Deing
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | 世界中の誰よりきっと | 上杉昇/中山美穂 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | 中山美穂&WANDS(92年) |
2 | もっと強く抱きしめたなら | 上杉昇/魚住勉 | 多々納好夫 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | WANDS(92年) |
3 | 突然 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | FIELD OF VIEW(95年) |
4 | 永遠 | 坂井泉水 | 徳永暁人 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | ZARD(97年) |
5 | 離したくはない Guest Vocal 森友嵐士(T-BOLAN) |
森友嵐士 | 森友嵐士 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | T-BOLAN(91年) |
6 | 君が欲しくてたまらない | 上杉昇 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | ZYYG(93年) |
7 | あなただけ見つめてる Guest Vocal 大黒摩季 |
大黒摩季 | 大黒摩季 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | 大黒摩季(93年) |
8 | 甘いKiss Kiss | 出口雅之 | 出口雅之 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | REV(93年) |
9 | このまま君だけを奪い去りたい Guest Vocal 池森秀一(DEEN) |
上杉昇 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | DEEN(93年) |
10 | Secret of my heart | 倉木麻衣 | 大野愛果 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | 倉木麻衣(00年) |
11 | 果てしない夢を 森友嵐士(T-BOLAN),大黒摩季,池森秀一(DEEN)&DAIGO |
上杉昇/坂井泉水 | 出口雅之 | 鶴澤夢人/長戸大幸 | ZYYG,REV,ZARD&WANDS featuring 長嶋茂雄(93年) |
リリースデータ
2018年12月5日 | 初登場23位 | 売上0.8万枚 | Producer:DAIGO Sound Producer:長戸大幸 |
ZAIN RECORDS |
DAIGOカバーアルバム。DAIGO名義でのソロアルバムは2014年の『DAIGOLD』以来2作目。BREAKERZとしての再デビューからビーイングに在籍しているDAIGOが今年40歳となり、ビーイングも今年40周年である事を記念してのビーイングのヒット曲のカバーアルバム。90年代のヒット曲(「Secret of my heart」のみ00年)を1アーティスト1曲ずつ選曲している。1度離れたものの現在ビーイングに復帰して活動しているT-BOLAN森友嵐士、大黒摩季とビーイングからは離脱しているDEEN池森秀一がそれぞれの楽曲でデュエット参加しているほか、「果てしない夢を」では全員が共演している。また特にアピールはされていないがディレクターの1人として元FIELD OF VIEWのベース新津健二も今作に密かに参加している。一方で元FIELD OF VIEWのボーカル浅岡雄也は解散と同時にビーイングからは離脱しつつもソロでは一時期パン工場ライブを行ったり、BEING LEGENDにも参加したりと2012年前後の時期にビーイングとの関わりが復活していたが、自身のTwitterでオファーそのものが無かったことを明かしていた。
初回盤Aは「もっと強く抱きしめたなら」Music
Clip+Music Clip Off Shot収録のDVD付。
初回盤BはDAIGOソロデビュー15周年記念ライブ【DAIGO
VS DAIGO☆STARDUST】LIVEから大黒摩季がゲスト参加した「ら・ら・ら」、倉木麻衣がゲスト参加した「Secret
of my heart」、森友嵐士がゲスト参加した「離したくはない」の3曲のライブ映像を収録したDVD付。
「もっと強く抱きしめたなら」Music Clipは当時のWANDSのクリップを同じ撮影場所で再現したものとなっているほか、通常盤のジャケットはT-BOLANのアルバム『HEART OF STONE』を再現したものとなっている。前年のBREAKERZのアルバム『X』とほぼ同程度の売上だったが、週のレベルが大きく異なっていたため12位だった『X』に対して今作は23位とトップ20落ちとなった。
当時のプロデューサー長戸大幸が自ら指揮を執るどころか何と自らアレンジにも参加(ライナーではやたら名前が連呼されて持ち上げられている)。かなり気合の入った作品で、PVやジャケットのパロディ、3人の御本人参加などビーイングにレーベル単位で触れたことがあるリスナーなら懐かしい展開だ。
DAIGOの事はDAIGO☆STARDUSTとして氷室京介の曲でデビューしたのもリアルタイムで知っていた。当時DAIGO☆STARDUSTはO社の雑誌で昔のチャートを語るコラムみたいな連載を持ってチャートファンとしての一面を披露していて、「今週のチャート」を当サイトで連載するほどにはチャートファンだった当時はタレントとしてのブレイクより前からDAIGO個人に対しては好感度が高かった。ただBREAKERZ含めて音楽活動にはあまり興味が抱けず、コナン主題歌集で聞いた以外は今回が初聞き。DAIGO自体も元々90年代のビーイングをこよなく愛聴していたらしいが93年に15歳なのでヒット曲として触れたドンピシャ世代のようだ。
ボーカルに関しては普段のDAIGOのイメージそのまま。適度にさわやかでカッコいいんだけどどうしてもタレントとしての好感度の方が上回ってしまうのは否めないところがある。そして肝心のアレンジに関しては…原曲イメージをなぞりながら現代風に再構築したという事なんだろうけどギター以外打ち込みのオケは何だかチャチャッと打ち込みましたみたいな感じで一昔前("生演奏"表示とか出る前)のカラオケのよう。これは現在のビーイングが相当規模の小さな制作会社になってしまっていてこうなったのか、わざとカラオケみたいなB級感を出した(当時のスタンスを現代風に再現)という事なのか…。2年前のZARDのリアレンジ企画で突如登場したっきりになっているd-projectの名称がクレジットやライナーで記述があるので、長戸大幸を中心として若手ギタリストとアレンジャーが参加した作品はd-project稼働という事になっているようで、池田大介とか葉山たけしとか徳永暁人とか小澤正澄とか今も起用できそうな当時関わったアレンジャーで改めてというのではなく、総帥の指揮下で新たな世代の手でアレンジを施すという事に意味があったのだろうか。DAIGOがそれこそ20代とかの若手だったらそれもありだったかもしれないけどいうてDAIGO40歳、DEEN池森秀一48歳(発売時)、WANDS上杉昇46歳(発売時)とかでそんな物凄く年が離れているわけでもないからなぁ…。特に今作で5曲もの作詞に関わっている上杉昇とは6歳しか離れてないというのも不思議なものだ。
どうにもこうにもDAIGOが大好きな曲を楽しく伸び伸びカラオケしてます以下ではないけど以上でもない印象になってしまった。どれも好きな曲だったし、総じて悪くはないカバーではあるし、DAIGO×池森のデュエットカバーとか個人的にもかなり熱かったんだけど、あまり聞きこむような作品ではない…かなぁ…。
あとfeaturing 長嶋茂雄にならってfeaturing
長嶋一茂とかだったら面白かっ
印象度★★★☆☆
2018.12.21更新