GOLDEN☆BEST
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | それが大事 | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド/渡辺禎史 | 3rdシングル 最高1位 売上160.3万枚 |
2 | Mo-Rio | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 1stシングル 100位圏外 |
3 | きれいな花を咲かせましょう | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 5thアルバム『きれいな花を咲かせましょう』収録曲 11thシングルC/W(カット) |
4 | うたをうたおう | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 4thシングル 最高22位 売上4.2万枚 |
5 | Mr.Miss JYAnEN | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 4thシングルC/W |
6 | Birthday Time | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 2ndアルバム『それも大事』収録曲 |
7 | 素直でいれる | 立川俊之 | 立川俊之 | 渡辺禎史 | 12thシングル『ここからのMessage』C/W 立川俊之ソロ |
8 | お別れにCry On | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 1stアルバム『大事な気持』収録曲 2ndシングル『何だっつんだSummer』C/W(カット) |
9 | 愛しい人と逢える時 | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド/渡辺禎史 | 2ndアルバム『それも大事』収録曲 |
10 | 青春の弱点 | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 2ndアルバム『それも大事』収録曲 |
11 | これが最後のLove | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 2ndアルバム『それも大事』収録曲 |
12 | 賽は投げられた | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 8thシングル 100位圏外 |
13 | Bye・Love | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 5thシングル(カット) 最高78位 売上0.7万枚 |
14 | 愛と勇気のMerry X'mas | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド/渡辺禎史 | 6thシングル 最高85位 売上2.1万枚 |
15 | キボウ | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 7thシングル 最高44位 売上3.2万枚 |
16 | 確実に君を愛してる | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド | 11thシングル(カット) 100位圏外 |
17 | 幸せな日々 | 立川俊之 | 立川俊之 | 大事MANブラザーズバンド/Alan Hewitt | 6thアルバム『SOS X(BA-TSU)』収録曲 14thシングル『最後の勇気』C/W(カット) |
リリースデータ
2005年10月26日 | 300位圏外 | BMG JAPAN |
メンバー表記なし
Vocal,Guitar | 立川俊之 |
Bass | 戸村公彦 |
Keyboards | 吉田理恵 |
Guitar | 山田哲生(94年脱退) |
Drums | 田岡広宣(94年脱退) |
Guitar | 中尾秀行(95年加入) |
Drums | 平山牧伸(95年加入) |
大事MANブラザーズバンド4thベストアルバム。『GOLDEN☆BEST』シリーズの一環として発売されたが、立川俊之によるコメントが掲載されており、立川俊之公認での発売。現在の立川俊之の公式サイトで扱われているベストアルバムとしては93年の『FOR THE KIDS』、96年解散時の『BEST SINGLES』に続く3作目という扱いになっており、95年の『SUPER BEST 2000』は掲載されていない(当時コロムビア在籍だったが前レコード会社ファンハウスによる非公認リリースだったと思われる)。92年後半以降在籍していたコロムビアではなく、最初に在籍していたファンハウスの05年当時の姿であるBMG JAPANからの発売。メンバー表記は無いが、大事MANブラザーズバンドとして当時発売されたシングル[「ここからのMessage」C/Wである「素直でいれる」は立川俊之のソロ名義であると明記されている。またギターとドラムが94年のメンバー脱退を機に入れ替わっているが、交代後最初のアルバム『SOS X(BA-TSU)』が最後のアルバムとなり解散してしまったので今作ではメンバー交代後の楽曲は「幸せな日々」のみと思われる。
全シングル14曲は網羅されておらず、また以前のベスト盤でも14曲を網羅したものは存在しない。今作はBMGリリースの影響なのか、BMGが版権を持っている2ndアルバム『それも大事』収録曲からやや集中的に選曲されている。しかし活動全期に渡ってほぼ満遍なく選曲されていて、曲順もある程度考えられている事から立川俊之監修である程度はこだわっての選曲作業がされたものと思われる。
1発屋と言われながらも他に何曲かトップ10ヒットがあり、しかし1発の印象が強すぎて1発屋扱いされている者は多いが、記録上でも1発屋としか言いようがないくらいの清々しい1発屋。しかもバンド名がバンド名だけにこのバンド名で「それが大事」を出してしまえばもうそれが全て、しかも当時このシングル盤には直近のアルバムの宣伝も載っていたが前作(1st)が『大事な気持』で、1週間後に発売されるニューアルバムとして載っていたのが(2nd)『これも大事』である。このままあれも大事、どれも大事、どれが大事?とか言い出しそうだし、大事な事を歌うだけの企画バンドかと思う。
実際は語呂がいいという事でかなりテキトーにつけたバンド名だったようだが、埼玉のサザンオールスターズ(この時点でダサイタマとか言うな)と呼ばれていた事もあったようで、実際に今作を聞いてみると印象としては確かにサザンオールスターズっぽいところがある。それは主に音楽性の幅広さで、ポップな曲からラテン調やらダンス調やらやたらと1曲ごとに演奏もボーカルスタイルも別のバンドみたいな楽曲が次から次へと飛び出し、様々な音楽性への対応力を持った幅の広いバンドだった事が分かる。確かな方向性があって自然に売れたとかたまたま当たったというよりデビューするも全く売れずに早くも後が無い中で放った起死回生の1発が「それが大事」であり、結局1発屋になってしまいかなりのプレッシャーと何が当たるのかもう分からなくなっている中で売れる曲を書こうとしていた結果がこの幅広さに繋がったのかもしれない。今作のコメントで立川俊之は経験や技術では当時を上回っていると自負しているが当時の"勢い"には勝てないだとか"遥か昔に封印した曲たち"と振り返っているが、封印しておくには惜しい曲が揃っていると思う。
印象度★★★★☆
2019.10.8更新