PARADE(初回盤A,B)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 君へのパレード♪<Album Version> | 池森秀一 | 山根公路 | 古井弘人 | 46thシングル 最高20位 売上0.4万枚 |
2 | ずっと伝えたかった I love you<PARADE Style> | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | 44thシングル セルフカバー |
3 | ミステリーなガール | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | |
4 | Te Amo | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
5 | 少年<PARADE Style> | 池森秀一 | 山根公路・ 田川伸治 |
山根公路 | 8thシングル両A面曲 2度目のセルフカバー |
6 | サマーソング | 池森秀一 | 山根公路 | 山根公路 | |
7 | Catch her Heart | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
8 | Sensual Blues | 田川伸治 | 田川伸治 | 田川ソロ曲 Instrumental | |
9 | Summer boy's tears | 山根公路 | 山根公路 | 山根公路・ 篠崎裕 |
山根ボーカル(ソロ)曲 |
10 | Oh My Friend | 池森秀一 | 田川伸治 | 田川伸治 | |
11 | キズナ | 池森秀一 | 山根公路 | 古井弘人 | 3人ボーカル曲 |
初回盤A(Blu-ray)
DEEN
LIVE JOY-COUNTDOWN SPECIAL 〜マニアックナイトW(`0`)W Vol.3〜
2016/12/31 Zepp Tokyo
No | タイトル | 備考 |
1 | 「君へのパレード♪」Music Video | 46thシングル MV |
2 | 「君へのパレード♪」Music Video Director's Cut | 46thシングル 別編集MV |
3 | 「ずっと伝えたかった I love you」Music Video | 44thシングル MV |
4 | Ikesta動画 47tour篇 | 池森秀一による47都道府県ツアー移動途中各地の自撮りレポート動画 |
リリースデータ
2017年8月9日 | 初登場22位 | 売上0.46万枚 | Produced by DEEN | Epic Records |
メンバー
Vocal | 池森秀一 |
Keyboards,Back-up Vocals,Vocal&Programming | 山根公路 |
Guitar,Back-up Vocals&Percussion&Programming | 田川伸治 |
DEEN17thアルバム。公式では全作通算で29thアルバムとされている。「25周年イヤー メモリアル・オリジナルアルバム」と銘打たれているが、2012年の『マリアージュ』を20周年と銘打ったのと同様に周年前倒しとなる。この5年の間に"周年イヤー"なる日本語を意図的に誤用した造語がJ-POP界に浸透したため今作は5年前よりも「25周年イヤー」が大きくアピールされた…が、14、19周年の夏同様に2018年の25周年に向けての3度目の47都道府県ツアーの最中にリリースされ、メンバーの周年認識が極めて明確(来年の25周年日本武道館公演に向けての47都道府県ツアー)となっている事もあり、メンバー自身には25周年の作品という意識は無い模様。
先行シングル「君へのパレード♪」はイントロにストリングスによるインストを加えたアルバムバージョンで収録。「ずっと伝えたかった I love you」はコンセプトに合わずに前作『バタフライ』に収録されなかったため今作でアルバム初収録となったが大幅にリアレンジ(セルフカバー)されている。「少年」は95年の「LOVE FOREVER」の両A面曲で、01年の『和音』でのセルフカバーに続く2度目のセルフカバーとなった。田川ソロインスト曲、山根ソロ曲のほか、「キズナ」は3人で歌っており、サビ以外では3人でソロボーカルを回している。45thシングル「記憶の影/遊びにいこう!」は2曲とも未収録。
初回盤Aは2016年12月31日のカウントダウンライブの模様を全曲収録したライブBlu-ray付属。
初回盤Bにはシングル2曲のMV3本と、開催中の47都道府県ツアーの移動中の各地での池森秀一による自撮り動画レポートが収録されたDVD付。
今作は1,5,6,11にストリングスのサポートを入れた以外は3人のみで演奏されている。元々47都道府県ツアーと同様に3人でアコースティック演奏を前提とした作風を予定していたが、幅を限定するのはどうかということになり、今作のような作風になったようだ。元々3人で作るつもりだったため、リズム隊のいつものメンバー(宮野和也&HIDE)のスケジュールも押さえてなくてストリングスを数曲で入れた以外は田川のパーカッション以外のリズムを全部打ち込みで済ませる事にしたのかもしれない。「ずっと伝えたかった I love you」はかなり異色のEDM調だったのを電子音排除のリアレンジを施す事でこの機会に収録されるも、「記憶の影/遊びにいこう!」が未収録になったのは単純にこの2曲がバンド演奏だったからだろう。確かにそのまま入れていたら浮く上に他の曲の軽さが気になってしまうし、わざわざリズム隊を打ち込み&パーカッション演奏に差し替えたら確実にグレードダウンする。
これにより今作はDEEN史上最も軽量級なアルバムになった。アンチエイジングポップ、ラテン、バラードなど近年の王道を一通り織り交ぜたバラエティ豊かな楽曲が並び、「サマーソング」では過去の夏歌のフレーズを並べ立てるという遊び心も(C/Wやアルバム曲も盛り込んでいるのでかなりファン向けだが)あり、基本3人のみながら多彩で飽きさせない。夏のさわやかさと適宜アコースティック以上のアレンジを施した事と、近年のアンチエイジング路線が合わさって、非常に明るくポップな印象になった。個人的に『マリアージュ』は3人だけに徹しきれずに簡易なリズムを入れたため中途半端な作風のアルバムになってしまったと思っていたんだけど、今作は5年前の『マリアージュ』を出発点(リズム隊サポート無し)としながら『マリアージュ』以降の5年間がここに集約されている感じ。
ただ打ち込みの良さを生かしたというより、普通にライブでバンド演奏したら明らかにそっちのが良くなって結局CDが軽く聞こえてしまうのではないかというところが多い。『マリアージュ』ほどに物足りなさは無かったが、結局のところバンド形態が恋しくなる作風ではあった。パレードというと管楽器系が陽気に鳴り響くイメージがなんとなくあるし、実際池森さんは3種全てのジャケットで"ソレ"を手にパレードされているわけだが…。ジャケット中央でボーカリストが持っている楽器が作中で一切使用されていない。今作はそんな奇異な1作となった。1番賑やかなのは音ではなくジャケットだった…というジャケットの出落ち感は否めない。
初回盤B DVD
「君へのパレード♪」が何故か2つ収録されているが、Director's
Cutの方は別編集映像。オリジナルでは最初からジャグリングしているダンサー集団が大量に出てくるが、Director's
Cutでは前半が3人だけの出演シーンで構成。なのでジャグラー集団のありなしなのかと思ったら後半はジャグラー集団普通に出てきた。結局なんで2バージョン作ったのか良く分からない…。
「ずっと伝えたかった I love you」MVの音源は当然シングルバージョン。ギンギンな電子音が鳴り響く結果的に独立したシングルになってしまった。今後この路線でアルバムまで行く事は無さそうだからシングルバージョンがアルバム収録されるのはシングルが網羅されるベスト盤が新たに出る時を待つしかなさそうだ。
「Ikesta動画 47tour篇」はおそらくインスタグラムのパロディと思われるが、移動中の観光スポットや別に観光スポットではないが池森さんがいい景色だと感じた場所で自撮りレポしているという内容。ツアー途中なのでそれのメドレーが途中まで収録されている。たまにメンバー2人も映り込むが…喋りかけている相手(として想定されているの)はその後ライブを行う現地の観客だし、池森さん個人のファンでもない限りはあまり面白いものでもなかった。
印象度★★★★☆
2017.9.19更新