北風吹いたら世紀始な日記 '10 冬がはじまるよ

10年11月

11月30日(火)

マッキーまた移籍

・槇原敬之が自主レーベルを立ち上げるらしい。現在はエイベックスに所属しており、その縁でELTがカバーしたり、浜崎に提供したりしていた。今回メジャーの中にレーベルを作ったのか完全に独立したのかは明らかになっていない。なおマッキーはもうずいぶん前から事務所は個人事務所を設立、逮捕時のごたごたの中でスタッフの横領とか、いつの間にか社長が当時一緒に捕まった友人になってたりいろいろあったがうまくやっているようだ。

http://www.makiharanoriyuki.com/

マッキーは90年〜96年までワーナー(当初はWEA MUSICという名称だった)に所属。94年にはワーナーの中にriver wayというプライベートレーベルを設立していたがこれまでレコード会社の中にレーベルを作ったのはこの時だけだったはず。

続いて97年〜99年はソニーに在籍。これは例の覚せい剤逮捕事件により自動的に解雇になったようだ。

00年〜03年にはワーナーへ出戻り。

04年〜06年にはEMIへ移動。

07年〜エイベックスへ移動していた。

最初の3社、特にソニーからワーナーへの出戻りは仕方ないとして、古巣を飛び出して以降の落ち着かなさ。これがベスト乱立の原因でもあるのだが、オリジナルアルバムにして2,3枚出すと移籍を繰り返している。最初に3年くらいの契約をしてそのまま更新しないで新天地へ向けて飛び立っていくスタンスだったのだろうか?もう20周年だしこの手のタイプはさっさと自主レーベルを作るに限る(事務所は早い段階で独立してたんだし)が、むしろ今回の展開は遅いくらいに思える。

一切の移籍をしないで愛着があるアーティストと言えばサザンとかスピッツとかミスチルか。まあスピッツの場合は所属レコード会社が消滅してるのでポリドール→ユニバーサルにはなっているけど、あの『RECYCLE』騒動の後でさえも移籍しなかったんだから相当なものだった。


11月29日(月)

2010.11.29付チャートイン曲さらっと聞いてみた感想

・発売する以外一切謎のままだったミスチルのアルバム情報が2日前になって発表された。ついったー見ているとミスチルの姿勢は何でもかんでも今のチャートに対するアンチテーゼみたいになってしまうが、個人的には名前に信頼があるからこそできる離れ業みたいな戦略だなとは思っていたがどうにも謎だった。何も分からない以上は「Mr.Children」という名前でしか買われないわけだから、不親切極まりない。名前だけで買うというのは、否定されがちなアイドルCD購入と変わらないことになる。アイドル買いは曲の優先順位が低いと思われがちだがコアなレベルになれば振り付けまで完コピするのだからむしろそこらのあ「アーティスト様」よりも深く聞き込まれていたりする。まあそれはいいとして、なんだかそんな感じで発売日まで謎というのは俺には意味不明だった。まあ俺自身は10年前から「名前」で買っているので明らかになろうと謎だろうと意外とどうでもよかったりもするんだけど。

「ニシエヒガシエ」が出た中学生当時、曲を聞かず名前だけで買った当時の友人は次の日死んだ目で言った、「終わった」。俺は事前に聞いていて「今回のは今までと違いすぎて変な曲だぞ」と忠告したのだが、彼はそれを聞かずに曲を聞かずに即日購入していた。当時のミスチルの流れからして「ニシエヒガシエ」のような曲はイレギュラーすぎて、「Everything(It's you)」までの方向を期待していた友人にとっては良さを見いだせない曲だった。俺が買い始めたのは次の「終わりなき旅」からでこの曲はそこそこ評判が良かったものの、当時既にミスチルを好きだった多くの友人が「最近のミスチルはイマイチ」という認識で会話していた。まああの当時のミスチルは今思えば1番難解で複雑だったわけなんだけど、当時の俺の周囲の評判と合わせるようにミスチル人気は急下降してGLAYやラルクの時代がやってきていた。

「ニシエヒガシエ」自体は情報制限されて発売されたわけではないしドラマ主題歌だったので聞かなかった友人が珍しかっただけだが、今回は自動的にそういうことが起きる可能性もある

そんなことを考えていたら今度は2日前に収録曲とタイトル解禁。誰もがネットやっているわけではなく、明らかに乗り遅れる人も出てくると思うんだけど、今回の情報操作プロモーションはいったい何を狙っているのかますます分からない。曲を聴いてもらいたいという大前提があるのにここまで謎だったのは?口コミでロングヒットしていくのが理想で故意に初動に偏らせずに数字を伸ばしていくネット以前の売れ方を再現させたかったとか?

 

CHANGE UR WORLD/KAT-TUN
赤西脱退で一気にファンが減った以外に曲に、他のジャニーズに比べて攻撃的でロック色の強い曲というイメージは変化が無い印象。

1! 2! 3! 4! ヨロシク!/SKE48
明るい王道アイドルポップ。AKB48のC/Wであるアンダーガールズ名義とかも平気でこのくらいのクオリティの曲は出しているだけにあまり引っ掛かりはしなかったが、これはやはり名古屋周辺の方が認知度や盛り上がりが違うのだろうか。

PARADISE/Endless Fighters /AAA
気が付けば今年に入ってから3連続小室提供。専属になるのか今年きりなのか。今のAAAは若干不透明感はあるものの上位に安定して入れるので復活小室神話を適度に保ちつつ絶対に失敗はないので下手に新人を小室プロデュースとかやるよりもリスクが無い。考えているな!曲の方は2曲ともA面らしいキャッチーな曲。男女グループとはいえ女子メンバーが2人しかいないせいか(本当は3人いたんだがデビュー当初のスケジュールが過酷すぎて病院送りになった末に脱退を余儀なくされた)、どうしても男子比率が高い気がするが他にないグループではあるのでけっこう面白いといえば面白い。

Anything Goes!/大黒摩季
久々のヒット作だがボーカルとして参加しただけの完全ライダーソングということで一昔前の歌手が再度耳に入った時によくある懐かしい感じは皆無。大黒摩季の攻撃的な面が生かされているような気もするし、Wのときみたいに上木さんが歌っても変わらないかもしれない。微妙なところだ。大黒摩季が不思議なのはもう10年以上も前から声がかすれまくり、普段の喋り声がガラガラという明らかに喉完全崩壊状態のはずなのに歌うと意外と出るところである。ビーイングの嫌がらせライブベスト等を聞いた時の印象だとむしろ音の低い平歌が出なくて、高音のサビは出るみたいな感じだった。何とも不思議な喉である。

So today.../FTIsland
踊る人の日本進出が多い韓国の中で珍しいロックバンド。ごくごくストレートにポップでロックなバンドサウンドで聞きやすい。

Over the Starlight/中野梓(竹達彩奈)
唯と澪と違って放課後ティータイムで普段歌ってない(コーラス程度だが判別できない)だけに、歌声自体が新鮮。どっちかというとキュート系な声でノリのいい曲。キャラクターのイメージ的にあまり歌う感じがしないので不思議な感じ。担当楽器のギターをフューチャーという割には間奏のギターソロ以外はそんなにハードなロックではない。

Drumming Shining My Life/田井中律(佐藤聡美)
他の2人と違ってこの人だけキャラの普段の声でそのまま歌っている感じ。元気系でキャラクターのイメージ通りという印象。

Diaryはフォルテシモ/琴吹紬(寿美菜子)
各楽器をフューチャーという中でもキーボード担当のこの曲が少なくともPC視聴程度では1番分かりやい。

闘え!サラリーマン/ケツメイシ
レベルの高い週でしかも連続ダウンで人気低下中とはいえ、今回のこれは完全に滑った感がある。サラリーマン応援歌的な曲で明るくノリはいい曲だ。狙いは忘年会シーズンだったんだろうけど、もはやこの時代にこの曲を呑気に受け入れているような余裕はないと思う。特に普段のファン層が1番苦境に立たされている若者中心ともなれば尚更だ。

この夜を止めてよ/JUJU
ドラマ「ギルティ」は面白そうで見ようと思ったら1話録画失敗して2話以降は一応たまっているんだが結局チラッとしか見ていない。ドラマの雰囲気とシリアスな曲調は合っている感じ。

グッバイ/小田和正
いつもの王道のいい曲という感じ。小田和正自身がそうなのかは知らないが、この手のベテランとピュアな雰囲気の楽曲に反してけっこう商業主義的なリリースが多い印象。オリジナルアルバムの枚数の割にベスト盤やオフコースセルフカバーの連発もそうだし、シングルもかなり大型タイアップが無いと絶対に切らないくらいの勢いだし。

光のフィルメント/高垣彩陽
シリアスなバラード調。スフィアのメンバーの中では1番元気そうなイメージが勝手にあったが、歌も曲も大人っぽくて意外だった。


11月27日(土)

続・DEENライブベスト&C/W集

2作品ともCDの方も1回さらっと聞いてみた。

C/W集は音がひたすらでかくなっている。前も書いたが近年のDEENのCDはエンジニアがそういう主義なのか全体に音を小さめにまとめている。特に『PERFECT SINGLES+』はかなり音が小さくされており、さらに全体均一にするようなほとんどリミックスまで施されており、ロック系の曲がのっぺりした感じにまとめられていた。今回のC/W集は完全にビーイング側が制作の全権を握っていたため(実際にはDISC-2は全曲がArioraのCマークなのに、8曲目以降がAriora権利という複雑な管理体制が表記されている)、ビーイングサイドでリマスターしたので、当然エンジニアが違ったのが原因のようだ。最近の音の小ささに慣れていたのでかなりビックリした。

・ライブベストCDに関してはALL TIMEでは全く無いとはいえ、かなり気持ち良く聞けた。ほとんどがDVD化された楽曲だが、CDほどDVDは繰り返して見ていないし、CD用に全部調整されているようなので新しい気持ちで聞けたのも大きい。声が出ている時の音源をしっかり選んでいるようだが投票そのまま反映ではないと思う。ヒットシングルの時期とかバラけているし(1番謎なのが「瞳そらさないで」が04年。たくさんある中でわざわざ04年音源に投票するファンはいないんじゃないかと思う)、曲自体を総合投票数で決めてどの時の音源を収録するとかある程度の調整はしたんじゃないかと勝手に思っている。

DVDに関しては曲目だけ先にまとめてみたので何が入っているか知りたい人は確認してみてほしい。ちなみにDISC-4のヒストリーは全部1コーラス程度収録、リゾートライブは1コーラスと書いた曲だけで後はフル。またリゾートライブではチャプター分けされていないが、曲の後に池森インタビューが随所挿入されていることを付け加えておく。

こちら


11月25日(木)

DEENライブベスト&C/W集

ようやく到着。とりあえずC/W集のBreak2ライブDVDとライブベストのDVD2枚を見る。

Break2のライブ映像は凄い。当時の曲が当時のままの声で出ている。当たり前なんだけど声変わり前のライブ音源は実質的に最初の2枚のDVDのみで、俺自身声変わり前のライブはBreak5に行っただけなので、「遠い空で」とか「君がいない夏」とかを原曲キーで聞くのは初めて。一部あまりに歌にブレが無さすぎて(love meとか)ボーカルパートだけCD音源と差し替えてるんじゃないかとも感じたんだけど…。基本は原曲アレンジを再現しているが「君さえいれば」は中華一番バージョンのロックアレンジ基本だったり見どころも多い。全曲このままでは二度と再現不可能なので実に貴重なライブ映像である。ビーイングめ、こんなのを隠しておくとは…。

ただ原曲を再現していて安心感のあるボーカルはいいが、ライブ構成や見せ方、演奏などそれ以外のすべては完全に現在の方がいいと思った。まあそうじゃないとファン続けてないと思うけど。

 

ライブベストのDISC-3の300回公演ライブに関しては、特にこれといった特徴はない。声の調子も可も不可もない感じだ。さすがに「このまま〜」などはBreak2の後に見ると若干悲しくはなるけど、ファンなら温かい目で全体的には今のライブの方がいいと改めて思えるはず。

 

で、DISC-4大半を占めるヒストリー映像だが…ヒストリー映像ではなかった

歴代ライブDVDダイジェストだった。

ライブが映像化される以前(つまり横浜アリーナより前)のライブは当時のスロー素材にインスト(翼を広げてのキセキVer.)を被せるだけという驚愕の編集映像(しかも宇津本さんカット)でインスト時間きっかりにさっさと終了する。しかもC/W集DVDに気を使ったんだかなんだか知らないがBreak2だけ飛ばした挙句に、,Break4ツアーの映像もなし(一応横浜アリーナもBreak4のSpecialではあるが)。宇津本さんに関しては無かったことにしたのではなく、現在のメンバー3人を中心に編集しただけのようで続く横浜アリーナの映像はDVDそのままなので普通に映っている。

以降は1時間以上に渡って歴代のライブDVDからそれぞれ数曲ずつ1コーラス抜粋するのみの映像が淡々と続く。当然Break7,9などDVD化されていないライブは何事も無かったかのように飛ばされていく。

で、夏にやったリゾートライブ&ドキュメントも入ってるんだけど、30分程度。DISC-4は収録楽曲がブックレット等に一切記載されてない不親切仕様なんで(チャプターは曲ごとに区切られているので50くらいあるけどDVDメニューにはヒストリーかリゾートかオールプレイかの3択しかないので直接の曲選択不可)直接見ないと分からないんだけど5,6曲だったかな?よりによって『クロール』収録の最新曲を1番だけでカットするなどここでもやっちまった感が…。

ブックレットはヒストリー写真集とは名ばかりの何か最近の写真ばかりじゃね?的なペラいのが入ってるのみで、CDメインの作品なのに歌詞カードが無い。写真集ならこれまでのライブDVDに入ってたやつの方が分厚いうえに、『LIVE JOY COMPLETE 2002-2004』に入っていたその時点までのライブを1ツアーずつメンバーが振り返っていく対談冊子の方がよっぽどライブの歴史をオールタイムで総括する今作にふさわしかった…という封入特典でもやっちまった感全開。

そんなわけなので、これまでの作品を持っているファンほど残念な気持ちが増していく奇妙な1作となっている印象。今作が最適なのは最近ファンになって過去のDVDをほとんど持っていない人。さらに今のライブでの昔の曲のキー下げや変化っぷりを既に知っている人なら文句なく最高の1枚だと思う。そんな限定的条件にあてはまる人はかなり少ないと思うんだけど…。この商品自体が12600円もするため、このタイミングでそれが気にならないほど急上昇している新規ファンなんてほとんどいないんじゃないか。

 

・またビーイングとの契約問題の複雑さもうかがえる内容であった。今回02年前半の「和音」ツアーの音源までが何故かB-Gram管理の表記になっていた。B-Gramにいたのは98年前半までである。どうなってるんだ?

