10周年な日記 SAKURA

12年4月

4月26日(木)

ここ最近の2012春ドラ Vol.3

都市伝説の女 2話
今回は資産家のばあさんが殺害される。都市伝説で殺されたと信じて疑わない月子(長澤まさみ)は勝浦(溝端淳平)と共に独自捜査で真相に迫るが、やはりその過程で最終的に真相が発覚。犯人はこの家のお手伝いのMEGUMIで大学生の三男と付き合っていたのを阻止されて、突発的に殺っちまったという事だった。最初MEGUMIだと分からないくらい何だか能面みたいな雰囲気でビビった。

前回同様に殺人自体は呪いではなかったというオチながら、今回の呪いの発端と思われたダイヤの持ち主が次々と不幸に遭っているなど呪いをほのめかすような事項も残って終わるという。このパターンで進むようだ。

 

クローバー 2話
ケンジ(鈴之助)は親父のために大城(板橋駿谷)に借金100万円を頼んでおりそれをネタにしていいように使われていた。いつの間にかトモキ(三浦貴大)がハヤト(賀来賢人)の境遇を知っており、それによれば元々引っ越したのは親の離婚が原因で、ついていった父と祖父が死んだので家を売って戻ってきたらしい。その金がかなりあったのでこれで二度と関わるな!と大城に直談判したハヤトだったが、外道な態度に激怒。神社で部下をけしかける大城だったが、何故か戦場が横の墓地に移って全員瞬殺。墓石をぶっ倒しながら大城もKOされ、3人の友情が復活するのだった。

一方でハヤトが目をかけてもらっているバイク屋にして高校のヘッドである赤井(青柳翔)が他校の生徒に狙われており、トモキと偶然居合わせたユイ(有村架純)が誘拐されたところで次回へ続く。

相変わらず生徒じゃなくて構成員みたいな連中ばかりだが、テンポがいいし、茶髪に変身してキャラも変わる謎の行動を取っているユイの謎は気になるし意外と面白いドラマかも。

 

未来日記-ANOTHER:WORLD- 1話
先日アニメが最終回を迎えた作品の実写版。中学生から大学生に設定が変わり、ほとんど別ストーリーとなっている。

お気楽な大学3年生の新太(岡田将生)はある日携帯を壊されて友人の類(本郷奏多)に新しいスマフォをもらう。するとそのスマフォが未来の事柄を表示する未来日記へと変化。新太はTwitterもどきみたいなのを使っている以外に普段日記をつけている様子は無かったので、原作の前提である今まで自分がつけていた日記が未来日記化するという設定ではないらしい。1話の時点では淡々と未来が表示されるだけで新太の未来日記の属性は明らかにならず。日記のおかげでウハウハな新太の前にストーカーの由乃(剛力彩芽)が登場。さらに両親がいきなり離婚したと思ったら、死亡宣告が日記に表示される。

死亡すると書かれるだけでいつどこでどのように死ぬか表示されないドラマ版未来日記。これは使い勝手最悪だ。原作と違って誰も説明してくれないので、とりあえず類を探してプラネタリウムへ突入した新太だったが通り魔に襲われて絶体絶命に。死にかけたところ由乃が背後から一撃かまして助けに来るが、どうやら日本刀片手にまるで豆腐でも切るかのようにスパンと人間真っ二つにするほどのパワーは無い(※原作のみでアニメ版でもさすがにカットされました)どころか、ストーカーという以外は普通の女の子のようだ。通り魔ほぼノーダメージで追撃を開始。由乃の日記は新太の未来を示したあっくん日記ということでここは原作通りだった。

1度は1人で逃げた新太だったが、未来を変えてやるんだ!と気合で由乃を助けに戻り、特に策も無しに奮戦。案の定見事にDEAD ENDとなるところでいきなり飛び込んできたのは離婚して家を出て行った父(光石研)だった。父の日記は息子の未来を示した息子日記だったのだろうか…。あっさり絶命する父、こんな未来じゃ変えても意味無ぇぇぇぇぇと悲しみに暮れる主人公、あまりの超展開に唖然とする視聴者。これは高度なギャグですか?

姿を現した類は妹が誘拐されて日記を渡すように脅されたと供述。妹役が福田麻由子。いつの間にか大学生役か…(まだ17歳だけど)。それはいいとしてそこに神デウスがプラネタリウム上に出現。かなり高圧的な態度で戦いを強要する。勝ったら神になれるとか特典情報一切なし。お前ら俺様の手の上だからとにかく殺し合えばいいんだよ(超訳)というあまりに理不尽なシステムで戦争が始まる(違)!

