じりじり世紀中な日記 '11 夏暑
11年7月
7月29日(金)
ここ最近の2011夏ドラ Vol.4
勇者ヨシヒコと魔王の城 3話
開始0秒で敵と遭遇したヨシヒコ(山田孝之)、ダンジョー(宅麻伸)、ムラサキ(木南晴夏)、メレブ(ムロツヨシ)。今回の敵は1人だったが戦い始めるとタイム!と叫んでチンポジを気にし始めた。チンポジを気にしまくる敵との戦闘はなかなか開始されず、ヨシヒコ、メレブ、ダンジョーまでチンポジが気になって情けないスタイルに。唯一女性のムラサキが呆れまくりでヨシヒコの剣で敵を眠らせて終了。いきなり深夜枠ならではのチンポジ連呼とはやってくれる。今回辿り着いた村では洞窟に住む怪物が村の作物や人を襲っているということで村で待ち伏せするがヨシヒコが熟睡して失敗したので直接行くことに。洞窟に入って怪物が表れるとさすがにこれまでたくさんでてきたキグルミやハリボテでは表現できないらしく、チープなアニメーションになってしまった!
結局ヨシヒコの剣で切っても眠らせることが出来ず退却。村で聞いた何でも切ることのできる剣を打つ職人の元を訪ねて最強の剣を作ってもらうことに。その件は魂を込めなくてはいけないという。魂が抜けると本性だけで戦わなくてはいけない。ダンジョーの魂を抜いたらオカマになってしまい、メレブは真のバカになってしまう。こいつはもうヨシヒコしかないぜ!やっぱり勇者!となるはずが、ヨシヒコは超スケベ野郎になってしまう。しょうがないのでムラサキの魂を使ったら、ムラサキは普段がぶっきらぼうだったので逆に超萌え萌えキュンな子に変貌。このままの方がいいとメロメロな一行は怪物に再戦を挑み、再びアニメーションで瞬殺。これっきりでせっかくの剣は朽ち果てムラサキも元に戻ってしまい次なる旅へ。
パワーアップイベントじゃなかったのかよ!
毎回ラストで隠れてついてきているヨシヒコの妹は何故か前回プチギャル化していたが、今回はかなり本格的なギャルになってしまい、どういうわけかギャル男と一緒にいた!
ピースボート 4話
小宮(細田よしひこ)が離脱して残った秀(濱田岳)、サキ(平愛梨)、藤堂(金子ノブアキ)、小宮(細田よしひこ)、緑(高山侑子)、皆川(関めぐみ)、風間(柿澤勇人)は手錠で繋がれてしまう。雄山(陣内孝則)は10分で全員合計600回の腕立てをやれと指示。できなければ全員死亡となる。非力な緑、さらに非力なサキはほとんど回数を稼げず、残りのメンバーで何とかフォローして達成。今回の罪は「人に頼る」とか何とからしく、特に最弱のサキが風間らの非難を浴びる。次は腹筋。筋トレ大会かよ!今度は鉄棒を持たされ、手を離してはいけないので全員で同時にやらなくてはいけない。途中で秀が「何か重くなった」と素朴な疑問を漏らすと、誰かのせいにするのか!本気でやってるのに!と全員から猛非難を浴びてしまう。温厚な藤堂までマジ切れして秀を理論的に非難し始める始末。それでいつも兄貴任せにしていたと自らの罪を懺悔し、結果的に優(藤原竜也)がホームレスを助けて殺されたのは自分のせいだから兄を殺したのは自分だと言う秀。さすがにそれは苦しいこじつけじゃ…。
いつの間にか
毛利小五郎になるために雄山が消えており、脱走しようと過去最高に一致団結した一行だがどこからともなく銃弾が飛んできてサキが足に1発喰らってしまう。雄山の音声だけ流れてきて、脱走しようとした罰で足手まといのサキを殺そうとしたけど外したと語る。結局今まで誰1人殺しておらず、見てる方としては殺す殺す詐欺状態なので信頼性ゼロだが、登場人物的には必死。ちなみに秀の告白は今回もハズレらしい。さすがに「自分が殺した」に持っていくには遠因すぎた。今回の回想では優に時計を買ってもらってさすがにお兄様!とばかりに調子よくしている秀というパラサイトっぷりが描かれたが、その続きを思い出した秀はサキと優が待ち合わせしていたことを思い出す。以前写真に写っていたのをようやく思い出して、今度は直接見かけたのを遅れて思い出すってどんなタイミングなのか。サキは1度しか会ってないと嘘を言っていたことになり一体…ということで次回へ続く。ついでに次から足も手錠で繋がれるんだってばさ。
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 3話
死んだエンジニアの人の一件を再調査する田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。遺体が焼かれてしまっているものの画像は残っているので島津(安田顕)がわずかな痕跡を探り、さらにヘリウムガスが思いっきり減っている等のあかさらまに怪しい部分も発見されたのでヘリウムガスで窒息死させられたと突き止める。しかし警察はそれだけでは動けず、独自で犯人を見つけて自白させるしかないということに。警察上層部は何やら昔のDNAを証拠にして犯人を自白させたのが当時のDNA技術が未熟だったことによる冤罪事件に発展。斑鳩(高橋克典)は警察は謝ってはいけない、などとこの時代にバカみたいに上から物事を考えて権力を誇示しようとして、記者会見でも冤罪を謝罪するどころか当時の捜査は間違っていないと主張しまくる。これはマスコミによる連日の糾弾、斑鳩の自宅に怪文書、火炎瓶諸々が届いてもおかしくないくらいの傲慢な態度だと思うんだけどこのドラマの世界はそれでも波紋が起きないものなんだろうか。
そんな流れで笹井(小西真奈美)が斑鳩と事件の日会っていたことも発覚。笹井はしらばっくれてしまい次回へ続く。斑鳩はかなり悪ぶってる感じではあるんだけど、主張が古すぎるし、Aiつぶしの理由も底が浅すぎるし、それでいて偉そうな態度があまりに過剰すぎて逆にバカに見える。
ブルドクター 4話
大達(江角マキコ)の母がやっている書道教室に大達の息子と釜津田(石原さとみ)が通っていてお互い関係を知らなかったが、冒頭で息子が釜津田を連れて帰っていきなりお互いが関係を知る展開に。3話引っ張って何の前フリもなしに伏線処理ってなんだ…。この方が息子を使って大達と釜津田がお互いの知らない一面を知るとか習字を使ってからかいあえるなどの利点があることに脚本家が気付いたらしい。そんな中、釜津田の目の前で若い女性が倒れて脳死と判定される。母親が心臓移植を待っていて、若い女性は移植OKカードを持っていたが、事件性ありだと解剖優先で移植がパーになってしまう。一応事件性なしとなるが、その後に別の女性が襲われ(怪我のみ)、口紅が盗まれているという共通点があったので事件性ありの可能性が出る。しかし移植がパーになってしまうので悩む釜津田。名倉(稲垣吾郎)に相談しても決めるの警察だし!と最強に冷たい。
結局一晩悩んで解剖に回す決意をしていた釜津田だが、大達が意味もなく呼び出して2人でエレベーターに閉じ込められてしまったので移植が始まってしまう。キレる釜津田だったが、エレベーターから出た大達は心臓が無くても解剖できる絶対暴いてやる心配するなと進言し、事例の無い移植後の解剖が始まる。エレベーター止まったのが不自然な展開だったが、後にブラザートムが大達に頼まれて仕掛けた罠だったと判明した。
心臓が無いと難しいみたいなこと言っておいて、釜津田が上司を説得していざ解剖が決まった次の瞬間には解剖が終っており、証拠が続々見つかっていた。さらに次の瞬間には初登場の男が犯人として逮捕。口紅を大量に所持していたので口紅フェチ強奪男だったと推測されるが何の動機も描かれなかったので全て謎のまま。
事件現場についてくるだけという志田未来の無駄遣いがずっと続いていたが今回は移植を一時拒んだ母親に、自分は母親から腎臓をもらったと明かして説得に一躍買った志田未来。前回少し匂わせた伏線をあっさり消化してしまったが、果たして今後ついてくる以外の出番はあるのか…。
そして2話から3週連続で若い女性が理不尽な死を遂げるという切なすぎる展開が3連発。妊娠で邪魔にされて殺害、切なすぎる不幸な事故死、強盗に巻き込まれて死亡というラインナップで前回の事故死はともかく、犯人側がほとんど描かれず動機も何もあったもんじゃない。正直かなり辛い内容である。脚本家は若い女性に恨みでもあるのだろうか。
それでも、生きてゆく 4話
響子(大竹しのぶ)は駿輔(時任三郎)を見るたびに逃走したので直接話すことは無かったが、例のゴリTから双葉(満島ひかり)の正体は見抜いて拒絶。今回響子や洋貴(瑛太)関連はその程度で双葉の家が大きく揺らぐ回となった。これまで単独行動していたので特に何も家族に言っていなかった双葉は被害者家族にもっと会うべきだと進言。父の駿輔は過去に1度だけ文哉(風間俊介)を見たと語るが、今の家族を守るために捨てたと激白。双葉に非難された駿輔はさらに昔の家を訪ねたら尾行してきた洋貴に会い恐縮しきり。喫茶店では昔を知る近所のおばちゃんが登場。単に知っている事を聞きたいだけで責める気が無い洋貴に対して、赤の他人のおばちゃんは酷い言葉で駿輔を糾弾しまくり土下座をさせるなど1回こっきりの出演にしては強烈な破壊力を見せる。ていうかどんだけストレス溜まってるんだろうかこのおばちゃん。当時の駿輔のエリートっぷりまでついでに糾弾していたので自分の生活レベルに対して相当な嫉妬があったものと思われるが、正直こういう正義感ふりかざした外野が最も厄介だと思う。
これにて文哉を探すと決意した駿輔。しかし妻の隆美(風吹ジュン)は断固拒否。事件後に生まれたので知らない灯里(福田麻由子)には特に話を聞かせたくないようで取り乱すが、灯里自らそこはちゃんと受け入れよう的なことを言われるとプッツン。文哉は自分の子じゃないと衝撃のカミングアウト。さすがにそれは知らなかった双葉が硬直状態で「あれ?私どっち?」と聞くと必死に自分の子だと言いかけて崩れ落ちてしまったこととその後の描写からして双葉も隆美の子供じゃないっぽい。
その頃、先日東京でお世話になった五月(倉科カナ)が洋貴の元を訪ねており、文哉が世話になったという看護士の行方を一緒に調べていたが突如行方不明になっていると判明。洋貴はこれって…どう解釈すればいいの?と途方に暮れていた。
直後に文哉は文哉の正体を知っている紗歩(安藤サクラ)と怪しげな山中をドライブしており、その軽トラの荷台には何かを埋めたかのような思わせぶりなスコップがカランと音を立てていた…。ってこっちが本格的に怖いんだけど!
