そらそら世紀中な日記 '11 春うらら

11年4月

4月28日(木)

DEENニューアルバム詳細

詳細判明

ということで今回は18年を「高校卒業」とひっかけて新たな旅立ちというコンセプト。10周年に続いて、12年の干支、15周年のベスト&武道館、16年でNEXT STAGEといったと思ったら今度もまた旅立ち。ほぼ2年おきくらいにリフレッシュしまくっている感じだが、Bithday eveにしろ、干支にしろ、高校卒業18年にしろ、ある意味着眼点は面白い。

というわけで過去のオリジナルアルバムのタイトルが並ぶが、1stアルバムだけはタイトルが「DEEN」とバンド名なので、バンド名の入った曲というのはさすがに無いようだ。こっちは普通に楽しみ。

DISC-2のバラードベスト『Ballads in BlueU』は昨年の「ナツベスト」と似たような選曲の仕方。『Blue Eyes』のリメイク版で前作と同じように最初と最後を締めるという演出はなかなか粋な計らいだが、「このまま〜」「夢であるように」「瞳そらさないで」といった有名曲を離れられず、もう1度収録している。まあ例外なくキセキVer.だろう。しかしちょっと待て!「瞳そらさないで」にバラード風のアレンジバージョンはあったか?前回のバラードベストでりアレンジした時もバラードなのか微妙だったし、その後キセキ、2009の2度のリメイクもバラードではなかった。

また映画「君のままで」に自ら出演した時の主題歌でアルバム曲としては珍しくPVが作られた「星の雫」が何故か入ってない。そして同じくPVが作られたアルバム曲「OCEAN」に至っては昨年の「ナツベスト」に続いて今回も落選。この2作はAOR3部作時代の代表バラードともいえる曲だったはずなのだが…。「i...」とか明らかにこないだのライブベストで票を集めたのに気を良くして入れましたって感じだし。

そしてサントリーのCMで有名人が次々と歌っている「見上げてごらん夜の星を」 feat.ダイアナ湯川。発売当時この曲そのものはピックアップされることも多く、春の月9最終回で坂本九の原曲が使用されたりもしたのだが、年末には全て平井堅に持っていかれてしまった。ファンの間でもあまり知られていなかったが一応当時小さく語られていた共演したダイアナ湯川の父は彼女が生まれる前に坂本九と同じあの飛行機事故で亡くなっていたという縁のあるエピソードも映画「沈まぬ太陽」の際に世間的には広まった。どうにもDEENバージョンは、存分な話題性を持っていた割に恐ろしき間の悪さを発揮し埋もれる結果となっていた。

今こそ再評価のチャ〜ンス!

というタイミングでまさか「夢で逢えたら」の方を選択するとは…。驚愕。今からでも遅くない。これだけは確実に差し替えるべきだ。ていうか前回のバラードベストは投票で選んだんだから今回も投票にすれば良かったのに。全く違う選曲になったと思う。

DVDの方はピックアップ収録みたいで、レアな曲が満載だが、Break11以来の地声で歌い切ったという「夢であるように」を外す辺りはやはりズレている。


4月27日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.4

幸せになろうよ 2話
矢代(藤木直人)が「B-ring」に入会。直後に春菜(黒木メイサ)を希望しまくるがあまりに軟派な態度に純平(香取慎吾)もまりか(仲里依紗)も困り果てる。独身の人しかいないですよね?という春菜の念押しに、独身証明書を出してもらってるから大丈夫と豪語する純平。ただ矢代の結婚&妊娠した妻がいたシーンが堂々1話で放映されている。あれは何だったのか。何らかのフェイクか?今のところは独身証明書が提出されていないか、偽造されている可能性もある。これじゃ会社として「B-ring」ダメじゃん…。ただでさえ1話で春菜が適当な嘘ついたのを調べずにそのまま登録しちゃったくらいなので、詐欺を警戒しての会員の身元確認もやってないっぽいし。ただ矢代の正体が全く不明のままで、弁護士というのも完全に自称なので何かあるのだろう。

前回春菜との見合いで、春菜の美貌にビビって逃げ出した小松原(大倉孝二)はもう1度見合いさせてくれと土下座するので、合コンスタイルで矢代も含めて見合いを開催。しかし小松原はどうにもならずに笑いを通り越して、無駄な時間とイライラを提供するのみ。話が進まないからもうお前帰ってくれ状態。

一方で矢代が春菜にちょっかいを出すも春菜オールスルーって感じで、掛け合い皆無。無視されまくって3枚目に転じる矢代っていう形ならまだしも、本当に春菜が一切のコミュニケーション拒否しているだけなのでドラマとしては面白くも何ともない。ていうかそこまでほとんどいないことにするっていうのもすげぇぞ。

春菜は害が無さそうな小松原をデートに誘うが元彼からの動きがあり帰ってしまう。失敗したと落ち込む小松原をアドバイスする純平だが、春菜に対するしどろもどろとは打って変わって営業トーク全開。フランクに自称ながらモテる立場からアドバイスしまくる友人の上野(綾部祐二(ピース))の方が小松原には役立ちそうである。

で、春菜が酔って電話してきたので小松原を上野に任せてほっぽりだして春菜と合流する純平。春菜が内面を新たに語ると、自分も振られたから分かると内面を吐露。既に春菜の前では営業トークのフリして全く営業トークが出来なくなっているのだが自覚が無い。「何で優しいの?」と聞かれると「アドバイザーですから」と公私混同状態。

