10周年な日記 27
12年3月
3月29日(木)
SCANDAL JAPAN TITLE MATCH LIVE 2012 「SCANDAL vs BUDOKAN」
SCANDAL初武道館!ガールズバンド史上最速!ということで行ってきた。なお史上最速というのはメジャーデビューからではなく、よく見ると結成から5年7ヵ月は最速とされている。メジャーデビューからにするとかろうじてZONEよりは早くなるが、偉大なる先駆者プリンセス・プリンセスと現在の最速記録保持バンドであるチャットモンチーに及ばないためである。結成からにするとプリプリもチャットもメンバーが違うとかバンド名が違うとかあっても公式なバイオグラフィー掲載がそこを起点としているためSCANDALの圧勝となる。もちろんZONEも結成となると公式に明らかにされていないくらい昔になってしまう。結成が明言されているSCANDALの圧勝なのである。
そこまでして最速にこだわらなくてもいいのに…。昨年12月の元ZONEの2人&ステレオポニー&SCANDALのチャリティーライブ以来2度目となる。あの時は音響が最悪すぎて曲はほとんど記憶になく、勢いがあってかっこよかったのと、チャリティーライブという名目なのに差し入れのシャンパンをひっかけてきました!などと酔っ払いライブを宣言し、最後には空き瓶を持ってステージに上がるなどしたため一部ファンの間で強烈な批判を受けたことしか覚えていない。
今回は公式ページの先行であっさり取れてしまったがけっこう即日完売レベルだったらしく、会場につくまでに「チケットゆずってください」プラカードを抱えた女の子を数名見かけた。
ステージは背後に巨大スクリーン(3枚並び)、ここには曲によってイメージ映像も出ていた。サイドにスクリーンがあり、こちらはメンバーの様子を映すもの。花道は短めで、アリーナの真ん中よりも手前くらいまで伸びていた。俺の座席は武道館といえば東方面!というくらい安定の東側。限りなく南東に近い東側。メンバーは遠目ながらよく見えたが、逆にサイドスクリーンが見にくく、中央の巨大スクリーンも天井からの変な形の機材が影になってしまって真ん中が見えなかった。
ライブタイトルが何故か対決方式になっており、オープニング映像も何故かプロレスの煽り番組風。負ける気しねぇ!などと強気な発言を繰り返すメンバーの様子をプロレス番組風に編集したVTRが流れ、笑えばいいのか迷う。ていうか最速にこだわったり、SCANDALとスタッフは一体何と戦っているのだろうか。
そしてかっこよく登場!したと思ったら微妙にフリフリなアイドルちっくな衣装。試合スタート!カ〜ン!とかやっておいてこの衣装じゃかわいすぎるだろ!しかもエンディングにおいて勝者SCANDAL!的なネタも何もやらずにプロレスネタはこれで終了。マジで一体何と戦っていたんだ…。
なお今回はスタンドマイクを使わず、常にヘッドセットマイクだった。RINAだけはボーカルをしないのでマイクを装備しておらず、MCの時は1人だけハンドマイクを片手に持っていた。
1.SCANDALのテーマ
2.瞬間センチメンタル
3.EVERYBODY SAY YEAHMC
4.BEAUTeen!!
5.少女S
6.LOVE SURVIVE
7.Hi-Hi-Hi
ここまでは飛ばしまくりでいきなり盛り上がりまくり。前の席の人とか頭振り回すいわゆる「ヘドバン」までぶちかまして騒いでたし。ドラムの後方、スクリーンとの間もステージになっており「少女S」では3人がそちらへ移動。結果的にRINAが1番前で、その後ろで3人が演奏するという珍しい光景も。RINAドラムソロ
メンバー3人がはけてRINAだけが残り、一切言葉は喋らずにドラムソロと身振り、ドラムの丸い板にメッセージを書いておいてスクリーンに映す形でコミュニケーション。さすがにファン大好き、バンド大好きというだけあって愛に溢れた振る舞い。かっこよさとかわいさが突き抜けまくっていて正直ここまでとは思っていなかったのですっかり魅了されてしまった。8.スキャンダルなんかブッ飛ばせ(RINA抜き、3人ダンス)
RINAのソロが終わると特攻服姿の3人が登場。楽器は抱えていたものの完全カラオケでPVでやっていたダンススタイルで披露。バックのスクリーンにはPVが流れていた。また声まで他とは少し違ってまとまって聞こえたので恐らく口パクだったんじゃないかと思う。楽器から手を離すダンススタイルで披露するなら、確かにRINAがいるとRINAだけは演奏しているのでドラムだけ生にしなくてはならない。3人だけというのは正解だったと思う。RINA単独MC
3人が去るとRINAが1人で登場。MCを繰り広げる。HARUNAを中心に割と強気系なMC(TOMOMIは個性系)というのがSCANDALのカラーだが、RINAだけはほんわかかわいい。さらっとファンへの愛を語れる辺りは本物だ。口癖である「RINAやで〜」をみんなでやりたいということで会場を巻き込んで「RINAやで〜」と絶叫。同時に特効がド〜〜〜〜ン!!4人でMC
満足げなRINAの元にメンバー3人が登場。何勝手に特効使ってるんだという話に。特効ってぶっちゃけ金かかるんだよ、「RINAやで〜」で使うって…という流れになり自腹で払うように迫られるRINA。HARUNAとMAMIが攻める中で、TOMOMIだけ流れに乗らずにいつまでこのネタ引っ張るの?ととぼけていたが突如RINAが「TOMOMIが払ってくれるって!」と丸投げ。そのままTOMOMIが払うことになり、でかい15万円の特効領収書ボードが登場。唖然とするTOMOMI。実はドッキリを1ヵ月前から仕掛けており、母親までグルになって家の事情で15万円必要だと言われたTOMOMIは15万円を用意し、本日マネージャー経由という形で2時間前にマネージャーに15万円を渡したばかりだった。この15万円が実は特効料金だったというオチ。
とりあえずウケていたし、個人的にも面白かったが、「後でお金は返します」というフォローも無くドッキリ成功ワーイワーイで終わってしまったので少々微妙だった。15万とかリアルな額が出ているし、振り込め詐欺みたいなドッキリだし、ちょっと悪ノリが過ぎるんじゃないか…。言ってしまえば全くほっこりしない類のドッキリであり、完全な金の騙し取りである(もちろん返すんだろうけどフォローしない)。笑いは取れていたが正直少し引いていたファンも少なくは無かったんじゃないかと思う。それだけスタッフ間の信頼も熱いからできる事だろうけど、今日が初SCANDALというファンもいる大会場でやるにはあまりにリスキーな内容である。スタッフ止める人いなかったのか。
9.Pride
10.ハルカ
11.BURN
12.スイッチ
13.会いたい
後半は比較的聞かせる曲が続く。といってもドバラードは持ち歌にほとんど無く、唯一のバラードシングル「涙のリグレット」もベスト盤に入ってないので今回はスルーされていた。前半ではヘドバンしまくっていた前の列の人たちは、前半で飛ばし過ぎたのかこの頃には完全な置物になってしまい、手振りとかも申し分程度にまでトーンダウンしていた。ちなみに俺は最初から最後まで置もMC
14.HARUKAZE
15.SAKURAグッバイ
16.Hello! Hello!
