さよなら世紀中な日記 '11 師走

11年12月

12月31日(土)

さようなら2011年

デキレース・レコード大賞、略してデコ大は、その名の通りエイベックスが押し出した新人Fairies最優秀新人賞を獲得。東京女子流はエイベックスには珍しくそういったメディア戦略を一切取っていないので今後この2組がどのような道を進んでいくのかが楽しみである。今のところは栄光の道と地下水脈といった感じだけど、エイベックスとしても女子流は実験だと思うし。

大賞は何のひねりもなくEXILEをどけたのでAKB48。複数商法抜いてもこのメンツの中では1番売れていると思うけど、しかし大賞というか番組自体が権威をハリボテで保っているかのような状況だけに全く凄さを感じない。メンバーが号泣してるのにいつものように綺麗な歌声が流れていたらさすがにまずいんじゃないかと思ったが、ほぼ生歌だったので貴重だった。

・というわけで2011年。前年掴んだきっかけからそこそこの安定期に入った。が、後半は安定に甘えすぎたので来年は安定を維持しつつ攻めの姿勢を忘れずに行きたいと思う所存である。サイト的にはいよいよ10周年を迎えるが、10年経っても変わらず10年前の仕組みのままのサイトを続けていく予定である。オフ会なんかもまたやりたいのでその時にはぜひよろしく。関西方面でかなり盛り上がりがあるようだが…まあ…行ければ…。

そして今年になって朱雀さん発信から各ブログに広がった「勝手にランキング」、02年に始まり、オリンピック構想を立てて06年に2度目をやったものの、2010年に気付いたのが年末でやれずにそれっきりなんだけど、10周年に合わせてやります!本家復活だけに「勝手にランキング」だけではなく、もう1つ新しい「勝手にランキング」も提示予定である。

そんなわけで2011年ありがとう。2012年もよろしく。


12月30日(金)

勝手に2011ドラマ大賞

秘密諜報員 エリカ 最終話
いきなり正体を表した犬飼(神保悟志)はエリカ(栗山千明)の夫の連れ子を誘拐。返してほしくば戸塚(杉本哲太)の死体を持ってこいと脅迫する。教会で元上司のゲスト千葉真一にかくまわれていた戸塚と接触したエリカ。葛藤の中で対決が始まるがトドメを刺せなかったエリカは逆にのされてしまう。

犬飼と愉快な仲間たちのアジトに単身乗り込んだ戸塚は無策で乗り込んだためあっさり捕まる。だがそこにのされたはずのエリカが駆け付けて窮地を救う…かと思ったらやっぱり無策で乗り込んできただけ。注意を引いただけの非戦闘要員の園田(井出卓也)もまとめてあっさり3人全員ホールドアップ。いくら緊急だったからって策練ってこいよ…

戸塚を殺せ!となり、戸塚の合図を見たエリカは戸塚を銃殺。1発だけでいいのに連発でズカズカと撃つもんだから犬飼と愉快な仲間たちは満足げに逃亡。なお何故国を裏切ったのか?のクエスチョンに対するアンサーは「この数年で総理が何人変わった?」「こんな国に尽くして何になるんだ?」という現政権への不審。この手の政治不信になると俺がこの国に革命を起こすんだ!とか言いだす悪役が昨今多い中で目的ゴールド一直線。犬飼さん、潔くて大変よろしい

園田は素で泣いていたが実は戸塚は聖書を胸に仕込んでおり、エリカの正確な射撃でそこだけ撃ちぬいていたので生きていた。連れ子を救出しようとするが、時限爆弾グルグルになっておりどのコードを切ればいいか分からない…という典型パターンに。さりげなく「パートやってて悪い奴と戦う事もあるからパパに言えなかった」と今までのママ友会合連打言い訳に比べると飛躍的にキレキレな絶妙な言葉のアレンジで理由を明かすエリカ。やはり仕事モードの時の方が頭の回転がいいらしい。

最終的に連れ子が好きな色を引き抜いたエリカは、助かる。エリカはそのまま犬飼と愉快な仲間たちと取引先のロシアの同志たちの取引現場に乗り込んできて派手にアクション。ガスを充満させて銃を使用不能にしたため、素手で戦うしか無くロシアの人たちは逃走し、戸塚が録音していた犬飼の自白音声からついに内閣が動いて逮捕に向かっている中でせめてエリカだけでも潰してやるとばかりに襲い掛かってくる愉快な仲間たち。本気で頭に来ていると語るエリカは物凄い勢いで愉快な仲間たちを蹴散らしていく。ついには千葉真一から「預かりものです」と渡されたトンファーを振り回して曲芸を開始する大サービス。何故教会神父の千葉さんがトンファーをさずけたのか理由が全く不明すぎて意味が分からないがそんなことはどうでもいいのである。最終回だからアクションも派手なのである。一撃喰らった愉快な仲間たちが盛大に吹き飛ばされていくという超サイヤ的な破壊力で全員が沈められ、逃げようとしていた愉快な仲間も残らず沈んだ。犬飼はアクションが出来ないらしく、倉庫の外まで吹き飛んだ敵を仕留めていたエリカの元に登場。銃を突き付けてくるが戸塚からもらったナイフを足に飛ばして動きを封じて形勢逆転。超サイヤ状態のエリカは殺戮モードになっており殺そうと銃に手をかけたところで戸塚たちが到着し、我に返ったエリカは刺さっていたナイフをぐりぐり引き抜くドSっぷりを見せて事件は解決。

戸塚は内閣に復帰できることになったが断り園田と元の仕事に戻る。一方でエリカは連れ子にママと呼んでもらえるようになり、夫は感激。その勢いでエリカから何を隠していたか聞こうとする。エリカは言い訳に困っていたが連れ子が「パートしていたんだって」と先ほどの言い訳をさらに都合よく圧縮した端的な言い訳をしてくれたので夫納得。再び戸塚から呼び出しがあったところで終了。

 

今年見たドラマとアニメは以下の通り。

LADY〜最後の犯罪プロファイル
ヘブンズ・フラワー
高校生レストラン
幸せになろうよ
グッドライフ〜ありがとう、パパ。さよなら〜
BOSS
マジすか学園2
ピースボート-Piece Vote-
ブルドクター
名探偵コナン 工藤新一への挑戦状
チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸
それでも、生きてゆく
勇者ヨシヒコと魔王の城
秘密諜報員エリカ
専業主婦探偵〜私はシャドウ
私が恋愛できない理由
謎解きはディナーのあとで
HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜

以下は除外

全開ガール(初回離脱)
バーテンダー(数話だけ見たけど基本見てない)
南極大陸(録画したまま1秒も見ないまま完全放置)
家政婦のミタ(1話の一部を少しだけ見てストーリーも意外と知っているが基本見てない)

またアニメは

レベルE
とある魔術の禁書目録U(昨年からやってて春に終了)
HUNTER×HUNTER(継続中のため除外)
未来日記(2クールのうち半分しか終わってないので除外)

 

1位 勇者ヨシヒコと魔王の城
予算の少ない冒険活劇の名の通り、RPGの世界を実写化でやったトンデモドラマ。山田孝之があくまで大マジに勇者をやっているのとドラクエ全面協力の元で繰り広げられたパロディ連発は最高に笑えた。ドラクエやった事ないから基本ネタもよく分からなかったけどついに辿り着いた魔王がフリーザ様(の声)で、今まで削った予算を全てつぎ込んだようなフルCGで意外とマジに戦闘してたのも良かった。

2位 秘密諜報員エリカ
深夜の緩〜いドラマだったが、大きな破綻が無く最後もきちんと盛り上がって終わった。ネタドラマばかりだった中で、最終的に消去法でこのドラマが2位になってしまった。

3位 専業主婦探偵〜私はシャドウ
初回の深田恭子ウザさにうんざり→徐々に美しく成長していく深田恭子にいつしか引きずり込まれてハマる。終盤頃には今年最高傑作とまで思ったが、最終回で残念な事に。元サヤに戻るには陣内探偵を男前に描きすぎて切なすぎるだけになってしまった。藤木直人も新境地を開拓するチャンスだったと思うんだけどイメージ通りの出来る善人サラリーマンに覚醒してしまって、何とも惜しかった。

4位 チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸
ドヤルガさんが全部持っていってしまったのであまり話を覚えてないんだけど、そこそこ面白かったんじゃないかと思う。

5位 とある魔術の禁書目録U
昨年からハマったシリーズのアニメ。Vに期待。

6位 レベルE
10年以上前の作品を今更アニメ化してどうなるかと思ったがいい感じのアレンジで名言「あいつの場合に限って常に最悪のケースを想像しろ。奴は必ずその少し斜め上を行く」が聞けたので良かった。今年はTwitterで常に斜め上どころか異次元にまで行ってしまう、そんな方にフォロー外してるのにしつこく絡まれたので自然と印象に残るようになり、何度か矛盾を指摘していたら、その後別件で勘違いしてサイトに対する暴言を連発していたらしく、それを発見した常連さんにたしなめられると、今度は関係者全員をブロックして早乙女流奥義の敵前大逆走をぶちかまされてしまったのでこっちとしては落ち着いて話し合う機会すら与えれらず…といったBeautiful Dreamer10年の歴史で最凶のインパクトを誇る騒動があり、この台詞も印象深い。って作品関係ないけど、それだけ凄いインパクトな騒動であり、この台詞の意味を改めて噛みしめる事となった。

7位 ブルドクター
稲垣吾郎がサブで王道主役キャラとは違うむしろ対立キャラという新境地を開きつつ、最後はおいしいところを全開で持っていくというところといいなかなか面白かった。江角マキコは苦手だったけど普通に見れた。

8位 それでも、生きてゆく
各役者の渾身の演技が圧倒的迫力を持っていて久々に大真面目な傑作ドラマかとも思ったんだけど…少年Aの精神はぶっ壊れたままという展開にしてしまったので、期待していた「罪をいかに背負っていくかという葛藤を乗り越えてそれでも生きてゆく」的な方向とは変わってしまい、オチのつけ方もスッキリしなかったのであまり印象が良くない。

9位 謎解きはディナーのあとで
笑いのツボが全く合わなくて笑えなかったので椎名桔平のシーンは相当に辛かったが、何か最後は慣れていた。特に妙な展開にもならず安定飛行。

10位 グッドライフ
子供が死ぬ話かと思ったら、子供が治ったのにお父さんがガンになって死んじゃったという悲劇すぎる展開。その中で父親としてどうあるべきかを反町隆史が好演。だがいかんせん肝心の子役が自らを「わっくん」と自称するなど甘えすぎであり、最早かわいいのではなくウザかった。

11位 BOSS
大きな期待の中でかっこよく始まったはいいが、あまり記憶に残っていない。新メンバー3人中2人が犯罪者でしたというオチもそうだが、最終回で脚本家自らが名前を出した遊びネタ、6年も前に終わった『離婚弁護士』ネタがラストシーン(しかも「離婚弁護士」で出てきた津川雅彦は「BOSS」1期に警視総監で出ていたので混乱)というのは完全に知名度に溺れて調子乗りました感が全開だった。1期でさわやかに「また会おうすぐにでも」と去っていった反町隆史が1話で脱走したと伝えられ、ラスボスとしての登場に期待がかかる中で、最終エピソードではついに反町の写真も登場。いよいよ登場か!と思ったら「利用されて殺されてました」というのもズッコケた。

12位 高校生レストラン
題材は良かったんだけど対立教師のあまりにズレた教育論、生徒がほとんど空気扱い、最終回では涙涙の卒業コメントをじっくりやってみんな大泣きするも、生徒が空気だったので印象が無く、「金八先生」を最終回だけいきなり見たような置いてけぼり感は斬新。原田芳雄は途中でいきなり出なくなって降板。直後にお亡くなりになられたのでこれが遺作となった。その関係で脚本も変わったと思われるが、そもそもスタートも遅く話数も少ない割に一気に卒業まで片付けて無理やり完結させてしまったのも謎だった。好評ならSPで続編構想もあったんじゃないだろうか。

13位 私が恋愛できない理由
恋愛できない理由を叩きつけるかのように終わってしまい、ダンディズム輝くダンディー店長以外ろくな男がいないなど運の悪さばかりが目立ち、女性視点にしてももう少しハッピーに終わってほしかった。

14位 ヘブンズ・フラワー
震災で放映中止になって後日一気に再放送。かなり緊迫した展開で、終盤は仲間たちが次々に退場。生きることをレギュラー出演者ほぼ全員に託された暗殺者の主人公川島海荷が全員失った喪失感に一時絶望するも生きるんだと決意。なのに逃げ遅れて重傷を負った挙句にご臨終。川島に激を飛ばして生きることを決意させた刑事は一緒に逃げ遅れたのにピンピンして生き残るというラストに唖然とした。どうしてこうなった…。

15位 ピースボート-Piece Vote-
黒幕が仕掛けるだけ仕掛けて勝手に絶望して自殺してしまいピースボート計画を投げっぱなし、去っていった犠牲者たちは些細な人間臭さを現代における究極の罪などと無理やり糾弾されて発狂させられた挙句に海原に放り出されて投げっぱなし、最終回には結末も投げっぱなし。ありとあらゆる投げっぱなしこそが究極の大罪であると思わずにいられない。キングオブ投げっぱなし

 

ネタドラマ大賞

1位 幸せになろうよ
身勝手な偽善者主人公と迷走した脚本は「婚カツ!」と並ぶ月9史に残る空中分解だったが最後には開き直ってはじけ飛んでいき、究極のネタドラマとして着地させたのは圧巻。ホラー妻を演じた役者が自らTwitterでホラーな役どころだったととコメントしたのもネタだった。

2位 HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜
序盤以外に賞金稼げなかったどころかハント自体あんまりしなかったという時点でタイトルに偽りがあり、最早ネタである。最終回の展開も辻褄が合っていなかった。

3位 LADY〜最後の犯罪プロファイル
期待させる要素がたくさんあったドラマだったが、猟奇的事件の1発インパクトにのみ主眼を置いたため、解決途中で起きたトラブルを例え犠牲者が増えようとも全て放置。ゆえに1話完結なのに毎回話が破綻。またプロファイリングというより主人公が霊能力者であり、犯人の生霊を憑依させることで犯行時の状況を把握、これもう単なるイタコ憑依だった。そして最終回の超絶破綻ぶりはとても一言では言い表せないほど複雑に絡み合って破綻しており、他のドラマの追従を決して許さず歴代破綻ドラマ史1位に渾然と輝く勢いがあった。

4位 名探偵コナン 工藤新一への挑戦状
高校生がでかい態度で大人を挑発しまくり、偉そうに犯人を暴き続けるコナンの名をパクった犯行暴露ドラマ(時間が無いので推理の余地なく基本的に事件が起きた段階でもう新一は犯人が分かっているような勢い)。最終回は新一がでかい態度でミスを指摘してきたせいで仕事を失ってさらに新一が全くそのことを覚えていなかったのでマジ土下座させたかったという犯人が登場したのはドラマ全体の流れを逆手にとった最高のギャグだった。最終回犯人の名台詞「敬語を使え!」

5位 マジすか学園2
主要メンバーが前作で卒業しちゃったとか、忙しいとか色々な事情で出れないので出れるメンバーだけで話をループさせ続け、主人公のはずの前田敦子は1期で持っていたはずの将来の目標を何故か失念してしまい、毎週のように1シーン登場で街の不良を一掃し続けた結果、暴行犯として逮捕されるという超展開。散々前田を倒すと言い続けてふんぞり返っていた板野友美は顔を見ただけで戦意喪失!元々ネタドラマだったが、最後はシュールすぎてついていけなかった。

 

インパクトキャラ大賞

1位 "Doya J"斑鳩 from「チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸」
警察こそ絶対正義を掲げ、常にドヤ顔を絶やさず、しかし話が進むにつれて捜査から置いてけぼりにされそれでもドヤ顔を必死に続ける。警察絶対正義というよりドヤ顔する為に生きていたようなMr.Doya J。その警察絶対正義っぷりは、若い警官を集めた講義の場で「我々こそが正義だ」と主張したところ、若い警官がみな半笑いというほどであった。なおそんな騒然とした教室の様子を見渡すDoya Jは会心のドヤ顔だった。

だがそんなドヤ顔のために生きていたDoya Jも上司が凝りまくったトリックにまみれた自殺をキメるわ、それを手伝った部下が逃亡犯になるわ、主人公達が見抜いていく真相に全くついていけず、しまいには身内のはずの所轄の刑事たちにも追い出されるわと散々。最後は既に主人公たちが解決した失踪女子高生が見つかった事を知らずに暗闇の河川敷を当てなく彷徨っていたところ、花火で周囲が明るくなり、目の前には主人公達と一戦交えてきた真犯人が闇にまぎれて逃げようとしてはいつくばっていた!超絶なラッキーマンっぷりを見せ犯人を確保するというシーンは今年No.1のインパクトシーンでもあった。

2位 高倉純平 from「幸せになろうよ」
究極のちゃらんぽらん偽善主人公。結婚相談所のエース職員と言われながらも、会員に手を出し、バレそうになると親友に罪を押し付けて逃走。相手の父親にそのちゃらんぽらんっぷりを見抜かれて嫌われてしまうのは序の口。ありえない失言、暴言、掌返し、嫌がらせ…とありとあらゆる最低行動を連発して、最終回ではストーカーになり、彼女を頼むと言ってそそのかした藤木直人に「失敗したら連絡をくれ」と懇願。最後は自転車泥棒になり、迷言「幸せにしてやるとは言いません。幸せになりたいんです!!」を放った。月9主人公史上に残るネタ男であった。

3位 独占男山本 from「私が恋愛できない理由」
上司が好きな真子(AKB大島)を優しく見守り、フラれた彼女を抱きしめるまでは最高にさわやかな好青年だったが、付き合い始めると一転。数々の独占主義を見せつけた挙句に、「こんなに君の事が好きなのに!」からの「全部無かった事にしよう!」というミラクル発言は銀河を貫く破壊力だった。これだけのインパクトを見せつけながらもその後も再登場。妊娠疑惑を気にして「俺じゃないよね?あ、木崎さん(上司)の子供ってこともあるよね!」などとコメント。最早救いようが無く、真子もめんどいのでスルー。演じた平岡祐太にとっては新境地だったがあまりに斬新すぎて行き止まりにならないかが心配である。

4位 工藤新一を名乗る自称高校生探偵 from「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」
1人分かってるような高圧な態度で犯人を追い込みまくり、人の人生を狂わせることなど気にもかけない、原作の工藤新一とは対極の人物。迷言は「自首するなら今が最後のチャンスですよ〜♪」。最終回では犯人にその態度を恨まれて追い詰められる。思わず犯人を本気で応援したくなってしまったが、残念な事に自称高校生探偵は逆に罠を張っており、犯人を蹴散らす。その姿勢を特に改めるような様子も無かった。将来が心配だ!