ラストでは小松原との付き合いを宣言する春菜。小松原ピエロ化計画が進行。これ小松原が成功するっていう趣旨のコメディ恋愛ドラマなら、別の意味で面白いかもしれないけどピエロ前提なわけだし、ストーリーのカルピス要員でしかないわけで全く興味が湧かない。残念がる矢代だが、純平にも残念なんじゃないかと鋭いツッコミを入れるも、矢代の妻は今回一切出てこず、今回だけ見てるとただの軽い人。結果的に物語の進行は特に無かった。これは…つまらないかもしれない…。

※カルピス要員とは、カルピス=原液を薄めて飲む→ストーリーを薄めて引き伸ばすの意。漫画「BLEACH」がカルピス漫画の代表格とされている。

グッドライフ 2話
開始15分で羽雲(加部亜門)検査入院決定。白血球の数が…と言われた時点で言わずとも白血病が連想され大地(反町隆史)も動揺。なんだこのジェットコースター展開。カルピス全開の月9とは偉い違いだが、これはこれで早すぎるぜ!「世界の中心で、愛をさけぶ」でさえ入院展開は中盤過ぎだったので、前半は親子愛+病気のサインが随所に…っていう展開かと思ったら、本格的な闘病ドラマのようだ。

大地は育てる決意はしたものの仕事優先に変わりなく、周囲には世間体を気にして「妻は体調を崩してまして…」と言い訳。人に頼れない性格なので検査入院中から仕事のフリして白血病治療についてツテを使って取材。短時間で病気について調べつくした。意外と大地なりに親らしいことをしていたりもするが…主治医の円山(伊原剛志)にはこんなことしてる暇があるなら子供のそばにいろ、向き合えと説教されてしまう。妻との離婚協議中というのも吐かざるを得なくなるも、前回もう関わるなとか言ってくれちゃった妻とは関わる気はない。

だが、円山の言葉を素直に聞き入れ、華織(井川遥)を探すことにした大地。なんせ連絡手段を断たれてしまったので大地の取材力を生かして探すしかない。居場所を突き止めるも先日羽雲の絵の先生としてあいさつした雪村と親しげな様子を見てショックで引き返す。そして羽雲にずっとそばにいると宣言し2人で生きていくと決意。離婚届にもサインをするのだった。

めんどくさいのは華織で羽雲が来てくれなかっただけで、捨てられたと信じ込んでしまい、携帯番号も変えてしまったので、羽雲が電話しても繋がらない

お前が子供捨ててんじゃねーかよ!

その一方で子供への愛を雪村(鹿賀丈史)に一方的に語り、捨てられたわけじゃないだろうと反論しようとする雪村に「何も言うな」と耳をふさいでシャットアウト。ちょっと子供がついてきてくれなかっただけで、もう会えないと固く心に決めてしまうほど思いつめてしまうのはどう考えてもよろしい精神状態ではない。とりあえずこのままじゃいずれ精神が崩壊しそうなので仕事探す前にカウンセリング受けてくれ。これ後で羽雲の病気知ったら、羽雲の気持ちそっちのけで大地が母親をシャットアウトしていたみたいな流れにしてギャーギャー騒ぐんだろ?

それにしても羽雲が年齢にしては幼すぎてかなりの高頻度でイラッと来る。健気さを打ち出しているつもりなんだろうけど、自分を「わっくん」とか名前で呼ぶのは特にイラッと来る。いや女の子でもイラッと来るのいるけどさ。あのくらいの年頃の少年では無いわ。


4月25日(月)

Zenryakuラジオ第2回

・一体いつからだ?いつからラジオが毎月配信だと思っていた?(BLEACH藍染様風)

というわけで、無事第2回公開となった。なんとかかんとか投稿もあったのでそれなりに形になっているが、けっこうギリギリなので次に向けてもどんどんと投稿をお願いします。それにしても早めの進行を意識したせいか、やたら早口だな今回の俺は。

・24時間テレビのマラソンはまさかの徳光!

毎年メインパーソナリティを差し置いて特にラスト付近はに入って独善実況司会を進行し、会場を支配し続けた徳光が70歳にして走るという衝撃展開。ウォーキングから取り組み…って史上最低距離どころか30キロくらい歩き続ける企画でも厳しいんじゃないのか。

何にせよこれで誰が最後の司会をするのかという面白味が増えた。さすがに走り続けながら自分実況は出来まい。なんせ徳光が長年に渡ってずっと1人で完全支配していたので後継が全く育っていないどころか、経験者がいない状態のはず。最悪の場合は関ジャニ∞らが次々と「がんばれ」しか言わないという進行停止状態で徳光が走り続ける映像と応援、歓声が延々流れるだけという可能性もある。もしくは途中で代走を指名、徳光本人は結局最後は司会として居座るなんてのもありえなくない。


4月23日(土)

ここ最近の2011春ドラ Vol.3

BOSS 2話
連続殺人の犯人は新メンバーかと思われた沼田(釈由美子)で同行していた木元(戸田恵梨香)が撃たれてしまい監禁された。沼田は絵里子 (天海祐希)の熱烈ファンで以前の論文を読んで心神喪失を理由に無罪になった人々を代わりに殺していたらしい。さらに絵里子がジョークで部下が嫌いだと言ったので矛先が部下に向かったという。チームのメンバーとんだとばっちり!そして新メンバーの田所(長谷川京子)だけは新メンバーなのでターゲットになっていなかった。

すっかりサイコさんと化して絵里子らを翻弄する沼田。野立(竹野内豊)が開いた会見で今度は野立を狙って射殺しにやってくるがこれも捕まえられず逃亡。さすがにあれだけの警備の中で簡単に侵入させて、簡単に逃亡できるって警察やばくね?というムードが漂う。だが沼田が自らそれを突っ込むなど他の本当に何も考えてない刑事ドラマよりはマシな雰囲気で話は進行。最終的にはその時点から絵里子が仕掛けただったことが判明。前回公務執行妨害をしてきたハッカーの理香(成海璃子)を使って木元の居場所も判明。最後まで沼田のキャラが崩壊することも無くサイコさんのまま逮捕され、木元は病院送りとなった。