17.太陽と君が描くSTORY
18.SCANDAL BABY
終盤にかけては再び盛り上がっていく構成。「HARUKAZE」「SAKURAグッバイ」はやはり名曲…だったが俺の体調が既にヘロヘロ。総立ちの中で静かに着席するのであった。アンコール
19.スペースレンジャー
20.カゲロウ
21.DOLL
アンコールではわざわざセンターステージにドラムをセット。センターステージで初期の楽曲を披露。アンコールというのもあるし、この頃の曲の方が激しいというのもあるけど、近年の曲に比べると初期の楽曲での客のノリの方が圧倒的に凄かったような気がする。メジャーデビュー曲「DOLL」も当時の生演奏があまりうまくなかった記憶があるんだけど格段にかっこよくなっていて頼もしささえ感じた。というわけで選曲はベスト盤全曲+アルバム曲を少々。ベスト盤に入っていなかったシングル曲は全部カットという構成だった。演奏は安定している感じで、例えばギターソロがCDよりしょぼいということもなくしっかりしていた。MCでは大阪城ホールを目標にしていたので武道館はあまり考えていなかったとも言っていたが、初の大会場でそれなりに感慨深さは見せながらもそこまで大感動という感じではなくあくまで通過点であるような印象。ステージ自体もサポートなし(よってキーボードの音は全て同期)でシンプルだった。ヘッドセット着用なので3人が常に自由に動き回れるというのはステージの広さを生かしていて良かったと思う。MAMIのギター1本でHARUNAがボーカル専念みたいな曲があればまた違ったかもしれないけど。
総じてかっこいいガールズバンドだなと思ったし、とにかく激しく演奏しているのが似合うバンドになったと思う。ステージ自体は予想通りで満足ではあったが、予想以上だったのはRINAのドラムの激しさとかっこよさ、そして笑顔とファンの心をバッチリ掴むその数々の仕草というパーフェクトっぷりであった。正直他のメンバーは割と強気路線だし、スタッフも一緒に悪ノリするような状態なので、見方によっては全員そろって少し調子に乗っているとも見られかねないような感じが最近はしているんだけど、RINAがRINAである限りSCANDALは大丈夫なんじゃないだろうか。
そんな締めでいいのか
3月28日(水)
ここ最近の2012冬ドラ Vol.11
数学女子学園 11話
いつも話が繋がってないのに必ず最初に入れられる前回のあらすじ。前回は3回勝負の1回目で負けたところで終了して初の続きモノだったにも関わらず、前回のあらすじは対決が始まった前回の終盤部分のみ。ヤムチャ須藤スルー。しかも前回のあらすじの中に2回戦に負けたところまでやっている。これもう前回のあらすじじゃ無ぇ…。3回目の勝負でニーナ(田中れいな)は絵札を全部そろえて勝ちに行くしかない!と閃き、残りの2人に必死にアイコンタクト。かくして無事に勝利!って速!!いつものようにおしおきかと思いきや麗子(真野恵里菜)は高笑い。そもそもマントを被った3年生に依頼されたから対決しに来ただけで転校生ですらないのでさっさと去るそうである。
色々ツッコミどころが満載だが、麗子を倒したことで数学番長に大手がかかり、伝説の3年生であるデビルシスターズから挑戦状が届く。その3年生は支配を続けるために15年以上留年し続けているという噂もあるらしい。この時点で不吉な予感が漂う。ニーナはさゆり(道重さゆみ)、一樹(桜田通)と共にミュージカル風に歌い踊りながらファイナルバトルへ向かう。どういうわけか暗号問題を出されてトイレに行ったり、屋上に行かされた挙句に辿り着いた教室で待っていたのは保田圭と飯田圭織だった!
おばさんネタで散々からかわれた挙句に、年齢を当てるクイズを出して「30歳!」と暴かれて撃沈する飯田。舞台で鍛えられた演技力でこのアホらしいシチューエーションを無駄にしっかり盛り上げながら勝手に自爆して敗北する保田圭。芸人以上に体を張ったおばさん芸が嵐のように過ぎ去る。唖然とする一行の前にさらに変態な仮面をかぶった人物が表れる。正体を現したその人物は消えたニーナの姉、石川梨華だった。石川は変な仮面を被っていたためか目元が黒くふちどりされた珍妙な格好で最後の相手は私だと言い放つ。一樹とさゆりが「パンダ…」と突っ込みまくる中で次回へ続く!シュールすぎてもうついていけねぇよ…。
さばドル 11話
しじみ(渡辺麻友)の正体がばれてしまい一大スキャンダルに。肝心のそれを暴いた嗅覚男は出番皆無。もっと激しくバッシングされるのかと思いきや、チキチータやまゆゆ信者生徒はすんなり受け入れて会いに行こうとするなど穏やかな対応。事務所社長(高橋ひとみ)に至っては「知ってた!」とあっさり。21歳もサバを呼んでいたのは前代未聞なのでまだ行けるというねじの飛んだ思考で生放送ラジオを勝手に企画してしまう。むしろ世間がそこまででもない割に本人が罪人状態で失踪してしまい海辺の街に食堂に住み込みで働き傷心状態。ラストではケジメをつけるとして立ち上がったところで次回へ続く。
結局バレる展開になってしまったので無駄に重い展開に。世間のバッシングはリアルにやると本当に重たくなるためかそこそこに抑えていた印象。信者生徒やチキチータがあっさり許容しているっていうのは少々強引だった。所詮まゆゆ中心のドラマなのでマネージャーの葛藤くらいしか描く気が無かったっぽい。
未来日記 23話
所有者を全員倒し、仲間もみんな殺してしまい、世界の崩壊を目前に控え雪輝は由乃とついに結ばれる。だが由乃が隠していた真実「死んだ人間は生き返らない」を確認し、だったら心中すると宣言した雪輝に突如襲い掛かる由乃。予定より死期が早まったデウスを封じ込めて7月28日までの延命にこだわるムルムルは代理の神となり、雪輝に真実を告げる。現在のこの世界は2週目の世界だった。1週目の世界でも雪輝と由乃は生き残ったが(来須刑事が裏切るタイミングなどが違うため経緯が多少異なる)、心中を選択。だが由乃はこっそり生き残り、神になって雪輝を生き返らせようとして失敗。元の世界に戻りたいと願い2週目の自分を殺して入れ替わったのだった。日記での呼び方も1週目の頃は「天野くん」と呼んでいたが2週目になって「ユッキー」に切り替わった。3体目の死体は本来この世界にいた由乃本人だった。つまりムルムルはデウスではなく、1週目の世界で神になっていた由乃の使い魔だったということに。
原作ではこの前の段階でもうほとんど由乃の正体が明らかになっていたが、アニメでは前回の話で全体的にヒントだけ与えてぼかしておいたおかげでかなり衝撃の真相度が増して緊迫した流れに。また少し前の展開を異常にに急いだおかげでゆっくり進行することができているようで残り2話ならうまくまとまりそうである。
3月20日(火)
ここ最近の2012冬ドラ Vol.10
数学女子学園 10話
超お嬢様の麗子(真野恵里菜)がやってくる。校風が自分にふさわしくないという麗子はニーナ(田中れいな)一派を狙い撃ちした校則変更を勝手に決定。ブチ切れた須藤茉麻が勝負を挑むがヤムチャ化して瞬殺。ていうか1度出ただけのゲストだった須藤茉麻が何で今更出てきたんだろうか。鈴木愛理や嗣永プロ以外はクラスメイトじゃないし、キャラクター的にも残念がる子分がセットなのでヤムチャするにはちょうど良かっただけかもしれない…。ついにニーナが立ち上がるが、麗子は動じずさゆり(道重さゆみ)、一樹(桜田通)、真実(矢島舞美)が退学を賭けるとようやくその気に。しかし自分が考えたポーカーで勝負すると言い放つ。何でもお父様にどうしても勝てないから勝てるように改変したルールだという。いきなり不平等勝負を宣言しちゃってるんだけど審判!いいのかよ!真実だけハブられ観戦、ニーナ、さゆり、一樹VS麗子のポーカー3番勝負が始まり、1回目に早速敗北したところで次回へ続く!