名探偵コナン 工藤新一への挑戦状 4話
小五郎(陣内孝則)が常連のレストランオーナーの田中幸太朗が佐藤めぐみと結婚することになる。結婚披露パーティーの幹事となった小五郎は新一(溝端淳平)を手伝わせる。呼び出す形だったので今回は現場に蘭(忽那汐里)の姿はなし。タイトルバックにいるのに未登場だった園子(秋元才加)も4話にしてようやく初登場したが冒頭と中盤の蘭パートでちょろっと出たのみ。で、モテ男田中は佐藤と共通の友人でもある松本若菜と浮気しており、妊娠したと言われて困り果てていた。薄々感づいていて静かに怒りに燃える佐藤。明らかに殺人事件必至な中で案の定松本がカクテルを飲んだら死亡。毒殺かと思われたがそばアレルギーで死んだと判明。
今回はさすがに色々見て回ってそば粉を発見した時点で真相に気づいた新一。放送時間が無いとはいえ相変わらずちょっと見ただけで分かってしまったのは早すぎるが、それでも3話までに比べればマシな方か。
今回は佐藤が事前に田中が店で使っているカレーの隠し味をそば粉に入れ替えていてそれをカレーに入れてまずくなったカレーを食す→披露宴で佐藤と田中がキスして口に残っていたそば粉が田中に付着→その後もし浮気して松本とキスしようものならそば粉が松本に移動して松本死亡、というトリック…というかデストラップだった。
そんなにそば粉って残るもんなんですかね?そもそもあんな微量でなすすべなく死亡じゃ今まで生きてたのが奇跡なんじゃね?という疑問は残りつつ、佐藤の狂気というよりも、迫られたとはいえ同じ会場でキスなんかかました田中もどうなのよ…という感じになり2人そろって連行されていった。駆け付けた蘭は小五郎と新一に空手をお見舞いするなど相変わらずバイオレンス。回想前に事件を思い出した新一も小五郎が誓いのキスを提案したせいで人が死んだなどと軽いノリでも言っちゃいけないような暴言を吐くなど相変わらず態度が悪かったが事件の解決時は今までで1番偉そうではなかった。
7月27日(水)
投票結果発表
・先行ラジオ発表からページ上でもようやく公開。集計自体は早かったんだけど今回コメントが出てこなくて困ったので時間がかかってしまった…。年末では前の集計方法に戻すかどうか検討中。どっちがいいんだろうか。
・雑誌GIRL POPのZONEインタビューでMIZUHOの現在に関して言及があったらしいということなので、気になっていたのだが近所の本屋に無い。ていうか純粋な本屋が全滅してしまい(駅の向こうに会った小さいながら純粋な本屋も先日いきなり違う店に変わってしまい、個人書店が完全に消滅)、イオンの中に入ってるのと駅の向こうのレンタル屋の地下にあるのくらいしかない。だが縮小は続いており現在はわりと有名なCD情報雑誌「CDでーた」を入手するのも困難という状況なので、当然GIRL POPも見当たらず立ち読みすることすらできなかった。
というわけで仕方ないので初めて雑誌をネット購入する羽目に。確かにMIZUHOに関する言及があった。再結成に当たって声をかけたら「結婚して子供もいるので現実的に無理」「もうドラムも叩けない」とはっきり断られたと書いてあった。数年前に行方不明になったTAKAYOとライブをやったところまでは明らかになっていたが、その後子持ちになっていたようだ。デビュー当時からハイテンションで「おばあちゃんになってもZONEでいる!」と無邪気に叫んでいたMIZUHOがそもそも辞めたいと言い出した時点で、子供のままではいられなくなったんだろうなぁと思ったけどもうすっかり未練すら無し、か。1ヵ月期間限定の活動だし、本当にやりたいならできないことはないはずだし。特にあーいうキャラクターだったから余計に落ち着いちゃった時とのギャップが大きい。
8月のライブに関しては先行予約外したし(元FC会員には何の優遇も案内も無く、現事務所FC会員先行予約はあったらしいがそれではなく、事務所HPでの先行予約)、一般発売の頃にはすっかりどうでもよくなってしまったのでチケットは確保していない。復活は熱望していたが、楽曲提供者だった町田紀彦氏が不穏な発言をしたり、そもそも1回くらいなら特別参加してくれるものかと思ったがマジで3人だけになってしまうとは思わなかったし、そもそもメンバー自身があまりこのタイミングを意識しておらず、震災を理由にしたのが主な理由である。TAKAYOに関してはインディーズで少し活動して姿を消した辺り、いくつか検索で情報を拾ってみると真偽不明ながらもZONEという呪縛に捕われて姿を消した感もある。こっちの思い入れ以上にメンバーにとっては過去になっていた以上は無理に復活してもらっても…という感じ。残った3人のメンバーの解散当時の若干の未練、現在の活動、MAIKOはMARIA解散くらったので次への準備期間としてもMIYUとTOMOKAの地方イベントくらいしかできないグダグダ具合もあって、メンバー自身が10年後の8月に期待をかけるしかない状況ではあったと思っていたんだけど、どうやらメンバーはそんな状況でも別に良かったという印象を受けた。勝手ながらこれなら伝説のままが良かったんじゃないかと思ってしまった。
・SCANDAL新曲「LOVE SURVIVE」。爽快な曲だが今回も「作詞に外部介入」「シンセフィンフィン」と状況変わらず。C/W3曲目が3作連続の自作曲枠になっていて今回はアレンジも初の完全「SCANDAL」オンリー名義、作詞作曲編曲が全てバンドという初の試みになったところは嬉しいところだ。ぶっちゃけもうこれ以上のブレイクも無理そうだし、A面で行っちゃってもいいんじゃないかと思うんだけど。
7月23日(土)
ここ最近の2011夏ドラ Vol.3
勇者ヨシヒコと魔王の城 2話
開始0秒で敵と遭遇したヨシヒコ(山田孝之)、ダンジョー(宅麻伸)、ムラサキ(木南晴夏)、メレブ(ムロツヨシ)。開始5秒で謝ろうとする勇者一行だったがダンジョーが勝負を挑む。「予算が無い冒険活劇」なので戦闘シーンは剣の音と森の風景だけで終了。メンバー最強と思われたダンジョーがやられてしまい、謝ろうとしていたヨシヒコは戦う気になるが、17時を告げるカラスの声が森に響き渡る。すると部下5名が「9時17時なんで」「お疲れっす」と言い出して帰ろうとする。なんとボス以外は9時17時契約のバイトだったのだ。ボスが残業しろよ!と引き止めるが「そういう契約っすから」「残業したって正社員にはなれないでしょ?」と言って去って行ってしまう。ボスは強くないらしく、音と森の風景だけで終了。一見やる気ないバイトという皮肉を装い装いつつ、雇用主と雇用者との正しい関係を描いた高度なギャグである。たどり着いた村では娘をいけにえにする山神様の話を聞き、ヨシヒコはそんなしきたりは終わりにするということで山神に話をつけにいくことに。身が汚れるということで籠の中に封印された状態で生贄の女性を運び一行だが、妙に重たい。襲ってくるモンスター(またドラクエのハリボテ&スーツだったらしい)…は今のレベルじゃ無理ということで回避。若い山賊が1人襲い掛かってくるが、母親が登場して「息子の初陣なので殺されてくれませんか?」と過保護っぷりを発揮。しかし新しい父親の話で「私だって恋したいのよ!」「あんなの親父になるなんて嫌だからな!」と喧嘩を始めてしまったので通過成功。そんな中、メレブはかけた相手のお腹をすかせる「スイーツ」という呪文を会得。使えない能力かと思いきや隙ができた相手を倒すことに成功。
生贄の女性を籠で運んでいた一行だがあまりの重さにダウン。すると女性が出てきた。出てきたのは期待を裏切るポチャ麻呂子(渡辺直美)。やる気のなくなる一行を「確かにブスだ」「ブスだけど人間だ!」「生贄が美人だというのは我々が勝手に抱いた妄想だ!ブスな生贄だっていていいんだ!」「ブスでも勇者として守る!」とブスを連呼して正当性を主張するヨシヒコ。
コアラの人形を倒し、ついに山神の元に辿り着いた一行。声だけの山神は最近生贄のレベルが下がってきていて、今回もブスだから嫌だ連れて帰って下さいと語り、もう生贄もいらないとあっさり。こうして解決。気がつけば今回は魔王関係なかったので次は「東へ行け」というざっくばらんな仏の指示が出て次回へ続く。
今回も適当シュールなギャグの連発で最高だった。
ピースボート 3話
皆川(関めぐみ)1人が看守となり、秀(濱田岳)、サキ(平愛梨)、藤堂(金子ノブアキ)、小宮(細田よしひこ)、緑(高山侑子)と前回の暗躍で看守から囚人に格下げになった風間(柿澤勇人)の中から脱落者(死者)を選ぶことに。選べない場合は皆川が死亡するので、焦る皆川。今回は小宮が暗躍。皆川や風間にささやき戦術を使い、翻弄し自らは安全圏を確保しようと暗躍する。そんな中で、秀は兄の優(藤原竜也)とサキが一緒に写っていた写真があったことを思い出して知り合いだったのか聞くが、元々優のファンだったのパーティーで会った時に写真をお願いしただけだと話す。
秀は雄山(陣内孝則)に毒薬を渡されて誰か1人を消すように提案されるが、できずにみんなに告白。するとみんなも同じことを雄山にされており、雄山は得意げにこれは小宮の提案であると暴露し、さらに先ほどからの暗躍の一部始終を暴露。回想シーンを使って暗躍を説明していたが、暗躍がうまくいってほくそえんでいるところまでイチイチもう1回流さなくても。ただでさえ30分ドラマなのに。
というわけで取り乱す小宮は雄山にそそのかされて罪を懺悔し始める。これまでも安全圏のために人生様々な場面で他人を貶めて助かってきたという事を告白する小宮。小宮に刻印された「515」の文字は何と優が殺された日であり。公園のトイレから出てきたところを突如フードを被った通り魔(仮面ライダーRXの雑魚怪人みたいな)なのが出現。焦った小宮は向こうにいるホームレスが金を持っているのを事前に目撃したので「あいつ金持ってますよ!」と進言。通り魔はどう見ても身綺麗でもっと持ってそうな小宮のいう事を聞いて、明らかに持っててもお札数枚程度にしか見えないホームレスを襲おうと向かっていく。素直な通り魔である。そしてそれを阻止しようと飛び込んできたのは何と優であった。これにて優は通り魔に殺されたのだった…!
