッチーではないけど印象的ですね。
MOMA->ストリングスだけの人じゃなかったですからねぇ、小林武史。
柊朱雀->オーバーストリングスコバタケ(笑)とか言ってる人はマイラバとかこの頃の活動見たらぶったまげるんじゃないでしょうか
MOMA->そもそも
ストリングス使ってないですからね。
柊朱雀->最初の2枚は個人的には影が薄いのですが、今セルフカバーしたら更に名曲に化けるんじゃないかなぁ、とふと。
MOMA->キーボード関係は今の音になるとガラッと変わると思いますが、たぶん今だともっと派手にしてしまうのでこのままがいいかもしれません。
柊朱雀->サウンドは確かにそうかも。ボーカルがやはり80年代を感じるので(汗)
MOMA->リミックスだけでもズバッと変わるかも?
柊朱雀->なるほど。
MOMA->この1期ソロ活動は1stアルバム『Keisuke Kuwata』に続き、それで終了となりますが、6月25日のサザン10周年にサザン復活をしなくてはならず、アルバムが間に合わなくて7月発売。流れが
サザン復活→直後にソロアルバムになってしまいます。
柊朱雀->ソロ活動は以後断続的に続くことになりますね。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆->地味なんだけどいい曲。
柊朱雀
★★★☆☆->不思議に引き込まれる一曲。

収録CD:1stアルバム『Keisuke Kuwata』
1stベスト『フロムイエスタデイ』
2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


3rd 真夜中のダンディー
1993年10月6日

真夜中のダンディー

柊朱雀->5年半ぶり。CMソングとして大ヒットします。
MOMA->サザンの「エロティカ・セブン」「素敵なバーディー (NO NO BIRDY)」の2枚同時発売と「クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)」の合間っていう。
柊朱雀->90年代サザン最大ヒットの後か。
MOMA->2期ソロのキーワードは
「ギター」で、小倉博和が重要なポジションですね。
柊朱雀->その頃のサザンと比べたらだいぶ落ち着いた大人な雰囲気ですね。90年代に入ると全く古臭さを感じません。
MOMA->ストレートなロックサウンドという印象ですが、この
2期ソロが1番「ソロ活動」っぽい気がします。全体的に「ギター系シンガーソングライター」っぽいんですよね。
柊朱雀->サザンとだいぶ区別されてますよね。渋くてカッコイイ!曲も各段キャッチーで、ヒットを狙いに行った感があります。
MOMA->当時まだ40手前くらいだったんですけど、50代くらいの渋みがあるような(笑)そんな感じです。
柊朱雀->こういう桑田さん、リアルタイムでも見てみたかったかも。
MOMA->今だともっと派手な作風になる傾向があるので、こういう比較的シンプルなロックはあまり聞けないですからねぇ。
柊朱雀->そういう意味では貴重な一曲か。
MOMA->チャート的にはソロで初の1位を獲得。70万枚を突破しています。
柊朱雀->90年代のタイアップ効果を駆使した感じで。90年代ソロはこの曲だけ過去ランキング番組とかで知ってました。ソロではブレイク作に?
MOMA->いや、売上的にはここでグッと上がってますが、前2作はレコードとCDの狭間な上に80年代なので。ブレイクというほどではないかと。特にソロデビュー作の売上は30万台ですが、年間チャートでは分散されてしてしまったので、それが無いと87年の年間トップ10入りは余裕ですからね。
柊朱雀->そうか、時代が違いますね。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆
->50代の桑田さんでこういう曲をもっとやってほしいかも。
柊朱雀★★★★☆
->桑田さんソロの中では一番、気軽にリピートできる曲。