まとめると

@98年後半にBMGジャパンにビーイングレーベルBERGを設立。七緒香、大葉るかなどが在籍するもみんなクビになったので01年頃にはDEEN専属レーベルになる。

A99年中盤から自作移行。ビーイングからの提供曲が一切無くなる。

B02年前半の「和音」までのライブ音源がB-Gram管理とされている。

C03年B-Gram時代のPV集、BMG以降のPV集を連動リリースし、次の作品「太陽と花びら」でBERGレーベルマーク消滅

D02年後半のBreak6〜04年のBreak8までのライブ映像を1度DVD化した際に01年以前の楽曲が漏れなくカットされる現象が発生する(02年前半の和音に関してはライブで披露されなかったので不明だった)。05年「キセキ」リリース後に解消され、改めて各ライブの完全版がリリースされる。

E今回のビーイングからのC/W集は04年末までのC/Wを収録。

このようになる。これまでBERGレーベルのマークが消えたのが03年なので03年にビーイングを離脱したが、ビーイング時代の音源が使えなくなり、05年にキセキを出して問題が解消したと思われていた。

今回新たにライブ音源の管理をB-Gramが02年前半まで行っていた事が判明し、ビーイング側がC/Wを04年分まで収録(一応BMG移籍以降のDISC-2はBMG管理表記)したりと何故か時期にズレがある。一体ビーイングとの関係はどんな複雑な状態だったのか。マネージメントと楽曲管理など段階的にビーイングとの契約を終了していったのだろうか?


11月24日(水)

紅白発表2010

・「とある魔術の禁書目録」に続いて「とある科学の超電磁砲」というのを借りようと思って半額セールに乗り込んだら1巻だけない。しょうがないから常に安い、でも半額ほどじゃない別の店で1巻だけ借りようと思ったら、やはり1巻だけ無い。しょうがないからまた別の店で組み合わせで安く借りようと思ったら案の定1巻だけない。というわけで打つ手が無くなったので断念。

・事前情報が相変わらずガゼってたらしいが全く見てないので問題なし。あの手の情報はガセだと騒ぐ時点でもう記事として話題になってるわけで。完全にスルーして差し上げればあまりに虚しくなって意味が無いのでやらなくなるだろう。

 

初出場の人たち

植村花菜
「トイレの神様」が話題になったので(というか無理やり話題にしまくったようにも思えたけどこれは単に俺が聞いてなかっただけだよね!)この曲で出ると思われる。なんでもフルじゃないと嫌だというこだわりがあってフルだと10分。マジで紅白で10分やるの?基本シンプルな曲だし誰もがこの曲大好きなわけじゃないので(ていうかそこまでヒットもしてないし、アルバムの1曲だしなにもかも異例だ)なげーよ!って言ってチャンネル変えられる可能性もあると思う。

クミコ
誰?歌謡曲系のシンガーのようだが今年「INORI〜祈り〜」というシングルで68位まで入っている。広島原爆関連の反戦歌ということなので平和枠というか何かNHK好みな感じなんだろうか。

西野カナ
シングルでそこまで大きなヒットが無いのでどの曲になるのか不明だが、テレビによく出ているフレッシュな若手としてこの辺はさすがに抑えておかないとね。

HY
何故か今更初出場。何か例年以上に話題になった曲とかあったっけ?そしてまさかここでも女性ボーカルメインのバラード曲を披露して、「あの真ん中の一見ボーカルっぽい人って結局なんなの?」状態になってしまうのか?それだったらみんなで歌っている代表曲「AM11:00」でお願いしたいところだ。

AAA
何故か今更初出場。今年は最優秀新人以来5年ぶりにレコード大賞にも登場するなど妙にねじ込み気味。確かに売上は上がったが、複数商法の過激化やいきものがかりを倒すのに必死であまりに不自然な上昇をやっちまったせいで(いきものがかり事務所社長がキレて自社買いと非難したところ権力の大きさの違いに相手が激怒して謝罪騒動に)あまり売れている印象が無い。というか俺が曲を知らないだけだと思うけど、小室が提供しているというくらいしか…。

韓国勢まさかの全滅。まあよく考えたら日本には出張してきているわけだし、大晦日まで海外出張っていうのがまず難しいんだろう。自国優先でしょうやはり。逆の立場になって考えれば、日本でも人気の歌手が年末を海外の番組出るとか言ったら文句出るだろうし。

声優/アニメ系も特に新たな動きなし。声優/アニメ系は特化したジャンルだし、特化した番組でやればいいということか。

 

J-POP常連の人たち

aiko
安泰組。「戻れない明日」と「向かいあわせ」の2作があるが、まあ1位も獲得した前者が妥当か。正直固定ヒットオンリーな状況だけに出ててもあまり印象が無い。

アンジェラ・アキ
NHK大好き枠。さすがに3年連続の「手紙」は無いと思われる。今年出したシングル「輝く人」がバッチリNHKタイアップなのでそれだろう。

いきものがかり
次期NHK大好き枠。というかそれ以前に大ヒットを飛ばしている。朝ドラ主題歌の「ありがとう」以外ありえず、主演の松下奈緒が司会なのでゲゲゲ絡みの前振りにも時間を割いて待遇も良いと思われる。

AKB48
「桜の栞」とじゃんけん選抜の新曲は無いとして残り3曲のうちどれを歌うかだが、総選挙で話題になったとして「ヘビーローテーション」が1番可能性が高い気はする。メドレーもありそうだけど、また大勢大挙して出てきてカメラが追い切れない、視聴者も誰が誰だか分からない、知ってるメンバーでも見逃すくらいのせわしなさが予想される。

倖田來未
安泰枠。シングルは今年3作。ブリブリ言ってる奴か、好きで好きで言ってるバラードかのどっちかだろうか。

DREAMS COME TRUE
いつの間にか安泰枠に。今年はシングル3作だが、昨年までに比べるとあまりヒットしていない。TSUBAKIのCMソングにしてもポカリのCMソングにしても以前のタイアップソングに比べてさほど印象を残してないし。

浜崎あゆみ
安泰枠。今年もカウントダウンライブがいるので早めに歌って帰るものと思われる。シングルは3作。50枚目のシングルという節目を迎えたものの完全固定ヒット状態なので以前のように曲がパッと出てこない。俺が聞いてないだけかもしれないが。12月に今年2枚目というハイペースなアルバムも出るのでそっちの新曲をプロモーションする可能性も。

Perfume
シングル3作がそれなりにヒットしてMUSIC JAPANレギュラーでもあるので出ない理由もない。が、基本的に売上がずっと一定すぎてどれを歌うかが難しい。「不自然なガール」が一応筆頭候補かな。

平原綾香
NHK大好き枠。今年も無茶な残留。今年シングル3枚出しているがついにクラシックカバーオンリー。完全にクラシックカバー歌手になってしまった。その上特にどれもヒットしておらず、2年連続でほとんど誰も知らない曲を歌うか、「Jupiter」に回帰するのか。

水樹奈々
結局アニメ/声優系は昨年に続いて水樹さんオンリー。シングルは1月2月に2枚出したのみ。普通にどちらかを歌うのだろう。


さすがに外せず2年連続。シングル6枚もあってどれも大ヒットしたが逆にどれも同じくらいヒットしたせいでどれを選ぶかが難しい。最新の「果てない空」か、今年最大ヒットの「Troublemaker」かまたメドレーか。司会だし「トイレの神様」に10分も許すならどうとでもなりそうだ。和田アキ子に文句言わせておけばいいだろう。

EXILE
安泰枠。W杯の曲で確定だろう。

NYC
何故か彼らまで先輩を差し置いて2年連続。ここは別に変えても良かったと思うんだけど昨年みたいによう分からないメドレーにするのか、オリジナルを歌うのか。いずれにせよKAT-TUNやNEWSに比べても格段に知名度低いし、誰だっけ?って人多いと思うんだけど…。

加山雄三
9年ぶり。デビュー50周年ということで記念的に?

郷ひろみ
9年ぶり。何かあったっけ?と思ったらNHK「みんなのうた」を歌っていたという分かりやすい理由が。

コブクロ
安泰枠。今年は「流星」のみ。さすがにいきなりカバーってことはないと思う。

SMAP
安泰枠。今年は「This is Love」のみ。

TOKIO
安泰枠。一応現役でたまには1位も取れる上にジャニーズ最長の17年連続出場をしているのに(SMAPは2回不祥事や新曲が無い等で途切れている)嵐やNYCといった若手を入れたからってここでハブにするわけにもいかない。今年はシングル3枚。特に大ヒットはないがヤマトCMタイアップで今もかかってるし1番知名度ありそうな「advance」だろうか。

徳永英明
いつの間にか常連に?今年は何故か完結したはずのカバーアルバムがまた出たのでそっからまたカバー曲というところか。そもそも新曲出てないし。

FUNKY MONKEY BABYS
昨年に続いて出場。「あとひとつ」か、ベスト盤がヒットしたのでまた過去シングルか。

福山雅治
2年連続3度目。龍馬には何としてでも出てもらわないと。デビュー20周年だしということで、横浜でカウントダウンライブあるけどたぶん中継で出場。

flumpool
昨年に続いて登場。ファンモン同様に特に大ヒットがあったわけでもないけど、そこそこにヒットは飛ばしているし、入れ替わるほどの強力な初出場もいないしっていう感じも。

ポルノグラフィティ
安泰枠。aiko同様に固定ヒットだけなので出てもあまり印象が無い。

遊助
2年連続。紅白の舞台でブンシャカやってお年寄り達の目を点にすることに期待。

L'Arc〜en〜Ciel
バンクーバーオリンピックのテーマ曲を歌ったので00年以来の復帰。この辺はさすがに抑えてくるなNHK。

 

いなくなってしまった人たち

秋元順子
同じ曲で何年も出る人も多いが…わりとあっさりと切られた

絢香
休業中。

大塚愛
妊娠中。今年のNHKの合唱曲はこの人だったので安泰枠だったが…。

GIRL NEXT DOOR
今年一気にプッシュあきらめられてトップ10入りも危うくなってきたがまさかここまで一気に切られるとは…。AAAの方がまだ行けそうだっていう会社判断が目に見えるのが酷い。とりあえずレコ大ノミネートがあっただけマシだったのかもしれない。

木村カエラ
子供はもう生まれたがまだ再開というわけではないから?

中島美嘉
休業中。今年休業率高いな。

北山たけし
北島事務所所属のまだ36歳で氷川きよしに続く若手演歌歌手。なかなかどかない老人たちに比べれば相当な人気があったはず。5年連続出ていて安泰だと思っていたらまさか北島三郎の引退より先にいなくなってしまうとは…。

ジェロ
結局なんだったのというくらい清々しい1発屋ヒットのままで、そもそも去年の時点で無茶だったが案の定消えた。

東方神起
それどころじゃない。

美川憲一
顔ぶれ変わらない老人演歌勢の中である意味最も革新的でアグレッシブだった美川を外すとは何考えてるんだNHK。ここ最近は毎年「さそり座のおんな」を奇抜なアレンジにして笑いを呼んでいた。ヒットが無いのが原因だというなら和田アキ子だってそうだろうに…。ただ衣装対決っていうほど別に対決になってないので小林幸子が1人で派手な衣装失礼、舞台装置でしたね!で出てきても特に違和感はないだろうけど。

ゆず
NHK的な絡みが無いと呼ばないのだろうか。

レミオロメン
何で去年初出場で4年遅れの「粉雪」だったのかがそもそも謎。

 

初出場が少ない、残った常連も固定ヒットばかりで、なんかただ連続して出てるから出てるだけみたいな感じ。ネタとして楽しかった美川がいなくなってしまうし、今までで1番面白くないラインナップだった。追加発表に何かないのだろうか?


