the Monster
No | タイトル | 作詩 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | opening theme〜the monster is coming〜 | 中村正人 | 中村正人 | ||
2 | なんて恋したんだろ | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | 24thシングル 最高6位 売上8.6万枚 |
3 | みつばち | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | 26thシングル『24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-』C/W(カット) 別バージョン「MITSUBACHI -king's mambo magnifico mix-」として収録 |
4 | go on,baby! | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | 28thシングルC/W(カット)(Japanese Version) 28thシングル『Go On, Baby!-universal mix-』(カット) 最高25位 売上1.9万枚 universal mix(英語バージョン)は英語版『the Monster-universal mix-』からのシングルカット |
5 | キレイキレイ | 吉田美和 | 吉田美和 | 中村正人 | |
6 | make me your own | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | |
7 | 朝がまた来る | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | 23rdシングル 最高1位 売上71.0万枚 |
8 | FUNKA-MONSTER | 中村正人 | 中村正人 | ||
9 | モンキーガール番外編"ガンバレあたし!" | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | |
10 | 東京ATLAS | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | |
11 | NUDEの夜 | 吉田美和 | 中村正人 | 中村正人 | |
12 | 三日月 | 吉田美和 | 吉田美和 | 中村正人 | 23rdシングルC/W |
13 | 夢で逢ってるから | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | 24thシングルC/W |
14 | come closer | 吉田美和 | 吉田美和・ 中村正人 |
中村正人 | |
15 | dragonfly | 吉田美和 | 吉田美和 | 中村正人 | 25thシングル『SNOW DANCE』C/W(カット) 別バージョン「dragonfly(special radio mix)」として収録 |
vocal arrangement:吉田美和(1,2,3,4,5,6,7,9,10,11,12,13,14,15)、吉田美和
and 中村正人(8)
backing vocal arrangement:吉田美和 and 中村正人(1,2,3,4,5,6,7,8,10,11,12,13,14)
brass arrangement:中村正人 and Dynamites UK(2,4,8,11,13)
リリースデータ
1999年4月21日 2001年5月9日(-universal mix-) 2002年3月29日(『the Monster 2002:monkey girl odyssey tour special edition』) 2014年7月16日(再発) |
初登場1位 初登場7位 初登場75位 300位圏外 |
売上108.6万枚 売上7.9万枚 売上0.5万枚 - |
Produced by DREAMS COME TRUE | 東芝EMI Virgin Records 東芝EMI ユニバーサル |
メンバー
Arrangement,All Instruments(Except as noted) | 中村正人 |
All Vocals,Vocal Arrangements | 吉田美和 |
Manipulating | 西川隆宏 |
DREAMS COME TRUE10thアルバム。前作から1年5ヶ月ぶり。前作以降の2シングルから4曲とも収録。「なんて恋したんだろ」が最後の8センチシングルとなった。「朝がまた来る」はドラマ『救命病棟24時』(第1シリーズ)主題歌となり、ドラマ共々大ヒットを記録。シングルでの1位獲得は95年の『ROMANCE』以来、同作以来の60万枚以上の久々の大ヒットを記録。「なんて恋したんだろ」は今作の1ヶ月前を割り込む先行シングルだった事もあってさほど伸びなかったが、「朝がまた来る」の久々のヒットに引っ張られて今作は前作で逃していたミリオンを再度達成した。オリジナルアルバムとしては現在最後のミリオンヒットとなっている。
2年後の01年5月には前作同様に全英語詞バージョンの『the Monaster-universal mix-』を日米で発売。「モンキーガール番外編"ガンバレあたし!"」が削除された全14曲となっている。また前作はボーカル以外はそのまま使用していたが、今作ではオケにも細かく手を入れて音の追加等含めたリミックスが施されている。『the Monaster-universal mix-』からは6月に『Go On, Baby!-universal mix-』がシングルカットされた。C/Wに収録されたJapanese Versionは日本語による今作収録のオリジナルバージョン。『SNOW DANCE』からマキシシングルに移行したため、C/Wにリミックスや別バージョンが複数収録されるようになり、今作収録曲もこの後のシングルC/Wでいくつか別バージョンが制作された。
02年3月には次の次のオリジナルアルバム『monkey girl odyssey』を引っ提げてのツアーに合わせて前作と共に『the Monaster 2002:monkey girl odyssey tour special edition』と題した限定盤も発売された。16曲目に「朝がまた来る“pp-mix”live version」が追加収録されている。
14年7月にはEMI時代3作のオリジナルアルバムがユニバーサルから一斉再発された。
前作に続いて洋楽モードが続いている中で日本でも宇多田ヒカルの大ヒットからR&Bというジャンルが連呼されるようになって流行が変わってきた影響なのか、今作はクラブ、R&B方面により特化。ほとんど中村正人によるAll Instrumentsに適宜ブラスサウンド、ギター、ピアノを加えるという打ち込み中心のアレンジとなった。クラブサウンド、R&B系が苦手だと逃げ場が無くなってしまい、「朝がまた来る」が良くて今作を聞いても他が良く分からなかったという事になりかねないが(実際今作とベスト盤をもってドリカムを聞かなくなったリスナーがかなり多かったようだ)、なんだかんだヒット曲があるかないかの存在は大きく、「朝がまた来る」につられて今作を聞いているうちに今作のクールなカッコよさも見えてくるところもある。曲数が多い中で後半にかけてバラード系が多くなってくるのが少しきついし、そもそもにクラブやR&B系のサウンドが個人的にはそんなに好みではないけど、前作に比べてもある程度一定の方向で振り切ったような感じがあるので、アルバム全体の印象はある程度まとまっているように聞こえる。完成度はかなり高いと思う。
あとなんか西川氏の窓際化がさらに進んでいて今作ではメンバークレジットではManipulatingの表記があるものの、1曲ごとの演奏クレジットに西川氏の名前が一切無い。中村・吉田のall instruments、all vocalsの表記はメンバークレジットにもあって1曲ごとの演奏クレジットにもあるのに何故か"manipulating:TAKAHIRO NISHIKAWA"の表記は全曲無いというあからさまな仕打ち。正直この時期まで来ると中村正人が1人で打ち込みやるのにマニピュレーターを必要とする制作環境でも無くなってきていたように思うし、マジでもうライブ要員で制作に参加しなくなってしまっているのかと思いきや一応この後のベスト盤『GREATEST HITS “The SOUL”』に「朝がまた来る」「なんて恋したんだろ」「三日月」が収録された際の演奏表記には"Manipulating:TAKAHIRO NISHIKAWA"が3曲ともわざわざ追加されていたりもする。ただ西川脱退後の『DREAMAGE-DREAMS COME TRUE"LOVE BALLAD COLLECTION"』に収録された「三日月」や『DREAMANIA-DREAMS COME TRUE smooth groove collection-』に収録された「朝がまた来る」「なんて恋したんだろ」は今作準拠で西川表記は無い。一体参加しているのかいないのかどっちなのか…。
14年再発盤 universal mix 2002:monkey girl odyssey tour special edition
印象度★★★☆☆
2019.6.13更新