収録CD:2ndアルバム『孤独な太陽』
2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


4th 月
1994年8月24日

月

柊朱雀->2ndアルバムの先行シングル。
MOMA->1番地味というか暗〜い曲ですね。アコギやハーモニカが弾き語り系シンガーっぽいです。本人はハーモニカのみでギターは小倉さんに任せているようですけど。
柊朱雀->なんだか
凄い難解ですね(汗)これこそ本当に今の方が似合いそう。今のC/Wとかに入っててもおかしくなさそうですね。
MOMA->何かよく分からないですが哀愁を感じる1曲です。それでも存在感がけっこうあって意外と名曲なんじゃないかな。
柊朱雀->聴くごとに引き込まれていく幻想的な一曲だと思います。まだ…俺には渋すぎるかな?(笑)
MOMA->「TOP OF THE POPS」で聞いた10年前より今の方がなんかよく思えたので、さらに10年経つとさらに良くなっているかも。
柊朱雀->最近渋い音楽のよさがわかってきた気がするので。その流れで少しでも入り込んでいけたらいいなぁ。そんな新20歳。

この曲の評価は…
MOMA★★★☆☆->10年前は★2つくらいでしたが、上がってきました。
柊朱雀
★★☆☆☆->お前にはまだ早い!って感じで(苦笑)

収録CD:2ndアルバム『孤独な太陽』
2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


5th 祭りのあと
1994年10月31日

祭りのあと

MOMA->アルバム1ヶ月後なのでオリジナルアルバム未収録にして90年代最後のソロ作品
柊朱雀->優しいポップな名曲!
MOMA->これは本当に名曲だと思います。この曲が1番好きだ!っていう、特に男性リスナーは多いんじゃないでしょうか。うだつの上がらない感じのちょっと情けない感じの男目線なんですけど、これがまたいいんですよね。
柊朱雀->優しく盛り上がるのが最高。今だと…この歌詞は関ジャニ∞(錦戸)なイメージですね。個人的には。その裏(C/W)では激しい大論争があったようですが…(※C/W(厳密には3rdアルバム収録曲のシングルカット)で長渕と永ちゃんを批判していると話題になり、永ちゃんは気にせず逆に桑田を心配する大人の対応をしたが、長渕は過去に桑田への不満があったらしく絶対に許さない!と激怒して大騒動に)。
MOMA->全く知りませんでしたが、長渕クスリ逮捕で鎮静化って顛末はロックすぎるだろ…。セールス的には初登場2位ですが80万枚を突破して
90年代ソロ最大、現在でも3番目のヒット作となります。
柊朱雀->90年代ドラマ主題歌は伊達じゃありませんね。
MOMA->SP2本作られてるので人気作だったようですがドラマは全く知らない(笑)
柊朱雀->何度もリメイクされてるっぽいですね。俺も…(苦笑)
MOMA->平均視聴率13.4%じゃ当時としては大コケまでいかなくてもコケた数字だと思うんですけどね。コアな人気があったのかな。
柊朱雀->しかし懐古ブームになっても桑田さんの曲はあまり触れられないような。勿体ない。
MOMA->今の懐古ブームは主に若い層が90年代後半〜00年代中盤までを対象にしている感があるので、桑田さんの場合は
「波乗りジョニー」以降しか知らないんじゃないですかね?
柊朱雀->俺もそうだったし、そうなんでしょうかね。
MOMA->やっぱりサザンは「TSUNAMI」で一気に新しい層がドカッと来てるわけですから。
柊朱雀->それが一気に次回作…と(笑)

この曲の評価は…
MOMA
★★★★★->文句なしの名曲。今こそこの路線でのソロをやってほしい。
柊朱雀
★★★★★->この前「勝手にランキング<柊Style>」では圏外でしたが…改めて聴いたら、すみません!!(笑)サビの張り上げるところがたまらんです。