11月23日(火)

ここ最近の2010秋ドラ Vol.6

DVDで借りてきた「とある魔術の禁書目録」が24話もあるもんだから、処理が追いつかずドラマがたまっていたが何とか一気に消化。2話分を一気にお送りする。

SPEC 5話
公安の刑事5人が相次いで死亡する事件が発生。事件前に瀬文(加瀬亮)は先輩の里中(大森南朋)と会っていたが、どうやら里中が公安のデータベースにハッキングしていたらしい。信頼していた先輩だけに信じたい瀬文だったが…。どうやら病気を処方するというSPECの持ち主が、里中の娘を重病にして里中を脅し、何かをさせようとしていた。

その何かとは1話で出てきて、以降は公安にかくまわれている未来予知の冷泉 (田中哲司)の奪還だった。時々出てきては津田(椎名桔平)と遊んでいてコントのようなやり取りをしていた冷泉だったが彼をねらっている派閥はたくさんいるらしい。

里中を無事確保した一行だったが、病を処方したSPECの持ち主の名前を言おうとしたら射殺されてしまい誰なのか不明のままだった。津田は「おとりのはずのミショウがパンドラの箱に手を出した。いっそ消しちゃうか」ともはや悪の総本山のような勢い。

いくらなんでもふざけてばかりの役回りだった野々村(竜雷太)もついにシリアスモードになってきてそろそろ大きな展開になっていきそうな気配で終了。

しかし里中の妻役の西原亜希。高校時代には多部未華子の同級生役で2度共演していた。当時から自分で老け顔とか言っていたが、23歳の今、38歳の大森南朋の妻でも少し年下くらいにしか見えないくらい落ち着いている。10年後も変わらないタイプか。

6話
冒頭からシリアスな野々村。「心臓が息の根を止めるまで真実に向かってひた走れ」はケイゾクの時に同じく主人公に託していた名言。ずっとふざけていたのでようやく野々村の存在にも重みが出てきた。

里中の娘を救わなくてはいけないので今回は捜査命令というよりほとんど勝手に捜査を継続。その過程で里中が盗んだSPECリストをゲット(背後で怪しげに見つめている老夫婦はスパイ?)。その中には一十一(神木隆之介)の能力は時間を止める能力と記載してあった。前の憑依も凄かったけど、改めて判明するとタイムストッパーはハイレベルすぎるだろ…。今回探しているのは病気を処方するSPECという何のために存在するんだかさっぱり分からない無駄能力。

海野(安田顕)と協力して病を処方するSPEC能力者を探す瀬文。海野は過去に手を切断して絶望していたところ治してもらった経験があるという。どっちかというと探したいのはそっちの「治す」能力者。以前瀬文の怪我を治した人物もそれっぽい。ていうか治し方がすげぇ。鼻に指を突っ込んで持ち上げるって…患部は手なのに…。

そして海野以外と絡みが無かった美鈴(福田沙紀)は知り合っていた地居(城田優)を通して当麻(戸田恵梨香)と接触。捜査の機密を話せない当麻だったが、美鈴はサイコメトリーであっさり状況を把握。すっかり使いこなしていて犯人まで一気に分かっちゃった。

そして美鈴が把握した真相は病を処方する犯人は海野ということだった。サイコメトリー以外は普通の女の子なのであっさり病を処方されそうになったが遅れて駆け付けた当麻と瀬文のおかげで助かる美鈴。里中の娘はしっかり救い、殺した連中に関しては正当防衛と語る海野。完全な悪人ではなかったようで、医師としての良心も持ち合わせていた。だが謎を残したまま海野まで黒服に囲まれて消されてしまった模様。何が何だかさっぱりな事態に。

 

秘密 5話
話が全面的に重たいせいか、隣人のおばちゃんだけがコメディを展開しているのが完全に空回っててどうにもならねぇ…。直子in藻奈美(志田未来)は医学部を目指すことを決意するが、平介(佐々木蔵之介)は知らなかったので驚く。それを橋本先生(本仮屋ユイカ)が家に伝えに来たのに嫉妬しまくる直子in藻奈美。この時点では藻奈美として生きるっていう決意がまだ甘いので、直子になったり藻奈美になったりとかなり都合がいい。今回の友人の妊娠騒動でも完全に藻奈美としてではなく、直子として助言しているので常に上からというか完全に保護者目線

対して平介はそれ以前の段階で、変わっていく直子に全くついていけないので、いまだに外でも直子直子呼んでしまう状況。エロ本に怒る直子in藻奈美の姿に心まで藻奈美に近づいているんじゃないかと思う平介だが…。いやぁ学校じゃ完全に保護者目線っすよ、直子さん。保護者目線で「あの子はまだ16歳なんですから」とか言い出して橋本先生打ち負かしてるよ…。橋本先生は「年上の女の人に諭されているみたいだ」とコメント。

死んだ運転手梶川に女がいたということでそれの調査を征子(堀内敬子)から頼まれたが、時間が無くてやらなかった平介。当初は重たい面談だった征子と娘の逸美(日向ななみ)はまるで家族とのだんらんのような空気に変わっていた。

さすがに直子に言えないので嘘をつくがバレてしまいますますすれ違っていく2人…。やがて訪れる臨界点、究極の夫婦喧嘩は決定的な決裂を生むのであった。だがその直後、逸美から征子がお亡くなりになったという一報が入る…。

6話
録画状態悪…。アンテナの向きが微妙に違っていたか…。後半になるにつれてガタガタだったぜ。

今回は運転手の件の進展中心で直子と平介のすれ違いは後回し。妊娠騒動は流産で終了するがPTAで問題に。相馬くん実は父親ではなくて、単に押し付けただけだった。これにてこの後は相馬くん評判悪いけど実はいい人でした展開で直子が見直すのか。それにしても相変わらずシリアスになると地が出て保護者全開の直子。藻奈美として生きるとか言えた状況じゃない…。今はまだ騒動で気が動転しているからごまかせているけど、まずは友達をちゃん付けで呼ぶくらいは最初におかしいと指摘されたんだからさっさと直そうよ。

札幌に出張ついでに向かった平介は運転手の元妻に会う。そこでかかっていた曲が何故か大黒摩季。古すぎるだろぉ…。と、ここでノイズが限界突破して見れなくなってしまったので視聴断念。

直子は相馬くんを見直していい感じに、平介は先生といい感じになって次回へ続く。

 

Q10 5話
かつて二次元愛をあれだけ語っていたはずの中尾(細田よしひこ)はQ10(前田敦子)がロボットだと知ると「くれ!」と平太(佐藤健)に凄い勢いで迫る。かなり興奮した様子でQ10が自分のものになると狂喜していたが、断られると今度は凄い勢いで発狂。最後には「ください!」と土下座。しかも「Q10はモノだ」というと自殺にまで至るというエスカレート。「人間とロボットどっちが大事なんだよ!」と叫び、平太はクールに「Q10はモノじゃないからQ10だ」と宣言。代わりに平太が落下。Q10がキャッチ。

あれだけかっこよく「好きになったのがたまたま二次元だったんだ」などと悟りを開いたかのよに語っていた中尾くんだが、まるで別人のようだ。結局あれは何?強がってただけだったのだろうか?それとも一応三次元でもフィギュア方面が好きなタイプなのでQ10がロボットならその範疇という解釈が妥当なのか?今回は言動がいちいち大げさってレベルじゃなく「狂」の域に達していて誰か救ってやらないとマジやばい状態。何かあったの、この人?最終的には平太カウンセラーで救済。

主題としてはネット中傷、文句があるなら直接言えよ陰で言ってんじゃねーよ的なテーマが炸裂。相変わらず主要な部分ではQ10関係なし。

6話
本筋はもう完全にリタイア気味だが、福田麻由子が握っているQ10の謎とこの人本人の謎のみ関心がある段階。謎のカードでQ10が普通にしゃべるモードに一瞬だけなったり、不敵な笑みを浮かべて知らない方がいいという福田麻由子。もうそこだけでいいや。

1つ言えるのはもう半分来ててあきらめてはいたが、Q10が学習と同時に喋り方が普通になるというのは無いなと。今回別モードが普通の喋りということでこら最後までロボ読み確定だ…。

 

霊能力者 小田霧響子の嘘 5話
今回は発火能力者。トリックを暴こうとするもいつもと違っていい人すぎて突破口がなかなか見つからなかった。最終的には家族関係を修復させて救うといういつも通りの展開に。

6話
透視アイドル編。小池里奈が地下系のアイドルに扮して登場。熱烈ファンの塚地武雅がダーツで刺されてしまう事件が発生。大島優子が犯人に間違われるなど今までで最も大島優子の出番が多かった。誇張されているようだが学生時代に地下アイドルライブ企画者として現場に触れた経験を考えると案外誇張でもないような気がする。実際には男だけでなく女の人のファンも必ず1人2人いたけど。

今回も最終的に全員救って終了。谷口(谷原章介)の不良回想の適当っぷりとか、深夜枠ならではの適当なノリは相変わらず面白い。その谷口が更生したきっかけの刑事もまた「No.9」の失踪事件には関わるなといって死んでいたことが判明。既に響子(石原さとみ)の両親が「No.9」リストに入っていることは作中では誰も把握してないが、視聴者には明らかにされており最終章に向けての盛り上がりが見えてきた。

 

流れ星 5話
マリア(北乃きい)が失踪。このせいで元婚約者に声をかけたところに健吾(竹野内豊)は梨沙(上戸彩)との結婚については話していなかったが、気を回した梨沙がすぐ離婚すると告げたことでバレる。これにより川本(杉本哲太)らにも契約結婚がバレてしまい「犯罪じゃね?」ムードになってしまう。

危機的状況の中で原因を作っている張本人は勝手についてきた死亡フラグ立ちまくりの涼太(桐山照史)とラブラブデートしていた。しかも呑気にラブホテルに入った上に、マリアは涼太に迫るが拒絶されていた。ただでさえこのキャラクター自分勝手すぎて北乃きいの明るさをもってしても不快指数が高いのに、1話のH発言といい、今回ラブホテルで自分から迫るといいこのドラマは北乃きい本人のイメージまでも完全破壊にかかっているとしか思えない。

健吾と梨沙はマリアが生まれた山梨ではないかと推測し、向かう(実際にその時点ではマリアはラブホテル)。その道中でマリアが父との浮気相手の間の子供だと正式に判明。マリアの形跡はつかめなかったが、例によって都合のいいおばさんが「あらあら」と声をかけてきてくれて話が展開。思い出のアイテムをゲット。

その頃、もずく(稲垣吾郎)はマリアの病室で健吾と元婚約者の名前が書かれたマリアの祝福ボードの欠片を発見。さらに看護士をたぶらかして情報をゲット。驚異的な探偵活動によってついに契約結婚の確証を得た。本筋と関係ないところでちょくちょく画面に出てきては暗躍を重ねるもずく。この情熱を別のところに使えば借金返せるんじゃないのか(探偵、ホスト等)。ていうか借金はどうなった?

そしてようやくマリアも山梨へやってきた。涼太は自身の体調を考慮し途中離脱し自ら病院へ。さすがに2回連続で倒れるのも後味悪いので自ら身を引いたか。神谷(松田翔太)が到着して保護。

開始48分ついにマリアを発見。開口一番に「肝臓もらいたくない」と言い出すマリア。母(原田美枝子)までもがタイミングよく到着。中学の時に調べたので実の母じゃないことは知っていたらしい。その母と来た思い出の場所だと語るマリア。しかし母は実はあの時マリアを娘として育てるの辛くて死のうと思ってここに来たけどマリアがあまりに明るいので踏みとどまったなどと馬鹿正直に発言。この段階でこのやっかいな女相手にそれはマズイだろ…という空気になり案の定湖に入水していくマリア。ドタバタの末大団円。しかし止めようとした梨沙に「これは家族の問題だから」という健吾は何気に酷い。そろそろ中盤なのに健吾の方は愛が進んでねぇ…

その頃もずくは窓開けっぱなしの岡田家に侵入。300万の通帳を写メった挙句にいろいろ物色し「ビンゴ」。いやついに完全に犯罪になってますけど?

6話
何とか湖から引き戻したマリアだが手術は受けないと断固宣言。うぜぇ…。マリアの発言で神谷にも契約結婚が知られることとなる。これにて本人も医師も拒否するという最悪の事態に。あくまでクールにしのいできた健吾だがついに打つ手なし。あちこちから契約結婚を責められてもはやひたすら情に訴えるだけになってしまった…嗚呼。

全てを調査しつくしたもずくはそれをネタに妹を巻き込まないでくれと兄的心情を掲げてゆすりに登場するなど厄介な事に…。さすがもずく、健吾相手では勝ち目が薄いので母にターゲットを絞っている

この任務果たせぬかもな、誰か1人を犠牲にしない限り…(by HUNTER×HUNTERのネテロ会長)というわけではないが、死亡フラグ全開だった涼太がやばいことに。だが死ぬ寸前の涼太の訴えすらも退けるマリア(ていうか例によって涼太の病状の深刻さを理解してねぇ)。うぜぇ…。

グロッキーな健吾だったが川本には「俺がお前の立場だったら同じことしてるよ」と言ってもらえ、ドナーが見つからず死ぬ寸前の涼太は「メチャクチャなやり方でもあいつのドナーを見つけてくれてありがとう」と感謝の意を。少し救われる。

そしてついに涼太がご臨終。マジで誰か1人が犠牲に…。

梨沙は最悪全額返金という最終手段をもって契約ではないことにして事態の解決を考えていたが、母がこっそりともずくに金を渡してしまったのでもずくの暗躍は続きそうだ。ていうかもずく、梨沙が健吾にホレていることを表情だけで咄嗟に察知して渡すかとばかりに「お兄ちゃんが守ってやる」と畳み掛けるなどこれはもう完全にラブ…。

涼太の遺した落語携帯ムービー(昔はビデオだったのに超お手軽!最先端!)を見たマリアはたぶん生きる決意を。

そしてラストでは元婚約者がいきなりドナーになると言い出した。今更出てきてなんだこの人…。当初医者の話も聞かないで移植を拒否ったわけだし、調べたら不適合でしたというオチだったらどうしてくれよう。


11月22日(月)

2010.11.22付チャートイン曲簡易レビュー

Best Friend's Girl/三代目 J Soul Brothers
三代目がそのままアーティスト名に入っているのにまずビックリ。EXILEの曲ですと言われても納得するほどまんまEXILEバラード。というかむしろ言われなければEXILEだとしか思わなかった。これはEXILEファンがそのままスライドして聞いてるとしか思えない勢いだ。EXILE嫌いだけどこれは好きって人はいないと思うし。そしてバラードなのでダンサーみんな棒立ちというのにまたビックリ。さすがに気になってPVフルで見てみたら各自ソロでダンスしているシーンはあったけど全員集合だとポーズつけて立ってるだけ。EXILEもあんな増えたのにシングルはバラード比率高くていつも思うんだけど需要とのバランスが実は難しそう。パフォーマー込みでの醍醐味は当然ライブになるわけだけど、ライブで映えるのはCDであれば3作の中で最も不振だったエンタメベストでしょ?