5位 恵美 from「私が恋愛できない理由」
高倉純平の正統後継者。中盤での男性に対する態度こそ問題があったものの、照明の仕事に対する目標に揺らぎは無かったはずなのに終盤で突如2度3度の直角ターンを決めまくるという恋も仕事もちゃらんぽらん状態に陥った。高倉師匠が圧倒的存在を持って、月9最低主人公史に君臨したためインパクトは薄くなるが例年であれば文句なしのNo.1であった。

今年は例年になくネタドラマが多く、真面目な名作ドラマはぶっちゃけなかった。「仁」とか「南極大陸」見てれば違っていたかもしれないが…。なお話題になったヒットドラマをことごとくスルーしてしまったが、興味が無かったのだから仕方がない。


12月29日(木)

勝手に2011音楽大賞

楽曲部門

1位 Limited addiction/東京女子流
2位 見上げた流星/TOKIO
3位 水無月/秦基博
4位 Brand New Wing/DEEN
5位 Answer/ノースリーブス
6位 バンザイVenus/SKE48
7位 林檎の花/槇原敬之
8位 PLUS/TOKIO
9位 晴ときどき曇/スキマスイッチ
10位 オキドキ/SKE48

わりと良く聞いたのはこのラインだが6位以下くらいから以下に並べる曲もほぼ同じような感触(順不同)。

雑草のうた/Buono!
友達の唄/BUMP OF CHICKEN
ハルカ/SCANDAL
まじですかスカ!/モーニング娘。
PROMISE/LUNA SEA
あの太陽が、この世界を照らし続けるように。/コブクロ
441/miwa
あなたのうた/織田哲郎
いつまでも変わらぬ愛を(2011バージョン)/織田哲郎
結界/安全地帯
田園/安全地帯
nexus/CrariS
石コロDays/スキマスイッチ
ゼロ/BUMP OF CHICKEN
風は吹いている/AKB48
Headlight/MONKEY MAJIK
愛なんて/GOING UNDER GROUND
Liar/東京女子流
迷宮ラブソング/嵐
スパイス/Perfume
僕の半分/SMAP
ペディキュアdays/ノースリーブス
生命のシンバル/藍坊主
メビフォエバ/浅岡雄也
さよなら僕のハックルベリー/GOING UNDER GROUND
星のすみか/藍坊主
鼓動の秘密/東京女子流
デジタルスープ/ユニコーン
夏ダカラ!/Buono!
not alone〜幸せになろうよ〜/SMAP
プールサイド/高橋瞳
フリーダム/広瀬香美
NEXT STAGE/DEEN
Buddy/坂本真綾

最上位はこんな感じ。基本的に元々好きな歌手や好きになった歌手が自然と上位になった。もし仮に今の段階で「勝手にランキング」をやった場合には女子流、スキマスイッチ、秦基博、SKE48、ノースリーブスはそれぞれのトップ3にも入ると思う。

なおZONEの「約束」は忘れているのではなく、入れていない。以下もZONEの文字が無いけど忘れたわけではない。残念部門があれば歴代最高のNo.1といってもいいだろう。本当に残念だった(もう過去形)。

 

アルバム部門

1位 鼓動の秘密/東京女子流
2位 musium/スキマスイッチ
3位 The very best of aobouzu/藍坊主
4位 Ray of Hope/山下達郎
5位 Graduation/DEEN
6位 and...Life/熊木杏里
7位 Heart to Heart/槇原敬之
8位 SINGLE COLLECTION/広瀬香美
9位 guitarissimo/miwa
10位 MUSICMAN/桑田佳祐

6位以下くらいから以下に並べるアルバムもほぼ同じような感触(順不同)

ZARD SINGLE COLLECTION/ZARD
You can't catch me/坂本真綾
westview/MONKEY MAJIK
まとめT/aiko
まとめU/aiko
Different Gear,Still Speeding/Beady Eye
ゴールデン☆ベスト/Something ELse
LUNA SEA/LUNA SEA
Spring is here/スフィア
稲川くん/GOING UNDER GROUND
Z/ユニコーン
JAPANESE SINGER/平井堅
azusa/azusa
安全地帯]U/安全地帯
PICORINPIN/高橋瞳
BABY ACTION/SCANDAL
Noel Gallagher's High Flying Birds/Noel Gallagher's High Flying Birds
キミガセカイヲカエテユク/浅岡雄也
More! More!! More!!!/ステレオポニー
JON/Perfume
メモリーズ/GARNET CROW

これぞ名作!というのはあまり無く、それなりにいい作品は多かった印象なので並べていくとなかなか選べないようなそんな1年だった。レビューではスキマスイッチは確か★5つだけど、女子流には★5をつけていない。これは女子流はまだ次がもっと良くなると思ったからである。槇原敬之は一部収録曲の主張がどうしても納得がいかなかったので、もしそれが無ければ2位か3位まで上げていたと思う。

 

DVD部門

1位 OVER/PLUS /TOKIO
2位 1stJAPAN TOUR 2011〜鼓動の秘密〜LIVE DVD/東京女子流
3位 とげまる20102011/スピッツ
次点 
EVERYBODY SAY YEAH!-TEMPTATION BOX TOUR 2010-ZEPP TOKYO/SCANDAL

ある程度のDVD購入も増えたので今年から新設してみた映像部門。ライブバンドTOKIOは圧巻アルバムと総合して考えた場合は「鼓動の秘密」を越えてこれがトップ。2位の女子流も完成度が高く、しかしバンドが登場しない今作はまだ序の口という事で次回作が待ち遠しい。これもアルバムと総合して考えた場合はTOKIOに続く2位になる印象。

 

実際にライブを見た部門

1位 東京女子流
2位 スピッツ
3位 熊木杏里
4位 SCANDAL(3組合同)
5位 DEEN
6位 元ZONEのMIYUとMAIKO(3組合同)
7位 ステレオポニー(3組合同)

女子流の生バンドは圧巻だった。まだまだ伸びそうというのは楽しみでしょうがない。スピッツはとにかく安定感があって安心。熊木杏里も良かったんだけど、ちょっと音程外しただけで叩かれまくっているのを見て完璧主義者が多いというファン層の違いを強く感じた。SCANDALは3組合同の中で最も勢いを感じた。DEENはダンス路線でついていけなくなってきて以前ほどの熱が無くなってきている。元ZONEのMIYUとMAIKOがやっていたZONEセルフカバー(何か認識変わ)「ZONE」としては圏外だけど音響・歌唱は3組の中で圧倒的だった。逆にステレオポニーは音響最悪すぎて演奏や歌は良かったのに数日間の耳鳴りをプレゼントされてしまったのでこの位置に。

 

マイブレイク部門

1位 東京女子流
2位 藍坊主
3位 ノースリーブス
4位 SKE48
5位 miwa

女子流3冠。少し前から楽曲クオリティがヤバいという噂だけは聞いていたが、きっかけは「ZONEトリビュート」での「僕の手紙」カバー。このトリビュート盤自体はアルバム部門にも入れていないが、「僕の手紙」カバーだけは明らかに凄いことになっていた。アルバム聞いてノックアウト、さらに「Limited addiction」でぶっ飛んだ。基本的に全曲良かったが、全曲入れるのもアレなんで、一応特に気に入ったシングル3作のみにとどめてある。藍坊主はバンド系では今年唯一の発掘。名前しか知らない状態でベストが出ていたのでさりげなく手に取ってみたら物凄く良かったというGOING以来のパターン。

マイブレイク以外のずっと聞いている歌手では今年明確にそれまでより好感触だったのはスキマスイッチくらいで、後は平行線、やや下降線、明確に物足りない…のいずれかという感じだった。それを凌駕する可能性があるのが上記の5組になり、特に上記3組は来年も衰える気がしないので期待している。

また買っているアーティストが必ず上位というわけでもない。というかレンタルに出ないので買わざるを得ないというパターンもあるのと、何となくずっと買っているのでコンプリート精神で買い続けているみたいなのもあるので、購入したよりもレンタルした歌手の方が高評価なんて逆転現象も多発してきている。

というわけでアイドル系が多くなってしまった2011年であった。


12月26日(月)

ここ最近の2011秋ドラ Vol.ほぼFINAL

秘密諜報員 エリカ 12話
エリカ(栗山千明)と犬飼(神保悟志)が駆けつけると金髪女が虫の息で戸塚(杉本哲太)が逃亡。まもなく金髪女が死亡し、正式に戸塚が手配されてしまい、エリカと園田(井出卓也)はとりあえず戸塚と会う工作活動を開始。

エリカが戸塚と会うが「俺がやったと思ってるのか?」と当初は否認どころか、信じてもらっていると思っていたっぽい戸塚。だがエリカが戸塚犯人説を堂々演説するものだから面倒になったのか否定もせず「この件に関わるな!」と厳しい表情。拳銃VSナイフという無謀なにらみ合いの末に戸塚は再逃亡。

謎の女が残したメモリースティックに鍵があるとにらんだエリカと園田だが、何者かに事務所が襲撃されてしまう。全員追い払ったエリカはますますメモリースティックの中身が重要だと感じるが園田にも開けられない。内閣のPCなら出来るかも…ということになり、内閣へ潜入。

最後は見つかってしまい警備員をのしまくり、防犯カメラにもバッチリ映りながら逃げるというバレバレの状況だったがCM明けには内閣たるみまくってるのか、逃亡に成功しておりメモリの中身が解読できた。機密情報をやり取りしていたと思われる記録が残っていたがその中に携帯番号が生で1つだけ入っていた。番号を見て驚くエリカだったが、まさにその瞬間にその番号から電話がかかってきて犬飼が黒幕と判明したところで最終回へ続く。

…ってまだ1話あるのかよ!というわけで今回の日記のタイトルが「ほぼ」なのはこれだけ残っているからである。年末ドラマ大賞編と同時に真FINALを更新予定。

 

専業主婦探偵〜私はシャドウ 最終話
GSで芹菜(深田恭子)を見つけた武文(藤木直人)だが、浮気を正直に告白。芹菜は考えさせてくれとGSに残る事にして、武文は会社を救うために東京へ帰ることになる。だが陣内(桐谷健太)は同業者の探偵から武文を探していると聞いて帰らないように警告。それでも帰ってしまった武文を探偵事務所に置いて陣内はまずピンポン泰介(小日向文世)を説得しに向かう。初めてピンポンではなくドラマでよく出てくる釣り場で釣りしていた泰介は改めて新山(遠藤憲一)への怒りを語ったが、大損を全て押し付けられたのがいまだに許せないらしい。「そんなの会社じゃよくあることでしょ?」とバッサリ切り捨てる陣内。そんなによくあることじゃないんじゃないか…。「もう私にも止められないんだよ!」と告げて去っていくピンポン泰介。そもそもピンポンしかしてないこのおじさんじゃ止められないのは確かだな!

その頃事情を聞いた芹菜はもと子(芦名星)に頼んでTwitterで今回の会社身売り話を拡散してもらう。するとアホみたいに拡散して、ついには街頭ニュースにまで発展。何でもバレる(笑)Twitterとはよく言うが…むしろバカにしてないか、これ。

そして芹菜は弁当を大量に買い付け弁当屋として会社に潜入するべく一路東京へ。1話冒頭の弁当屋スタイルで1話と同じような背景を車で走っていくシーンはあったが、時間が無かったのか1話冒頭の車の修理シーンはまさかのカット

無謀にも家に戻って証拠のPCを持ち出そうとした武文はエージェントにあっさり確保されて自宅でリンチを受けてしまう。だからあれだけ陣内が注意してたのに…。殴る蹴るより証拠のPC押さえたって言ってるのにデータそっちのけでバイオレンスに走るエージェントさん達。その暴力をPCに向けろよ!駆け付けた陣内が全員倒して助けて武文は会社へ向かう。

会社では社長も同席しての緊急会議が。新山を失脚させるべくちゃっかり出席していたピンポン泰介は既に知っている真実を全て話していたが、武文から聞いたメモしか持ってないので「証拠は?」としらばっくれられると何も言い返せず、一瞬で敗色濃厚に。やはりピンポンしかしてこなかったツケはでかい。

そこに武文が駆け付けて証拠のPCを提示するが、動揺1つせずに安定の拒否を貫く新山。千早(石田ゆり子)も寝返っていよいよ社長も説明しろよ!と迫り来る中で今度は2人の不倫を暴露して被害者を装うという悪役らしいガッツを見せる。結局武文が動いていた証拠しか無いのでどうにもならない。そしてスケープゴートにすらされずに廊下で放置されたまま出番が終了した"僕は選ばれた人間なんですよ"梶木(丸山智己)に合掌

陣内は千早に頼まれて常務室から新山のサインが入った契約書を盗み出すことに成功。到着した弁当屋芹菜を清掃員山田に変装させて、武文に証拠を届けることに成功。決定的な証拠が出てもしらっばくれていた新山だがどうにもならず「ズルはいけません」と言う山田清掃員の前にうなだれてしまう。

こうして千早は別れを告げて会社を去り、武文は残留。清掃員山田に説教されてよく見たら芹菜だと気づいたピンポン泰介だが突如ぶっ倒れてしまう。山田清掃員のままで病室にいた芹菜(眼鏡なし)を見た武文は「やはり君だったのか!」と山田=芹菜と確信。まるでちょっと気づいていたみたいな回想が入ったが絶対気付いてなかっただろ…

そしていきなり余命展開かと思われたピンポン泰介は何事もなく回復。会社の重役復帰を言われたが断って引退して、卓球屋を開くという。そういえば毎回ピンポンしていた卓球場はピンポン泰介のマイルームだったのだろうか…。どんだけピンポン好きなんだよ。

こうして武文と芹菜は元サヤに戻る。再び芹菜のかわいい専業主婦探偵の唄が披露された後は、探偵を続けるとして再び陣内の元に現れた芹菜。だが陣内は拒否して主婦に戻れと言い、いつかのリフトの2ショット写真を自分のところだけ切り取って渡すという切ない展開に。

クリスマスイブの日も探偵の仕事をしていた陣内だったが、浮気相手の調査に行くと何故か登場人物たちが妙な組み合わせでカップルになっており仰天。なんじゃこりゃぁぁぁ!!となったところでドッキリでした!と芹菜が登場。陣内が1人で寂しいと思ってパーティーを企画したという。舞台で一足先に降板していた丈二(古田新太)もここには出ていて明るく締めていたものの、芹菜への思いを引きずる陣内にラブラブ夫婦っぷりを見せつけた挙句にもと子と丈二さん以外は気まずい面々(芹菜も武文に探偵の事や陣内と知り合いだと明かしていなかった)しかいなとかまさに地獄のようなパーティー。切なすぎる…。

全部終わっての感想
初回の深田恭子があまりに残念な感じだったが、どうやら成長していくためのダメっぷりだったようで、その後の成長はナレーション通りに美しく成長していく感じで気がつけば応援するような気持ちになっていた。陣内がかなりいいキャラしていたのに対して武文がけっこう酷い男になっていったので陣内とくっつくという(元々そっちが原作通りらしい)終わり方も期待していた。無理やり明るくまとめたものの陣内が浮かばれなさすぎで最終回は少し残念な流れになってしまった。

 

私が恋愛できない理由 最終話
ダンディー店長に子供がいたことに驚く真子(大島優子)だったがそのまま店長ラブモードに突入。妻は子供が生まれてすぐに死去していたようで、そのまま2人はいい関係になり、ダンディー店長は「お前いつまでバイトでいるつもりだ?」からの「正社員にならないか?」「お前を認めたってことだよ」というダンディズムを披露。そもそもダンディー店長1人で経営していた完全な自営業なのにバイトも社員も無い。そこをあえて正社員と言うところがダンディー店長のダンディたるダンディズムなのだ

さらにラストでは子供にクリスマスの飾りつけ追加をねだらせ、渡された袋の中には指輪が入っており、驚く真子に「クリスマスプレゼントだ」と渡す。自分では渡さず、しかもまだほとんど付き合っても無いのに山本のエピソード引っ張りすぎて尺が無くなったのでいきなり指輪を渡す、これぞダンディズム。最後までブレないダンディズムを披露し、ダンディーにハッピーエンド。

拓海(萩原聖人)ははっきりしない態度を高橋(中尾明慶)にも責められてみんなを傷つけたと反省。最後の対面として呼び出した咲(吉高由里子)に謝罪するのかと思いきや「居心地が良かったけどそれは逃げていただけだったんだな」と言うことで君は逃げ場所でした宣言をかます。その後でごめんねと言うのかと思ったが、まさかのゼロ謝罪。そのまま美鈴(稲森いずみ)の元に帰還してお互いの気持ちを確認してヨリを戻してしまった。最後に最低すぎる。

咲は最終的に失恋したが、出版社に採用されたのでダメージが少なく比較的上機嫌。高橋には半ば告白されるも感謝の意だけ伝えて華麗にスルーしたまま、初回からPCで格言を打ちつづけていた人物はやっぱり咲だったと発覚して終了した。

問題の1番手主人公恵美(香里奈)だったが最後の最後にちゃらんぽらんっぷりを披露。春頃に出ていた某結婚相談所職員といい軸が定まっているようで全く定まっていない主人公の思想というのは最近の月9のトレンドなのだろうか…。

ひかり(倉科カナ)に抱き着かれた長谷川(田中圭)だがきっぱり拒否。問題ないしそもそも3年以上も引っ張ってきた思いなのに「私だけ突っ走っていいのか?」と意味不明な疑念を抱いて早速グダった恵美だったが、開始20分程度で長谷川にくっついてアメリカに行くことを了承。お互い気持ちを伝えあいハッピーエンドとなる。