真野ちゃん、どうやら誰かの命令でニーナ一派を潰すために派遣されてきたようだが、黒幕は誰なのか。黒幕にできそうなメンバーって事務所にはもうドリムスメンバーしか…。
最高の人生の終り方 エンディングプランナー 最終話
弱りきった健人 (反町隆史)は言葉を発する事も出来なくなってしまい、台詞なし。もう数日以内に死ぬと宣告されて最後に富士山を見に無理やり出かけた一行。実母(長山藍子)が「お弁当にしましょうか?私買ってくるわ」と発言。買ってくるわって…持ってきてないのかよ!!どう見ても弁当屋どころかコンビニ1つありゃしない丘から何処へと走っていく珍妙な展開で実母一時退場。そのまま健人がご臨終となり、きょうだい4人が泣き崩れている中に一体どこで買ってきたのか弁当を抱えた実母が駆け付けるというあんまりな演出で実母だけ最期に立ち会えず。そのまま葬式シーンへ。葬式シーンでは健人が遺していたメモに書かれていた文面が読み上げられるも、既に記憶が曖昧になっていて自分が覚えておく用に書いたものだったのか、メッセージなんかではなく、一言メモどころかきょうだいの特徴を記しただけ。実母はまんま「生んでくれた人」だけだし、桃子 (大野いと)は一番最初が「食いしん坊」だし、真人 (山下智久)に至っては「みんなの…みんなのお兄ちゃん!」って主人公何の特徴も無ぇ!最終回の最大の見せ場かと思われた健人の最期はまさかの開始20分で完全完了してしまった。一方の白骨死体&長峰刑事殺害事件の方だが、警察はどういうわけか完全に死者である岩田(山崎努)のみを追いかけており、「やはり証拠隠滅したのか…」などとバカな会議を繰り広げていた。07年に岩田が死んだとされているが、裏カジノに出入りしていたのも岩田ということにして金を貸していたとまで嘘の証言を繰り広げる木野原(塩見三省)。だが優樹(榮倉奈々)は木野原の娘に偶然遭遇し、話を聞いたら白骨死体で見つかった人物は木野原の娘の主人の産みの親だったと知る。
警察は被害者の身元もろくに調べずに死者を追いかけていたのか…。
さらに事件に全く関わっていない主人公真人が霊媒師としての能力を駆使して死者から真実を聞いて真相を暴くのかと思っていたのに、事件について「覚えてない」の一点張りで全く使えない岩田。ようやくコートの胸のあたりが痛いなどとえらく曖昧なことを言い出す始末。「木野原を頼れ!」と言っていたのにヤバいんじゃね?と思い直した岩田は真人に優樹を託す。木野原は優樹もホームに落として殺そうとしていたが真人が駆け付けてセーフ(2人とも木野原を目撃していない)。
胸のあたりというメッセージを伝えたところ、優樹の家に岩田のコートがあり、岩田の手帳が発見される。そこに全て記されており、木野原を喫茶店に呼び出して追い詰める優樹。隣の席に待機していた真人の前に岩田が表れ、木野原との思い出のコーヒーを頼むと「事件が解決したらよく2人で飲んだな」と語る。木野原にも見えないので真人が通訳。見えずとも岩田がそこにいる!こいつ(真人)本物の霊媒師だ!と恐らく悟った木野原は完全に観念。コーヒーの泡で白ひげ状態の顔芸を披露しながら泣き崩れるので真剣に見ればいいのか笑えばいいのか困る状態に。
違法カジノに手を出していたことを娘の主人の産みの親にゆすられて殺害。それを突き止めた岩田をホームから突き落としたという。岩田を突き落す回想シーンが入ったが、背後にも大勢の人がいる中で、車いすをそっと押すどころか思いっきり吹っ飛ばしていた。何故これで1人も目撃者がいない…。また長峰刑事の殺害シーンも回想されたが説明は一切無し。真相に近づいたから殺したくらいは言わせれば良かったのに…。そもそも長峰はどこまで知ってしまっていたのか判明してない。
事件は解決し、完全に真人の霊能力を信じた優樹は真人の通訳を通して岩田と会話。せっかく岩田がいいことを言っているのに、真人が同じセリフを通訳して繰り返すので感動と笑い7:3くらいの何とも微妙なクライマックス…。岩田は真人を気に入ったらしく結婚をほのめかすような発言までするが、真人はその部分だけ通訳せず。岩田曰く真人にだけ見えたのは「未来の子孫の関係者だからだ」とのことだったが、突如英語で「アイラヴュー!」とか叫んで、完全に成仏したのかと思ったらラストシーンで再登場。
エンドロールではそれぞれのその後が無音声スロー映像で登場し、メイン回が終わったきり使い捨てにされた岡本玲、黄川田将也も笑顔で登場。健人の死が完全に流れ去ってしまったままに終了した。
全部終わっての感想
健人の死が開始20分で終わってしまうとはいったい何のためのこの展開だったのか…。せっかく起用した長山藍子もほとんど台詞なしの背景どころか、きょうだいたちも全員背景。最後には主人公が完全な霊媒師となり、通訳になってしまうというシュールっぷり。山崎、塩見の重厚な演技もあってそれなりに盛り上がりはしたがいったい何のドラマだったのかさっぱり分からなくなってしまった。とりあえず後妻死亡(ドラマ開始前)、当初の設定では健人の実母も死んでいた、父事故死、兄病死、主人公が関わると次々に死者と化すという展開もお約束とはいえ呪われ過ぎ。しかも主人公に無自覚な霊能力があったとすれば確実に憑かれている。早急にそっちの修業を積んで霊能力をコントロールできるようにならなければ井原家の呪いは止まらないんじゃ…。事件の方はうまくまとめたようにも思えるが「娘の主人の産みの親」とかややこしい血縁関係で強引にごまかすも、肝心の白骨死体の方が回想シーンで登場してこれがけっこう若かったので数年前の事件という事を考えても「娘の主人の産みの親」には見えなかった。
さばドル 10話
しじみ(渡辺麻友)の正体を疑う嗅覚男を騙すために姉妹で大作戦を決行。必死の作戦展開でついには妹がまゆゆに変装(態度がデカい、慣れてないので化粧が濃い)して乗り切った…かに見えたが嗅覚男はとっくに家に侵入して38歳が17歳に変身できるメイク技術を記した秘伝の書のコピーをゲットしていた。妹に殴られながらもネットへの送信ボタンを押して高笑いの嗅覚男。ついに正体がばれた!ということで次回へ続く。嗅覚男、何故か嗅覚能力を生かさず、姉妹も嗅覚対策をしないという謎展開。完全催眠とか破る方法考え付かないチート能力を設定したせいで無かった事にして力任せの最終決戦となった某漫画のように嗅覚設定は無しにして、最後は不法侵入で証拠ゲット。既に証拠つかんでたくせに姉妹の決死の芝居をニヤニヤしながら見守るなんて本当に嫌な野郎であった。
ラッキーセブン 最終話
瞳子(松嶋菜々子)が誘拐されてしまい、黒い手帳を渡せと脅迫メールが届く。受け渡しの場所には先週の夏帆が登場。去り際に「一緒にいた時間は楽しかった」と駿太郎(松本潤)に電話で告げるなど、惚れていたのは本当だったらしいが、駿太郎が「嘘に慣れるなよ!」とかっこよくキメただけで特にフォローも無く、雇われた末端中の末端構成員だったのかなんなのか出番終了。てっきりその後助けに現れるのかと期待していたのに…。お約束の展開を放棄。茅野(入来茉里)が仕込んだ発信機で船にいることが判明し、駿太郎と飛鳥(仲里依紗)が潜入。ボスの永井大は発信機に気づくなどさすがボスらしい活躍を見せるが、「捕まえろ」と命じたっきり自分は誰1人発見できずに出番なし。駿太郎が見張りを倒し、瞳子を救出し、蘇った見張りを瞳子が回し蹴りで沈めたり、逃走中に囲まれて飛鳥が1人沈めたり、入院していた淳平(大泉洋)が瞳子と飛鳥が追い詰められたところで駆けつけて倒したりとアクションの無かったメンバーにも見せ場が。特に飛鳥はみんなで推理する展開ではすぐに「分からない」と???マーク状態で、みんなが不審に思っていた瞳子の事件も1人だけ素直に「何もない」と信じていたということで観察眼も発想力も無さすぎる描写ばかりで、さらには格闘能力も自称のままで、さりげに事務所のメンバーの中でいいところがほとんど無かったので最後の最後で格闘の腕だけでも見せられて良かった。
一方で船内で追い詰められた駿太郎の元には「潜入していた」と称して新田(瑛太)が再登場。2人でド派手なアクションを繰り広げる。だがその後帰ってくるのかと思ったら「後始末がある」としてCMに入る前に早急に退場。
手帳のコピーを取っておいたので事務所に戻った新田以外のメンバーであれこれ考えることに。16年前の事件というのは建築会社の社長の鹿賀丈史の不正を暴こうとした瞳子の父が不審死というものだったが、実態は鹿賀丈史に追い詰められて消されたというものだった。鹿賀丈史、昨年夏の「ブルドクター」に続く汚職ラスボス。確かに悪の帝王オーラを放たせたら最強の役者だが完全に被ってる!