登場人物の名前もほぼ変更。一部設定を引き継いだだけで全く別内容のドラマらしい。1話の段階ではゲームのルールも未来日記の特性も全く分からないまま。とりあえず福田麻由子の出番が多いことを期待

 

私立バカレア高校 2話
前回のあらすじ:ジャニーズサイドが2回ケンカしている間にAKBサイドはテクテク歩いて到着→すっ飛ばして初対面ごきげんよう

1話ではすっ飛ばされたテクテク到着後だったが、校内のあまりの汚さに校内リニューアルしていたことが判明。先輩から受け継いできた机を捨てられたジャニーズサイドはごみ施設めぐりを開始。その渦中でまたしても1戦やらかし、ライバル校を一掃した後、何とか机を取り戻して帰還。

AKBサイドはジャニーズサイドが何故あんな汚い机に執着するのか理解できないがリーダーの島崎遥香だけは幼少期に両親との想い出のキーホルダーを捨てられてしまい、必死で探した経験談から思うところがあり一定の理解を示す。次に提案したのは生徒会長を決める総選挙だった。

少しはAKBサイドの出番も台詞も増えたが、ジャニーズサイドとAKBサイドが全くかみ合っておらず、弱い者には手を出さない硬派なヤンキー集団であるジャニーズサイドはちょっと凄むだけで決して脅しさえしない。AKBサイドもある意味ネジが飛んでて動じない。こんなにかみ合ってないドラマはある意味史上初なんじゃ…。

 

鍵のかかった部屋 2話
榎本(大野智)が相談者として中村獅童を連れてくる。中村獅童は窃盗の常習犯で刑務所に服役していたが出所。甥が密室の部屋で自殺したが妹の福田麻由子を残して自殺するとは思えないという。両親が既に他界しており、母親(他界)の再婚相手で高校教師の嶋政宏が2人を育てていたが、金持ちの祖父母が亡くなって2億転がり込んだので金目当てなんじゃないのか?ということで調べることに。

嶋は人気教師で表面上はいい人だったり、福田麻由子が最初は純子(戸田恵梨香)や芹沢(佐藤浩市)、さらには元犯罪者の叔父である中村獅童に心を開かないなどそれぞれの役者のパブリックイメージそのままな展開となるが、子供の頃を思い出した福田麻由子は中村獅童を信じる事にし、あからさまに怪しげなコーヒーを勧めて来たりと自分を消そうとしているかもしれない嶋政宏の犯行を暴こうと協力。

今回は榎本(大野智)1人が最後まで犯行を暴き証拠も提示。初回でいいところだけ持っていった芹沢(佐藤浩市)は本格的にやる気ない要員に成り下がってしまった。しかも犯行を暴いた時点で動機やその後などの説明なし。そのままそういえば窃盗犯の中村獅童と榎本が古い知り合いってどういうことだ?まさかねぇ…とか純子と芹沢が会話しているシーンへ飛んでしまった。

今回は榎本ではなく脚本そのものが動機には興味ありません状態。一応金目当てだろうと純子たちが推測しているだけで、消された青年がひきこもりだったとか実は勉強してたんじゃね?(部屋に参考書がたくさんあった)など匂わせ要素はあったのに青年の背景や福田麻由子との兄妹関係は特に触れられず。嶋が最初に言い逃れしようとした時は突如として「彼は福田麻由子を女性として愛してしまっていたから自分が養子として引き取ったんだ!」などとロリコン呼ばわり。いきなりとんでもないことを言い出す下りはシュールすぎて笑えた。

 

夏色キセキ 1〜3話
声優ユニットのスフィアが主演するアニメ。静岡の下田を舞台にした女子中学生の夏休みが描かれるという内容で、EDのスフィアの曲の作曲が町田紀彦だったので緊急録画。スフィア自体はけっこう好きだったが、意外と見てみたら作品もいい感じだった。

1話ではいきなり4人のうち夏海(寿美菜子)と紗季(高垣彩陽)が険悪ムード。それは実は引っ越しすることが決定していたからと判明するが何で言わなかったんだということになってより険悪に。子供の頃お願いした神社にある御石様にお願いをした4人は何故か空をフライング!唖然としたところで1話終了。