収録CD:2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


6th 波乗りジョニー
2001年7月4日

波乗りジョニー

柊朱雀->言わずと知れた大ヒット曲。
MOMA->3期ソロ活動は…
元々サザンでやるつもりだったみたいですね。
柊朱雀->
サザン大森さんの活動休止を受けてでしたっけ。
MOMA->この前年2000年に「TSUNAMI」でサザンは大復活を遂げますが、
年末頃にはギターの大森さんが活動休止してしまいます。年越しライブなどは代役(その後もサザンでもソロでも欠かせない斎藤誠)を立てていましたが、大森さんはそのまま今作発売直後に脱退を発表しています。そしてその後クスリで逮
柊朱雀->300万枚メガヒットの勢いに乗せて
ソロ初のミリオンヒット
MOMA->ミリオンは意外でした。「HOTEL PACIFIC」でも80万台、「この青い空、みどり」なんて30万台がやっとだったので。しかも何か急にCD売れなくなった時期でしたからね。コカコーラCMで散々OAされていたとはいえ、まさかここまでになるとは…。
柊朱雀->この曲は当時CDから離れていった俺も知ってましたからね〜。当時のサザンの曲は記憶ないのに。
MOMA->CMでかかり始めた頃は、コーラスの上の部分が主メロだった気がします。CDでもちょっと分かりにくいんですよね。
柊朱雀->今はCD版で聴きまくってるので余計にね。
MOMA->PVも気合入ってて面白かったです。
柊朱雀->いきなりスーツでサーフィンを始める桑田さんという(笑)
MOMA->合成ですけどね。その後のサザン毛ガニがくしゃみを受けてブワ〜〜ってなるところで爆笑しました(笑)
柊朱雀->サーフィン→毛ガニ氏→客寄せライブ→水着美女サーフィンと明らかに予算かけすぎでしょうw
MOMA->以降は毎回かなり派手に仕掛けるようになりますね。
柊朱雀->こんなんできるん桑田さんぐらいだろうな…。
MOMA->この曲でもベースやキーボード自分で弾いてますがC/W「MUSC TIGER」はドラムまで全部演奏しています。「音楽寅さん」でその模様がOAされて驚いた記憶が。ドラム叩いてる桑田さんなんて初めて見た。これ以降どういうわけか
サザンでも桑田さんがメンバーの楽器まで弾いているクレジットが頻繁に…。
柊朱雀->音楽寅さん、覚えてないけど相当豪華な番組だったようですね。一度復活してたけど見たかった…。
MOMA->「音楽寅さん」で1番豪華だったのはミスチル桜井とカラオケ対決した時とかですかねぇ。
柊朱雀->すげぇ…!!
MOMA->桑田さんのinnocent worldは独特すぎて65点しか出なかったっていう。
柊朱雀->確か某動画サイトで昔見たような。なんとなく記憶に。
MOMA->wikiで点数と歌唱曲が見れます。

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆
->まさに大ヒット曲だと思うけど、少し飽きた(苦笑)
柊朱雀
★★★★☆->勢いが桁違いですね。でもサザン「涙の海で抱かれたい」と被るかも。

収録CD:2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


7th 白い恋人達
2001年10月24日

白い恋人達

柊朱雀->続けてミリオンヒット。気付けばCD売れなくなってたので、下半期唯一のミリオン保持者でしたね。
MOMA->実際に年間チャート集計期間にミリオン達成は間に合わなかったんですけど、ソロ最大のヒット作になりました。これはもう前宣伝が凄かった。ミリオン出ないっていうのが本格的に騒がれていてそんな中確実だろうという期待の中で。
柊朱雀->これも音楽聴いてないのに知ってたからなぁ(当時小4)。相当凄かったんだろうな。
MOMA->発売日とか
「めざましテレビ」で確かノーカットでPV垂れ流ししていたような記憶が…。。
柊朱雀->おお。最近の韓国なm(以下自粛
MOMA->夕方の「スーパーニュース」だったか忘れましたがとにかく
最近のK-POPも真っ青なほどの超猛攻でした。
柊朱雀->雪が降り積もるイメージの冬の名曲ですね。
MOMA->これはもうフラゲして聞きまくりですよ。雪が降る中でピアノっていう雰囲気が年末感溢れててとにかく最高でした。
柊朱雀->この曲、最近のソロ活動(休止前)でも年末番組で歌ってたりしましたね。
MOMA->TVでもピアノ弾き語りしてましたけど、実際に
CDでは奥さんがピアノ弾いてます(笑)
柊朱雀->なんと(笑)
MOMA->キーボードは桑田さんなんですけどピアノは原由子になってるんですよね。
柊朱雀->ソロではサザンのメンバーもよく入ってるらしいですし、分け目は特にないんでしょうかね。
MOMA->そうですねぇ。印象としては原由子は別としてドラムの松田氏への信頼は深いのかなと。逆にベースはサザンでも自分で弾いたりするので差があるなぁと思います。分かりやすい話、松田氏がライブ出れないってなった時はライブも中止したけど、ベースの関口氏や毛ガニ氏が休止した時は長期だったこともありますが抜きで活動継続したりとか。
柊朱雀->おお、わかりやすい…。確か毛ガニ氏、サザン活動休止ライブは来たとか来れなかったとか?
MOMA->毛ガニ氏は腰痛が悪化していて、00年代はろくに参加できてないですね。CDでもサポートの方が参加しているんじゃないかっていうくらい。
柊朱雀->そんな感じで、桑田さんソロの中でもサザンの流れを感じますね。
MOMA->このソロを経てからのサザンのクレジットを見るだけでもなんとなくソロとの境の無さと逆にサザンでのやりにくさを感じないこともないです。
柊朱雀->その重なりが08年の休止に向かっていく…のか。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★
->冬の大名曲にしてメディア猛プッシュでのミリオンが可能だったほぼ最後のヒットだったんじゃないでしょうか。曲の評判も当然良かったですけどね。
柊朱雀★★★★★->SPEED「White Love」に並ぶ冬のスタンダードスノウナンバー