その証拠を探すために手帳を読み込むがさっぱり分からない。瞳子が途中からインクが変わっているというので、茅野がインクの違いを解析したところ、変わる前のところに文字がだぶっているところがあり、これまた解析したら証拠の隠し場所が判明。茅野ちゃん大活躍。
場所はラスボス鹿賀丈史の自社ビル屋上にある神社!ドラマ史上例を見ない屋上にある神社を目指しての潜入作戦が決行される。この潜入段階になって新田が「長い潜入捜査の後片付けは大変なんだよ」と言い訳しながら再復帰。だが、茅野がエレベーターの捜査権をジャックするためのコードを繋ぎに行くという単独シーンが挟まれたのみ。駿太郎、飛鳥、淳平が屋上で合流する中で、一切みんなとは合流しないで出番が無くなってしまった。完全な別撮りであり、最後にタワーをバックに全員で帰るときにも1人だけいないなど、凄惨なスケジュール調整が伺える。
瞳子は単身鹿賀丈史の元に乗り込んで対決。完全にしらばっくれていた鹿賀丈史だが、瞳子がかなり強気に出るのでノってきてしまったのか、証拠が無いから安心したのかほとんど自白状態で反論。屋上では証拠を発見するが貸金庫の鍵だったので下にいたビルの外にた筑紫(角野卓造)の元に投げる。駆け付けた永井大も真っ青!筑紫が証拠を入手している中、永井大の部下2人は追いかけようとして茅野が操作するエレベーターに閉じ込められ、階段で追いかけていた永井大は放っておいても間に合いそうになかったが「お前だけはぶっ潰す」という駿太郎が追いかけてきて派手なアクションの末に沈められてしまう。割とドヤ顔だった割に、船で全員逃がすわ、せっかく張りこんで待ってたのに鍵を回収できないわ、そもそも探偵社の面々をどうするつもりだったのか…、かなり散々な役回りであった。鹿賀丈史も船で全員逃げられたと聞いた時点でもっと有能な部下に交換しておけばよかったのに…。
身内でもないのに16年前に死んだ人間名義の貸金庫をあっさり開けてもらえた筑紫から送られた不正入札の証拠品の山をスマホで見せられた鹿賀丈史はあっさり観念。警察でも桐原(吹石一恵)が密かに動いていたが、上司の後藤(金田明夫)もこっそり動いていておいしいとこ取り。検察の方々を引き連れてきて、探偵社の面々を不法侵入で逮捕させようとしていた警察上層部を逮捕するのだった。帰還時にいなかったくせにその後のラストの探偵社のシーンでは当たり前のように新田が座っており、予告で使われていた「ようやく7人揃ったわね」という瞳子の台詞が最後の最後に登場。ようやくじゃなくてなんとかである。延長したはいいけどスマートにまとめすぎて時間が余ったのか何なのかこれまでのダイジェストが流れて終了。
全部終わっての感想
キャラクターやテンポはノリがあって面白かった。1話のアクションが爽快だったし、もう少しアクション押しにするのかと思ったら単なる人情話が続いたりと、イマイチ軸がはっきりしなかったのが残念。また10話中ほぼ半分出れなかった瑛太を3番手に起用したのも謎である。最終回では再登場でいきなり派手にアクションしたので印象自体がかなり強かったものの、ほとんどそれだけで明らかに出番が少なかった。特に東京タワーをバックに帰還するシーンはラストシーンで事務所で全員そろうよりも重要な1シーンだったはず。どうしようもないスケジュール調整ミスだったんじゃないかと思う。ただ事件自体は明らかに真っ黒だった事件を権力によって無理やり事実を捻じ曲げたという設定にしたのでシンプルにまとまった。あまり余計な説明や罪の上塗りが無くて、全部権力で封じ込めましたというバッレバレの殺人事件。権力をマジックワードにしたので、逆にそれ以外の矛盾が生じず、黒幕を逮捕させ、警察の上層部も逮捕させればとりあえずの伏線も回収できて万事OK。
あと主人公の弟であるNEWS小山は松潤のバーターすぎて何の役割も無い無理やりねじ込んだような役回りで逆に悲しかった。最近デビューの新人ならまだしも…。
未来日記 22話
秋瀬はデウスによって作られた存在だと判明するが、8thの孫日記で自ら探偵日記を生み出して自身の意志として復活。日向まお高坂と共に「死んだ人間は生き返らない」(厳密には肉体は復元できるが魂が戻せない)「由乃はそれを知っていて雪輝を騙している」事を伝えようとする。だが、由乃の策略と今まで殺してきた罪の重さ、両親が生き返らないショックで信じられない雪輝は日向まお高坂を次々殺害。駆け付けた秋瀬は何故か未来日記を2つ持っていた由乃に殺されてしまう。転がっていた8thもあっさり殺害され、真相に気づいた秋瀬が最後の力で雪輝に真相を伝えようとするも由乃にトドメを刺され、ついに主要人物が雪輝と由乃、デウスも崩壊してしまいムルムルが暗躍しているだけという状態で次回へ続く。
原作では死んだ人間が生き返らないとういう話は秋瀬がデウスに聞いた時点で判明しており、さらに色々な可能性も示唆してくれ、由乃の謎も直接説明しなくてももう分かるくらいの「ほぼ回答」が明示されていたが、そこのあたりをうまく編集して明確な答えは持越しに。それにしても映像で改めて見ると友人を次々殺害する主人公、マジ悪党…。
3月17日(土)
改装中
北側角部屋と今年の寒さという条件がそろい、結露とカビがかなりやばいことになったので部屋の改装を断行することとなった。防カビ業者曰く「病気にならない方がおかしいレベル」だという。そんなわけで部屋を丸ごと空にしたついでに湿気でやられた家具を処分していき、ついでなので明らかに背もたれが曲がりすぎてねじが頻繁にぶっ飛ぶ椅子も処分したので、残ったのは回転式CDラック1台のみ。収納と家具を一新するという大がかりな事態となり、現在絶賛改装中である。その後は注文したNew家具が随時届き、組立、設置、配置という作業が待っている。
ミニコンポの方も絶賛休眠中なので、先日召喚したCDウォークマンが大活躍しているが、基本的に片付くまで来週いっぱいくらいはレビューの方はお休みとなる予定である。購入した新作の方は段ボール行きにせずに手元に残しているのでやれてもその辺りだと思う。
3月13日(火)
ここ最近の2012冬ドラ Vol.9
数学女子学園 9話
教育実習生のイマワカという好青年がやってくる。イマワカはいきなり「ワカ様と呼んでね!」と強烈な1発ギャグをぶちかます。そこそこの好青年だったのに一瞬でギャグ野郎に…。真実(矢島舞美)が惚れるが、一樹(桜田通)はバス停でワカ様が隣に立っていて電話中の女性の隣に座りこんで靴ヒモを結ぶふりをして手鏡を取り出してパンツをのぞこうとしている場面を目撃。また手口がアホすぎ。2012年にもなった今だったら超小型カメラとか取り出すお約束のようなシーンで、江戸時代ですら通用せずに御用になりそうなすり寄ってしゃがんで手鏡SET!っておま…。翌日そのことを伝える一樹だが真実はブチ切れてしまう。さすがに8話もかけてそこそこ友情が芽生えてきたさゆり(道重さゆみ)やニーナ(田中れいな)は一樹が嘘をつくとは思えないと考えるがケンカになってしまう。
だが授業中、ワカ様は「お楽しみの時間だ(ニヤッ!!)」などとナレーションしたと思ったら窓際中盤の位置に座っている真実の席の横で座り込んで靴ひもを結ぶフリをしながら手鏡ロックオンという全く同じ手口を実行。光が反射してニーナに当たったのでニーナもマジで覗き野郎だったと気づいて告発。
座ってる相手にのぞきようがないじゃないか!と実に真っ当な反論をするワカ様。しかしニーナはワカ様は教師だ!教師なら生徒を指名して立たせることができる!と反論。納得する一同。
理由それぇぇぇぇぇ!?
いや、立たせる時に教室窓際中盤の真実の横にしゃがんでたら明らかにおかしいじゃないか。立たせたたら少なくとも真実の後ろにいる生徒は少なからず真実の方に目線が行くし、下で手鏡が光ってたら瞬殺でバレるじゃないか。結局さゆりの突進で手鏡を落としたワカ様は真実の手錠で逮捕され、校長室に連行されていくのだった。
今までと違って対決なし、ゲストなし(覗き野郎ワカ様のみ)という異例の展開。しかも4番手で既に1度メインを張っている矢島舞美が2度目のメイン。数学関係なくても一応無理やり対決の中で持ち出していた数学も一切持ち出さないなどかなりぶっ飛んだ回だった。のぞきを暴くのに1話みたいに角度がどうとか計算するのかと思ったら「教師だから立たせることができる」って…。
ラストでは次回ゲストの真野恵里菜が登場…ってまた鉄仮面キャラかよ!
最高の人生の終り方 エンディングプランナー 9話
健人 (反町隆史)の母(長山藍子)が突如やってくる。健人の病気の事もあり引き取りに来たらしい。序盤で健人は1人で飲み屋をやっており、客の台詞から「おかみさん」の存在だけは台詞で明かされていたが1度も登場しなかった。健人は6話で桃子 (大野いと)が不倫旅行にやってきた際に桃子を偶然見かけてそのまま桃子と一緒に帰宅。それっきり飲み屋を放置していたのだが、飲み屋の経営者は母親だということで母親を登場させたことで強引に説明。公式の健人の人物紹介には「健人の母が他界後、浩太郎の後妻との間に生まれた子供であるため、真人たちとは腹違いの兄弟」と書いてあり、前妻も後妻も既に他界している初期設定だった。飲み屋が母親経営だったなんてのは見事なまでの後付けの話である。ていうかどんだけ呪われてるんだこの一家。さらに初期では「早く手術を受けるか決めてください」だったのに前回「もう無理です」になってしまった件に関しても、やってきた母親は前述の「早く出術を受けるべき」という情報を持ち出して手術を勧めるが健人が「もうダメらしい」と言うことでもう手遅れになってしまったかのような説明。何で手術渋ってたんだよ?という新たな問題が生まれてしまったが、マジで1度別の医者に診せたほうがいいんじゃないだろうか。
家族でBBQをした健人はその後家族全員に病気を告白。母の元に帰ろうとしていたが臨終を見届ける決意をした真人 (山下智久)らは、母親を井原家に呼び寄せて全員で最期を迎える準備を開始。せっかく飲み屋放置の件を説明したのに結局飲み屋放置しちゃったよ!なんだかんだ普通に生活していた健人だったが1度倒れた後は寝たきりになってしまい、介護ベッドまで用意されて一気に弱ってしまう。
一方前回の刑事刺殺事件と白骨死体事件は関わっていたらしい岩田(山崎努)が捜査線上に浮上。既に知っていたくせにしらばっくれている上司の木野原(塩見三省)の判断で優樹(榮倉奈々)が捜査から外されてしまう。岩田は真人に幽霊だと明かすが、自分は何で死んだのか?などを覚えておらず何で成仏できないんだろうと語るなどシュールな展開に突入。真人にしか見えないのでいくら真人が岩田さんと会っていると言っても優樹にも信じてもらえない。それでも真人が真剣なのでわずかに信じて真人の元にやってきた優樹。そこに岩田が現れるが真人にしか見えないので事件の事を聞いて何か手がかりがあれば!という流れになるが、岩田は「分からない」と肝心な時に全く使えず優樹も失望して去っていってしまう。果たして犯人は誰なのか?というところで最終回へ続く!
