'need love
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Power of Love | 池森秀一 | DEEN | DEEN | 20thシングル 最高18位 売上3.1万枚 |
2 | Soul inspiration | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN | |
3 | MY LOVE | 池森秀一 | 山根公路& 宇津本直紀 |
DEEN | 19thシングル 最高21位 売上3.4万枚 ギターソロなどが異なる |
4 | 風の中に… | 池森秀一 | 田川伸治 | DEEN | |
5 | YOU GOTTA KICK | 池森秀一 | 山根公路& 宇津本直紀 |
DEEN | |
6 | すてちまえ! | 池森秀一 | 田川伸治 | DEEN | 19thシングルC/W 冒頭に雑踏+池森の声が入っているほか演奏もリテイクされている |
7 | Long Distance | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN&池田大介 | |
8 | 愛があるから | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN | |
9 | ひとりぼっちのAnniversary | 池森秀一 | 田川伸治 | DEEN | |
10 | 起き上がれよBOY | 池森秀一 | 山根公路 | DEEN | |
11 | JUST ONE-Break 4 Style- | 池森秀一 | 池森秀一 | DEEN&池田大介 | 18thシングル 最高19位 売上4.3万枚 長いイントロ追加及び本編にもストリングスが入っている |
12 | 蒼い戦士たち | 池森秀一 | 田川伸治 | DEEN |
Strings Arranged by 山根公路&時乗浩一郎(2,8)、池田大介(11)
Brass Arranged by 田川伸治&時乗浩一郎(6)
Brass & Strings Arranged by 田川伸治(9)
リリースデータ
2000年5月24日 | 初登場10位 | 売上5.9万枚 | Produced by DEEN Co-Produced by 時乗浩一郎 |
BMGファンハウス(BERG) |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards | 山根公路 |
Guitar | 田川伸治 |
DEEN4thアルバム。前作から1年5ヵ月ぶり。初のセルフプロデュース、全曲自作となった。3シングル4曲を収録。前作以降のシングルのうちビーイング作家提供だった17thシングル「遠い遠い未来へ」は未収録。自作曲ではあったが通常シングルとは別のClassicsシリーズ第1弾としてリリースされた「Christmas time」も未収録。ドラムの宇津本直紀が99年12月31日のカウントダウンライブをもって脱退。今作では初めてメンバーとサポート含めた1曲ごとの演奏クレジットが記載されているが、脱退前のシングル曲である「MY LOVE」「すてちまえ!」「JUST ONE-Break 4 Style-」にはサポート枠のドラマーとしてクレジットされている。「YOU GOTTA KICK」は作曲に宇津本の名前があるものの、脱退前のストックだったようで演奏には参加していない。
99年12月には初の横浜アリーナ公演を行うなどライブ規模は拡大していたがシングル売上はトップ20前後、数万枚程度に落ち着き、今作もオリジナルアルバムでは最後のトップ10入りとなった。初回盤は32ページフォトブック封入スペシャルパッケージ、キャンペーン応募券封入のW特典。現在のライブ会場のCD販売コーナーではプラケース仕様の通常盤が販売されているが中古市場では初回盤が出回っており、通常盤の方がレアである。
3人になりドラムがサポートになったためか、前作のようなロックバンド的なカッコよさは無くなった。一方でアルバム全体の曲調のバランスがこれまでよりも格段に良い。様々な曲調が入っているが、3人になって新しい事をやるというよりはDEENらしさを最大限に表現したような1作。初期からの要素も後年の要素もまもなく大きく作風を転換していく要素も今作には含まれていると思う。同時にどこか温もりを感じるような作風だ。サウンド面でのメンバー関与の比重が増したのとビーイングの作家陣が退いた事で、ビーイング的な音作りからも離れつつある。また「JUST ONE」は99年のライブで披露されたストリングスによる長い前奏、演奏中にもストリングスを加えたバージョン(Break4というのはツアーナンバー)。「MY LOVE」はギターソロを取り直してあり、「すてちまえ」も冒頭にセリフが入る、と初めて既発のシングルを手直ししているのも特徴。最も一般的なイメージのDEENに沿いながらも、後にも繋がる個性も存分に出ている再デビュー作にして最も真ん中にあるDEEN像を確立した1枚。トータルでの完成度とDEENらしさという面では最高傑作だと思うし、オリジナルを1枚だけ最初に聞くなら個人的には今作を推したい。
初回盤32ページのミニ写真集はサイズ感の絶妙なミニさがまずビミョーだが、異様なドアップや謎のピンボケ、逆光のような写真ばかりでメンバーがまともに写っている写真がほとんど無いような珍妙な内容でかなり謎。
印象度★★★★★
2019.1.30修正