なおひかりはその後恵美のところにきて医者ザイルとは結婚しないと宣言。哀れ医者ザイル、最終回では姿すら出てこなかったが、満面の笑みで式の日取りを相談するという前回がラストシーンだった。完全にその気になっていたのに…。で、底の浅い3代目医者の家系相続はどうするんだと思ったら「今の仕事辞めて看護士になって父の病院を支えます」というピントのズレた宣言。父上は後継者が欲しかったんじゃないのかな…?どっちみち医者ザイル以外の医者と結婚しないと家系途絶えるし。とりあえずちゃんと家族で話し合ってください

一方の恵美は周囲が自立していくのを見てこのままくっついていくだけでいいのか?と考え始めてしまう。さらに田村(勝村政信)が次のクリスマスツリー点灯式の仕事のような客の顔が見える身近な仕事が好きなんだと仕事観を語るとそっちに感化される。長谷川は先日の安室のようなどんどんでかい仕事をアメリカでやりたいと語り、明確なズレを感じた恵美はツリー点灯式の仕事をやっているうちにこれが私の居場所だ!と気づき、アメリカ行きを断ってしまう。これにて破局エンド。

恵美は「照明の仕事がとにかく好き」「長谷川とのコンビは圧倒的コンビネーションで業界でも評判」→永井大との安室コンサートの時は恵美も興奮。永井の会社の機材に興味津々で、このでかい仕事に対して心から喜び、やりがいを感じていた。→永井の会社にに勧誘され光栄→長谷川と生きるために断る(やりたいこと発見)→わずかな期間で急にミニマムな仕事こそ生きる道!と言い出して長谷川にも断る(本当にやりたいことまた発見)→結果残留

目標がコロコロ変わりすぎ。ちゃらんぽらんすぎる。ていうか長谷川も最初は2人なら出来るとか一緒にアメリカで仕事したいみたいな事を言っていたはずなのに最終回では急に自分の夢はでかいところでやることだとちょっと違う事を言い出してしまった。そもそもいつかでかいところでというのが2人の夢だったはずなんだが…どういうわけか決定的な目標の違いとなってしまったのは…何故だ?長谷川からすればひかりに結婚迫られ結婚を真剣に決意、周囲にも報告→親に邪魔されて破綻。お前とならどこでもやれると恵美を誘い良い返事をもらってワクワクウキウキ、アメリカの仲間にも報告→突如目標のズレが発覚して破綻、と散々な3ヵ月だった。もうアメリカの仲間に連れて行くって言っちゃったよ…どうするんだよカッコわりぃ…。

3人で住んでいた家が使えなくなるので(貸していた真子の叔母が帰国)、3人が巣立っていって本編が終了。すると散々宣伝していた生放送に切り替わった。屋台で一杯やっていた3人が一通りの生芝居を繰り広げた後に、バックにある東京タワーがドラマの力で消灯&ハートに点灯する(設定上恵美が「関わった」)という仕掛けを披露し盛り上がったところで終了。香里奈の演技が一瞬ヤバくなったが立て直したのが印象的だった。

全部終わっての感想
真子が恋愛できない理由→異常な男運の悪さ。なのでダンディズム溢れる男が来れば問題なくハッピーエンド。

咲が恋愛できない理由→不倫に走ったので成就困難。

恵美が恋愛できない理由→目標がコロコロ変わりちゃらんぽらんすぎるので相手に合わせられない(合わせようとすると「いいのか?」と考えて目標が変わってしまうのでダメにしてしまう)。

というわけで真子しかハッピーエンドになれなかった。特に1番手主人公の恵美は武居への愚行に留まらず、最後には仕事面でもちゃらんぽらんっぷりを披露してしまい、某結婚相談所職員に匹敵するような最低主人公として君臨してしまった。どうしてこうなった…。しかも自分の仕事を選んだ女主人公がそれ故に破局してしまうというのは05年の「不機嫌なジーン」と同じである。そこを越えた結末が見たかった。せめていつかまた…みたいな含みを持たせるくらいはしても良かったんじゃないかと思う。3年越しで恋が実った途端にやっぱ夢違ってたわゴメンてへぺろ!ってさぁ…。

 

謎解きはディナーのあとで 最終話
影山(櫻井翔)が犯人!?と引っ張っておきながら開始早々に容疑を否認。推理の間違えを気にして現場に来たら死んでたという。ナイフ持っていたのは麗子(北川景子)が近づいてくるのを敵だと勘違いしたため。明らかに先週は「今、殺りました」とばかりにフーフー言っててヤバい顔してたぞあんた!

というわけで信じない麗子という嫌がらせのような状況の後、風祭(椎名桔平)が到着して影山は檻の中へ。ついに麗子の父である宝生(高橋英樹)が登場し影山はあっさり釈放。リベンジで推理を開始する。

全開の事件で三浦理恵子を犯人としたのは合っていたがその過程が間違っていた。今回の事件の舞台だったミステリー作家の高橋ひとみが実は10年も前に死んでおり、編集者の石黒賢は同じ家に住む娘の菊池和澄には高橋ひとみが生きていることにして自分で小説を執筆し続けていた。今回の事件で殺された被害者の死体を高橋ひとみが生きているように見せかけるために運んで利用した石黒。死体にムチ打つなぁ…。

これを見られており、自分が犯人のくせに「高橋ひとみの死がバレてはいけない」事に執着している石黒を脅して協力させ、自ら高橋ひとみに成りすまして麗子たちと対峙したりして自分のアリバイも立証した三浦。だがさらに印税を要求する等調子乗ったので石黒に消されたらしい。

さらに高橋の娘の菊池和澄は母が死んでいる事も実は石黒が実の父親だったことも知っていた。父をかばうために色々偽装工作をしていたらしい。最後は親子とはお互い名乗らずも分かり合っている2人という感動的なシーンで綺麗にまとめて終了。続編作る気満々のようで影山が何者なのか明かされることもなく普通に終わった。最後に麗子が今でもサンタをマジ信じているという小ネタは、前半で影山に嫌がらせした麗子のフォローになってて良かった。

全部終わっての感想
とにかく笑えない寒いギャグを続けた椎名桔平の無駄遣いも最後には慣れてきた。事件も適度に無理がありつつもとりあえず飽きずに見れたのでそこそこ面白いドラマだった。というか他のドラマが最終回までに破綻したり、期待の圏外に飛んでいったりしてしまったので安定で終わったこのドラマが相対的に良く思えてくる仕様。

 

未来日記 10話
前半はみねねが主役の「未来日記モザイク」4話のアニメ化。1話で雪輝にダーツ1本で携帯破壊された3rdだったが、実はそれなりな戦闘力があり、少し前にみねねと交戦していたという話。戦闘力というか防弾性能がすさまじく、銃弾も爆弾も効かない装甲というだけだったが、追い詰められたみねねが来須の部下である西島刑事と遭遇して迫り来る3rdと戦うことに。西島はみねねが手配犯だと知っているものの、かわいい反応をするみねねに対してそこまで凶悪テロリストとして警戒してない様子。西島もかなり変な奴だし、せめてこの話を挟んでおかないと今後の展開がかなり苦しくなるので入れたものと思われる。そうでなければみねねが日記を手にした経緯を描いた1話の方をアニメ化した方が面白いし。

どういうわけかトイレのシーンとか西島といちゃつくシーンを引き伸ばしていたので、3rd来るのおせーよ状態になってしまったが基本的に原作通りで音響爆弾で3rdを倒し(死んでないけど)、西島を気絶させて逃亡したみねね。学校爆破事件の時にゴスロリっぽい服を来ていたのかはこの時が理由だったと判明する流れ。

後半は秋瀬の策略で結婚式無料体験という珍妙なイベントでデートすることになった雪輝と由乃の話。本番さながらの無料体験(職員に来須刑事の奥さんがいる)で中学生の2人にもコース料理、ウェディングドレス試着、神父さん付の「健やかなる時も〜」儀式までやってくれるという大サービス。彼女宣言を撤回しなくてはと焦る雪輝だが、幸せそうな由乃に何も言えなくなってしまう。そもそも家の死体の件が無ければ問題ないのでは?とも考える雪輝だったが眠ってしまった由乃をおんぶして由乃の家に送り届けると秋瀬がいた。

ふすまの向こうを見たのか?と問う雪輝だったが、ふすまの向こうには庭にかけて超巨大な底が見えない穴が開いており、死体は影も形も無くなっていた。原作では秋瀬がしりもちをついて驚いていたが、アニメでは普通に立っていてクールだった。驚愕する雪輝だが由乃は大マジな様子で「シタイ?ナンノコト?」「今日はユッキーが初めて家に来てくれた」などと記憶を改ざん。帰り道、秋瀬は全てを解明するのが由乃のためかと思っていたが、由乃は雪輝なしでは危うすぎると忠告。

その頃、警察では来須刑事が先週直接銃殺したはずの10th殺害の件について、来須自ら容疑者は雪輝と由乃だと発表し24時間以内に拘束するぞ!と宣言。一体来須さんどうしちゃったのというところで次回へ続く。

 

11話
来須の指示で西島刑事らに警察に連行された雪輝と由乃。原作では西島はもっと優しい感じの表情をしていて連行というよりかは呼び出したみたいな感じだったが、ずいぶん重苦しい空気が漂う。取調室で来須も原作より怖い感じで、神を目指すことにしたと宣言。雪輝に銃を向けるがそこに警官を倒して拳銃を奪った由乃が駆けつけて来須を銃撃。来須の狙いはそれで、自分を襲わせることで2人を正式な犯罪者とすれば警察として2人を攻撃できるというものだった。しかし防弾チョッキを着ていたが、素人がいきなり頭を狙ってくるとは思っておらず、片耳が吹っ飛ばされてしまう。

西島を人質にして屋上へ逃げる2人だったが威嚇射撃にビビった雪輝は警官を撃ってしまい完全な犯罪者に。何か刑事の中に「なんじゃこりゃぁ!」とか言う松田優作みたいなのが追加されていたんだけどあれは…何だ…!?

屋上からトラックへ飛び降りて逃走した2人は病院近くの倉庫に潜伏。そこで来須の奥さんを見かけて病院に潜入するとみねねが来ており絶体絶命に。だが、雪輝が暴れて爆弾が誘爆。ピンチに陥ってドタバタしているところで来須がみねねに電話してきてさらにドタバタしていると「お前も殺すぞ!」と来須が言ってきたのでみねねブチ切れ。これにてみねねも追われる身となり、みねねは来須と協力していた理由を明かす。来須が豹変した理由は余命3ヵ月と診断された息子を救うためだったが、雪輝と由乃は神になる気が無いし、6thのように世界を滅ぼそうというのではなく、世界を良くしようとしているみねねに協力を頼んだらしい。だが焦っている来須はあっさりとその同盟も破棄。一気に3人始末するつもりのようで、DEAD ENDフラグ3人組の新未来日記同盟が結成されて次回へ続く。

 

12話
みねねは来須の息子と妻を人質に交換条件を迫るが、どっちみち息子は助からず神になる以外に選択肢が無い来須は要求を拒否。見張りに出ていた雪輝は突入したSATに確保されてしまう。そこに向かう来須だったが、由乃も助けにやってきて銃撃戦となり、SAT一瞬で全滅。武装しているのに全て隙間を撃ちぬいた挙句にさらに盾にして乗り切る由乃が凄い。なお原作だとSATを待たずに来須が突入しているので雪輝たちを取り押さえたのはたぶん署員?という感じになっていたが、見た目完全にSATっぽい武装だったので最初からSATでしたということに変えた模様。

みねねから渡された爆弾を爆破すると迫り、捕まった雪輝を解放させた由乃はそのまま来須を抑えつけて自爆。だがこれは光と音が出るだけのフラッシュボムで全員気絶。そこにみねねが仕掛けた別の爆弾の爆破で足場が崩れてしまう。今度は由乃を人質にする来須に落ちていた銃で応戦する雪輝。日記では由乃が死んでしまうことになっており、ビビるが「僕も由乃が好きだから!」と覚醒した雪輝の決意で未来が変わり、銃弾は来須に直撃。

西島と遭遇したみねねは全てを説明。みねねと共に駆け付けた西島は来須を逮捕すると宣言。原作ではいきなりテロリストの言う事信じるのかよ…という疑問があったが、「みねねが来須との通話を録音していた」という証拠を提示したことで説得力を持たせる。企みが明るみに出たことで捜査から外されたため捜査日記が機能しなくなった来須は観念。自ら携帯を破壊してみねねに息子のその後を託し、雪輝に謝罪し生き延びろと告げて消滅する。

これにて西島も未来日記を巡る騒動を知る事となったがそれに合わせて来須が全て説明したファイルを遺していたことで、西島の指揮の元で事件は処理され、雪輝の容疑は晴れてしまったらしい。由乃を好きだと宣言して一緒に星を見に行こうと出かける2人だったが、その頃秋瀬が雪輝に「警察が由乃を探している」とするメールを送って警告。だが由乃はそのメールを削除。やけにでかいカバンの中身を「下着とか薬とかあといろいろ」と語っていたが「薬とか」の中身がかなり不気味な事になっている挙句に…「あといろいろ」が例の部屋の死体の頭部なんじゃないっすか!?という怖すぎるところで来年へ続く。

ムルムルのコーナーは来須に未来日記が与えられた時の話。6巻のおまけ漫画だったが一切ギャグが無く、親父の話をするだけだったため、ホテルから喫茶店へ舞台を変更して子供の頃万引きしたものをガンダムプラモネタにしてこだわりを見せたり、コーヒーに来須が砂糖を入れまくったりと少しでもギャグにしようと努力したような印象だった。


12月25日(日)

東京女子流 CONCERT*02『Christmas Live 2011』

12月24日東京女子流のライブに行ってきた。タイトルが「02」になっているのは秋に銀河劇場というところで初のホールライブをやって今回がホール2回目ということ。この時に初めて生バンドが入ったらしく(アレンジャー松井寛とギター土方隆行というCDでの演奏陣に加えてベースとドラム)、さらに広い会場である今回の中野サンプラザなら間違いないあの超絶なアレンジが生演奏で聞けるなら行くしかないわけである。

とはいえダンス系(一応アイドルとは名乗っていない)のライブは初めてである。バンドのライブしか行ったことが無く1番近い系統でダンスコーナーがあったZONEという程度。果たしてノリについていけるのか不安だったが、まあ2階席のほとんど最後尾の隅みたいなところだったのでのんびり見れるかなと楽観視。

実際にはメンバーの判別がつくかつかないかレベルの距離だったのはいいとして、2階席最後尾まで総立ちの盛り上がりを見せた。2階の後ろまでくればさすがに全員が振り付けまで全開というわけではなかったのでそこそこ見やすかったし、そもそも最前の方でも盛り上がりつつも例えば静かな曲の最中にメンバーの名前を叫びまくるとか、そういうタイプのファンはいなかったのでけっこうマナーが良かったような印象。

セットリスト(太字生バンド)

OPクリスマスパーティー映像

1.鼓動の果て〜月が泣いている〜
2
.きっと忘れない
3
.頑張って いつだって 信じてる

MC

4.ヒマワリと星屑
5
.ゆうやけハナビ
6.サヨナラ、ありがとう

MC

7.White Love(SPEEDカバー)
8.クリスマス・イブ(山下達郎カバー)

着替え中の中継映像

9.キラリ
10.TGS16(初披露新曲)

MC

11.TGS18 (初披露新曲)
12.Don't Be Cruel
13.W.M.A.D
14.
We Will Win!-ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆-
15.Love like candy floss
16.鼓動の秘密
1
7.Limited addiction
1
8.Liar
1
9.Attack Hyper Beat POP

MC

20.おんなじキモチ

アンコール
21.キラリ(Acoustic Version)(初披露)

しょっぱなから生バンド。メンバーはサンタコス。自己紹介でも「(それぞれの名前)サンタで〜す」と言う辺りは子供らしくてキュートだったが、他の4人がその後にフルネームも名乗ってるのに小西彩乃だけ名乗ってねぇ…

ステージは2階建てになっており、真ん中に階段があり、2階の下のスペースに小部屋のようなスペースがあり、そこにバンドメンバー4人が収まっている形。何もあんな小小屋みたいなところに押し込めなくてももう少し前に出てもスペースに余裕はあった気がするが…。土方隆行は「空も飛べるはず」の時期に笹路正徳に代わって一時的にスピッツのプロデュースを担当、河村隆一の97年と01年のメインアレンジャーであり、本格的にJ-POPを聞き始めた初期の頃に名前を見たことのある人物である。まさか巡り巡ってあの頃から15年くらい経って生でその演奏を聴くことができるとは…。さすがにキーボード関連はホーンとかの音もあるし、同期で出しているっぽい音もふんだんにあってどれを弾いているのか分からなかったが生演奏は期待通りの素晴らしさ。やはりギターが凄かった。

メンバーの歌唱パフォーマンスに関しても期待通り。SPPEDカバーも達郎カバーも歌が始まるまでは何の曲だかさっぱり分からないくらい東京女子流のアレンジにされており気合入れまくり。CD化する予定も無いのにどんだけ気合入れて編曲してるのかという勢い。

前半を一気に駆け抜けるとスクリーンが降りてきてメンバーが楽屋に駆け込んでいき音声マイクだけが入って楽屋のドアには「着替え中」の張り紙が張られハイテンションでドタバタ着替えているらしきメンバーの声が聞こえるという生中継のような映像が映し出される。DEENでもBreak13でロックスターがこういうのをやったことがあるが録画映像であった。女子流の場合は普段からUstreamで楽屋裏を生中継していたりするし、スタッフブログによれば本当に生中継だったようだが、MCよりも面白い部分もありあの状況で「唇かわいた〜」を連呼する新井ひとみは面白すぎる。

その後は「Liar」の衣装で登場。バンドなしのオケでの曲披露が続く。新曲は2曲。現時点での最新曲である「Liar」がTGS17だったので、先に出来ていたが披露されずに飛ばされていた楽曲であるTGS16、3月発売予定のA面曲だというTGS18は2曲とも安定の女子流楽曲だったが、「Liar」で行き過ぎた反省を生かしてか軌道修正。もう少しポップ寄りというか必要以上に狙いすぎてない方向に戻してきた感じ。

TGS18からは9曲連続で披露され、途中でバンドが再登場。「鼓動の秘密」「Limited additiction」「Liar」の3曲はバンドがいるんだからバンドで披露しないと意味が無いくらいの曲であり、大満足である。ただ「Liar」では庄司芽生のフワフワスカートだけ先に脱げてしまう(曲終盤でぶわっとはぎ取って短パン姿に代わるという振付)というアクシデントがあった。

大盛り上がりのままステージは終了。アンコールでは「本当にアンコールをやる予定は無かった」「何やる?」と言いながら登場。土方松井の両名のみ呼び込んで初披露のアコースティックアレンジでデビュー曲を歌唱。さすがに準備はしていたとは思われるが、何だか探り探り歌っている感じもあった。また最後のあいさつはグダグダになってしまい、先に幕が降りてきてしまうがメンバーがまだ喋っているので幕が停止。それでも何だか綺麗に締まらないまま何とか挨拶して幕が降りて終了した。

パフォーマンスも演奏も期待通りで満足だった。ただMCはやっぱりグダグダ。大まかにしか決めていないようでほとんどフリートークなのだが、喋りが被りまくるのでグチャグチャになってしまう。話しがまとまらずに終わっても別に構わないが、声が被ってしまって何を言っているのか分からない箇所が多かった。それも含めて微笑ましいという面もあるもののもう少し締まるといいなと感じた。リーダー山邊未夢はいじられるわけでも頼られるわけでもなくぶっちゃけ影が薄め(歌唱パートも少ない)でまとめるタイプではないし、他に抜群に喋り倒す人もいないので、話は散らかり放題。ツッコミもいない。歌唱力No.1である小西彩乃が割と話を締めたり、修正したりしている印象があったので(ライブDVDのメイキングでもライブ前の掛け声は小西始まりだったし)、小西彩乃がまとめ役に成長したらMCもそこそこ整うんじゃないだろうか。

というわけで今年最後にして1番満足なライブだった。またホール規模があれば行きたいが、CD売上はそこそこながら(1万売れてはいるが2週目に100位以内から消える)、今回も満席だったのでチケット入手が困難になってくるかもしれない。


12月21日(水)

SUPER GIRLS BAND"MESSAGE"

12月20日ZEPP TOKYOにてZONE、SCANDAL、ステレオポニーのライブが開催。ZONEは震災支援でしか活動しないので名目上は震災チャリティである。恐らくZONEはこれで見納めになるだろうし、SCAポニーは1度見てみたかったので一気に見れるなんてお得!と先行抽選から申し込んだらあっさり当選。思った以上に各バンドのファンが動かなかった&ZONEファンも大半は呆れていたのか最終的には後ろのブロックは未使用で中盤過ぎからの空間は2人並んで歩けるくらいの余裕があったほどで満員ではなかった。

さて3組のうちどのCDを聞きながら向かうか悩んだのだが、最終的には間を取って広瀬香美にした。ゲッダン!