沼田と絵里子の緊迫したやり取りのクライマックスというところで緊急地震速報が入った。震源地は千葉木元の居場所が千葉の倉庫と判明し、みんなが千葉に向かうぞ!と盛り上がっている直後だった。激しくは無かったが長く揺れたので、大変なクライマックスであった。

 

事件は無事解決してかつての絵里子と野立とコントしていた同期で今は政治家秘書の森岡(大森南朋)だったが、彼らが去ると絵里子について何か企んでいるようで上司と思われる人物に報告しているところで終了。特に木元の今後については不明のままだった。

 

結局のところ、2話の段階で木元が病院送りになったところで終わってしまったので3話からどうなるか不明だが既にOPにもポスターにもいない。しばらく入院ということにしてフェードアウトだろうか。実際のところ、今回はほとんど寝てただけ+病院で運ばれていく2シーンしか無かった

それにしても「ハガネの女」も殺人鬼を後釜において去っていくなんて…。今後代わりどうするんだろうか。田所が苦手なコンピューターを理香が補う形で2人で木元の代役という感じなので科捜研の枠が空いちゃったんだけど。

 

マジすか学園2 2話
前作最終回で死んだはずの大島優子が突如2人出現。実は三つ子でしたというベタを超越した設定を後付し、以降大島優子が2人同時に出演するという思考が停止するような超展開に。

松井珠理奈や渡辺麻友がクーデター勢力を従えて、指原莉乃らラッパッパと呼ばれる前田敦子の部下的ポジションの連中の襲撃に現れる。松井珠理奈と留年した四天王の松井玲奈の死闘が始まる。松井玲奈って印象無かったんだけど、ここでは超クレイジーな役どころで怪演しており実に印象的だ。対決中だったW松井だが大島2名がいきなり出てきたのにビックリして戦闘中断。大島2名によれば前作で協定を結んだはずだというのライバル校で新勢力が動いて協定を破棄したという情報が入る。

そのライバル校ではじゃんけんで内田眞由美が新総長になるというどこかで見たような展開が繰り広げられていた。そこに新勢力の前田亜美らが登場し、今しがたじゃんけんで負けた2人があっさり敗北。新勢力を束ねて新総長として登場したのは前作で卒業して1話ではOLになったと紹介されていたはずの板野友美だった。キレて会社を辞めて何故か他校の3年に編入したという思考が停止するほどではないが強引な展開に。そして運だけでてっぺんは取れないなどと言われながら何度も殴られてぼこぼこにされる内田は速攻で総長期間終了。何か無駄に何度も叩きのめされていたけど、冷遇されすぎ。現実とリンクしているのか。

裸足の会と名乗るこの集団は、名前通り、敵を襲撃して靴を回収し裸足にするとういうよく分からない行動を開始。早速、仁藤萌乃が餌食になって、ボロ雑巾のような状態でW松井が対決していた会場に到着。

というわけで対決中だったW松井だが、渡辺麻友が止めに入り、内輪もめしている場合ではないと判断。戦争が始まる予感を残しつつ、続く。前田敦子はほとんど出ていなかった!

既にわけが分からないことになっているが、これは残った篠田、小嶋、秋元も超展開で戻ってくるんだろうか…。


4月18日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.2

幸せになろうよ 1話
結婚相談所「B-ring」が舞台。そこで働く純平(香取慎吾)は社長令嬢だという強気な春菜(黒木メイサ)の担当になる。しかし春菜は嘘をついており、父の会社は10年前に倒産していた。その一方で妊娠した新妻がいるのに、素性を隠してB-ringに入会したいという矢代(藤木直人)が表れる。

とまあこんな感じだったんだけど、黒木メイサの風貌がかっこよすぎていわゆるドラマ的な「強がってるけど本当は恋したい」的な本心が全く見えず、リアルにそういう強気な人にしか見えない。

さらに一見さわやかで相談員としては信用できる感じの純平は、まあ結婚相談所はそうじゃないとダメなんだろうけど、条件反射的に何度も社訓をスラスラ暗唱するとか、洗脳教育へのオマージュかのよう(例:テレビで話題にもなったく○寿司とか●将)。これじゃ純平が社畜社員みたいじゃないか。一見本人の信念であるかのように語っていた結婚や恋愛に対する言葉も会社の基本精神なだけで純平自身の信念じゃない。実際当の本人は昔の失恋引きずっており、まりか(仲里依紗)の思いに全く気付かず鈍いと思われるなど、自分も身近な他者の事もそっちのけになっている。なので初回の純平の言葉はいくら否定しようとも全部ビジネスワードを並べているようにしか見えなかった。これじゃ恋愛を否定して結婚は金のためとか強がってる設定のメイサが純平に指摘したことの方が100%真理なんじゃね?っていう。このキャラだと一見人当たりが良くていい人だし、サービス業なら信頼できる店員さんだけど、素もこんなんだと逆に人間味が無く何か主人公としては嫌だ。

だから恋愛や結婚=仕事になってしまっていてそんな自分に気づいていない純平が仕事を突き抜けて本気になった時が恋愛ドラマとして面白くなってくるところなのかなと思う。ていうかメイサのあきらめ感情を変えてやるっていうだけじゃなくて当然主人公も変わるっていうそういう意図のドラマなんだよねこれ?藤木直人がどう転んでくるかも楽しみである。

 

グッドライフ 1話
韓国の00年の小説のドラマ化らしい。仕事人間の男が子供置き去りにして妻に出て行かれて父性に目覚めて改心するというのは04年の草g剛主演の『僕と彼女と彼女の生きる道』だし、子供が白血病でお亡くなりになるというのは同じ04年の『世界の中心で、愛をさけぶ』以降の定番泣かせパターン。今更すぎるフュージョン!ハッ!!じゃないかと思ったが、00年原作なら偶然か?

