それそれ世紀中な日記 '11 春おろろ

11年5月

5月31日(火)

JAYWALKはやはり謎だ

JAYWALKに新ボーカル&女性ドラマー加入

ボーカルの中村耕一がクスリで逮捕後、2年は歌わないと宣言して何故かバンドまで脱退。仕方ないのでボーカル抜きでJAYWALK5としていたが、そもそもこれ自体どうやって曲を披露していたかが謎である。

バンドは31周年。過去には若手のボーカリストが加入してツインボーカルになった事もあるが、脱退。中村耕一が捕まる少し前には20代のギタリストが加入しており、その流れで今回も30代のボーカリスト、22歳の女性ドラマーが加入。ドラムは現役メンバーがいるのでツインドラムとなる。

どういうわけかいくら売れなくてもJAYWALKは解散したり、開店休業状態になることはないらしい。なんてうらやましいバンドなんだ以前加入したギターも今回のドラマーもいわば現役メンバーの弟子みたいな扱いだったようなので、このまま弟子に引き継いでいき、高齢メンバーは隠居していく流れまで考えているのかもしれない。

まあそんなことよりこの記事によれば「古いJAYWALKの最後で新しいJAYWALK最初のイベント」という位置づけ。披露されたのは中村耕一が逮捕されたことで発売中止になっていたけど最後のアルバムとしてリリースが決定した『We are』からだとある。これは中村参加のラスト作とされているので新ボーカルで録音し直してはいないようである。ただ中村耕一は既にいない。しかもライブ後半に新ボーカルが登場したとある。

そ れ ま で 誰 が 歌 っ て い た の か ?

そもそも新ボーカルとして発表した曲が1曲も無いのにツアーを先にやるっていうのも何だか妙な話である。中村耕一のボーカリストとしての存在感ってそんなに薄いものだったのだろうか。


5月30日(月)

本当にアイドルな時代だよね

SKE48がクラウンからエイベックスに移籍
クラウンはナイトメアGACKTも相次いでエイベックスに持っていかれている。ここまで来るとこの両社の関係が非常に気になるところだ。一方では九州男にも即刻逃げられてしまい、勝手にベストを出したのを本人から批判されていた。また他にもVIDOLLというV系バンドを獲得するも、その翌年には体調不良で休止→そのまま今年解散と、稼ぎ頭候補が次々消えていくという事態になっている。売上の桁数で言えば明らかに1ケタは違うところに成長しかけていたSKE48を手放したとあっては、目下のところサブちゃんが最強なんじゃないかという勢い。

これでエイベックスはフレンチ・キスとDiVAに続けて関連3組獲得。エイベックスだと劇場盤がエイベックス直属のmu-mo限定盤に切り替わるので色々おいしいのかもしれない。他はソニーだろうとキングだろうとキャラアニ.com販売になるし。

 

・スマイレージ増員
ライブで突然スクリーンにつんくが出てきたら覚悟しろ!と言われてもう10年以上。出たようだ。Berryz工房と℃-uteが一切増員せず、特に℃-uteは3人もいなくなったのにデビュー以来増員していなかったのに、スマイレージを増員するということは、明らかにこのアイドル時代で置いて行かれつつあるので方針転換ということだと思う。ただこれでますますファン離れ、最終的には未来の新規ファン獲得を目指そうにも、肝心の曲の評判がさっぱりでそっちから引っ張ってくることができない…という状況とか、PV切り売り商法とかを何とかすべきなんじゃないかと思う。個人的にはBuono!と予想外のキャラクターを持っている鈴木愛理に期待している。

 

AKBが最高初動更新確定
3パターン(ジャケ5種)&初回盤イベント参加券&劇場盤予約数量限定個別握手会&劇場盤以外の2種に握手券投票という複合技を駆使して、退屈なヒットチャートにドロップキック!

面白いことに「AKB」「初動」で検索しても、喜んでいる人があまりいない。「ミスチル」「初動」「名もなき詩」辺りで検索すると、クールな人、冷静に分析する人、チャート終了、残念がる、認めない、握手券、投票、しまいには曲が良くないと感情的な言葉までもが多く入り乱れていた。だが双方が争うような形跡がほとんどない。いわゆるファン同士の「じゃあ握手券やってみろ」→「ふざけんな俺は認めねぇ!」的なやり取りがほとんど見当たらないのである。これは某巨大掲示板でもそんな感じだった。これでは一方的な空襲に近い状況である。なんかこれまでにない異様な状況だ。そこまで関心が無いのかAKBファンは。

これぞまさに見えない敵にマシンガンをぶっ放すSister&Brother

そしてAKBファンがあまり関心が無い様子で拍手を贈るべきウィナーは存在しない

 

と、ミスチルの歴代の歌詞みたいな光景がついったー上に広がっていたのは興味深い。

次は秩序の無いAKBに水平チョップをするアーティストの出現を待つとしよう。

桜井さんは作詞家としても偉大だ。

 

・それはそうと当時も疑問だったんだけど「だんご三兄弟」って何であんな売れたんだろうか?当時中学2年〜3年の時期の俺の周囲では疑問を通り越して、文句言うどころかみんな唖然としていた感じじだったんだけど(よく分からないけど凄いことになってるから流行ってるんだろう的な。リアルであんな曲分からねぇ!!とか怒ってる人はいなかったけどネットがあったらいたかもしれない)、まあ対象はその下の小学生どころか幼稚園世代(の父母や祖父母)だったんだろう。そうなると今が中高生くらいになるのかな?もし歴代初動1位が「だんご三兄弟」で今回それを抜いたってことになったら改めてその辺りについてもっと語られていたと思うのでそっちの展開が見たかった。


5月28日(土)

"What a beautiful memory forever you"

昨年オフ会でお会いしたひかりさんからZARDのラストライブへのお誘いがあったので行くことになった。場所は武道館。1ヵ月に2度も武道館。しかも今回はひかりさんのFCパワー(?)でアリーナ席である。大学の入学式と卒業式以外で武道館のアリーナ席は初。

当日は関東がまさかの梅雨入りで霧雨模様。『時間の翼』と『永遠』と『超WONDERFULE』(なんか違)の3枚の中からどれを聞きながら行こうかと悩んだ結果、まだ1度も聞いてないという事で『超WONDERFULE』(明らかに違)を聞きながら武道館へ向かう。

と、来場者の中で℃-uteを聞きながら向かったのはMOMAだけ!という「〜先生の漫画が読めるのはジャンプだけ!」みたいな勢いで到着。会場に到着すると明らかに人の数が先日のDEENと違う。新聞での発表は両方8000人だが明らかに1000人以上のレベルで違うんじゃないかという勢いだ。ひかりさんはグッズ売り場で2時間半も並ばされたらしく、長い戦いをちょうど終えたところで合流。

外の花ではTUBE、DEENが仲良く並んでいた。ただ行方不明の栗林誠一郎はまだしも、明石昌夫や織田哲郎は無し…。双方の関係はやはりよろしくないのか。半関係継続バンドと円満離脱バンドの花だけある、というのが露骨だ。

アリーナ席は後ろの奥までぎっしり席がある上に隙間も少ない。2階席は何故か東と西の南寄りの部分の一部を幕で覆ってしまい使っていないものの、さらに進んだ東と西にはまた人が入っているという謎の組み込み方。概ね埋まっていた。これで8000人ならDEENは7000人以下だと確信

演奏陣はドラマーが2人、ギタリスト3人(+コーラス兼ギター)、ベース1人、キーボード1人、マニピュレーター1人、コーラス1人、SAXがたまに1人出てくるというのが基本メンバー。現役で所属グループが動いているのが岡本さんだけ(GARNET)で後はdb(車谷さん)とOOM(大賀さん)とかタンバリンズ(麻井さん)とかの終了したバンドの元メンバーでGIZAに残っている演奏者がメイン。確か彼らの半分くらいは愛内里菜のライブバンドメンバーでもあったはずだが…みんないなくなってしまい、こういったライブ会場での演奏の仕事が無くなり、今後またビーイングを離れる人もいるかもしれない。ほとんどパン工場専属ライブメンバーになるだろうし、既に岩井勇一郎がビーイングにいないっていう話もあるし。そんなわけで名前は大概知っていたが、ギタリストの1人だけは知らなかった。

あとは司会のお姉さんが1人いて、何曲かおきにMCを入れていた。さすがに黙々と曲を聞かせていくだけの構成は無理があるだろうが、いかんせんボーカルがテープなわけだからどうしようもなく、坂井さんの生前の肉声で繋ごうにも船上ライブと04年のライブ音声を駆使するのもさすがにどうかって感じになる。ZARDが固定バンドであれば演奏メンバーのMCで繋いでも問題ないが、この場合はそれもおかしい。専属で司会を入れるというのは良かった。変にノリノリということもなく、綺麗に落ち着いた調子で進行してくれたので流れが損なわれることも無かった。

曲の方はほとんど1コーラスのみで終了する超ショートバージョンが基本。1番→間奏→繰り返しサビ もあったけど、繰り返しもなしの1コーラスのみというのが多かった。フルで披露された曲は数えるほどしかなかったような気がする。とにかく有名曲が多いので聞かせられるだけ聞かせようということだったと思うが、曲によってはAメロ半分カットしたり2番からだったりもしたので、全曲歌詞表示をするなど言葉を伝えるのを重視している姿勢には少々反しているんじゃないか的なところも。

曲数が多すぎて記憶が曖昧だけどだいたいこんな感じだった。

1.Good-bye My Loneliness
2.不思議ね…
3.もう探さない

いきなり1st〜3rdシングルをリリース順に披露。1曲目のみ繰り返しサビのTVサイズで、2曲は1番で終わりだったと思う。デビュー当初のPVを中心にした映像だったようだがあまり見たことが無いので新鮮だった。

4.Boy
5.眠れない夜を抱いて
6.IN MY ARMS TONIGHT
7.あの微笑みを忘れないで

「Boy」だけ時期が飛んだが(「この愛に泳ぎ疲れても」両A面)、ここまではブレイク前の曲が並ぶ。

8.異邦人
TAK MATSUMOTOはさすがにいらっしゃらず、TAKギターと坂井さんの声をテープで流してそこに生演奏を合わせるスタイル。当時のレコーディング時の様子が流れていた。

9.GOOD DAY
綿貫正顕ゲストしばらく名前を見かけないと思ったらいつの間にかビーイングを辞めてフリーになっていたギタリスト。かなりロック系の風貌で、全盛期のT-BOLANみたいなモハ長髪で、ぶっちゃけちょっと時代錯誤な90年代前半までは最先端でカッコ良かった人みたいな印象。意外と饒舌でゲストで1番長々喋っていた。この曲もかなり良かったが、大サビ部分がカットされ、2番の平メロからそのまま間奏の突入してラストサビというショートバージョンだったと思う。ただ綿貫さん渾身のギターソロはじっくり聞かせてくれたので良し。綿貫さんなら「Love is Gone」か「MIND GAMES」を期待したがまさかの1曲で去っていった

10.あなたと共に生きていく
後期のアルバム曲で唯一披露されたのはテレサ・テン作詞提供曲だったためのようだ。曲前のMCで作詞提供に触れてFOVや森進一のPV映像も一緒に流れてこの曲が披露されるという流れ。どうせなら森進一提供曲を聞きたかったが、さすがにレコーディングしてないか。

11.君がいたから
12.突然
13.DAN DAN心魅かれてく

アレンジは全てZARDバージョン。「君がいたから」の1番を普通に披露。その直後にMC紹介と共にゲスト2人目浅岡雄也。たぶん浅岡さんにとって初武道館ステージ。当日のついったーでは坂井さんを偲びつつも、武道館行くらしい人に「いってらっしゃい」などとしらばっくれていた。「君がいたから」の2番頭からサビ前まではソロ歌唱。ここだけキーを浅岡さんに合わせて演奏してたのかな?高音ボーカルが映え、ZARDファンにも変わらない健在っぷりを示した。きっとZARDファンの大半が久々にこの歌声と変わらないさわやさかに魅了されてまだ活動していることを知り関心復活→ついったーを見て衝撃を受けて去っていくのだろう&通販でしか売ってないのかよ!ってなる。で、以降は「突然」「DAN DAN心魅かれてく」と連続で1コーラスずつ披露するんだけど、全部ハモりに徹していた。このため得意の高音が発揮されず、そこが少々残念だった。坂井さんを差し置いて歌うというのはライブの特性上御法度のようで、結局「君がいたから」2番頭〜サビ前までのソロ歌唱はこの日唯一の坂井さん以外のソロボーカルパートだった。Barbierのゲストボーカル(実態はコーラスっていうアレ)みたいな扱いだった。

14.風が通り抜ける街へ
15.今日はゆっくり話そう
16.永遠
ゲスト3人目
徳永暁人。ベース&コーラス参加。改めてこの人物凄くカッコいい。俺の中で反町竹野内の2強に並ぶ「カッコよすぎる男ランキング」のトップ3に入る勢い。立ってるだけでカッコいいのに歌って演奏までするととんでもない。何でもっと人気出ないんだろうか。作編曲できて歌えて、カッコいいって悪いところなしではないか。「今日はゆっくり話そう」のオーオーコーラスが生で聞けたのが感動だった。

17.六本木心中
オーディションで歌ったアン・ルイスの曲を当時のオーディション音源とカラオケビデオとかに出演していた当時の映像かな?に合わせて披露。当時の声は全く違う響きだったがなるほどオーディションに通っただけあって印象的なものを持っていたのがよく分かる歌声だった。こんな音声を残しておいたのも驚きだが、オーディションならその場でたぶんカセットとかで録音していた程度だったと思うんだけどライブの派手な音に埋もれて音源的には気にならなかった。しかし、これは別に隠したい過去ではなかっただろうけど、勝手に引っ張り出して良かったのかどうかという意味では賛否ありそうだ。