ひと/遊助
衝撃の前作からもとに戻って、近年のまごころラップ系ミュージシャンの王道のようなポップソング。上手いか下手かっていうのではなくてジャイアンみたいな歌声だなぁと思う。

ジャンピン/KARA
あれ、「ミスター」は良かったのに今回はあまり印象に残らない。これなら少女時代の方がインパクトでは上になったかもしれない。

シャイニングパワー/Berryz工房
いつものつんくポップ。という以外に特に印象はない。

ピンキージョーンズ/ももいろクローバー
何で1曲ポッキリで移籍したのか。曲だけ聞いてるとあまりつんくポップと変わらない感じも。こういう妙なノリはBerryz工房でよくやるし。サビの足を左右にあげるインパクトは凄いが謎だ。スマイレージもこないだやってなかったっけ?流行ってんの?

Stargazer:/Alice Nine
キャッチー。だがV系に限らず高音系ボーカルのバンドは個人的にあまり区別がつかなくて感想が浮かばない。

Select me/PointFive(.5)
ニコニコ動画文化には独特感があってあまり興味が無いんだけどヒット戦線まで来る曲に関しては普通であまり特化したジャンルという感じはしない。ボーカロイド使うと完全に特化したジャンルだけど。この曲もごく普通のJ-POPを歌の上手い人たちが歌っているという印象。

Dill/豊崎愛生
クラムボン提供。クラムボンって前にリクエストで聞いた時に個性派だと思った記憶があるが、あまりに個性派な豊崎さんの声には世界観が合っているのかもしれない。声優さんはアイドルポップ調とかロック路線とかが主流な印象だけど、この人だけは違う路線に行っているなぁ。

 

リクエスト企画、現行では最終回

the0さんからのリクエスト

COUNTDOWN/HYDE
ヘビーなロック。最初にソロを始めたときはやたらスローなバラード路線だったのに、いつの間にかラルクよりも激しいロックになっていた。が、正直どんな曲があるのかは全く知らない。ソロだけにあまり売れることとか考えずにかっこいいと思ういい曲をやっているんだろうなという感じだ。

OH MY JULIET!/藤井隆
デビュー曲の「ナンダカンダ」のヒットで紅白まで出てインパクト抜群だったが、それ以降の記憶がめっきりない。続けて出した曲はどれもさほどヒットせず、マシューも終わって以降の藤井隆はメリットのCMに夫婦で出ている程度の印象しか無い。まあそんなに歌がうまかったわけではないけど、この曲を聴く限りけっこう凝った曲は出していたのかなとも思う。

結婚式の唄/雅-miyavi-
けっこう上位に来ていたこともあるので名前だけは知っていた。V系っぽいソロシンガーというイメージ以外に曲は全く知らなかったが、まあ予想通り。若干思ってていたよりポップな空気もあるかな。売れ方が完全に固定ファンのみって感じで加えて複数商法なのであまりファンがいないのかなと思っていたがその界隈ではある程度評価されているのだろうか。

 

kenkenkesokesoさんからのリクエスト

深呼吸/OJS48
http://www.youtube.com/watch?v=6WHkfR0nKFI
秋元康がいつの間にか大阪の警察OBを集めてこんなグループを結成していたらしい。初老のおっさんたちが歌い上げる渋いバラード。おっさん達が歌う歌には上手い下手に関係なく重ねてきた人生の渋みが漂っていてなんかかっこいい。勢いってこういう遊びとも本気ともつかない企画も可能にするのか。

約束/ムック
http://www.youtube.com/watch?v=TD6mBKai9x8
個人的にアイドルは曲だけ取り出しても聞けるんだけどV系はそこまで曲だけ取り出して聞けない。実際にV系のライブに潜入した時も異世界っていう感じがしたし、フリーダム宣言以前からアイドルやアニメに比べてもV系っていうジャンルはたぶん1番興味が無い。実際聞いてみると見た目の割にキャッチーで聞きやすいんだけど、なんだろう、まあいいんだけどで終わってしまい覚えてないので別にCDを手に取ろうという気にはならない。

ウトゥルサヌ/ORANGE RANGE
http://www.youtube.com/watch?v=cU6Og8rvE6M
レンタル限定でも出ていた曲か。パッと聞いた感じ変な曲だったので手には取らなかった。ソニーを離脱して自由になった彼らがやりたかった自由な音楽ってところだろうか。対談の時は期待とか書いてたんだけど正直この曲がイマイチでアルバムを手に取るのを辞めてしまった…。

 

憂色さんからのリクエスト

DIVE/V6
http://www.youtube.com/watch?v=acuvb4YnpZU
DVDシングル「VIBES」収録曲
Voyager〜ボイジャー〜/V6
http://www.youtube.com/watch?v=03za--R3e-0&feature=related
10thシングル「Voyager」収録曲
明日の傘/V6
http://www.youtube.com/watch?v=jDYJ1Auex5I&feature=related
35thシングル「スピリット」通常版ボーマストラック
シングル以外でもいい曲が多いのは分かっているんだけどどうにもV6そのものにSMAPやTOKIOほどの愛着が無いせいかあまり手に取らないし、いいと思ってもすぐ忘れちゃう。嵐もアルバムまで聞かないのはやはりその辺が理由だ。適度にいいというかかなりいいとは思うんだけど。TOKIOはバンドで他と違うので、俺の中ではSMAPが基準になっているせいか。SMAPは全アルバム制覇したんだけど。やっぱ愛着が理由?この3曲ではTOKIOに名曲を提供しているHIKARIによる「Voyager〜ボイジャー〜」がやはり良いと思う。

 

というわけでリクエスト企画、どうにもしっくりこないというか俺の感想聞いてどうすんの?って感じが強いのでちょっとこれでいったん終わりにしようと思う。というか正式に形態を変えようと思う。

そもそも当初はチャート曲も聞いてないし、名曲を聞き逃す恐れがあるのでお勧めの曲があったら教えてねという軽いノリで始まったこの企画。正直なところ予想とかなり違う方向になってしまった。

例えばこのサイトではGOINGを推しているので「GOINGが好きならTRIPLANEとかいいんじゃね?」みたいな。「シングルでこの曲だけ取り扱ってたけどこっちの曲もいいよ!」とかサイトで少し取り扱ったアーティスト、もしくは近いところでこのアーティストが好きならこれもいいよ的なおススメがたまに来る程度だと思っていた。

実際には全く知らないのが多く、さらにはジャンル的にまず取り扱ってないハードコア(俺的に)なのもあり、あまりに俺の趣味とかけ離れている曲も多かった。結果、個人的にはTRIPLANEと坂本真綾を発掘したものの、あとの4割くらいが記憶にとどめる、半分くらいはほとんど印象にすら残らないという状況になってしまった。これはよろしくない状況だ。

好きじゃない=嫌い ということではないとは書いたがさすがに興味がないものを次々に聞いて感想を書くのは非常にしんどい。特に「知らなくて聞いてない」ではなく「知ってて聞いてない」ものの場合、マジ感想が無い。聞いてもあまり感じるものが無いので聞いてないわけだから。つまり「これ曲の感想じゃなくて、別の事書いてね?」っていう感じの文章もけっこうあったと思うけど、これが聞いても特に何も思わなかったのであり、概ねそんな感じばかりになりつつある。

結果、そんな感想を読みたいものなのか?という思いが当初より20倍界王拳な勢いになっていってしまったのでここらで終了である。

で、当初の理想に近い形で軌道修正。俺の感想ではなく、「サイトに集うみんなへおススメする」という形での投稿である。

・視聴リンク必須

・曲への紹介コメント必須

という形で、俺だけでなくここを読んでいる全員へ向けての楽曲紹介という形に変更しようと思う。色んな人がいるので俺がイマイチだと思っても新たな発見がある読者さんの方がたぶん多数いると思うので企画自体はその方が意味が生じるはずだ。

なので今後、単に曲のみ書いてあるリクエストの場合、ただ日記に曲名貼り付けるのみになってしまいあまりに味気ないので受けられないことがあるかもしれない。よろしくです。


11月20日(土)

嗚呼レコ大2010

今年もやってきたレコード大賞。相変わらずいつものメンバーがいつものデキレースを繰り広げる。果たして大賞の行方は!?(棒読み)

 

優秀作品賞(この中から大賞が決まる)

I Wish For You/EXILE
逢いたい理由/AAA
ありがとう/いきものがかり
Tell Me Goodbye/BIGBANG
トイレの神様/植村花菜
虹色のバイヨン/氷川きよし
New World/w-inds.
Beginner/AKB48
松島紀行/水森かおり
Ready to be a lady/GIRL NEXT DOOR

なんだこりゃ!

と毎年言うのもお決まりだが、EXILE、いきものがかり、氷川きよし、w-inds.、水森かおり、GIRL NEXT DOORが昨年からそのまま登場。新人大賞のBIGBANGがスライド、05年の最優秀新人以来となるAAA。新たに出てきたのAKB48と植村花菜だけというたぶん過去最高の変化なし。何故か1枠減ってしまったせいでガルネクではなく倖田來未がリストラされてしまった!どういう基準だ?そしてかつてのDA PUMP以上のしぶとさを見せるw-inds.はいつまでラインナップに入り続けるのか。

まあ売上で言えば確実にAKB48だが、EXILE連覇という可能性もある。権力の香りしかないこのレコード大賞において今年のAKBの猛プッシュっぷりはハンパ無かったのでAKBが妥当か。後は氷川きよしに行くかという程度。いきものがかりは後述のようにアルバムで上げちゃったので無さそう。

 

最優秀アルバム賞

ハジマリノウタ/いきものがかり

優秀アルバム賞

ARE YOU READY?/斉藤和義
JUJU/JUJU
少年少女/中村中
to LOVE/西野カナ

ある意味で楽曲以上に意味不明なのがこのアルバム賞だが西野カナといきものがかり以外意味が分からない。斉藤和義はまあ連続で売上上昇しているというのがあるがそれでも大ヒットとは言えない。JUJUはそれなりにヒットしたが目下のところカバーの方がヒットしすぎてこのアルバムは既に忘れられかけている。中村中に至っては、もはや強引すぎるゴリ押しで無理やりねじ込んだ以外に理由が見つからない。何せ65位→203位→300位圏外。3000枚も売れておりません。ちょっと話題になったとか、ロングセラーになったとか皆無すぎて何も言えねぇ…。

 

新人賞

ICONIQ
菊地まどか
少女時代
スマイレージ

大賞は少女時代の皆さんで決定で〜す。おめでとうございました〜(棒読み)。

 

最優秀歌唱賞

近藤真彦

まさかの歌唱賞。あのマッチが最優秀歌唱賞いっちゃうとはな…。08年に亡くなった(死ぬ直前には「おふくろさん」騒動でも話題)作詞家の川内康範が遺した(実際には21年前の曲がお蔵入りしていた)歌詞を歌った曲「ざんばら」は地味にロングヒットして金スマでも取り上げられていた。この場合は「特別賞」が妥当なのでは…。いや「ギンギラギンにさりげなく」とか全盛期の歌声よりはかなりうまくなってるけどさぁ…。

 

特別賞

また君に恋してる/坂本冬美

例年プロデューサーの名前(秋元康やカシアス島田)もOKというアーティスト名だったこの賞が曲に変更。しかも数組選んでいたのに1曲オンリーに。去年レコード大賞に入っていたのにいくら今年ヒットしたからって、今年もまた選ぶのはアリだったのか?しかも去年までと「特別賞」の意味まで変えて

 

作曲賞

あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS(作曲者:FUNKY MONKEY BABYS/川村結花)

甲子園タイアップの曲か…。うんまあ…よくわかんね…。

 

作詩賞

トイレの神様/植村花菜

レコード大賞にも入っているけどここでもゴリ押し。一部では曲の良さで浸透したという以上にとある権力からのゴリ押しがあったとも言われていたが…。権力の支配下におけるこの大賞に二重ノミネートしてるってことはあながち嘘でもなさそうだ…。

 

編曲賞

Jin Nakamra(ふたつの唇/EXILE)

EXILEは曲を変えて二重ノミネート。去年はこんな二重ノミネートにはなってなかったのになんだ今年は?ただでさえ去年とほとんど変わってないのにますます狭くなってないか…。

 

企画賞

『あの素晴しい曲をもう一度 〜富澤一誠・名曲ガイド。時代が生んだ名曲39曲〜』
KARA SPECIAL PREMIUM BOX FOR JAPAN』 KARA
16粒の愛の物語』 天童よしみ
『世紀のビッグショー 美空ひばりと石原裕次郎 ヒットパレード()
『世紀のビッグショー 石原裕次郎と美空ひばり ヒットパレード()
『世紀のビッグショー 石原裕次郎と美空ひばり 二人の愛唱歌()
『世紀のビッグショー 美空ひばりと石原裕次郎 二人の愛唱歌()
『世紀のビッグショー スペシャルCD
Dear Friends BOX』 岩崎宏美

何故かBOX企画モノが大量に登場。企画賞ってその企画賞だったっけ?去年は稲垣潤一やつるの剛士のカバーアルバムとか入ってたんだけど。その流れならここはJUJUでは?あとは放課後ティータイム入れるならここだったのでは。一応TBSだし。ただこのレコード大賞に渦巻く権力に昨今のアニメの力は全く流れ込んでいないらしい。むしろ流れ込まない方がいいかもしれないな…。