2話では御石様の力でケンカしていた夏海と紗季がくっついて離れなくなり、それを願った優香(戸松遥)と凛子(豊崎愛生)2人を延々追いかけるという内容。これでもかというくらい街並みが流れて観光促進効果はバッチリだぜ!(棒読み)

3話では仕返しに優香と凜子がくっつけられるが特にそれ以外の展開は無し。一方で夏海の弟の友人が1話の空中フライングを見ていたと発覚。弟の友人のメガネ少年がオカルトマニアで、ついには4人を魔女呼ばわりしたので弟との関係が険悪に。紗季はどうせ引っ越すから自分が魔女だった事にして、もう1度フライングしようとするが、御石様は1度かなえた願いは2度はやってくれないという神龍よりも使えない仕様と発覚。まあ4人一斉に願わなくても2人だけでもOKだったり、某ボール7つ集めるよりもかなりたやすく願い叶ってるからそのくらいの制約はあるか。ただなんやかんやで仲直りして一件落着。

と、書くとあんまりおもしろくなさそうだが、少しファンタジックなところや田舎の風景が何か幼い頃に「となりのトトロ」を見た時を彷彿とさせてノスタルジックな気分になったので最後まで見届けようと思う。


4月20日(金)

ここ最近の2012春ドラ Vol.2

ATARU 1話
化学工場で爆破事件が起こり、警察は事故として処理するが刑事の舞子(栗山千明)は事件性を疑って単独捜査を開始。そんな中現場に謎の男(中居正広)がいて謎の単語をつぶやいていた。その単語から捜査が進展。上司の沢(北村一輝)も一緒に動いてくれることになり、よく分からないが重要なヒントを持っているらしい謎の男から更に情報を聞き出す。これにより一時は自殺かと思われた事件は他殺と判明。被害者の妻が板谷由夏だったので犯人と思わせておいてさほど有名ではない役者が犯人として御用になるのだった。

謎の男は自分の名をチョコザイとしか語らず、会話が一切成り立たない。主人公なのに主人公はヒントを言うだけで話を動かせないので、必然的に栗山千明が出ずっぱりで実質的に主人公として話を動かし、相棒が北村一輝という感じ。栗山・北村の他に田中哲司も出ており「SPEC」のゲスト出演者が3人揃っているが(栗山と北村は刑事という役どころが共通)、演出や小ネタの入れ方にも随所に「SPEC」を意識したような演出。「SPEC」は先日映画版を見に行ったほど好きな作品だったにも関わらず、これはちょっと違う感じで話にさっぱり入れず、正直あまり面白さを感じなかった。チョコザイのキャラ自体は役者中居の本領と新境地が発揮されている感じでいいんだけど、役どころがSMAPだから主役に据えているだけで、実質的には栗山千明と北村一輝のW主演で、中居は重要なキーパーソンのような感じ。稲垣吾郎が「脇に回って魅力を発揮」する方向にシフトしたように、何年も主役しかやっていないSMAPが脇に回った時に打ち出す新たな魅力という意味では面白いドラマではあるかもしれない。

また俺が関心を持たないドラマがこぞって大ヒットしまくる法則が今回も発動して視聴率は20%目前と上々。本当に大ヒット作で面白かったというのは00年の「ビューティフルライフ」が最後だったんじゃなかろうか…。そこまでは大ヒット作で好きな作品ばかりだったのにどうしてこうなった?いや、00年以降ズレたとかかなり今更だけど。

 

鍵のかかった部屋 1話
天下の月9様なのにデータ放送が無い!「カエルの王女さま」も無いんだけどフジテレビはデータ放送やる気なくなったのか?前クールまでは色々やってたのに。

弁護士の純子(戸田恵梨香)は所長の芹沢(佐藤浩市)と共に密室で社長が自殺したとされる事件が怪しいとの依頼を受ける。警察も密室なので自殺と判断したが、話を聞いた純子はたしかに怪しいと感じる。芹沢は完全にやる気が無かったが、純子は、間違えて金庫室に閉じ込めてしまった芹沢をわずか17分で鍵を破って救出したセキュリティ会社の榎本(大野智)に助けを求める。当初は密室の謎が解けなかったが、考えを進めていき専務が犯人だったと発覚。トリックのポイントは死後硬直だったので、法医学ドラマみたいになってしまったが、法医学は専門外なので「一晩かけて調べた」ということで密室トリックを華麗に暴く榎本。犯人の専務が往生際悪く「証拠は?」と延命を図るが、榎本は「ありません」と即答。興味があるのは密室だけなので、犯人が誰かとか興味ないらしい。唖然とする一行だったが、これまで散々やる気ない態度で嫌ならさっさと帰れよ…という勢いで何度も帰りたがっていた芹沢が偽の遺書に書かれていた専務と社長しか知らなかった話を書けるのは専務しかいないことを指摘。最後だけカッコいいところを持っていった。