新聞記者として優秀な大地(反町隆史)だが、部下も家庭も省みない人としては終わっている男だった。開始13分で妻の華織(井川遥)は予告なく家出。ちなみに草g君は当時の日記によると推定開始1分半ほどで離婚を切り出され、とりあえず出社して帰宅したら妻がいなくなっていて子供がいたっていう展開だった。子供の羽雲(加部亜門)と離婚届が残されており、弁護士経由での手続きを迫られる。また厳しくし過ぎた部下は1話から自殺未遂

ほとんど『僕と彼女と彼女の生きる道』じゃないかという感じで、違いは羽雲がやたらと嘘ばかりつく虚言癖があるという部分くらい。こりゃこのドラマイマイチかなと思いきやラスト15分で意外な真相が判明。

何とか華織を捕まえた大地だが既に華織の心が決まっており、部下の自殺未遂とダブルパンチで衝撃を受ける。だが羽雲はどうするんだ?どう説明するんだ?という言葉に表情が一変。羽雲は全て知っていると語りだす。

既に新居へ羽雲を連れていき、今日からここに住むんだと説得した華織だったが、パパがいないことを不憫に思った羽雲は拒絶。もう帰らないつもりだったがその日は帰らざるを得なかった。これが冒頭のシーンに繋がる。華織は1人で家を出るしか無く、羽雲は両親を何とか仲直りさせようと、お互いをフォローするための嘘を連発していたのだった。

それに気づいた大地の表情も少し和らぎ、1話は終了。しかし、羽雲の体には既に異変が起きていた…。

ほとんど『僕と彼女と彼女の生きる道』のリメイクかと思うような話から、子供が知っていた、子供の連発する嘘に意味があったというのは意外性があった。ただそこまで子供のキャラがかわいいわけでもない。自らを振り返っても小学生ならとりあえず着替えがどこにあるかくらいは分かってなかったかな…。しかも火事を起こしかけたのまでママのせいにしてしまうのは、さすがに意図があったとしてもそれはねーよ、まずは謝れよっていう感じだった。あれで女の子だったら甘えてきても許せるけど、火事の件だけは、あまりのかわゆさに何でも許せてしまう最強子役だった七海ちゃん(反町が03年に主演した「ホットマン」で山内菜々(現在の日向ななみ)が演じた役))が言ったとしても…無ぇよ…。正直種明かしなしでそのまま屈折した虚言癖のある子ども設定だったら1話離脱…という感じだった。

あとサブタイトルが「〜ありがとう、パパ。さよなら〜」であり、「韓国で200万人が涙したベストセラー」とのことなので完全に死亡確定っぽいのが残念なところ。というかそこに持っていくためにひたすら健気でかわいい子供というのを狙っていっているかのように羽雲のナレーションも入れまくっていた。それだけにあの子供がかわいく見えないともう終わりであり、そういう意味じゃ個人的にはギリギリなライン。また闘病展開は見るのがつらくならないかが心配だ。

・Buono!は曲は最高に好きだがメンバーに特に関心が無かったんだけどハロプロ最強の歌唱力とも言われる鈴木愛理が急激に俺の中で来ている。ていうかデビュー当時はBerryz工房も℃-uteも子供すぎてどうにも応援する気にならなかったそれ以上につんくの曲が平凡すぎんだけど、ここ最近になって大人っぽさが出てきていい感じに成長してきてみんな綺麗になっている。キッズ時代、小学低学年くらいから事務所は目をつけていた子も多いわけだけどそんな時期の子供がどう化けるかなんて読めるはずがない。さっぱりだった子が美人に成長したり、子供時代がピークでしたという子だって多いわけで。そんな中でハロプロ系のこの漏れなくみんな美人に成長する確立の高さといったら何コレハロプロで最初のかわいさがピークだったのって小川真琴くらい。今更ハロプロのアイドルとしての凄さを感じる今日この頃である。℃-uteももう少し曲が良ければ…


4月17日(日)

ここ最近の2011春ドラ Vol.1

BOSS 1話
09年に放送されたドラマの続編。天海祐希、竹野内豊、戸田恵梨香、溝端淳平、吉瀬美智子、ケンドーコバヤシ、温水洋一、玉山鉄二という特別犯罪対策室のメンバーが事件を解決する刑事ドラマ。前作の最終回ではテロリストのボスに反町隆史が出演。最後は逮捕されるも反町は「また会おう!すぐにでも!」と絵里子 (天海祐希)にさわやかに宣言して去っていっていた。絵里子は海外に向かうべく空港にいたというのがラストシーンだったが今回は2年前のそこに直接つなげて話がスタート。

なんと反町が脱走したらしい。ただし反町は別のドラマに主演しているので新たな出番は無く台詞で語られたのみ。そして反町率いるテロ組織「赤い月」は黒原(西田敏行)を狙っているという。黒原を救うべく現場に駆け付けた対策室メンバー。木元(戸田恵梨香)が時限装置を見つけて解除するもそれはダミーだった。狙撃犯により、黒原は撃たれ重傷を負い、対策室は解散。特に木元は責任を取らされて僻地へと飛ばされてしまった。絵里子は予定通りに海外へ。

