LOVERS CONCERTO
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考・ゲストミュージシャン |
1 | Negai feat.ミズノマリ from paris
match <Album Version> |
池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | 36thシングル 最高23位 売上0.6万枚 Back-up Vocals:ミズノマリ from paris match |
2 | セレナーデ | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
3 | 五線紙のラブソング feat.宮本笑里 | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | Violin:宮本笑里 |
4 | Glory Day feat.イトウシュンゴ | 池森秀一 | 山根公路 | Steve Good | Vocal&Back-up Vocals:イトウシュンゴ fromキンモクセイ |
5 | Celebrate<Album Version> | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路、 時乗浩一郎 |
35thシングル 最高15位 売上1.0万枚 |
6 | harukaze feat.paris match | 池森秀一 | 池森秀一、 時乗浩一郎 |
杉山洋介 | Vocal&Back-up Vocals:ミズノマリ
from paris match Programming:杉山洋介 from paris match |
7 | 君去りしクリスマス | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
8 | 幸せになろう | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
9 | そばにいるから feat.武沢侑昴・矢萩渉 | 池森秀一 | 池森秀一、 時乗浩一郎 |
時乗浩一郎 | Electric Guitar&Solo Guitar:武沢侑昴・矢萩渉 from 安全地帯 |
10 | A Lover's Concerto | ※ | 田川伸治 | カバー曲 ギターインスト | |
11 | 星降る夜、この星で | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 |
※Johann Sebastian Bach,Sandy Linzer,Denny Randell
No | タイトル | 備考 |
1 | Celebrate-Music Clip- | 35thシングルPV 主演:石原さとみ |
2 | Negai feat.ミズノマリ from paris match-Music Clip- | 36thシングルPV 主演:水野美紀 |
DEEN Unplugged Summer Resort Live '09〜Karuizawa&Zushi〜<完全版> | ||
3 | 瞳そらさないで | 5thシングル 36thシングルC/W「瞳そらさないで2009」Ver. |
4 | 夏の翼 | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 |
5 | Blue eyes | バラードベスト『Ballads in Blue』収録曲 |
6 | Sunrise Sunset | Classics FOUR BLUE『Smile Blue』収録曲 |
7 | このまま君だけを奪い去りたい | 1stシングル |
8 | 翼を広げて | 2ndシングル セルフカバーベスト『The BEST キセキ』Ver. |
9 | Celebrate | 35thシングル |
10 | Dance with my Music | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 |
11 | SUNSHINE ON SUMMER TIME | 10thシングル Classics FOUR BLUE『Smile Blue』収録「Memories2007」Ver. |
12 | 太陽と花びら | 26thシングル 33rdシングル『ダイヤモンド』C/W(acoustic version) |
13 | ひとりじゃない | 9thシングル Classics TWO SEPIA『秋桜〜more&more〜』収録Bossa Nova Style |
14 | 涙のメロディー | 9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲 |
15 | ROUTE 466 | 7thアルバム『ROAD CRUISIN'』収録曲 |
16 | 歌に願いを〜SONG FOR YOU〜 | 7thアルバム『ROAD CRUISIN'』収録曲 |
※3〜8は軽井沢、9〜16は逗子
リリースデータ
2009年12月2日 | 初登場21位 | 売上0.8万枚 | Produced by DEEN | Ariola Japan |
メンバー
Vocal&Back-up Vocals | 池森秀一 |
Keyboards,Back-up Vocals&Programming | 山根公路 |