というわけで密室専門の謎解きドラマ。「ATARU」ほどではないが主人公が変人で自分でストーリーを回せないので、実質主役のヒロインがストーリーを回していくという形式。このパターン流行ってるのか?密室オタクっぽい雰囲気を出すためなのか榎本は早口で喋るんだけどところどころ発音が不明瞭で聞き取りにくい。単純に大野の滑舌の問題なのかわざとなのか…。それこそ同僚の櫻井がやっていた毒舌執事と役が逆の方が似合っていたんじゃないか。明らかに月9というより火9って感じだったが、どうもストーリーを回せない孤高の天才タイプが主人公のドラマっていうのはあまり魅力を感じないな…。

 

カエルの王女さま 2話
歌って踊るショークワイアを提案した澪(天海祐希)。まひる(大島優子)以外は澪をあまり認めていないはずだったが意外とみんな乗り気でその路線でいく事に決定。伝統を重んじる忠子(石田ゆり子)だけが脱退してしまう。忠子の父は今作のラスボスにして既に澪の可能性を恐れ、シャンソンズを叩き潰すために容赦ない市長(岸部一徳)、そしてその下でと化した夫の哲郎(小泉孝太郎)だった。

周囲に笑われながら今回の目標である自分を捨てて新しい自分になるという澪の教えで気合を入れる一同だったが、市長は根回しをして初披露の場になるお祭りのステージを無くしてしまう。強引にステージに上がったシャンソンズだったが、それを聞いた市長はさらに強硬手段でCDを破壊させる。すっかり市長の犬に成り下がり自分を見てくれない哲郎や自分の人生を考えた忠子はそれを知り、まひるに練習用に渡されていたCDを持って現場に駆けつけて最後の1曲「浪漫飛行」をセンターで披露して復帰するのだった。

今回は澪がみんなのためにこっそりシューズを手直ししたり、鼓舞するような感じになったりと初回のようにただ一方的に責めるだけでなく早速軌道修正したことでかなり見やすくなった。ただ忠子が駆けつけるのは無駄に引っ張りすぎて1曲歌っている間に走って間に合う距離じゃねーだろ…状態に。あと2曲目がケツメイシの「さくら」でサビを歌った後にCD破壊されたのでそこで終わってしまったが、その後のラップ部分は一体どうするつもりだったんだろうか。メンバーにラッパーはいないよな?

 

未来日記 最終話
由乃が3週目由乃を殺すか迷っている間に3週目世界の日記所有(候補)者たちの運命が続々変わる。極めつけは11thが開発していた試作版未来日記に2週目世界での敗北まで表示されたので未来日記計画自体が中止となる。3週目由乃は駆け付けた両親と和解してしまい、3週目来須も由乃(凶悪犯としか認識してない)に銃を向ける中で由乃は殺されるのを覚悟で雪輝が好きなことを自覚。そこに閉じ込められていた雪輝が由乃への強い想いで脱出。同じ球体に2週目ムルムルも封印されていたらしく来須の銃弾を止める。今までのムルムルは実は1週目のムルムルで2週目のムルムルを封印しておいたらしい。同じところに雪輝を封印して雪輝がそれを破壊したので脱出できたということに。

雪輝は自分を殺すように言うが由乃は自殺。雪輝が崩壊していく2週目世界の神となり、世界は3週目と2週目で分岐してしまう。3週目世界ではちゃっかり生き残った2週目みねねが西島とゴールイン。子供まで授かっており(神の力が残っていて子供にも引き継がれたのかか武空術習得済み)、3週目世界で未だテロリストとして暴れるみねねを捕まえてくれと頼んでいた。雪輝にはここはお前がいる世界じゃないとか、3週目には干渉するなとか散々言っていたみねねが3週目の西島と結婚。殺してないとはいえやってること由乃とあんまり変わらねぇ…。片目と片手を失ったとはいえ(ていうかこれくらい神の力で治せないのか)最終的に結局みねねが1番得したような気がする。

何かを忘れている気がする由乃とその由乃の携帯でストラップ化しているムルムル以外は原作に無かったが所有者全員のその後も追加。どういうわけか11thと8thがカップルになっていた。どうしてこうなった!?