そして2年後、絵里子が帰国し野立(竹野内豊)は対策室を復活させメンバーを呼び戻す。しかしそこに木元はおらず、代わりに田所(長谷川京子)が配属されていた。また奈良橋(吉瀬美智子)もいきなり寿退職すると発表。「ハガネの女」になると宣言して降板してしまった(同じ曜日の1時間早い時間にテレ朝ドラマ「ハガネの女」に主演)。代わりとして沼田(釈由美子)が配属される。

今回の事件は心身喪失を理由に無罪になった人々が次々に殺されるという事件。最初に殺された人が「鬼塚」ってどこまで反町(GTO)を意識しているんだこのドラマ…。

一行に犯人は見つからず、絵里子はこっそりと木元を呼び寄せて犯人が次に狙う場所を特定するも、そこには黒原の娘でハッカーの理香(成海璃子)が出てきたのみで成果が上がらない。だが、行動からして犯人は絵里子のファンでありストーカーであると推測。そしてなんとその犯人は…奈良橋に代わりにきたはずだった沼田だった。沼田と行動していた木元が撃たれたっぽいところで続く。

1話からキャスト情報に細工をして、誰が降板で誰が残って誰が入れ替わるかを巧妙に隠すという衝撃の展開になった。冒頭のOPでは主題歌も映像もそのまま1期のものを使用。ここには吉瀬、戸田もいて、逆に今回増えたキャストはいないのだが、EDでかかった映像では逆に吉瀬、戸田がいなくて長谷川、成海が登場していた。単純に考えれば、このまま木元が殺されて戸田も吉瀬に続いて退場ということになるが…。戸田の最近の連続主演っぷりは相当ハードだしなぁ…。

単純に吉瀬→釈、戸田→長谷川&成海という役割での変更かと思ったら釈由美子犯人になっちゃうし。新レギュラーかと思ったら犯人ゲストだったというのは近年のドラマには無い意外性。

ただ2話がまだ丸々残っているのに、2話は木元が無事かどうかだけで引っ張るのだろうか?新EDや1話終了後に1期のものから戸田、吉瀬と長谷川、成海を入れ替えた2期のポスターに差し替えられた以上は、戸田がいなくなるのも確定と思われるが、3話でまたEDやポスターを変更することは考えられるのか…。

@木元が殉職or重傷or退職。後者2つの場合は最後に助っ人で戻ってきてもらうことが可能。ただ殉職してしまうと、3話以降ですっかり忘れたようにこれまでみたいな軽いノリでギャグを飛ばしていられるか?っていう。

A沼田が犯人と見せかけて実は木元が犯人だったというオチ。衝撃的すぎるが一応自然な形で降板(檻の中)にできる上に、責任を押し付けられた腹いせ&ショックで狂ったという動機と、何故木元に押し付けたのかという絵里子の明かされていない真意が交錯してドラマ的には盛り上がる。

Bふいうちで田所が犯人。ポスター、ED等は長谷川をそのまま戸田に差し替える事が可能。役割的に沼田が犯人だと奈良橋が退職してしまったので枠が空席になってしまう。田所の役割を果たせるのは木元と理香と2人ほどいるので余っている。そもそも奈良橋が殺人犯を後釜に置いていくなんてあんまりじゃないか。

個人的には釈由美子は良かったけど、長谷川京子がパッとしなかったのでBだといいんだけど。

元々このドラマ、あんまりストーリー覚えてなくてそこまで面白い刑事ドラマでもなかったんだけど、こないだまで事件の設定が完全崩壊したプロファイリングイタコ直感刑事ドラマを見ていたこともあって、やったらハイクオリティに思えた。

 

工藤新一への挑戦状〜怪鳥伝説の謎〜
「名探偵コナン」実写化第3弾。小栗旬、黒川智花がさすがに高校生厳しくなったのか、溝端淳平、忽那汐里に交換。ただし高校生には厳しくギャルでもないAKB秋元ががんばって園子を演じるということに。警部と小五郎はそのまま続投になったが、いっそ全員変えた方が良かったのに。新一時代の話だけに小五郎が名探偵扱いされておらず、漫画以上にいるだけで邪魔な人になってるし。

村に伝わる伝説を巡って…とかなり金田一ちっくな展開で雰囲気は出ていたのに、犯人が散々煽っていたこの中にいる=一族の中ではなく、一応孤立した村の中ではあるものの脇役というオチに唖然。それはやっちゃいかんだろ…。しかも水圧で吹っ飛ばして突き刺すっていう殺害方法もそんな都合よく飛ばせるんかい!と激しいツッコミ待ち展開になって唖然。

 

マジすか学園2 1話
AKB48がヤンキーに扮したヤンキードラマの続編。アイドルのヤンキーなんて誰が喜ぶのか不明だし、超ブレイク直前の産物みたいなもんだと思っていたらまさかの第2弾。1を見ていないので不明だが、篠田、小嶋。板野、柏木ら年長組は3年生設定だったので卒業してしまい、大島優子に至っては病死して伝説の存在になっており不在。ちなみに高橋みなみは最初から死んでて最初から回想だったらしい。

今回は主人公の前田敦子が3年生になって新メンバーらを加えつつ、下剋上を狙うSKE48の松井珠理奈や渡辺麻友と対立するようなお話らしい。初回は顔見せみたいなもので各登場人物の役割、変更点などを示していくくらいで終了。どんなトンデモが仕掛けられるかは興味深いが、ヤンキーなアイドルはあまり見たくもない。とりあえず松井珠理奈が美人カッコいいのはよく分かった。何だかイマイチ人気が無いのは、やっぱりSKEなのにAKBの選抜でも好待遇などゴリ押しすぎるからか。