18.果てしない夢を
ZYYG,REV,WANDSの音声を完全カット。バンドメンバーの紹介をかねていたので紹介されたメンバーがその楽器でメロディーをソロプレイするというスタイルで大半がインスト。紹介が終わったところで最後はサビを坂井さんの声だけ切り出して使用。この曲ではメインボーカルは取っていなかったためか、坂井さんの声だけにすると声が凄く跳ねていた。そしてどういうわけか長嶋前監督の声も使用。日本武道館に長嶋前監督の歌声が響き渡ったというのは貴重な瞬間だった気がしてならない

19.あなたを感じていたい

20.世界はきっと未来の中
シングルバージョンが変なリズムアレンジなんだけど、船上ライブで普通のアレンジにしたら盛り上がりまくりで大化けしたためか、99年以降の曲の中ではライブでは優遇されている印象がある。ただ他の99年〜03年頃のバンドっぽさ放棄の楽曲を生演奏スタイルにしたらどうなるか?っていうのは興味があった。「Get U're dream」は過去にやったみたいだけど、「この涙 星になれ」はかなり印象変わる気がする。最強異色ラップシングル「痛いくらい君があふれているよ」は…バンドでやっても…うん…いや…どうなるかは気になる。

21.この愛に泳ぎ疲れても
22.My Baby Grand〜ぬくもりが欲しくて〜
23.So Together

「My Baby Grand」はかなり好きな曲なのだが、年末頃に聞かないとあまりピンとこないみたいだ。

24.Just believe in love
サイリウムが配られており一緒に入っていた紙には「Just believe in love」で振りましょうということだったんだけど…。なんでこの曲だったのかがよく分からない。何かもっと特殊な演出があるのかと思ったら、特に何も無く、何故かフルコーラスで披露されたこの曲に合わせてゆらゆらサイリウムが光っているのは確かに綺麗ではあったが…。いや、シングルなのに最初のベスト以外スルーだし、人気もそんなにある曲じゃなかったと思っていて俺の中で影が薄かったので何だったんだろうっていう。その後も意外とサイリウムが映えるような横振りの曲がほとんどなかったこともあって、手拍子には邪魔だし、サイリウム下げちゃっている人もけっこういた。

25.かけがえのないもの
26.きっと忘れない
27.もう少し あと少し

ゲスト4人目大野愛果。これはひかりさんとも意見が非常に一致したのだが、何かもう…凄く…カワイイ。佇まいが何だかほっそりしてて「美」って感じで見とれてしまった。喋り声も予想だと低い感じだったんだけど、わりとほんわかしていてすごくカワイかった。

作曲した「かけがえのないもの」を披露するまでは良かったんだけど、謎だったのは続けて織田哲郎2曲、この後も栗林1曲、織田1曲…と大野さんが関係ない曲ばかり続いた。直前MCではリクエストベストの投票で「かけがえのないもの」「少女の頃に戻ったみたいに」がトップ3に入ったとか紹介していたので、そのまま「少女〜」かなと思ったら(イントロもピアノで「少女の〜」っぽかった)「きっと忘れない」っていう。

しかも完全にバックコーラスで声が本コーラスの岡崎さんと混ざって判別がつかないっていうか聞こえない。そのまま最後までずっといたのに、佇まいが美しいだけで完全にいてもいなくても分からないようなコーラス要員で他のゲストに比べて長くいただけで見せ場らしい見せ場が無かった。元々シンガーとしての一面もあるだけに、作曲家と坂井さんの幻のデュエット的な展開を凄く期待していただけに残念…。

28.Don't you see!
29.君に逢いたくなったら
30.夏を待つセイル(帆)のように

ゲスト5人目葉山たけし。緊張のため、ゲストの中で唯一用意してきたカンペをガン見しながらコメント。ギタリスト3人いるのにさらに増えてソロなどを披露。大野さんの後に出てきて最後までいたので参加曲も多かった記憶がある。ここまでのゲストは全員出演が被っていなかったのであれ?「大野愛果さんでした〜」って退場してないな、と思ったら葉山さんが出た後にもまだ残っていたのに気づく。そしてようやく大野愛果の作曲作品が登場した。「星のかがやきよ」はコーラスも厚いし、絶対やると思って待っていたのに無かった…。

あとは「Don't you see!」っていうところで手を前に出すっていうだけの定番らしきフリ。これくらいしか無いって気楽に見れていいわぁ…

またアリーナでも後半までオール着席のままだったが、ここでようやく誰かが立ち上がったのをきっかけにみんなが立ち上がった。ラストではオールスタンディング状態にまで盛り上がっていったので、俺としては置いて行かれることなく流れに乗ることができた。

31.心を開いて
徳永再降臨(最後までいた)。ボーカルが流れず、Aメロ途中で演奏中止。やり直しというハプニングだったが、これまでおとなしかった会場がこれをきっかけにかなりヒートアップして一気に盛り上がった。もしDVD化されてこの部分がカットされていたら急にこの前後で会場の空気が変わった感じがするかも。この曲は確かフルで、最後の長めのアウトロも完全にやってくれたので感動した。

32.来年の夏も
33.Today is another day
34.こんなにそばに居るのに
35.マイフレンド

怒涛の勢いで最後まで突っ走る。「心を開いて」「マイフレンド」「Today is another day」は好きな曲だったので何だか涙が出そうになった。こういう感覚は久々だった。

36.Forever You
アンコールで表題曲が登場。「OH MY LOVE」の方が人気曲だと思っていたが、この曲がサブタイトルだったんだな。

37.揺れる想い
38.負けないで

ゲスト全員が参加して鉄板有名曲で締め。まあ完全に浅岡さんの声も大野さんの声も聞こえなかったけどステージの見た目は豪勢だった。どうやら定番で入れられているらしい「今日は本当にありがとうございました〜また会いましょう」っていう船上ライブの時?の曲中MCが今回も挿入されたが今回が最後と言っているので「また会いましょう」がカットされていた。

 

・今回名前だけ知っていた演奏陣の生の姿が拝めるという事もあってそっちばかり結構見ていたこともあり、スクリーンをそんなに見まくっていなかったりもする。

・アルバム曲は基本的に『TODAY IS ANOTHER DAY』までが中心。個人的に好きなアルバム曲は今回だと「Today is another day」くらいで、基本的にアルバム『永遠』以降のアルバム曲が好きなのでオールスルーは少しさみしかった。せめて「遠い星を数えて」か「フォトグラフ」くらいはあるかと期待していたんだけど…。「時間の翼」、「天使のような笑顔で」、「サヨナラまでのディスタンス」、「I can't tell」(アレンジそのままで機械でいじらないボーカルで)辺りは、やはり売上が激減して以降でこの会場に来ている人たちでもかなりの人が知らないだろうからあきらめもつくけど。

・終わってみればピッタリたっぷり3時間。アリーナは脱出にも時間がかかり、その後ご飯を食べて帰ったら翌日になり、終電ギリギリになった。しかも金曜のサラリーマンラッシュでエビゾリ姿勢のまま埼玉へ突入する憂い目に!

そんなわけで久々に感動した。誘っていただいて本当にありがとうございます。

今年も夏にやるよ、オフ会!


5月27日(金)

チャートを変えるか

・ZARDライブは28日夜更新予定!

・以前からの着うたを統合したランキングにすればいいという話。着うたが盛り上がっていた07年の時期に、当事者たちが歯切れの悪い回答をしたまま(学生時代に当事者たちが参加した講演会にて、オリ●ン社長が協力してくれればやるし検討していると発言するも、配信会社やレコード会社はいや協力しないわけではない…言われればしますよ!などと噛み合わない議論が展開)、未だ実現の気配はない。そしてそうこうしているうちに配信も頭打ちとなったのが現状だ。

厳密には着うたが減って、着うたフルが微増しているものの全体は減少。ミリオン認定で言えば06年いきなり40作まで跳ね上がった着うたはそれっきり07年には20作を割ってしまい、そのまま下降線。06年は何だったのか状態である。

あとサブスプリクションの激減。これは定額配信のことである。月額制でDLし放題というやつだ。そんなのあったの?と思っている人も多いだろうが、これはナップスターがやっていた。洋楽中心ながら、実は08年末にはEMI中心に邦楽も増加して充実化への大きな一歩を踏み出していたのだが、昨年日本から撤退してしまい消えた。これは結局著作権とか権利の料金の問題で日本でサービス提供が困難になったためであり、海外ではまだ存在している。

まあ詳しくはレコード協会発表のレポート参照。さすがにこれの統計まで疑ってかかるとキリが無いので信じるとして。

http://www.riaj.or.jp/issue/industry/pdf/RIAJ2011.pdf

現在スマートフォンへの移行や、新たなPC向けの配信の話もあるのでそれ次第では動きは変わるかもしれない。

 

それは置いておいてCDだけでは売れている曲を反映していないという事に加えて、嵐の1人勝ちくらいまでならまあ…という許容範囲だったのがAKB48が派手になりすぎて記録荒らしみたいになってしまった。踏み入れてはいけない領域、それはイコールで90年代の栄光の売上記録の数々であり、具体的には歴代初動であり、ミリオンである。握手券や総選挙による複数買いでついにそこに足を踏み入れてしまったのがまずもってチャートファンの感情的に大問題というのが根底にある。これにより現状の複数商法乱立のチャートへの不公平感が圧倒的に増す。これによりチャートの改革が求められるのも自然な流れだと思われる。

まあ思えば昨年の年間トップ10が嵐とAKB48で埋まっていたのも、導火線燃えまくりな感じではあったけど、嵐というかジャニーズは本当に賢い。嵐を今年は連続リリースさせず、おとなしくさせたので矛先が全部AKBに向かったし、せいぜい2,3パターン複数商法くらいしかやらないからジャニーズ商法自体がこれくらいなら別に問題なしな勢いになってしまった。ジャニーズ商法の始まりはほとんど複数商法の始まりなので、いわば現状の元凶だったのに、さすがである。

 

 

で、新チャートをどうするか、だけども。

着うたを加味した場合は、DL数が問題となる。着うたは切り売りなので、1曲で何パターンも存在し、場合によってはDL特典等もつくので、むしろ外からは確認するのが非常にめんどい形で今以上の複数商法が乱立することになる。こうなってしまうとむしろ今よりもしょうがないことになるだろう。ましてや105円だ。アイドルがそこで握手会抽選コード付とか待ち受けランダムとか、本気を出せば、単価が安い分だけもっと凄い事になる。財布から1000円と携帯で1クリック105円じゃレベルが違う。

そして1社独占配信の場合は他でDLできないので有利不利が生まれる。独占配信は各着うた会社ががんばって取ってきた権利が絡んでくるのでいわば営業の腕の見せ所である。この慣習は簡単に無くならないだろう。最近は1曲ごとではなく、月額制が多いので(その方が毎月自動で一定額の料金取れるから曲ごとに課金するより儲かる)、意外とあちこち縦横無尽に渡り歩いてDLしている人は多くないと思う。もちろんファンならそこでしか配信してないならそこに走っていくだろうけど、そういう要素がある。

じゃあとりあえず「着うたフル」の方だけにすれば1パターンしかないのでマシだが、今度はジャニーズが消極的なのでそっちが不利になってしまう。まあジャニーズはCDで複数やってるから、着うたフルなしでもわりと公平な感じになるかもしれないけど。またこれにも当然特典商法は可能だ。

 

あとアイドルとアーティストを分けるという意見もあった。ぶっちゃけこれは俺にはよく分からないのだが、自作かそうでないかで分けるわけにはいかないし、その境界は曖昧だ。古くはビートルズでさえアイドルと言われるし(アルバムの邦題が「4人はアイドル」)、捉え方によってはみんながアイドルでアーティストだ。

とりあえず複数商法や握手会やってる奴を別にしてくれと結論を急ぐのも良くない。徳永英明やTHE ALFEEはほぼ毎回複数商法をたくましく行っている。DEENも1度やった。B'zとZARDは90年代のベストの時にかなり派手にやっている(当時凄い商法だと騒がれたが現在は売上記録だけが渾然と輝いており、あれはインチキだったと騒ぐ人はあまりいない)。B'zだと最近でも「ULTRA Trasure」が完全2パターンである。よって分けるのは厳密にやろうとすると不可能だし、曖昧にやるのは全く現実的ではない。

AKBが目立ちすぎてどうしようもない事に端を発して議論は起こっていくと思うし、加速すると思うけど正直今更チャートをどうにかしようにもどうしようもないだろうというのが結論である。強いて言うならサウンドスキャンは1種ごとにカウントしてくれるので、より状況は読みやすくなる。「今週のチャート」でも今年になって導入するようにした。これもこれでサウンドスキャン方式だと同じ曲が乱立して、他の曲の位置が低くなる(上位同士の場合は逆転可能だが)のでそっちだけというわけにもいかない。

これはもはや時代の変化であり、ここからは受け取る側次第だ。批判ばかり繰り返しても何も変わらないのならば、どうチャートに対する見方を変えるかである。要するに90年代までみたいにチャートを参考にする必要はないし、そもそもヒットの指標が単純に推し量れる時代ではなくなったのである。

だから現実的なところでは配信にしろ、カラオケにしろ、有線にしろ、その他の色々な指標も売上と同時にもっと大きく提示するっていうのがいいんじゃないかと思う。

そして長々書いておいてなんだけど、所詮娯楽なので、楽しめなくなったら終わりである。義務じゃないんだし。


5月26日(木)

北原愛子も引退/初動とか

・三枝夕夏、愛内里菜、上原あずみ(解雇)と昨年続々と引退してしまったGIZA娘。たち。北原愛子もまた09年のベストを最後にリリースが凍結。以降はブログ更新のみが細々続いており、たまにパン工場ライブをやっていたようだ。そして次のパン工場ライブが引退ライブだと発表されている。

http://livehillspankojyo.com/

ってその前に何か浅岡雄也がパン工場初上陸ライブとか決まってるんですけど!

何はともかく北原愛子は事務所は外部でGIZAと提携してるみたいな感じだったんで、GIZAとの契約だけ先に切れていたんだと思う。事務所のページにはいまだにPINC INCが載ったままだけどボーカルの碧井椿とか所属してんのか…?

その美しさには定評があったが(ていうか曲より評判良かったような…)、結局何歳だったんだろう?