収録CD:2ndべスト『TOP OF THE POPS』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


8th 東京
2002年6月26日

東京

柊朱雀->「月」のようなダークな一曲ですね。
MOMA->最早ミリオンを出せるのは桑田さんしかいない!という状況でまさかの。
柊朱雀->この曲は当時の記憶ないなぁ…。
MOMA->前2作のコカコーラタイアップを引き継いだ「可愛いミーナ」と別のCMタイアップ「夏の日の少年」がOAされていてそっちが待たれていたんですよね。それをC/Wに回してのノンタイアップシングル
柊朱雀->
挑戦ですか。
柊朱雀->「可愛いミーナ」はベスト盤に収録にされていましたが期待なポップナンバーですね。
MOMA->やったら長いストーリー仕立てのPVを作るなど、一応けっこう話題にはしていましたが、いかんせん非売れ線すぎて50万程度まで落としました。
柊朱雀->やたらアダルティーなPVですねぇ…。
MOMA->曲もそうですが中年の悲哀がにじみ出ているというかね。渋いっつーかなんつーか。
柊朱雀->あと、音楽番組で浜崎あゆみがカバーしていたのがダークで個人的に印象的でした。
MOMA->これは桑田さんの声以外は想像できないですねぇ。
柊朱雀->※補足:
http://www.youtube.com/watch?v=uEKVl96kgnw やはり桑田さんの声はオンリーワンでしょう。
MOMA->ごめん、ないわ(苦笑)
柊朱雀->最初に聴いたのがこっちだったのでね(笑)
MOMA->これと「夏の日の少年」は桑田佳祐 & THE BALDING COMPANYという名義でバンドで制作されていてアルバム『ROCK AND ROLL HERO』は全体的にロックバンド色が強いです。「可愛いミーナ」は前2作と同じ線なので前述のように対になる『TOP OF THE POPS』入り、と。
柊朱雀->バンドっぽさとポップ全開で対でしたしね。
MOMA->「夏の日の少年」はけっこうざっくりしたフォークロックっぽい感じなのでA面でもそれなりに新鮮だったと思います。
柊朱雀->これももっと聴いたら…すごい上昇するかも(笑)
MOMA->アルバムタイトル曲「ROCK AND ROLL HERO」もコーラCMタイアップでアメリカと日本の関係を皮肉った歌詞が印象的ですが、曲自体はざっくりしていて聞きやすいです。結果的に
アルバムの中でも「東京」の重苦しさは異常なほどで(苦笑)
柊朱雀->桑田さんのソロは一旦ここで終わり、サザンが復活しますね。
MOMA->シングルとしてはそうですね。『ROCK AND ROLL HERO』→前2作のシングルを初収録したベスト盤『TOP OF THE POPS』リリース。03年には5人のサザンが復活します。ここまでがソロ3期ということで。厳密にはこの
3期はポップとロックの二重構造でした。またTHE BALDING COMPANYメンバーは実はいつものサザン&ソロのサポートミュージシャンです。この時はバンド路線で行くということでバンド名がついただけです。
柊朱雀->そこはこだわりっすね。

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆->曲がスローすぎて長いし、重いんだけど何か引き込まれるような曲です。
柊朱雀
★★☆☆☆->渋すぎる…。まだ早い!(?)