というわけで開場から20分ほど遅れて到着したのだが、どうやら俺が持っていたチケットは相当いいチケットだったみたいでZの54番と書いてあった。ABCのZってどんだけ最後だよ!と思っていたのだが、どうやらZONEサイドから取ったから「Z」だったみたいで54番となればその気になれば前列確実の良番である。惜しい事をした。1番見やすい中盤の手すり前をゲットできたはずなのに…。結局まだ待っている大勢を差し置いてスルーパス状態で入場。既に手すり前は陣取られていたので中央付近で、後方の音響設備前の手すり横を確保した。

 

まず冒頭でMIYUとMAIKOが登場。最早口癖の如く復興支援である主旨を説明する前説を行った後に各々のライブが始まる。

ステレオポニー
サポート女性ギタリストを入れた4人編成。

ZONEカバーの「証」に始まり、シングルはYUI提供の「I do it」「ツキアカリのミチシルベ」「ヒトヒラのハナビラ」(ラスト)で、あとはアルバムに入っている「おしゃれ番長」(ORANGE RANGEカバー)、聞いたことあるようなアルバム曲っぽいの、聞き覚えの全く無い曲といった感じで7,8曲だっただろうか。

現状売上がダダ下がりで非常に厳しくなってきているが、やはり今回の中では最もアウェーな感じであり、後でZONEもやった「証」を1発目に持ってくるという気の使い方や、「おしゃれ番長」カバー、さほどヒットはしなかったとはいえYUI提供曲のためYUIがセルフカバーしてそのアルバムが売れていて有名な「I do it」を入れる辺り、かなり選曲が消極的だったように思う。というのも3組の中でステレオポニーだけが完全自作バンドである。数少ない非自作曲が3曲もあるというのは…。復興支援ならそれこそ「スマイライフ」なんか最高に合っているし、1番好きな曲だったのに出てこなかったのが残念。演奏もボーカルも良かったし、特に初期の近藤プロデューサー路線でCDではミニマムなバンドサウンドだった「ヒトヒラのハナビラ」がダイナミックなサウンドで聞けたのは驚きだった。現在のプロデューサーに変わってバンドのダイナミックさがCDでも出るようになったのは良かったと思う。「おしゃれ番長」ではギターを置いて軽く手振りするAIMIもキュートだったし、1度ワンマンでのライブも見てみたい

ただ音響が最悪でとにかく音がでかすぎ。一瞬で耳がやられた。これがステレオポニーの標準なら俺は耳栓が無いと病院送りになると思う。ただいいにはいいけど、やっぱZONEやSCANDALの方が華があるので中高生はそっちに行くだろうし、かといってチャットモンチーとかねごとが好きなロックフェス系の層にアピールするにはまだ中高生向け寄り…と立ち位置の中途半端さが現状の低迷の原因かもしれないと思った。

 

SCANDAL
RINA以外のメンバーが強烈なイメチェンを果たしたと聞いていたので覚悟していた。セット転換の間にPVがかかっていた「LOVE SURVIVE」では全員黒髪ちょい茶髪程度だったので、特にSCANDALあんまり知らない会場の人がメンバーが出てきた瞬間思ったのはお前ら誰だよぉぉぉ?だったと思う。TOMOMIが赤髪になっているのはまあ真赤とうほどではないので、まだ以前の面影があるが、HARUNAが髪を短くして金髪、道重さゆみを神と崇めるオタク地味系ボクっ娘黒髪少女だったMAMIが金髪になっていたのは衝撃的である。そしてそのメンバーの変化に対してTwitterで「RINAちゃんはイメチェンしないんですか?」と聞かれて「黒髪ロングいなくなったらダメな気がする」と回答し、1人変わらぬ黒髪のRINAの圧倒的安定感。かねてから熱心なブログ更新、バンドへの熱い思い、PVダンス路線の中でも1人だけドラムをたたき続けるその姿勢が好印象だったが、激しくかつ楽しそうにドラムをたたくRINAは本当に素敵だった。

SCANDALのテーマ
アップルたちの伝言
DOLL
HARUKAZE
瞬間センチメンタル
LOVE SURVIVE
ハルカ
very supecial
EVERYBODY SAY YEAH

1曲目はライブ定番ながら未CD化曲(3rdアルバム初回盤にPVだけ収録)。「HARUKAZE」は発売前の新曲。アルバム曲も混ぜつつ、そもそもこれといった代表曲が実はないので、まあこんなところだろうか。来年武道館が決まっているだけに3組の中では最も上昇気流に乗っている現役成長著しいバンドといった感じでステージは圧巻だった。頼れる姉貴的なHARUNAのMCも貫録があった。たぶんワンマンだとTOMOMIがふざけてMAMIも乗っかったりするんだろうけど2人ともおとなしくて喋らなかった。差し入れでシャンパンがあったので1杯ひっかけてきたなど、全員20歳越えしてイメチェンもして制服イメージの脱却を図っているかのようなMCまでぶちかましていた。なおRINAは酒が全く飲めないそうでこれで話を振られたので脇によけてあったマイクを取り出して少しだけ喋って声が聞けたのが嬉しかった(歌いながら叩いていることもあるけどマイク向けてない)。ただ難点は特徴あるTOMOMIのボーカルに比べてHARUNAのボーカルがほとんど聞こえなかった事。後半は改善したのかようやく聞こえるようになってきたが、演奏の音量はステレオポニーに比べてもちょうどよかったのにボーカル音声が良くなかった。

ZONE
サポートメンバーとして男性ドラマーと男性ギタリストが登場。ステレオポニーが女性サポート入れてガールズバンドにこだわったのに、ホスト役のZONEはマジこだわらないよな…。ドラマーは夏にTV等に出ていた人物とは違っていてもっとイケメン系だった。サポートギターとはいえ「証」のギターソロはMIYUが弾いていたものの、それ以外のギターソロは全部サポートがやっていた


僕の手紙
一雫
笑顔日和
true blue
白い花
glory colors〜風のトビラ〜
secret base〜君がくれたもの〜
約束〜August,10 years after〜

 

ステレオポニーがやったのにまさかの「証」始まり。唯一の本日2回演奏。どの曲も元々MIYUがメインボーカルだけに2人になってもあまり違和感は無かった。TOMOKA加入後の曲では「glory colors〜風のトビラ〜」は元々MIYU1人で歌っていてMAIKOコーラスという曲だったのですんなり聞けたけど、「笑顔日和」だけはどうしても2人だと寂しかった。「一雫」のMAIKOソロパートはMAIKOの声質がMARIAを経てドス気味に変わってしまったので期待できなかったが、思っていたよりも今なりの味わいがあって良かった。「glory colors〜風のトビラ〜」では紙ヒコーキを飛ばす恒例行事を実施。そういやこの曲現場で聞くの3回目だが1回も飛ばしたことねぇな、本当にファンだったのか俺?

演奏に関しては半分サポートな上にギターソロや印象的なフレーズは全部サポートが弾いていた上に、さらにオケでキーボード等を被せているので明らかに現役2組のバンドには劣っていたと思う。ただボーカルに関しては特にMIYUが圧倒的でしっかり歌詞が聞き取れるくらい声が通っていた印象。これはさすがだと思う。まあ音響面で明らかに3組違いがありすぎたのでセッティングしたのがそれぞれのスタッフでスタッフの実力の差が出ていたとか何らかの理由があったのかもしれないけど。

で、MCではTOMOKA脱退にも触れてMAIKOが号泣。残り2ヶ月の年内の活動をどうするのかも真剣に話し合ったけど、続けると決めてここに今日立っていますと語り感動。苦難の中でも何とか続けてこれで潔く終わらせるのだろうとこの流れから俺は確信した。だが次の言葉は信じがたい言葉だった。

来年もZONEとして2人で活動すると決めました

     ____
   /      \おかしいな?聞き間違いか?今なんか活動継続とか言わなかったか?
  /         \ いやでも今TOMOKA脱退で号泣して苦渋の決断で年内はやるって言ったよな?
/           \ そ〜こ〜か〜ら〜の〜!来年もやりますってありうるのか?
|     \   ,_   |  でも今確かに…。耳鳴りが酷くても確かに続けると言ったぞ。
/  u  ∩ノ ⊃―)/  復興支援を続ける、じゃない。ZONEを続けると言ってるぞ。
(  \ / _ノ |  |   こいつは…一体…どういう…。
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

注:この間、時が圧縮されており現実時間で約1秒

歓声を上げる観客の中で俺はマジでガックリとうなだれた。実際今回の再結成は一般的な再結成とは大きく異なっており、新曲は初回盤のおまけで1曲あっただけ。ではライブを熱心にやったのかと言えばNOである。ライブも8月に2daysやった以外はイベント(チャリティーが必ず含まれるが主に8月には「めざましライブ」と秩父でやったアニメ関連の「あの花ライブ」)をやっただけである。TOMOKAの体調不良があってライブの予定が組めないのでそれに心痛めたTOMOKAが自ら引退した可能性が高いが、今回のライブが8月以来のZONEライブである。

被災地訪問は繰り返したそうなのでそこそこ多忙だったらしいのだが、これは表向きな活動ではなくぶっちゃけ多くのファンには関係が無いことである。復興支援という大義名分を掲げているだけに文句も言いにくい状態だが、グループとしてやりたいことは何一つ明示されず全てが復興のためならZONEとして活動継続することにあまり意味を感じない。ZONEじゃないと収益(寄付金)が上がらない、チャリティーイベントにも呼ばれない?「元ZONEの2人」ではダメ?

http://www.runtime.co.jp/runtime_info.php?info_id=32

これが公式コメントとなり、ライブで言っていた内容はこれを圧縮したものだった。だがやはり何度読んでもよく分からない。復興とZONEの継続がさっぱり結びつかないのである。正確には分からなくもないけど復興支援だけしたいならZONEである必要はもう無い。

そもそも世間的には継続継続と連続でニュースになったけどZONE何か活動したの?状態だと思う。ツアーもリリースもやってないのに2度の活動延長宣言。延長決定だけがヤフーニュースに掲載されるのみという不可思議な状態。

俺の中でZONEはTOMOKA引退の時点で完全に終わり、今日のステージで完全にお別れだと思っていたが本当にこれで区切りになったと思う。というか今日はもう少し感慨深いものがあるかと思ったが、継続宣言の前から、最初から最後まで「元ZONEのMIYUとMAIKOが共演してZONEの曲をやった」という認識しか持てないままだった。

4人じゃないとダメとか2人まで来るともうありえない、というのではない。むしろバンドの体裁を整えるためにギタードラムキーボードの新メンバー加えて新生ZONEとなった方がよほど期待できるくらいだ。再結成してからずっと二言目には復興復興な姿勢である。当初からやや違和感があったけど、今は完全な違和感としてこれがある。復興支援は大事だけどいくら何でも言いすぎだ。

継続というならファンはZONEとしての新作やツアーなど具体的な活動を期待する。しかし実際に行われるのは全て復興と名をつけてのイベントのみ。挙句の果てには写真集握手会イベントまで復興支援だった。被災地へ出向いて元気づけてくることは立派な行為だが、そこには「被災地と2人」の関係以外に何もなくこれは全国に向けて発表した「活動継続」とは何の繋がりもない。個人のボランティア活動をZONEとして活動してますと言われても単にZONE復活を喜んでいた大多数のファンは完全に置き去りだ。

ZONEとして何をするのかが結局何も見えず、それでは続けてもミュージシャンとしてのZONEの進化は期待できないし、再結成での懐かしい思いというのは一般的にも長くは続かない。実際、再結成してきた数々のバンドは続けるなら新作かツアーはやるし、続けないなら期間限定で終了してまたいつか会おう!となる。復興支援をしているアーティストは多いとはいえここまで言い続けている再結成バンドは他に無いと思うし。

ステージは素晴らしかったし、今後の「元ZONEの2人」が何か新作を共演して出すなら注目はするけど俺の中で完全にZONEは思い出になったんだな、と強く感じたライブだった。

またアンコールはZONE演奏で2組も登場し、「サンタが街にやってくる」を歌唱して大団円となった。特に3組がトークするような場面が無く、掛け合いは全く見られなかった。割と急に決まったようなライブだったし各自の準備だけで手一杯だったのかなと思う。

それと名目はチャリティライブだし、それ以上にZONEが復興復興言いすぎているのもあるんだけど、SCANDALは「お酒ひっかけてきました」とか「日本でトップクラスのガールズバンドが3組」とか調子に乗っているとも見られかねない発言をしたので、ファンじゃない人にはチャリティーなのに浮かれすぎてないか?とも言われているようだ。この辺がチャリティーライブの難しいところなんだけど、そもそも厳かに復興を祈り思いを届けるのとまずその場を盛り上げて楽しむことは相反する面があるわけで…。もちろんSCANDALもステレオポニーも復興のためと言う発言をしていて、ちゃんと意識はあったと思うけど、ZONEがとにかく復興復興なので温度差は感じざるを得なかった。個人的には復興名目でもSCAポニーくらいの意識の持ち方が普通だとは思う。

ちなみの俺の調子だが、ステレオポニーで耳がやられる(21日夜現在でも耳鳴り継続)→SCANDAL後半に限界が見えてくる→ZONE登場で懐かしいヒット曲とこの辺りでちょうど空調が整備されて気温が下がったので回復する→継続発表でガックリ来て疲れが一気に押し寄せる、といった感じだった。

帰りの電車では早速座れたが、座席を占領して寝ていた酔っ払いおっさんが混んできたのでちゃんと座りなおしたはいいが、反対側の座席にまで届く勢い究極奥義「下呂砲」を連続噴射。車内が大惨事となり、客は逃げまどう地獄絵図となる。なおも連続噴射を続けるおっさんに危険を感じて俺も逃走。車両を変えたので混雑の中しばらく立って乗車するハメになったがダメージは受けなかったのでよしとする。


12月14日(水)

ここ最近の2011秋ドラ Vol.11

秘密諜報員 エリカ 9話
恋人の丸山智己が常に何かに脅えて家にも上げてくれない素性も不明なので調べてほしいという女性がやってくる。会社の買収に加担してる(専業主婦探偵の梶木)と思ったらこんなところで身元不明の謎の男性をやっていたとは…。

今回は秘密クラブに潜入したところ、敵の暴力団組織に思いっきり捕まってしまったエリカ(栗山千明)。その秘密クラブでポールダンスしていたのは戸塚(杉本哲太)と密会していた謎の女で、捕えられたエリカを助けに戸塚が参上。初めてエリカが窮地に陥り、戸塚が助けるという新展開に加えて、両親が事故で死んで荒れていた女子高生だったエリカを戸塚がスカウトしたという過去も明かされた。女子高生が諜報員になれるのかよ!