 

・ついにAKB48の初動が凄い事になりそうである。初日で94万だったので歴代1位の120万が見えてしまった。実はその歴代1位の「名もなき詩」は月曜発売の金曜入荷で当時の集計が繰り上げだったので、はみ出した前の3日分がその週にはカウントされず、次の週の分に余分に集計され、現在の一般である水曜発売火曜入荷を考えるとさらに1日多く、4日余分&絶頂期だからこそ生まれたダントツ記録であった。まあ厳密には120万も参考記録といえる

なお2位3位のだんご三兄弟と宇多田は水曜発売火曜入荷なのでそっちの初動ミリオンの方が記録としては公平な数字である。複数も無かったし。で、AKBの場合は複数買いがかなりあるのでこれも公平ではない。もちろんミスチルどころか、これまでの歴代初動トップ10の曲を当時実際に買った人数は現在のAKBの軽く2倍以上であろうことも確かである。ただ注釈が必要な記録(=参考記録)という意味ではどっちも同じということである。

ただこの時代に複数商法&総選挙とはいえ、まさかここまで凄い事になるとは正直思わなかった。他が同じことしたところでこうはならないだろう。去年までの嵐もそうだけど、CD買わなくなった割に一極集中が本当に激しい。

 

あと現状はこんな感じだと思う。

ミスチルファン→初動を抜かれるのかと戦々恐々。なんとなく抜かれるのは嫌だなぁと思っている人が大半な一方で、中には「名もなき詩」をダシにしてこんな奴ら(AKB)が…とミスチルの活動内容や曲の正当さをアピールする。

チャートファンの否定派→こんなのはインチキだと騒ぐ。チャート終了と嘆く。キーワードは「握手券付CD」「投票用紙付CD」。普段TVを情報操作だと否定しているにも関わらず(特にアニメファンの場合はアニメ系の偏見報道)、何千枚、何百枚単位の購入という物珍しさから取り上げられた一部の強烈なAKBファンを引き合いに出すなど、TVと同じ手法を用いて批判を展開する。

とりあえず嫌いな人、現状にイラついてる人→よく分からんけど「握手券」「投票」「AKB商法」って言って批判しておけば同調者も多く、流れ的に間違いないから乗っかる。この手法は韓国アイドルにも流用可能である。

 

AKB48ファン総選挙一直線。初動も何かチャート関連で、何か外野で騒いでいるみたいだけど興味が無い

 

さて1番楽しくて幸せなのは誰でしょうか?

アイドル嫌いがアーティストとして称えそうなグループの1つであるBUMP OF CHICKENが昨年発した史上最高にシンプルかつクールなこのネット叩き時代にドロップした至極の名言「好きになれないものを見つけたら わざわざ嫌いにならなくていい そんなもののために時間割かず そっと離れればいい」(from『good friends』)を今一度提唱しておきたい。余計なお世話だけど、嫌いなものに労力使うのって大変だろうなぁと思うんだ。いや好きでやってたり、それでストレス解消してるなら一向に構わないのだけど。

ただ最近のチャートが複数商法の雨嵐で平等ではないのは事実である。気がつけば最初に複数商法始めたジャニーズなんて嫌いな人が多い韓国系やAKB48のおかげでいい隠れ蓑になってるもんなぁ。人気落ちてきたけどKAT-TUN辺りは外野が静かになって今が1番平和なんじゃないだろうか。

 

・で、総選挙速報結果なんだけど…

…前田亜美は?


5月25日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.8

BOSS 5話
主婦の失踪事件が発生。3人が消え、接点は一般人ブログランキングNo.1のカリスマ主婦ブロガーの松下由樹。ちょっと調べたらブログに書かれていたイケメン料理人との出会いも消えた人経由、簡単レシピはスーパー掲示のパクリでそれを指摘していた人が消された等ほこりだらけ。主婦ぶってて実は夫と息子に逃げられて1人暮らし…とブログは取り繕いまくりの嘘ブログだった。それらを指摘した3人を殺したんじゃね?ということになる。って怖ッ!ブログが心のよりどころだったとしてもそれを守るために連続殺人ってサイコすぎる。そもそも顔出ししてブログやっててあんな粗だらけの嘘だったら、現実的には放っておいても間もなく炎上し全てが白日にさらされていた気がする。

というわけで庭が広いので埋めたんだろうと推測。野立(竹野内豊)が見つからなかったら部下全員クビという酷い条件で上司の許可を取って調べるが何も見つからず。だが現場に同行して1人違うところを見ていた田所(長谷川京子)がとぼけた様子で「〜だったんですよね〜」と2連呼。1つは庭に埋まっていたになる球根(凶器に該当)、もう1つは死体を溶かす方法。どちらも的をついており、球根で毒殺して死体は溶かして流したと判明(主婦らしくTVのサスペンスでやってたトリックらしい)。

さらにもう1人失踪しており、これは刺殺。他の死体は回収不可能だがこの死体を探せばいけるはず。理香(成海璃子)がPCから死体の場所を推測。今度こそいける確信を得た野立はここでようやく自分のクビをかけて再び許可を取って調べたところ、ついにスイッチの裏のふき取り忘れた血痕を発見。いつものように騙して追い詰めることも無くストレートに御用となった。ただこれまでイマイチいる意味が不明だった田所と理香が決め手になるなど新メンバーの必要性に配慮した感じ。ていうか田所って主婦だったのか。

それにしても先に殺された3人は死体も溶かして残った骨はもろくなってるから簡単にコッナゴナ(=たぶん流して捨てられた)と言われただけで発見不可能のまま言及されず。これかなり切ない。刺殺の方の主婦はそのセレブっぷりにキレて殺したけど実はこの人も見栄を張っていただけで離婚して生活もギリギリで孤独だったのは松下と同じだった。しかしそれ以外の溶かされて跡形もない3人には幸せな家庭があったはずだ。そう考えると松下はあまりに酷い。殺されただけでも辛いのに、何も残ってないなんて。「刑務所でもブログ更新できるかな?」が最後の言葉で「彼女にはあれがすべてだったんですね」みたいに結論していたけどそんな犯人側の気持ちになってしんみりしている場合じゃない

「地獄でもブログ更新できるかしら?」とか「ねぇ怒ってる?ふふふふ」(それはゲキカラ)くらいの暗黒さのまま去るくらいでもちょうどいいくらい超極悪犯だった。

「幸せになろうよ」とのコラボは単に山村(温水洋一)が結婚相談所の話題を出してパンフを絵里子(天海祐希)に渡して絵里子が一瞬ガン見しただけであっさり終了。天下だったはずの月9様はドラマの流れを止めてSuperflyまでかけて必死にコラボアピールしていたのにこっちはこうもあっさりギャグの1つで軽く流すとは大いに人気と立場の差を感じた。まあBOSS側からどんどん貸してるのに、あっちは役者1人も提供してくれないしなぁ…。

 

マジすか学園2 6話
ゲキカラ(松井玲奈)は意識不明の末に無事に目を覚ます。だが四天王がみんないなくなってしまい無力さに思い悩む尺(峯岸みなみ)。仲谷明香、田名部生来、米沢瑠美、片山陽加というチームアンダーが尺をバカにしてきたが、チームアンダーよりは強いらしく(ていうかアンダーが雑魚すぎる模様)、怒った尺は一瞬で4人を撃破。描写すらなく瞬殺であった。どんだけ弱いんだアンダー。

その後、ヤバ女ではジャンケンが強いだけだと仲間内でも下級生にまでバカにされまくりのじゃんけん(内田眞由美)のストレスが溜まっていた。さすがにここまでジャンケンポンなだけの人扱いって最早泣けてくる。もっと出番が多く、一応雑魚を撃破できるくらいの戦闘力はあった尺と同列に扱うにも忍びない気がしてきた。だがどういうわけかじゃんけんと尺は立場が似ているとシンパシーを感じて対決することに。互角の戦いを繰り広げ、見事に相撃ちになるが、お互いを認め合う青春さわやかな流れに。ただヤバ女は集団だったので尺の靴は持っていかれてしまっただから単独行動ばかりしてないで少しはまとまれとあれほど…。

だが、チームアンダーが舎弟にしてくれと靴を差し出して登場。尺に愉快な仲間たちが加わった。こんな感じで尺がフレンドリーに仲間を増やしていって終息へ向かうのは…俺得さすがに無理か。

前田敦子は相変わらず1シーンだけ出て不良をなぎ倒していたが、今回はそれが少しロングバージョンに。またかつておたべ(横山由依)を圧倒した回想シーンでも登場し出番が増えたものの登場の気配なし。

前回ゲキカラを刺した木本花音はサイコな雰囲気を漂わせ、キレるシブヤ(板野友美)にも不敵な笑みを浮かべ、シブヤまで刺してとってかわるのかと思いきや、後で警察に出頭したけど全く反省してないらしいと説明だけで明かされて出番終了。…まあこれだけでも大抜擢か。

というわけで今回はあまり話が進まず。とりあえず、ラッパッパの部室にいた人たち全員が戦闘を終えて部長のおたべ以外空っぽになったっぽいんだけど…。ただ1番最初に1話でやられた仁藤萌乃が今回から復帰していたので、次回からは順番にやられたメンバーが回復して次々と復帰してくるのかもしれない。

 

高校生レストラン 3話
レストランのオープンが迫り、地元マスコミの取材が入るなど盛り上がる。生徒たちも浮かれまくるが、村木(松岡昌宏)はこの状況に危機感を抱く。生徒では坂本(神木隆之介)だけが唯一この状況に不満を抱いてみんなを引っ張っていた。

一方で吉崎(板谷由夏)もこの状況をよしとしておらず、生徒が浮かれて文化祭気分だと指摘。初めて教師としてもまともなことを言い出したかと思いきや、「一部の生徒だけが持ち上げられ…」とまたしても執拗な平等主義を主張。だから普通科じゃなくて専門系の高校なんだから優秀な人たちがどんどん持ち上げられて切磋琢磨した方がいいんじゃないのか?このドラマ、吉崎をどういう人物として見せたいんだろう?描写からすると「教師としては素晴らしい」みたいなんだけど、ここが普通科ではなく調理の専門系である以上は最悪の無気力無責任教師にしか見えない。

初日からレストランには大量の客が集まる。当初はうまく回していたが、あまりの忙しさと緊張で徐々にミスが増えて冷静さを無くしていく生徒たち。ホールでの衝突事故は当たり前、失敗続きで多めに用意したはずの食材も尽きてしまいあえなく閉店。

村木に助言を求められた吉崎は「緊張で力が出せていないようだった」と誰が見ても分かるような(校長は最初からそう発言)事を冷静に偉そうに語り、「料理人としては一流ですけど…生徒は教師の背中を見ているんです」とやはりもっともらしくコメント。しかしそれを言うなら親の背中じゃないのか…?

村木は「悪いのは俺だ」と語り、自分の言葉が緊張を招いたのだと反省。笑顔を大事にしよう、楽しもうと提案。泣いてばかりいた生徒たちも持ち直すのだった。そして2日目は早くも大成功。村木は吉崎に感謝。教師の背中発言は村木にとってはそれなりに効果的だったらしい。

相変わらずのジェットコースター展開で2日目で成功って…という感じだが、で万々歳の中で食中毒疑惑が発生したところで次回へ続く。

 

幸せになろうよ 6話
告白でタガが外れた純平(香取慎吾)はこれまで以上に様子がおかしくなる。これまでも自分勝手だったが、ますます自分勝手化。主人公としてどうしようもない状態になり、親友に対しても酷い態度…。上司は春菜(黒木メイサ)退会は許さんと言い出すし、春菜も春菜ではっきりしないしで、結婚相談所的には被害が拡大していくばかり。

当初からこのドラマは結婚相談所をどこかバカにするような雰囲気はあったが、今回は春菜の弟が明確に結婚相談所通いに対して「それって引くわ!」と否定、春菜の母も前回に続いて「そんなとこ」呼ばわり。せめて誰かフォローしたほうがいいんじゃないかと思ったが、そもそも上司は金儲け、純平は既に仕事放棄、まりか(仲里依紗)も最初から仕事にやる気が無いので、誰もフォローせずに放りっぱなし…小松原は美人を振ったことで、いかにもダサい雰囲気の男性陣に英雄視されて小松原コールまで起こる始末。ギャグのつもりなのかもしれないが、全く笑えない。個人的に結婚相談所に全く関心は無いが、典型的な演出で印象操作してるから正直悪意を感じた。

春菜は純平をシュミレーションデートに誘い、疑似とも本気ともつかぬ怪しげなデートが始まる。まりかに暴走密告させて純平クビにする展開でもなさそうで、まりかはギャグ要員として2人を尾行しながら笑いを提供。

一方で改めて幸せな家庭を築く宣言をするというこちらも支離滅裂な矢代(藤木直人)だったが、悪妻がバカ声で電話しているのを不審に想い(全く気付いてないしぃ!とか普段とキャラが違いすぎ)、さらに出かけた妻の帰りも遅く不信感急遽MAX。尾行した結果例のヤクザ風彼氏が出現し色々察する。頑張れ。

純平と春菜の疑似デートが延々続き、遠回しな物言いでグダグダした上に、ようやく春菜も告白。はいおめでとうおめでとう(無感情)

幸せに浸る純平の前に純平を振って結婚した国仲涼子がプチ家出して特攻をしかけてきた。新婚なのにあまりうまくいってないらしい。それで元彼の家に来るのも凄い根性だが、やっぱり純平と結婚すれば良かったとか言い出した。個人的にはメイサより国仲さんの方が好きなので応援したいがさすがにそれは…引くわ(春菜の弟風)

……。

……。

つづく…

 

グッドライフ 6話
羽雲(加部亜門)の再発が判明。再発ってあれ?前回までって一応抗がん剤で治っていた扱いで今回再発ってこと?というわけで骨髄移植しかないということになり、開始5分で大地(反町隆史)はおろか華織(井川遥)まで一致しませんでしたというジェットコースター。大地なんて検査している場面すらなかった。大地と華織が出会うことに対してもしがらみとかあったのにあっさり。羽雲には逢わないが病院の待合室ではよく大地と華織で話し合うようになってるし、このドラマはその過程も描くようなドラマじゃなかったのか…。

しかも大地は少しでもずっと一緒にいたいと言って出版業界の奇跡か良心か逆に脅威か!?9時17時で帰れるとかもはやメルヘン!な部署も辞めて退社してしまう。

一方の華織は韓国に白血病治療の凄い権威がいるらしいことを調べる。元々韓国原作だけに絶対韓国の人が出るとは思ったが急にねじ込んだような展開に。この権威が日本に来ていて、華織は一般人の分際で話をさせてくれと学会の受付に殴り込み→当然無理→それを権威が見ていた→「彼女は?」→白血病の息子がいるらしいですよと受付→「そうか」フラグが立つ→さらに夜まで延々待ち伏せていた華織の姿を見る韓国権威ドクター→雨の中ずぶぬれになりながら待ち続ける華織→権威登場「カゼヒキマスヨ」

しかし、韓国権威ドクターは医者は神様じゃない、ドナーを見つけるのは難しいけど見つからないから私を頼られても見つかるわけではないんですよ、とその通りな事を言って去って行った。今回限りのゲスト出演だったのかと思ったが…。

その頃羽雲は肺炎になってしまい重篤に。韓国権威にかまっていた華織も病院に駆けつける。大地が会ってやってくれと頼み、ようやく色々考えて会うことに。まあ前回拒否られたのは何もかも忘れたようにニッコニコ笑顔全開で手なんかブンブン振っちゃったりしたのが原因だろうしねぇ…。てわけで再会。弱った羽雲と涙の華織という感動的な場面でEDへ。

と思ったら円山(伊原剛志)が「お前の力を借りたい」と韓国権威ドクターに電話していた!何か凄い親しげな知り合いだったよ!で、結局来るのかよ!!今回の強引な前フリ必要だったの?