ていうかこれどういう事件?今回事件について経過説明がほとんど入ってない。そもそも白骨死体事件の経緯は主人公が関わっていないので最初からほとんど説明されていない。岩田が関与していたらしいということを警察も今回掴んだが視聴者は前回それを知っているので実質進展ゼロ。前回の刑事刺殺の件も殺害現場判明という視聴者が知っていることしか今回明らかになってない。どっちも同一犯なんだろうけど(白骨死体事件の真相に近づいた刑事が白骨死体事件の犯人に消された)、今の段階で死んでいる岩田の家を家宅捜索するってまるで犯人扱いのように描写されても岩田死んでるし!
まとめると
・白骨死体で見つかった人の遺族が「元刑事という人物がしつこく訪ねてきたので遺書らしきものを渡したがそのままになっている」と証言。これにより岩田が白骨死体で見つかった人の死に関与していると疑われて家宅捜索される。・長峰刑事殺害は死体が別の場所に捨てられていたので殺害現場が不明だった(視聴者は先週殺害シーンがあって見ているので知っていた)。真人の証言でスロットがある場所だと判明。警察の決死の捜査で違法カジノだったところまで判明。
・長峰刑事と優樹は一緒に白骨死体事件を捜査していたので情報も共有していたはずだが電話で優樹が席を外した際に、前述の岩田関与の件を話していた事だけは知らなかった。当時知っていたのは犯人最有力候補の上司木野原のみ。今回ようやくここまで優樹含めて他の警察がたどり着いたので木野原は知っていて黙っていた模様。いずれにせよ前回の時点で視聴者には分かっていた事であるが、ようやくドラマの中でも2つの事件が繋がっているのか?となる。ここで優樹が捜査から外れてしまう。
警察も同一犯だと掴んでいるっぽいので死んでいる岩田が容疑者になっても事件は繋がらない。単に手がかりをつかむために岩田の家を捜索するなら分かるが、何で岩田が犯人!?という引きで終わってしまうのか。そうしないと最終回に引っ張れないとはいえちょっと無理があったような気がする。
今週のカブりモノ
2週連続ゼロカブリになってしまっているが井原家はお通夜モードで最早カブリモノをするようなギスギス感も無い。このままでカブリモノせずに終わってしまうということで岩田の事を持ち出す真人に優樹がキレるという前回からの流れを生かして、「いい加減にしてよ!」と飲み屋で優樹が真人に水をぶっかけるという形でカブリモノ復活。果たして最終回ではカブリモノをやれる余地はあるのか!?
さばドル 9話
しじみ(渡辺麻友)の生徒のまゆゆ信者とチキチータが遭遇し何故かケンカになりチキチータが怪我を負う。まゆゆ信者生徒が退学に追い込まれそうになる中で、妹の恋人の嗅覚男はしじみ=まゆゆを暴こうと暗躍。しじみの同僚のオカマ教師が嗅覚男の先輩だったらしく、オカマ教師も証拠集めに動き始め、まゆゆ衣装が入ったバッグを奪われてしまう。チキチータにしじみの姿で直訴したことでチキチータが学校までやってきてくれてまゆゆ信者生徒は何とかなる。当初完全なネタキャラとして登場していたチキチータが普通にかっこよすぎるキャラになっている…。オカマ教師はまゆゆ衣装が入ったバッグを暴露しようとするが、バッグの中身は嗅覚男の電話を聞いて事態を察知していたしじみの妹のあさりが入れ替え作戦を決行。難を逃れる。
まゆゆ信者がしじみに告白するというトンデモ展開の一方で、しびれを切らした嗅覚男はあさりに直接しじみはまゆゆだろ!と迫っていた。しびれ切らすの早すぎ!暗躍しないのかよ!
ラッキーセブン 9話
瞳子(松嶋菜々子)の父の不審死の謎をちらつかせる中、肝心の事件概要は瞳子がみんなを巻き込みたくないということで語らないので視聴者にも明らかにならず。ただ瞳子が冒頭で奥田恵梨華から父の黒い手帳を受け取っており、この手帳を狙ってエージェントが動き出す。この冒頭の奥田が何者だったのかは不明だが、奥田恵梨華といえば1年前の伝説の某結婚相談所職員が暴走する某ドラマ内において1人だけホラーパートを演じたあのホラー妻(「ホラー」は御本人Twitter公認ワード)である。1年経たずに月9にカムバック!駿太郎(松本潤)はストーカーに狙われているという夏帆のボディーガードをすることになるが設定は恋人。本気で惚れ始めている様子の夏帆は最後には「ずっとこのままがいいのに!」とキスまでしてくる。だがずっと部屋にいた割に唇が冷たかった事を怪しく思った駿太郎は夏帆を尾行。夏帆もエージェントの1人で黒い手帳を盗むために探偵社に近づいていたのだった。駿太郎の驚異的探偵能力によれば嘘の中に本当を混ぜて本当っぽく見せたのだろうということで「誰も守ってくれない」は本当、キスは…(結果的にバレるきっかけになってしまったので)果たしてどっちかな?と何もかも見透かしているご様子。今回も探偵の存在意義についてまるでベテランの風格で語っていたが成長しすぎ。夏帆が戸惑いの表情を強める中でストーカー役をやっていた構成員が襲い掛かってくる。わざとやられたフリをして手帳を奪い返してから本気出して構成員を叩きのめした駿太郎。夏帆は見ているだけでしかも追い詰められた構成員に人質にまでされていたのでお互い雇われただけで仲間意識は無さそうである。ていうか駿太郎の予測通りだったら完全な悪人では無かったわけで(バレた後の表情も)最終回でフォローされるんだろうか…。
その頃、瞳子が何者かに狙われているのを察知した淳平(大泉洋)は先回りするが複数のエージェントを足止めできず頭部に強烈な一撃を喰らってやられてしまう。こ、これ即時再起は不可能なレベルで殴られてなかったか…!?瞳子はあっさり誘拐されてしまい最終回へ続く。
というわけで今回は事件が動き出したものの、16年前の事件とやらの内容は明かされなかったのでこれも最終回に持越し。さらに新田(瑛太)もおあずけ。10話中4話も不在で3番手として扱い続けるってさすがにどうなんだろうか。この時の事件も投げっぱなしで片付けたのでこの説明も残っている上に、警察上層部が絡んでいるとか言っていたのにその上層部やら黒幕も未登場。これを繋げた上で解決までしなくてはいけないわけだけど20分延長とはいえ、ちゃんと解決するんだろうか。とりあえず7人揃ったぜドッカ〜ンと爽快にアクションしてくれればもうそれだけでいいけど、どんな投げっぱなしの最終回を迎えるかに注目だ!(おい)個人的には夏帆がメチャクチャ綺麗になってたので来週も出てくればオールオッケー!(おい)
未来日記 21話
11thが市長という立場を利用して、捕まった高坂日向まおの解放と市長の自害をマスコミを通じて要求した雪輝。だが市長は由乃の死んだ両親が経営していて現在は破綻している我妻銀行の大金庫に立てこもり。暗証番号を知る秘書を直前で仕留めて番号を聞き出すも二重扉になっており、高笑いの11th。11th殺害が無理となったので9thみねねは最後の力で雪輝を殺そうとするが失敗。それでも生きていたみねねは金庫の前で自爆して雪輝に協力。だが扉はびくともせず11th超高笑い。金庫は我妻家の人間にしか開けられず、本物の由乃の死体も発見され、現在の由乃が偽物と判明した以上は誰も開けられないはずだったが由乃は余裕でスルーパス。ビックリしまくりの11thだったが「幻覚か!?」と驚いている間に銃殺されてしまう。
残るは8thのみ。世界の崩壊が予定より早まり、街のあちこちに黒い球体が出現して終末感漂う中、秋瀬は8thと共にデウスの元へ出向き、雪輝の目的である「本当に全てはチャラになるのか?」という疑問をぶつけるのだった。
今回も超駆け足展開。原作では秘書も一緒に金庫に立てこもり、9thに殺されそうになった雪輝は未来日記を使って2人で逃げることにする→これにより未来が変わって由乃は死ぬがその後秘書が帰宅→そこを襲撃→暗証番号聞き出す、という表示が出て暗証番号を掴むという主人公の見せ場があったのだがまさかのカット。二重扉の前に11thが秘書を仕留める流れだったのが秘書は金庫に入る前に仕留められてしまった。
また9thに追い詰められた雪輝が遺書を書いたことで超加速した由乃が9thとの撃ち合いが終了した直後に駆け付けたのに対して、9th自爆後に戻ってくるというのんびりっぷりだった。
3月12日(月)
10周年あれこれ Vol.7〜★評価について〜