丸山智己は一般人だったが、暴力団の会計もやっていた会計士で内情を知って消されそうになったので帳簿を持って整形して逃走生活を送っていたと判明する。常に自身に迫る脅威には脅えまくっている割には堂々と恋愛にかまける余裕があるとは何とも矛盾した野郎である。ていうか帳簿を持たずに失踪すれば追われることも無かったんじゃね?それかとっとと警察に駆け込むとか。

というわけで丸山と接触して確認している間に彼女が誘拐されてしまう。定番のような舞台である倉庫で暴力団と接触し、彼女の安全を確認したところでエリカが登場。しかし丸山は逃走しようとして倉庫を飛び出していきなり車に轢かれてしまう。泣きながら駆け寄る彼女。救急車の音が響いてきてヤバいので逃走する暴力団たち。

実は事故は演技でこれで死んだと思われたから追われることは無いが、2人して引っ越さないとね!というメチャクチャ強引な展開で解決。人気のない倉庫選んだのにあんなまるで最初から狙ってきたかのように車が走ってきた挙句にすぐにサイレンとかタイミング早すぎる。しかも彼女巻き込んで引越ししないとって。「全て話すよ!」じゃなくてとりあえず帳簿持って警察へ行くべきだ。

ということで警察に行ったのか行ってないのか不明だが組長は逮捕されたご様子。エリカは戸塚が助けに来たのは園田(井出卓也)が呼んだわけではないと知り、犬飼(神保悟志)から依頼されていた件もあるし、謎の女がいた場所に最初から戸塚がいたのではないかと疑いを深めて次回へ続く。

 

らんま1/2
もう持ってないけど「犬夜叉」が始まった頃に全巻原作を持っていてアニメ版は見た事が無かった。確か最終エピソードはアニメ化されないままウヤムヤに終わってしまっていたはずだけどまさか今更実写化とは。

水を被ると主人公が女になるという設定もあってかこの頃の原作はおっぱい連発だったけど(「犬夜叉」の最初期を最後に規制が入ったのか書かなくなった)今回は9時からのドラマということで健全路線。原作初期のレギュラー陣(シャンプーや良牙は出ず)とのエピソードを取り入れつつ、和風男溺泉のエピソードを軸にしてクライマックスへ向ける形。必殺技は1番普通の波動っぽい猛虎高飛車が登場。猛虎落地勢(ただの土下座)も出てきたが、個人的には「敵前大逆走」(ただの逃亡)が好きだったので出してほしかった。敵組織がオカマ集団で男溺泉を使って男だらけの楽園を作ろうとしていたというのは完全オリジナル。先日帽子屋さんで殺人犯だった田山涼成がオカマの大将を全開で演じていたがあの年であのテンション、ホント頑張りましたとしか…。

主役があかね(新垣結衣)になり、男乱馬が賀来賢人、女らんまが夏菜とあまり有名じゃない起用だったが、思っていたより悪くない感じで、コナンやエリカ様をやっている木0時枠のドラマか、土9でレギュラー化しても面白いんじゃないかと思う。先日の新垣結衣主演の月9は1発リタイアするほどそんなに新垣結衣はかわいいとも見たいとも思わない女優だったのだが、何かメチャメチャかわいかった。賀来賢人はもう少し誰が見てもイケメンな青年で良かった気がするが…。

 

専業主婦探偵〜私はシャドウ 8話
深夜の社内に潜入していた芹菜(深田恭子)は何をしている!と梶木(丸山智己)に追い詰められるが陣内(桐谷健太)が軽く沈ませて退却。これで清掃員山田としての潜入はもう不可能かと思いきや余裕で出勤。憔悴して資料を忘れた千早(石田ゆり子)の頼みを聞いて猛スピードで資料を届けてあげた芹菜。感謝した千早はお礼を言うが、芹菜は正体を明かしてこれ以上武文(藤木直人)を苦しめるなと頼む。かつて陣内に依頼した時の冴えない主婦とは同一人物とは思えず驚く千早。

一方買収計画をあと一歩まで進めた新山(遠藤憲一)だったが、芹菜が慌てて仕掛けた武文の背広の盗聴器を後で発見。誰か密告者がいる!となってしまう。山田が怪しいと梶木は主張するが千早がかばったので保留になり、結局問題なく計画は進行するが、新山は社員8割のリストラを武文に任せる。

苦悩した武文は芹菜に全て話そうとするがそこにピンポン泰介(小日向文世)からの呼び出しが。状況を聞いたピンポン泰介(小日向文世)はやれ!と言うが、社員を犠牲にできない武文は拒否。「こっちの計画もあとすこしじゃないか!」と言うピンポン泰介だが、計画も何も「乗っかったフリして証拠をゲットせよ」と命令しているだけ自分はピンポンしかしてないのに計画も何も無ぇよ、あんまりだよ。

ピンポン泰介はついにブチ切れるが、自分を失脚させた新山への復讐しか頭にないご様子で武文は元部下達を何とも思わないのか?と問いかける。ピンポン泰介は芹菜がかつて流産した事をネタにして一生従ってもらうぞ!と脅す。不調を感じて武文に電話をするもちょうど接待中で電話を切っていたので繋がらず。発見が遅れて芹菜自身も危なかった…という顛末だったが、電話無視したわけでも、遊んでいたわけでもないのに全部武文のせいにされても…。尾行していた芹菜はショックを受けて自分が武文を苦しめしていたとして失踪。陣内にも探偵を辞めると告げて消えてしまう。

武文は新山や取引先も同席しての最終密会の場で社員を救ってくれと主張して梶木につまみ出され、千早に辞表を渡して証拠を抱えて失踪。焦る新山たちだったが、当の武文は芹菜の思い出日記から初デートの時にガス欠になって辿り着いた海辺のGSに当たりをつけて駆けつける。そこには芹菜が働いており再会。遅れて駆け付けた陣内は切なく見つめるしかないところで次回へ続く。

芹菜が今回GSで車の修理を教えてもらったことで、初回冒頭でいきなり車の修理をこなして「待っててすぐ行く!」と超サイヤ状態の芹菜のシーンにちゃんとつながる模様。あの手の初回冒頭のシーンは放置で終わることも多いが(「砂の器」の2人で砂サラサラとか「西遊記」のキムタク魔人とか)まさかちゃんとつなげてくるとは…。

一方で元妻と復縁したと丈二(古田新太)は本当にパリへ行ってしまったようで出番なし。古田新太の舞台が始まるので一足先の降板だったか。

 

私が恋愛できない理由 9話
拓海(萩原聖人)ははっきりしない態度でついに恵美(香里奈)にまで苦言を言われてしまい、さらにそれを高橋(中尾明慶)に聞かれるなどただでさえ社員が半分になりそうなのに残った社員にまで不審感を持たれてしまう。結局美鈴(稲森いずみ)との関係は話し合えば片付きそうな感じで、咲(吉高由里子)もあきらめる決意をしたのか美鈴を呼び出して最終回へ続く。

妊娠したかもしれない不安で体調を崩していた真子(大島優子)だったが、エア妊娠だったようで勇気を出して検査したら妊娠していなかったので元気に。ダンディーシェフがちょっと真子を意識するような動揺を見せるなど新たな恋を予感させたがダンディーシェフには子供がいたと発覚して最終回へ続く。ただこれまでの残念な野郎どもと違ってダンディーシェフのダンディーっぷりには揺るぎがないのは安心である。

安室奈美恵(本人)のライブを張り切る恵美だったが、再登場した武居(小柳友)の後押しもあり、長谷川(田中圭)についていくと決意。永井大の会社の誘いを蹴って長谷川の元へ向かうが同じく再登場したひかり(倉科カナ)が医者ザイルとの結婚を前にしてやっぱり長谷川じゃないとダメだとか言い出して泣きついている場面を目撃して最終回へ続く。

再登場した武居が兄LOVEな妹と一緒で前より一段さわやかになっていたのは良かったが、ひかりが最悪な立ち位置に…。医者ザイルも哀れ。桃子(剛力彩芽)も店に食事に来る形で登場したが正直無理やり出番作ってるだけにしか見えなくなってきた。また恵美にどうでもいい電話だけしてくる母親という無駄シーンが毎回あったが、ついに母本人が登場。宮崎美子だった。

 

謎解きはディナーのあとで 9話
いつものように事件が起きて、麗子(北川景子)をバカにした後で得意げに真相を語りだした影山(櫻井翔)。だが三浦理恵子が犯人とする推理に穴があり、麗子が初めて影山をバカにするという展開に陥る。バカにし返すのかと思ったら表情が硬直してしまい「分からなくなった」と言い始める影山。

今回はその後でさらに捜査が進展。容疑者として影山が浮上した挙句に、三浦が死体で発見されそばにはナイフを持った影山…という衝撃展開で最終回へ続く。これは気になる続き方だ。というか櫻井翔の含み笑いや無表情には物凄く裏がありそうな雰囲気が漂うのでマジで犯人に見えた。

 

HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜 最終話
春(川島鈴遥)は茜(山口紗弥加)が潜伏していた学校の倉庫に監禁されていた。これは全部知ってるという警告だろうと語る大岩(柄本明)の助言で茜と春と大岩で別の場所に移動することに。

その頃、何者かの圧力で黎(米倉涼子)、和美(堀内敬子)、純(桐谷美玲)、真知子(戸田恵子)のうち、特に和美は個人情報がばらまかれネットで中傷されまくっていた。夫の会社まで晒されて…って無事じゃすまない気がするがちょっと和美が怒っている程度で全く応えた様子無く、そのままスルー。その設定はムチャだろ…。

SP神尾佑は刑事部長の中原丈雄が雇ったアウトロー刑事だったようで、中原に1課復帰を餌に勧誘された権藤(谷原章介)と共に茜の居場所を掴んで襲撃に登場。この際に容赦しないSP神尾の態度に無謀にも掴みかかった大岩がもみあいの末に撃たれてしまう。権藤を不審に思って尾行していたのかすぐに駆け付けた寺島(小泉孝太郎)が病院に運ぶも黎の前で大岩、唐突に死亡。病気で余命短い設定を放棄したのかと思ったら、直前に体調不良っぽくしており、今度は自分から掴みかかっていって撃たれて死んじゃうとはあまりに必然性が無さすぎて唖然…。

SP神尾は茜を自殺に見せかけて殺そうとするが、同行していた権藤は何も知らなかったらしい。このような証拠隠滅の工作なのに権藤に何も説明もしないで同行させたのか?「空気ですよ」などとワケの分からない事を言い出して、そういう流れだから空気読めよとばかりに茜自殺を迫るSP神尾。別にこれといった明確な命令が出ていたわけではなく「空気」を読んで工作にかかわっている刑事たちは工作活動していたらしい。いやちゃんと命令しろよ!よく今までうまく回ってきたなこの工作!

さらにSP神尾は自殺してくれと言いながら思いっきり銃向けてて自殺どころか自分で消す気満々。これも「空気」とやらで自殺だろうと他殺だろうと崖から落ちて発見されなきゃ口頭報告だけで自殺で処理すればいいよってことなのだろう。

そんなことさせるかよ!と飛びかかった権藤は撃たれるも防弾チョッキ装備で復活し、SP神尾を確保。最後まで観念せずに悪態をついていたSP神尾だが正義を貫いた権藤はとりあえず茜が潜伏していた別荘に縛り付けて帰還。SP神尾は縛り付けられているシーンを最後に出番終了。その後どうなったのか全く描かれないというありえない丸投げとなった。

権藤は茜をホテルにかくまい、部長中原には「茜には自殺されちゃいましたぁ」「SP神尾は死体でも捜してんじゃないスカ?」などととぼけて片付けるという強引すぎる説明。部長納得するんかい!「空気」か!これが「空気」なんだな!

茜が犯人にされた事件はそもそも茜の同級生が殺人犯を説得しようとしたら殺されたものであり、要するに犯人は2人殺害していたわけだったが、この犯人が梶原善だったと真知子らのネット検索と純の現地調査で発覚。CA時代の黎は客だった梶原を機内で目撃していたが、それがバレるとアリバイが崩れるので困っていたという。黎の記憶力をどこで梶原が知ったのか、そもそも写真見て必死で考えてそういえば機内で見た!というくらい全く気にも留めていなかったような事にこだわる必要があったのか…。そもそも思い出したところで殺人事件とつながる要素が無いのに。

TV局もグルでどうしようもないので中傷されまくっているネットを逆利用だ!と言い出してネット生放送で真相を説明。スマートフォンで中継しながら梶原が出ているイベントに乗り込んで何の証拠もないのにYOU犯人だよNE?Yesって言っちゃいなYO!と迫るという無謀な行動に出た一行。当然梶原はしらばっくれたが、その頃、ついに権藤と寺島は共通の意志の元で連携して真実を暴き、部長中原に迫っていた。

どうやら部長中原より上には話が行っていなかったようで、部長中原はあっさり切り捨てられて「これで(警察腐敗の)全てが終わるわけじゃないぞ」とテンプレ台詞を吐きながら残念無念。とはいえ後に明かされた中原への処分は更迭されただけ。こうして切り捨てられた梶原に逮捕状が降りて、駆け付けた警察は「俺かよ!」状態の梶原を連行していき解決。懸賞金どころか慰謝料もらってもいいくらいだが、何の描写も無くエピローグへ。

権藤は刑事を辞めるらしい。茜は店に戻り、黎は高層マンションへ再引越し。優雅な時を過ごそうとしていたがそこにハンターチームが押しかけて飲み食いしながら終了。なんと正義は金にならないからもうハントはしない次の仕事も決めてないと無茶苦茶なことを言いながら終わってしまった。

最終回、見ている間はそれなりに緊迫感はあったがこうして振り返ってみたら破綻しか無かったっていうのは一体どういうことだろう…。

全部終わっての感想
ハント自体最初の数話以降は失敗どころか、やっていなかったりもしてタイトルに偽りあり!になってしまった。正直当初は何でこんなキャストの平均年齢が高いのかと思ったが(メインチームに子役を除くと若い子が桐谷美玲だけでその次の主役が15歳くらい離れているって…)キャラクター自体は個々にそれなりに魅力があったと思う。権藤はかなり扱いがブレていて、ハイテンションでモノマネカラオケするふざけシーンと普段のキャラが全くかみ合っておらず、キャラ設定がそもそも権藤と谷原が過去に演じた別の刑事(小田霧響子でやった刑事)がごっちゃになっているような印象だった。また全然設定を生かさずに話を進めてしまったり、権藤と黎の信頼関係に至っては刺された事件辺りを最後に急に冷めてしまい、最後には黎が権藤を全く信頼しなくなってしまった。最終回ではこれまで疑っていた寺島刑事の方を信用していたし、全てが終わってから会わずに終わっているし(お互い無職になったという共通点があるが…)、一体どうしてしまったのか。極めつけがハント否定(正義は金にならない)というのもぶっ壊れていた。


12月11日(日)

熊木杏里TOUR 2011「and...Life」国際フォーラムC

急に行ってみようと思い立ってチケットを1週間くらい前に取ったせいか、3階の中央後列だった。というか俺の横に2人いただけで後ろの列からはすっからかん。どうやら俺がチケットを取ったLAST FIVEの1人だったらしい。今回さすがに曲目を記憶してない&ネット上で探しても誰も載せてないので記憶残った部分を列挙する形で。一応ネタバレも含むので次の名古屋公演に行く人は見ないように。

 

 

・来年10周年とはいえ29歳の女性シンガーソングライターの客層としては年齢は高め。癒し系の要素が強いせいか、真面目そうな人が多かった。まあ俺が行くタイプは流行中の流行なんてのが無いので真面目そうな人が多いんだけど特に。むしろイケイケな人とは音楽性が合わないと思うのでこれで茶髪ツンツンの若者しかいなかったら逆に怖い。

・MCで元気に客席から返すような熱心タイプのファンも本当に1人か2人叫んでいた程度で黄色い声援もなし。熊木さん自身歌の落ち着きに比べると意外と明るくてカワイイ人という印象。とはいえ関西系のシンガーみたいに喋り倒すわけでも、笑いを巻き起こすわけでもないけど、親しみやすい。しきりに最近大人っぽくなったとか言われたり自称したりしていたが(実際アルバムのジャケットはこれまでより大人っぽい)、さすがに3階からは顔までは判別できず。

・1曲目は「hotline」のピアノ弾き語り。冒頭アカペラでいきなり高音がかすれて出ていなかったが、徐々に持ち直した。他の曲でも音数少ないサビ始まりの高音でちょっと厳しいところがあったが、基本的にはCD通りの癒し系の歌声を堪能。ただファルセットの出し方は加齢でいずれ厳しくなってくるかもしれない。ていうかそのくらいでも不調だったというファンの意見もあったがあれで不調って要求高ッ…。

・バンドメンバーはキーボード、ギター、ベース、ドラム。確実に知っていたのはドラマー小田原豊(レベッカ)。

・これに加えて1曲目で弾き語りしたピアノが別に置いてあったんだけど、2曲目以降このピアノ完全な置物。またバンドメンバーの特にベースドラムは頻繁にいなくなり、キーボードとアコギだけのアコースティック編成が多め。当然これでもかというほどのバラード押しなので正直メリハリが無さすぎて眠くなった。声の魅力は圧倒的だけど、シンプルな編成の曲が多すぎる印象でもう少しバンドで味付けした曲があった方がバランスいいかなという気も。といっても今回のミニアルバムはともかくその前の2作のフルアルバムとか音数の少ない曲ばっかりなんだよな…。

・選曲はミニアルバムからは全曲。あとはベスト盤に入っていたような比較的有名な曲で構成されていた。聞き覚えのなかった曲は数曲。さらに3曲くらいは発売前の新曲だった模様。

・ピアニストの塩谷哲が登場。DEENの「和音」に参加し、その後も「Birthday eve」等のピアノを担当した有名なピアニストである。置物状態のピアノがようやく使用され、ピアノとボーカルのみで2曲披露。結局ピアノは最初と合わせても3曲使用だけでやっぱり置物だった。

・熊木杏里を本格的に知った曲にして当時の俺を救った「雨が空から離れたら」だけは絶対聞きたかったので聞けて感動した。本人もこの曲に改めて来るものがあったらしく、自分で感動していた。ただギタリストが1人しかおらず、この曲ではエレキもアコギも鳴っているのだが、より多く鳴っているアコギを選択。というかほとんどの曲でアコギを使っていてエレキで弾いていたのは数曲だったような…。

・とにかくスローバラードの連発を経て、ラスト4曲(「雨が〜」含む)ではそれなりに盛り上がる曲が登場。この段階になって盛り上がってようやく観客がスタンドアップ。3階席では全員着席のままだったが、曲中に手拍子が入ったのはこの終盤だけだった。正直もう少しそこそこ盛り上がるくらいの曲なかったっけ?と思ったのだが(「モウイチド」とか)、調べてみると「客が立ち上がっただけでも珍しい」とか「盛り上がってて熊木さんが本当にうれしそうだった」という意見もあったようなのでこれでも標準より盛り上がったライブだったらしい。

・来年1月のシングル発売は既に発表されているが、2月に10周年記念のフルアルバム5月6日に渋谷公会堂でライブが決定したと発表。

 