そして「さよならの時間が近づいていることを僕もパパもママも知らなかった」と羽雲ナレーションによる誰かの死亡フラグが!予告ではどういうわけか大地が倒れており、公式あらすじもあかさらま。これは非常に嫌な予感ていうか確信。わざわざ韓国権威まで出しておいて「医者は神様じゃない」「救えない命の方が多いんです」で羽雲ダメでしたじゃ権威が泣くし、ドラマ的にそれは無い。そうなるとやっぱりサブタイトルの意味は…

そっちか?

そっちなのか?

なんだな?


5月20日(金)

ZONE「10年後の8月」限定復活

http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/ZONE/

事務所に残っている3人だけで再結成という形に。春に「Z-ONE」として3人で北海道でライブやったもののまあそれくらいじゃ終わらないだろうと思いつつ、実際やりたくないんだろうなぁとも思っていた。というのもメンバー全員メジャーとの契約が出来ず、CDをリリースできるような状況ではなかったのでぶっちゃけ音楽を続けるにはZONEに頼るしかないくらいの状況だと思っていた。それこそSPEED復活直前と全く同じような状況である。リリースが無く、イベントライブ出演くらいしか無い。しかも北海道の地方事務所だけに北海道でのイベントばかり…。にも関わらずそこに飛びつかないのでまあMIZUHO(ドラム)がいないので無理として解散したのに3人で再結成は嫌だっていうのもあったろうし、いつまでも過去の栄光に頼りたくないっていうのもあったと思われる。

以前もまとめてそれから進展ないけど、現在の各メンバーの状況

MIYU…解散直前にソロデビューしたが、あくまでZONEあってのソロのつもりだったので放心状態になり普通の高校生活を送る。

06年に何故か渚のオールスターズに参加(Miyu名義)。T

07年に長瀬美夕として本格ソロデビュー。
モバイルで急成長した会社が新たにCD事業も多角的に行うとしてスタートさせた会社(CAMエンターテイメント)で、実質CDリリース第1号アーティストとなり、デビュー曲は10位に入った。だがわずか半年でリリースが終了(シングル3枚、アルバム1枚)。08年末に配信限定で新曲を出したのが最後。1年後にはもう会社がCDから完全撤退してしまい、そのまま自動放出に近い形に。無所属のまま今に至る。なお大黒摩季もここから1枚だけセルフカバーアルバムを出しているが、既に会社が末期であり、次はインディーズへ移動している。いわば貧乏くじのようなレコード会社だった。

MAIKO…メンバー中最も早く始動。舞衣子として、事務所のバックバンドRED WORKERS'Zから1人脱退して、残り5人と新たなバンドMARIAを結成し、06年引き続きソニーで活動。デビュー曲はチャート10位に入った。全曲自作(アレンジは外部)で明石昌夫のサウンドプロデュースを受けていた時期もあったが、極端にリリースが遅く、出すたびに売上が低下し、末期にはほとんど存在が知られていなかった…。ZONEと同様に「活動4年」「ドラマー」が健康上の理由で活動できなくなり、「ドラマーが抜けるんじゃ無理」として「2月発表」で解散。その後MAIKOに戻して無所属状態

TOMOKA…インディーズデビュー前のメンバー。ZONEデビュー直後にブルボンのお菓子とのタイアップユニット、チュエル'sメンバーに選ばれてデビューするも一撃消滅。ZONE with ASTRO Girlz&Boyz名義でのミニアルバムではソロ曲が収録されるなどしていたがTAKAYO脱退を受けてメンバーに復帰。しかし1年で解散してしまい、当時もっとも悔しさをにじませていた(MAIKOやMIZUHOもだが高校3年生で卒業直前。先行き不透明な時期を経てZONEでやっていくつもりだったので今からじゃ進学もできねぇよ…状態)。そのまま引退状態だったが08年に復帰を発表。事務所ライブ、地元CMに出演するのみのローカルな活動に限定されている。

MIZUHO…突如脱退すると言ったのが解散を招いたため「10年くらい身を隠しているつもり」だったそうだが、08年にTAKAYOのブログに出没。一緒に都内でライブを行うなどしたが、TAKAYOのブログが閉鎖したと同時に行方不明に。

TAKAYO…03年脱退。一時インディーズで復帰して作品も残しているが、08年末にブログを閉鎖して消息を絶つ

 

結果的に8月限定という超短期間。赤坂BLITZで2DAYSライブやって、トリビュートアルバムの初回盤付属のDISC-2をベストにして新曲を1曲という形になった。注目点は多くの楽曲を手がけた町田紀彦が曲を書くのか?という点だ。メンバーが自作できずどっかの外部作家が書くなら是非町田さんがいいんだけど、彼も事務所をZONEと一緒に辞めてしまった。その時点で20代後半で、現在は30代になっているが進学して現在大学生。果たして縁はあるのか?

トリビュートアルバムの方は期待していない。PRINCESS PRINCESS、JUDY AND MARYと同様にソニーのイチオシの若手が曲をあてがわれてカバーする内容になる事だろう。ソニーの若手世代でZONEファンだったっていうのも確率的にはあまり高く無さそうで、みんな「secret base」と良くても「true blue」くらいしか知らなかったり思い入れないと思うので、曲の取り合いにならないかの方が心配だ。ていうかSCANDALの「secret base」を使いまわし収録するだろうから、後の曲を割り振るんだろうか。

MAIKO以外今も楽器演奏できるんだろうか?とかドラムどうすんの?打ち込み?とかTOMOKA以外年齢の割に老けたな…とか色々心配はあるがライブには是非行きたいところだ。何せ「secret base」前のメジャーデビュー〜解散までリアルタイムで買い続け、解散ライブまで見届けた唯一のグループだ。時期的に俺も10代の頃だったし(解散の1ヵ月前に20歳)、凄く思い出深いアーティストである。それだけに期待と幻想が膨らみすぎるので期待せずに待っておきたい。


5月18日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.7

BOSS 4話
今回は振り込め詐欺集団が連続殺害される事件が発生。振り込め詐欺で自殺した老人がきっかけで粛清するのが動機だったので、目撃証言をくれた老人たちは自殺した人の親友であり、全員が犯人とグルで捜査がかく乱されてしまう。だが絵里子(天海祐希)が胆石で入院した病院で将棋を通じて意気投合した古谷一行が犯人と判明。

何でも元ヤクザで殺人で20年檻の中にいたので出てきてみたら戦後を支えてきた老人を大事にしない日本の現状に絶望したらしく、後期高齢者制度も何が後期だ!老人に経緯を払え、金さえ稼げば何でもやるクズのような若者が…と老人迫害を訴える社会派な犯人さんだった。…若者が悪みたいな調子だったけど若者だって就職難・給料激安とかで未来を担う人材なのにお偉い老人様たちに迫害されまくっている気がす

何はともかく証拠が無いので絵里子が対面して対決するも取り逃がす事となる。詐欺集団の生き残りは振り込め詐欺の証拠が無い事をいいことにしらばっくれて外道っぷり全開で警察に保護を依頼。あまりの軽薄さにイライラし通しの警察一同だが絵里子が護衛につくことになる。ビビりつつも仕事はこなそうとする生き残り詐欺太郎。ビルのセキリュティを過信していたが、そこにターミネーターと化した古谷が乗り込んでくる。警備員は瞬殺され、銃を撃ちながら迫りくる古谷。

追い詰められた絵里子だが、実は古谷は脳こうそくをやっており、左半分を感知できない後遺症が残っていた。左側にBOSSチーム3名が銃を構えており、あえなく御用。だがしかし、殺人現場の足跡を消すときも半分しか消せないほど症状が酷いにも関わらず、乗り込んできた時に左右に配置されていた警備員を2人とも綺麗に倒せていたのは何故だ?

生き残り詐欺太郎は助かった途端に外道っぷりを再度披露するが、BOSSチーム総出で絶対に叩いて逮捕してやるからな!と示して事件は解決した。先週に続いて木元(戸田恵梨香)の姿は無いものの、メール着信を示すラストで終了。メール着信だけで終盤まで引っ張り続ける気じゃないよな…。

それにしてもチームメンバーはコントしているだけで活躍がほとんどない。特に現場に行かない成海璃子と、現場に行くこともあるけどアクション要員ではない長谷川京子はとりあえず出てくる程度。これは木元が出ていてもそんな感じになっていたと思われ、そうなると現状の戸田恵梨香としてはナシなのかなぁ…。

 

マジすか学園2 5話
学ラン(宮澤佐江)がやられて超サイヤ化したゲキカラ(松井玲奈)。不気味に笑い始めるが、ゲキカラの凄さを知らないカムバック(菊池あやか)とまゆげ(前田亜美)が勝負を挑む。基本的にゲキカラはガードしないので、けっこうボコボコにされていたが全く攻撃が効いておらず、圧倒的な戦闘力で2人を撃破。さらにピアノ台を引きずってまゆげを潰そうとするなど完全にキレちゃっていたが、学ランが声をかけて正気に戻り、帰還。

前田敦子は相変わらず行方不明で1シーンだけ出て不良をなぎ倒しているという3話連続同じようなシーンのみ。ただ今回はそれが「謎の仕置き人」として新聞記事にもなっていることが判明しただけ。部長になり実質的にマジ女のトップになっているおたべ(横山由依)もようやく動き出し、戦争を起こそうとしているのはネズミ(渡辺麻友)ではないかと疑い、直接ゆさぶりをかけていた。

ゲキカラはシブヤ(板野友美)とケリをつけようと直接対決を申込み。シブヤもそれを承知し対戦が決まる。しかしその前に学ランを見舞いに病院を訪れ、勝てよ→おうよ!的にカッコよく病室を出た途端に患者のフリをしていた少女がザクッと特攻。尺(峯岸みなみ)の目の前で絶命…はしていないか。たぶんこれで出番終了となった。とりあえず早く医者呼べよ…こんな時まで尺取ってる場合じゃないだろっていうツッコミ待ちのようなシーンであった。

この特攻少女、いきなり出てきて誰だよと思ったらSKE48の木本花音というSKE48に昨年加入したばかりの4期新人の模様。果たして誰の依頼なのか。ゲキカラの活躍に不満を抱いていたネズミの策略なのか?というところで次回へ続く。学ランが病院送りになったので看護士になった篠田麻里子が再登場するかと思いきや出てこなかった。

 

世にも奇妙な物語 21世紀 21年目の特別編
ドッキリチューブ
一般人にドッキリをしかけるドッキリ企画のネット番組「ドッキリTube」。過激さから大ヒットし、大企業へと成長していた。社長の坂口憲二は社員にもっと過激なドッキリを企画しろと冷たく当たっており、社員の不満もピークに達していた。キレた演技をした社員たちによるドッキリ生中継にはまってしまった坂口は怒って会社を飛び出すが、更なる恐怖が彼を襲う。てな感じで、ドッキリにしては過激すぎる波状攻撃に坂口が合っていくという話。最後は屋上に追い詰められて転落。その最中にビルの窓に社員たちがドッキリでしたぁ!と笑っているのが走馬灯のように見えて…というひねりも何もないそのまんまなオチで落ちだった。落とし穴程度ならまだしもどういうわけかバイオレンスなものばかりだったのが謎だが、これだったら今まで引っかかった一般人たちが復讐しに来ているっていう設定の方が暴力ばかりの説明がつくし良かった気がする。

分身
仕事一筋に生きてきたけどお見合いで若い女性(杏)と結婚できた大森南朋。しかし妻の愛が信じられず、メールで別人になりすまして妻にアタックすることにする。メールを通して大森との出会いの印象や現在が幸せであることが確認され、杏の大森への愛は本物だったと判明。しかし別人になりすますのが辞められなくなった大森。最後には直接会って正体を明かして改めて謝ろうと約束の場所に出向くがそこには大森が作った架空のはずの男がいて、杏は大森の事も知らず架空のはずの男と去っていく。しかもメールを送ってきていたストーカー?と疑われてしまい、大森が消えてしまうというオチ。冒頭で大森の部下がなりすましメールをしていて「削除」すれば終り=架空の自分は消えるっていうシーンがあったので、架空と現実が入れ替わってしまったっていうことなんだろうけど(全部大森の妄想でしただとストーリーの半分以上が嘘シーンになってしまう)、非常に分かりにくく投げっぱなしのオチだった。大森と杏の関係性がけっこう穏やかで良かっただけに、たまにあるハートフルなオチを期待していたので残念。

