いつだって世紀始な日記 '10 春風

10年4月

4月22日(木)

そのままの君でいて

・思いがけず上海万博のテーマソングとしてコピーされてしまい、慌てた当局から使用許可要請を受けて事後承認という形で正式に上海万博のテーマ曲となった岡本真夜97年の4thシングル。

「Tomorrow」があまりに大ヒットしすぎたので1発屋の印象も強いが、最初のベスト盤『RISET』までのシングルはどれも外れが無く、名曲のオンパレードだった。その後、楽曲が地味になってしまい一気に売れなくなってしまい、昔の歌手再生工場であるエイベックス移籍でも全く効果が上がらず、エイベックスから放り出されてしまい2度目の移籍をしている。最近はリリースも開いていたが、思わぬところでの再評価となった。

偶然にもデビュー15周年のベスト盤『My Favorites』のリリースが5月10日に控えていた。99年の『RISET』、03年のバラードベスト以外にベスト盤は無く、久々なのでオールタイムベスト。

しかし…最大の誤算が。

「そのままの君でいて」選曲してませんでした…。

なんてこったい!

かつて所属した徳間JAPANはここぞとばかりに着うた大ヒット仕様にホームページを変更。ちょうどいいことに『RISET』を2月に期間限定Blu-spec CD仕様で2000円の格安で再発していた。こっちの方がおいしい。

しかも5月10日発売というのは「Tomorrow」のリリース記念日であり、15周年ちょうどの日というかなり意味のあるものだった(5月10日は月曜日)。それ以前に明らかにアルバムはもう完成してるだろうし、どうするのかと思っていたら発売延期で緊急追加収録が決定したとのこと。まあそりゃそうするよねぇ。

 

 

・SCANDALがZONEの『secert base〜君がくれたもの〜』をカバーして配信限定リリースというのでDLしてみようかと思ったが、フル配信もPC配信も無く、曲を5分割しての細切れ販売だった。しかもそれぞれに待ちうけ特典をつけて全部揃えると抽選イベント招待というこんなところでもイベント商法

ここが着うたのずるいところ、嫌なところ…。そして恐らく搾取のポイントであり、同時に盲目ファンしかついていかずライトファンが離れていく衰退の引き金になりうる仕様。1曲完成させるのに500円くらいかかる上に、音質も最悪。誰が払うか!


4月20日(火)

シングルってなんだろう

・90年代に8センチシングルが主流だった頃は、3曲入りマキシシングルというだけでアルバム扱いとなっていた。その中でもミリオンを記録したB'zの「BAD COMMUNICATION」が有名な例である。ただし95年に180万枚を売上げた福山雅治の3曲入りマキシシングル「HELLO」はシングル扱い(そのため史上初のマキシシングルミリオンという記録を所持)だったりと当時からあまり明確な線引きは無かった。

マキシシングルが主流になると3曲入りが当たり前になったので枠が拡大。00年代に突入する直前には浜崎あゆみがやらかしたリミックス収録しまくりで1時間越えの収録時間とか(Boys&Girls)、4曲A面(A)というスタイルがシングルとして扱われるようになった。その後このスタイルは増えて、今では3曲や4曲A面は当たり前である。3曲A面の『H』が年間1位になったときはどれも平等扱いだったので一体3曲のうちどの曲を年間1位として扱えばいいのか困るほどであった。

そして2010年、さらに枠が広がった。

EXILEのニューシングルは4月からスタートした連続配信曲を収録した全8曲収録

新曲8曲入りダブルマキシシングル!