収録CD:3rdアルバム『ROCK AND ROLL HERO』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


9th 明日晴れるかな
2007年5月16日

明日晴れるかな (初回限定盤) 明日晴れるかな (通常盤)

柊朱雀->月9ドラマ『プロポーズ大作戦』主題歌。
MOMA->何か一気に最近って気がします。
4期ソロはサザン休止発表の前年の1年限定でした。
柊朱雀->サザンの「DIRTY OLD MAN」が悪くないけどマンネリ…ってな感じなとこで、見事ソロで大復活!な印象でした。
MOMA->ドラマのタイトルバックでも本人が出て歌ってましたね。
柊朱雀->このドラマは当時高1で凄いはまってました。
00年代月9最高傑作だと思います。
MOMA->若い世代中心にかなり好評だったんじゃないでしょうか。俺も記憶に残ってる名作月9はこれが超久々にして最後かなぁ…。
柊朱雀->若者のラブストーリーって感じでしたねぇ。MONGOL800「小さな恋のうた」もセットで印象深いです。ドラマの未消化部分をSPで片づけたのも鳥肌モノ。
MOMA->ドラマ内で使われて100位以内に再浮上しましたからね。主題歌のこの曲も30万を越えましたが…正直50万くらいは売れると思ってたので、あ〜CD売れないんだなぁ…って(苦笑)
柊朱雀->この翌々年に大ヒットしたと言われる月9主題歌のB'z「イチブトゼンブ」もこれぐらいだったので、売上基準自体こんなもんなのではないでしょうか。感覚としては(50万ヒットの)「東京」は超えてるような。
MOMA->それ以上にこの後の売上がかなりしぼむので、それであーけっこう売れたんだなて気はしますね。サザンでもソロでもあまり歌詞に感動することは無いんですけど…この歌詞はじんわり沁みます
柊朱雀->希望で進んでいく歌詞がたまらないですよね。「祭りのあと」といい、桑田さんは
日本の男の鑑
MOMA->前年の「DIRTY OLD MAN」では絶望からの再生が歌われていたので、応援歌が続いたわけですけど、なんかそういうモードだったんでしょうかね?
柊朱雀->そういう年代なのでしょうか。
MOMA->一応「こんな僕で良かったら」「男達の挽歌(エレジー)」というC/W2曲もCMタイアップだったんですけど…。あまり印象が…。
柊朱雀->CMでかかってる記憶はあるような。ないような。

この曲の評価は…
MOMA★★★★★
->「白い恋人達」に続いて購入したシングル。聴いた回数もこの曲に並んで多いです。
柊朱雀
★★★★★->ソロ最高傑作です。最後のチャイルドコーラスもよかった。

収録CD:DVD&CD『桑田さんのお仕事 07/08〜魅惑のAVマリアージュ〜』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