通算
定年間近の刑事、松平健はある日突然「通算出勤日数1万回」を突破したとして、謎の司会者やチアガール隊に祝福されまくる。その後も「通算胃薬を飲んだ回数」「〜と言った回数」「机をたたいた回数」など様々な回数を祝われる。単なる超設定ギャグモノかと思いきや、残る「通算逮捕回数100回」を目指しているうちに暗雲が。過去に1度冤罪で逮捕した男が出所。冤罪だったんだから謝れという男に謝罪したらその回数が1万回だった。実はこの男の殺人を偶然見ていた松平。殺された人はまだ死んでいなかったが、娘が病気で目の前の金で治療費がまかなえると考えた松平は金を持ってトンズラするという悪事を働いた挙句に自ら犯人を逮捕していた。そのまましらばっくれて刑事生活を全うしようとしていたとはとんでもない大悪党!公園にいたはずなのにこの回想シーンが終ると何故か場面がサスペンスの定番である海の前の崖に瞬間移動していたというシュールな展開から、自分に手錠をかけるのが100回目!という無駄に切ないオチで終了。唖然。

缶けり
永作博美の幼馴染が亡くなり、その葬儀に来た別の友人も亡くなる。2人は30年前に缶けりの最中に行方不明になった「マサトくん」を見たと死の直前に言っていた。残りの2人の同級生から30年前に缶けりをしていた神社の井戸から少年の白骨死体が発見されたと聞いた永作。現場に出向くが、そこで既に同級生が1人殺されていた。神社には古い空き缶があり、明らかにこれを蹴ればリセットできるのにそれに気づかずに建物に逃げ込んだ永作。電話先の最後の友人も殺され、マサトくんが迫る中で延々と悲鳴を上げ、あれ?助かっちゃったこれ?とホッとしたところで殺されるという何のひねりもない全滅バッドエンド。終了後のタモリのナレーションで「もっと早く缶けりが続いていることに気付いて缶を蹴っていればどうなっていたか」とか言われていたが、むしろそっちのバージョンで放送するもんじゃね?

PETS
犬を擬人化したトンデモストーリー。谷村美月が犬衣装で犬を演じるというかわいいんだかアホなんだかよく分からない展開。飼い主の国仲涼子に彼氏が出来てその飼い犬の国生さゆりと暮らし始めた谷村犬。しかしマンションのペット1匹までルールによって、彼氏の強引さで捨てられてしまう。野良犬集団のボスである石垣佑磨に救われ、野良犬としてたくましく生きていた谷村犬。しかしある日、国生さゆりまで捨てられているのを発見。国仲は妊娠したけど彼氏がびびって逃げたらしい。国仲が倒れる姿を見た谷村犬は「私はやっぱりペットなんだ」と国仲を助けようとして、石垣らの援助もあって救出。その後生まれた子供と楽しく過ごすという今回唯一のほのぼのオチ。とりあえず犬を擬人化して実写でやるっていう勇気に乾杯

今回どうにもこれまでの中で1番微妙だった気がする。

 

高校生レストラン 2話
18名残っていたが冒頭で早速2名脱落。町おこししか考えていない課長の戸倉(金田明夫)が、高校生御膳なる無謀なメニュー案を命令しにやってくる。当然村木(松岡昌宏)は拒否するが、戸倉もキレるだけで高校生の前で堂々と大人の事情を叫びまくり話は平行線。

とりあえず人数が足りないので岸野(伊藤英明)は教師の吉崎(板谷由夏)を通じていなくなった部員を戻せないかと持掛けるが、「格差が生まれる」とか「落ちこぼれを生むのは教育ではない」「高校生レストランには賛成も反対もしません」とか冷たく言われてしまう。教師としては未熟な村木に対して教師としては信用できるというポジションなのかと思っていたら、教師としてもただ無関心で冷たいだけだったっていう。

坂本(神木隆之介)や真衣(川島海荷)はやってみなけりゃ分からない!と強烈なやる気をアピール。高校生御膳を練習し始める。

そんな中で、村木が辞めた店の店長が登場。村木が辞めた理由もあっさり明かされた。お得意様が酔っていて料理に心が入っていないと村木に文句つけたら、全ての情熱を注いでいる村木は反論。自分の腕を信じるということで、自ら辞めたという。そのお得意様には土下座して謝るなどアフターケアもばっちしていきており、お得意様も自分が悪かった、酔っていたと認めたとか。高校生御膳を見た店長はだしまき卵(散々練習した)だけほめておいて、村木には絶対にうまくいかないと告げて戻ってこいと連れ戻しに来たと告白。しかしどういうわけかこれ以降はこの件は出てこなかった。また岸野があまり驚いてもいなかったので、描写されていないけど全部話していたのだろうか?1話だと岸野の決死のお願いで、板前を辞めて戻ってきてくれたみたいな流れで通っているのかと思っていた。

高校生たちの真のやる気を見た村木は、彼らにも作れるレベルの高校生御膳を研究開発し、提示。さらに大人の都合など知らない、これは俺たちのチャンスだ、俺たちの店だ!と盛り上がりテンションの高い一同を見た辞めた生徒たちも全員が帰還したところで次回いよいよオープン。

村木の辞めた理由や、辞めた生徒全員帰還とか、打ち切りが決定した漫画のようなスピードでもう片付けちゃった。次でオープンするみたいだし、5月始まりだったのでそもそも話数が少ないのだろうか?

 

幸せになろうよ 5話
ショックの春菜(黒木メイサ)に対して「こういう時はにいくもんだ」と真っ暗闇の海に連れて行く純平(香取慎吾)。さらにおいしいものをごちそうといいながら吉野家。さらに暗黒の海辺でたき火。しかも冷えたので朝まで車で眠ってもらったってこの相談所のエース職員、本当に優秀なのか疑わしくなってきた。一応偉く感謝はされていたから、綿密な計算に基づく最強プランだったのだろうか。そして職員にしては不自然な行動を連発しているのに、あくまで純平を相談職員としてしか見ていない春菜もある意味凄い。

矢代(藤木直人)が政略結婚した妻だったが、実はお腹の子供の父親は別人だと判明。こっそりと本当の父親らしき男に電話していた。打算が渦巻く圧倒的な悪女だったらしい。

そして純平は2度と会うなと今度は矢代の職場にまでおしかけ訪問する始末。矢代に対しての主人公が敵対心丸出しすぎて完全に悪役化しており、小松原(大倉孝二)が散って以降は頑張れ矢代さんになりかねない勢い。

矢代は最後に話をさせてくれと頼みこんで純平を通して春菜と再会。すっかり冷めきった春菜はクールに別れを告げる。さらに春菜は小松原を呼び出して、矢代と付き合っていたことと最初におつきあいしたのはあてつけだったと正直に告白して謝罪。硬直した小松原はお手洗いに逃走したのちにメールで自ら別れを告げる速攻展開。散る前に自分から散っちゃった

小松原の真意が全く不明だが、話を聞いて「僕ではだめだな」と思ったとかなんとか色々理由つけていたが、予想以上に高まった小松原人気に配慮して自分から身を引くという1番ダメージの少ない展開に無理やり繋げたような印象。出番の減りつつあったまりか(仲里依紗)も、休んだ純平の家に押しかけて執拗なアピールを繰り出して押しまくるなどキャラが崩壊気味だし、共感できる登場人物が誰1人いないネタドラマと化していく。

矢代の退会届は上司に渡るが上司は当然拒否。奥の手のように妻の件を話して納得させる純平だがむしろ最初に言うべき重要案件だったのでは…。そして春菜も小松原にフラれたので退会。これにて職員と会員じゃなくなったので枷が外れるのかと思いきや引き止める純平。行動が矛盾しているがそのまま勢いで告白して次回へ続く。てっきり純平が辞めると思ったんだけど、春菜が辞めるこの方法だと「会員と付き合ってはいけない」という職員への絶対的ルールが意味を成さなくなってしまう。大丈夫なのだろうか?

一方で春菜の母親が相談所通いをしている春菜を問題視したり、矢代偽妻の男がヤクザ風だったり、純平の元恋人で1話で同級生と鞍替え結婚しちゃった国仲涼子が再登場して来たりと一気に話を詰め込み始めた。視聴率もついに一桁に突入したことだし、てんやわんやネタドラマとしての超展開に期待。

「BOSS」とのコラボでは温水洋一が結婚相談所に来るというシーンだった。あからさまにコラボしてますよとばかりにSuperflyがかかるのは…ドラマのテイストが違うので不自然すぎた。もっと自然にやればいいのになぁ…。ちなみに温水洋一は05年に「スローダンス」「電車男」で同一人物役でコラボ出演して、08年の「ロスタイムライフ」でも1話完結の物語で1人だけ同じ役で毎回出演するなどしているので、権利とかギャラとかの条件がいいのかもしれない。

 

グッドライフ 5話
これまで時間経過については特に触れていなかったが、これみよがしに蝉が鳴きまくり、夏休みも終わる頃だと示される。

ついに病院にやってきた華織(井川遥)だが、親権が大地(反町隆史)にあるので大地の許可が無いと何も話せないし会わせられない規則だと円山(伊原剛志)が説明。そんなわけで大地に会いに行くが、羽雲(加部亜門)はあれから母親について一切口にしないので「今更何を言っているんだ?」と言われてしまい特に食い下がりも主張もしないままに断念。

一方で外出許可を得た羽雲(加部亜門)と大地は水族館へ。憧れの女の子ともデートできてご満悦な羽雲。ただし女の子との会話やエピソードもほとんどカット。前回死んだ少年といい、子供同士の人間関係は深く描かない方針らしい。また外に出て台詞や出番が多くなると、これまで以上に幼すぎるキャラクターがかなりイラッと来る。

雪村(鹿賀丈史)に会って説教された華織は再度会いたいと願う。ていうか仕事が手につかない精神状態に陥り、会議中に飛び出し、大地に電話するなど動揺しすぎ。会いたいと伝え、大地にママに会いたいか聞いてくれと伝言し、一方的に待ち合わせ場所を言って切るという強硬手段に出る。

大地が会いたいか聞いたら羽雲は会いたいっていうから再会。…するはずが大地との日々が思い返され、道路の向こうで超嬉しそうに手を振る華織を放置し、引き返す羽雲。華織としては今度こそ本格的に捨てられたと実感するには十分すぎる超ショッキングな仕打ち。そのまま華織放置で大地と遊び始めてしまうというまさかの展開となった。まあ突然「パパと暮らせないの」とか言い出して羽雲にショックを与えたにも関わらず、あまりに何でもなく華織が喜びすぎな笑顔全開だったっていうのもあるのか。とりあえず華織はまず神妙な面持ちで登場して謝らないと。子供に捨てられたと散々主張していたが、自分が捨てたのであり、それを許せてもらえていないと悟った華織。

そして羽雲の病気は再発の可能性が高いと宣言される。再発ってあれ?治ってたの?


5月11日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.6

BOSS 3話
山本耕史がゲストで登場した瞬間にこいつ犯人だろーなと思ったが、その後いかにも怪しい人も出てきたけどそいつも殺されてやっぱり山本が犯人。いつも通り、途中から犯人を騙すための演技が仕掛けられていて、証拠を得て暴くという恒例パターン。子供の頃の思い出の漫画雑誌を守るために殺人って…ねぇ…。別の会社で社長就任が決定していたけど、それより早く廃刊が決定しそうだったというのが主な理由だったが、後で復刊させるとかいくらでも考え付きそうなもんだけど。圧倒的な仕事力で出世してきた人なのにそこで何で考えようとしないのか。

特に何でもなく事件は終了。後任がいきなり犯人だったので空いてしまった科捜研の枠も特に触れられず、特に問題なさげである。木元(戸田恵梨香)に関しても誰も何も触れず、これは完全に無かったことにされたという最悪の大人の事情発動かと思いきや、ラストでは絵里子(天海祐希)の携帯に木元からのメール?が着信していて存在だけは残っていた。こんな感じで名前だけ毎回小出しして存在感だけ示しつつ、最終回付近でラスボスの反町と対決する時に雪辱を晴らすために復帰というシナリオだろうか?