っていう煽りのダブルっていうのがなんでダブルなのか意味不明だが、普通にこれもうシングルじゃないじゃん…。DVD付2980円、CDのみ1980円。ミニアルバムじゃいけないのだろうか?アルバムの方がまだ売れると思うんだけど。


4月14日(水)

ここ最近の2010春ドラ Vol.1

チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋 1、2話
08年秋ドラの続編。09年には後日談込みの総集編と続編の「ナイチンゲールの沈黙」がSPで放映されていた。特に視聴率が高かったわけもないが、バチスタ同様に映画版に続いて第2弾という流れに。

チーム・バチスタ2とはなっているが、殺人事件に発展したバチスタ事件のせいでチーム・バチスタは前作の結末をもってとっくに解散しており、もはや何の関係もない。でも続編ということを示すためと「バチスタ」を名称として浸透させてしまったのでこうなったっぽい。

今回は救命を舞台に、救命の部長である速水(西島秀俊)を巡る収賄疑惑を中心とした話…らしいのだが、そこの部分は小出しにして毎回ちょっと謎の症状で運び込まれた患者の病気の正体を突き止めるという1話完結型のストーリーになっている。

救命ということで「コード・ブルー」にも出てきたドクター・ヘリが模型でたびたび登場。救急救命の割には1人の患者のために毎回全員で作戦会議を行うなどけっこう暇そう。しかも初回での田口(伊藤淳司)が参加する経緯もかなり強引。メンバーの1人である和泉(加藤あい)と田口が同期だったのと、運び込まれた患者が過去に1度だけ田口の診察を受けていたので事情を聞くために呼ばれたのはいいが、何故か数年前に1度会っただけのこの患者の発言を事細かに記憶しており、その後は何故か呼ばれてもないのに作戦会議に当たり前のように参加していた…。その後、白鳥の助言で患者の心のケアを担当する人物が必要ということで正式にメンバー入り。

白鳥(仲村トオル)はバチスタ事件があったので定期的に来る監査の一環として登場。しかし研修医時代に同僚だった速水の贈賄容疑を疑い、監査が終了したのに2話では独自に病院内に出入りするという流れに。

バチスタのように病院長のお願いで捜査しているわけではないので、必然的に白鳥の存在意義と出番は減ってしまうし、これでは田口とのコンビにはならない感じでこの先どうするんだろう。さすがにこれから毎回独自に出入りするってわけには…。

そして速水に続く救命の2番手で副部長という重要な役どころに何故かTKO木下。芸人でも演技経験豊富な人ならまだしもほとんど演技経験のない木下が何故にこんな重要な役を…。3枚目の和やかメンバーかと思っていたのに今のところボケ一切なしの大マジである。

看護師長の白石美帆はまだ31歳なのに設定35歳。さすがに35歳には見えない。そしてその下で働く看護師には浅見れいな。主役級ではないが主人公の友人役とかサポートの要である事も多く、そこそこ知名度のある役者なのに出番がほとんど無ぇ…

 

絶対零度〜未解決事件特命捜査〜 1話
未解決事件を扱う捜査部署が設立され、そこを舞台に1話完結で未解決事件に挑む刑事モノ。そこの新人である桜木(上戸彩)が主人公。

今回は10年前の3億円横領事件が舞台。当時の容疑者だった3人のOLのうちの1人の白骨遺体が発見されて再捜査が始まる。

なのだが、新米なのと各刑事がそれぞれ個性派揃いなのであまり捜査に入れてもらえない主人公はメモ係。しかもそのメモ自分用

先輩方にも比較的冷遇されており(嫌われてはいないものの…)、捜査自体も桜木の活躍無く、新事実が次々と明らかに。10年前ちゃんと捜査してたのかよ…というくらいちょっと叩けば分かりそうな人間関係も明らかになっていく。このままじゃ主人公がただの記録係のまま事件解決するという斬新な展開になりそうだったが、最終的には桜木が非番の日に1人で動き回ってそれなりに決定的な事実を発見。何とか捜査に貢献して主人公っぽい活躍を見せた。

色々と容疑者が出てきてOLの元恋人の裏工作なども明るみになったが、事件本体に関係が無く、結局会社の支店長が真犯人だった。しかも横領事件そのものもそれぞれの諸事情(借金とか)で50万単位でOL3人が行っていたのをこの支店長が発見。脅してOLの1人を襲って妊娠させた挙句に、3人をさらにゆすって3億円もの金を横領させ、その後口封じに全員殺害してました…という死刑レベルの極悪人だった。いくらなんでも支店長、そりゃアグレッシブすぎるぜ…。