と、唐突にドラマ最大の謎かと思われた優の死亡原因が発覚。罪を告白した小宮は下船を許されるが、雄山は救命浮き輪だけで渡してここは海の上なのでせいぜい頑張って生き延びてくださいと丸投げ。直接海のシーンが無かったので小宮の行方は不明になったまま、残りのメンバーが数珠つなぎにされて新たな指令が始まる。
今回も結局死ぬ死ぬ言っておいて、指令内容がうやむやになったものの一応1人脱落という形にはなった。こうなってくると毎回誰かが懺悔して「下船」扱いで消えていくということか。優の死因が分かってしまったとはいえあのRX怪人みたいな通り魔が残ったメンバーの中にいるのか、いないのか…。
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 2話
いきなり死んで発見されたAiセンターの新システムのエンジニアの人。島津(安田顕)が早速Aiで調べるが何も見つからない。解剖を依頼しようとするが母親が断固拒否するのでそのままお葬式、焼却されてしまい死因は不明のままで終了。徹夜をさせておいて葬式にもいかない島津に反発する田口(伊藤淳史)。そんな島津は葬式に行かず正式なAi検査の依頼が来る。死んだおばあさんの診断をAiで行うが慢性硬膜下血腫による溺死で事件性なしと理由を推定。遺族は納得がいかない。白鳥(仲村トオル)の提案で承諾解剖をすることになる。
笹井(小西真奈美)の解剖でAiでは分かりにくかった部分から真相が色々判明。事件性の有無は不明ながら明らかに事件性ありの空気が漂いまくる。白鳥が田口の自転車を盗んで田口に激突したのがきっかけで白鳥がひらめき、おばあさんは自転車事故に合っていたと判明。運転していた犯人が捕まり事件は解決した。
これにてAi過信しすぎダメじゃね?ムードが高まり、自らの権威を守れて図に乗る笹井&警察お偉いさんたち。こんなはずじゃねぇぇぇぇ状態の島津。協力体制が取られる日は実に…遠い…。
白鳥としては成功失敗の両方の例を集めたいので、島津が恥をかこうが知らないという事でちゃんと狙いはあるようだが…その前にAiセンターのシステムが空中分解必至である。せめて笹井くらいにはちゃんと話をつけて理解を得ておけば良いのに、笹井が警察の斑鳩(高橋克典)にリークしているので、白鳥も全く状況を掌握できていない始末。
しかも白鳥のスタンスが不明だ。警察上層部はひたすらにAiを過信しすぎるな!というけど、そこまでAiだけで全部暴こうと考えているのかというと決してそういうわけではないような気がするんだけど…。それだけに斑鳩が言っているAi過信論は間が抜けすぎている感じもあるし。
そして白鳥がエンジニアのおじさんのPCのログイン記録を見たら、死亡推定時刻とズレていた。さすがにそのままなかったことにはならない。次回はエンジニアのおっさんの死因を暴くことに。
ブルドクター 3話
公園で溺死した謎の女性の死体が上がる。女性は整形美人で身元特定に時間がかかったが、釜津田(石原さとみ)の学生時代の親友と判明。公園で溺死だけに捜査が進展しなかったが、女性の家を訪ねた際の隣人の男があからさまに怪しいそぶりを見せる。さらに喫茶店で親しくしていた別の男も浮上するなど男2人が容疑者に上がるが共にシロ。あからさまに怪しかった隣人も単なるストーカーでバッグを盗んだだけだった。ってそれも犯罪だけどな!死体に残っていた水分の成分が判明したことで大達(江角マキコ)と名倉(稲垣吾郎)は死因を推測。公園で木に引っ掛かったバドミントンの羽根を取ってあげたところ落下。木に残っていた雨水が一斉に降り注ぎ水溜まりを作った。落下した女性は心配がる子供たちに大丈夫!と言ったものの、激しく打ち付けたために頸椎の損傷が激しくてそのまま再度水たまりに倒れて動けずに死亡したという。子供達いなくなるの早すぎじゃね?と思いつつも切ない展開となった。なんかこう前向きになっていた人がその段階で事故死っていうのは偉く物悲しいなぁ…。
今回は犯人判明ではなく事故死にしたためか、家族パートを相変わらず長々とやった上に、釜津田の親友死亡という私情を挟みがちという展開でも、駆け足にならずエピローグまでやってちゃんと尺に収まっていた
それでも、生きてゆく 3話
洋貴(瑛太)と双葉(満島ひかり)は洋貴の母の響子(大竹しのぶ)と祭りで出会ってしまう。響子は当然双葉を彼女と勘違い。その後、響子と街で出会った双葉はとっさに偽名を使うが、響子はボーリングに連れて行くという普通の母親として考えても非常識な行動に出るが、双葉自体も変わり者(ゴリラのTシャツ着てるし…)なので(双葉曰く「調子乗って打ち解けちゃいました」)意外と楽しむ。また嫌がらせをしているのも響子と正式に判明。興信所を使い、興信所に電話をかけさせたり、悪意あるビラ配りをさせていたり、自分でやっていたわけではなく全部委託だったっていう。耕平(田中圭)も知っていたが、「あれが母さんの生きがい」らしいので止めなかったという。
調子乗って打ち解けちゃったのを知った洋貴は呆然とするが、とりあえず犯人が母だと伝えて双葉を帰し、響子を説得しようとするが響子は心の傷が深すぎて話にならない。これは双葉の正体を知ったら殺しかねない勢いだが、変わり者双葉は響子の様子を気にして付近にいて見つかってしまい再度交流を深めてしまう。双葉には意図せず正体を隠して敵に接近して泥沼化する属性があるらしい。しかも洋貴の時は殺された少女の話題には動揺したり深刻な顔をしていたのに、響子が話す少女の話題には普通に笑いまくって返すなどしているのでかなり後が怖い笑顔を連発。響子も少女の思い出しか話さないのでこれもこれで怖い。それで響子は少女が犯人に殺される前に襲われたか否かを気にしているらしいが聞けずにいるらしい。
双葉はそれを洋貴に伝える。どうやらこの2人は前回でだいぶ冷静に話し合える段階に達したらしい。東京の弁護士に当時の供述調書をもらいに行くが既に期限切れ。その場で偶然5年前の母を殺されたという藤村(倉科カナ)が声をかけてきて初登場。当然ながら一緒にいた双葉が加害者家族だとはお知らせせず。漫画喫茶のカップルシートで1泊後に藤村の知り合いからの連絡で検視を記録した書面を入手。
無理やり響子にそれを聞かせて犯されたという事実は無かったことを伝える洋貴。感謝の意を伝える響子。15年かけてようやく親子が分かりあえるのだった。響子は嫌がらせを止めることにしたが…それだけでは終わらず。その後、響子は少女との思い出を回想していたのかと思いきや、何と少女が誰のせいで自分が殺されたのかを聞き始めた。回想じゃなくて悪夢の妄想だった。響子の傷は深い。
双葉と洋貴は元の家を見に行く。そんな中響子は双葉の家を訪れるが、ゴリラのTシャツを着た妹の福田麻由子を見て何かを思う。そして駿輔(時任三郎)とも対面。姉と違って事件後に生まれてイマドキの感覚を持っていると思われた福田麻由子までゴリTっていったいどんなセンスしてるんだ。全部地味系な姉と違って、他はイマドキっぽいのにゴリTだけ異様に浮いてるし。
その頃、健二(風間俊介)は果樹園に手伝いでやってきた紗歩(安藤サクラ)に元の名前である「三崎文哉」と呼ばれて動揺していた。ここまで基本的に双葉しか動いていなかったが、次回からは三崎家の両親も動き出して交流も出てくるようなので一気に話が動き出しそう。
名探偵コナン 工藤新一への挑戦状 3話
小五郎(陣内孝則)が通っていたスナックの女性(山崎真実)が勤務先の金庫から1000万円を盗んだ被告として裁判を迎えていた。…このスナック女性は昨日「ブルドクター」で殺された整形美人さんじゃないっすか。同じ日テレで連続ゲスト出演って。スナック女性は蘭(忽那汐里)の母、英理(大塚寧々)を目撃したとアリバイを主張して容疑を否認。英理が中年男性とラブホテルに入ったというので、英理が証言台に立つ(これは後に酔った小五郎(本人覚えてない)だったと発覚)。
だが偉そうなスナック女性の態度に腹を立てた英理はいつか殺されると警告し、挑発してくるので指鉄砲で「バ〜ン」とやったら、見事に頭を撃ちぬかれてスナック女性が死亡。ビックリしまくりの英理だったが、CM明けには「私が指鉄砲で殺したのよ」などと先週の痛男みたいなことを言い出した。まさかの2週連続アホ超能力かと思いきや、小五郎が
ピースボートの撮影で暴れて退室するとコロッと態度を変えて「そんなわけないでしょ」と高飛車に言い放つ。スナック女性と英理は小五郎を巡ってケンカしていたとも伝えられ、さらに復讐するとも言っていたので怪しさ全開の英理。新一(溝端淳平)は浮気ビデオを流されるのが嫌で殺したと推理し始めるなどするため蘭パニック。英理もやったと言ったり違うと言ったり、はっきりしない。当初から検事の人が妙に積極的に英理を問い詰めるなどしていたが、新一はそれに気づいていて演技をしていただけだった。英理の髪の毛から凶器が出てきたと勘違いしてほらほらとばかりにテンションが上がった検事はそれが口紅だと知って硬直。既に英理と新一が罠を張っていたらしいが、英理の何でもない台詞を新一への隠しメッセージとするのはこじつけどころの騒ぎではない超解釈すぎて吹いた。新一と英理のタッグで追い詰められた検事はスナック女性と不倫していたが、横領がバレそうになったのを検事の力で何とかしろと言われてスナック女性に嘘の証言をさせてていたが(だからスナック女性は小五郎を知っていたのにホテルにいたのが小五郎と知らなかった)、邪魔になったので殺したと暴かれ、逮捕となった。今回も新一は事件が起きてすぐに真相をつかんでいたような感じだった。
新一は英理と子供の頃以来会ってないので、コナンになって再会した時は顔を思い出せず、容疑者として疑いながらも事件解決後に蘭に言われてようやく気付いてビックリするというのが原作の英理初登場時のエピソードだった。子供の頃に蘭を連れ出して遊びまわったので怒られまくっており、今でも英理が苦手だという設定含めてドラマではまるごと無くなっているらしい。苦手どころか、英理からの強引なメッセージを読み違えることなくしかと受け取り、直接話し合いもせずに2人で息ピッタリの演技を披露して蘭も置いてけぼりにして犯人を追いつめちゃった。
もうこのドラマ、コナンになる前じゃなくて全てが終わった後、つまり組織を倒してコナンが新一に戻ってからのパラレルという設定の方が人物間の関係を生かせるし、キッドや平次などコナンになってから出逢った数々の主要キャラを自然に出すことが出来て楽なんじゃないだろうか。コナンになる前ってほとんどの主要キャラとの関係が無いから色々不自由だ。
7月20日(水)
勝手に2011上半期ランキング
・募集しておいてあれなんだけど、どうにも上半期がまとまらず結果的に俺の票がランキングに入っていないんだけど、改めて上半期を振り返ってみる。その上で何とか上位10曲を決めておきたい。
1位 バンザイVenus/SKE48
2位 Brand New Wing/DEEN
3位 Answer/ノースリーブス
4位 見上げた流星/TOKIO
5位 PLUS/TOKIO
6位 水無月/秦基博
7位 NEXT STAGE/DEEN
8位 友達の唄/BUMP OF CHICKEN
9位 PROMISE/LUNA SEA
10位 ハルカ/SCANDALパッと出てくるのは最初の6曲まで。特にパッと出てくるのは最初の3曲まで、7位以下は気分次第で入れ替わる感じである。新しいところではSKE48でこれまでの曲はほとんど聞いたことすらないどころか、メンバーが誰なのかも知らない状態で曲だけで持っていかれた感があるので、メンバーも曲も個人的に好きなノースリーブスとは少し意味合いが違う。それだけのパワーを感じた。DEENはファン以外へもおススメできる開けた曲という意味では「Negai」以来だったと思うし、キャッチーという意味では「永遠の明日」以来だったと思う。TOKIOは…ほんといい加減にアルバムを…。
またついったーではちょいと流行の韓国やAKBで検索するとあれよあれよのネガティブな嵐っていうのも印象的だった。特に個人的には今年上半期はフォローしてない人から(相手方から返信してきて何度かやり取りはしたことがあったので、たまたま見たら並んでいた言葉に対してちょっとどうかなと思う点がありそれは無いんじゃないの?っていう返事をしたことはあったので、その流れがあって自分の発言が意識されていると勘違いしたのかもしれない)何だか日記で書いた話を自分に言われていると思った?(そもそもランダムな意見を検索して書いただけで、名前とか見てないし特定の誰かを意識して書いてないので、「誰か」に否定的な事を書いた覚えがないのだが)とかで、よく分からない怒りを買った(らしいのだが俺のところに直接反論が来ていたわけではなく、たまたまそれを見て応対したのが読者さんの1人だったという経緯。発言も全部消されていたのでよく分からん)上に、騒動の後に関係した他の常連さん含めてブロックされたらしいとか、何だかよく分からない珍事があったのは印象深い出来事だった。改めて色々な人がいて面白いもんだなぁ。同時にあのツールの危険性というか、言葉は知らないところで誰かにとっては意図しない凶器になるんだなぁと改めて感じたものである。
7月19日(火)
第4回配信
今回は上半期楽曲大賞の結果を先行配信!待望の結果が聞けるのはデジオだけ!!