一方2週目世界では1万年が経過。1万年放心状態の雪輝は世界を崩壊させたまま無空間にムルムルと漂っていた。1万年とか桁がギャグすぎるのでせいぜい100年くらいに修正するかと思ったが、まさか1万年のままとは…。1000年くらいまでならまだしも1万年とか言われても実感わかなくね?そして突如日記の表示が「由乃が会いに来た」に代わり…END

どういうわけか途中で終了。NEXT PROJECT始動!とか出ていたが、原作残り数ページをぶった切って途中で終了。こんなのありなのか?2クールもやって途中で終わりって…。


4月16日(月)

年間チャート対談

カーシーさんとの対談企画で1997年の年間チャートトップ100を1曲ずつ語るという対談史上最多曲数記録更新の対談を行っている。今回は主催ではなく、編集もチャット場も全部カーシーさん主導になっており、いつものように全部収録してから編集するのではなく10曲ごとに編集・公開するという流れになっている。こういった形でのいわゆるゲスト参加に近い形での対談はなかなか新鮮で面白い内容になっている。

ただ100曲もあるので長くなりすぎないように1曲1曲は通常よりも短めを意識している。☆表記も無いのは単に全部は通しで聞いてないのでつけられないだろうということである。また通常対談や過去曲回顧全編を通して基本的に曲をCDで聞いてから書いているが、今回俺は知らない曲、思い出せない曲を聞くのに動画サイトを巡るだけで他は全部記憶に残っている印象のみで語る=改めて聞き直さないというスタンスを取っている。あくまでこの対談はそのアーティストの歴代「楽曲」ではなく、「年間チャート」を振り返るので、当時の印象を現段階のフラットな感覚で振り返る方がいいかなというのが主な理由だ。まあこれも初の試みだけにどうなるかは分からない。トップ10くらいまで行けば改めて聞いてもう少し長めに語れるレベルにもっていくかもしれないし。

そんなわけでまだ対談自体も半分終わっていないが、終盤にかけてはさすがに長くなってくるだろうからまだまだ先は見えない。初の試みだけに楽しみである。


4月15日(日)

ここ最近の2012春ドラ Vol.1

カエルの王女さま 1話
日本ではミュージカルスターだったが、ブロードウェイでは成功せずに帰国した澪(天海祐希)が合併目前で潰れかけた街で、音楽堂もろとも潰されかけているママさんコーラス隊シャンソンズを復活させるストーリー…らしい。

初回はまず石田ゆり子、大島優子、大島蓉子、菊地美香、福原美穂、千葉雄大、片瀬那奈といったメンバーが集結。序盤は澪がブロードウェイでどの程度まで行ったのかは曖昧にしたまま、高飛車な態度でコーラス隊を指導…どころか指導以前にレベルが低すぎてやる気が出なかったが音楽堂の館長が恩師だった事もあり渋々やることに。昭和の頃にはママさんコーラス隊として数々の賞をもらっていたシャンソンズだったが、既にさびれまくっており、メンバーは3人しかいなかった。募集かけて何とか増やしたものの合併先の市のコーラス隊を見学に行くと本格的過ぎて唖然。やる気のないメンバーに憤慨した澪は逆にやる気を出して指導。練習曲THE BOOMの「風になりたい」でなんとなくうまくいきかける。

そこでブロードウェイからの正式なクビ通達が届き、実は代打で1度バックコーラスとしてステージに立っただけでブロードウェイでは全く通用しなかった事が明かされる。それでもあきらめない信念の人だというのは分かったが、一方的にコーラス隊を糾弾しまくり、悔しかったら奮起すべきだ!という不遜すぎる態度に完全決裂となってしまう。だが1番か弱そうに思われ、1番けちょんけちょんにされた大島優子だけが奮起。また「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱してかつての自分を少しだけ思い出した澪は勝手に復帰。憤慨するメンバー(大島優子除く)を放置してやる気を出すのだった。

