The Last Journey 47〜扉〜-tour documentary film-
No | No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
BD | CD | BD=Blu-ray、CD=Special Live CD | |||
1 | Prologue | メイキング映像 | |||
2 | Tour Opening Movie Digest Vol.1 | 各会場でのオープニングムービーダイジェスト | |||
3 | IKEMORI DOOR'S TALK Vol.1 | 池森が各会場の扉の前でトーク&扉を開ける映像 | |||
4 | 1 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 1stシングル 8/8 千葉市美浜文化ホール メインホール |
5 | 2 | 翼を広げて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 2ndシングル 8/8 千葉市美浜文化ホール メインホール |
6 | Tour Opening Movie Digest Vol.2 | 各会場でのオープニングムービーダイジェスト | |||
7 | IKEMORI DOOR'S TALK Vol.2 | 池森が各会場の扉の前でトーク&扉を開ける映像 | |||
8 | 3 | Teenage dream | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 6thシングル 8/8 千葉市美浜文化ホール メインホール |
9 | 4 | 永遠をあずけてくれ | 川島だりあ | 栗林誠一郎 | 4thシングル 8/8 千葉市美浜文化ホール メインホール |
10 | 5 | Memories | 池森秀一・ 井上留美子 |
織田哲郎 | 3rdシングル 8/8 千葉市美浜文化ホール メインホール |
11 | Interview in OKINAWA | 沖縄での2人へのインタビュー映像 | |||
12 | 6 | 未来のために | 池森秀一 | 池森秀一・ 宇津本直紀 |
7thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
13 | MC 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 | ||||
14 | 7 | LOVE FOREVER | 山本ゆり | 田川伸治 | 8thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
15 | Interview in OKINAWA | 沖縄での2人へのインタビュー映像 | |||
16 | Interview in OKINAWA | 沖縄での2人へのインタビュー映像 | |||
17 | Tour Opening Movie Digest Vol.3 | 各会場でのオープニングムービーダイジェスト | |||
18 | IKEMORI DOOR'S TALK Vol.3 | 池森が各会場の扉の前でトーク&扉を開ける映像 | |||
19 | 8 | SUNSHINE ON SUMMER TIME | 池森秀一 | 宇津本直紀 | 10thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
20 | 9 | 夢であるように | 池森秀一 | DEEN | 13thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
21 | 10 | 君がいない夏 | 小松未歩 | 小松未歩 | 12thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
22 | Interview in OKINAWA | 沖縄での2人へのインタビュー映像 | |||
23 | 11 | 遠い空で | 小松未歩 | 吉江一男・ 小松未歩 |
14thシングル 10/8 ヒューリックホール東京 |
24 | 12 | 素顔で笑っていたい | 池森秀一 | 織田哲郎 | 11thシングル 10/8 ヒューリックホール東京 |
25 | Tour Opening Movie Digest Vol.4 | 各会場でのオープニングムービーダイジェスト | |||
26 | IKEMORI DOOR'S TALK Vol.4 | 池森が各会場の扉の前でトーク&扉を開ける映像 | |||
27 | 13 | 瞳そらさないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 5thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
28 | 14 | ひとりじゃない | 池森秀一 | 織田哲郎 | 9thシングル 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
29 | ファンへのインタビュー映像 | ||||
30 | Interview in OKINAWA | 沖縄での2人へのインタビュー映像 | |||
31 | 15 | The Last Journey〜47の扉〜 | 池森秀一 | 山根公路 | 48thシングル 千葉・沖縄・東京のシャッフル映像 |
32 | Epilogue | 終演後インタビュー、エンドロール | |||
特典映像 | |||||
池森さんぽ in コザ | 沖縄公演前日の観光映像 | ||||
16 | 涙そうそう | 森山良子 | BEIGIN | 森山良子のカバー スタジオ音源未発表 10/1 沖縄県ミュージックタウン音市場 |
リリースデータ
2023年1月25日 | 音楽Blu-rayチャート10位圏外(総合位) 音楽DVDチャート初登場13位(総合25位) |