という感じで初の投票結果先行配信回となった。決して結果ページの制作が間に合わなかったからではない。決して間に合わなかったからではない。間に合わないなんて、あああああ、あるかよよよ…。
そんなわけなので過去最長になってしまったわけだけど、連日の暑さでバテ気味な上に、Cクラスくらいの体調で思考が動いてない状態だったので俺のテンションが低いのはご愛嬌という事で…。
7月15日(金)
ここ最近の2011夏ドラ Vol.2
勇者ヨシヒコと魔王の城 1話
「マジすか学園2」終了後の予告に謎の実写RPGみたいな扮装の山田孝之が勇者とか言ってる珍妙な映像が流れたので気になってみてみた。勇者テルヒコが村の疫病を救うために薬草を探しに旅に出たきり帰らない。新たな勇者を村から選ぶことになり、岩に刺さった剣を抜いたものが次の勇者だという。テルヒコの息子のヨシヒコ(山田孝之)は次は自分の番だとやる気満々。だが妹(岡本あずさ)によればみんな本当は嫌だと言っていたらしい。確かに仕切っている祈祷師みたいなおっさんも大げさすぎてうさんくさく、剣にチャレンジしている男たちが力んでいる様子が全く無い。そしてついにヨシヒコ1人になり、剣に触れようとしたら剣が取れて落ちちゃった。
これにて勇者ヨシヒコが誕生。
明らかに押し付けられている感満載真面目に旅立つヨシヒコ。その前にドラクエをやったことのない俺でも知っているどう見てもスライムにしか見えないハリボテが「旅の最初は俺って決まってるんだよ」とか言いながら登場。その後、テンションの高いダンジョー(宅麻伸)が登場。長話を勝手に始めて終わったら殺すというので話を聞かずにいたところ、なし崩し的に仲間になる。さらに突如ムラサキ(木南晴夏)が襲い掛かってくる。切りたくないと言う情けないヨシヒコだが、攻撃は全て防いでおり実力はあるらしい。ダンジョーによればヨシヒコの伝説の剣は切っても眠らせるだけで殺傷力は無いらしい。というわけでザックリ。やっぱり違ったかな?という無責任なやり取りを経て目覚めたムラサキはヨシヒコが父の敵だと言い、村で1番絵の上手い人間が描いたという似顔絵を見せる。だがその似顔絵は幼稚園レベルで判断不可能。結局なし崩し的にムラサキも仲間に加わる。
今度は胡散臭い教祖のメレブ(ムロツヨシ)の村へ到着。ダンジョーもムラサキもいずれヨシヒコを殺すと語り、当のヨシヒコは仲間ですと語るシュールなやり取りが続く。やがてクールにメレブのインチキ超能力を暴いたヨシヒコ。翌日メレブは魔法使いとして仲間に入りたいと告げる。魔法はハナブーという対象の鼻をブタッ鼻にするしょぼい技しか使えず1日1回という使い物にならないものだった。ムラサキがブタ鼻になるというサービスになってすらないギャグをかましてこうしてメレブも仲間に加わった。改めて薬草と父を探すという目的を語り団結する一同。
だが、歩き始めた途端に座ってるテルヒコ発見。父は既に薬草も大量に確保していたが、途中で女と不倫。連れ子だけでなく、新たに女を妊娠させており帰りづらくなったので「この薬草すげぇ効くから!お前に託す」、「父はもういないと思ってくれ」と去っていってしまう。呆然とする一同。とりあえずこれで旅の目的を果たしたので即時解散となってしまう。呆気にとられていたら、頭上に仏(佐藤二朗)が登場。ヨシヒコだけ3Dメガネをかけないと仏が見えないというギャグを挟んで、佐藤二朗が演じているだけにふざけまくりの仏は「魔王を倒す」という使命を与えるのだった。こうして本当の旅が始まった!
どうやらヨシヒコはあくまで真面目に勇者に取り組み、周囲が笑いを取っていくぶっ飛びRPGドラマらしい。そんなわけなので山田孝之のイメージがこれだけぶっ飛んだドラマの中であまり崩れない仕様。ていうか連ドラから遠ざかって久しい山田孝之の復帰作がこれって…。
花ざかりの君たちへ〜イケメンパラダイス〜2011
前作は見てないし、イケメンと男装に興味が無いのでいくら前田敦子が出るといっても全く興味が出なくて見なかったんだけど、なんと舞台が我らがさいたま地元の公園で、公園を学校の敷地に見立て、美術館を校舎に見立てて設定しているらしいことを聞いたので2話から見てみようと緊急決定した。それにしても今期大コケの筆頭格だが、そもそも前作も大コケの筆頭格と言われていたように記憶している。堀北真希は前年の「鉄板少女アカネ」が盛大に大コケして、後が無い状態だったし、よく言われているイケメンの知名度に関しても当時は無名なのと手ごろなのをかき集めたという感じだった。主題歌も落ち目の大塚愛、ORANGE RANGE。当たる要素を見つける方が難しいくらいだったが、どういうわけか大ヒット。「花より男子」といいヤケっぽい企画が案外当たったりすることもあるのだなぁと思ったものだった。ただ今回はヤケにすらなっていないので一体何故ゴーサインが出てしまったのか本気で分からない。
全開ガール 1話
面白くもつまらなくも無かったが、いかんせん集中力が続かず。前クールがかなり酷かったのでそれに比べれば良かったという程度で逆にネタ要素も無いので何も感想が無い。一言でまとめるなら「主人公がステレオタイプなゆとり批判をして始まり、自分は違う!エリートだと主張するが教科書人間すぎて空回りし、真面目さは評価されるも真面目過ぎたのが災いして最後はクビになり、泥酔してクビを人のせいにしてわめきちらし、勢いでゲロチュー」。 新垣結衣が高飛車な教科書人間ということで、かなり人を見下しまくっているものの、不快感が薄いのは新垣結衣の印象が極端に悪くもなくおとなしいイメージが強かったからだろう。北川景子に同じことをやらせた方がイメージにはピッタリだけど、全く同じセリフを同じ演技力でやってもネットでは不快・下手と叩かれまくったと思う。そういう意味では合ってないようで新垣さんならではだったのかも。
何はともかく、続きに全く関心が無いのでこれにてリタイア。
ピースボート 2話
風間(柿澤勇人)囚人と看守に分かれることとなり、とっさに看守服をゲットした風間(柿澤勇人)と皆川(関めぐみ)が看守となる。秀(濱田岳)、サキ(平愛梨)、藤堂(金子ノブアキ)、小宮(細田よしひこ)、緑(高山侑子)は囚人。最初の指令は時間以内に食事を配膳させ食べさせるというもの。いきなり何がしたいのか分からないが、必死な一行。特に看守2人は食べさせないと殺されるかもしれないので焦りまくり。最初から量を少なくするとかすればいいのに。秀(が食べるのが異常に遅く、目をシロクロさせていたので焦る風間は無理やり秀の口に食べ物を突っ込む。ビーフシチューでこのシチュエーション、まさに俺が小学校1年の時に給食で担任にされた仕打ちと同じである。あんな苦い個人的な経験が2011年にもなってドラマ化されるとは…。ていうか傍から見るとやっぱこれ非人道的な行為だよな、あの担任…。
ちなみに当時の俺はそのままリバース(自主規制)何とか課題をクリアし、次は食器を洗うこと。マジで何がしたいのかさっぱり分からないが、今回はビリが即死亡と宣告される。小宮(細田よしひこ)の助言を聞いた風間は秀を閉じ込めて行動を遅らせて犠牲にする道を選ぶ。
そこに主催者の雄山(陣内孝則)が登場。先週殺されたホームレスも天の声も自分だと明かす。これまたこんなタイミングで自ら姿を現したのが意味不明だ。袋叩きにされるとは考えなかったのだろうか。閉じ込められた檻を破って駆け付けた秀はビリ確定の中で、雄山にそそのかされ兄への劣等感を告白。何と劣等感があるだけかと思ったら、自らは兄にパラサイトしていたことが発覚。兄の儲けにに寄生して自分は遊び呆けているみたいに言われていたが、設定上は大学生。大学生の本業は一般的に老後まで訪れない自由な人生を謳歌する事だとも言われているので遊び呆けようと別に問題は無い気もするが、まるで害悪=ニートみたいな扱いだったなぁ…。
結果それは罪じゃない不正解とされるが、罪の告白の仕方を示したという強引な理由で死亡は免除となる。そして暗躍した風間は囚人に格下げとなり、皆川だけが看守となる。次の指令は皆川が脱落者1名を選出し、そいつが死亡するというやはり意味不明なものだった。
追い詰めることでの人間の本質を見て、どうやらその模様をネット配信しているのでそれこそSNS開発者の優(藤原竜也)が実は生きててしかけたゲームもしくはこの中に殺害犯がいるっていう形か?これで次回も誰も死ななかったら可能性は高まると思う。もしくは優の殺害犯を探しているのか…・
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 1話
いくらシリーズに一貫した名前がない(「田口・白鳥シリーズ」じゃパッとしない)からって、1作目のキーワードだった手術名をシリーズタイトルにするってのはどうなんだろうか…。もはやバチスタ全く関係ない。田口(伊藤淳史)はいきなり酔ってゴミ捨て場で目覚める。すると横でおっさんが死んでいた。前2作で事件を解決するきっかけになった解剖せずとも死因を発見するきっかけとなった「死体のAi検査」を提案した田口のおかげで、心不全扱いされかけていたおっさんは殺人事件と判明。その頃、白鳥(仲村トオル)は新たにAiセンターを設立しようと動いていた。「ブルドクター」で主張しているのは「だから解剖がもっと必要だ」という話だが、このドラマはその先を行って「それだけじゃない。だからAi検査も必要だ」という話らしい。
今回は画像診断の専門家である島津(安田顕)と、法医学の専門家である笹井(小西真奈美)が対立。笹井曰く、これでは解剖も警察も必要ないと世間は感じてしまうとのことで、やはりAiセンターを快く思わない警察上層部をそそのかして暗躍。特に警察上層部は刺客を送り込んだりと怪しげなシーンの連発というか怪しげなシーンしか無い始末。
ていうかお互い足りないところを補完しあおうぜ!っていう根回しくらい設立前にやっておけよ…。何でこの段階でお互いどっちかだけじゃ全てを解き明かせないことを分かってるのにいがみあってるんだ…。仕方ないので田口がセンター長に任命される。
冒頭の事件が結果的にAi→解剖の流れで解決し、被害者家族にも感謝されたことで笹井の表情は和らぎ、田口のキャラクターによって島津もセンター長として認めることとなる。
そしてAiセンターの新システムのエンジニアの人は、死亡フラグ全開で田口に仲良くシステムを教えていたが翌日死体で発見されて次回へ続く。また内部で殺人っていい加減この病院再起不能になるんじゃ…。そんなわけで「ブルドクター」と言っている事が同じだったりもするが、「ブルドクター」の現実的に無理な甘さを指摘するような複雑な内容にもなっている。これ「ブルドクター」が一気に次元の低い話に思えてこないかが心配になってくるが…対立ばかりで進むならあまり気にならないか。
ブルドクター 2話