というわけで落ち着いた癒し系のライブといった感じで非常に良かった。次も癒されに行ってみたい。


12月7日(水)

ここ最近の2011秋ドラ Vol.10

秘密諜報員 エリカ 8話
メイドNo.1を決めるA-1グランプリ代表に選ばれた岩田さゆりが何者かに狙われていると相談にやってくる。エリカ(栗山千明)はメイドとしてメイドカフェに潜入。No.1の座を奪われた小松彩夏が執拗な嫌がらせをしていたので犯人かと思われたが、単なるミスリードで前半で出番終了。

謎の武器マニア格闘男が再三に渡って襲い掛かってきて2度にわたってエリカと派手な戦闘を繰り広げるが倒すに至らず。最終的には自宅に盗聴器が仕掛けられていた=親しい友人ということで、親友だと思っていた菅野莉央が犯人と発覚。相当に妬んでいらっしゃったらしく、ショックを受ける岩田さゆり。菅野が闇サイトに書き込みをしたところ「殺してもいいのか?」と返信してきたのが格闘男だったということで2人は協力者だったが、格闘男の素性がそれ以上は明かされず一体何者だったのかさっぱり分からず。3度目となる格闘の末についに沈められた格闘男だったが、菅野は反省せず怒りをぶちまけまくり、エリカに説教されて終了。

親友に裏切られてショックかと思いきや、岩田さゆりは立ち直ったのか見事にA-1グランプリで優勝を果たすのだった。岩田さゆりの役名が「早織」でカフェでの愛称が「さおりん」だったのだが、今回どういうわけかエリカが常に「さおりん」呼びしていたのは謎だった。いつもだったら「早織さん」だったはずなのに。

またエリカの夫がついに秘密に気づいた!?という展開に陥ったが、メイドカフェの営業をしていたエリカを目撃してしまったらしい。エリカは間違えてメイド体験バスツアーに行ってしまったけど意外と楽しかったなどとスパイとは思えない苦しい言い訳をするが、逆に開き直りまくっていたのが良かったのか夫がアホだったのかそれで通ってしまいセーフ。

そして2週連続登場の犬飼(神保悟志)は戸塚(杉本哲太)がクビになったのは、海外組織との対決時に情報を漏らしたと疑われたからであり、犬飼自身は信じているが戸塚は今も接触しているという疑いが生じたのでエリカに戸塚の行動を探ってほしいと頼みに来た。謎の女との密会を目撃していたエリカは若干の不審を抱着始めて次回へ続く。

 

専業主婦探偵〜私はシャドウ 7話
ついに武文(藤木直人)と千早(石田ゆり子)の浮気を知ってしまった芹菜(深田恭子)はショックを受けるが、それでも信じると無理やり頑張る。もと子(芦名星)の目撃情報で密会現場にサラリーマン変装で乗り込んだ芹菜だったが、復縁を迫る千早に対して妻が大事だとはっきり告げた武文。いきなり自分からエレベーター・キッス仕掛けてホテルインまで誘っておいてそれはそれで勝手すぎる気がしなくもないが…。いずれにせよこれによりひとまず芹菜の精神状態は多少復活。

だが武文自体は危うい状況のままで新山(遠藤憲一)の命令で会社買収の話を進めるが、泰介(小日向文世)からはこれまで以上に強い調子でしっぽを掴めと急かされて両者に対しての不審が広がっていく。つーかそろそろ泰介も何らかの手を打つために動くのかと思いきや命令しているだけで何もしてないじゃん。ピンポンしてるだけじゃん。

また丈二(古田新太)がちょっと浮気したことで別れてしまった元妻の事をまだ好きだと発覚。芹菜は丈二を深酔いさせてウェディングドレスで妻に成りすまして実質的に武文への愛を語る。後押しされた丈二はパリにいる妻に電話をかけるが、妻もまんざらではないようで緊急でパリ行きが決定。ってこれで降板か?まもなく12月から2月にかけて古田さん主演の舞台が始まるようだし一足先に出番が終了しても不思議ではないが…。

その頃、不動産会社時代の同僚からひばり証券買収の噂を聞いた陣内(桐谷健太)は臨時社員としてひばり証券に潜入。調査の結果、武文の関与が発覚し、芹菜と陣内が警戒を強める中で、夜中に証拠探しの為に社内に潜入していた山田変装の芹菜は背後から何者かに襲われてしまったところで次回へ続く。

 

私が恋愛できない理由 8話
1人でも生きていくために料理の修業をして調理師免許ゲットだぜ!と目標を立てた真子(大島優子)はダンディーな料理人が1人で経営するレストランのバイト募集に乗り込みをかける。経験者募集だったが頼み込んであっさり採用。ダンディー店長はダンディズムに則り、厳しい態度で接するが真子の料理を味見すると良い評価を下すなどそれなりに認めてくれたご様子。絶好調な真子はついには咲(吉高由里子)や恵美(香里奈)に恋愛から離れたから分かる恋愛論を説くなど悟りを開き始める。また今までの自分は結婚を意識しすぎて木崎や山本(平岡祐太)に対しても不安になりそれをぶつけていから重かったんだと重さの自己分析を始める始末。山本に対しては山本が重かったともコメントし、かわいそうな人だったとの総合判定が下り、なるほどなと先と恵美も納得。

なんか違うんじゃね?

こんなに君の事が好きなのに!からの無かった事にしよう!と言う人格破綻者だったのに咲や恵美の評価が甘すぎる。ていうか咲や恵美が山本を否定しないのは真子がちゃんと山本の人物像を説明しないからだったのを象徴するようなシーンだった。視聴者と同じ情報が2人に入っていたら、かなり早い段階で真子を止めに入っていたと思われる。

そんな中真子が生理が来ていないことを気にしていたところ、山本からの呼び出しが。向かうと山本は二股疑惑に尾ひれがついて真子が妊娠して辞めたことになっていると語る。避妊もしてなかったのかよ!?そして噂流したのお前じゃなかったのかよ!?木崎が策士だったとも思えないのに一体誰が…。

まさか社内ではこれが話題になって噂に尾ひれがついたのでは!?

まさかの再登場だった山本だが、ここに来ても「俺の子じゃないよね?あ!木崎さんの子なんてことも!」などと責任放棄して最低野郎基準をぶっちぎって更新。ここまで来ると山本を救済する展開もあるのだろうか。これが最後の出演だとしたらあんまりである。もうダメだこいつ…と真子も思ったのか、妊娠をさっさと否定して心配するなと伝えて片付ける。ていうか山本はわざわざ呼び出して何をしたかったのだろうか?噂に尾ひれがついたのはいくら山本が違っていたと主張しても止まらないだろうし、ここで確認して妊娠してようと無かろうと下手に山本が動こうものなら妊娠させた張本人として山本の名が社内に響き渡ってしまうだろうし…。この一件で妊娠が気になった真子は妊娠検査キットを購入し…。

咲は家を出た拓海(萩原聖人)とは夜の公園で1度会ったのみ。咲は一緒に暮らすつもりだったが拓海の家を出た理由は「(子供作れない)僕じゃ美鈴(稲森いずみ)期待に応えられない」だっただけに咲と関係を進める気もないようで回答せず。咲はすっかりその気で、キャバ嬢を辞めるも、実家に帰った際にキャババレして出版社に勤めていた嘘もバレる。さらに拓海と待ち合わせしたけど美鈴がぶっ倒れてしまい拓海はそっちに駆けつけてしまう。入院したわけでもないのにあっさり咲を失念して連絡もせず(繋がらず)咲は放置されてずぶぬれになるわと散々。一応母親がやってきて励ましてくれたのと、恵美や真子が暖かく家に迎えてくれたので立ち直った模様。

恵美は永井大の勧誘を保留にしていたが、田村(勝村政信)には何故か話が伝わっていた。曰く俺くらいになると伝わってくるそうだが理由になっていない。さらには長谷川(田中圭)との関係も1度離れてみるのもどうだ?と諭すなど急にキャラが変わって理解ある人になってしまった。社長(拓海)が自分の事にて一杯&あんまり社員と同じノリで遊ばないとかどうしようもない状態だし、美鈴もそれどころじゃなくてアドバイスするような大人キャラが田村しかいなかったとはいえ何か奇妙だった。

さらに長谷川は留学から帰ってきたばかりの分際で、当時の知り合いが会社起こしたので誘われたからもう1回行きたいと拓海に告げる。会社としては痛手だが…行って来い!と了承した拓海。しかし気持ちを抑えられなくなった長谷川は恵美に一緒に行かないか?と勧誘。最終的にどう転んでも恵美と長谷川の退職が既定路線となり、弱小な拓海の会社が存続できるのかどうかが地味に気になってきたところで次回へ続く。

 

謎解きはディナーのあとで 8話
麗子(北川景子)は高校の先輩のドラマ制作パーティーに呼ばれて同級生の早織、岩佐真悠子、森カンナ、平愛梨らと再会。その席で先輩の姉がセットの下敷きになって病院送りになってしまう。ドラマのアドバイザーとして呼ばれていた風祭(椎名桔平)が珍推理の末に事故になってしまいそうだったので影山(櫻井翔)を頼った麗子。影山の仕掛けで犯人は判明。わざわざ麗子が転ぶ必要は無かった気がするが…。

だが動機が不明のままでその晩影山はいつもより厳しい口調で今回の原因は麗子だと語る。今回はディナーのあとではなく、ディナーをおあずけにして真相を説明。先輩の事を先輩がやっていた舞台名から「たまちゃん」と呼んでいた麗子たち。だが先輩の名前に「たま」は入っておらず、遅れて転校してきた早織だけは隣の席だった西山珠樹(浅利陽介)の名前が「たまき」だったので浅利を「たまちゃん」だと勘違いしたままだった。この2人は両想いだったが、麗子にとってはたまちゃんは先輩なので早織からたまんちゃん宛に託されたラブレターも先輩に送られて突き返されてしまっていた。

平愛梨とたまちゃん先輩が高校時代から付き合うことになっていたことも知っていたがそこは親友の手前我慢していたが今回は別の女と結婚すると知って色々勘違いの末にやっちまったという。最後は麗子が浅利に手元に残ったままのラブレターを届けるために出発しようとするところで終了。

麗子のせいというか、もう少しちゃんと確認しろよ…それ以前に友人の平愛梨と先輩が付き合っていたのまで知ってたなら勘違いに気付かないのに無理があるんじゃね?という話だった。そもそも浅利陽介と再会した麗子が全く覚えてなくて態度悪かったりと麗子の性格の悪さが今まで1番出てしまったような回だった。

 

HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜 9話
真知子(戸田恵子)は母の名前で本名は「サキコ」だった事が前回判明していたがもう終盤なのでそのまま真知子で通すことに。逃亡生活が終ったので一気に派手なおばさんになった真知子は独立資金の為にハントに励むことを決意。黎(米倉涼子)、和美(堀内敬子)、純(桐谷美玲)と次のターゲットを選定しようとするが、茜(山口紗弥加)が指名手配されていた。

春(川島鈴遥)が貯金を持ってきてお母さんを探して!と依頼する形(私的報奨金)という形で無理やりハントにしてしまったが、結局これで3話まで以外に懸賞金がゲットできず(7話はゲットしたはずなのに不明)、失敗続きどころか半分くらいはハントすらしなかったというドラマタイトルに偽りあり確定。しかも春がお願いした直後にぼそっと誰かが「稼げてないけどね!」とセルフツッコミまで入れる始末。

先週電話してきた茜は警察を信用するな!と言うので散々信頼を築き上げてきた権藤(谷原章介)まで邪険にする黎。他のメンバーは権藤ならいい情報をくれるんじゃないかと言うが黎は聞かない。結局権藤は怪しげな行動をし始めて、最後は警察上層部に呼び出されて一課への復帰をほのめかされているなど黒〜い状況になり、犯人がどうやら警察関係者ということになったので犯人一味なんじゃないかという疑惑までかかった状態に。対して寺島(小泉孝太郎)は茜を犯人にするには証拠不十分でおかしいと上司に進言するも黙殺されて不審を抱きつつも捜査をしていた。

茜の潜伏先が判明し迎えに行きたいが警察に張り込まれているので不可能。そこに突如サンタコスのAKB48高橋みなみが登場。当たり前のように商店街の住人だったような形で会話していたがサンタコスにヒントを得た一行は常連全員巻き込んでサンタ姿で商店街を宣伝と称して練り歩く大名行列を企画。大量のサンタコスで警察をかく乱してその隙に潜伏先にいた茜を回収、行列に参加して何食わぬ顔で連れ帰るという衝撃のトリックを実践。なお高橋みなみはヒントを与えるためだけの1シーンに登場し、大名行列には不参加だったので何のために出てきたのかさっぱり意味不明だったが、ヒントを与える意味ではそれなりに重要な役どころという微妙なゲストだった。

茜によると殺された男性とは同級生で呼び出されて行くとまだ誰も来ていなくて2階に上がると下で謎の男と口論が始まっていた。その内容は黎の記憶力なら自分の顔を覚えているから自分がやった殺しがバレる危険がある!と言う話だった。黎を消すとまで語る謎の男は同級生の自首を勧める態度に逆上していた様子だが茜が階下に降りると2人とも失踪。やがて同級生の男が死体になっていた。真相をつかむために失踪して事件を追っていた茜だが、500万の借金は1人暮らしだった黎に危険が及んでいるのは確かなのでわざと借金すれば現在の状況(ここに来る)になり、商店街コミュニティ内にいれば人が多くて安全だと思ったとかなんとか。かなり無理やり話を繋げたが結局今回は全く真相がつかめないまま、春が失踪したところで次回へ続く。

やはり神尾佑も黒幕サイドに1枚噛んでいるようだが、警察上司の運転手だったと判明。権藤が怪しい感じを突然匂わせたまま続いたが果たしてちゃんと終わるのか。今回だけでも少々苦しかったが…。

 

未来日記 8話
みねねの爆破事件で休校状態だった学校だが、雪輝と由乃は新しい学校へ編入することになる。みねね爆破事件の時に最も最初にみねねに雪輝を売り渡した高坂が同じクラスで早速嫌味を言いまくるが、日向とまおがかばってくれて新たな友達となる。原作では高坂はさらに嫌がらせを続けてプリントを雪輝に回さない(日向が渡してくれる)という展開もあったが今後も行動を共にすることになるのにさすがに高坂の印象悪くなりすぎるからかカット。

最近変死事件が起きているというので現場に乗り込もうということになり、雪輝、日向、まお、高坂に由乃を加えて現場の公園に潜入し楽しい時間を過ごす。しかし由乃は面白くなく、1人離れたところで地面に「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね(以下略)」と書くなど負のオーラを発しまくっていた。

そんな中で先に行ったはずの日向が死体で発見され、野犬たちが襲い掛かってくる。そこに探偵を目指すクラスメイト秋瀬が救援に登場。雪輝に「君の友だちだ!」と名乗る。いきなり言われても…

野犬から逃亡して展望台に逃げ込んだ一行だが、野犬の侵入を防ぐために雪輝の日記の予知を利用。原作では指示を出しても聞いてくれないので「僕には予知能力がある」と雪輝が宣言してコインの裏表を当てまくって信用させるという切迫しているのにのんびりした下りだったが、そこは改変。雪輝が自ら野犬の侵入してくる窓を抑えに向かうことで全員がとりあえず信用するという形に。

無事野犬を追い払うが、日記に未来が書かれていることまで告げてしまった雪輝にまおが迫り携帯を奪ってしまう。死んだはずの日向も現れて目的は秋瀬の未来日記だと告げて次回へ続く!

9話
日向とまおに捕えられた雪輝を取り戻すためにコイントスゲームを持ちかける秋瀬。秋瀬は日記所有者を装い、ハッタリで日向とまおをかく乱。由乃は日記所有者じゃないことに気づきナイフを向けるが秋瀬はあっさりと由乃を引き離すなど戦闘力の高さも見せる。何故急に現れて雪輝を守ろうとするのか不審がる由乃だったが秋瀬は友人を越えて雪輝が好きだと怪しげな告白をぶちかまし、初めて由乃がドン引きするという貴重な1シーンも。原作ではさらに雪輝のお尻を触るなどしてラブアピールする秋瀬に由乃が慌てる流れもあったがカット。

雪輝が信じた場合は実際の結果とは異なっていても間違った予知が表示されることを逆手に取ってコイントスに勝利した秋瀬。まおがとっさに雪輝の日記を破壊しようとするが飛び込んだ由乃がまおの腹をザックリ。この隙に雪輝、由乃、秋瀬、高坂は逃走。漫画だとコイントス中の高坂はほとんど描かれてなかったので意識していなかったが、アニメだとけっこうな頻度で置物状態の高坂が映っていたので一体この時高坂はどこまで状況を理解して見ていたのかとか色々考えてしまった。とりあえず一緒に逃亡することにした高坂だがそこでようやく台詞が。

ブチ切れた日向は犬を使い雪輝たちを追わせる。つーかこの公園どんだけ広いんだよ。丘陵地帯の公園かと思いきや何かもうバックには山々が広がっていて同じ町内とは到底思えないくらいになってたんだけどあれはちょっと描きすぎちゃったんじゃ…。あんな方向に逃げても遭難必至だろうに。

追いつかれることを悟った雪輝は単身引き返して日向の説得を決意するが由乃は友達は私だけでいい等と付きまとい、日向にナイフを突きつける。由乃の真意を悟った雪輝は「お前は友達じゃない」と言い「恋人」だとみんなに紹介。由乃はおとなしくなるが、咄嗟とはいえとんでもない宣言をしてしまい内心焦る雪輝。かなり散々なことがあったが友情を回復した一行。日向に日記を貸していた父親の10thは日向を利用していただけだと報告してくる。さらに自分はもう終わりだと語り、善人ぶった大人には気をつけな!と語り「なあ4th?」と呼びかける。場面変わって自室モニターに向かう10thの背後には無表情の来須がいて10thを射殺。あれ、来須ってそんな人だったっけ?というところで次回へ続く。


12月3日(土)