4月11日(月)

2011年4月11日は松浦亜弥CDデビュー10周年だよ

・10年経ったのかぁ。というわけで数年前に書きかけて放置されていた松浦亜弥シングルレビューを10周年記念で完成。書きかけのところから数曲しか追加がなかったところにここ数年の活動の非充実ぶりが…。

・元モーニング娘。で今も事務所に残っていて産休中の辻と去年辞めたばかりの3人を除いたドリームモーニング娘。のアルバムの内容が判明。まさかの2枚組。

http://natalie.mu/music/news/47661

主に00年前後までの誰もが覚えている全盛期の曲のカバーだろうとは言われていたので予想通りだが予想通りなのはDISC-2のほうであった。DISC-1は新曲2曲と、売れなくなってからのシングルやアルバム曲のカバーという謎のラインナップに。今回買うような旧ファンは安倍なつみが辞めて以降の曲は知らないだろうと踏んでの使いまわしなのか。ていうか絶対自分が脱退してからアルバムまで聞いてない奴いただろうから歌っている方も知らない曲あっただろこれっていうレベル。特に「雨の降らない星では愛せないだろう?」は当時歌ったメンバーが小春しかいない始末。しかもこの曲中国人留学生を意識した唯一の曲で、曲中に中国語が登場するんだけど、誰1人中国に繋がりのないこのメンバーで歌う必要があるのかっていう。次のアルバムでは全部中国語にしてもう1回収録したので今回3回目の使用だし。まあつんくが自信のある曲を使いまわして改めて聞いてもらいたい、そんな選曲なのかもしれない。この曲もそうだし「みかん」も「浪漫」もかなりの快作だったし。

・一方で何の話題にもなっていない現役の新曲は地震で延期になっていたのがひっそり発売。新メンバー入って初めての新曲、久々のアッパーな元気ナンバーとなっており、ここ数年意地のように続いた1パターン路線から脱却。だがタイトルが酷い。マジでスカスカってつんくはやはり自らの衰えを自覚していたのか、ついに開き直って自虐ギャグかよ!…いや本当は「マジですかスカ」でスカは中身のスカスカじゃなくてジャンルのスカなんだけど。サビがそのまま「マジでスカスカ」としか聞こえないからやっぱり自虐ギャグかもしれねぇ…。AKB48のドラマに「マジすか学園」があるからマジスカで検索すれば少しは引っかかるかもしれない的な淡い下心も見え隠れ…しないかさすがに(実際にヤフーで検索するとAmazonへのスポンサーリンクが1件だけ引っかかる)。

 


4月9日(土)

AKB48簡易シングルレビュー

・先日のVAPとトイズの件。1週間で元に戻った。いったいこれはなんだったのか。

・2月くらいにPondaringさんから5周年のAKB48シングルレビューを4月8日に同時公開しないかという企画を提案していただいた。企画自体は対談レビューとは違う新しいコラボであり非常に面白かったので賛同はしたものの、俺がAKB48を聞き始めて1年経っておらず「会いたかった」のサビ以外はリアルタイムで聞いた記憶が皆無。ゆえに2010年に全部まとめて初めて聞いたので楽曲の印象も固まっていない。いくつかの曲ではなく大半がそんな状況というのはさすがに過去曲回顧としてはやれない。基本的に過去曲回顧は一時期の対談連発時の内容が俺の中で納得いってないものが多く、YUIやスキマスイッチはまだタイミング的に早すぎたなぁというものがある。いきものがかりがそうだったように、リメイクしたら内容が全く変わってしまうだろう。そもそもかなり労力を使うため、以降は俺の気分がそのモードにならないと過去曲回顧はやらないと決め、最近はスケジュールの問題ではなく、俺がお願いして対談のペースも抑えてもらっている。

てわけで企画は面白いけど、AKB48はタイミング的に無理なので過去曲回顧としてはできない上に、日記で簡易的に☆つけるのくらいまでしかできないかもしれないとお答えしていた。まあ通常シングルレビューの簡易版くらいならやれるかもと思っていたのだが、すいません、ノースリーブスは聞きまくってたんだけどAKB48モードに全くならなかったうえに例の地震で停電だCD延期だとなっている間にあっという間に4月8日過ぎてました。忘れてました!申し訳ありません!

てわけでPondaringさんおひとりで公開されているシングルレビューに詳しい解説はお任せして各シングルの現在の印象を書いた簡易レビューという形で。

indies1st 桜の花びらたち
高校以上ではなく、中学の卒業というイメージが何となくあるさわやか好印象ポップ。
★★★★☆

indies2nd スカート、ひらり
現時点であまり印象が無いシングルのうちの1つ。
★★★☆☆

1st 会いたかった
唯一最初から知っていた超キャッチーな1曲。1度聞いただけで忘れない。
★★★★☆

2nd 制服が邪魔をする
3rd 軽蔑していた愛情

思春期や青春の裏側といった感じだが、古臭い感じの曲調自体が好みではなく、ほとんど聞いてないので2曲まとめて。
★★☆☆☆
★★☆☆☆

4th BINGO!
サビよりウォーウォー言ってるところの方がキャッチーで印象的。
★★★☆☆

5th 僕の太陽
現時点であまり印象が無いシングルのうちの1つ。
★★★☆☆

6th 夕陽を見ているか?
さわやか青春ミディアム。隠れた名曲っぽい風格。
★★★★☆

7th ロマンス、イラネ
非常につんくっぽい曲。同じ路線で勝負した場合、メロディーのインパクトでは現在のつんくでは劣るが、歌唱力やパフォーマンス含めた全体の完成度では現在のモーニング娘。には絶対勝てないと思う。それでも最近のつんくクオリティだとCDで聞いてるだけじゃ厳しいけど。
★★★☆☆