ということで主人公が高飛車すぎ。イマイチ好感度が…。天海祐希は強気な役が多いとはいえ、今回のは信念というよりか単に勝手でキツすぎるだけである。少しは丸くなるんだろうか。そして最早若者でドラマが作れないのか、キャストの年齢が高い。まあママさんコーラスなのでしょうがないとはいえ、さすがに30代以上ばかりでは華が無いのか大島優子と千葉雄大をねじ込んでいるものの昨年の賞金稼ぎドラマ「HUNTER」を思い起こさせるように30代以上の女性ばかり。イケメンサブ枠で小泉孝太郎を配置する辺りは全く同じである。いきなり視聴率一桁とか空気ドラマ筆頭候補になる辺りまで「HUNTER」をトレースしている。30〜40代の女性キャストメインでドラマ作るのってもしかしてダメなんじゃないのか…。しかもよく見ると福原美穂って歌手じゃないか。シングル、フルアルバムが2010年で止まっており昨年はミニアルバム2枚で繋いでいたが、今回が演技初挑戦。まさか初演技が子持ちのヤンキーとは…。残念ながらこの流れで1人だけ主題歌なんてわけにはいかなかったようで主題歌は新人の家入レオだった。

 

都市伝説の女 1話
都市伝説好きの刑事、月子(長澤まさみ)が、勝手に惚れてきた元自称高校生探鑑識の勝浦(溝端淳平)と共に事件を解決するという展開。今回は平将門の墓の近くで自殺事件が起きて、月子は平将門の呪い(都市伝説)のせいだということを証明するとトチ狂ったことを言い出して奮闘。単に都市伝説好きなだけかと思ったらリアルに祟りだの呪いだの最後まで言い続け、「私は5歳の時に天狗にさらわれて3日間神隠しにあった」とか回想シーン付でシリアスに語るもんだから、世にも不思議系の怪奇現象系ドラマだったのかな?と途中でドラマの方向性が分からなくなった。

だが結果的には単なる殺人事件だったというオチ。殺された会社の人は会社の会長一族の不正を暴こうとしており、柏原収史と親父が別のビルから落として消したらしい。不正を暴こうとしているのを密告したのは殺された人の元恋人の内山理名だった。内山はまさか殺すなんて…と自白したのでカッシーらはあえなく御用となった。カッシーって以前自称高校生探偵に犯行暴かれてなかったか。

というわけで結局都市伝説好きの刑事が都市伝説と素で疑い続けて捜査したら真相が発覚するというミステリーだったらしい。長澤まさみは終始ニコニコしていて、色気使うにも嫌気の無い好感度の高いキャラクターだけど前述のように最後まで都市伝説とか言ってるのでかなり痛い子。年齢の割には早くもオーラが無くなった感じもして少々微妙だ。また上司の竹中直人らが倒れてきた看板で病院送りにされたり、会社の上司が突如発作を起こしてぶっ倒れたりして祟りなのかと思われた事項は全てスルーされたまま。イマイチ方向性が分からないドラマだった。

 

クローバー 1話
8年ぶりに再会した幼馴染の高校生3人が巻き起こすヤンキーモノ。転校して去っていたハヤト(賀来賢人)が8年ぶりに帰還したが、おかげで今までうまく交わしていたヤンキーに目をつけられたトモキ(三浦貴大)は盛大に迷惑がる。ハヤトのせいでヤンキー集団にボコられたトモキだったが、ハヤトが瞬殺で全員粉砕。困ったヤンキー集団は助っ人にケンジ(鈴之助)を呼ぶが、ケンジはハヤトとトモキの幼馴染だった。ひとしきりなぐり合った後に何とかハヤトが勝利。友情が復活するかに思えたが、ケンジはヤンキー集団のトップの言いなりになっていて様子がおかしい。もうこんなのは嫌だとモメているところにハヤトが駆け付けたところで次回へ続く。

有村架純の先日映画「SPEC」での雅役が改めてかわいかったところ出演者に名前があったので見ただけなんだけどTHE ヤンキーモノ。というか高校1年生設定なのにどう見てもおっさんばかり。主役の賀来賢人でさえ22歳。後の2人に至っては俺と同世代の20代後半。他のヤンキーに至ってはもう高校生に見せる努力すら放棄しており、チンピラかヤクザかという勢い。そんな中で紅一点のユイ(有村架純)が1人10代で輝く。それでも19歳だけど。ていうか17歳当時に婦警さん役やってたのか…。初回だけでは話が分からないし、友情モノにすら展開していないのでもう少し見てみるか。