New TV&Blu-ray再生機導入

現在Blu-ray再生はPCのみ、ビクターのミニコンポEX-AR3にはDVD再生機能があるので、BLUEDOTの12インチTVに黄色端子で繋ぐという画質を捨てた状態で見ていたのだがさすがにそろそろ厳しいのでサイズアップ。AVOXの格安で場所を取らないBlu-rayプレイヤーとSHARPの16インチTVを導入したことで光ケーブルやらHDMI端子を駆使してそこそこの環境が整った。このサイズではBlu-rayの綺麗さはさっぱり分からないが、コンポにつなげるようになったので(光ケーブル)、少なくとも音に関しては悪くない感じになった。

正直端子に関してはさっぱりで未だに赤白黄のコンポジットだけで問題ないと思っていたくらいなので無知とは怖い。そもそも知っていればコンポジット入力しかないような12インチなんて買ってなかっただろうしな…。

とりあえずBlu-ray再生機→TVへHDMI(TV音声は0)、コンポへ音声を光ケーブルで繋ぐのが現状の環境では最強の設定のようだ。DVDの場合はコンポでDVDを再生できるのものの最も画質がいいとされるHDMI端子がコンポに無いのでその1つ下のD2端子とやらしかない。そうなるとDVDもBlu-rayプレイヤーからそれぞれに繋いだ方が良いということだろうか…。


12月1日(木)

ここ最近の2011秋ドラ Vol.9

秘密諜報員 エリカ 8話
6話で登場した内閣スパイの犬飼(神保悟志)がキャバクラで出版社員を装って女をひっかける任務を終えて(「私が恋愛できない理由」)再登場。政治家の依頼で失踪した秘書の堀部圭亮を探してほしいと依頼してきた。断るかどうるすか悩む戸塚(杉本哲太)だったが堀部の娘の小林涼子と喫茶店で偶然出会って好意を抱いていた園田(井出卓也)が率先してやる気を出するのでやることに。

先日はお嬢様役で殺されかけていた(「謎解きはディナーのあとで」)小林涼子だが今回は父が失踪した大学生という役どころ。最初はにこやかだったが園田がバイトで潜入すると一転してメチャクチャ冷たいツンキャラで園田スマイルも通用せず、単にバイトしているだけになってしまう。エリカ(栗山千明)は初めてサポートに回って客として潜入して携帯のデータを盗んで盗聴器を仕掛けると、堀部の自宅に潜入して他にも堀部を追っているエージェントがいることを突き止める。この際ベランダに隠れていたが、エージェントがベランダをのぞきにくるととっさに屋根の上に張り付くという久々にスパイらしい身のこなしを見せるが、屋根にはりつく栗山千明という構図はコント級で何だか物凄くシュールな映像になっていた。

戸塚が店にヤクザを装って小林涼子に揺さぶりをかけてそれを園田が救うという茶番をやらかして何とかわずかな信頼を得た園田。家まで送ると小林の部屋が荒らされていたのでこれに乗じてボディーガードして家に上がりこみ、そこに堀部から連絡があり実家の庭に埋めたものを持ってきてほしいと頼まれたので一緒に行動。怪しげな黒い手帳をゲットするも園田の力量では中身をコピーすることは出来ず帰還。

堀部との待ち合わせ場所で確保しようとするエリカたちだったが園田は父親に合わせてやりたいと反発し、待ち合わせ場所を変えてしまう。犬飼と戸塚が元の待ち合わせ場所で待ちぼうけを喰らう中でエリカは不敵に本当の待ち合わせ場所へ登場。そこにやってきた堀部だったがエージェントがやってきて目の前で連れて行かれてしまう。園田に騙されていたことを知ってショックな小林。さらに何だか高飛車な女(エリカ)が来たので人間不信になってもおかしくなかったが、堀部がさらわれてしまったのでとにかくエリカに任せることに。

堀部は倉庫で仕えていた政治家とそのエージェントたちにボコられていた。堀部は不正献金をしていた政治家に自首を勧めていたが政治家は聞かずに堀部が献金の様子を記していた手帳を手に入れ堀部を消そうとしていたのだ。そこにエリカが登場。派手なアクションでエージェントを蹴散らすと堀部を開放。政治家は余裕の表情で「政治には金が必要なんだよ」とのたまい、「やれ!」とエージェントたちをけしかける。既に1度やられかけてるのに何この余裕

今回はでかいパイプを振り回す奴がいたのでその一撃で吹き飛ばされ、段ボールドッカンして口から血を流すなどこれまでで最大のダメージを受けたエリカだったが結局本気出してあっさり4人全員沈めた。政治家はなすすべなくぐるぐる巻きにされてしまい、その後逮捕されているニュース映像が。小林と堀部は再会し、見届けた園田は満足げにこれは「仕事」だったからとメアドを消すが小林からは感謝のメールが届いていた。

そしてそもそも逮捕された政治家が今回の依頼人だったんじゃなかったのか?という問題に関しては犬飼曰く結果的に悪い政治家を逮捕できたからOKらしい。戸塚の推測では最初からこの政治家に目をつけていて政治家に利用されたフリをしてエリカなら政治家の悪事まで暴くと思って計算していたんだろう、と言うが犬飼は否定。一応辻褄は合わせていた。

 

専業主婦探偵〜私はシャドウ 6話
幸田(日野陽仁)の件の時の評判が行き届いて社員の福寿(長谷川朝晴)の母が依頼にやってくる。依頼時に芹菜(深田恭子)はいなかったが、福寿母は芹菜(化けている際の「山田」名義)に調査を依頼。福寿の付き合い出した彼女が怪しいので調べてくれというものだった。群馬の天神平まで行って2人のデートを尾行調査する陣内(桐谷健太)と芹菜。武文(藤木直人)の事ばかり言う芹菜だったが、今まで1人だった探偵業務が芹菜と2人だと楽しいことに気づく陣内は武文が持っていってくれなかったという芹菜の弁当を食べて武文への怒りを自覚。

調査の方は別にわざわざ群馬まで尾行することもなかった気がするが、何もせずにご帰宅。しかし彼女には子供がいて離婚調停中だったと発覚。それを報告すると福寿母は別れさせる!と息巻いて帰っていくが、芹菜はこれでいいのか悩む。今までだったら芹菜が直接動いていい方向に事態を導いていたが今回はそれどころではなかった。

新山(遠藤憲一)からは会社買収の件を強要され、千早(石田ゆり子)からはこの件が終ったら離婚してくれるって言うからやり直さないか?と持掛けられ、泰介(小日向文世)からは逆に新山の失脚を狙うチャンスだから乗っかったフリして探れ!と強要され板挟みどころか既にペラペラに押しつぶされかけている状況。当初泰介に不倫の件だけ伏せたまま報告しようとした武文だったがさすがに泰介も鋭く、弱みを掴んで脅されているんだな!と勘づく。武文が直接不倫を認めたわけではなかったが、先週のアリバイ工作のことも泰介自身が「不倫のアリバイをしてやった」と語っていたので、ひとまず芹菜を傷つけないという最低条件だけは守りつつも芹菜に知られなきゃいいという考えで、返り咲きが最優先らしい。ついには「君は僕には逆らえないだろう?」「私は2年前のことは忘れていないよ?」と過去に何かあったらしき事まで持ち出して暗黒全開。

打算だらけの板挟みで疲れ果てた武文は酔っぱらって帰宅して、芹菜を突き飛ばしておでこに怪我を負わせてしまう。暴力目的ではなく事故に近かったが、陣内はその怪我を見てプルプル怒りに震えるなど完全に芹菜LOVE状態。そして翌日も1人で飲みまくり「どいつもこいつも俺を利用しやがって!」とキレまくりの武文。やはり何か計算があったわけではなく、流されているうちに追い詰められてしまったのは確定か。それでも帰宅してみると安定無邪気な芹菜の様子を見て癒されるなどかなり都合のいい男に成り下がってしまった。

そんなある日、福寿が武文と探偵事務所に彼女をこれ以上調査するなと文句を言いにやってくる。芹菜はとっさに隠れ陣内が話を聞くが、そもそも調査もとっくに終わっているし、福寿は彼女が子持ちであることも全て知っていた(母に言ってなかっただけ)というので、「お母さんと話し合えば」の一言でもう何も抗議することもなくなった。だがプルプル来ていた陣内は夫婦の在り方について武文を挑発。武文は「ふとした時にいてよかったと思えるのが夫婦」などと芹菜的には嬉しいが、ここまでの行動全部見ている方としては都合の良すぎる回答をぶちかまし好感度ダダ下がり。

とりあえず芹菜は何も知らないままだったが、陣内と今回聞かされた丈二(古田新太)が以前入手していたエレベーター・キッス&ホテル・インのでっかい写真を処分しようとしているところに見事にやってきてしまいついに知ってしまう。それでも泣きながら「好きだから」帰ると宣言する芹菜に何も言えない陣内で次回へ続く。

武文の行動次第ではあるけどこれは離婚ENDもありえない話ではなくなってきた。ただ今になって武文が改めて芹菜と結婚した時の事を回想シーンまで出して福寿に、3度目のデートのドライブの時に芹菜が寝ちゃってその無邪気な寝顔に結婚を決意したと語っていた。この深田恭子の寝顔は確かに最強の破壊力があった。初回の頃はさすがに深田恭子も30近くなってきたかぁと思っていたが、まだまだカワイイ。陣内がついに自覚した(丈二にも指摘された)芹菜への思いにどう向き合っていくのか、野心に燃えすぎてもう他人かまってられない男2人と不倫アゲインをこの期に及んで誘い出す女との3枚板挟みでこのままでは別の意味のペラペラペラオになってしまいそうな武文はどこに執着するのか…。

そういえば初期に新社員として意味ありげに出てきて、変装した山田清掃員の芹菜に「貴方の秘密を知ってしまったんですが」で次週へ引っ張ったと思ったら武文の事好きでしょ?という小学生レベルの秘密をドヤ顔で告げたっきりほとんど空気と化していた梶木(丸山智己)。実は武文より先に新山の計画に乗って動いていたエージェントだったと判明。ちゃんと重要なポジションだったのか!と思ったが、その後武文が泰介に報告した時の評価は「新山は梶木を雇っていたがイマイチ信用しきれないので私を呼んだのでしょう」だった…。

 

世にも奇妙な物語 秋の特別編
なんかいつも連ドラと連ドラの間の改変期にやっていたような気がするんだけど。

憑かれる
作家として成功した松下奈緒が高校時代の友人の中越典子が結婚するというので披露宴に呼び出されたが中越しかいなくて散々ホラーじみた恐怖を与えられるという内容。「嘘でした!」を2回も繰り返されてキレた松下は帰宅するが、中越もその結婚相手も事故で死んだというニュースがやっていて憑りつかれた…というホラー。中越の小説を松下が無意識にパクっていた(既に生霊的に憑りつかれていた?)というのは本当だったのか謎。単に死んだから憑かれたのか、色々恨みがあったから憑りついたのか…。話の筋が通らない単に恐怖を煽るだけの話だった。

JANKEN
じゃんけん全敗の建設会社新入社員の三浦春馬はある日じゃんけん道場を発見。じゃんけんの極意を知る老師(石橋蓮司)の教えで修業に励む。…がただのお手伝いさんじゃねーかよ!とキレて一時帰還。だが修行の効果は出始めておりいつも速攻負けていたのに勝てはしないが全部あいこになるようになっていた。

老師の元に戻った三浦だったが、道場破りにあっており老師は虫の息。じゃんけんの極意を記した秘伝書を三浦にあずけて絶命してしまう。ほとんど格闘技状態でじゃんけんの極意を継承した三浦は無敵状態となり、ジャンケン直前に相手の顔に出す手が表示されて見えるようになる。

そこに社長が次の建設権利をかけたじゃんけん大会に出てくれと三浦に直訴。何でも建設業界は今は全てじゃんけんで入札が決まっており、社のエースがじゃんけんできなくなってしまったので連敗続きで倒産寸前だという。対戦場に出向いた三浦の前に現れた丸山智己は老師の仇だった。復讐に燃える三浦は果敢に挑むが全く勝てずあっさり2本取られてしまう。ここで極意を思い出した三浦はクールに徹して2本取り返す。最終決戦までにどんどんCGが派手になっていき、あの頃は凄かった「マトリックス」がこんな短編ドラマの一部で楽々できてしまうくらいになったんだなと時代の進化を感じずにはいられないようなド派手な戦いの末、最強の極意「信念で持って相手の手を決めさせる」を発動した三浦はグーを貫き、そのオーラに押された丸山の手はチョキになってしまう。こうして会社を救った三浦だが今度は総理が直々に依頼を…。

たまにあるバカ格闘路線。以前船越英一郎がやっていた奴も凄かったがさらにバカみたいになっていて爆笑。

ベビートークA錠
ところかまわず泣きまくる赤ちゃんに疲れ果てた水川あさみは坂からベビーカーごと始末しようとまで思いつめるが思い直す。立ち寄った薬局で飲むと赤ちゃんの言葉が理解できる錠剤をもらった水川はそれを服用して赤ちゃんの意志を理解しうまく立ち回るようになる。だが効きが悪くなり過剰摂取を始めた水川はたびたび頭痛と意識不明に陥るようになり、その間に幼児退行してしまうようになる。ついには赤ちゃんにまで危険が及び、夫からも服用を止められた水川だったが、赤ちゃんの様子がおかしいので狂ったように服用しまくってしまう。ようやく聞けた言葉は「お前のせいだよ!」

BAD END!と思いきやベビーカーごと始末しようとしていたところに場面が戻る。全部妄想だったらしく思いとどまった水川は前向きになって終了。水川あさみも若いママが似合う年になったんだなぁ(遠い目)

耳かき
殺し屋の浅野忠信はスナイパーといて標的を仕留める前に耳かきをするクセがあった。延々浅野のダンディズムを語るナレーションが続くのでかつての「夜汽車の男」のごとく耳かきの素晴らしさをクソ真面目に語り続けるコメディなのかと思ったら、耳かきが耳に刺さって抜けなくなり、しまいには全部入ってしまい、最後は鼻から出てくるという予想外のハズレオチだった…。

いじめられっこ
いじめを引き受けるロボットの存在が明示された上で話が開始。志田未来がいじめられていたところ、無表情な大後寿々花が転校してきて身代りにいじめられるようになる。志田はガラスが腕に刺さったのに血が出ていなかったので大後がロボットなのではないかと疑うが、身代りなんておかしい!と大後を見捨てず仲良くなる道を選択。いじめっこに立ち向かい追い払う。大後には感謝されたが、大後は義手だったのでロボットではなかった。実は志田未来の方がロボットで、身代わりでいじめられ続けなきゃいけないのになんだこの結果は…と研究者が揉めており、リセットされて新たな学校に送り込まれるというオチ。最後なんで普通にあったかい話で終わってほしかったが…「奇妙」だ。

「シバトラ」で殺されて以来大後寿々花を見たが志田未来が小さいせいもあるけどやたらごつくなったような印象。「セクシーボイス&ロボ」やってた頃はまだ13歳だったのに既に大人びていて子供っぽくなかったのであまり変化しないかと思ったけど随分変わっていた。一方志田未来は「女王の教室」の印象のまま成長するという他の共演者が誰も成し遂げられなかった道を突き進むのが凄い。そしてよく見たら志田未来をいじめていたのは「女王の教室」で志田未来をいじめる側に回った第一人者の梶原ひかりだった。狙ったのか…。

 

私が恋愛できない理由 7話
長谷川(田中圭)の元へ行ってしまったのは咲(吉高由里子)や真子(大島優子)が同じような状況でも同じことであるとする友情は大事説を唱える恵美(香里奈)。武居(小柳友)から別れを切り出されるもその場では納得せず、再度呼び出すという愚行を。武居は怒っているわけではないとして、まず「僕の事が好きですか?」と率直に質問。当然のように言葉を濁して即答できない恵美に対して、武居は薄々分かっていたけど自分が焦って付き合おうと言ったこと、その後で好きになってもらおうと思っていた事、だけどそれはやはり無理だったことを話し、自分からさわやかに謝罪。これでは主人公がどんどん最低女に…。かといってすぐに長谷川にも走らずに今回の恵美は宙ぶらりんなまま。長谷川には申し訳ないと思いつつもう政略結婚に向かっているひかり(倉科カナ)だったが、底の浅い医者の家系を無事三代目にできるほうがいいのか随分と吹っ切れた様子で恵美に長谷川を託すなど後押しするもやはり動かない。

一方の長谷川は真子から武居と恵美が別れたと聞き(あっさりバラすなよ…)動揺。長谷川自身はかなり意識している様子が垣間見えたが、あまりに恵美があっさりしていていつも通りすぎるので動けず。またわざわざ武居に説明しに行くが、武居は自分は本気だったけど恵美の1番は長谷川だと諭す。これ以上武居を苦しめないであげてくれ。

さらに新たな相手として恵美の仕事ぶりを気に入り今度のでかい代々木での仕事にチーフとして恵美を指名した協力会社の社員として永井大が新登場。永井大はいきなり職権乱用で行為をほのめかすのかと見せかけて、「うちに来ないか?」と引き抜きを提案。ただでさえ社員少ない上に、社長の拓海(萩原聖人)自らが美鈴(稲森いずみ)の力で持っているようなものだと認めてしまっているこっちの会社が傾くじゃないか…。

真子は二股疑惑を流されたまま失意の退職。木崎(中村竜)は「色々すまなかったね」とわりとすまさそうに謝罪。だが桃子(剛力彩芽)とあれっきり連絡取れないんだけど…と語る。どうやらあっさり捨てられたらしい。そんなん言われても…という感じで木崎退場。その道の先には最早ネタ男と化した山本(平岡祐太)が。もう決め台詞になりつつある「ヤッパリマダキザキサンガスキナンダネ」を繰り返すという思考停止っぷりを見せると、真子も「チガイマス」を繰り返すというお約束のような掛け合いが…。さらに山本は噂を流したのは僕じゃないけど僕だと思ってるだろ?などとワケの分からない事を言い出して、「僕のせいじゃないから」と最早どこに転嫁しているのかもわからない責任を放り捨てて去っていく。結局こういう流れになったので視聴者的にも噂を流したのは誰なのか分からないままとなった。僕じゃないけど僕だと思ってるだろ?というのは真子というより視聴者に向けての言い訳コメントのようである。まあ…でも結局おまえなんだろ?