若い女性(市川由衣)が飛び降りて死亡。前クールでは深夜枠とはいえ今更ながら主演やってた市川を死体役で起用するとは。これがゴールデンと深夜枠の差なのか!?自殺かと思われたが最後に3回名倉(稲垣吾郎)に電話していたと発覚。釜津田(石原さとみ)と付き合っているのにそっけなくて最初から怪しさ全開の名倉だったが、いきなり参考人として取調室行きに。SMAP稲垣メンバーが2話で取調室行きになるとはビックリである。名倉は何年も前に逢ったきりだと主張。結局自殺になりそうだで、大達(江角マキコ)は解剖したがっていたが、釜津田の上司は典型的なバカ上司で釜津田には何もできず。女性の母が名倉に解剖してくれと直接依頼してきたが、必死の頼みもスルーする名倉。大達がやります!と宣言。個人の依頼だと金がかかるので警察からの依頼という形にするため、上司の武田(小日向文世)が警察の上層部に電話して実質的に脅す(何か見つかった場合、事件性なしと判断した警察の立場がヤバい)とあっさり解剖依頼が来る。
解剖してみたら妊娠3ヵ月だったと発覚し、再び名倉が捜査線上に浮上。何でも行きつけのバーで働いていて、体が弱くて1度倒れたのでそれ以来病院を紹介したりしていたという。なんだそりゃ…。というわけでDNA鑑定の為にまたしても連行されていく名倉。
だがあっさり最初に出てきた女性の精神科医周辺に怪しげな動きが。そのドラ息子が明らかに犯人だったが、取り乱して必死にかばう過保護精神科医。あまりの必死っぷりにお前が精神科受診しろよ状態。ドラ息子も当初精神科医が「私がやった」と言った瞬間に余裕顔で去って行ったのでしらばっくれるのかと思ったら
もう放送時間が残って無あっさり再登場し「もういいよ」と言うのでこれにて御用。単に2話なのにSMAPが容疑者!っていうのをやりたかっただけとはいえ、ちょっと被害者の女の子と名倉の接点が苦しかった。前回に続いて今回も時間が足りなくなり、精神科医が過保護っぷりを存分に示したものの肝心のドラ息子の外道っぷりを描く時間が皆無でみじんも描写されずじまい。これは大達の家族パートにかなりの尺を使ってしまっているためのようだ。
それでも、生きてゆく 2話
父の死で激情に覚醒した洋貴(瑛太)は、双葉(満島ひかり)に敵だと言い放ち、無表情無関心な母(大竹しのぶ)にも怒りをぶつける。双葉の家族は再び引っ越しをするが、数日で無言電話30分置き攻撃を受けるなど居場所がバレている模様。果たしてこれの犯人は…。電話があって再び洋貴の元を訪れた双葉。兄への思いを語りすぎて洋貴を怒らせるも、双葉のかなり変わった性格が形成されたのは事件の影響が強いようで、洋貴も一定の理解を示し始める。どちらの家族もお祭りのような場所ではどうにも楽しめず浮いてしまう。そんな共通項を洋貴が感じている中で、何と思いっきり浴衣姿の大竹しのぶが登場。洋貴としては感慨にふけっている側からちょ…おま…何それ状態に陥ったところで次回へ続く。
双葉が兄へ宛てて届かなかった手紙が妹の福田麻由子が発見する形で朗読されたが内容は家族の現状が全部ウソだった。回想含めて兄への思いが明かされた回だったが、基本的には優しい兄だったらしいけど、1度殺されそうになったとか言い出すし、現在の健二(風間俊介)は台詞自体が少なく真意はいまだ不明。さすがに冤罪でしたという方向は無いと思うけど(1度殺されそうになったって言うし)。
名探偵コナン 工藤新一への挑戦状 2話
次に思い出す事件は超能力者の殺人事件。新一(溝端淳平)は小五郎(陣内孝則)の紹介でバラエティ番組生放送に出演。生まれつきの超能力者という塚地武雅と対決(?)することに。早速スプーン曲げをする塚地。手品でスプーンを増やし「こんなのは手先が器用なら誰でもできる」と上から目線の新一。やはりこのドラマ版の新一は意見が合わない相手にはでかい態度で偉そうにする性格らしい。番組の司会者が最初から塚地をバカにする態度を取り、「私を殺してみろ」などと挑発するなど番組自体がどういう方向に持っていきたいのか意味不明な展開へ陥るが、超能力ではぁぁぁぁぁ!!とかやり始めると司会者が苦しみだした。信じていなかった新一だが、その後スタッフが駆け寄ると新たに苦しみだして死んでしまった。
超能力で殺したと主張する塚地。だが新一は最初から毒殺だと見抜いていたので超能力なんて信じないと塚地を相手にしない始末。新一はスタッフを1人ずつ指差しして、いちいち殺す動機を説明しながら偉そうに全員が容疑者だと宣言。なんだこの新一…。塚地はその後も「だから俺が超能力で殺(以下略)」しか台詞が無いような状態でピエロと化し、今度は蘭(忽那汐里)を殺すと宣言。はぁぁぁぁぁ!!とやりだして蘭が倒れる。だがこれは新一が事前に仕込んだ演技だった。
ほとんど何も捜査せず既に犯人が分かっていたらしい新一。だがいつまでたっても塚地が超能力超能力うるさいので、番組自体が塚地をバカにするためのドッキリだったと説明。どっちみち塚地が物凄い勢いでバカにされ恥ずかしい人状態になる中で、ようやく殺人事件の真犯人を指名しようとするが、まだ超能力だとでしゃばる痛男塚地。しつこく、はぁぁぁぁぁ!!とやりだす始末。今度はセットが倒壊してきて塚地と新一に倒れ掛かるが、蘭が蹴りで阻止。これでも「狙いがずれただけだ」と言う痛男。実際には黒タイツ化した真犯人が裏で操作していた。
新一は注射器が凶器だと暴き、塚地のポケットに塚地が自分で入れていた以外のもう1つの注射器を発見。「何で!?」とビビる塚地。仕込まされていたのにも気づかない超能力者。もうとっくにダメだけどどうしようもないぞこの痛男。
もうこの痛男は放っておいて本日の迷言「自首をするなら今が最初のチャンスですよ〜♪」とおどけた後に新一は殺された司会者の付き人をやっていた須藤温子を指名。 何か典型的な積年の恨みを語って御用となった。殺人事件の後なのに番組収録が終わったかのごとく「撤収で〜す」と去っていく一同。観客までもが殺人など無かったかのように帰っていく。もしかして殺人事件が起きたのに最後まで生放送してたのかこれ!?
スタジオに取り残され「超能力は本物だったんだ!」と叫びまくる痛男。どういうわけか「だった」「復活したんだ」と過去形になっており、子供の頃一時的にあったけど今は枯れていることをぶっちゃけ始める。そんな痛男の肩を哀れんでポンと叩き新一も去っていく。「全員殺してやる!はぁぁぁぁぁ!!」と1人芝居状態となった痛男の横で曲がっていた釘が元に戻っていた。最後に超能力復活して良かったね。誰も見てないけどね(棒読み)。
超能力者と名乗る男がバカにされる→トリックで殺す→超能力でやったんだとえばる→探偵にトリック暴かれる→超能力は本当に昔はあったんだ→探偵がカッコいい事説教して連行
そんなよくある展開をぶち破り、超能力者が最初から最後まで蚊帳の外に置かれていたのに気付かずに超能力で殺したんだと事件が終ってからも主張し続けて進行を妨げる真の痛男でした…という超脚本だった。しかも漫画で定番の犯人判明前の黒犯人を黒タイツで表現。まさかあれを須藤さんに着させたわけじゃ…。
今回も新一の偉そうなキャラは健在。まあ塚地が真の痛男だったしあれだけ強く言ってもすぐに「違う!超能(以下略)」とか言ってくるので丁寧に対応するだけ無駄だったんだろうけど、スタッフを指差したりちょっと調子に乗っている感じである。最初から犯人分かってたみたいだし、あんな偉そうに指差し容疑者宣言する必要なかったんじゃ…。蘭も蘭で小五郎の発言が気に食わないと今回だけで3発くらい強烈な打撃を入れていたし、そんな子じゃ無かったような…。
7月8日(金)
ここ最近の2011夏ドラ Vol.1
ピースボート 1話
優秀な兄(藤原竜也)が突然死体で発見される。弟の秀(濱田岳)は兄の葬儀の日に友人とバーで飲んでいたら、謎の男(陣内孝則)に「君が兄を殺したんだろう?」と言われ動揺。薬で眠らされ起きたら檻の中だった。横には見知らぬホームレスがいたが、檻のカギが開き他にも同じように集められたサキ(平愛梨)、藤堂(金子ノブアキ)、紗耶(関めぐみ)、小宮(細田よしひこ)、緑(高山侑子)、風間(柿澤勇人)が集結。ここは船の上で全員が何らかの罪を犯しており、命をかけてゲームを行うと宣言する「天の声」。全員の腕に罪に関係した数字が印字されており、罪を告白すれば開放するという。早速部屋の隅にある箱を命をかけて開けよという命令が下るが、それを担当したホームレスがいきなり撃たれて死んでしまう。嗚呼…確かに公式サイトの人物相関図にホームレスだけ一切載って無かったもんなぁ…。
ていうか陣内の変装だったんじゃ中に入っていたのは「看守」用の服2着、「囚人」用の服5着だった…。ということで謎だらけのサバイバルドラマっぽい。藤原竜也が開始0秒で死体になっていて写真と死体でしか出演していないのが凄いが、まあこれから回想で出てくるかこっそり生きてて黒幕になるんだろう。さすがに死体役で起用されるはずがない。兄弟の関係がまだ分からないのと、本当に殺したのか不明な上に、他のメンバーが何をしたのかも1話ではさっぱり分からない。とりあえず続きを見ないと何もかも分からない感じである。濱田岳は名脇役っぽい印象があったので主役で果たしてどうなるか。「20世紀少年」で注目を集めたものの、イマイチ出演作が増えない平愛梨も久々に見れたので楽しみである。ただ「天の声」の音声がメチャクチャ聞き取りにくくて何言ってるか分からない(深夜なのでボリュームも小さくして見ていると余計に)のでそこんとこだけもっとクリアにするというか、単純に「天の声」の周波数を変えてほしい。
ブルドクター 1話
海外から帰国した法医学の准教授、大達珠実(江角マキコ)は自転車で初出勤指定ところ、じいさんが行き倒れるのに遭遇。いわゆるジョギング中の心筋梗塞ということで、事件性なしと警部の釜津田(石原さとみ)は判断。だが大達は解剖しないと分からないと主張し、対立。結局名倉(稲垣吾郎)が診断書を書いてそのままになってしまう。そんな中、夫が突然死する事件が発生。解剖の結果撲殺されたっぽいので妻の犯行を疑う釜津田だったが、大達が色々よく調べた結果、事故死と判明。メインはこちらの事件だったが先ほどのじいさんの件もちょくちょくあきらめていなかった大達。事件を解決したことで釜津田も意見を聞き入れじいさんの妻を張り込みしていたら、知り合いのおばちゃんと保険金殺人やりました的な会話をしていることを立ち聞き。大達もじいさんの知り合いからビタミンカプセルを妻にもらって飲んだと聞く。火葬されたら全てが闇に葬られるので火葬を阻止しようと急ぐ2人。間に合わなかった…という切ないENDかと思っていたら、実は間に合っており、やってきた妻に任意同行を求めるところで場面転換。解剖室の外にじいさんが殺害されていたことを示すテロップが出てそのままドラマが終了した。多少の延長があったにも関わらず、事件2つも詰め込んで時間が足りなくなったのかラストが打ち切り漫画みたいな駆け足になった上に、次回予告なし。構成ミスか?もっと延長させてもらうつもりだったけど江角マキコがフジの「グータンヌーボ」レギュラーだから被らないように気を使ったのか?
