DEEN at BUDOKAN DX-30th Anniversary-(完全生産限定盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | オープニング映像 | |||
2 | ひとりじゃない | 池森秀一 | 織田哲郎 | 9thシングル |
3 | 手ごたえのない愛 | 小松未歩 | 小松未歩 | 16thシングル |
4 | Memories | 池森秀一・井上留美子 | 織田哲郎 | 3rdシングル |
5 | 挨拶MC | |||
6 | 未来のために | 池森秀一 | 池森秀一・宇津本直紀 | 7thシングル |
7 | The Last Journey〜47の扉〜 | 池森秀一 | 山根公路 | 48thシングル バンドバージョン |
8 | 君へのパレード♪ | 池森秀一 | 山根公路 | 46thシングル バンドバージョン |
9 | 心から君が好き〜マリアージュ〜 | 樹林伸・池森秀一 | 山根公路 | 39thシングル バンドバージョン |
10 | Smile Blue | 池森秀一 | 山根公路 | 4thClassicsシングル |
11 | もう泣かないで | 池森秀一・川島だりあ | 山根公路 | 41stシングル |
12 | Teenage dream | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 6thシングル |
13 | 君がいない夏 | 小松未歩 | 小松未歩 | 12thシングル |
14 | 素顔で笑っていたい | 池森秀一 | 織田哲郎 | 11thシングル |
15 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 2ndシングル |
16 | 最後の47都道府県ツアーダイジェスト映像 | |||
17 | 永遠の明日 | 池森秀一 | 池森秀一 | 34thシングル |
18 | 日曜日 | 池森秀一 | 池森秀一 | 9thシングルC/W |
19 | 少年 | 池森秀一 | 山根公路・田川伸治 | 8thシングル両A面曲 |
20 | いつか僕の腕の中で | 池森秀一 | 山根公路 | 5thシングルC/W |
21 | 逢いにゆくよ | 池森秀一 | 山根公路 | 3rdアルバム『The DAY』収録曲 |
22 | Blue eyes | 池森秀一 | 山根公路 | バラードベスト『Ballads in Blue』収録曲 11thアルバム『クロール』収録Strings Style |
23 | 夢であるように | 池森秀一 | DEEN | 13thシングル |
24 | love me | 池森秀一 | 池森秀一 | 12thシングルC/W |
25 | 君さえいれば | 小松未歩 | 小松未歩 | 15thシングル |
26 | mirror ball | 池森秀一 | ☆Tak Takahashi (m-flo,block.fm) |
6th配信シングル、48thシングルC/W |
27 | coconuts feat.butterfly | 池森秀一 | 山根公路 | 37thシングル 16thアルバム『バタフライ』収録Ver. |
28 | STRONG SOUL | 池森秀一 | 山根公路 | 29thシングル |
29 | 果てない世界へ | 池森秀一 | 山根公路 | 2ndアルバム『I wish』収録曲 |
30 | 瞳そらさないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 5thシングル |
31 | MC | |||
32 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル |
33 | 上海ロックスター登場前映像 | |||
34 | 上海ロックスター登場 | |||
35 | 上海ロックスター | 山根公路 | 山根公路・池森秀一 | 8thアルバム『Diamonds』収録曲 |
36 | MC | |||
37 | RUN RUN RUN | 池森秀一 | 山根公路 | 30周年ベスト『DEEN The Best DX〜Basic to Respect〜』収録曲 |
38 | 君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている | 池森秀一 | 山根公路 | 42ndシングル |
39 | 千回恋心! | 池森秀一 | 田川伸治 | 43rdシングル |
40 | MC | |||
41 | 歌になろう | 池森秀一 | 田川伸治 | 10thDVD『LIVE JOY 2007-2008』特典CD収録曲 20周年ベスト『DEENAGE MEMORY』収録曲 |
42 | MC エンドロール | |||
特典映像 Document film DEEN at BUDOKAN 30th Anniversary |
No | タイトル | 備考 |
1 | ひとりじゃない | 9thシングル |