失意の真子はそのまま個人経営のレストランに入る。ダンディーなシェフが1人いるだけだったが、おススメを聞くと「全部おススメなんだけど?」と返し、料理を食べながらあまりの惨めさに泣く真子に「泣くか食べるかどっちかにしな」とハンカチを差し出すダンディズムを披露。

そして木崎を寝取ったっきり出番が途絶えていた桃子も復帰。あっけからんとお姉ちゃんのものを奪いたかっただけだから木崎とはそれっきりで好きでも無かった!と最低な発言をした上に、仕事も恋愛もできないとブルーモードの真子に「そうだよね」とダメ押し。さらにヒートアップしてけちょんけちょんにけなしまくり、「料理しかとりえないじゃん」と真子の精神が崩壊しそうなトドメを放つが、何故か真子は「料理、とりえ」に反応し立ち直ってしまうというミラクル思考回路。桃子に言いかえすどころか、今度おいしいホットケーキをもう1回作ってあげるなどと言い始め姉妹仲は良好。そして真子はバイトを募集している先ほどのレストランに立ち入っていき…。というわけでさすがに1話で心変わりでは恵美は最低女になってしまうし、真子も尻軽すぎるので今回はこの2人は次へ向かう気配はあまり見せなかった。

咲と拓海(萩原聖人)は相変わらずのんびりデートを重ねていたが、特に拓海は美鈴の前では重苦しい顔をしているが咲といる時は明るい笑顔を見せるなど気が楽なご様子。ついに美鈴は2人を目撃してしまう。美鈴は家に特攻をしかけてくるが、2人はデート中で恵美しか家にいなかった。咲の部屋で拓海のボールペンを見た事で何となく勘付いていた恵美だったが、美鈴に「知ってるんでしょ?」と問われるとまるで全て知ってて黙っていたかのような無駄な動揺ぶりを見せて見抜かれてしまう。「そんなに詳しく知らない」と言い訳する恵美だが詳しくどころか確証すら無かったのに動揺しすぎて美鈴が余計動揺しちゃったよ…。

結局美鈴はあきらめて帰ったらしく、帰ってきた咲と恵美はケンカになるが咲はどうしていいか分からないんだ!と叫び、何もしてないから不倫ではない!と宣言して去ってしまい帰宅した真子も恵美も何も言えなくなってしまう。確かに会ってるだけなので定義上は不倫してない。そして拓海は美鈴に子供は作れないから何もできない不要な人間なんだ…と告げて家出。恵美の無駄な動揺といい、拓海の理由といい、美鈴が状況を正しく把握しているのかが謎だ。

 

謎解きはディナーのあとで 7話
麗子(北川景子)がぎっくり腰になってしまったので今回は影山(櫻井翔)が手配したTVの取材を装った撮影隊の映像データが定期的に伝書鳩で送られてくるという形式に。カメラ目線全開の風祭(椎名桔平)が出ずっぱりでいつも麗子が担当していた聞き込みの相棒は並木(野間口徹)になったが、これではいつも以上にウザくなるのではないかと思ったがそんなこともなく出番終了。今回の殺された女性の部屋から帽子が1つ消えていたということから、帽子を見たくなった麗子は幼いころから帽子を用意してもらっている帽子屋の田山涼成を呼びつける。

今回は田山と3人で事件を検証。第1発見者に佐藤めぐみ、容疑者に塚地武雅や我修院達也など濃いメンツが揃ったものの犯人はずっと一緒に事件を検証していた田山だったというオチ。娘が被害者のイジメにあって自殺したので、せめて謝ってくれと頼みにいった田山だが関係ないと冷酷に言われてしまう。その際に被害者女性が娘が考案した服のデザインを丸パクリして名声を得ていたと知った田山はブチ切れて殺害。バスタブに沈めて殺した際にコンタクトを落としてしまい、大雨で車で帰るのに片目コンタクトじゃ困るという苦しい理由で、ザル代わりの麦わら帽子でコンタクトを救い上げてその麦綿帽子だけ持ち帰った。だが一晩中放心状態で彷徨い、帰宅しないままに麗子に呼び出され、帽子を麗子の家に持ち込まざるを得なくなっていたという。影山はその時点で不審に思っており、証拠の帽子が出てきて田山は罪を認める。今回は自宅に風祭を呼ぶわけにもいかず、田山が逃亡する恐れも無い事から自首を勧める形で終了。

最終回でもないのに延長スペシャルだったのは謎。信頼していた人が犯人というところを描きたかったのかもしれないが、登場早々に田山が「お嬢様は店にとって最高のカモ!」などと連呼したため、偽の帽子を売りつける悪徳業者みたいな印象になってしまった。また金を使い込んだ悪徳弁護士としてエリカ様(栗山千明)にボッコボコにされた矢柴俊博が証言者の1人として登場。1話ゲストモノが多いせいか、今期はあちこちで重複ゲスト出演者を見る…。

 

HUNTER〜その女たち、賞金稼ぎ〜 8話
前回は一応犯人を確保したはずなのに、3話連続で最近賞金から遠ざかっている旨を語る黎(米倉涼子)のナレーションを使いまわす。どういうわけか前回の事件で考えることがあったのか、チームが自然解散気味になっているという謎の状況から話が開始。勝手に権藤(谷原章介)が死んだと思って葬式ムードになっていた和美(堀内敬子)、純(桐谷美玲)、真知子(戸田恵子)がそのまま引きずってしまったのだろうか。

ていうか真知子が失踪。単に体調不良でホテルに潜伏していただけで入院させることになるが、夫だという岸本(相島一之)が登場。DVされているので逃げてきたと真知子が語っていたので警戒する黎と和美だが、岸本は優しい男でむしろ真知子に問題があり、勝手な行動や金の使いこみなどをしていたという。その態度にすっかり信用してしまう和美。病院に向かうと真知子は失踪。随所に見せる岸本の様子に不信感を抱く黎だが、やがて真知子が見つかり話を聞くと岸本が言っていた事とまるで違う。岸本は「俺の子供を産めるほどレベル高くないだろ」との迷言を放つほどの最低野郎だった。暴力は決してしないが権藤によればそれは精神的に追い詰めるモラルハラスメントだという。

最後はメンバー立会いの上で話し合いが行われるが岸本の話術で洗脳されたように自分が悪かったと認めてしまう真知子に黎だけが憤慨して連れ出して説得。再び真知子が失踪してしまうのでついに本性を見せた岸本はキレまくって「明日までに真知子が見つからなかったらお前らを訴える!」と珍言を吐いて出ていってしまう。真知子が本名を名乗らなかった事や、DVじゃ無かった事に憤慨していて、戻るって言ってるんだからいいじゃんとすっかり岸本に騙されていた和美もさすがに本性を知って真知子サイドに。純は少し前に機内で会った事があり自分勝手な奴だったと思い出して憤慨。

戻ってきた真知子はまたバウンティハンターをみんなでやりたい!離婚する!と宣言。再び岸本が乗り込んできたが逆に離婚しないなら訴える!とまで強気に出たら「ウキ〜〜〜〜〜!!」と発狂して出ていってしまった。誰か病院に連れて行ってやってくれないか?

というわけで今回は最初からハントなし。これなら岸本が真知子に懸賞金をかける形で、逃亡のエキスパート真知子を追いながらも金の為に仲間を売るのか葛藤するメンバーたち…ついに真知子を確保するが本心を聞いて岸本に立ち向かえ!という流れの方がドラマの前提を守りながらもメンバーそれぞれの見せ場も作れて良かったんじゃないだろうか。一応黎と和美の会話で真知子に懸賞金かかったらどうする?みたいな話は出たんだけど何でそれで展開させなかったのか…。

またしても賞金がゲットできず前回の獲得の有無も不明。その上、ついに失踪中の茜(山口紗弥加)が殺人の指名手配にされてしまい最終章に突入する模様。茜に懸賞金がかかったところで無罪なのは目に見えているわけで、このままハントなしでタイトルに偽りありのままドラマは終了してしまうのだろうか…。なお店の新常連として神尾佑(「SP」メンバーの七三わけじゃない方の人)が登場し、元刑事の大岩(柄本明)が彼は普通のサラリーマンではないな…との見解を語るという伏線が。犯人か?


11月30日(水)

紅白発表2011

11月分の日記に載せると明日には過去日記になってしまうので前倒しで12月分に移動。

 

初出場の人たち

芦田愛菜
鈴木福
正式名称は「薫と友樹、たまにムック。」で、「マル・マル・モリ・モリ!」を歌うのも間違いないはずだが、完全に男女平等+おまけで犬というスタイルのためか、紅白どちらにも入れられず、かといって企画で出すにはヒットしすぎているので、個人名で紅白それぞれに初出場として並べるという扱いに。枠は2人分だから時間も2人分なのか、芦田の方が自分の持ち歌も歌うのか。しかし芦田1人で歌われると鈴木はどうするんだ。とりあえずベロにでもコスプレして踊っていればいいというのか。そして「たまにムック。」が出るのかどうかにも注目だ。

猪苗代湖ズ
猪苗代湖とは福島にある湖で、THE BACK HORN、サンボマスター、TOKYO NO.1 SOUL SET、風とロックの中から福島出身の4人のメンバーで去年結成されたユニット。震災後にリリースした「I love you & I need you ふくしま」が地味にロングヒットしていたが元々は震災の為に結成されたわけでも、震災を受けて制作されたわけでもなかったようだ(録音は震災後のようだけど)。結果的に震災復興支援の代表的な扱いでの選出っぽいが、それぞれのバンドが個別に紅白に呼ばれることも出ることもなさそうなのでかなり意外な展開に。音楽ファン以外にはそんなに知られてもいないと思うが、曲自体はキャッチーなので年明けの再上昇筆頭候補かもしれない。

KARA
少女時代

去年出ると言われて結局出なくて、韓国にも年末の番組があるから出ないんじゃないかと言われていたが結局今年出た。曲の知名度や好き嫌いはともかくとして、この2組の名前は大量発生した韓国アーティストの中でもずば抜けてダントツで知れ渡っていると思われる。ただ今年の曲じゃなくて「ミスター」や「Gee」といった昨年のヒット曲になりそうな感じが。

神田沙也加
松田聖子の娘で、02年にSAYAKAとして大々的にデビュー。宇多田やCHEMISTRYはちょっと無理だけど、後藤真希くらいなら蹴散らす勢いでプロモーションを仕掛けたが惨敗。以降、ブランク開きまくりのシングルリリースを経て1stアルバムを最後に歌手活動どころか芸能活動も一時休業し、最近は本名名義で女優活動を行っていた。今年はデビュー10周年なので記念アルバムも出したが、これといってヒットしたわけでもなく、今更何を歌うというのか。全くこのタイミングが意味不明。

椎名林檎
現在絶賛朝ドラ主題歌を歌唱中。作風があまりに違いすぎたせいか、これまでの作品よりも売れてないけど。

 

J-POP常連の人たち

aiko
安泰。新曲バラードを歌うパターンとアップテンポを歌うパターンがあるが…。もしくはベスト盤があったので「カブトムシ」とか過去曲に走る可能性も。

絢香
復帰を発表した際に言われていた「紅白で復帰」が現実に。復活をアピールして来年の新作へ繋げるには最高の舞台だが、とりあえず応援歌なら「I believe」とか「みんな空の下」辺りが妥当か。

アンジェラ・アキ
9月に妊娠を発表したし、今年はシングルは1枚だけでNHKタイアップでは無いのでさすがに今年は落選するかと思ったら生き残った。今年出たアルバムの最終曲「One Family」がNHKタイアップなのでこれを歌って番組視聴者とファン以外ぽか〜んになるというパターンだろうか。

いきものがかり
王道中の王道で何かよほどのことが無い限りずっと出続けると思われる。「笑ってたいんだ」で元気さを見せるか、またしてもバラード枠で「歩いていこう」か。紅白においては前者もそろそろ見せてほしい。

AKB48
SKE48とかも出るかと思ったが、単独では出られず。恐らく長めに時間をかけてメドレーで出れる関連メンバー全員が出てくるものと思われる。昨年は他のコーナーでもやたらメンバーが多用されており、今年もそんな感じになるのだろう。

倖田來未
シングルは4作あるが…。人気は下降気味。バラードかダンスナンバーか…。紅組にバラード歌いそうな連中が多すぎるので誰かがアッパー担当にならないとそれはそれでスローすぎてきついものがあるような。

夏川りみ
06年以来の復帰。今回は「涙そうそう」ではなく、元々は単なる合唱曲の1つだったが、震災でピックアップされ、秋川雅文と一緒に震災復興支援的な意味合いで同じ曲を同時リリースした「あすという日が」を歌唱するものと思われる。

西野カナ
2年連続。この人までバラード要員になってしまったらいったいどうなってしまうんだ。かといって「まな〜つの恋が♪」とか歌われても季節感が…。

Perfume
NHK貢献度も高く、初動をあげつつ累計が変わらない不可思議な安定人気も変わらず落ちる理由もなし。

浜崎あゆみ
今年も早々に歌って代々木へGO!

平原綾香
まだいるのかよ状態だが今年もNHK朝ドラ主題歌、とNHK貢献度が高い。というか当初インスト曲だったのに歌入りバージョンを後から作って平原綾香に歌わせたという溺愛っぷり

松田聖子
10年ぶり。親子共演と言われているので、親子で何か歌うものと思われ、全く2人の持ち歌と関係ない曲が飛び出る可能性もある。自身は今週初登場した竹内まりや提供の新曲が久々の初動1万台を記録。今週じゃなければトップ10ヒットだった。

松任谷由実
前回は大量のバックメンバーを引き連れて登場したが単独出場は初。何でもNHK「SONGS」と復興支援プロジェクトをやっていたようなのでそのプロジェクトソングである「春よ、来い」で確定と思われる。コーラス動画を一般募集かけたそうなので大量のコーラス隊が出て来るんじゃなかろうか。

水樹奈々
3年連続。アニメ関連はとりあえず3年連続この人だけという状況になり、広がる気配なし。

秋川雅文
3年連続「千の風になって」を歌って08年以来の復帰。前述のように夏川りみと「あすという日が」だと思われる。


今年も司会。またメドレーだろうか。

EXILE
スクールのメンバーも大量にバックダンサーしてド派手に盛り上げるに違いないのでバラードは無いか。

NYC
謎の3年連続。というか1年目にいたboysがリストラされたのでこの名義では2年目。ジャニーズ枠拡大時にちょうどデビューしたばかりだったということで完全に運が良かっただけなんじゃないかと思うが…。NHK情報番組持ってるV6イノッチはいつになったら報われるんだろうか。今年はシングル1枚のみだがその「ユメタマゴ」はNHKのアニメ「忍たま乱太郎」の映画版ED。NHK的には他よりも貢献度が高く問題が無い。

郷ひろみ
昨年9年ぶりに蘇り2年連続。「笑顔にカンパイ!」がNHK「サラリーマンNEO」主題歌ということで分かりやすい選出。

SMAP
結果的にSMAPだけが異常に節電に気を遣ってシングルリリースもライブも止めてしまったわけだけど、ギリギリでシングルを1枚発売予定。「オリジナルスマイル」辺りとメドレーするものと思われる。

東方神起
2人になって復活して紅白にも復帰。2人になってからは必ずバックダンサーが大量にいるので今回も歌唱シーンだけ見たら何人組なのか分からないステージになるのだろう。

TOKIO
18年連続出場とジャニーズ唯一の連続出場を継続。被災した「DASH村」といい、タレントとしての知名度は高いが…肝心の曲がヒットしておらず、さらにリリース干されるという厳しい状況。「見上げた流星」しか歌う曲が無いが、原田芳雄の遺作になったドラマの主題歌でもあるしその辺りにも触れるかも。

徳永英明
今年はカバーシングルは出していないが、「VOCALIST&BALLADE BEST」を出しており、25周年記念の「壊れかけのRadio」を再録している。まさかまたこの曲なのか?

AAA
2年連続。盛り上げ系で何か1発ドカンとやってくれるものと思われる。

長渕剛
03年以来。震災支援の「TRY AGAIN for JAPAN」が出ているのでこれかと。

平井堅
2年連続で出ていなかったのでもう出ないのかと思ったら復帰。よく分からん。ドラマは大ヒットしたが主題歌の「いとしき日々よ」はそこまでヒットしたわけでもない。

FUNKY MONKEY BABYS
最早ラップ系なのかどうか微妙だが、NHK的なラップ系枠は親しみやすさも最高クラスの彼らで確定なのだろう。

福山雅治
大河も終わったので今年は出ないかと思いきや連続出場。

flumpool
こっそり3年連続。デビュー時から全くファンが増えている様子が無いので、安定した人気はあるのに影が薄い。今回はNHK全国学校音楽コンクール曲・中学の部課題曲の「証」があるのでこれ以外にありえない。

ポルノグラフィティ
昭仁がアドリブでいれる台詞が楽しみだが、すっかり固定ヒットしか出なくなって久しいので曲の印象が薄い。3作のうち「ワンモアタイム」が1番盛り上がりそうなのでこれだろうか。

ゆず
昨年出なかったと思ったらまた復帰。「Hey和」は壮大すぎてちょっと引いちゃったんで、新曲の「翔」がいいけど「Hey和」になりそう。「第九のベンさん」だったら爆笑する。

L'Arc〜en〜Ciel
昨年はバンクーバータイアップだから10年ぶりに復帰し、2年連続。特にNHK的なタイアップも無いのでよく出てくれたなという印象。

 

いなくなってしまった人たち

植村花菜
「トイレの神様」とはなんだったのか。

クミコ
昨年出演後もさっぱり売上が上がらず、植村花菜以上になんだったのか。

HY
何で昨年に限って出たのかがよく分からないままに1年ポッキリで呼ばれず。

DREAMS COME TRUE
制作が忙しい時は出ないが、今年はそれに当たるらしい。震災支援を理由に無理してでも出るかと思ったけど。

コブクロ
喉の不調で休業中。

遊助
紳助繋がりの暴力団排除枠ではないと思うが…超絶曲「一笑懸命」を紅白で見たかったぜ!

中島美嘉
昨年体調不良で休業して欠場したが、復活したのに復帰ならず。

というわけで初出場が何だかしょぼい気がするんだけど、そもそも新人がいないしどうしようもないのか。というか震災復興支援もかねて出てくださいよ!とでも交渉されたら「年末年始は家でのんびりしたい」を理由に蹴るというのが例年以上に難しい情勢だったような気がしなくもない。

 

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