 

マジすか学園2 4話
敵のヤバ女で板野友美と会談する渡辺麻友。前回ボコボコにされたのは計算外ではなく戦争の火種を作るためわざと殴らせたものだったという。中途半端じゃだめだからと自ら本気でボコボコにされるとは随分体張った戦略である。ていうかもしかしてこいつ頭悪いんじゃないだろうか

板野が今回ターゲットにしたのはトップクラスの実力者らしい松井玲奈ことゲキカラ。だが、渡すのを頼んだ相手が悪かった(矢神久美)ので本人に渡らず、宮澤佐江に渡ってしまい宮澤が単身敵地に向かう。板野は宮澤には興味が無いので帰ってしまい、姿を見せないと思ったら転校して裏切っていた宮崎美穂、多田愛佳が登場。前作では奥真奈美との3人セットだったが、奥がAKBを卒業してしまったので、無かったことにするのかと思いきやもう1人はどうした?と律儀に触れた上で「転校に反対したので消した」という設定に。

宮澤の戦闘力的に2人がかりでも余裕っぽかったが、なんだかんだ太陽拳(砂で目潰し)とか使われて追い詰められる宮澤。最終的には心眼に目覚め、2人を一気に撃破する。だが既に満身創痍で前田亜美ら大量の取り巻きにボコボコにされてしまう。

そこへ渡辺麻友の策略で、状況を知って松井が到着。なんか前作では最初からキレキャラだったのを今回は亡き大島優子を想い、そこを抑えていたらしいのだが、まるでご臨終かのように宮澤はガクッと力尽きてしまい、キレた松井が超サイヤ化したところで次回へ続く。

前回もそうだけどこれ毎回、前作での主要キャストがそれぞれ敵が大勢待つところに単独(もしくはセット)で出向いて雑魚は倒すけどその後に再起不能にされるっていうパターンなのか?ヤバ女がほとんど自分のテリトリー内だけで大量の集団で固まっているのに対して、マジ女は結束力無ぇなぁ…

なお前田敦子は今回も男子不良集団を倒し、桜の花びらを食べて出番終了。そろそろ野球部のマネージャーとの兼任期間も終わるはずだが…。

 

高校生レストラン 1話
実際に三重県にある高校生が運営している高校生レストランを舞台にしたドラマ。調理部顧問の先生の名前をもじった人物が主役とされているが、実話ベースではなく、ドラマ的な設定が多く入っている模様。

東京で料理人をやっていた村木(松岡昌宏)は開始0秒で退職するご様子。そこに幼馴染で故郷の三重の役場で高校生レストランプロジェクトを担当している岸野(伊藤英明)から手伝ってほしいと頼まれ三重に帰郷。料理人になる前の大学時代に抑えで教員免許をとっておいたため、臨時の高校教師として採用され指導にあたることになる。

だが村の大人たちは高校生がレストランをやるというのを村おこしの企画として考えたので、料理の出来には関心が無く、料理を大事にする料理人としての村木とは考えが合わない。また肝心の調理部の面々も、掃除をしていないことを怒られただけで30人中ほぼ半分が退部

その中でも実力No.1らしき坂本(神木隆之介)は、村木を本物だと感じてもっと教わりたいと考え、後輩の真衣(川島海荷)や周辺の5,6人、残った15人程度のメンバーは、散々大人たちに言われた「高校生にしてはうまい」「高校生にしてはよくやってる」じゃなくて高校生レベルを越えたいんだ!としてついていくことを決意。

料理人としてはプロだが、教師としては何も分かっていない村木だけに厳しく接するだけで今後も色々と問題は起こりそうだが、そこは周囲がフォローするような形でなんとか回っていきそうだし、最大の敵は村おこしの素材としてしか考えてない大人たちという構造の青春ドラマにして、バイト感覚じゃない本気の職業モノという今までにないドラマになりそうだ。

舞台が三重なので風景が比較的のんびりしているのもなんだかいい。都会のドラマばかりだし。

 

幸せになろうよ 4話
春菜(黒木メイサ)を捨てた元彼氏こそ矢代(藤木直人)だった。連絡もせずに職場に押しかけて小松原(大倉孝二)とのデート用のチケットを渡そうとしていた純平(香取慎吾)抱き合う2人を目撃。ショックと怒りでその場を去るが、去った後に春菜は一応矢代を拒否

矢代は退会を希望するが、利益しか考えてない社畜上司に引き止めを依頼された純平は嫌々矢代と会う。だが矢代は最強の外道っぷりを見せて純平の怒りを買う。その様子が面白かったのか、面白いものが見れそうなので退会は延期するという外道矢代。

何はともかく金づるの矢代がとどまってくれたので盛り上がる上司は純平に矢代の担当になれと命令。全く断れない純平。その後も利益のでかい矢代の事を早くやれと強く命令しまくる上司。つーか優秀って言われてるのに純平が事情1つ説明できる余地を与えないって、どんだけワンマンなのこの社畜上司。

矢代と付き合う気はない、小松原と付き合ってるし結婚するし、と言葉は確かな春菜だったが、言葉通りに矢代の再三の誘いをお断りして、矢代が待つ場所ではなく、小松原とのデートに出向いた。ただ誰がどう見ても本気だとは思えず、捨て駒にしかならない小松原は進展すればするほど末路が悲惨に…。

わざわざ矢代がお知らせして挑発していたので矢代と会ったのは純平だった。上司の手前、前回は面と向かって辞めさすことができなかったものの怒りが上回ってきたらしくここぞとばかりに退会届を書いてもらう。矢代は過去に打算で結婚して春菜を傷つけたことを本気で後悔し、妻とも別れるつもりだし、春菜が自分で幸せだと思う道を選んでいるならあきらめると割と誠実な思いを語るが、純平は邪魔するなと激怒。なんかもう純平が矢代嫌いなだけじゃないか。

春菜は矢代からの思いを留守電で聞いて迷いを感じ、純平に相談。純平も頭が冷えたのか、春菜の本心を大事にする形で応援することに。かくして矢代⇔春菜の完全ゴールインかと思いきや…矢代の妻が妊娠していることは誰も知らなかった!

奥さんがいる矢代の自宅に2人で突撃訪問というどう転んでも修羅場絶対不可避な行動に出た純平&春菜。前回のアポなし職場訪問もありえなかったが、今回はそれを遥かに越えている。妊娠している妻が運ばれていくのを目撃してしまった純平と春菜。矢代はこの状況で最もスマートに事をおさめるためとはいえ妻に春菜を「知らない人だよ」と言い去っていく。大ショックの春菜&恐らく怒りに燃える純平。ていうか矢代もこれは焦るだろうに。いくら矢代でもここに2人で来るとは想定してないだろうし、慌てず冷静に行動した辺りはさすがというべきだが…。果たしてそこまで汲んだ展開になるのか?単に超外道っていう話になりそうだ。次回へ続く。

しかし今回どいつもこいつもいい加減にしろや状態。小松原だけを支持する声も多いみたいだけど、そもそも小松原はEDにもいない、公式サイトのトップにもいないので主要キャストですらない。そんな完全脇役ばかり支持されて、主演陣の好感度下がりまくりって現状ドラマとしてはかなりマズイのでは?

 

グッドライフ 4話
羽雲(加部亜門)と親しかった同じ病気の少年がご臨終。脱走しようとした羽雲を手助けしようとしてくれたり、一応病院内では目立って出てはいたものの、2人の印象的なメインエピソードもやってなければそもそもまだ4話冒頭。いきなり死なれても、見ている方も少年にさほど愛着が無い。なんかいたよな程度。この手の闘病ドラマにしては珍しい流れになってしまった。

周囲に暗黒の空気が漂いまくり、少年母が号泣しながらも羽雲には「退院したの(泣)」と気を使うもんだから、大地(反町隆史)も病院関係者も少年が死んだと言えなくなってしまいむしろ逆に重苦しくなってしまった。ていうか一応小学校低学年くらいならこの重苦しい空気を察して不自然さに気づきそうなものである。実際に羽雲は薄々気づいていそうな態度は取っていたが…。

言うか言わないかだけでほぼ丸々1話。大地に関しては職場が変わって定時で帰れるようになった描写が簡単にあったのと、1話で自殺未遂した青年と再会して謝罪し、双方スッキリお別れしたくらい。てっきりこの青年、終盤で大地がすっかり丸くなったところに「おおおおお俺の人生を、くくくくく狂わせ、やややややがってぇぇぇぇっ!!」とサイコ化して出現し、ザクッと!→羽雲助かるも大地ご臨終→

サブタイトル「ありがとう、パパ。さよなら」

っていうのも可能性の1つとしてあるかと思ってたのに(大団円間近のラストで反町がザクッとやられるのは『チープ・ラブ』でやってる)。

少年が死んだ後もニコニコしていたせいで看護士に「こんな時でも笑ってるんですね」などと強烈な嫌味を言われるなど相変わらず病院内で孤立しまくっている七海(榮倉奈々)。少年の死を言うか言わないかのアドバイスまで円山(伊原剛志)が持っていったら、七海はマジで重苦しいドラマに若い女の子の笑顔を投入することで癒し効果を与えるだけの単なるニコニコ要員になってしまうんじゃないかと思っていたら最終的には七海のアドバイスで大地は羽雲に真実を伝える決心をした。これによって大地は七海を信頼して少し頼るようになるなど、七海の存在にもようやく意味が出てきた。

一方で雪村(鹿賀丈史)は最近羽雲が絵の教室に来ないので友人の女の子に聞いたら入院しているとのこと。病院までやってくるも親族以外は会えないと言われて帰るしかなかったが、その時に車椅子に乗る羽雲をガラス越しに見かけて重そうな雰囲気を察知。何も知らない華織(井川遥)は回を追うごとに充実しまくってノリノリだったが、雪村から羽雲に会ってきたと言われると表情凍結。名前出されるだけで一瞬で凍結するくらいなのに、さらに入院の事実を知らされて…。続く。

それにしてもさほど友人の友人感が視聴者に定着していないうちに友人の死というテーマを早急に扱ってしまうなど展開が早い(まあその後、死を伝えるまでが今回スローだったけど)。やはり「BOSS」に備えて話数一桁で終わる予定なのだろうか。もしくは死ぬのは子供じゃなくて親になるという展開になだれ込むのか?


5月8日(日)

DEEN LIVE JOY Special 2011日本武道館

今年もやってきた4度目の日本武道館ライブ。5月7日、個人的にTwitter開始1周年の記念すべきでもあんまりない日に開催。あいにくの雨模様。DEEN史上でもこういった1回限りのライブで天候が崩れたのは04年の野外以来だったのでは?

昨年は朱雀さん、SASAさんにお会いしたので今年もお会いしようかと思っていたところ、朱雀さんがmixi経由で、ライブには来ないけど東京来るなら会いましょうということでNKさんからお誘いがあったらしく、さらに初めてのライブだという潮風さんも加わったらしい。俺はmixiは凍結しているので今回は朱雀さんに連絡と仕切りをお任せして、最終的に5人で逢うことになった。

今回はニューシングルとDVDにプレゼント引換券がついていたのでこれを忘れるわけにはいかない。どうせステッカーもらえるものはもらわなくては!ということで入念に財布にしまいこむ。2枚ある。問題ない。完璧だ。

さらに昨年の夏に会った時に朱雀さんにお借りしたCDをこの機会に返さなくてはということで揃えて確認。完璧だ。

そうだ、忘れるところだったぜ。09年のペンライトも持っていくとしよう。鞄に仕舞い込む。完璧すぎるぜ!

というわけでいざ出発しようと思ったら、止んだと思っていた雨が霧雨状態で降りしきっている。だがそこに出かけるついでなので家族が車で送ってくれるというので乗車。無事駅に到着し、電車は走り出す。地下鉄に乗って武道館まであと3駅というところに迫った。時間にも間に合いそうだ。そういえば今回朱雀さんと席が近いらしいな。さてもう1度確認しよう…か…な…?

 

 

 

 

 

 

あ…?

 

 

 

 

Oh…

 

 

 

ぷしゅ〜〜(何かが開く音)

ドタドタドタ(そこから出ていく音)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さ、帰ろうか…。

 

 

 

というわけでプチオフ会に参加できないこととなった。プレゼント引換券2枚を入れた時点で、もう終わった気になっていた。うん、こんなの初めてだ。疲れてるんだろうか。きっとそうだな。しかも嫌いな電車でほぼ2往復するハメになったので気力が激減してしまった。

最終的には次の用事で既に去っていたNKさん以外には開場前に少しだけ逢うことはできた。申し訳ない。

プレゼント引換券の方は寸分の狂いなくステッカーとポストカード。ニューアルバムのアーティスト写真を使ったものだ。これは例年通りで特に大きな変化はないが、結局変化が無かったのはこれだけだった。

会場付近の様子だがまず驚いたのは人が少ない。昨年は開場を待つ人々がそこそこ並んでいたのに今年はとりあえずいるもののほとんど並ばずに入れている。さらに驚いたのはライブの看板が無い。確かに半日飾って捨ててしまう看板を削ればエコだが、それはそれで寂しくないか。だが今回のエコっぷりはこの程度では済まなかった。

最初の年はその前の47都道府県に来ていた人限定でDVD、前2年は最初からDVD(09年はカーネーション付)だったが、何でも先に会場入りしたという潮風さんの知り合いからのメールでは「泣けた」そうだ。少なくともDVDじゃ泣けない様子。まさかしょぼすぎて泣いたわけじゃないよな?と色々考えていたが今回渡されたのはDEEN仕様のお守りだった。今までDVDを渡されていた流れでお守りというのはサイズが小さくなったので「しょぼくて泣いた」パターンかよぉぉぉぉと最初は思ったのだが、よく考えれば1回見た記憶しかないDVDよりも、実用性あるし一応由緒正しいところで作られた様子のお守りの方がありがたいか。信州善光寺薬王院で祈祷してもらったって書いてあるし。ありがたや。

さていつも座席に置いてあるチラシやアンケート用紙だが、今回ここも大削減。ニューアルバムの告知が1枚置いてあるのみ。グッズのカタログチラシはグッズ売り場の前で手配りするという節約っぷり。それどころかグッズ売り場にグッズの張り紙が無いのでカタログをもらわないと外からは何を売っているのかすら分からないちょっと待ってくれ、それは節約じゃなくて手抜きなんじゃ…。

手持ちライトは昨年のオレンジと同じデザインの赤だったが、2年連続使い切りサイリウム。今年はいいやってことで買わなかったが、今年は実際にあまり使いどころが無かった(振り付けには若干邪魔&それ以外は手拍子していることが多く、左右振りの曲が意外と無かった)ので正解だったかも。

ステージを見ると…センターステージが無い。それどころか横幅も極端に狭い構成になっており、下手したら通常のホールの時よりも狭いんじゃないかという勢い。奥に4人ほど恐らくストリングス隊が座りそうなポジションは見えたものの、ホーン隊のスペースは無いし、ダンサーが出てくるような余地は全く残っていない。センターステージがあったところにはでかいカメラがあり、全体的にステージが狭い分だけカメラが目立ったが、田川さんのMCによれば被災地の人が後で音楽を聞ける状態になったときに見れるようにしっかり記録して作品として残したいと語っていたので例年以上に撮影に気合が入っていたのかもしれない。。

客席を見れば昨年はわずかだった空白部分が超拡大。いわゆる「西」「東」のうち南西、南東寄りの一部分までしか入って無くて、残りの2/3以上の「東」と「西」の座席が完全空白。これはさすがに目立つ。昨年までは「半分になってもやる」とか「僕達もゆっくり下り坂」とか「センターステージのおかげで埋まった」とか「完売」等メンバー自らネタにしていた人気や観客数ネタに一切MCで触れなかった