Electric Guitar,Acoustic Guitar,Percussions,Back-up Vocals&Programming | 田川伸治 |
DEEN10thアルバム。前作から9ヵ月ぶり。1年に2枚のオリジナルアルバム発売は初。前作以降の2シングルをアルバムバージョンで収録。2曲とも曲自体に変更は無いがイントロやアウトロ部分が新たに加えられている。初の全曲ラブソングアルバムというコンセプトで制作された。ベース宮野和也、ドラムHIDE、ストリングス隊など基本の演奏陣は固定メンバーだが、ゲストミュージシャンとしてparis match、宮本笑里、活動休止中のキンモクセイのボーカル伊藤俊吾(何故か今回カタカナ表記)、長期活動休止中の安全地帯のギタリスト武沢侑昴・矢萩渉を招いている。初回盤はソニーが独自開発した高音質CD、Blu-spec CD仕様、オリジナルLOVERSストラップ2本封入、84分に及ぶプレミアムDVD付、スペシャルフォトブック付、スペシャルギフトパッケージ仕様といった豪華盤となっている。
在籍していたBMG JAPANは数年前にソニーに吸収されていたが、09年春頃(DEENの場合はシングル「Celebrate」を最後)にBMGの名称も完全消滅となった。旧BMG JAPAN組はそのまま新レーベルのAriola Japanへと移動した。ソニー吸収後もBMGのホームページは独立したままだったが、Ariola Japan移行によってソニー傘下の色がより強くなり、ソニーの公式サイトにも情報が載るようになった。
キンモクセイは08年に活動休止していた。イトウシュンゴのカタカナ名義は今作のみだったが、そもそも自身が表に出ての歌手活動は今作への参加とライブへのゲスト参加を除くと2014年のソロ活動再開まで途絶えた(音源制作など裏方の仕事はしていた模様)。
安全地帯は93年以降ソロ活動が続いていて02〜03年に一時的に再開するもまた各自ソロ活動へ戻っていたが、玉置浩二が体調不良で08年よりソロ活動も停止していた。しかし今作発売から間もなくして安全地帯としての活動再開を大々的に発表した。今作に武沢・矢萩が参加した時点で既に水面下で安全地帯の新作アルバム制作を進めていたようだ。
CD
前作『DEEN NEXT
STAGE』とは対照的な作品。全曲ラブソングということで少々かったるい作品になるのではないかと思っていたが、時に暖かく、時に切なく、時にポップに聞かせる名曲の多い予想以上にバラエティに富んだ名盤だった。特にメロディーのキレが今作は特に良くてどの曲も非常に印象的である。全体的には温もり系ウィンターアルバムといった色が強いのだが、幸せな曲だけではなく失恋系の曲もある。個人的にラブソングアルバムということであまり興味が無かったのだが楽曲自体の完成度の高さ、アルバムとしての大人っぽいまとまりの良さに一聴した段階から非常に好感触だった。ゲストミュージシャンの参加で曲の幅がかなり広がっているのも大きいが、かつて経験したAORの作風も今回はうまく生かしており、ここまでキャリアを重ねてきたDEENにしか出来ないような大人な作品でもある。個人的には2009年最初で最後にして最高の名盤。歴代のDEENのアルバムでも1,2を争う名盤だと思う。ただオールシーズンではあまり聞かず、毎年聞くのは11〜12月頃の年末限定になっている。なんかその季節に凄くハマるんだよな…。
また結果的には年相応に大人っぽく進化したのは今作が最後となってしまったが、今作の延長にある作風で進めてほしかった…。
DVD
PV2曲と夏に行われたリゾートライブの模様を収録。何故かメニュー画面が無いため、スキップボタンを駆使しないと見たい映像が見れない。PVは石原さとみ、水野美紀といった女優を主演に招いており、彼女たちのプロモーションビデオ状態。メンバーは歌っている池森が1人出てくるのみである。両方の作品で女優が涙して最後に「ありがとう」という肉声が入るという恐らく意図的な共通点があるが、幸せ全開な「Celebrate」と哀しみ全開の「Negai」で状況が全く正反対なのが見どころ。
リゾートライブの方はアンプラグド構成だが、ベース宮野和也、ドラムHIDEを基本にバンド編成。軽井沢(軽井沢大賀ホール)の方ではストリングス隊が参加しており、逗子(キマグレンが運営している海の家ライブハウス音霊)ではウクレレとSaxが参加している。山根、田川のソロ曲を除いて2公演で披露された楽曲が全て収録されている(被っている曲はどちらかの公演のものを収録)。シングル「Negai」初回盤DVDにはダイジェスト版を収録していたのでそれゆえの完全版という表記と思われるが、「Negai」初回盤DVDのそのままの完全版ではなく、前述のようにソロ曲はカットされているし、「Negai」初回盤DVDと逗子と軽井沢の映像が入れ替わっている曲もあったりするので、完全版というほど完全版でもない。
アコースティック系のアレンジに変えたものががある曲や元々アコースティック系の曲が並んでいるため、このライブ用に大胆にアレンジしたような曲は皆無。この曲がこんな風に変わるなんて!的な驚きはない。通常ライブでのアコースティックコーナーの方が毎回意外な曲が選ばれるのでそういう驚きがあって面白い気がする。見た感じでは暑くて死にそうな逗子よりも、クラシカルで涼しげな軽井沢の会場の方が雰囲気が良さげに見えた。
初回盤Blu-spec CD+DVDほか特典付 通常盤(通常CD)
印象度★★★★★
2019.4.20修正