江角マキコの強そうな感じが昔から苦手で、実はこの人の出演作見たことなかったんだけど稲垣吾郎、石原さとみなど他のキャストが軒並みよさそうだったので見てみたら意外と面白かった。江角は正直これ「BOSS」が前クールに無かったら天海さんにオファー出してたんじゃね?という感じだったが、そもそもこの2人はキャラが被っているので江角の方がキャラに幅が無いかなという程度。個人的には篠原涼子だったらもうちょっとかっこよさが際立って良かった。
稲垣吾郎はサブポジションに開眼したらしい。今回も何考えてるのか分からない役どころで、使いようによっては最終回の犯人にしても今のところ違和感が無い。善にも悪にも、大達の敵にも味方にもどうとでもなれるので使い勝手が良さそう。上司の小日向文世は物わかりのいい善人という雰囲気だったがラストでは謎のメールを受け取った途端に手の震えが止まらなくなり、ガクガクブルブルしながら酒を飲むなど怪しい伏線が。最近のドラマ伏線を張っておいて、実は何も考えてなくてラスト付近でガッカリな後付設定で無理やり伏線回収、最悪は放置するという残念なものが多いので、ちゃんと考えてあることを期待。
さらにその娘の医大生に志田未来。ついに志田未来が大学生役まで成長したのか…と遠い目になりそうな感じだが、みんなが嫌う大達に師事して現場に勝手についてくるなど明るい役回り。主演級が続いていた志田未来がヒロインでもないこの辺りのにぎやかし要員っていうのも最近では珍しい。
それでも、生きてゆく 1話
96年、中学生の少年が小学生の少女を殺害。犯人の「少年A」は少女の兄の友人だった。被害者家族は様々な嫌がらせを受け、職や学校、住所を転々としてきた。加害者家族も家庭崩壊を起こしていた。少年Aの妹の双葉(満島ひかり)は、嫌がらせをしているのは加害者家族なのではないかと疑い、素性を隠して被害者の兄の洋貴(瑛太)の元へ出向く。いきなり当時の殺害状況を話し始めたりと淡々とした様子の洋貴、いたたまれない双葉はそれでもとりあえずしばらく一緒にいたが、洋貴はかなりおとなしい人物で嫌がらせの犯人ではないっぽい。洋貴の父(柄本明)は余命いくばくもなく、娘が殺された激情をぶちまけるので、何故かそこまで付き合っていた双葉は耐え切れず帰還。
洋貴が妹が殺害されたときにやっていた凧揚げを1人で山奥の湖の側の現場でやり始めて、しまいには入水してまるで自殺かのように浮かぶなどした後に父があっさり他界。レギュラーキャラとしてクレジットされていたのに1話退場かよ!そこでようやく父の本意を知った洋貴は覚醒。ぼさぼさになっていた髪を切って父がつかんだ少年Aが来るであろう葬式に少年Aを探しに突撃。
父が死んだ直後だったので父の葬式かと思ったら、孤独に暮らしてきた割にやけの人脈広すぎだし、そもそも写真が全く柄本明じゃなかったのでようやく洋貴が東京まで少年A殺害の為に来たと分かった。「父が死にました」と喪服で母に報告しに行った直後に葬式ってのは分かりにくい。普通そこは父の葬式の後だろう。
駆け付けた双葉は真実を話そうとするが向こうの歩道橋の上に少年A(風間俊介)が登場。包丁片手にロックオンして走り出す洋貴を「お兄ちゃん逃げて〜!」と叫び止める双葉。双葉があれだけ叫び、歩道橋の階段では洋貴としがみつく双葉が派手にもみ合っているのに全く気付かない元少年Aはそのまま悠々と反対側に降りていきタクシーに乗ってどこかへ行ってしまった。改めて双葉は「私が少年Aの妹です」と告白し、洋貴がビックリしたところで次回へ続く。
その頃、元少年Aこと雨宮健二(改名した)は草間(小野武彦)の果樹園で働いていた。どうやら設定としては居場所を家族に教えてないので双葉含めて誰も現在の雨宮の居場所は知らないらしい。そこには娘の佐藤江梨子がいて当時殺害されたくらいの幼い女の子も懐いていたが、大丈夫なのかこの状況。
双葉の両親が時任三郎、風吹ジュンで事件後の生まれたという妹は福田麻由子。洋貴の方は父を見限った母が大竹しのぶ、弟が田中圭で田中圭は婿養子になって暮らしているようだが、1回しか出てこなかった。妻は村川絵梨らしいが出番はなく、他にも倉科カナ、安藤サクラとか出るらしいが今回は出番なし。
無気力な青年だったが洋貴が父の死をきっかけに1話終盤で覚醒してしまいかなり激情人間になってしまったので、どうやら次回以降はあまり穏やかな話にはなりそうにない。あまり暗すぎると見るのがきついけど今のところまだどうなるか分からないし、そもそも少年Aが何で殺害に及んだのか?とかさっぱり分かってないのでその辺りに仕掛けがあれば一気に面白くなってきそう。
で、当初の双葉の家に嫌がらせを繰り返している奴は…被害者家族のうち双葉が出会った2人は双葉の事を知らなかったので残るは田中圭と大竹しのぶ。田中圭が裏の顔を持っていたら話は別だけど、初回の感じだと病んでる大竹しのぶっぽい。
それにしてもFolder5って何でそこそこ売れてたのに自然消滅してしまったのか、満島ひかり本人が分かってないらしいのでやっぱり謎である。
名探偵コナン 工藤新一への挑戦状 1話
溝端版としてはSPで1本やっており、ついに初の連ドラ化。子供向け漫画で、SPドラマも19時台とかにやっていたのに土曜9時に持っていかずに深夜ドラマっていったい何を考えているんだ…。新一(溝端淳平)、蘭(忽那汐里)、小五郎(陣内孝則)はいきなり拉致られており、真っ白な部屋で目を覚ます。そこには新一ファンを名乗る犯人のメッセージがあり、PASS入力ボックスが登場。そこに書かれた日付は前に解決した事件が起こった日だった。という感じで毎回事件を回想する形で話が進行するらしい。
今回の犯人はEXILEのAKIRA。目暮警部を出さずに佐藤・高木刑事が登場。小五郎は事件に関与していなかったが、今船上サバイバルゲームのために色々工作していて大変なので(「ピースボート」)あまり出番が無いと思われる。
トリックはSPの時の水圧衝撃でターゲットを飛ばして尖った場所にザックリピンポイントという酷過ぎたものからすればまあマシだったけど、相変わらずややチープ。それよりも新一の口調が次々に変化していくのが気になった。当初はちょっと挑戦的程度で、疑問をぶつけたり反応を探ったりしていたのだが、AKIRAが犯人だと確信するにつれて強い口調になっていく。ここで迷言「(もし間違ってたら)その時は探偵を廃業しますよ!」が飛び出す。この世界では高校生探偵を名乗る事は立派な肩書きらしい。そしてトリックを暴き始めるといきなりAKIRAを「あんた」呼ばわりして、超偉そうなタメ口で徹底的に追い詰める。これはコナンの世界というより、完全に推理で犯人を追いつめる金田一の世界である。
ところがAKIRAが犯行を認めて、被害者の女性が実はこんなにもAKIRAを思っていたんだよみたいな話を始めると急に「あなた」呼び、敬語に変化。犯人を追いこむためにわざとやっていたという設定なのだろうか。ただのキャラブレにも思えたけど…。
そして再び現在の白い部屋に戻り、この事件のキーワード「あいしてる」を入力すると次の部屋に…。ってノーヒントでキーワードよく分かったな!ここでEDがかかり始めていたんだけど、どうやらエイベックスのyu-yuが歌う「君とずっと…」をドラマの邪魔なしでバッチリかけたいらしく、ドラマの音声を完全にカット。主題歌がバッチリかかっている中で進行するドラマの台詞が全部字幕になるという斬新な構成になった。そこまでして売り込みたいか!
最終回まで引っ張りそうな閉じ込めた犯人は…新一の両親ならやりかねない。
7月3日(日)
SPITZ Jamboree Tour 2011“TOGEMARENA” 7/3 さいたまスーパーアリーナ
・09年1月の初アリーナから2年半。スピッツ2度目のアリーナ公演ということで、前回は埼玉と大阪(2公演ずつ)だけだったが(そのうち埼玉2日目がDVD化)、今回は愛知2、埼玉2、大阪3の順番で開催された。そのうち埼玉の2日目に行ってきた。外で飲み物を買っていくのを忘れたら中には自販機が無く、出張ケンタッキーも売店も一律250円の物価高で示し合わせてやがったので仕方なくオレンジ購入。蓋とストローを差した紙コップだったんだけど、開演直後に慌てて入ってきた姉ちゃんが、ばこっとひっかけていきやがって、蓋とストローが落下。中身が少し飛び出る緊急事態に。急いでる姉ちゃん全く気付かないしマジふざけるなといった感じだが、そもそも気づいてない以上ふざけてもないわけでどこに怒りをぶつければいいというのか。なおストローは大丈夫そうなので再使用した。
前回は200レベルでステージ真横の少し上だったのでメンバーが近かったが、今回は400レベルのほぼ最上部後方という位置だった。成人式での市長並に豆粒状態。節電の影響でサイドスクリーンが無く、ステージ後方のメインスクリーンも半分くらいの曲でしか使わない上に、単色カラーの加工映像やイメージ映像ばかりで、普通にメンバーを映した映像はほとんど映らなかった。なので一体どんな髪型だったのかもよく分からない。ちなみにうちの親が行った前日の加山雄三の武道館では余裕でスクリーン使いまくっていたそうなので、結局気の持ちようなんだろう。やけに単色カラー(もしくは3色とかその程度)加工の映像が多かったのも電力配慮の影響なんだろうか。
以下ネタバレ注意
セットリストは前日の公演とほぼ一緒だが、本編は数曲入れ替え、アンコールは全曲入れ替えだった模様。
1.聞かせてよ
13thアルバム『とげまる』より。2.俺のすべて
「ロビンソン」C/W。この曲は過去に3回スピッツライブに行って3回ともやってるけど、こんな序盤で聞いたのは初めて。一気に盛り上がっていた。3.恋する凡人
13thアルバム『とげまる』より。今回のアルバムで1番好きな曲はこれなので聞けて良かった。さらに盛り上がっていくがせいぜい手振りか拍手かという程度の盛り上がりなので安心感がある。みんな演奏を聞いた上で盛り上がっている感じ。4.ビギナー
36thシングル両A面曲にして13thアルバム『とげまる』1曲目。安定感はあるけどどうにも印象が強くない1曲だ。5.ロビンソン
11thシングル。最大のヒット曲。これも3回行って3回聞いている。イントロの瞬間、歓声が上がったのでやはりヒット曲というのは格が違うんだなと感じた。6.幻のドラゴン
13thアルバム『とげまる』より。7.メモリーズ・カスタム
22ndシングルのリメイクで9thアルバム「ハヤブサ」収録バージョン。これも3回行って3回目。全部カスタムなのでシングルバージョンはもうやっていないのだろうか。大サビもあるこっちの方が明らかに盛り上がるし。8.TRABANT
13thアルバム『とげまる』より。9.冷たい頬
18thシングル。凄い久々にやると言って始まったのがこの曲。中1当時にシングル買ったら1週間後に出たアルバムにC/Wも2曲とも収録されていたっていう唖然とした記憶と、ギターを練習して最初に弾けるようになったのがこの曲のイントロのコード進行(C→人差し指離すだけ、の繰り返し)っていう個人的に思い出深い曲。けっこうノリはいいけどライブの空間の中ではそこまで盛り上がらないし、じっくり聞くものでないし扱い的に意外と中途半端な感じがした。10.猫になりたい
「青い車」C/W。その昔FC投票で1位を獲得したことがある人気曲。スピッツを聞き始めた最初期に聞いていた曲とゆったりした曲調もあってひたすらに懐かしい気分に浸る。11.鳥になって
「魔女旅に出る」C/W。元々インディーズ時代の代表曲で今回はインディーズ時代のアレンジに近づけてやるというMCが入った。基本的にアレンジはほぼ同じだったが、こちらの方がよりライブ感というかガツガツしていて勢いがあった。最後の「鳥になって」連呼のところのドラムパターンとかもメジャー盤にはないリズムだったのでその辺りが当時のアレンジなのだろう。12.ナナへの気持ち
