DELICIOUS

vocal arrangement:吉田美和(1,8)、吉田美和,中村正人(2,3,4,5,6,7,9,10,11,12,13)
backing vocal arrangement:DREAMS COME TRUE,MIKE PELA(2)、吉田美和,中村正人,MIKE PELA(3,4,5,6,7,9,10,11,12)

リリースデータ

メンバー

DREAMS COME TRUE7thアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。2nd〜6thまで11,12月の年末発売が恒例化していたが94年はアルバムリリースが無く、例年より数ヵ月遅れて発売された。前作以降のシングルのうち直近の2シングル4曲を収録。14th「WINTER SONG」(8th「雪のクリスマス」英語詞Ver.)、15th「WHEREVER YOU ARE」(英語詞)は未収録。ただし「WHEREVER YOU ARE」は日本語詞バージョン「いつもいつでも」として収録されている。「きづいてよ」「サンキュ.」には特に表記は無いがイントロが長くなっている。「The signs of LOVE」はサントラ盤に収録されていた全英語詞の「ETERNITY」の日本語バージョンとしてC/Wに収録されていた「The signs of LOVE〜ETERNITY "DELICIOUS" VERSION〜」のアルバムバージョンとなっており、"+"がサブタイトルの最後に加えられている。

1ヶ月前の先行シングル「サンキュ.」が先行ながらシングル3作目となるミリオンを達成。今作は初登場1位から2,3週目はTRFが1位となり2週連続2位となったが、4週目に1位に返り咲き、5週目は再びTRFが1位に返り咲いたため2位、6週目はWANDSが1位で2位、7週目はWANDS,TRFに続いて3位、8週目には2組を逆転したが黒夢が1位になり2位…と8週目までに1位2回、2位5回を記録。特にTRFと猛烈なデッドヒートを繰り広げた(TRFの累計は238.2万枚で自身最高ヒットで年間2位)。ギリギリで300万枚には届かなかったものの、前々作『The Swinging Star』に続く自身2番ヒット作となった。1995年のアルバム年間チャートで1位となり、前作『MAGIC』に続いて2年連続年間1位となった。

人気絶頂期を象徴する充実作。ファンクでポップな印象が特に強いがそれ以外にもアプローチは多彩。統一感はあまりないものの幅広い曲調で飽きさせず、そのどれもがこれぞドリカムといった装いなのでこれぞドリカムという空気感である意味しっかり統一されていると思う。1曲単位では元々かなり好きな部類に入る「サンキュ.」が特にいいと思うけど、アルバム全体の印象にしても国内で期待に応えたポップソングをやっていたという意味でも(この後はアメリカデビューを目指し始めるので)デビュー以来の到達点が今作辺りになってくるように思う。2ndに続いて好印象な1作だ。

印象度★★★★☆

2019.5.24更新

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