南東、南西、南にしてもあちこちが空席で、俺の前、斜め後ろ2つ、右2つには最後まで人が来なくてマジでスカスカbyモーニング娘。。まあおかげで座りっぱなしでもステージが全部見えたし(電車往復でもう疲れ切っててね…)、荷物置き場にできたのでゆったりできた

また会場の外にいる定番のダフ屋さんだが、若干投げやりで「アリーナ定価以下だよ〜アリーナ定価以下だよ〜」をエンドレスリピートしている始末。

あと前日に同じ事務所のバンド藍坊主が武道館で初ライブをやったらしい。そうなってくると1日でステージをまるっきり組み直して変えたとは思えないので(ていうか無理だよね?)、このステージは藍坊主と共通のものだったのかもしれない。

 

1.未来のために
SEの後に冒頭サビの途中までをアカペラで熱唱してから原曲キー下げでスタート。今回は歌詞を重視して曲を選んだとのことなので前向き、励まし系が多かった。武道館の1曲目は4年連続でシングル曲。お守りの用紙に「永遠の明日」の歌詞が引用されていたのでそっちかと思っていたが、なるほど確かにこの曲は今年としてはありだったと思う。最初から声の調子も非常に良かった

2.永遠の明日
ここ最近では唯一最大のヒット曲にも関わらず、定番化まではしておらず、昨年は披露されず。昨年が初武道館の朱雀さんは、こないだのツアーでも無かったそうなので残念がっていたが、前向きな曲ということで今回は早くも登場。やはりヒット曲の風格がある。ただストリングスパートが同期。ストリングス隊が出てこなかった。あと何か1番のサビ後半の歌詞が間違っていたような。

3.ひとりじゃない
恒例の原曲イントロ→キセキアレンジ→間奏〜間奏開けで原曲→キセキという構成。いきなり3曲連続でガッツリと前向きな曲で盛り上げたところで最初の挨拶。

4.Starting Over
挨拶開けは「このまま〜」というイメージがあったのだが、まさかのこの曲。これもまたここから始めよう系な曲だ。俺自身も震災後に掲示板のタイトルをこれにしたりした。初武道館でのメドレー以外ではアルバム発売当時のツアーBreak11で披露されたっきりだったはず。けっこう好きな曲だったので久々に聞けて感動した。

5.ノスタル〜遠い約束〜
9thアルバム『DEEN NEXT STAGE』より。09年武道館以来だろうか。この曲は後にアコースティックバージョンでやったので、てっきりアコースティックコーナー行きの曲かと思っていたんだけど、アコースティックでやったことないな。

6.哀しみの向こう側
これも哀しみからの励まし系なので分かりやすい選曲。初武道館の時に1コーラス披露されたけどそれ以来だっただろうか。フルで聞いたのは初かも。

トークなしでいきなりアコースティックコーナーへ突入。

7.見上げてごらん夜の星を
サントリーのCMには呼んでもらえず、今度のバラードベストUにも選んでないので、忘れてるのかと思ったがここでしっかり披露。間奏からストリングス隊が初登場した。当時のCD音源は過渡期的な歌声だけに、今回のライブでの歌声は少し違う感じだった。CD版の方は未だに最高の名カバーだと思っているが、今の声だと名カバーに違いないが、ちょっと包み込むような感じが無くなった気はする。

ここでようやくトーク。田川さんは地震についても触れ、音楽はあくまで衣食住ではないのでそれどころではないのではないか、しばらくは音楽をやる気がしなかった旨も語っていた。なお今回は電力を通常の2/3でやっているらしく、セットが簡素なのもその一環らしいことは一応説明された。また各地方を言ってどこから来たのか挙手するコーナー(?)では、意外と東北から来たという人が九州や四国辺りより断然多くて、自然と拍手が巻き起こった。感動。

またニューアルバムの告知が入り、18歳だから高校卒業っていうだけで、DEENが卒業するわけではないと明言。安心。

8.Take your hand
5thアルバム『pray』より。アコースティック+ストリングス隊。穏やかで明るい曲だが久々に聞いた気がする。このアルバムというかAOR時代からは「We can change the world」だけが最後まで残っていたもののこれも外されて久しいので逆に新鮮。1番声に力が無かった時期だけに、けっこう今の声だとまた印象も違うし。

9.The Loner
ベースドラムも入ってスローな泣きのギターが炸裂するなかなか印象的というか感動的な曲だった。田川さんが崇拝していたギタリストゲイリー・ムーア氏が先日亡くなったけどそのゲイリー・ムーアの曲のカバーとのこと。

10.恋が突然よみがえる
1stアルバム『DEEN』より。サビまで聞き覚えはあるんだけどどの曲か分からなかった。それくらい意外な選曲。ここからメドレー。

11.瞳そらさないで2009
2009アレンジ。この曲がメドレーで披露される場合、必ずと言っていいほど間奏開けの「もう一度」で切り替わる。

12.Memories2007
一時期定番曲で、05年のキセキアレンジから2年で2007アレンジが登場し、47都道府県、Break12、初武道館と連続で披露され続けていたが、最近はスパッと外されてしまい、昨年のライブベストにも選ばれないなど一気に扱いが悪くなっていたので久々。

13.ダイヤモンド
これも意外な選曲。そういやPVでバレンタイン監督(当時)が踊っていたのに、これは振り付け化しないんだな…。

14.Crazy for you
2ndアルバム『I wish』より。連続で最近ちょっとご無沙汰な曲が続く。代わりに最近定番化した曲はことごとく披露されないという予想外の流れに。

15.'need love
6月発売のアルバム『Graduation』より先行披露。サンバ系のノリの曲で、正直「coconuts」と同じじゃん…っていうか、またこっち(ダンス)系?って感じだったがサビとかは意外とポップで良かった。これはたぶんフルだったと思う。

16.coconuts feat.kokomo
サンバラテンテイストメドレーという形で続けて披露。これもフルだったかな。昨年初披露されて左右移動まである振り付けが観客を唖然とさせたが、左右移動は廃止になったようで手だけフリフリする形に差し替えされていた。まあ昨年披露された左右移動は観客向けではなく、完全にステージ向けの動きだったので当然の措置だろう。ただついていけないので最初から振り付けは放棄してのんびり眺めていた。なんかもうみんなついていけてるのが凄いわ。完全に疎外感。振り付けに関しては今回で思うところが固まったがそれは後述。この曲の振り付けは客席を見ててもけっこう見栄えがいいと思う。

17.Tears on Earth
5thアルバム『pray』より。自然環境をテーマにした壮大な1曲。「VOYAGE」とどっちが来るかなといった感じだったが、この曲「pray」の中では1番好きな曲だったのでうれしかった。サビの最後がべらぼうに低いので、最後のサビではオクターブ上で歌うなどよりパワーアップした雰囲気で披露。発売当時ではたぶんここまでの力強さはできてなかったと思う。

本編終了。アンコールへ

18.LOVERS CONCERTO〜上海ロックスター Episode2〜
6月発売のアルバム『Graduation』より先行披露。上海ロックスター待望の3曲目。派手なナレーションで煽り、「magic」(『pray』)のイントロを使いながら、観客が全くいない西の2階最上部に掃除のおじさんが登場→ハズレ、東の2階最上部に後ろ向きのロックスター→当たり? そしてステージに上海ロックスターが登場するという「magic」を披露して登場。相変わらずここは期待通りに盛り上げてくれる。新曲もアッパーなロックナンバーだった。またどういうわけかパラパラのような振り付けまで披露し笑いを誘っていた。

19.NEXT STAGE
6月発売のアルバム『Graduation』より先行披露。今年はHIDEのドラムが久々にドカドカでかくてボーカルが埋もれがちになっていたので、よく聞き取れなかったのだが、DEENで初めて田川さんのソロ歌唱があり、3人で歌っている爽快なギターロックだった。『LIFE〜目の前の向こうへ〜』を歌っている時の関ジャニ∞やTOKIO辺りに提供したらいいんじゃないかとも思うくらい勢いがあったように感じた。

上海ロックスターが帰り、そこにツッコミを入れている間に山根さんが帰還。「あれもう帰っちゃったの?」という定番のとぼけたやり取りが展開。

20.Brand New Wing
最新シングル。振り付けが複雑化したが、池森さん曰く「みんなで踊って完成する曲」着ムービーでKARAとAKB48を抑えて週間1位を獲得。着ムービーをDLすると池森さんの振り付け講座映像へアクセスできたらしい。ただ左と右を自分の向きで言ってしまい間違えて指導してしまったそうで謝罪。1位という響きが久しいだけにかなり不思議がっていたが、振り付け指導映像見てない人って言ったらほぼ7,8割が手を挙げるという珍事が発生。ますます1位獲得が不思議になってしまった。ていうか、振り付け覚えるためにみんな見てるのかと思ったら、ファンがそこまで熱心じゃなかったのも個人的に驚きだ。さすがにこれは想定外だったのでは?

なので、ちょっとスローで練習をやることに。俺は最初からあきらめて客席を見ていたんだけど、一通り披露した後に漂う会場の微妙な空気といったら…。山根さんが思わず「なんか騒然としてますよ!」と口走ったが、それくらいかつてない戸惑いの空気が漂う。結局もう1回練習していざ本番。みんなそれでもついていけててセンスいいなぁなんて思いながら眺めていたんだけど、今までで1番振り付けが複雑な割には客席を眺めると見栄えが今までで1番よろしくない。ステージで振り付けしている池森さんはかなり見栄えがいいんだけど、手を左右に伸ばしたりするのは客席じゃできないので縮小せざるを得ないし、前に伸ばしたり上で振ったりするのこそ客席では見栄えがするけどそれよりも腰の下でパッパッやったり胸元に向けて動かしたりするようなミニマムな動きだからだと思う。もっと簡単な「リトル・ヒーロー」や、先に披露された「coconuts」辺りの方がよっぽど見栄えがある。さらに単純な「ひとりじゃない」の腕上下振り辺りの方がよっぽど一体感がある。ダンサーの人が考えているそうだけど、ステージ映えは意識しても客全員でやるの前提ではあまり考えてないんだと思う。そもそも発売前にライブで披露された時は棒立ちで歌っていたわけだし。

こないだいきものがかりのDVD見たから余計そう思うんだけど、「じょいふる」も「気まぐれロマンティック」も「キミがいる」も別にそんなに求めてないし、もっと自然にノリで盛り上がっている。アリーナクラスでも練習などしてないし、客席が映れば見ごたえも抜群で本当に盛り上がっているという感じだ。振り付けというのは本来こうあるものだと感じた。

自身の曲ではあくまで振り付けあるとは言ったものの客にそこまで求めず、自身が目いっぱいやることで観客も自然とついてくるような流れでやっていた山根さんは客の反応を見て「騒然としてますよ」って発言したくらいだし、たぶんそこのところ分かっているのかもしれない。山根さんは04年野外ライブで自身のソロで振り付けを練習しようとして急に「すいません、やっぱこれいいや!」と無かったことにしたという映像も残されているくらいだし、盛り上げるためにファンの反応をマイナス面からも1番気にして見ている人だと思う。池森さんも振り付けに関して田川さんにばかり話しかけていた気がするので、メンバー間でも振り付けを客に求めることに対しての温度差があるのかなとも思った。まあ大多数の人が一体感があっていいっていうならその方がいいだろう。実際観客の多くはどう感じたのか分からないけど客席眺めていて思ったのは、ついていけるかいけないかではなく、これに尽きるんだけどマスターしている「coconuts」にしろ、何か自然じゃないんだよなぁ。「翼を広げて」(今回は無いけど)、「歌になろうよ」等、合唱の方が俺はよっぽど一体感を感じるんだけどな。合唱できる曲より、今は振り付け曲の方が多くなってきてるし。

21.歌になろう
武道館限定曲。これを次に聞けるのは2年後で下手したらあと1回しか聞けないかもしれないのか…。恒例の大合唱。そういえばいつの間にかこの曲にも振り付けができていたな…。歌うと手がついていけない俺のリズム感はマジでスカスカだと思う。

Wアンコール

20周年まで毎年やると言っていたけど来年の武道館はお休みと衝撃発表。震災の影響があったにしても、マジでスカスカな客席、気がつけばストリングス隊しか出てこなかった人件費の削減…等々、ああやっぱりか…とどうしても思ってしまった。

ただ代わりに2012年は47都道府県ツアーをやって、再来年の20周年武道館という展望が明かされた。これはいいアイデアだ。明らかに毎年武道館は新鮮味もありがたみもなくなった上に、その4年目というタイミングで震災の自粛ムードや節電対策で一気にスペシャル感が無いステージになってしまったので、来年はさらに客が減ってしまうだろう。そうなると冗談半分で言っていた「半分でもやる」になってしまいかねない。実際既に「西」「東」が絶滅寸前だ。そこまでして無理に毎年やる必要はないだろう。

元々は15周年1度きり、そのために前年に47都道府県ツアーを回って直接ファンの元に出向いて武道館へ盛り上げていった。そこへ今一度立ち返るというのは非常に素晴らしい。これなら20周年での客入りは間違いなく回復する…だろう…たぶん。

あとリゾートライブは今年もやるらしいけど、詳細は不明。秋に通常ツアーという発表は無かった。アルバム引っ提げてのツアーあると思ったんだけどまだ調整してるのかな。

22.思いきり笑って
1stアルバム『DEEN』より。これは原曲アレンジだったかな?そうなると久々っていうか初めて聞いた気がする。これも笑顔を見せてくれないかという曲なので今回のテーマにはぴったりだったのだろう。

 

というわけで終演。だがその後はメンバーが武道館出口に立って見送るという凄い展開に。2階席→1階席→アリーナで退場していくことになり、それまでの待ち時間はニューアルバムをかけてます!ということで期待したが、1曲目が「Brand New Wing」である。これはシングルで出ているので配慮して2曲目からかけてくれないかなと淡い期待をしたのだが…「Brand New Wing」がかかり、周囲からは失笑が。2階席だったので悲しいことに2曲目が始まってすぐに会場から出てしまい、さっぱり聞くことができなかった…。