7thアルバム『インディゴ地平線』より。入れ替え曲で前日は「ラズベリー」だったらしい。かなり意外な選曲だった。これも最初に聞いたアルバムなので聞いた回数がハンパ無く非常に懐かしかった。13.ヒバリのこころ
デビュー曲。前回最後に演奏したのがこの曲(アンコールは未DVD化)。けっこう好きな曲なのでまさかまた聞けるとは思わなかった。一応今年で20周年だったっていうのもあったんだろう。14.ガーベラ
「さわって・変わって」C/W、10thアルバム「三日月ロック」より。ここから少しゆったりめの聞かせる曲が続く。しかしこの曲は当時からあまり好きでなく、アルバムでも飛ばす事が多い。ライブで聞いたら思っていたよりは良かった。15.新月
13thアルバム『とげまる』より。ピアノのフレーズが印象的。今回のアルバム曲では「恋する凡人」に続いて印象的な曲。16.大宮サンセット
「夢追い虫」C/W。埼玉県大宮市(現さいたま市大宮区)を舞台にしたご当地ソング。恐らく埼玉公演でしか披露されず、実際愛知では代わりに「ジュテーム?」だった模様。CDではドラムが入っていないアコースティックナンバーだったが、今回はドラムも入ってバンドバージョンで披露。シンプルな演奏だったがバンドバージョンけっこう良かった。17.シロクマ
36thシングル。曲前のMCで突如弾き語りで猿岩石の「白い雲のように」を1サビ熱唱。一体突然どうしたのかと思ったら「白い雲のように、白い熊のように、白い熊、シロクマ」と「シロクマ」に持っていくためにずっと考えていたネタだったらしい。意外とお茶目である。」18.夢追い虫
24thシングル。好きな曲だったので今回初めて聞けてうれしかった。19.どんどどん
20.探検隊
13thアルバム『とげまる』より。今回のアルバムもけっこういいんだけど、どうにもあまり語ることはない。21.けもの道
10thアルバム『三日月ロック』より。ラストスパート。これも定番曲のようで3回行って3度目。激しい曲だけに恒例のベース田村の田村ダンスが激しさを増していく。22.トンガリ'95
6thアルバム『ハチミツ』より。前回のアリーナでも披露されていた盛り上げ曲。田村ダンスがさらに激しくなり飛び回る動き回る回転すると縦横無尽。23.8823
9thアルバム『ハヤブサ』より。この2曲の並びは前回のアリーナと全く同じ。田村ダンスが最高潮を迎える。とにかく盛り上がる。24.君は太陽
35thシングル。『とげまる』でも最後を飾っていた爽快ポップ曲。近年の中では売れ線の曲だと思ったんだけど別にさほどヒットしなかったなぁ。アンコール(前日と入れ替え)
25.海とピンク
1stアルバム『スピッツ』より。まさかこんな古い曲が聞けるとはビックリ。26.空も飛べるはず
8thシングルより。三大ミリオンの1つだが意外とレアらしく、聞けると嬉しいという扱いっぽい。スピッツ初ライブで1曲目に披露されたのでそんなにレアな気もしないのだが、「ロビンソン」に比べると「チェリー」と「空も飛べるはず」は毎回というわけではないようだ。改めていい曲。演奏が終わると特に余韻も無くメンバーは去って終了。MCは随所にあったが、草野が不慣れなMCをする程度で、観客を煽ったり派手な盛り上げは一切なしなので印象としては淡々と曲を聞かせていったような感じだ。観客のノリも激しくないので個人的にはこんな感じが非常に適度で心地よかった。冒頭のMCが「今日は話題のドラマを振り切ってきてくれてありがとうございます」だったり、そこそこ笑いは取っていたけど。
メンバーとサポートのクジヒロコは同格扱いで、最後の1人ずつの挨拶も時計回りに田村→クジ→崎山→三輪→草野で定番。大きなステージだろうとセットはほとんどホールとかと変わらない感じだったし、淡々とはしていたが不思議とまたしばらくしたら行きたくなるようなそんなスピッツライブである。
7月2日(土)
ここ最近の2011春ドラFINAL(後)
BOSS 最終話
田所(長谷川京子)が花形(溝端淳平)を射殺。ピーピー(大森南朋)が登場、田所は「死体の始末は私が」と言うが、いくら夜中っていっても普通の道でしっかり血も流れてしまっており、どうやって始末したんだこれ。そして誰かの罠でそれぞれ捕まってしまった対策室。残ったのは野立(竹野内豊)と木元(戸田恵梨香)のみ。だが、これまで対立してきた上司突如おとぼけキャラ化して恐妻をネタにした大嘘をかまして全員の釈放に尽力。田所の工作では花形は熱で病院に行ったという事になっていた。
ピーピーが所属するのは法を越えて政治的に邪魔な人間等を処分する日本版CIAのような組織らしい。今回の狙いは総理。あっさり現れたピーピーは余裕の態度で絵里子(天海祐希)と野立ににやめておけと警告して去っていく。アリがゾウに勝てるわけがないと組織の大きさをアピール。高倉(反町隆史)の「黒い月」とは組織のレベルが違いすぎており、「黒い月」は利用されて消された模様。
地下に潜った対策室に理香(成海璃子)も合流。ハッキングを駆使して対策室の面々は会場に潜入。その最中に竹野内が華麗に田所が敵だと見抜くが、田所まで用済みで消されてしまう。悪に染まりきれなかった田所は花形もこっそり助けていたが、ピーピーとしては不要になったので処分。迷っていたんだろうな…とフォローされていたとはいえ、結局新たに呼ばれた2人が両方犯罪者だった対策室って…。
仕掛けられていた爆弾も解除するが、ピーピーの狙いはそれ込みで別にあり、総理ではなく学会に出演している教授の方だった。この教授が開発しているらしい石油を越えるバイオテクノロジーの横取りが組織の目的。教授を助けてドタバタしている間にピーピーに研究データが入ったメモリーがわたってしまい逃走。この際に絵里子が謎の細菌を1発手の甲にザクッと喰らってしまうが気にせず捜査を継続。
病院に運ばれた教授の元に新たに仕掛けられた爆弾は木元が発見。仕掛けた犯人を見つけて確保。ていうか100%インドア派の頭脳担当で朝起きられない無愛想だった木元が格闘で相手を制圧って。そもそも敵が相当訓練された連中であることは明言されていたので、2年の離島生活で鍛えました…だとしても木元1人で制圧するのは無理がある。他の男子メンバー持て余してたんだからここで出せば良かったのに、木元というか戸田恵梨香が久々の登場なので活躍させたのだろうか。後でよく考えたら木元ってこういうキャラクターではなかった気がする。
行方をくらましていたピーピーは、野立がナンパしてきた女性達のメールリスト情報網で発見というトンデモ展開で再発見。さすがにこんなトンデモ展開で見つかるかと思っていなかったのか余裕ぶっていたピーピーもビックリ。最終決戦地はお決まりのように今回も倉庫。銃の腕が凄いらしく、2人に挟まれたところから2人の銃だけ撃ち落とす神業を見せるピーピー。だが絵里子が隠し持っていた銃であっさり御用。この国のためとか、某SPの人みたいに何かいろいろ語っていたが、先ほどの細菌が効いてきていきなり絵里子がぶっ倒れてしまったので中断。出番終了。
絵里子が打たれた薬は、ワクチンが猿に成功した段階のものしかない危険なものだと判明。うなされる絵里子の元に組織が遺した暗号を全部解読した理香から泣きながら電話が入る。猿のワクチンを持って木元と片桐(玉山鉄二)が駆け付けると絵里子は病院を抜け出していた。
組織の大ボスは何と理香の父親で1話で撃たれた西田敏行だった。最終回では総理と友人という立場で総理を逃がしたり、実は自分を撃ったのがピーピーの組織だと知っていたけど自分で終わると思っていたとか明かしていた西田。実はボスだったわけでこの国はこのままじゃダメだとかなんとかピーピーと同じことを語りだした。1話で撃たれたのも自分がそういう役回りで大義のためだとかこじつけていたがさすがに意味が分からない。だが理香が暴いたことだと知るや、あっさり表情が崩壊。あきらめる。偉そうに大義だとか語っておいて娘1人にバレたらあきらめるって、全く呆れたじいさんである。こんなのがトップだったとは、アリがゾウに…とか組織のでかさをアピールしていたピーピーまで恥ずかしい人みたいになっちゃった。
無理した絵里子は再び倒れてしまい、病院でメンバー個別の回想シーンが入りながらご臨終。工藤新一になる準備に入ったのかすっかり出番が皆無でこの場にもいない花形の回想は入れていたが、同じくその場にいない田所だけは完全スルーされていた。
エピローグでは田所も無事で病院でにこやかに病室でおにぎりを食べていた。なんだそりゃ!花形を助けてくれたのでギリギリ味方という扱いなんだろうけど、組織に加担した理由がちゃんと明かされていないので何ともスッキリしない。退院後は檻の中になるはずなんだけど…。
死んだはずの絵里子は空港で仮装した津川雅彦が出てくる謎の茶番を繰り広げて生きていたところで終了。背後にもう1人天海が通りがかるなど何が起きているのかさっぱり分からないシーンだった。どうやら『離婚弁護士』ネタだったらしいんだけどいくら続編作られた人気ドラマといってももう終了6年。そんな古いドラマのネタを堂々とラストシーンで出されても分からない人の方が多いのでは…。前作最終回では「いい弁護士がいるんですよ〜」程度だったはず。
全部終わっての感想
延長までしたのにどういうわけか最終回が飛び飛びの詰め込み状態。もっと高視聴率の予定で2時間SPで締めるつもりだったのだろうか。1話で色々匂わせていたものの、どうとでもなるように謎をばらまいておいただけで結末を考えていなかった感じもするくらい最終回は余裕が無かった。いつもやっている「実は罠でした!」のどんでん返しをやらず、全部そのままという事件展開。いくら何でも大義の為に自分で撃たれました!はムチャだ。西田が組織の幹部程度だったらまだ良かったが100年規模の計画のボスだと明言されてしまったので、ボス自らわざと撃たれるとかありえない。大義でも何でもないし、トップが死んだら代わりがいないっぽいので100年規模の計画が吹っ飛ぶ可能性もあるわけで。実際かろうじて生き延びたものの爪が甘すぎて計画吹っ飛んでるし。結局後付けで新キャストを全員処分したような感じだった(唯一犯罪者じゃなかった理香もバスで何処へと去った)。期待されていた反町隆史は脱走したのに、実は利用されて殺されていたということで、写真出演のみ。「黒い月」に関しては完全に捨て駒扱いで、実は生きてるよ!っていうのも無しだったが、これも後で生きてました!とすれば続編自体は作れなくはない。ただ今回もハガネの吉瀬、最初と最後だけの戸田、最終回では溝端までスケジュールの都合がつかないなど揃えるのが難しいっぽい。どっちにしてもキャストの出演次第って感じになってきて結局無理そう。あと花形と木元のラストカットで言っていた「林さんが…」って何のことかさっぱり分からなかったが脚本家の人の事だったらしい。脚本家が自分の名前出してウケを取るというギャグが通じるのって倉本聰とか橋田壽賀子レベルじゃないと一般向けギャグとしては分からないと思う。北川悦吏子や野島伸司でも90年代のドラマを知っている人なら…っていう程度だろう。6年も前の「離婚弁護士」ネタを堂々出すとか(しかも津川雅彦は前作ラスト2話で警視総監役でゲスト出演していたので「BOSS」しか知らない人は大混乱するだけ)ちょっとこの林さんという脚本家は遊び心というか自身の人気や知名度を色々勘違いしているような…。そんな一部しか分からない内輪以下のネタを、よりによってラストに挟むんだったら生還した経緯、野立と絵里子のバーの会話で終わるとか「猿に試しただけのワクチンでBOSS生還」という前フリを使って、ケンドーコバヤシ辺りに「あんたBOSS猿だったのか!」と言わせるギャグシーンでもやってほしかった。猿ワクチンの前フリは期待していた人も多かったのでは?