売上不明 売上0.05万枚 |
Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Support Members | |
Guitar | 侑音 |
DEEN31st映像作品。2022年7月3日〜10月7日まで開催された『DEEN 47都道府県ツアー2022〜The Last Journey 47の扉〜』の千葉・沖縄・東京公演からのライブ映像と各地でのオープニングムービーダイジェスト、各会場の扉の前でのインタビュー映像、沖縄でのインタビュー映像を収録したライブ&ドキュメント。Blu-ray盤にはライブ部分全16曲を収録したSpecial Live CD付属。DVDは2枚に分割されていてCDは付属しない。これまでBlu-ray盤が初回限定・完全限定盤とされている事が多かったが今作には限定の文字は無い。
2008年の初の日本武道館公演を翌年に控えた2007年に初めて47都道府県ツアーを行い、以後20周年、25周年の前年に行ってきた47都道府県ツアーだったが、年齢的にも次をやるとアラ還になってしまうという事もあってか今回で47都道府県ツアーは最後と明言しての開催となった。北海道は3ヵ所で行ったため全49公演、ファイナルは10月1日の沖縄というのが当初の予定だった。福岡公演が悪天候で延期になったため10月6日に福岡の振替公演、そして10月7日にヒューリックホール東京で追加公演が行われ、全50公演となった。
メンバー3人で回っていたこのツアーだが、田川伸治脱退後の2人体制では回らず、脱退後のサポートギター侑音が参加し、ボーカル、キーボード、ギターの3人体制は維持。そして1998年の初ベスト『SINGLES+1』からというコンセプトで選曲されていて(「扉」トークで池森が明言)、各会場概ね10曲披露だったようだが、会場ごとに選曲を少しずつ変えていたようで、今作には3会場の映像から『SINGLES+1』の「+1」以外の14曲全てが収録されている。「+1」に該当する「銀色の夢 〜All over the world〜」を披露した会場もあったようだが映像に使用された3会場では披露していなかったようで「涙そうそう」カバーも含めて3会場で演奏した曲は全て収録されている模様。「涙そうそう」カバーは2010年のリゾートライブの最終日にも披露した事があったようだが、初映像化でスタジオ音源も発表されていない。
47ツアーは3人だけだったので基本的にアコースティックバージョンでの演奏だったが、今回はなんと原曲アレンジ。原曲のベースドラムを打ち込みし直した新規制作のオケを同期で流してキーボードとギターとボーカルの生演奏を被せるというスタイルになっているのは驚き。なるべく『SINGLES+1』を再現しようという試みだったようだが、ドラム音は原曲より軽いポスポスパスパスした打ち込み全開の音色なので音としては正直ちょっとしょぼい。キーに関しては全曲なんとなく低く聞こえるが、2017年以前(たぶん-2だった)よりは低くはないので恐らく今回は全面的に-1にしているのではないかと思う。「SUNSHINE ON SUMMER TIME」や「LOVE FOREVER」なんかは明らかにキーが違う感じがするが以前のリメイクほどではないし、「瞳そらさないで」の半音上がる転調後のラストサビが原曲っぽい音の響きに聞こえる気がする…というのが理由だが、音感皆無すぎて間違っているかもしれない。たぶん全面-1にしているんじゃないかな〜と。
なんかほのかに低いものの違和感はなく、ほとんどが原曲のイメージのまま。低音から高音まで終始ド安定している上に、原曲キーに戻して以降の決死の表情でもなく表情にも余裕があるので見ていても安心感がある。原曲キーを取り戻したのは嬉しいが、ここのところ決死の表情が凄かったので、このくらいの柔軟な対応はいいんじゃないかなと。
あとはまあこのリズム隊打ち込みで流して原曲再現というところがライブとしてどうなのかというところではある。過去3回の47ツアーでは回を追うごとに同期で流す簡易なリズム音が増えていき、かなり同期は流れていたものの田川伸治が担当していたパーカッション的な音色に留まっていてギリギリの線引きはされていたが、今回は完全にドラムを打ち込みで流しているので見た目と聞こえる音のギャップがどうしてもなぁ…。ロックバンドがライブ再現不可の電子音入れまくる時代にライブが同期まみれなんて当たり前でさほど気にするところではないのかもしれない。ピアノだけじゃどうしても無理があるし、アコースティックコーナーのアレンジは田川伸治が担当していたというのは在籍時から公言されていたし、事実2人になってからライブのアコースティックコーナーが消失した。過去の47都道府県ツアー時の音作りも田川伸治が中心になって作っていたのは明白でその役割までなんでもかんでも侑音に丸投げするわけにもいかないし、そうなると今回の形がベストだった…のか…。
特典映像は今回も間に挟まれる形だが今回は新たにツアーを終えて見返す映像が無く、全てツアー中に収録してきたものとなっている。OP映像以外での各地観光映像はほとんどなく、前回のIkestaに代わるのは扉に引っかけた会場の扉前トーク映像となり、申し分程度に5分程度の特典映像「池森さんぽ in コザ」が入っている程度。これはご時世もあってのことだろうけど、OPや扉映像でKPH(顔パンマンことKao Pantsu Humanの略、FUH(Face Underwear Human)とも言う)してないどころか、「池森さんぽ in コザ」でも池森さんは終始素顔で行動している姿勢は良かった。47ツアー恒例だったハイタッチを断念するもグータッチに変えてまで実現させた辺りからも(ハイタッチがダメでグーがOKというのも謎理論とはいえ最大限の妥協として)、DEENスタッフはガイドラインにも書かれてないようないわゆる過剰対策の対策まではしない方針のようでこういった状況の中で本来やって問題ない事はやる、やれることは何なのかを思考停止せずに最大限考えてやっている努力が垣間見えるのはまだマシで良かった。
印象度★★★★☆
2023.2.5更新