「★★★★★」による評価は開始当初から変わっていない。当時あった他のサイトを真似したわけでもなく、むしろ他のところで分かりやすいのが無いなぁ、これが1番分かりやすいんじゃね?と思って★は5個にした。以前も書いたように俺のレビューはデータと解説重視なので感想自体はふわっとしていてアルバムレビューだと1曲1曲に名曲だの駄曲だのとは書かず、全体の印象を重視している。この考え方だと100点満点制度は間違いなく無理である。そこまで厳密につけられないし、つけたくもない。そこまで言い切れるほどのもんじゃないんじゃないか?と思ってもっと曖昧な基準でいいだろうと考えた。
それで★制度にしようと思ったが、状況に応じて★を増やすのはいったいどこがMAXなのか分かりにくいし、3つだと少なすぎるし、10個だと多すぎて7と8辺りになった時にパッと見で分からない。ただあくまで★3と★4を標準ラインに置きたかったので、そうなると★3〜5の間でもう少し細かく区分したいということで、通常の★よりも上という扱いの赤★を入れればいいかという風になった。
漫画「幽遊白書」のS級妖怪、A級妖怪、B級の上位妖怪みたいなアルファベット基準も考えたんだけど、やはり★が1番見た目が分かりやすいということでこれになった。ただ日記に登場することのある体調悪い基準の時はAクラスとかBクラスとか設定している。
アルバムレビューの上には
「★0は壊滅、★1つは・・・、★2つはあんまり、★3つが普通、★4つがかなりいい、★5つが名盤、灰になると最低最悪、赤くなると最強最高です。フィーリングですのでそこまで厳密な基準じゃないです。」
と書いてあるが、これは02年当時に書いたままである。書いた当時から意味としては同じつもりだったが、灰と赤の説明がこの書き方だと分かりにくい。厳密には「その★の数の中では」という一文が必要だったんじゃないか、10年前の俺。灰★3と赤★2はどっちが上なんだということになるが、基本的には★の数が多い方が上となる。灰はめったに使っていないので、何かと区別をつけたい時にのみ使っている。
まあでもこの★基準は説明せずとも、文字通りにフィーリングで何となく分かるので10年経ってみて改めて良かったんじゃないかと思う。長らく邪道なやり方というか点数制度かアルファベット制度のサイトに大手がけっこうあったのでそのフォロワーが多く、★5個制度が見れるのはBeautiful Dreamerだけ!みたいな感じだったんだけど、最近はこの基準でやってくれている新しいサイトも出てきてくれているのは嬉しい。
また初期は「評価」という表記だったが、「評価」とかおこがましいんじゃね?という事で、途中から「印象度」もしくは無表記に変わっている。これは修正していないので古いレビューではそのままになっている。
ごちゃごちゃと書いたが基本的に厳密に、ましてや採点という感覚でもつけていない。あくまで気分的にふわっとつけているのでその程度のものである。
3月7日(水)
10周年あれこれ Vol.6〜コラムコーナー〜
ほとんど更新されないコラムコーナー。これ実は最初期に作ったコーナーである。現在アドレスをよく見ると第1回と第3回が削除されているのだが、その幻の2回分はデータが残っており、サイト移転の際にそのまま新サイトにも上げられていた。
http://moma-bd.com/music.page1
http://moma-bd.com/music.page3
なんという酷い文章…。抹消した理由がお分かりいただけただろうか?以前最古のコンテンツは「今週のチャート」の1番古い回だと書いたが、このコラムの第1回が正真正銘の最古かもしれない。2002年2月12日って書いてあるし。OPEN翌日だし。
最早別人のような第1回に対して、5月に書いた方は早くも今に近い書き方に移行している。だが考察が酷い。なんだこれ。いきなり携帯のせいにして丸投げして終わってるぞ。ありえないだろ。なんでこうなった?
…確か最初は結論なしのまま締めていたのを数ヶ月後に、やっぱ携帯普及じゃね?と思って結論だけ書き足したからこんなことになったんだったかな?いずれにせよ酷いの一言である。若さって若さだよな(?)
時代背景を説明するとミリオンが急に出なくなったのが01年、売上がどんどん下がっていったのがこの02年だった。CCCD導入など業界もかなり焦って明後日の方向にFULL JUMP(by 愛内里菜)してしまい、悪循環に陥った時期だったんだけど、本当に徐々にではなくいきなりこんな状況に様変わりした感じだったのでいったいどうしたんだろうという感じだった。
コラムコーナーでは2回目に書いたビーイング系コラムがかなり好評だったらしく、サイトに辿り着いたきっかけがここだったといわれることも多い。当時はビーイングを扱ったサイトも多かったのでそれらで勉強してまとめたのだが、その後も半年に1回くらい情報を更新しているので気がついたらけっこうな長さになっている。ただ序文の部分はあまりいじってないので文章の前後がおかしくなったりはしている。
ビーイングコラムはかなりいじっているので、WhiteberryとZONEのコラムがこのコーナーで正式公開している中では1番古い。夏休みの終わりに書いたらしく02年8月31日となっているが、03年2月にその後を少し追加したらしく、それっきりいじっていない。というか確かこれも1回3回と同様に1度撤去したんだけど、もう1回見たいとかリクエストがあったので再公開したんだったんじゃないかと思う。一部どうかと思う考察もあるものの、1回3回と比べると今でもまあそこそこ読める内容になっているような気はする。
と、このようにコラムコーナーはサイト元年に4回更新しただけで凍結化。以降は年間レビューなど1年の総括モノ、近年ではアンケート公開コーナーとしてギリギリの形…というかもう別のものとして存続している。コラムの構想自体はチャート同様に木更津市民さんの影響だったと思うが、最初の年で事実上廃止になったのは毎回そこまで考察しきれないのと単純に日記でやればいいんじゃないの?という事になったからである。
今回は10周年を記念して、コラムを復活させてみた。お題は「CCCD、あれから10年」だが説明はかなり端折っており、レーベルゲートCDがi tunesに取り込めないという話をTwitterで去年からたびたび聞くのでその話題を中心にまとめてみた。
3月6日(火)
ここ最近の2012冬ドラ Vol.8
数学女子学園 8話
前回いなくなっていた矢島舞美がギャラリーとして復帰。さらに初回とメイン回前のラストとメイン回に出ただけの鈴木愛理もさりげなく復帰(教室にいるシーンのみ)。今回のゲストが残りの℃-uteメンバー3人だったから揃えたのだろうか?ただ対決シーンに矢島は来たのに愛理がいなかったので全員が揃うシーンはなし。ニーナ(田中れいな)とケンカしたさゆり(道重さゆみ)は怒りのままに突き進み追いかけてきた一樹(桜田通)と共にエリートエリアに侵入してしまう。この学校には一般エリアと金持ちエリートが集うエリートエリアがあり、相互侵入不可というルールがあった。どういうわけか警報が鳴り、中島早貴とその部下の岡井千聖、萩原舞に拘束されてしまう2人。バカなので人質の価値なしとして解放された一樹に対してさゆりは拘束されてエリート組VS一般組の定期的な数学対決のために情報を流すように迫る。エリートのくせに裏工作しないと勝てないなんてプライドの無い連中だな。いやあくまで親が金持ちという意味でのエリートなので学力的には実はいっぱいいっぱいな奴が多いのかもしれん…。
心配した矢島舞美が一樹と駆け付けるが瞬殺され、ニーナとの対決が始まる。が、さゆりを隠した部屋を当てろという運試しゲームという謎の対決。確率を無理やり導入し、途中で確率を操作することでそれに気づいて可能性の高い方に賭ければ正解できるように中島により調整されてはいたようだがフェアなのかアンフェアなのか分かりにくい対決だった…。
クール嫌味キャラで登場した℃-ute3人だが中島のクールキャラは以前出てきた吉川友と被っていたし、そもそも吉川友が鉄仮面過ぎたのでどうしてもインパクト負け、残り2人は単なる付き人だったし、もう少しいい扱いにできなかったものか…。
最高の人生の終り方 エンディングプランナー 8話