10th 風の詩を聴かせて
2007年8月22日

風の詩を聴かせて

柊朱雀->映画『Life 天国で君に逢えたら』主題歌。
MOMA->映画見てないし、あまりヒットしていた印象も無いかも…(汗)
柊朱雀->一度二宮和也主演で単発ドラマとしてリメイクされてたのでそっちが印象あるって人もいるかも。俺もその一人。
MOMA->静かなアコースティックバラードで、
「真夏の果実」の再来みたいな言われ方もしていたような。
柊朱雀->しかしここで初動10万割りましたね。チャート見て「マジで?」って思った記憶が。
MOMA->地味ですからねぇ。じっくり聞くと実にいい曲ですが、過去の数々の名曲と並ぶかというと…う〜ん…。前述のようにこの曲の売上で前作があれで特大ヒットだったのを実感しました。
柊朱雀->この後の曲もにぎやかなので余計にシンプルさが際立ちます。
MOMA->弾き語りっぽいんですけどギターは全部、斎藤誠氏が弾いてるんですよね。齋藤誠って名前は知らなくてもサザンでもソロでも原由子でも横でギター弾いてるおじさんなんで見たことある人は多いと思いますけど。
柊朱雀->自分はレコーディングでは歌に専念するスタイルなのかな。
MOMA->大森さん脱退以降は重宝されていたんですけどこの時期になって特に齋藤さんへの信頼が深まったみたいなんですよね。「DIRTY OLD MAN」でも齋藤さんに任せていたので。弾こうと思えば桑田さん全部の楽器やれますから。
柊朱雀->C/Wの「NUMBER GIRL WANDA〜恋するワンダ〜」はCMソングで流れてた印象が強いかも。
MOMA->故人とCG共演していたCMでしたっけ?
柊朱雀->黒澤さんやらと。けっこうA面より話題にしてたような。
柊朱雀->つーかMOMAさんの当時のシングルレビュー、
C/Wスルーしっ放しで吹いた。
MOMA->確かに空白のままだ(笑)単純にあまり好きな曲じゃなくてあんまり印象無いんですよね。そのまま忘れてたのかな?

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆->味わい深いんだけど歴代の名曲と並べると…。
柊朱雀★★★☆☆
->静かに佇みながら聴くと気持ちいい。

収録CD:DVD&CD『桑田さんのお仕事 07/08〜魅惑のAVマリアージュ〜』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


11th ダーリン
2007年12月5日

ダーリン(初回限定盤) ダーリン

柊朱雀->07年のソロを締めくくる年末ゴージャスナンバー
MOMA->バンドと管弦が入ってるのでゴージャスですよね。そこはかとなく古き良き昭和というか、
寅さん的なイメージがあります。
柊朱雀->香港?で撮影されたPVも賑やか。
MOMA->それ横浜中華街ぃぃぃぃ!!!
柊朱雀->横浜の中華街?でしたっけ?間違い過ぎだな。疲れてるな…俺(苦笑)
MOMA->曲もPVも舞台は横浜のようです。
柊朱雀->12月ということもあって、クリスマスっぽいイメージも。
MOMA->年末感ありますよね。年明けてから聞く気がしなくなってしまい、あまり聞かなかった(笑)
柊朱雀->年末のMステSUPERLIVEで「明日晴れるかな」とこの曲が大トリ。大トリだったので余計に1年の締めくくりっぽく。
MOMA->4期ソロはこれで終了で。アルバムが無く、
翌3月のライブDVD付属のCDにC/W含めて全部放り込んでまとめて終了です。
柊朱雀->この3曲はアルバム未収録なんですよねぇ…。特に「明日晴れるかな」が大ヒット曲なのに。
MOMA->DVDとセットのCDではアルバムっていう感じしませんからねぇ。
柊朱雀->レンタルにも並びませんでしたしね。
MOMA->この時点では08年にサザンが30周年だからまあソロのままじゃないだろうな…っていうのはありましたけどね。サザン挟んで次のアルバムってのはまずありえないし。

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆>演奏含めてじっくり聞きたい曲。ただ年末以外に何故か聞く気にならない(笑)
柊朱雀
★★★★☆->実はスルーしていたので手に入れたい(笑)

収録CD:DVD&CD『桑田さんのお仕事 07/08〜魅惑のAVマリアージュ〜』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


12th 君にサヨナラを
2009年12月9日

君にサヨナラを(初回生産限定盤) 君にサヨナラを(通常盤)

柊朱雀->サザン活動休止の翌年にぽっと出ましたね。
MOMA->もっと早く出るかと思ったけど、年末ギリギリでしたね。「音楽寅さん」があったので制作に専念できなかったとか。
柊朱雀->なんかいきなりマンネリっぽく…!
MOMA->同じ12月リリースってこともあって何だか前作と印象が被ってます。当時あまり聞かなくて「MUSICMAN」で改めて聞いてけっこういい曲だったんだな、って(汗)
柊朱雀->
現代風ムード歌謡みたいな。
MOMA->そんな感じ(笑)まあここからが現在に通じる5期ソロになりますが、今までと違って最早違いが無い
柊朱雀->そろそろソロも期待される桑田さんって感が。
MOMA->本人出演CMタイアップがやたら多い印象はあります。
柊朱雀->キスされまくりなCMは覚えてるぞ。