 

音楽文化賞

加山雄三

今年50周年だったので選ばれたと思われる。もうヤケになったのか例年以上に権力の香りしかしない各賞の中にあってわりと明確な理由が見える選出はこれくらいか。

 

特別功労賞は例によってお亡くなりになった方々が。去年はあった生きてる人枠の「功労賞」が無くなっている。音楽文化賞に変えたのか。

 

今年はツッコミどころ満載というよりも、ツッコミようがないほどわけが分からない感じ。先述のようにただでさえ時代的に選ぶのが難しいのに権力はますます渦巻くし、なんかもうヤケになってきてるよね、絶対。


11月16日(火)

一昔前の思い出のドラマ Season8〜2000後編〜

・福山のベスト盤届く。

曲目と一緒にタイアップが書かれているのだがタイアップのない『HARD RAIN』には「ファンから根強い人気を誇るロックアンセム」、『Good Luck』には「男性ファンからの熱い共感を呼ぶ珠玉のスローバラッド」とある。他にも数曲あるが、あくまでこんな感じだ。だが、もう1つの『逃げられない』だけは方向性が違う。この曲にはこうある。

「上京して間もない頃の新宿ピザ屋でのアルバイト時代を思い起こさせるロックナンバー」

知らねえよ?ピザ屋でバイトしてたのを思い起こすの本人とバイト関係者だけだろ?他に冠が無かったからって個人的すぎだろ!ちなみに歌詞中に「ピザ屋」どころか「上京」「新宿」「バイト」すら出てこないので、聞いたところで思い起こしようがありません。

同じ本人選曲だけに『Dear』にはじかれたシングルはやっぱり今回も概ねはじかれている。「Dear」に無かったシングルで今回選曲されたのは「All My Loving」くらいか。一部アルバム曲が救済された感じだが、「5年モノ」の存在もあるし、ベスト3枚(+バラードベスト1枚)が毎回オールタイム選曲だと仕方ないかなという感じだがあまり懐かしくはなかった。

ただその辺を考慮してもはや恒例になりつつあるミックス変更とリマスタリングが大々的に行われているようで、Produced by MASAHAU FUKUYAMAよりもマスタリングエンジニアと、デジタルエディットエンジニアなるクレジットが最優先で記載されていた。またPマークが全部今年2010年表記になっている。が、印象としては確かに全体的により音がくっきりした感じだが、『Dear』『5年モノ』でリミックスされていた曲はあの時ほど変わってはいない感じ。いずれにせよ『M-Collection』とも『Dear』や『SLOW』、『5年モノ』ともなんとなく違うようには聞こえる。

不満なのは歌詞カードがただ歌詞が並んでいるだけ。『M-Collection』『Dear』だけでなくオリジナルの『f』『5年モノ』なんかでも封入されていた別冊の曲解説書が無いのは20周年を飾るには不親切。それよりも新曲あり、DVDありの内容やパッケージの豪華さに力を入れて余裕が無かったのか。

 

夏期

催眠
TBS日9。稲垣吾郎、瀬戸朝香のラブストーリー。前年の映画「催眠」の続編。元々松岡圭祐の小説の映像化で、原作はいわゆる一般的な「催眠術」ではなく、カウンセリングの一環としての「催眠療法」を駆使して多重人格の女性を救うというだけの話だった。しかし「催眠の本当の姿を描いたプロパガンダだ」などと過剰にほめられたのに若干嫌気が差していた作者は(実際にはフィクションも織り交ぜて誇張して書いていたがリアリティを持たせていたのでどこまでが誇張なのか催眠療法を知らない読者には分からなかった)、監督が提示した原作の要素は名前くらいしかないんじゃないかというくらい全く違うホラー路線の映画化にOKを出す。結果、主要人物がほぼ全滅し、最後は「リング」のパクリみたいなホラー珍作映画「催眠」が完成。なまじヒットした上に、何とか稲垣は生き残っていたので続編制作となった。映画で菅野美穂を救えなかった稲垣が今度は催眠で瀬戸朝香を救おうとする話。原作は事実上無くてオリジナルストーリーが展開。後に原作者の小説「千里眼 洗脳試験」では今作を見たという刑事に内容を聞かされた登場人物(稲垣が演じた嵯峨と羽田美智子が演じた朝比奈)があまりの問題外な様子にコケにする(催眠療法に見せかけた催眠術など描写がメチャクチャ)という一幕もあった。個人的にはたまたま原作読んだらドラマとまったく違って数千倍面白かったので、今でも松岡圭祐の著書は全巻制覇している。派手なアクションもあって、ライトノベルほど軽くないけど、かなりサクサク読める作風なので普段小説読まない人にもおススメである。シリーズごとの出演者があちこちで共演したりもする。そんなわけでドラマ自体は原作者も原作読者もさじを投げた超絶オカルト催眠術ドラマ。エロ医者が催眠術で瀬戸朝香を襲おうとしたり、厳格そうだった稲垣の上司が連続殺人犯だったり、結局最後は映画版の菅野美穂暴走と同様に瀬戸朝香が暴走したりと散々な内容で別の意味で衝撃的な展開に苦笑するのみだった。続く映画「千里眼」でもうまくいかなかった原作者は以降映像化に慎重な姿勢を取るようになった。

バスストップ
フジ月9。内村光良と飯島直子のラブストーリー。冴えないバス運転手の内村と出来るキャリアウーマンの飯島という組み合わせや、毎回ド派手な盛り上がりを見せる(内村が川に飛び込むとか)展開は、「101回目のプロポーズ」路線で90年代序盤のトレンディのようだとも言われた。正直派手なわりは当時高校生の俺でも何か古いなと感じるほどだったが、実際トレンディドラマなんてのはその後完全に廃れたので去りゆく時代の遺物だったのかもしれない。ただお互いの弟妹である内山理名と吉沢悠のサイドラブストーリーは本編よりもずっとさわやかで好印象だった。主題歌は当時最高傑作と桜井が発言しながらも売上的にはそうでもなかったMr.Children「NOT FOUND」。毎回終盤の盛り上げどころでかかってそのまま予告まで流れ込むという使われ方で、まともなED映像と共にかかったのはほとんどないという扱いだった。その割にはけっこうな音量でかかっていたせいかわりと主題歌としての印象が残っている。

合い言葉は勇気
フジ木22。とある村で産業廃棄物処理場建設中止の裁判を闘うため、村長の田中邦衛が上京して弁護士を探すが見つからず。うなだれる田中が偶然見たテレビには今は売れない役者である役所広司が弁護士役をやっている映像が流れていた…。と、1話のラストまで主人公の役所が出てこない(しかも1話ではテレビの中だけ)という脚本家三谷幸喜のチャレンジ精神が発揮された内容。2話以降は役所に村を託して田中邦衛が即刻死亡退場。役所は弁護士を演じて建設中止の裁判を闘うという以外はごく普通の展開だったのであまり印象が無い。2番手は香取慎吾だったがこれもあまり記憶に無かった。

Summer Snow
TBS金9。堂本剛と心臓病を抱える広末涼子のラブストーリー。剛の兄弟に聴覚障害の小栗旬や池脇千鶴がいて、家に入り浸っている今井翼が池脇千鶴を妊娠させるという展開もあって「リップスティック」に続いて若いのにまたかよ!と思った。心臓病を抱えるという設定上、案の定な命の危機展開になったのは覚えているが正直あまり内容は記憶していない。ただ最終回だけは強烈過ぎて忘れられない。広末がマジやばいと聞き病院へ走る剛のカットを最後に、一気に無事に移植成功して助かった広末のシーンへ吹っ飛ぶ。広末は剛と談笑しながら回復していくのだが、剛が唐突に現れたり消えたりする上にどうも池脇、小栗、今井の表情は冴えない。嫌な予感が全開になった頃、実は事故で剛が死んで移植されたのは剛の心臓だったという「世にも奇妙な」オチ。さらに悲しみの中で、「いつか海でSummer Snowを一緒に見よう」を果たすために電車で海へ向かう涙の広末のバックで陽気すぎるKinKi Kidsの主題歌「夏の王様」のイントロが呑気にパ〜〜〜ッとかかる…。狙いたいところは何となく分かったんだけど、正直見せ方に難ありで、「世にも奇妙」な主題歌選定ミスドラマという印象だけ残して幕を閉じてしまった。これまでの小松江里子脚本はなんだかんだ面白かったのに、これ以降は北川さんほどではないがちょっと…っていうのが多い。。

フードファイト
日テレ土9。草g剛主演。ヒロインは深田恭子。孤児院で育った草gは大食い賭博バトル「フードファイト」の無敵チャンピオンとして君臨し、賞金を孤児院に寄付し続けていた。毎回ゲストと大食い対決を行い、かなりピンチに追い込まれるが覚醒して驚異的な速度で逆転するという定番モノだったが、終盤では草gを病魔が襲い、死亡フラグが立ちまくりシリアス展開に。最終回では戦いを終えて「松屋」で果てたかに思われたが、CM明けのラストカットでは草gが注文していた「牛めし」が空っぽになっていたのが印象的。だが、主題歌→CM明けだったのでもうチャンネル変えちゃった視聴者が多かったんじゃないかと思う。01年4月と9月に続編SPが制作された。特に9月のSPは異色の出来。これまで以上の難敵との連戦は苦戦続きでラスボスの欽ちゃんにたどり着いた時はもう腹いっぱいで死にかけ状態。万全の空腹で挑める敵さんと違って食べ続けて連戦している草gの方が圧倒的に不利だろ!とツッコム間も無く、最終戦へ。ラスボスの欽ちゃん圧倒的な強さで草gを一方的に打ち負かす「私の胃袋は大宇宙だ」と草gの決め台詞「俺の胃袋は宇宙だ」をパクリ拡大して宣言。衝撃の主人公完全敗北というありえない展開になだれ込んだ。そして余裕の勝利を手にした欽ちゃんが向かった先には草gをしのぐフードファイターの妹がいたという伏線が意味深に描写。敗北した草gは崩れ落ち、深田恭子が駆け寄るも虚ろな表情のままドラマは終了。続編作る気満々で実際あまりに続きが気になって仕方なかったが、気がつけばDVD化どころかビデオ化も再放送すらもされていない伝説の封印作となってしまった。今も入手できる関連作はサントラと主題歌の「らいおんハート」の2点のみ。やはりドラマの真似して死んだ子供が出たことなどが原因なんだろうか。

 

秋期

オヤジぃ。
TBS日9。田村正和主演。妻が黒木瞳で、子供が水野美紀、広末涼子、岡田准という豪華な一家のホームドラマ。頑固なオヤジに毎回巻き起こる家族の騒動という典型的なホームドラマだったが、この時期既にそういうものがあまりなかったので逆に新鮮だった。実際家族で見れるホームドラマ的な目論見も成功したようで全話20%越えの安定したヒットを記録していた。とはいえどんな内容だったのかは全く覚えていない。

ラブコンプレックス
フジ木22。唐沢寿明、反町隆史が会社の横領事件を暴くために木村佳乃を始めとした女性秘書7人を調査していく話。なのだがドラマの常識をぶち破ると宣言し、シーンごとにサブタイトルがやたら出たり(この手法は形を少し変えて「アンティーク」でも採用された)1話が「最終回」でいきなり反町隆史がビルから転落死する模様が放送されたりと斬新な展開を連発。横領事件などほとんどどうでもいい状況で自由な唐沢寿明が暴走気味にギャグを連発。各自が抱えるコンプレックスもテーマで、終盤ではそこに付け込んで暴走しすぎる唐沢が何を企んでいるのか分からなくなり脅威を感じた反町が対決を決意。最終回では社内で延々と2人の殴り合いが放送されるというバイオレンスな展開の後、唐沢に何かが乗り移っていたことが判明。唐沢を倒したことで反町にそれが乗り移り、それを悟った反町は1話冒頭の「最終回」のシーンにつながるというオチだったが正直ワケが分からなかった。暴走する唐沢は面白かったが…。あとはまだ売れない芸人「パンチラインミノル」役が当時は有名ではなかった中川家の礼二だったのと、反町を溺愛する母の江波杏子が怖かったのを覚えている。また後のドラマ「HERO」でりょうが横領犯人として出てくるのはこのドラマとのリンクになっていて役名は違うが同じ会社の写真として出てくる。

真夏のメリークリスマス
TBS金9。竹野内豊と中谷美紀のラブストーリー。沖縄の島で兄弟のように暮らした2人が再開して物語がスタート。1人沖縄の離島に残っていたため当時のままぴゅあぴゅあはーとな純朴娘の中谷美紀が上京。だがかつての幼馴染である竹野内や加藤あいを訪ねたら2人とも都会にまみれてすっかり汚れており、特に竹野内はボクサーの夢に破れてチンピラになっていた。始めは迷惑がっていたが、ぴゅあぴゅあはーとな中谷と接するうちに再び竹野内が奮起。2人の関係は良好に見えたが実は兄妹だったと発覚…。だが、あまりに反感くらったせいか最初から予定だったのかは分からないが最後はハッピーエンドでやっぱ兄妹じゃありませんでした!となったと思うが、何であんまり覚えてないんだろうか。スタート時期がまだ夏の名残の残る初秋だったのと、故郷が沖縄なのでブリグリの「angel song-イブの鐘-」に合わせて真夏の沖縄というのは最初はハマってたんだけど、季節が涼しくなっていくと画面も寒くなってきたしなんだか「真夏の」が余計だったような気がしてきたのを覚えている。そこそこ面白かった記憶はあるんだけど今では主題歌の印象ばかり残っているのみ。


11月14日(日)

2010.11.15付チャートイン曲簡易レビュー

Fighting Man/NEWS
そこそこいい曲が多いし、山下や錦戸を始めとして個人で役者として人気をつかんでいる人たちも何故かNEWSになると印象が薄い。この感じは先輩のV6のポジションと同じような印象だ。今回の曲もキャッチーで聞きやすいのだが…。

君って/西野カナ
安定の出来というか秋冬らしいバラード調でリスナーが望む曲調をズバッと提示している印象。C/Wはクリスマスソングみたいだし。しかし「フリーター、家を買う。」の挿入歌ってドラマは考え方が合わないので見てないが、こういう話じゃないのでは?