でも3億円どこにやったんだろう…。地方に飛ばされて寂しそうに暮らしてたんだけど、派手に使うとばれるし時効まではおとなしくしてるつもりだったのだろうか。

捜査課の室長である長嶋を演じるのが北大路欣也。この人はソフトバンクのお父さん(犬の声)で有名であり、上戸彩と親子共演。なのにCMはDocomo連発で劇中で先輩刑事が使っていたのはDocomo携帯だった…。上戸彩は携帯を使うシーンが少なく、最初の方で使ってはいたがアップにならなかったので不明、北大路さんは携帯を使うシーンが無かった。果たしてちゃんとソフトバンクなのだろうか

続編が出来るほどヒットしたドラマが『アテンションプリーズ』くらいしかなく、初主演の『ひと夏のパパへ』では当時としては異例(今もか)3%台をたたき出すなど低視聴率女王の異名を取る上戸彩にしてはほとんど初ともいえる大ヒットで初回視聴率が18%。奇跡レベルの高視聴率。確かに今回はイメージに合いながらも新境地だし、話自体もそれなりに面白かったがこれはビックリだ。


4月9日(金)

ここ最近の2010冬ドラ EXTRA

特上カバチ!!
なんと大阪弁護士会に抗議されるという珍事が発生。ドラマ内でも弁護士が行政書士を下に見たり、行政書士の範疇を越えていると指摘する場面もあったが、現実世界でも弁護士がそれをやった

職業モノのドラマにイチイチ文句つけるとか…。しかもシリアスでもなくコメディドラマだったし…。だったら「七人の女弁護士」とかどうなのよ?弁護士が裁判中に真犯人を名指しする内容だよ?毎回裁判崩壊させる話だぜ?

弁護士が探偵になってしまうくらいアホらしければ抗議するまでもないけど、このドラマの場合はそれなりに違いを説明したりもしていたので、逆に誤解を招くということなのか?

しかし、足利事件とかで冤罪が話題になる昨今、もし今「七人の女弁護士」を放送したら検察はそんなに無能じゃないから誤解を与えないでほしいとか本気で抗議が来てしまうのか?なんか今の時代、本気でそうなりそうでなんか嫌だ。


4月7日(水)

コメント

東方神起、活動休止。そしてメンバーコメントとしてようやく発表されたファン待望のコメントが何の感情もこもってない定型文のような文章。これは無い。俺がファンだったらメンバー1人1人のコメントが聞きたいし、あわよくば「いつかまた5人で」という未来を示唆する言葉を聞きたい。かろうじてかろうじたような「今は」という言葉、これが限界なのだろうか。

普通の活動休止以上に解散っぽい流れなのにファンクラブ継続っていうのもなんだかなぁ…と思ったが、SLAVE(LUNA SEA)だってバンド終幕から10年経過しても続いてるしファンが自分からお金払ってでも続けて欲しいっていうならいいのかもしれない。

かと思いきやYUIなんかは活動休止として半年ちょいリリース開いた(これ休止っていちいち言わなくても別に気にならない期間だったけど…)時にファンクラブの新規受付が停止、活動再開後に何故か解散してしまうなどわけの分からない展開になってたりする。

俺がファンクラブに入ったのはZONEだけだったが、入って1年で解散してしまい同時にファンクラブも無くなったのでファンクラブイベントも開催されず、せいぜい会報程度しかファンクラブらしいところが無かったのを思い出した。最後の武道館ライブのチケットもファンクラブ優先枠で取って2階だったし。

そうそう、今までの武道館ライブ(ポケビ、ZONE、DEEN、DEEN)全て2階の南東か東だったんだけど、今回の3年目DEENで初めて西側に行くことになったっぽい。


4月2日(金)

4月も始まりだ

・最近ってエイプリル・フールで行われる各サイトの仕掛けが物凄いことに今年初めて気付いた。円谷プロとかウルトラマン一族と一部の怪獣がツイッター始めて、1日中更新してたらしいから凄い。1日で消しちゃうのがもったいない。

来年の4月1日はもっとこの行事を楽しみたいと思う。

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