2 | 手ごたえのない愛 | 16thシングル |
3 | Memories | 3rdシングル |
4 | 未来のために | 7thシングル |
5 | The Last Journey〜47の扉〜 | 48thシングル バンドバージョン |
6 | 武道館Special Medley T | |
君へのパレード♪ | 46thシングル バンドバージョン | |
心から君が好き〜マリアージュ〜 | 39thシングル バンドバージョン | |
Smile Blue | 4thClassicsシングル | |
7 | 武道館Special Medley U | |
もう泣かないで | 41stシングル | |
Teenage dream | 6thシングル | |
君がいない夏 | 12thシングル | |
素顔で笑っていたい | 11thシングル | |
8 | 翼を広げて | 2ndシングル |
9 | 武道館Special Medley V | |
永遠の明日 | 34thシングル | |
日曜日 | 9thシングルC/W | |
少年 | 8thシングル両A面曲 | |
いつか僕の腕の中で | 5thシングルC/W | |
逢いにゆくよ | 3rdアルバム『The DAY』収録曲 | |
Blue eyes | バラードベスト『Ballads in
Blue』収録曲 11thアルバム『クロール』収録Strings Style |
No | タイトル | 備考 |
1 | 夢であるように | 13thシングル |
2 | 武道館Special Medley W | |
love me | 12thシングルC/W | |
君さえいれば | 15thシングル | |
mirror ball | 6th配信シングル、48thシングルC/W | |
coconuts feat.butterfly | 37thシングル 16thアルバム『バタフライ』収録Ver. | |
STRONG SOUL | 29thシングル | |
果てない世界へ | 2ndアルバム『I wish』収録曲 | |
3 | 瞳そらさないで | 5thシングル |
4 | このまま君だけを奪い去りたい | 1stシングル |
5 | 上海ロックスター | 8thアルバム『Diamonds』収録曲 |
6 | RUN RUN RUN | 30周年ベスト『DEEN The Best DX〜Basic to Respect〜』収録曲 |
7 | 君が僕を忘れないように 僕が君をおぼえている | 42ndシングル |
8 | 千回恋心! | 43rdシングル |
9 | 歌になろう | 10thDVD『LIVE JOY 2007-2008』特典CD収録曲 20周年ベスト『DEENAGE MEMORY』収録曲 |
リリースデータ
2023年8月23日 | 音楽Blu-rayチャート初登場3位(総合15位) 音楽DVDチャート初登場5位(総合10位) |
売上0.1万枚 売上0.08万枚 |
Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
Bass | 石田純 |
Drums | 北村望 |
Saxphone | ヒロムーチョ |
1st Violin | 下川美帆 |
2nd Violin | 氏川恵美子 |
Viola | 関明子 |
Cello | 中村美保 |
DEEN32nd映像作品。デビュー30周年を記念して2023年3月12日日本武道館で行われたライブの模様を全曲収録。日本武道館公演は5年ぶりでメンバーが2人になって以降は初となった。前回の武道館公演からメンバー2人以外のバンドメンバーは一新されたが、ストリングス4名は2016年以来の参加(2016年は8人いたが今回はその中の4人)。ストリングス隊の出番はCDで「武道館Special Medley V」としてまとめられた「永遠の明日」〜「Blue eyes」の部分のみとなっている。
完全生産限定盤はBlu-ray+2CD+豪華ヒストリーフォトブック(100P)+豪華スペシャルBOX仕様。フォトブックは今回の武道館公演だけでなく、2008年の初武道館からの歴代の武道館公演の写真集となっている。田川伸治の姿は消されてはいないが、ソロ写真は現メンバー2人のみで田川ソロ写真は無い。田川伸治も写り込んでいるメンバー3人の写真はそのまま使用されていて不自然に右側(田川の基本位置)を削ったりはしていないといった扱いになっている。
通常盤は本編を2分割したDVD2枚組。
15周年、20周年、25周年に続くおなじみの歴代シングルをリリース順に映し出していくOPムービー、カバーとクラシックスは省いているのに何故か「夢の蕾」だけ入っているのは明らかにミスと思われる。MCは元々2人になってから大幅に少なくなっていたようだが、今作ではさらに削られている部分もある模様。25周年までの全武道館を公演を現地で見てきたが、今回は規制解除に至っていないために参加を断念した。状況としては2020年に規制が入ってからは初の声出し解禁でのライブとなった政府によるマスクは個人の判断に任せる宣言の開始当日(元々ずっと個人判断だったはずがいついかなる時でもマスクは暗黙の強制となってしまって、とっくに外している世界から延々と置いて行かれる事態に陥っていたためにわざわざ政府主導で事実上のマスク規制解除を日付指定で告知する事になったというのが実情である)を翌3月13日に控えての中でのライブであったため、MCではその旨にも触れているが、事前に声出しを可能とするのかどうかのハッキリとした発表はなかった。