BUNNY LOVE/REAL LOVE 2010  /BREAKERZ
曲は聞きやすいし、けっこういろんな曲をやっているとは思うんだけどどうにもどれも同じような印象しか持てないので、ビーイングなのに未だCDを手にとっていない。ていうかビーイングっぽくないものが人気を得るってことはやはりビーイング的なものはもう世間的にはダメなのだろうか。

No buts!/川田まみ
デジロック系。この手の曲は普段聞かないが、タイアップ先にはまるなどするか何か偶然にもメロディーやギターとかで響くものがあれば好む、といった感じ。サウンドがかなり凝っている感じでカッコいい曲である。

冬響/ゴスペラーズ
個人的にゴスペラーズ冬(というか秋ごろリリース)の曲は全盛期から外れがない(最高峰は「星屑の街」)。最近はあの頃ほど響かなくなったので手に取らなくなってしまったが今回は久々に手にとってみるかもしれない。

ROCK BAND feat. SATOSHI, KO-JI ZERO THREE/Dragon Ash
「『SPIRIT OF PROGRESS E.P.」1曲目でリード曲。なんかいろいろゲスト招いてのミクスチャーロックという印象。一部の楽曲以外あまり好きなバンドではないのでよく分からないけど久々にらしい曲なのかな。

God only knows〜集積回路の夢旅人/Oratorio The World God Only Knows
とりあえず長いのでアニメ使用部分のみ。英語詞?何かアニメっぽくないというかなんていうかアニメの世界観を知らないとどう判断していいか分からない曲だ。

Keep Your Love/CHEMISTRY+Synergy
EXILE化かよ!って突っ込まれるだけでぶっちゃけ人気低下は止まらないんじゃないかと思っていたが成功している模様。個人的な印象ではあまりにはっきりしないバラード連発しすぎたのが人気低下の原因だと思ってたんで、単純にダンスナンバーというかある程度テンポがある曲が待たれていたのかなという気はする。聞かない系統だけにこういうのが売れるんだ、とも思うけど。

Baby Baby Love/戸松遥
アニメの原作の「To LOVEる」は一応知っていて。というか作者の前作「BLACK CAT」と「邪馬台幻想記」は原作持ってるほど好きだったので、立ち読みはしていたんだけどまさかあんなエロ方向に振り切るとはなぁ…。「BLACK CAT」までは徹底ガードしていたのに作者に何が起きたのかと驚いたものである。なのでアニメは見ていないが作品の世界観はだいたい知っている上で聞くとまあポップでライトで合ってる印象。曲としても普通のアイドルポップという感じだし。

EUPHORIA/柴咲コウ
歌がうまいのもこの路線がピッタリなのも確かだけど、あまりにミディアム〜バラード連発すぎるような…。今回もいい曲だが、単純に飽きられてきたのかなという気がした。

19歳の唄/阿部真央
ロック系女性歌手って何かあまり珍しくなくなってしまった気がする。そのうちの1人という以外にこれといった印象はない。もちろんある程度みんないいと思うんだけど今のところこれという人も個人的にはいない。

守ってあげたい/伊藤由奈
タイアップで売れて出てきた頃から、そこそこうまいし、ルックスも受けよさそうだし、全く悪いところはないんだけど特にこれといった大きな特徴があるわけではないので何であんなにアルバム売れたんだろうとは思っていたが…。案の定な結果になってきてしまっている。まあ案外こういう時に全盛期を越える名曲が出ているっていうのは俺の説なんだけど、今回もこれまでと変わらない普通にいい曲だった…。


11月12日(金)

一昔前の思い出のドラマ Season7〜2000前編〜

1999後編は先月終わらす予定で今月は2000のつもりだったんだ…。

さて00年は中3〜高1の時期ということでさすがに冬期は受験を意識して見たドラマが2本のみ。高校に行ったら何故かドラマで話の合う奴がいなくて(それ以上に音楽なんてみんな何聞いてんの?ってくらい流行知らない人ばかりで俺は世代を間違えてしまったのかと思ったほどだった)なんかこうみんなで語り合ったような記憶があまりない。

冬期

ビューティフルライフ
TBS日9。キムタクと常盤貴子のラブストーリー。常盤貴子が車椅子生活で、「心のバリアフリー」なキムタクと恋に落ちるが、常盤の病状が悪化してという涙の展開。見事に最終回は泣かされた。名作だったが、最後辛いからあまりもう1度見たいとは思わず、実際に当時見たっきり。脚本家の北川悦吏子が時代に乗っていた最後の作品がこれだったと思う。最終回は41.3%という驚異的な視聴率を記録したキムタク神話の最高潮でもあった。当時のノベライズでは常盤貴子を死なせるのがつらかったので「もう人が死ぬ話は書きたくない」と語っていたのだが…(「空から降る一億の星」に続く)。キムタクが美容師役でライバルの嫌な奴にT.M.Revolution西川(当時封印しててthe end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dだった)が出ていたのは印象的。

イマジン
フジ火10。深田恭子と黒木瞳の親子がそれぞれ恋をするという平凡な2世代式ラブストーリー。深田がOL役で同僚の中村俊介にときめいているのと、黒木瞳がヤクザの親分だかに好かれたという展開しか覚えていない。あまり大きな展開が無かったせいで既にどんな内容だったか覚えていないが最後までちゃんと見た。

 

春期

ショカツ
フジ火9。松岡昌宏主演の刑事ドラマ。何かあまり面白くなくて途中離脱したという記憶がおぼろげに…。

天使が消えた街
日テレ水10。殴られ屋という捨て身生活を送るチンピラの堂本光一の下に自閉症の兄である藤井フミヤがやってきて一緒に暮らすことになる話…だったかな。フミヤが白血病になったので救うために奔走する終盤はシリアスというか裏世界から抜けられず命の危機という展開になり、確か恋人の内田有紀含めて次々と銃殺されて全滅…かと思いきや、ラストシーンで光一とフミヤが何か普通に生きてて、死んだの内田有紀だけかよ!「天使が消えた」って天使って内田有紀だったのかよ!とツッこんだ記憶だけある。主題歌の藤井フミヤ「INSIDE」とKinKi Kids「もう君以外愛せない」は気に入って両方借りた。

太陽は沈まない
フジ木10。タッキーの母が元気に出かけたまま行方不明になり、病院から連絡があって過労死で亡くなったと言われる。実感が無いまま葬式を済ませると母を焼いた跡からメスが…。勝ち目は薄い、立証が難しいという状況の中で闘う決意をしたタッキーは弁護士の松雪泰子とともに長い裁判を闘うこととなる。タッキーといい感じになるけど実は訴えた先の病院の娘に優香。中盤の印象はほとんど残っていないが、とにかく敗色濃厚の裁判が延々と続いて最終回になっても「過労死」で口裏を合わせる病院サイド。最後の最後になって情に訴える形で何とか被告側の心を動かせて勝利できたというところだけは覚えている。面白かったけど連ドラには長かったような印象だ。

池袋ウエストゲートパーク
TBS金9。長瀬智也主演。池袋の奇抜で派手なスタイルの若者が大挙して出てくる不良系ドラマ。今でもカルト的人気を誇るドラマだが個人的には文化が違いすぎてあまり共感できるところも面白いところもなく、ただただ派手な身なり(窪塚くんや、ピアス凄すぎな「ドーベルマン」坂口とか)の出演者が大量にいたという記憶しかない。最後はシリアスな人死にの話になって、ヒロインだったはずの加藤あいが何か二重人格で犯人でした的な展開になっていたような。SPも放送されたがこれは見なかったと思う。主題歌のSADS「忘却の空」は何歌ってるのか分からなかったがドラマにはハマっていた。

伝説の教師
日テレ土9。松本人志が伝説の教師としてありえない屁理屈をこねているうちに事態が解決するという学園コントドラマ。同僚の常識派の教師が中居正広。2人によるアドリブの掛け合いが目玉で、予想外の返答にお互いや生徒たちが素で噴き出すようなシーンもそのまま放送。半ばコント状態だったのでドラマとしては破綻していたがそれ以上のノリで面白くなっていた。とはいえあまりノリにハマれなくて飛び飛びで見ていた記憶がある。

ってこれまでに比べて「ビューティフルライフ」以外記憶薄すぎじゃね?何で?


11月11日(木)

ここ最近の2010秋ドラ Vol.5

秘密 4話
直子の実家に帰り、暖かさに触れるも既に直子が故人になっている扱いが辛く、二度と帰らないと誓う直子in藻奈美(志田未来)。やがて賠償金が確定。この金でお墓を購入することにして家に置いたままだった直子の遺骨を埋葬した平介(佐々木蔵之介)と藻奈美。藻奈美は本格的に藻奈美として生きる決意をして平介を「お父さん」と呼ぶと宣言。

変わりゆく状況に平介がついていけない感じだが終始つら〜い感じが漂っていて切ないので連ドラとしてはかなりきつくなってきた。この後も切ない展開しかないしなぁ。

Q10 4話
今度はこっちを録画失敗。

霊能力者 小田霧響子の嘘 5話
今回は発火能力者。トリックを暴こうとするもいつもと違っていい人すぎて突破口がなかなか見つからなかった。最終的には家族関係を修復させて救うといういつも通りの展開に。

流れ星 4話
神谷(松田翔太)の疑いをそれとなくスルーした健吾(竹野内豊)。梨沙(上戸彩)も華麗にスルー。なんとなくしっくりこない神谷だが案外問題なし。

それより問題はやはりマリア(北乃きい)が未だに旧婚約者と結婚すると思っていて何も知らないこと。せめて既に「別れた」まで言っていればマシだったのに「別れた」の後に「別の人と結婚」「移植しないと助からない」という自分の体も家族の幸せも全部が揺らぐトリプルコンボではショックどころではない。「大丈夫」と豪語する健吾だが…。視聴者の方がマリアの厄介さを分かっていそうだ。

一方で偶然知り合った梨沙とマリアはお互いを知らずに親交を深めるというドラマ的展開に。そこに健吾が登場。とりあえず「大丈夫だ」と豪語していた健吾でも予想外の展開で全く対応できず知らないフリをしてしまう。旧婚約者にも電話をかけて期待しているマリア。旧婚約者もさすがに何も言えねぇ状態。

放置されている修一(稲垣吾郎)は借金返済のメドがたたず窮地に立たされれていた。しかし例によって怪しげな音楽と共に暗躍を重ねて再び健吾に迫る。ついに病院にたどり着いた名探偵修一は、梨沙が「岡田さん」と呼ばれている現場を見かけ…。川本(杉本哲太)から「もずくみたいな頭をした」不審な男が訪ねてきたと聞いた健吾。出るたびに不吉な音楽というだけでもアレなのについに「もずく」呼ばわりされてしまうSMAP。さすがに知らないと対応できないので梨沙に修一との関係を確認した健吾。

やがて健吾の家を襲撃してきた修一だったが、やってきた車があまりに派手だったため気づいた梨沙が阻止。結婚を知り祝福するフリをしながら当面の借金返済のための金を要求する修一。ていうか全部返したんじゃなかったっけ?あれは梨沙に押し付けた分だけで修一個人の分は別に?ていうかギャンブル好きと言葉で連呼するだけで1度もパチンコやってるシーンすら出てこないのはジャニーズの壁なのだろうか。修一がカメラの前でしていることは常に探偵業だけじゃないか…。

健吾は車相手に自転車で追いかけ1度は見失うも、追いついて梨沙を救出し「俺の妻だ」と宣言。しかし史上最強の暗躍者がこれで終わるわけがない…。予告では不敵に「ビンゴ」している修一。一体何を「ビンゴ」したのか。どう考えてもギャンブルでビンゴしたわけではなさそうだ。そろそろ名探偵修一ではなくギャンブラー修一も見たいぞ。

そしてついにマリアにトリプルコンボ発表。しかし話したのは「移植しないと助からない」「梨沙と結婚して、梨沙がドナーになってくれる」ということのみだった。取り急ぎ命の危険が迫っているからとはいえ、旧婚約者との結婚を楽しみにしていたマリアに「別れた」に関してもう少し丁寧に説明するのも重要事項だったが健吾の奴、そこをはしょりやがった…。理解が追いつかないマリアは部屋に引きこもり、翌日手術に同意。だがそのまま失踪。ああやっぱり…。

今回辺りから家族の暖かさに触れたことで梨沙の心境には変化が見えてきた。単に契約だからというよりも徐々にマリアを救いたい雰囲気になってきたので倫理的には問題が無くなってきたが…。問題は厄介なマリアである。母の言葉「お父さんとあの人が生きていれば…」という言葉だとやはり…。


11月10日(水)