健人 (反町隆史)の病気の事がついに真人 (山下智久)にだけ語られる。以前初めて病気であることが明かされたシーンではこのままじゃ死ぬから医者に手術をするか早く決めろと言われていたのだが、今回は手術とかとっくに無理だし!とかいう設定に変更。わざわざ真人が医者の元に同行している1シーンまで用意して絶対に助からない、いつ死んでもおかしくないなどと末期的扱いになっていた。1話完結の話の間でも脚本崩壊を繰り返していたし、続きモノの話になるともう完全に設定忘れてしまっているのだろうか。そんな中白骨死体が見つかり、優樹(榮倉奈々)と先輩刑事の長峰(水上剣星)が捜査に。この長峰刑事は毎回真人が警察を訪れた際に1シーンだけ出演するレギュラーの脇役だったが突如出番が増加。真人と優樹を誘ってご飯をおごり、結婚を明かすなどどう考えても死ぬ人のテンプレートみたいな行動を取り始める。やがて捜査の途中で白骨死体の人の親族から、元刑事を名乗る男に証拠を持っていかれたきり手元にないという情報を掴んだ長峰。その元刑事とは優樹の死んだ祖父だった。この事は優樹には言えないので共通の先輩だといっていきなり初登場した木野原(塩見三省)に相談する長峰。再び2人を呼び出して飲み会を開催した長峰は「俺子供できたんだ!」という死ぬ人のテンプレートをさらにベタ塗り。
案の定、その後何者かに呼び出された長峰は刺殺されてしまう。しかもどういうわけか呼び出された場所で真人との電話の最中に殺されるという状況。これまでの関わった人間を数日以内に死に至らしめてきた井原家だったが、さすが総本山真人。ついには電話の最中に死亡させるという強烈な呪いを発動した。
犯人が判明しないままに長峰の葬儀シーンを経て時間切れ。これまたテンプレート通りに木野原が犯人なのだろうか。一方で優樹に死んだ祖父の写真を見せられた真人は驚愕。それは岩田(山崎努)だった。当初否定した岩田だったが、長峰が死んだことを知ると自分が昔担当していた事件で元刑事だと語り優樹の祖父だと明かす。じゃあ幽霊?と真人が自らの霊視能力に驚き、いつもの拝啓親父ナレーションが「こんな事ってあるのかよ」だけで終わるというぶっ飛んだ展開で次回へ続く。
今週のカブりモ…
2週連続ゼロカブリ。もうカブりモノしているような状態じゃありません。
さばドル 8話
ソロとなった渡辺麻友はあまりの多忙っぷりにイライラが募りマネージャー、生徒、妹とと立て続けにケンカ。だがマネージャーの熱い思いを知ったしじみ(渡辺麻友)は再び前向きになりマネージャーとも和解。今回は不快な嗅覚男の出番皆無で正体バレの話ではなく仕事関係の話。渡辺麻友が怒るという映像は見た事が無かったのでかなり貴重だったような…。
ラッキーセブン 8話
前回単独活躍シーンを延々放送した挙句に、本筋に絡まないままにまるでレギュラー入りするかのような終わらせ方になってしまった1話ポッキリゲストの中越典子。理由をぼかしたままギャグシーンで「終わったんだ」などと淳平(大泉洋)に語らせて強引に処理。そして今回は飛鳥(仲里依紗)の元カレが登場。お互いまだいい感じの関係で元カレはワシントンに行くから来ないか?と誘う→断る規定路線でキャラ使い捨て1話完結、と前回の反省を生かした流れに。ただ何故かこの元カレを使って今回の事件の解決の鍵となった政治家の派閥争いの流れを調べてもらうなど意味不明の1シーンが…。素人に何を頼んでんだ飛鳥さん…。冒頭、駿太郎(松本潤)ではなく、飛鳥が尾行対象に気づかれるという超失態をやらかす。さらに今回のメインの仕事である釈由美子の政治スキャンダルをでっち上げたのは誰なのか調べてほしいという依頼においても、天性の探偵的才能で釈由美子が何かを隠している事や彼氏がいる事を見抜く駿太郎に対して、飛鳥は全く気付かず。いつの間にか事務所での扱いも駿太郎優位になっている始末。
釈由美子の彼氏(若手の政治家)が同じ派閥だったボスの老人を裏切ってのし上がろうとしていたので(これを掴んだのが前述の飛鳥の元カレという超展開)、スキャンダルをでっち上げた犯人はこの釈の彼氏だった若手政治家と判明。これには釈がショックだろうと考えると気が滅入って落ち込んでしまう飛鳥(入社数年目)。対して入社3ヵ月の駿太郎は堂々たる態度で「恐らく釈由美子はこの事を薄々気づいているはずだ」と告げて、飛鳥を励ます。いったいどうして探偵としての能力にこんなに差がついた?
その後、改めて様子を見に行った飛鳥は釈由美子の部屋に侵入していた政治家が雇ったエージェント3名と鉢合わせてしまう。初回から駿太郎より強いと豪語していた飛鳥。一応今回も少し前に釈由美子がこのエージェントの1人に迫られてた時はねじ伏せるくらいの腕前は見せていた。だが今回は3人いたとはいえ奮戦することも無く次の瞬間には拉致られていた。
拉致った先では政治家が自ら飛鳥が何を調べていたのか聞きだして、自らの理想を語るという珍妙な光景が。一体こんなド・犯罪をやらかしてしまってこの政治家はどうしようと考えていたのか。やるにしても部下にだけ任せて自分には繋がらないようにしないと意味が無い。しかも現状では飛鳥を消しても消さなくても足が残りすぎているので逮捕超確定じゃないか。アホなのか?
駆け付けた駿太郎は完全に先出しでさらに数人増えていたエージェントを単独戦で蹴散らし、飛鳥と逃亡。ここで飛鳥も参戦するかと思ったが逃げの一手。最終的には淳平が呼んでおいた警察がやってきて全員御用。日本の未来を語っていた若手政治家、こんなつまらんことで人生を棒に振って連行されていくのだった…。本物のアホだった。
ラストでは淳平が新田(瑛太)は親父の会社を継いでいないようだ、もう少し探ってみると駿太郎に報告。最終章に向けての話が動き始めたが正直1話完結の話すら完結させられない脚本なので、いかに崩壊するかに期待した方がいいのかもしれない。とはいえこの最終章の事件については未だにどうとでもなるような伏線しか張っていないので設定を忘れてズッコケるような事にはならない…はずだ…。
話の都合とはいえ今回は飛鳥をダメな子にしすぎだったのでは…。初歩的なミス、相手が明らかに何か隠しているのに気付かない、格闘を自慢していたのに奮戦すらできずに拉致られる等ガッタガタ。対して新人のはずの主人公は見抜きまくり倒しまくりの超有能探偵となってしまうし…。
未来日記 20話(先週分)
由乃が偽物というのは雪輝も気にせずスルー。先週ラストで反応していたのは背後で11thが銃を構えていたからでそれを回避するとそのまま2人で逃亡。8thのサーバー日記を使って全市民を孫日記所有者にしようと企む11th。9thはこれを阻止しようと単身で挑むがピンチに陥り西島刑事に助けられる。突如西島はテロリストの9thに結婚を迫り、西島はこの戦いが終わったら結婚するんだと強引に約束してしまう。サーバー破壊の為に高坂日向まおの力も借りてビルに潜入した9thだが対人地雷で腕が吹っ飛ばされ直後に西島が銃殺されてしまう。9thも撃たれかけたところにこっそりつけてきていた雪輝が余裕たっぷりの登場し、余裕たっぷりに由乃と一般人を人質にして11thを脅迫しようとしたところで次回へ続く。
これまでのんびり進行したツケが回ってきたのか今回はダイジェスト版の如き急展開。結構内容の多かった原作9巻を1話で処理してしまった。当然大雑把な展開以外は全面的にカット連発。8thが服の下にサーバーを隠していたことを明かした後で11thが「女性に恥をかかせるのは私のポリシーではない」としてすぐにコートを「着たまえ」と差し出すシーンもカット。11thのダンディズム溢れる重要なところが…。西島がいきなりプロポーズするのも原作でも唐突だったのに、さらにスピード加速になってしまい、無理やり立たせた死亡フラグみたいになってしまった。せっかくかなり最初の頃に「未来日記モザイク」から西島と9thの出会いの回だけしっかり映像化していたのに結局これでは意味が無い。残り3巻分、やはり加速は避けられないか。
3月5日(月)
10周年あれこれ Vol.5〜今週のチャート PART2〜
・個人的にチャート上位の曲がほぼ自然に耳に入っていたのは00年や01年までである。「今週のチャート」は曲を聞いて書いていない。2010年頃からまた「CDTV」などを見るようになったので、サビくらいは聞けば分かる程度にまでは戻ってきたが、特に05年〜09年辺りはシングルレビューで取り上げた曲以外はタイトル以外知らないという状態が続いた。この時期は当時専門外だったアニメソングばかりが上位に進出するようになり、さらには2週目激減という曲が増えたこともあり、さっぱり耳に残らなかった。逆にこれが前述のように曲を聞いて書かない傾向をさらに強め、考察のみに完全に特化していくきっかけにもなっている。
