DOSCO prime

No タイトル 作詞 作曲 編曲 原曲
1 うれしい! たのしい! 大好き!-DOSCO prime Version- 吉田美和 吉田美和 中村正人 3rdシングル『うれしはずかし朝帰り』C/W
2 決戦は金曜日-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人 中村正人 11thシングル
3 大阪LOVER-DOSCO prime Version- 吉田美和 吉田美和 中村正人 38thシングル
4 何度でも-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人・吉田美和 中村正人 37thシングル
5 やさしいキスをして-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人 中村正人 31stシングル
6 LAT.43°N〜forty-three degrees north latitude〜
-DOSCO prime Version-
吉田美和 吉田美和 中村正人 4thシングル(アルバム同発)
7 その先へ-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人・吉田美和
・鎌田樹音
中村正人 47thシングル
8 TRUE,BABY TRUE.-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人 中村正人 44thシングル両A面曲
9 朝がまた来る-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人・吉田美和 中村正人 24thシングル
10 LOVE LOVE LOVE-DOSCO prime Version- 吉田美和 中村正人 中村正人 18thシングル
11 未来予想図U-DOSCO prime Version- 吉田美和 吉田美和 中村正人 2ndアルバム『LOVE GOES ON…』収録曲、5thシングルC/W(カット)
12 雪のクリスマス-DOSCO prime Version- 吉田美和 吉田美和・中村正人 中村正人 8thシングル

リリースデータ

2020年10月14日 初登場8位 売上2.0万枚 All Songs Produced by DREAMS COME TRUE DCT records/UNIVERSAL SIGMA

メンバー

Vocal,Backing Vocals&Vocal/Backing Vocal Arrangement 吉田美和
Synth Bass&All Instruments Performanved by MIDI System
Baacking Vocal(3,8,910,11)
中村正人

DREAMS COME TRUEディスコリミックスベストアルバム。『THE DREAM QUEST』より3年ぶりのアルバム。2019年のデビュー30周年企画の一環として行ったディスコイベント「ドリカムディスコ」(中村正人がDJの1人として出演)から発展した企画作品。"大ヒット曲から厳選された12曲をドリカム自らの手によりディスコ仕様にコンヴァージョン(変換)""ディスコ仕様に変換済ドリカムのミラクルベスト"などと銘打たれている一方でニューアルバムともしている。マスタリングはCHRIS GEHRINGER。連動してオンラインイベント『DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2020 - DOSCO prime ニコ生 PARTY !!! -』も開催された。かろうじてトップ10入りを果たしたものの売上は通常のアルバムを大きく下回り、7月にリリースしていたシングル『YES AND NO/G』を多少上回った程度となった。

外部のDJによるS+AKS & ドスコ DJ ALL STARS名義でのコンピ盤『DREAM CATCHER 3〜 ドリカムディスコ MIX COMPILATION』が同時発売

基本的には代表曲をディスコリミックスしたものなのでリミックスアルバムに類する作品としていいだろう。全曲に演奏クレジットが記載されているが、トラック差し替えで中村正人は全面的に関わっているとして吉田美和がどこまで関与しているのかはよく分からない。元のイベントである「ドリカムディスコ」に参加していたのは中村1人だけで吉田は参加していないし、新規ボーカルでもないなら参加するところはないと思うんだけど、自身のボーカル加工(Vocal/Backing Vocal Arrangementが該当?)に関与はしているのだろうか。

そのままディスコ化した代表曲が並ぶが、安直なイメージとしてはクラブでDJがターンテーボーしながら盛り上げててその場のみんながウォーーーってなっててパーリナーイ♪みたいなそんなノリのいい感じ。基本的に今作を手に取るようなリスナーであれば全曲聞き馴染みがあるのは当たり前なレベルの超代表曲ばかりなので、曲がどう変わったかというのを楽しみながら聞いていける。完全外部リミキサーなら色を出し過ぎるところだが、自らリミックスしているだけに無理やりテンポアップするとか、加工しすぎてほとんどインストメインだとかそういう解体・破壊行為はしていない。あくまでディスコアレンジ風にした歌モノの作品にはなっている。しかしどういうわけか吉田美和のボーカルにはほぼ全面的にエフェクトがかかっていて終始ヴォコーダーボイスみたいになっているので、これで決定的に加工リミックス感が出てしまってディスコ風の別アレンジ曲としては聞けなかった。何故普通に声を聞かせてくれなかったのだろうか。

ボーカルの加工も割と一辺倒な感じなんだけどトラックに関しても進むほどにどの曲も同じような音が鳴ってて同じような雰囲気に聞こえてきてしまう。これはAdittional Programming&Sound Effectで参加しているViViD Neon(DJ Mass MAD Izm*+REO)と録音や編集のエンジニアまで全曲同じ制作陣(ミックスエンジニアだけ曲によって違う)だからだと思う。DJ主体のリミックスアルバムの場合はオムニバスでアーティスト自体が異なる、1アーティストのリミックスアルバムの場合は大概複数のリミキサーが招かれるためリミキサーによって当然作風や使う音色が変わってくるわけだけど、今作の場合全部ドリカムの曲で全部同じリミキサーでしかもディスコ縛り。同じような感じに聞こえてくるのは当然か。

イベントで一夜限りのリミックス音源として流してパーリナイするのであれば程よいバランスのリミックス音源として聞けるんだろうけど、わざわざCD化してじっくり聞くようなものではなかった。ドライブや作業用のBGMとして流すにはいいし、超代表曲といえる究極の12曲だけに原曲に聞き飽きた際の気分転換にもいい。またドリカムのベスト盤はどれも特大ボリュームで重量級なので同じ選曲のオリジナル音源のベスト盤もセットでつけたりしたらけっこう最適な入門作になっていたかもしれない。

B08HSMZ8GF 

印象度★★★☆☆

2021.3.6更新

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