一昔前の思い出のドラマ Season6〜1999後編〜

夏期

天国のKiss
テレ朝月8。奥菜恵主演。奥菜恵が初回でいきなり死んで、みんなに見える実体のある半熟ゴーストとなって生き抜く(死んでるんだけど)青春ドラマ。途中から見たら面白くて最終回まで見た記憶がある。相手役は藤原竜也。まあ死んじゃってるので最後は涙の成仏だったんだけど面白かった割に内容をあまり覚えてない。主題歌がSPEED晩年のhiroの1st「AS TIME GOES BY」でSPEEDを遥かに越えて大ヒットしちゃったり(本人も出演)、挿入歌はLa'cryma ChristiでボーカルTAKAがミュージシャン役で唯一のドラマ出演したりと音楽面が当時としては豪華だった印象の方が実は強かったりも。

パーフェクトラブ!
フジ月9。福山雅治と木村佳乃のラブストーリー…だったのだが初回からあまりに面白くないので速攻離脱してしまい主題歌と挿入歌がヒットしたことしか覚えてない。劇中音楽を福山が自ら担当して、挿入歌の「Squall」も松本英子に歌わせてロングヒット。なのに主題歌だけ福山関係なくて何故かGLAY「ここではない、どこかへ」というのは謎だった。

P.S.元気です、俊平
TBS木10。浪人生の堂本光一と女子大生の瀬戸朝香のラブストーリー。年上のお姉さんに振り回される年下の男というお姉さん系ラブストーリーだったのは記憶しているが総じて印象が薄い。最初は本当にさわやかで好印象な青春恋愛ドラマだったんだけど後半は邪魔キャラの仲間由紀恵とかが暗躍してきてかなりドロドロしてきてしまい修復不能な状態になっていってしまったので評価が下がっていき最後の印象が無い…。いったん完全に別れてしばらくして再会する程度で終わったんだっけ?視聴率も当時KinKi Kids起用としては失敗といえる15%割れとなり、かつて恋愛の教祖と言われた柴門ふみ(原作者)ももう時代遅れになったとも言われたが、確かに90年代的なラブストーリーが通用しなくなっていった時期だったかも。主題歌のHysteric Blue「なぜ…」だけは大ヒットして印象強い。

らせん
フジ木10。前年の「リング〜最終章〜」続編だが、出演者は貞子に乗っ取られる矢田亜希子以外は一新され、岸谷五朗が主演。「リング」「らせん」はセットで映画化もされていたがもはや映画ともましてや原作とも全く違う話が展開。俊平と時間が被っていたのでこっちは録画して流し見していたのだが、どうにもつまらなくて中盤過ぎまで記憶が全く残っていない。だが終盤にかけて話が急展開して一連の事件を巻き起こした犯人が出てくると一転して面白くなった。最終話前では、犯人を食い止めるために地下室で岸谷五朗が自爆。最終話では自爆して確実に死んだはずだった岸谷が何故か生きていて…でも何かおかしく思った岸谷が死体安置所に行くとそこには…という展開で原作にあった「貞子の能力による復活」を活用して印象的なラストシーンへ持っていっていた。最後2話だけ鮮明

to Heart〜恋して死にたい〜
TBS金9。堂本剛と深田恭子のラブストーリー。ボクサーを目指す剛に片思いする深田恭子という話だったが、深田恭子がかわいかったから気にならなかったもののやっていることは追っかけを越えたストーカー状態、剛はバイト先の原沙知絵に片思いで眼中にないという片思いが連鎖していた話だった。正直この時の深田がメチャメチャかわいかったのしか覚えてない(剛はほぼ大半で深田に興味が無かったのでぶっきらぼうだった印象)。なので最後は思い届いて良かったねという感じだった。俊平とKinKiコラボがあって、お互いのドラマに同じ役で出演するという回がそれぞれあった。脚本が小松江里子でラストシーンに出てきたのが「若葉のころ」のあの印象的な丘の上だったのが知ってる者にはニヤリな演出だった。

 

秋期

氷の世界
フジ月9。前年の「眠れる森」のヒットを受けてオファーがあったとされる(「眠れる森」のノベライズに次の執筆の話が出たことを明かしていた)野沢尚のミステリードラマ。これまで付き合ってきた恋人が次々と謎の死を遂げている魔性の女、松嶋菜々子と、保険金殺人の可能性を疑い真相を追いかける竹野内豊のミステリーラブストーリー。冒頭シーンが海に沈んでいく竹野内、何故そこに至ったのかというところから話が始まる。序盤はかなり思わせぶりな松嶋が犯人なのかと見せかけておいて実は本当に次々好きな人が亡くなる悲しい女でしたで終わってしまい、竹野内は彼女の内田有紀を捨てて松嶋に走り、内田は犯人を偶然見てしまって殺害されるというあんまりな展開。さらに一応レギュラー出演者ではあったものの、レギュラーの中でも最下層でほとんど出てこなくて台詞もほとんどなかった完全な脇役だった人がいきなり最終回で「私が犯人でした」と言うもんだからビックリ。真剣に見てなかった人なんかはこいつ…いたっけ?ってレベルだったと思う。実はこうだったんですよ的に回想シーンを連発して辻褄を合わせるも見てる方はポカ〜ンだった。伏線皆無だったよ…。そして海に沈む竹野内のシーンへいきなり繋がり、竹野内も死亡…松嶋の心臓マッサージも効かない…というシーンをやたらやって視聴者も「もう…無理だ…」と絶望。袋詰めされて運ばれていく竹野内の死体。しかし松嶋が再び袋をこじ開けて心臓マッサージを再開…とやたら長々と時間をかけて最終的に竹野内奇跡の蘇生。なんだか時間稼ぎにしか思えないほど無駄に長いシーンで印象的だった。

砂の上の恋人たち
フジ火10。長瀬智也と本上まなみのラブストーリー。長瀬と恋人の菅野美穂と友人の奥菜恵が海外旅行で砂漠で遊んでいると本上の乗ったバギーが突っ込んできて菅野がはねられてしまう。その場では元気だった菅野はその夜も長瀬と共に眠ったが、CM明けでは長瀬が帰国する飛行機の上で遺骨になっていた…。死ぬシーンが無くていきなり遺骨になっていましたというのが印象的で記憶に残っているがあまりに大人路線すぎて当時中学生の俺には退屈すぎてこれで見るのを辞めてしまった。恋人を殺した女である本上を恨んでいた長瀬だが同じような苦しみを共有した2人は惹かれあってしまい、ひそかに長瀬が好きだった奥菜が嫉妬…となるのは予想できたがどうなったかは知らない。それにしても菅野美穂を初回で退場させて本上まなみがヒロインっていうのは凄い。今だったら100%逆っていうか当時でもビックリだった。

チープ・ラブ
TBS金9。AVスカウトマンというチンピラ業界で生きる反町隆史と沢村一樹というさわやかな婚約者がいて音楽教師として平凡な日々を生きながらどこかで平凡な人生を変えたいと願っている鶴田真由のラブストーリー。反町の弟分の吉沢悠、事件解決のまま仲間になり最終的に吉沢とくっつく黒坂真美という脇との関係も楽しく、ラブだけじゃなくて友情や仲間関係もいい感じに描かれていた。視聴率は低く、今作と直後の映画「GTO」大コケで完全にトドメが刺さって反町のピークが完全に終わってしまったドラマではあるが非常に面白かった。終盤では反町の上司の内藤剛志が完全に裏の仕事を斡旋。足を洗おうにも洗えなくなり命の危機が迫るようなスリリングな展開に陥る。最終的に内藤を道連れにして警察に逮捕された反町だったが、その後釈放。ようやく幸せな日常を手に入れた反町は吉沢黒板カップルと鶴田が待つ家にクリスマスケーキを買って帰ろうとするのだが、そこにとっくに中盤で出番が無くなっていたフラれ男、沢村が狂気と化して…。ということで衝撃のラストシーン。今でこそエロ男爵という異名をとりバラエティに進出した沢村だったが、若い頃のこのドラマのラストの印象が強すぎてずっとこのイメージだった。悲しい終わり方だったが熱いドラマだったなぁ。「らせん」もそうだったけどハッピーエンドではなくても予想外のところに着地したドラマは10年経っても印象深い。名作でした。

TEAM
フジ水9。少年犯罪を真っ向から扱ったシリアスドラマ。少年少女を信じる草g剛(文部省の役人)と、過去の経験から信じない西村雅彦(刑事)がぶつかり合いながら少年犯罪に挑んでいく話。あまり内容自体は覚えていないが、当時社会問題になってきていた少年犯罪を真面目に扱っている硬派なドラマという印象。1年ごとにSP版も作られていた。もっと続く予定だったと思われるが特に最後っぽい展開も無かった03年4回目のSPを持ってそのまま終了した。


11月8日(月)

2010.11.8付チャートイン曲簡易レビュー

LIES,LIES./DREAMS COME TRUE
サビしか視聴できなかったが、いつものドリカムという感じ。今回売上が下がったのも先行シングルだから買い控えがあったというだけだろう。

絆-kizunairo-色/Lia
CDTVでは29位とやたら冷遇されていたんだけど何故に?アニメショップでの購入が大量にあってCDTVはそこは対象外とかそういう理由?前々作でヒットした「Angel Beats!」OPとは雰囲気が全く違っており、同じ歌手だと言われても分からない。アニメの色にうまく染まるタイプなのだろうか。前作が特撮で300枚しか売れなかったところからしてもファンはほとんどいないみたいだし。

ROSE HIP-BULLET/GRANRODEO
今週はアニメとV系が大量に並んでおり、これは完全にアニメの方なのだが曲と声だけ聞くと完全にV系バンドだと思う。

エール/清木場俊介
今回は母校へ帰ってのドキュメント。EXILE辞めたら終わったと言われる、みたいな話も普通にしていて、自らの思いをかつての友人、教師らとの話の中で示す清木場。カッコいい。ただ伝え方とか表現方法は違えど、夢への思い的な部分ではEXILEとわりと同じこと歌っているような気も。より清木場の言葉、清木場の視点という点では断然こっちの方が耳に入るけど。

あっぱれ回転ずし!/むてん娘。(モーニング娘。)
よりによってAKB48が最高地点で1位を獲得した週にひっそり発売して初のトップ10落ち。これだけでもついていないが、少し前によりによってタイアップ先のくら寿司が新卒者を「社員教育」というマジックワードの名の下で、社訓を聞き取れないほどの超高速で暗唱させ、できない内定者に引導を渡すといういわゆる内定辞退強要疑惑事件暗黒な実態が全国区で放送されてしまい、「ブラックら寿司」になってしまったのもダメ押しどころではない痛恨の一撃。かっぱとかスシローとかがってんとかいろいろあるのに何でよりによって企画シングル出す前のこのタイミングで…。今は耐えるしかないのか、この不遇を。曲は回転ずしがテーマになっているだけでいつものつんく曲という以外に何でもなく普通。

FIRST/4Minute
韓国女子グループ先陣を切ってこのグループだけ何故か売れない。カッコいい路線で統一しているし、KARAと少女時代がOKならこれも売れてもいいんじゃないの?という気はする。もう少しガーリーな感じじゃないとダメなのか、少女時代とKARAの発売前後にあったようなあのほとんど情報操作スレスレのような人気あるんですよ知らないと流行りに乗り遅れますよドーピングが無く、「他にもまだいる」程度であまりプッシュされていないというのが1番の理由か。


11月6日(土)

ここ最近の2010秋ドラ Vol.4

SPEC 4話
今回は自殺サークルに娘が殺されたという古戸(奥貫薫)が相談に登場。イマイチ出番のなかったケイゾクの近藤(徳井優)が連れてくるという形で今回は瀬文(加瀬亮)、当麻(戸田恵梨香)、古戸と一緒に行動して出番が大量にあった。1年前に自殺すると言い残して姿を消した娘の美智花(三浦由衣)。サークルの掟では7人が集い一斉に毒入りワインを飲むが1人だけ生き残るようになっていてその人は幹事として6人の後始末一切を引き受けて自殺はまた次の機会に…というシステムだった。娘からメールが来たという古戸は娘はまだ生きていると主張。だが調べていくうちに1人快楽殺人者が混ざっていて殺人を実行したのではないかという話に。全員で自殺サークルに乗り込んだところ、もみ合いの末今回の幹事は逃亡。しかしバイクに細工がされていて幹事はバイクもろとも転落死してしまう。

結局なんだったのかという空気の中で帰還した一行だが、当麻は今回の幹事殺しは古戸が犯人だと指摘。バイクの細工は左右に施してあったが、バイクのブレーキが片側にしかないことを知らなかったのはあの場所にいた中で古戸だけだった。ではどうやって細工したのか。いろんな場面で耳を触っていた古戸のSPECは念動力だった。この能力を駆使して娘を殺した自殺サークルの幹事を始末したかったのだろうということだったが…。

今回の殺された幹というのが実は生きていた娘の美智花だった。現場で揉めたのも母親たちを追い払いたかっただけで、全員がぶっかけられた油も火がついても燃えにくいものだった。古戸としては娘生存説はとっくにあきらめて娘が殺されたと思っていたので殺した犯人に復讐したつもりだった。結果的には母自らが娘を殺してしまったというダークな真実が判明。発狂した古戸は念動力を全開にしてミショウの部屋を破壊しまくる。が、瀬文が電気コードで電撃ビリビリするとショックで気絶。ようやく逮捕かと思いきや手際よく公安が登場。瀬文と当麻を一瞬で沈めると古戸をさらっていってしまった。

今回は一十一(ニノマエジュウイチ)(神木隆之介)は、瀬文の撃たれた同僚の主治医(安田顕)の病院にやってきただけでいつものように犯人に会いには来ていなかった。先週、当麻の罠にはまって電撃ビリビリで怪我したのか手に包帯していたがまさかこれの治療ではないよな…。主治医の人、子供の風邪診断してたし外科ではなさそうだけど…。

 

秘密 3話
現在New PCがあまりに素晴らしいのでこれで録画して後で見る(つまらない部分は早送りできるので)という手法なのだが、「SPEC」の放送時間が30分ズレており、「秘密」の時間に被ったので録画できなかった!さすがにW録機能は無い!というわけで残念でした。