8th 桜の花びらたち2008
リメイクではなくオケはほぼそのままで歌っているメンバーが一部入れ替わって増えたのみ。もう少し何か変更しても良かったのでは。
★★★★☆

9th Baby!Baby!Baby!
配信限定曲。アルバムではBaby!が1つ増殖したが内容は変わっていないらしい。普通の軽快ポップという印象以外、現時点では特に印象の無い1曲。
★★★☆☆

10th 大声ダイヤモンド
この曲から一気に無敵になった感がある。かなり好き。歌唱力やパフォーマンス以上に楽曲が突き抜けてしまえばやはりそれに勝るものはない。
★★★★★

11th 10年桜
しっとりやバラードが多い中でとびりき元気な桜ソング、卒業ソングとして文句なしに最高峰の名曲。
★★★★★

12th 涙サプライズ!
元気な誕生日ソングとして文句なしに最高峰の名曲。あと当時の仕事関係で着うたサイトで配信できる曲にこの曲があったのでチョイスして配信させた(選曲権限は全部俺にあった)。当時は何やってんの?と思われたようだったが、現在そのサイトではバカみたいにAKBプッシュしてキラーコンテンツ化していたので、してやったりと少し思った。
★★★★☆

13th 言い訳Maybe
前後の曲でこの曲だけサビも単調だし印象が薄い。この曲だけ井上ヨシマサじゃないんだよな。
★★★☆☆

14th RIVER
この辺りからようやく耳には入るようになった。なんとなくいいかもな〜とは思っていたがちゃんと聞いたら予想以上に良かった。前田敦子を認証した。
★★★★☆

15th 桜の栞
あまりに合唱曲すぎて「旅立ちの日に」とか教科書系スタンダード楽曲のように好きか嫌いかっていう次元にない曲。
★★★☆☆

16th ポニーテールとシュシュ
ようやくこの曲から聞き始めた。さわやかアイドルサマーポップとして文句なしに最高峰の名曲。全員同じ髪型で前田敦子以外分からなかった。
★★★★☆

17th ヘビーローテーション
圧倒的な勢い。とりあえずTVパフォーマンスにおける口パクバレを明らかにあきらめたようなマイク編成が潔い。この曲で大島優子、高橋みなみ、篠田麻里子、板野友美を認証した。以降、TVに出てくるメンバーはだいたい把握した。
★★★★★

18th Beginner
曲もカッコいいけどTV出演の時のメガネみぃちゃん(峯岸みなみ)がかわいすぎて困った。
★★★★☆

19th チャンスの順番
前田亜美(5位)の今後に期待しつつ、曲自体は普通。じゃんけん1位だった人が1発屋になりかけている気がしてならない。
★★★☆☆

20th 桜の木になろう
普通のバラード。
★★★☆☆

 


4月4日(月)

VAPがトイズの受託を突如終了

ミスチルBUMPゆずケツメイシらが所属するトイズファクトリー。元々VAPの子会社だったが独立した今でも販売はVAPに委託になっていたらしい。例えばモーニング娘。などハロプロ系が在籍しているZetimaはCDをよく見ると販売はソニーになっている。これは今回のトイズがVAPに委託していたというのと同じような形である。逆にビーイングなんかは当初はレコード会社も外部だったものを、90年代の大ヒットを機にB-GramやZAINなど自社設立、ついには販売もJ-DISCを設立して全部自分のところで行うようになった。その後はBMGやコロムビアなど外部レコード会社に自社レーベルを作ったりもしていたが、現在は撤退(DEENがビーイング離脱したというのはBMGにあったビーイングレーベルが自然消滅して関係が消えた03年と思われていたが曲の権利等の関係はもっと時期がずれこんで複雑だったのはライブベストやC/Wベストの権利クレジットを見れば分かる)。

で、まあVAPの方はあまり売れているミュージシャンはいなくて、日テレ系なのでDVD販売の方が主流っぽい。それでも先日軒並み延期する中でマキシマムザホルモンが予定通りに発売するなどしていた。

で、4月1日付でVAPがトイズの商品の取り扱いを終了すると突然発表。ところがトイズが今後どこから発売するのかという話題が上がってきていない。湘南乃風が20日に発売予定だったベスト盤は震災の影響として延期になってしまい新たな発売の目途が立っていない。一方で森友嵐士の延期されていたアルバムは20日に決定と公式サイトに出ている。これが果たしてどこから出るのか。

なんかトイズって売れなくなって来たアーティストはある程度売れている時期でもバッチリと切っており(SOPHIA、ソニン、SPEED、RAG FAIR…)、ドッカンドッカン売れているアーティストばかりの印象があるが、昨年VAPは赤字を抱えており、その理由がCDやDVDの不振としていた。中にはトイズ作品の不振で…と書かれている記事もあるみたいだが、どうもあまりもうかっているわけではないらしい。

まあ確かに売れている連中はどいつもこいつもアルバム数年おきみたいなレベルで毎年安定して貢献してくれないし、別のレコード会社だがスピッツのポリドールは不振に泣いて強引にベスト出す暴挙に出たものの結局吸収されて名称が完全消滅した。一方でどう考えてもヤバそうなビーイングが一向に倒れなかったりと、見た目の印象と内情は一致しないものらしい。


4月3日(日)

久々にTVで「このまま君だけを奪い去りたい」

・さいたまでもポツポツと桜が咲き始めた。花見自粛を呼びかけている公園も多く強制ではないとしながらも実際には暗黙の強制。ていうかこんなんじゃ騒ぐのが難しい状況だと思う。まあ花見=宴会などどこが楽しいのか分からんし、どうでもいいんだけど。