・チャートレビューサイト全盛期にはチャート予想が同時に流行していた。現在は予想するにも複数商法を網羅しないと不可能なので完全に廃れてしまった文化である。ところが10年もやっているのにチャート予想というのは1度もやったことはない。単純に予想には全く興味が無いからである。同時にデイリーチャートも実はあまりチェックしていない。過程にも興味が無いからである。ウィークリーチャートが発表されて初めて今週はこんな曲が出ていたのかと思ったりするくらいである。そういう意味ではチャートレビューをやっている人の中ではかなり異端な存在なのかもしれない。
3月4日(日)
10周年あれこれ Vol.5〜今週のチャート〜
プロフィールのページに書いてある通り、J-POPを聞き始めたのが96年下半期からである。「CDTV」は当時「王様のブランチ」内で再放送をやっていて、これが始まりだ。深夜の本放送の録画に移行してからもしばらくは売上枚数にはあまり関心が無かったが徐々にオリコンに興味を持ち、98年の年間チャート号を購入。以降年末号を買うのが今に至るまでの習慣となっている。
インターネットを始めた00年頃にわりとすぐに木更津市民さんが当時やっていたチャートメルマガ&サイトに辿り着き、ここから本格的にチャート分析に興味を持った。木更津市民さんはそういう意味で師である。その2年後の02年に「Beautiful Dreamer」はスタートする。初期コンセプトでは日記、レビューを軸にしており、また当時はチャート分析サイトもかなりの数があったのでことさら「今週のチャート」をメインにするつもりはなくあくまでコーナーの1つとして始まった。最初が「02年2月18日付」なので開始してすぐに1回目を作った事になる。
ただこれ、よく見ると次の週の25日付の後に打ち切りになっている。まだサイト運営に慣れておらず、他のページに比べても時間がかかって追いつかないのでわずか2週でギブアップしたのである。ほぼ1ヶ月後に再開し、以降は1度の休みも無く、日記すら停止した最悪の09年下半期でさえも、自動書記状態でここだけは更新が続いている(正直あまり記憶には無い)。
日記もそうだが「今週のチャート」も10年間での俺のスタンスの変化がかなり劇的に表れている。日記は読み返すが「今週のチャート」はほとんど読み返したことが無い。たまに適当に過去のものを見ると今とは全く違う主張をしていたりする。02年当時は複数商法もまだ本格化する前なので複数商法が増えていく過程ではかなり批判的な視点で書いているし、アーティストによって態度も違う。徐々に分析のみに特化していくがやはり09年を経ての2010年に完全に現在の方向性が確立される。それはつまり曲の感想などの主観的な部分の排除である。これは複数商法がほとんどになり、その解説なしにチャートレビューは最早ありえず、これが最も重要だろう、というところに着地点を見たということになる。当初は単に前作と比較すればよかったが、現在は複数パターン、イベント商法からサウンドスキャンによる結果まで網羅しないと何も見えてこないということで最初の5年間の頃の2倍は書くのに時間がかかっているような気はする。一時期は着うた結果も入れていたが、サウンドスキャンに比べればあまり効果が見えないというか重要度が低いということで即廃止になっている。
元々というか割と今でもコーナーの1つという認識でいたのだが、「今週のチャート」はいつの間にか人気コーナーになっていたという感じもある。これは前述のように他サイトが一斉に滅んだせいである。これには理由があり、レビューサイト運営者がチャート離れを起こしたわけではない。流れを止めたのはオリコン自身である。05年前後、大手のチャートレビューサイトが連続で閉鎖した。どのサイトにも「オリコンから勝手にチャートを載せるなとの警告が来た」ためとある日突然掲載されて消えてしまった。ほとんどのサイトは完全にチャートレビューのみ、もしくは完全に数字のデータ倉庫に近い体裁を取っていたのに対して、「Beautiful Dreamer」は方向性が違ったせいか、そもそもアクセス数が大手に比べて一桁以上少なかったので警告対象にならなかったのか警告は来なかった。その後は生き残ったチャートレビューサイトにオリコンが警告を出したという話は聞かないので(ジャーナリスト相手にスラップ訴訟を起こして最終的に反撃喰らって敗北するという事件はあった。「オリコン・烏賀陽裁判」で検索)、恐らく当時潰しまくったせいでせっかくのお得意さんたちに蹴りを入れたようなものでチャート離れが加速化してしまい困ったということじゃないかと思う。
また気がつけば「今週のチャート」独自の用語も誕生している。最も古いのが「THE ALFEE現象」である。ベスト盤がオリジナルより売れない現象(固定ファンしかいないので固定ファンは持っている音源は買い控える)を言う。次に定着したのが「複数商法」からの派生技「ジャニーズ商法」である。知らない間に広くネット上で使われるようになっていたが、このサイトでは07年頃からそんな記述をしていたようで、流行る前から使っていたような気がする。このサイトから派生するほどの影響力は無かったとは思うが…。これは「韓国商法」「ヴィジュアル商法」に記述が変わったりするが基本的に同じ意味(複数商法)である。複数商法の定義は曲違いやDVD違いがあるかどうかで、写真ブックレットやジャケ違い、カラオケ有無程度の場合はカウントしないことにしている。これも俺の独自基準なので他サイトでは通用しないかもしれない。
他にも「ソニーアニメ典型パターン」や「ハロプロ省エネ商法」など色々あるが、基本的にその都度説明は入れているので途中から見た人でもどういう意味だ?という風にはならないようにはなっている…はずだ。
また実際のところ、俺が木更津市民さんの後を継ぐような形(時期的に)になったのと同様に新興勢力が現れればこのコーナーは簡易化するなり引退するなりしようと思っていたが一向に現れない。俺としてはチャートの状況が把握できればいいので、昔のように詳しいサイトが大挙して出て来ていれば別に自分でやらなくてもいいのだが、警告自爆騒動以降はひたすら減る一方である。絶滅寸前みたいな。結局自分でやるしかないのである。
3月2日(金)
27
16歳の終わりに始まった「Beautiful Dreamer」も10周年ということで気がつけば27歳である。いよいよアラサーという文字が見え隠れする。思えば昔好きだったアイドルはみんなOVER 30's WORLDに突入していってしまった。
そんな微妙な年頃だが、誕生日だとリフト券が無料になるというのにつられてゲレンデへ。今回行ったのはスノーパル・オグナほたかスキー場。かつては武尊スキー場と普通に名乗っており、下部には武尊オリンピアというスキー場もあって上部から滑り込むことができた。過去に2回行ったことがあり、その時は健在だった武尊オリンピアは11年前に破産してホテルごとぶっ飛んでしまった。潰れる数年前に宿泊したこともあるがもう90年代も後半だったというのに昭和の香り全開でゲームコーナーにはゴリラが画面左でウホウホ言ってるテトリスやスト2が置いてあるというしなびたホテルだった。01年に潰れたということで…まあ仕方ないか…。
生き残り、改名したオグナほたかはリフトを新調したりしていたのか、思ったほど古くなっていなかった。ただ最近どこのスキー場もそうであるようにリフトが一部廃止になって影も形も無くなっていた。中腹から上部へ上がるリフトだったのだが無くなってしまったので最下部から一気に上がるしか手段が無くなってしまっていた。
前日はさいたまでも雪が降るほどだったので、現地でも新雪が積もっていたようだが、いざ到着してみると何故か暑い。雪が凄い勢いでだらだらと溶けていく。新雪が柔らかいというより溶けて柔らかい。ふにゃふにゃだ。それでも滑りやすかったのでまあ良かったといえる。なおゲレ食といえば、高くて少ないというのが常識だが、ここは値段に見合った物凄い量をおばちゃんたちがよそっていく。頼んだハンバーグカレーには具もご飯も福神漬けすらもたんまりという有様。父が頼んだ牛丼だか豚丼だかの定食も大盛りサイズ。向こうで何らかの定食の大盛りを頼んだらしき青年がいたが、丼にこんもりという規格外の量になっており硬直していた。あまり多すぎても滑れなくなるので難しいところである。
ちなみにサイトが独立したということはもう容量を気にしないでいいということである。というわけで無圧縮、素材そのままの現携帯で撮影した写真を掲載してみたらこんなことになった。
27歳もよろしく。