 

Q10 3話
藤丘(柄本時生)が怪しい先輩に怪しい商売を勧められ強引に前金を渡されるが、貧乏なので使ってしまい泥沼に…。ていう話なのかと思ってたら、そっち放置で途中から恵美子(高畑充希)の話になってしまった。そんなわけで藤丘のために行動していたQ10(前田敦子)は今回も話の軸から外れた存在に。一応ラストで再び藤丘の話に戻るも速攻で解決してしまうし。

実は今回の中心だった恵美子が自分でブスだと思ってるのはおいといても、周囲にまでブスブス言われるのが意味不明なんだけど。兄のせいか?それだったらもう少し誰が見ても微妙な感じの人を使えば良かったのに。

あとは平太(佐藤健)が昔の彼女とどーたらこーたら。別れた原因が、平太が不良にビビって腕を組んで歩いていた彼女を払いのけてしまったことで彼女がショック大号泣というお前らせめてもう少し話し合えよ、学校もずっと同じなんだしレベルの話。

月子(福田麻由子)が知っているらしい秘密は気になるものの、Q10(前田敦子)はいつまでもロボ読みだし、相変わらず各々のクラスメイトはQ10に影響されるというよりも勝手に学んで勝手に成長してるし…。ロボ設定をもうちょっと生かした話になるのは終盤になってからなのだろうか。

 

霊能力者 小田霧響子の嘘 4話
今回はポルターガイスト事件。バスケ部でポルターガイストが起きて相談に来た生徒のうちの1人(森迫永依)の父親は教授(鶴見辰吾)でオカルト否定派で、次は響子(石原さとみ)のインチキを暴くと宣言していた。

敗北=事務所ごと崩壊を考えていない薫(大島優子)の計らいで直接対決が決定。それまでに例によってポルターガイストを暴かねばならず、番組スタッフということで捜査する響子と谷口(谷原章介)。早い段階でポルターガイストが自作自演だと見抜いた響子だが谷口に解説中に教授に「そうやっていつも部下が下調べして霊視したことにしてるんですね」と言われてしまう。え?これこの局でやってた「オ●●の●」の種明かしを遠回しに…。

教授の家庭環境に問題があることを察した響子は家庭問題の解決という方向へ話を持っていくことに。教授と娘の親子関係がうまくいってないことから、別居中の母がポルターガイストを起こせば研究一筋の教授が学校にやってきて関係が改善されると計画。そこまでは良かったがライバル高校の親にバレてしまい、その後もタッグでポルターガイストを続けることになってしまったという。番組開始直前に暴いた響子は、元妻まで犯人とは読んでいなかった教授に釘を刺して行動不能に。あとはいつものようにポルターガイストを鬼のせいにして話を創作。教授としては元妻の犯行を暴くわけにはいかないので黙るしかなく、全てうまくいった。

ポルターガイストで勝手にCDが動くというところでは当然のように「ヘビーローテーション」が3回も使われる。使うならもっとオカルティーな曲にした方が怖いのだが、ここはばっちりとプロモーション。新曲の「Beginner」にしない辺り、そこまでのあざとさはなくぬかりないぜAKB。

初代ちびまる子ちゃんだった森迫永依も急成長。00年代前半までに出てきた子役勢はみんな一気に急成長しているなぁ。

流れ星 3話
婚約届は速攻提出。ドナーへの面接のために準備を進めるだけでほぼ丸1話。そのまま移植可能と判明するまで一気に飛んで行った。やさぐれスタイルだった梨沙(上戸彩)は、面接に合わせてキャバクラで培った演技力を生かして神谷(松田翔太)の前で良き妻を演じる。見事にいつもの清純派上戸彩になっていた。

問題は、マリア(北乃きい)が何も知らないことよりも既に神谷に健吾の婚約者について喋ってしまっているので、マリアが言う婚約者と健吾が言う婚約者が違うという点。早速マリアがべらべらと喋るのでラストで神谷に違う人だとバレてしまった。まあここは「妹には内緒にしてるけど乗り換えたんですよ、悪い男でしょ?僕って…はは…」、とか強引に主張しまくれば何とかなるか。健吾にそんな演技力と器量が無い気がするが。ま、ドラマ的に愛に変わる予定だし。しかしこの流れだとその件を解決してもマリア本人が移植拒否=サインしない展開になるよね、絶対。

そして消えた梨沙の行方を追う探偵と化した修一(稲垣吾郎)は健吾が勤める水族館にたどり着くなど水面下で暗躍。修一が出て来るだけで毎度毎度怪しい音楽がかかるので出てくるたびに怖い。ついに健吾との対面に成功した修一。さすがに状況を読んだ健吾は梨沙について余計なことを喋らずにごまかす。が、探偵修一が本気を出して健吾を尾行すればすぐに所在が明らかになっちまうぜ…。

というわけで問題が山積みすぎて、契約が愛に変わりそうな気配が依然として皆無のまま次回へ続く。予告の感じだと次回辺りから契約を越えていくのかな。


11月2日(火)

「浸透」ということ

掲示板でも書いたが、誰もが知ってる浸透した曲が無いという意見が最近多い。実際に俺も03年頃からそんな感じが年々強くなり、昨年ピークを迎えた。考え方と聞き方を変えたら全くそんな気はしなくなったが、あれはなんだったのか。その結論がようやく出た。…出たが話がまとまらなかったので長い文になってしまった。なので結論だけ先に書いておくと

年をとったから

いつまでも90年代のアーティストが上位にドカドカいるから忘れていたが、00年からでももう10年経過しているのだ。10年前、95年の曲ならよく知っていたがそれ以前の曲になると途端にリアルタイム感が無かった。ましてや90年代以降と以前では上位にいるアーティストはほぼ入れ替わった。変わらないのはサザンを筆頭とした本当に大物だけだが、90年代〜00年代ではほとんど顔ぶれが変わっていない。先日CDTVで00年の週間トップ10をやっていたが、顔ぶれが矢井田瞳以外は今でもトップ10クラスの連中で固まっていた。00年と90年ではどんなに週を探してもそうはいかない。

AKB48が握手会目当てだけで世間には浸透していないと言われる。嵐も昔よりは浸透しているが「夜空ノムコウ」以降のSMAPには程遠いと言われる。もはや定説のごとく誰もがこの感覚を共有している(実際にはネット上だけだが)。ついったー等の中にいるとそのような感覚が常識に思えてくる。しかし果たして本当にそうなのか?

よく考えるとこれを言っている人はその比較対象に90年代を出す。少なくとも10年前後はヒット曲を聞いてきた世代しかいないといってもいいのではないかという勢いだ。俺はちょうど「LOVEマシーン」がヒットしてクラスでモーニング娘。誰がかわいいとか。お前辻加護好きなのかよ!(ちなみに俺はみんなが後藤後藤言っている中でなっちと言い張り、石川石川言ってる中でも吉澤と言っていた)とか言っていた世代だ。それ以前は聞いているというのが恥ずかしいくらいだったが、「LOVEマシーン」でいわゆる「浸透している」状態になったのを実感した。しかし実際に購入していた奴は俺の周囲にはいなかった。また当然カーネル・S・マルオ氏のように全く無関心な者もいた。

正直AKB48にその感覚は無い。だが既に俺は「クラス」という集団にいない。そもそもあの頃のようなノリそのものもない。要するにあの時のあの感覚を共有する世代からは完全に外れてしまったのだ。大学くらいならかろうじてあるかもしれないが、大学になってくると高校までよりも趣味に近い人とだけ行動する機会が増える(俺の印象だが、ゼミにしても授業にしても何にしても自分の意志で選択するようになるので強制的にまとめられていた高校までとは違うだろう)ので、やはりそれまでよりも流行の中心からは外れだす。俺自身が大学や専門で会った人たちの中でチャート音楽に詳しい奴はほとんどいなかった。カラオケに行けば歌うのは90年代ばかり。特に専門時代は音楽系の専門学校だったにも関わらずだ。

ちょうどネットで騒いでる世代を見るとそのくらいが多い気がする。なまじ数が多い上に自分もそう思うだけにこれこそが総意だと思っていたが、違うと思う。全く話が変わるがあれだけ叩かれた映画「恋空」だってヒットしていたわけで。携帯小説とかも同じく。

忘れてはいけないのはあの90年代でさえ、80年代までが中心だった世代には確かな違和感と最近知ってる曲が無いと思われていたということだ。掲示板でもリンク貼っていただいたけどここの対談とかね。この感覚は90年代以降がリアルタイムの俺には全く感じたことのないものだ。00年代以降、ここ5,6年がリアルタイムの世代にとって、今の曲がよく言われるように10年後「全くどんな曲があったか思い出せない」だろうか?

 

握手会?複数商法?それだけで初動80万も出るか?あんなに売れるほどいい曲ではない?あの90年代のメガヒット期でさえすべて売れるべくして売れる曲ばかりだっただろうか?これ何でミリオン?って曲はいくつでもあった。具体的な例では個人的には米米CLUB「君がいるだけで」をあまりリアルタイムに聞いていなかったせいで、確かに普通にポップでいい曲だけど290万枚も売れる曲か?というと微妙だという思いがずっとある。でもサザンの「TSUNAMI」とかはヒットしていたあの当時を中学3年〜高校1年生という時期にリアルに感じたので凄い曲だったという印象が残っている。

何故自分がいつまでも流行の中心だと思ってしまっているのかは、昔からそういう流れがあったということは言える。というかそういう風に感じてどんどん世代が入れ替わっていくのが常だったはずだ。だが80年代→90年代と大きく違うのはネットがあることと、前述のようにトップアーティストが入れ替わらずにずっと来てしまっていることだ。このおかげで自分がいつまでも中高の頃の感覚のまま、「浸透」という感覚を使い続けてしまう。その結果が今の状況なのではないか。

自分が見たり聞いたりしたものに関してネット上でもいい意見が多ければ「浸透した」と言い出すし、さほど触れてないものであれば「そうかぁ?」って言い出す。が、基本的にみんな流されやすいので同調派に属していく。なまじ同じことやってる人がネット上には多いもんだから(実際にはわりかし特定の層しかいないんだが)そういうもんなんだと勘違いしていってしまう。

そう、俺たちは年を取ったんだ。

これは今年になって音楽に対する聞き方を意識的に変えて、チャート音楽を改めて聞くようになった(分析はしていたがここ何年も手に取っていないチャートイン曲に関しては全く聞かないことが常だった)ことで、思うようになったことだ。これまでは思わなかった。

自然に考えれば「ポニーテールとシュシュ」「ヘビーローテーション」のあのロングヒットぶりで浸透してないという方が無理がある。少なくともチャート推移、累計売上、着うた、カラオケの動き等を見ても全てにおいてAKBが上回っており、最近の浜崎あゆみや倖田來未などの方がよっぽど浸透していないと言えてしまうだろう。また握手会目当てという説をひたすら唱えまくる人にトドメを刺すが、中古屋でAKB48のシングルを手に取ると未使用のイベント参加券が入っている事も意外と多い。これは俺自身が確認して実感した、俺自身も意外だった事実だ。全員がイベントに行くという前提自体が間違えである。既に前2作の売上そのままの人数が、いくら日程を地方ごとに分けているとはいえ実際に握手会に押しかけていたらとっくにパンクしてこの制度は破綻しているはずだ。

余談だが何故中古で劇場盤ばかり既に溢れているのかは劇場盤ではメンバー指名制の握手会があるからのようだ。劇場盤はネットで握手したいメンバーを指定予約して抽選で決まるというシステムだけにその辺のライトファンで利用する人はまずいないコアファン向け、まさに何十枚の世界の中枢だと思われる。コアなファンが狙うのはこれだろうから劇場盤が中古にあふれている分にはコアなファンが握手券だけ抜いて処分したと見ていいだろう。で、DVDも見たいから通常盤も買うという3パターン以上が成立するのも確かなことも付け加えておこう。ただやはりハロプロもV系でも握手会商法は日常茶飯事なことを考えればAKBだけどうこうというものでもない。もっといえばハロプロは買ってからシリアルナンバー抽選だが、AKBで指定メンバーと絶対握手するためには劇場盤しかないが、これは当たらないと買えない。もっと効率化して頭のいいビジネスを展開しているという程度だ。個人的には感心するくらいだ。まあ荒稼ぎしている出る杭は叩く、国家権力に注意される可能性はあるかもしれんが。

 

また「けいおん!」の去年のED曲なんかいまだに下位でヒットしててもうすぐ20万枚という凄いことになっているし、今回のアルバムではついに大物アーティストを軽く抑えての12万枚である。シングルのレベルでいえば既に浜崎あゆみですら越えている。今回アルバムでも中堅どころをごぼう抜きである。声優でもドームや武道館やらが余裕な人も多いと聞く。とはいえ未だ知らない人は全く知らないだろう。こっちに関してはジャンルの多様化という面が大きいのでまた別の話になる(ジャンル多様化で誰もが知っている曲など難しくなったという話)。もしかしたら今の中高生の間では「けいおん!」がミスチルと同列に話題に上がることもあるのかもしれないが、こればかりはその場にいるその世代の人間にしか分からない。いずれにせよ当たり前のように俺も今まで使ってきた「浸透」という感覚について、どうにも違和感が感じたので考察してみた。

1つ言えるのはもう俺の今までの感覚で「浸透」って言葉は使わないほうがいいな、と。もう俺は中心じゃないし、中高生の間で何が流行ってるかも分からない。つまりこういうことになるわけだ。AKB48に人気が無いとか言い張っている人は単に時代の中心から外れたことを知らずに堂々宣言しているってことに…。

 

戻る