あれほど間近でメンバーを見たのは初めてだったが、手を振るのもなんだかなぁって感じで、ほとんど素通りで通過してしまった!最近特にそう思うんだけど、俺は有名人相手でも(アイドルでも)、間近で見たいとか会いたいとか握手したいっていう願望が全く無い。手の届かない遠くにいるのを眺めているのが良いのであって、近すぎるとどうすればいいのか分からない。むしろ触れるべきところではないんだ。

というわけでステージも狭ければ、ストリングス隊がかろうじて4人出てきたものの参加曲は少なく(1人とか2人登場はあったけど)極めてシンプルないつものツアーのような内容だった。そこまで短くないのにやたらと短く感じたし、もっというと今までで最もあっさりしていた印象で感動も薄かった。これは現在の俺があんまり感動しないモードであることも影響しているかもしれない。ネットで感想を少し探してみると感動したっていう人多いし、某巨大掲示板ですら普段は声がドラムがとか色々出てるのに軒並み好評っぽいし。

まあ振り付け路線の違和感でライブに対して心が離れ始めたっていうのもあるんだと思う。だって今回はドラムがうるさかったけど声の調子も良かったし、トークも面白かったし、上海ロックスターも昨年より面白かった。楽しい内容だったし感動的だったはずだ。

元々DEENのライブは内輪感が強かったし(特に武道館ライブでは前回も来たのが前提のようなトークが繰り広げられることが多々ある)、俺もけっこう回数重ねてるからそういう内輪ネタは分かるし、むしろそういうところが好きだったんだけど、その内輪感から外れ始めると…。どうしてあれだけの一体感があるDEENのライブにおいても毎年ファン離れが進むのか正直今まで分からなかったんだけど、振り付けについていかなくなったことで内輪感を物凄く客観視できてしまい、あ〜こういう事なのかもなって今回は初めて少し分かったような気がした。

それにしても「このまま君だけを奪い去りたい」と「夢であるように」が無かったのは「奪い去りたい」とか「夢であるように何度も願った」とか「瞳を閉じてあの日を思う」と歌詞がちょっと良くない、前向きじゃないってことで外したのだろうか。武道館恒例の「MY LOVE」も無かったし、「翼を広げて」も無かった。この2曲は入れどころがなかったのかもしれない。またてっきりダンス路線で定番化し、ここまではギリでついていける「Dance with my Music」「リトル・ヒーロー」も当然あるものだと思っていたのに無かったのは意外だった。


5月4日(水)

ここ最近の2011春ドラ Vol.5

マジすか学園2 3話
靴狩りの被害が深刻化。怒った河西智美と倉持明日香の2人セットが、ヤバ女に乗り込むがそこで出てきた総長がかつての先輩である板野友美だったと知り、裏切りに激怒。雑魚は倉持に任せて、河西が勝負に挑む。2話でも回想があったが、1期で板野は前田敦子の頭突き一撃で沈んだらしいので、てっきり権力はあるけど実はメンバー最弱で部下を使いまくって自分はなるべく戦わないスラムダンク三井タイプかと思っていたのだが、何と河西を圧倒して倒してしまった。河西倉持がボロ雑巾状態で帰還したことで、マジ女のメンバーも板野が裏切ったことを知る。

しかし前田敦子は野球部のマネージャーが忙しくどこかで見知らぬ不良を倒して桜の花びらを食すという謎の単独シーンがちょろっと出て来るだけで今回も絡みなし。部長扱いの横山由依が息巻く宮澤佐江、松井玲奈を止めるだけで峯岸みなみ含めてじっとしているのみ。一方で策士渡辺麻友は板野の裏切りを知り、前田敦子と戦わせようと画策。単独で敵地に出向いて板野に利害が一致すると話を持ちかけるが、どうやら禁句らしい「前田に一撃でやられた」を発してしまい、速攻でボコにされてしまう。ボロ雑巾になっているところを指原莉乃、北原里英、高城亜樹、小森美果が発見。珍しく「逃げてください」と言う渡辺の忠告を聞かず、黙ってられるかと挑んだ4にはボコにされてしまい、5人仲良くボロ雑巾に。

松葉づえの痛々しい姿で大丈夫と強がる渡辺のしおらしい姿にキレた松井珠理奈は復讐を誓うが渡辺は止める。2人で友情を確認し合うなど、しおらしい様子の渡辺だったが、松井珠理奈が結局復讐の為に敵地に乗り込むと、暗黒に微笑みだした。松葉づえも嘘で、松井珠理奈を利用しただけだったらしい。あまりに暗黒すぎる渡辺の本性が明らかになったところで続く。ていうかどこまで計算?ボロ雑巾にされたところまでは初の計算外だったのは確かだし、指原らの助けには素で感動してたっぽいけど、この復讐を果たすために少し大げさなフリして松井珠理奈を利用したってところか。

 

幸せになろうよ 3話
小松原(大倉孝二)と春菜(黒木メイサ)が付き合うことになる。小松原には上野(綾部祐二(ピース))までもがアドバイスするが緊張でグダグダになってしまい、デートには純平(香取慎吾)が同行するという不可思議な光景が広がる。

そこへ事前に小松原が不用意にデートプランを見せたことで策略を巡らせた矢代(藤木直人)がまりか(仲里依紗)にシュミレーションデートを持掛けて、邪魔しに現れる。例によって一方的に喋り続ける矢代に対して春菜は一言も返さないという不自然な状況が展開。

だが、ラストでは矢代こそが春菜の失恋相手だったことが発覚。矢代は妊娠した妻とは籍を入れておらず(だからB-ringの審査はパス)、春菜とやり直したいと詰め寄る。

今回も春菜は何考えてるか分からないし、純平は仕事のフリして職権乱用気味で主人公なのに共感できないし、小松原はデフォルメされすぎててかわいそうだし、矢代は一人芝居状態で喋り倒すだけだし、まるで人間関係が進展しないというか、会話が表面的でストーリーに何の進展も無いといういよいよ視聴率的にもやばいんじゃないかというくらい何もない展開だったが、ラスト5分でようやく話が進んだ。正直今回のオチは2話のラストどころか、初回のラストで判明しても良かったくらいだ。もしかしたらこのドラマ既にカルピス全開で熱い展開は用意されていないのかもしれない。

春菜が不自然なまでに矢代をスルーしていたのは、元恋人だったからだった。矢代の妊娠した妻というのは単にできちゃった婚であり、矢代の心は今も春菜の方にあったということらしいがそもそも二股だっただけに矢代の株が上がるどころか好感度は下がりまくり。敵役としてはこの上ないが、対決する相手である純平が仕事と個人的感情をミックスさせているのと、何より「結婚相談所職員視点」という設定が見ている方には非常に理解しくいので、どうにも恋愛ドラマらしくない。

ラストシーンにしても小松原とのデート用のチケットを純平がわざわざ春菜の職場まで連絡なしで渡しに行くというのがありえない。春菜と矢代を見てしまい関係を知ってしまうというシチュエーションに持っていくには、他に方法が無かったとはいえ、せめて「B-ring」の前でやるとかさぁ…。小松原にチケットを渡させる→1人じゃ無理→付き添う→目撃というのが現在のドラマの設定上自然だが、ここでは小松原は何も知らず話を進めないといけないのであんな珍妙な展開になってしまったんだろう。

こうなってくるともう小松原は単なる踏み台にすらなりえず、何も知らない蚊帳の外のピエロという当初のピエロ予想の遥か斜め上。ドラマ通してバカにしてるとしか見えずこれじゃ笑えもしねぇ…。小松原を主人公にして『101回目のプロポーズ』や『バスストップ』に婚活の要素を足した2010年型のラブストーリーにすれば良かったのに。

一方で1話で小松原が逃走した際の美術館のチケットを純平と春菜がそれぞれ自宅に捨てていたものを春菜の父と純平の母がそれぞれ拾って、そこで出会って何度か接点を持つうちに少しいい感じに…というサイドストーリーも展開中。こっちの方が用意された感が無い分だけ自然な流れだ。

 

グッドライフ 3話
羽雲(加部亜門)の抗がん剤治療が開始される。大地(反町隆史)は上司に離婚と息子を育てることを報告。とりあえず仕事頑張りながら、羽雲に会いに行くことも怠らず、父親としても奮闘していた。だが案の定敵に両立は厳しく、周囲に迷惑がかかってしまう。というか今まで迷惑をかけず1人で何でもこなしてきたのと周囲にも厳しく当たっていたのが響いている模様。ちょっとお任せした程度で「家庭の事情か?そんなもんみんな抱えている」などと冷たく言われてしまい、考え込む事に。

また前回も少し語られていたが、大地は幼少の頃に父親に無理心中を持ちかけられた過去も判明。しかし幼き大地は拒否、父は単独自殺し、上司はそのことを知っている唯一の人物で古い付き合いだった。この時ラーメンを最後に食べさせてもらったのでラーメンを一生食べないと誓っていた大地。古い知り合いのくせにジャパニーズスタンダードフーズであるラーメンの件を知らず、屋台でおごる上司。無理があるだろ。ラーメンじゃなくてチャーシューだけは敵なんです(それは俺だ)とか、冷やし中華はダメなんですとかもっと限定した設定にすれば自然だったのに。

羽雲の甘えキャラからして、寂しさを訴えて大地を困らせるのかと思いきや、羽雲は父の仕事には誇りを持っており、最近新聞に名前が載らないことを気にして、無理して来なくていいと伝える。これが大地の考えを根底から揺るがす事になり、上司に羽雲の病気を打ち明け、昇進の話を断り、定時に帰れる仕事に飛ばしてくれと頼むのだった。現代の日本に定時に帰れる会社なんてあるのか…?定時とか都市伝説だろ?ましてや新聞社だぜ?

そんな中、何も知らない華織(井川遥)は順調に仕事をこなして生き生きしていた。雪村(鹿賀丈史)とは恋人同士と噂されていることも明かされたが、単に主婦というか子育て家政婦と化していた自分を再びこの道に引き戻してくれた恩師として感謝している程度だったようだ。まあ息子の病気知ってまた不安定に取り乱すんだろうからそれまではせいぜいおとなしく取り戻した人生を満喫しててくれ。

羽雲の闘病ドラマだったらとっくに切り捨てていたが、大地の父親としての成長が中心なのが良い。今回も子供が寂しくてひと騒動起こす→考えて一線退くというよくあるパターンではなく、寂しいけどそれ以上に父の仕事に誇りを持っているので無理して来なくていいと伝える→考えて一線を退くという流れだったのが秀逸。


5月3日(火)

2011ラストスキー〜HEROHERO〜

・毎年恒例シーズンラストスキーin 志賀高原。

ということで今年も出陣。気がつけばドタバタしていたせいで今年は行きまくりと掲げておきながら最後に行ったの1月で今シーズン3回しか行ってないじゃないか…という感じだが、行こうと思ってた3月に地震があって被害のないスキー場もみんな電力不足…というよりこんな時期に呑気に営業かよという批判を恐れたかのように速攻閉鎖してしまった。今年の雪の多さは例年以上。春になってもけっこう雪が降ったりもしていたのであまり減ってもいなかった。

途中で立ち寄った万座温泉スキー場なんかは4月頭で終わりになっているのだが、コースに雪が大量に残りまくり、冬季閉鎖していた道路を開通させるために無理やりぶち抜いたところでも1メートルくらいの雪の壁がそびえたつというもったいない状況。


第4ゲレンデを下から覗き込む。指は気にするな。

 


1番下にあるメインのプリンスゲレンデ。指は気にするな。

終了して1ヵ月経過したスキー場の上部に雪が残っているならまだしも1番下のゲレンデに雪がたっぷりというのは非常にもったいない。まあ元々万座は90年代までは5月まで滑れるスキー場だったんだけど、慢性的な雪不足と客不足で近年は4月頭で終了になったという経緯はある。実際何年か前の4月に行った時はこれより圧倒的に少なくこれ以上の営業は無理みたいな感じだった。

 

そして渋峠と草津をつなぐ道路にそびえたつ雪の壁もすさまじい高さ。また以前はこの時期であれば歩いて見物に出れた白根のお釜に至っては歩道が雪で完全に埋まっており、見物不能という状況。

 


立山には負けるが群馬⇔長野でこのレベル

体調がすこぶる良かった(注:たぶん一般的に「普通」)ので、この日は1本滑ればいいや、本番は翌日というつもりが1.5日券購入で本気出して滑ることに。横手山を1本降りて、熊の湯へ移動して本気出して滑りまくり。


ちなみにモーグルは出来ない

ただこれで使い果たしたのか、翌日の横手山スキー場では最初からヘロヘロで早めに切り上げざるを得なくなるというぐったりした状況に。前日が満喫なら、この日は己との激しい戦いで修行のようであった。

 

新潟(湯沢)を経由して帰ってきたが、途中で長野の栄村も通過。ここは例の地震の直後に「長野でも大地震」があったけど、東北が凄すぎて報道がスルー気味にされてしまったその震源地だった場所。国道は開通していたが、中に入る横道や山へ向けての道は全て交通止め。がけ崩れの後や、倒壊した家屋などが国道沿いからも見えて被害のすさまじさが垣間見えた。ただちょっと新潟方面へ進んだら、もう特に大きな被害もなさげな街並みが広がっていた。

湯沢ではまだ街の中に雪があり、雪山2007(3月11日)時点ですっからかんだった石打丸山スキー場にもまだらながら雪が残っている始末。しかも山頂ゲレンデや、例年5月までやるとぶち上げながら頑張っても雪が無くなってしまい断念するのが定番のガーラ湯沢などは滑れるレベルで真っ白だった。久々にGWまで滑走可能の公約を果たせてしかもおつりがくるくらいのシーズンに、地震の影響ということで店じまい…。嗚呼。

なお長野や新潟ではようやく桜が満開を過ぎたくらいだった。この時期にしては真冬前回の雪景色、埼玉ではとっくに緑前回の桜が満開という冬と春が混在した眺めは不思議な光景だった。

 

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