30周年という事もあり、ライブ後には元メンバー宇津本直紀(1994年〜1999年)、元ディレクター兼共同プロデュース&アレンジャー時乗浩一郎(〜2011年)、元サポートベース宮野和也(1998〜2018)、元サポートドラマーHIDE(2002〜2018、この後シンフォニックコンサート大宮公演のみサポートドラムを担当)といったかつての関係者が続々とライブを鑑賞していた事をSNS上で表明した。それぞれがお互いのライブ鑑賞や現場で会った事を報告し合うような状況の中で2018年前回の25周年武道館で脱退した田川伸治は特に触れておらず、参加を表明した面々も誰も触れていないため、普通に来ていなかったものと思われる。
5年ぶりの大会場、なんとか歓声を出す事が許される状況での開催となったため、メンバーも晴れやかな表情。25周年が物凄くストイックだったのと比べても今回は朗らかな雰囲気が戻っている印象。これは山根さんがよくメドレーの後に口にする年々覚えるのが大変ですわ的な発言の池森さんの反応が25周年時はそんなのは楽屋で言ってくださいとバッサリ切り捨てどころかダメ出しだったのに対して今回は普通に話を進めている場面が特に象徴的だと思う。前回のツアーBreak24でようやく復活していた上海ロックスターが武道館では6年ぶり復活を果たすなど、面白い部分もだいぶ戻ってきた。
一方で田川伸治がアレンジを担当していたと明言されていたアコースティックコーナーは今回も復活せず、代わりに「永遠の明日」〜「Blue eyes」までのメドレーはセンターステージ最前にメンバー2人、その背後にストリングス4名、元のステージにバンドメンバーという配置でストリングスをフューチャーした演奏でのメドレーという変則的なコーナーが設けられている。「永遠の明日」がBallad Version基調のバンドアレンジになっていたり、「Blue eyes」がStrings Style基調になっていたりと別アレンジの要素を生かした形になっていて新鮮。
全体には新旧織り交ぜた30周年らしいラインナップ。初期寄りではあるが、ちょいちょい活動半ば以降の曲やC/Wアルバムという周年記念公演ではシングル中心でまず選曲されない曲たちが含まれていたり、唐突なレア曲があったりと飽きさせない絶妙なラインナップ。ただ2人になって以降直近5年は最新トップ3「RUN RUN RUN」「The Last Journey〜47の扉〜」「mirror ball」しかなく、『NEWJOURNEY』、『TWILIGHT IN CITY 〜for lovers only〜』、『シュプール』からの選曲がメドレー1サビですら入る余地が無いところは少し寂しかったりも。そして15周年、20周年、25周年での詰め込み感に比べると比較的あっさりした印象でもある。これは周年公演では特に記念的扱いをされてきた「このまま君だけを奪い去りたい」が本編ラストではあるが2回演奏や最終曲ではない、「翼を広げて」もあまり目立たないタイミングで登場、何より「歌になろう」でそのまま終わったのが実は初めてだったりするところでそう感じるのかも(「歌になろう」で最後と思わせてWアンコールでもう1曲というのが割とお約束だった時期もあったのでそのまま終わっちゃったという感覚)。
演奏や声の調子は上々。前回の47ツアーで全面キー下げ(-1)を施して曲によって無理しない方針に切り替えたのか、原曲キーでリテイクしたばかりの「Memories」「未来のために」「瞳そらさないで」などはいずれも-1で演奏しているっぽいし、メドレー部分でも「少年」や「いつか僕の腕の中で」などいくつかの曲でキー下げ対応にしているっぽい。前回の47ツアー以降、歌い方がスムーズであまり違和感が無く、意識せずに聞いていると下がっている事に気づかないのは以前は-2基本だったのが今は下げても-1に留めている事や歌い方には変化が無いためだろうか。DUOツアーでの原曲キーや、Break24で「瞳そらさないで」が最後全部裏声になってしまうなど、2018年以降は原曲キーを出せる歌い方に変えたものの随所で決死に次ぐ決死という表情が凄い事になっていた部分もあっただけに柔軟な対応だと思うし、今後はこのやり方がスタンダードになりそうだ。今作は2018年以降、原曲キーに戻すのと引き換えに続いていた終始渾身の表情で身をよじりながら最高音を叩きだすといった見ている方も力が入るような決死な部分が減ったので安心して見れるようになってますます精度は増したように思う。この5年間の原曲キーと向き合った新たなボーカルスタイルの模索のひとまずの到達点でもあるのかもしれない。
完全生産限定盤(Blu-ray+2CD) 通常盤(2DVD)
印象度★★★★☆
2023.9.17更新