ATTACK25
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | THE CHANCE TO ATTACK WITH MUSIC | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | |
2 | ONE LAST DANCE,STILL IN A TRANCE | 吉田美和 | 吉田美和/中村正人 | 中村正人 | |
3 | あなたにサラダ以外も | 吉田美和 | 吉田美和 | 中村正人 | |
4 | I WAS BORN READY!! | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | |
5 | MONKEY GIRL-懺鉄拳-(懺鉄拳の懺は懺悔の懺) | 吉田美和 | 吉田美和 | 中村正人 | |
6 | 軌跡と奇跡 | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | |
7 | FALL FALLS | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | |
8 | MORE LIKE LAUGHABLE | 吉田美和 | 吉田美和/中村正人 | 中村正人 | |
9 | さぁ鐘を鳴らせ | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | 50thシングル 最高6位 売上3.0万枚 |
10 | 愛して笑ってうれしくて涙して | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | 配信シングル 初CD化 |
11 | 想像を超える明日へ-Album Version- | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | 49thシングルC/W |
12 | MADE OF GOLD-featuring DABADA- | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | 50thシングルC/W |
13 | この街で | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | 51stシングル(公式通販&ライブ会場限定) チャート対象外 |
14 | MY TIME TO SHINE | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | 49thシングル 最高5位 売上4.1万枚 |
15 | 愛がたどりつく場所 | 吉田美和 | 吉田美和/中村正人 | 中村正人 | 49thシングルC/W |
16 | AGAIN-Album Version- | 吉田美和 | 中村正人/吉田美和 | 中村正人 | 52ndシングル 最高10位 売上1.9万枚 |
DABADA 作詞作曲:八木正生
Vocal/Backing Vocal Arrangement:吉田美和
Additional Brass Arrangement:GREG ADAMS(2,3,4,6,7,8,)、五十嵐誠(10,11)、本間将人(13,14,15)
リリースデータ
2014年8月20日 | 初登場1位 | 売上17.8万枚 | All songs produced by DREAMS COME TRUE | DCT records/UNIVERSAL SIGMA |
メンバー
吉田美和 |
中村正人 |
DREAMS COME TRUE17thアルバム。前作より3年9ヵ月ぶり。デビュー25周年にひっかけてクイズ番組『パネルクイズ アタック25』とコラボレーションしており、アートワークには「アタックマン」と「チャンスウーマン」のイラストと両キャラに扮した実写のメンバー写真がふんだんに使用されている。素顔のメンバー2人は登場していない。2011年は『THE SOUL FOR THE PEOPLE〜東日本大震災支援ベストアルバム〜』のリリースのみで新曲発表は無かった。11年11月29日にユニバーサル内のレーベル移籍を発表し、NAYUTAWAVEからユニバーサルシグマへ移籍した(NAYUTAWAVEは2014年にEMI Recrdsへと統合されたため名称が消滅した)。2012年からは先行配信や配信限定、通販&会場限定を交えながら新作シングルを発表していき、今作は1〜8曲目が新曲、9〜16曲目がシングル曲という構成になっている。
初回盤は「HAPPY HAPPY BIRTHDAY-2014 Party Mix-」、「HAPPY HAPPY BIRTHDAY-25th Anniv. Mix-」の2曲が追加収録されている。これは6thアルバム『MAGIC』最終曲のセルフカバーリミックスで、2014 Party Mixは今作用に中村正人による新規制作バージョン、25th Anniv. MixはCMJKによるリミックスでシングル『AGAIN』C/Wとして発表されていたもの。加えて初回盤は「AGAIN」「この街で」MV収録DVD付、三方背ケース仕様。
シングル市場の低迷に伴い、シングルは出すたびに売上を落とし、ついにトップ10ギリギリにまで低迷。今作でも先行配信や配信限定の試みを行っていたがこれを最後にシングルは配信へ移行、次にシングルCDを発売したのは2018年(NHK朝ドラタイアップ時)となった。シングル売上は低迷していたものの、今作の売上は大幅に落ち込んだ前作からわずかに回復、また前作で逃した1位を獲得。これに伴い90年代、00年代に続いて10年代でも1位を獲得、3年代での1位獲得は女性ボーカルグループ史上初とされた。
前半新曲、後半シングル&タイアップ曲の既出曲連投、と極端な構成になっているが、時代の変化に合わせての試みと思われる。オリジナルアルバムの流れとしてどうなんだという問題はあるにしても、前半で聞き馴染みのあるシングルを出してしまったり、無理にバラけさせるよりもこの構成の方が潔いし、新鮮な新曲を一気に聞かせて、ダレてきそうなタイミングでシングルやタイアップ曲として聞き覚えるのある曲が流れてくるので、最後まで飽きが来ない。作品性を重視するコアなファンだったら不満だったかもしれないけど、既出曲は耳に入っているか入っていないか程度でいざアルバムでちゃんと聞くというライトにドリカムを楽しむにはこの構成も大いにありだと思う。
25周年という事もあって、「あなたにサラダ以外も」や「MONKEY GIRL-懺鉄拳-(懺鉄拳の懺は懺悔の懺)」など以前の楽曲の続編のような楽曲もあるし、いつも以上にお祭りな雰囲気もあり、前作に続いて年齢を感じさせない明るくはじけた楽曲が並ぶ。2012年には吉田美和とFUZZY CONTROLのJUONが結婚を発表。JUONは85年生まれであり、中村正人の29歳年下と結婚という年齢差には及ばないが、吉田美和もまた20歳年下と結婚した事で話題になった。一方で『AND I LOVE YOU』から4年程度しかたっていなかった上に、JUONは09年頃からはサポートギターとして深く関わっていたため、交際に発展したのがいつなのかは不明にせよ早すぎないかと複雑な心情になったファンも多いと聞く。いずれにしても年齢に反して前作や今作で今まで以上に若々しく明るいノリが出るようになったのはプライベートの充実も反映されていたからなのかもしれない。
また妙に渋くなったり、落ち着いたバラードばかりになってもなぁ…とも思うし、25周年になってもドリカムはドリカムのまま変わらず健在といった感じの安心高品質な1枚。今作の中では「さぁ鐘を鳴らせ」が「何度でも」に続く1曲といった印象で好印象。
印象度★★★★☆
2019.8.27更新