マジすか学園2 最終話
最後ということでいきなり乱闘開始。ゲキカラ(松井玲奈)も病院から参戦。ネズミ(渡辺麻友)も改心して参戦。オールスターで大乱闘している外では前田敦子が現れるのを待って黙って見物している刑事(高橋みなみ)。三つ子の大島優子2人は前田に海外逃亡用のチケットを用意して逃げるように言っていた。いかんせん人数差がありすぎるので一時追い詰められたが、大島優子2人が
部外者なのに参戦したのを皮切りに(そもそも何でマジ女の制服ずっと着てるんだ?)、卒業生のなちゅ(前作で舎弟だった人)、柏木由紀(1話の一瞬紹介シーン以来)、小嶋陽菜、篠田麻里子、秋元才加が続々参戦。さらにヤバ女側も前作に出ていた卒業生が大挙して登場し大乱戦に。普通敵が卒業生まで出してきて卑怯すぎる→そいつは卑怯だぜ!ならば私たちも出る!って言ってマジ女卒業生がやってくるものだと思うが、何故か逆で敵側が「卒業生参加OKなら!」って出てきたのは笑えた。とりあえず篠田麻里子だけ破壊力が桁違いで殴られた奴が全員吹っ飛んでいたのが凄い。プロの格闘家の秋元はそもそも素人のケンカにこんなにホイホイ参加しているのがバレたら格闘家廃業なんじゃね?かつての仲間だった卒業生までやってきてさすがにシブヤ(板野友美)もマジ女の仲間意識に動揺。そこに前田が登場。ついにシブヤ待望のタイマンかと思いきや「答えを見つけた」と言う前田の威厳の前に動揺し続けて堤防が決壊したシブヤ。なんと戦う前から涙を流して「お前には勝てない」と敗北宣言。まあまともに戦ったところで100%勝てなかっただろうけど何とも情けない。ヤバ女はこんな情けないのをリーダーとして信頼して、前田しか眼中になく当り散らすシブヤへの裏切りフラグをわざわざ覆してまで最終決戦のかじ取りを任せたのに…。散々言っていた前田とのタイマンをあきらめたどころか、マジ女のバッジを渡されて完全に寝返っちゃった。とりあえずみんな感動して泣いていたが、さすがにヤバ女組は、シブヤ直属の部下だったダンス(矢神久美)以外は唖然だろう。これは美談で終われる話じゃない。協力を依頼した他校との兼ね合いもあるのでシブヤへのオトシマエ編だけで2話くらい回せるレベル…。
前田はセンターとネズミにこれからはお前らがてっぺんだ!と後を託すが、そもそも前田とこの2人は今作でほとんど会ってすらいない。出ずっぱりだった割にこの2人が先輩を差し置いた強さを発揮したことが1度も無いどころか、かろうじてセンターが戦意喪失した秋元才加を倒した程度。こんなんでいきなりトップに立たれてもなぁ…。
というわけで味方サイドが感動して泣いている中で罪は償わなきゃなと刑事に連行されていく前田という何とも言えないオチで終了してしまった。2話以降ほとんど出ないで延々町の不良をぶっ倒してきてその罪で逮捕って前田は一体何がしたかったのか、何でさまよっていたのかさっぱり分からない。そこはかとなく雰囲気的にモラトリアムだった感じを匂わせていたが、思わせぶりなだけで結局明確な理由が無い。前作では死んだ親友の高橋みなみ(今回の刑事とは全く関係ないらしく似ている設定も無かった)に介護士になると誓っていたと聞くが…。
全部終わっての感想
中盤くらいまでは意外と面白いかなと思っていたが、一向に前田敦子が出ないまま引っ張ったっというか結局、前田敦子のスケジュール確保が全くできなかっただけっぽい。結果ほとんど出ずに最後は逮捕という何がしたかったのかさっぱり分からない終わり方になってしまったのは残念。主役不在なので渡辺麻友と松井珠理奈が出ずっぱりで頑張っていたが、これも信頼→裏切るを毎回繰り返すなど必死にカルピス展開していたのみ。まあ2人とも普段とイメージの違うキャラだったので今後に向けていいアピールにはなっていた気もしなくもない。しかしなんといってもラスボスが明らかに勝てそうにない板野友美で延々引っ張った挙句に戦わずにあきらめるというのは拍子抜けどころの騒ぎではない。板野が前田に「勝てねぇよ」って総選挙結果を思うと何だか別の意味の涙に見えてくる始末。ていうか板野だけ人気メンバーの中で1人だけずっと出ていたが、ソロデビューもしているのにそんなにスケジュールに余裕があったのだろうか。確かに配信限定シングルはあったが、他のメンバーが別ユニットでのリリースやプロモーションが立て込んでいる中で、ドラマ放映期間に板野だけはちょうど1stとこの後発売予定の2ndシングルの間でプロモーション期間が被ってなかったと思われる。渡辺麻友の渡り廊下走り隊も珠理奈のSKE48もドラマの間はずっとリリース無かったしなぁ…。結局板野、渡辺のスケジュールしか確実に抑えられなかったので他はゲスト的な出演しかさせられないってことだったのかも。後はSKE48からのW松井、矢神久美も比較的自由に出せた感じか。
個人的にはこのドラマで改めて松井珠理奈、松井玲奈、矢神久美とあまり知らなかったSKE48からのレギュラー3人を覚えた。矢神久美はけっこういい味出していたし、かわいかった。矢神を覚えた段階で改めて『Beginner』C/Wの「僕だけのvalue」を見たときに矢神久美が2人いる!?と驚いたが、もう1人がAKB48の仲川遥香だと知った。似過ぎ。
高校生レストラン 最終話
2話で登場したっきりだった元上司(高橋克実)から電話があり、新しい店をやらないか?と村木(松岡昌宏)を誘う。オープン前に「そこで埋もれるような男じゃない」と語っていたが、同じセリフを繰り返す上司。ていうか2話で大した説得もせず返事も聞かずにフェードアウトしていたのに何だったんだろうか。とりあえず次のクールで主役級なのでついでの出演だろうか。降板した原田芳雄はヒマラヤからエアメールを寄越すという形で元気のない声のみ出演。3年生の就職活動は不況もあり厳しさを増し、部の活動もピリピリする。そういえば副部長だった真衣(川島海荷)は突如後輩代表として2年生以下を仕切りはじめ3年生に何かできないかと考え始める。後輩組の発案から岸野(伊藤英明)が具体化し、プロを呼んで料理を食べてもらい就職に向けてチャンスを作る事となる。当日は成功とも失敗とも言い難いまずまずの出来で、評価は概ね味は普通だったけど、料理への姿勢は良かったというもの。結局これが効果的だったのか曖昧なままだったが気持ち的に悔いは無いということで現実的なところに着地。ただ妙にあっさり流されて終わってしまった。この話だけで1話使えそうなネタだったのに。
岸野は村木の店長話を聞いて送り出そうとするなど相変わらずいい人ぶり全開。居場所を見つけたと思っていた村木はその気はないと告げて、2人の友情がまた深まった。その後、高橋克実の元に坂本(神木隆之介)を連れて出向いた村木。高橋克実は村木が断ることを一瞬で察してOKとするなど豪快なところを見せ、坂本を実際に見てみて腕はまだまだだが基本は良く出来ているということで「春から来い!」とあっさり就職決定。これもわざわざ東京まで往復してきたし、1話まで行かずともかなり引っ張れるエピソードだったのに。
すっかりギャグ担当になってしまった吉崎(板谷由夏)は、今回は苦手な魚にビビっているところを村木に発見されるというネタを披露。調理師免許を取ると宣言し、村木に教えてもらい出番終了。そしてこの時点で夏休み前だったのに、紅葉、雪が降り注ぎ、あっという間に年末にかっ飛ばし。
年内最後におせち料理を作って3年生の引退式が始まる。なんと13人もいた3年生。あまりに影が薄すぎて坂本以外に部長しか分からない。真衣を除くと比較的目立っていたムードメーカーのホール係はみんな2年生だったのか…。そんなわけで13人が1人ずつ挨拶して涙を流しても君誰?状態でさっぱり感動できない。各自に大したエピソードは無く、せいぜいコンクールの時に「どうせ坂本が優勝だろ」とあきらめていたくらいの印象しか無いので何の思い入れも無く、ここをクライマックスにされても…という感じ。
部長のスピーチでは、7話で代表に選ばれたのに、8話になると無かったことのように一切触れられなかった料理コンクールについて言及。入賞はできなかったが特別賞はもらえたと台詞で説明が入った。進路を明かさない坂本、料理系に進む者、関係ない道を行く者、中盤でやった「まごの店」の影響でそのまま介護系の専門へ進む者、岸野が前回実現可能性を見出したと思ったら、既に設立が決定している卒業生の店に行く者数名…と3年生全員のこんな奴がいたのか的なスピーチが13人分終わると、新部長の真衣が締めて、岸野、村木がそれぞれありがとう的なコメントをしてそのままドラマも終了。
全部終わっての感想
結局5月に始まったのに終わるのは他と同じで9話という少ない話数になったが、これといった大問題が起きるわけでもなく、平和的にサクセスしていく感じだったので序盤こそ早い展開だったが、中盤以降はむしろだれるくらいになっていた気がする。話に繋がりが無いとか、調理科なのに吉崎が執拗な平等主義を訴えて妨害する等不自然な描写も多かった。吉崎は教師として優秀、村木は教師として未熟という対になる構造で描くのかと思ったら吉崎がてんで的外れな事ばかり言うので、対立構造にならず、村木自体がすぐに料理一辺倒ではなくなってしまったので吉崎のやることが無くなり、中盤以降は孤独を強調し始め、終盤では不器用さで笑いを取るお笑い担当になってしまったので使いどころに困ったものと思われる。とにかくただでさえ9話しか無かったのに有名な神木、川島の2人以外にろくな掘り下げエピソードが無く、公式サイトでも一切取り上げずに生徒全員がその他大勢扱い(http://www.ntv.co.jp/kouresu/chart/cookingclub.html)。最後の13人連続スピーチの感動ムードも現場レベルでの内輪打ち上げみたいで、いきなり金八先生の最終回だけ見たようなそんなさっぱり入り込めない空気。全話見てたのにこんな疎外感を感じるとは。
原田芳雄に関しては特別出演枠だったとはいえ、つるっぱげにしてまで坊主役に挑んだのに出られなくなってしまったのか途中降板。村木親子のエピソードは普通に考えていたはずなのでそこが残念だったが、原田芳雄の動向がさっぱり報道されておらず、無事なのかすら不明なのが気になるところ。
まあ適度に面白かったけど、可も不可もない普通のドラマだった。今期のドラマが比較的残念なものが多かっただけに、その中では良かった感じがするけど、後で思い返して1番記憶に残ってないのもこのドラマだと思う。