・NHKのBS2が無くなって、新しくBS3にプレミアムとかいう局が出来た記念の生演奏生ライブ番組にDEENが出演。手元のTV雑誌では数々の有名アーティストを退けてわざわざDEENが紹介されて新曲はダンスなんて書いてあるので当初は新曲も歌うつもりだったと思われるがフルサイズの「このまま君だけを奪い去りたい」に変更になったようだ。

 

で、まあこの曲は昔の曲のキー下げを余儀なくされて以降、現在最も歌唱が酷い曲としてファンの間では共通した認識を持っている曲だと思う。実はキー下げした直後は下げたキーでそのまま普通に歌えていた。05年にリメイクした時は当時の声にフィットしたキーで持ち味を損なうことなく歌えていた。この時点で声変わりに対応して「このまま〜」は完成されたと思われた。

この後は肉体改造等で少し喉が回復して、例えば「瞳そらさないで」などいくつかの曲は04年頃に比べるとキーは少しだけ元に戻している(3つ下げだったのを2つ下げ、1つ下げとか)。08年の武道館では史上初のシャウトをしたり、ステージを走り回っても力強い歌声を出すなどしていた。

ところが何故か「このまま〜」だけは逆に状況が悪化。キセキアレンジを放棄して原曲アレンジキー下げに戻したのが06年。以降はサビがウゥ、ヴァイさりた、い〜ひぃ〜という超苦しげ&ためまくりで本来のメロディーを崩す歌い方になってしまった。サビ以外でも全般にわたって声の抜けが悪い。しかもサビでのため方が合わせにくいので山根さんが普通に歌うコーラスとズレズレになってしまう。この曲よりもよっぽど音が高くて難しいんじゃないかとされる「MY LOVE」や「夢であるように」を原曲キーでキッチリ歌いきれるのに(当時の再現には遠く最高音で裏声になったりはするけど)、かなり調子のいい日のライブでさえ、この曲だけは必ず声が出ない

震災に向けての番組に変更になった中で何故にラブソングであるこの曲なのか。卒業シーズンに向けた「翼を広げて」や元気ソングの「ひとりじゃない」「未来のために」(知名度低いが1位獲得曲)辺りにしてくれれば…これではファン以外にはELT以来のなんじゃこりゃ再来は不可避。そういや元ちとせも何か声出てないけど技術ってことにしてごまかしまくってなかった?

テレビで歌うのは15周年の08年以来だったと思うけど、今回はAメロでほとんど声が聞こえない。声が出ないというか出してないというか。抑えて歌っているっていうレベルでは少なくとも無い。音数少ないのに聞こえないって、見ている方はもう祈りまくりの状態。抜けが悪いどころか、俺が今まで見たライブの中でも1番声が弱々しいんじゃないかというくらいで1番が終了。ヤバいってレベルじゃねーぞ助けてください!と軽くパニックになるくらいだったが、2番では少し回復してようやく少し力強くなってきた。ただサビのタメが相変わらずでコーラスとズレまくりだ。そしてようやくあったまってきたのか最後のサビではさらにもう一段くらい抜けが良くなった。ここは今まで聞いた中でもまあまあ良い方だったと思う。というわけで尻上がりな調子だった。

よりによってTVで呼ばれて歌う曲がこの状況っていうのはやはり何とも言えない感じである。他の曲では声がもっと出ていることを考えるとわざと変な歌い方しているっていう部分もあると思うんだけどそれにしてもそろそろ5年くらいあんな感じのタメ歌唱だけどコーラスがズレてしまっているのもずっと放置。今まで過去の曲を色々アレンジしたりしてきたのに(「瞳そらさないで」はそもそもライブだとCDよりロック調だがメドレーに組み込んだり、別アレンジがあったりする。「ひとりじゃない」はキセキアレンジと原曲アレンジを混合、「翼を広げて」はキー下げでそのままうまく適合、「Memories」は定期的にリメイクを繰り返し、「夢であるように」は原曲キー真っ向勝負でそこそこ形になっている)「このまま〜」だけはキセキアレンジから原曲キー下げに戻して以降の5年間何も変えていないこの曲のやり方についてだけは話し合うこととかないんだろうか?大いなる謎である。


4月2日(土)

4月だね

・MステSP。元気が出る曲ランキングというが1位は「負けないで」とベタな方向に落ち着き、中にはどこが元気が出るのか分からないような曲もチラホラ…。YAH YAH YAHの順位がやけに低いのに時代を感じたりもした。

全部は見ていないが、歌の方でいつになく面白い展開がいくつかあった。まずAKB48で歌の時だけ前田敦子が出現。明らかに顔色が悪かったので体調不良だと思われたが、その後公式で体調不良のため見合わすことも考えたが本人の希望で歌だけ出たとのこと。

そしてテレビどころかイベントライブでも生ラップと口パクを併用していた嵐は今回はテレビでは珍しくメドレーの「感謝カンゲキ雨嵐」でのみ生歌に切り替わった。というのも聞いてて明らかに切り替わったのが分かるくらい声がガタガタになった。冒頭の「Smile again」を異常にシオシオにつぶやく大野リーダーに衝撃を受けたがその後のサクラップはむしろCDよりテンション高め。ただサビ前までは声が整ってないし、いつもバラバラ生歌なSMAPの方がまだまとまっているんじゃないかという勢い。サビだけ急に声が整ったのでサビだけ差し替えたっぽかったけど、嵐が生歌をほとんどやらない理由は何となく分かった気がした。

 

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