この曲の評価は…
MOMA
★★★☆☆->一定以上はいいんだけど…なんかあんまり聞かなかったんだよなぁ。
柊朱雀★★☆☆☆
->いい曲…ですが、MステのSUPERLIVEで「白い恋人達」とこれで大トリってのは(売上的にも)暴挙に近かったような…。

収録CD:4thアルバム『MUSICMAN』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


13th 本当は怖い愛とロマンス
2010年8月25日

本当は怖い愛とロマンス(初回生産限定盤) 本当は怖い愛とロマンス(通常盤)

柊朱雀->発売直後に病気でソロも活動休止へ。
MOMA->アルバムの先行シングルの予定でしたが、準備できていた今作のみ発売だけするという形で。
MOMA->PVはあまりにアレなんで…「MUSICMAN」で作り直しています。
柊朱雀->ランキングでは変なCGなPVが流れてましたが、アルバムでPVが作られたようで?
MOMA->仲里依紗が出演してね。この2バージョンが特典DVDに収録されていました。
柊朱雀->復活後、サザンから27年ぶりに紅白出演してパフォーマンスしていました。
MOMA->ピアノポップ!って感じで最近の中では1つ抜けてけっこう聞きました。
柊朱雀->またマンネ…と当時思っていましたが、賑やかでイイ!
MOMA->凄いキャッチーだし、覚えやすい。
柊朱雀->タイトルは凄いですけどね(笑)
MOMA->歌詞もけっこう悲しいですけどね(笑)理不尽にフラれた情けない一部始終みたいな。
柊朱雀->C/W「EARLY IN THE MORNING」の歌詞も凄い。これが朝の「めざまし」テーマて…。
MOMA->これはヤバい(笑)卑猥ソングは数多いですがこれは…うん。
柊朱雀->まさかこんな歌詞と思わず(笑)
MOMA->「めざましテレビ」でかかってるのは印象的なところではお天気のところですけど、意識してないと「EARLY IN THE MORNING」「Sunshine」くらいしか聞き取れないからあまり気にならなかったりもするんですよね。
柊朱雀->メロディーは爽快だしね。
MOMA->でもさすがに紅白で歌うわけには…ね。
柊朱雀->それこそ出禁レベル(笑)

この曲の評価は…
MOMA★★★★☆
->ビートルズなアレンジはなんだかんだいいなぁ。
柊朱雀
★★★☆☆->アルバム「MUSICMAN」はがっしりした内容で名曲揃いでした。

収録CD:4thアルバム『MUSICMAN』
3rdベスト『I LOVE YOU-now&forever-』


MOMA->というわけで振り返ってきましたが。
柊朱雀->意外とソロの方が質が詰まった名曲揃いでした。
MOMA->リアルタイムは3期以降だけど、ソロっぽいのはやっぱ2期かなぁ。良くも悪くも「TSUNAMI」以降は毎回毎回大作感がハンパないんですよね。1期や2期のけっこうシンプルなところが逆に新鮮に聞こえるところはあります。1期も2期も作りこみは凄いので。
柊朱雀->大ヒット国民的になったアーティストの避けられない道…なのか。桑田さんのこだわりも触れられたような気がします。楽器はサポートに任せたり。
MOMA->制作も宣伝も金かけまくってるだろうから案外儲かってないんじゃないのかっていう気もね(汗)「MUSICMAN」あれだけの内容で何とか40万って…。
柊朱雀->ビクターも難儀だと思います(一応個人レーベルですが)。SMAPも宣伝費かけまくりで。
MOMA->次のアルバムがいつになるのか、そしてサザンは復活するのか、ゆっくり見守りたいと思います。
柊朱雀->新曲の3曲も相変わらず気合いが入りまくりで、楽しみです。サザンはチーム・アミューズ!!で一時再結集したので、光が見えてきたのか…。
MOMA->お疲れ様でした!また!
柊朱雀->おつかれいな!実は2日後オフ会で!

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