 

私立バカレア高校 1話
ジャニーズとAKB48のチーム4の共演ドラマ。ジャニーズサイドが最強ヤンキー高校、AKBサイドがお嬢様高校で全く接点が無かったがどういうわけか合併が決定するという話。

冒頭からジャニーズ勢のケンカシーンが続く。どうやら乗り込んできたライバル高校と対決していたようで一応人物紹介はあったが人数多すぎてさっぱり判別がつかない。対して並行して描かれたAKB側の人物紹介の方が少ない。主演級となる島崎遥香にもほとんど台詞が無い状態で、2番手の大場美奈でさえも1回喋った程度。残りは全員愉快な仲間たち状態。とりあえず島崎だけ圧倒的オーラ。前田敦子に代わるセンターこの子でいいんじゃないか。

で、一応それぞれのサイドを交互に見せていく演出なのに明らかに8割以上ジャニーズサイドのシーンばかりが続く。番長の森本慎太郎の兄貴役(幻での出演)であの伝説の泥酔事件で当時出演していたドラマとNEWSを降板した内博貴が登場。顔が分かったのは内だけだった。番長が合併を聞いて葛藤している中で、先ほどのライバル高校が出現して再びバトルが勃発。何で同じ相手との同じようなバトルを短い時間で2度も見せる必要があるのか。しかもパターンもほとんど同じで自分以外全滅させられた相手高校の大将はかっこつけて「勝負はおあずけだ」とか言って撤収。単に逃亡して勝負をウヤムヤにしようとしているだけで明らかに完敗じゃないか。

というわけで2度目のケンカの間はAKBサイドは島崎大場の2名がテクテク歩いてるシーンがあったのみ。到着したところでCMに入り、CMが開けると別の日の朝。テクテクシーンはあまりにAKBサイドの出番が無いからとりあえず付け足しただけのシーンだったことが判明して呆然とする中で、AKBサイドの生徒が集結しており、やってきたジャニーズサイドにごきげんようと華麗にご挨拶して次回へ続く。

やはりジャニーズ事務所の圧倒的パワーなのか、タイトルバックの扱いは対等なのに初回からジャニーズサイドのケンカシーンを2回も繰り返す中にAKBサイドをとりあえずサブリミナル的に切り替えて挟んだという程度。ようやく合流したので次回からはもう少し出番が増えると思われるが大丈夫なんだろうか。最後に「このドラマはフィクションです。厳重な管理体制のもと、撮影を行っています。」ってテロップが出たのはケンカシーンの安全管理をちゃんとやっているよっていうのではなく、ジャニーズとAKBの交流管理をしっかりやっているという意味なんだろうか。


4月14日(土)

来玉!

朱雀さんとこで更新されたのでこちら視点でも。

去る4月5日柊朱雀さんが来玉(埼玉に来る)するというので、案内でもしようかと思ったがそもそも観光名所が思いつかない。しかもあまり目的が無い旅らしい上に、唯一の目的地という鷲宮神社とやらはあれって埼玉だったの?レベルで最早どこにあるのかすら知らねぇ…というわけで全く使い物にならないどころか体調不良でも巻き起こしたら単なるお荷物ということで案内は断念。夕方5時に待ち合わせて夕飯でもということになる。

この日はカーネル・S・マルオ氏も時間が空いており、2年前のオフ会で対面もしているという事でついでなので行く事に。案内すれば良かったじゃんという話になり、どこに案内するんだよ!と突っ込んだら彼も「今から数時間じゃなぁ…。」としばし考え込んで黙り込んでしまった。埼玉バンザイ

いきなりカーネルが電話した方が面白い、日記のネタになるだろう!ということでカーネルが電話して合流。そのままカーネル運転で近場をドライブ。ひとまず「エースをねらえ」と「おおきく振りかぶって」の舞台である俺が卒業したらしき高校の方へ向かうが、3人ともどちらの作品も特に見ていないのでどこらへんが舞台なのかさっぱり分からず

時間的に他にねーぞ…あ、そういえばここらへんにある田んぼという単なる荒地俺のTwitterアイコンにもなってる神龍もとい見沼の竜神様の伝説が伝わっているまさにその場所だったわ!とかむしろ3人とも知らないアニメの聖地よりも実感のある情報をさらっと流しつつ、埼玉スタジアム2002の前をぐるっと回る。埼玉スタあんな間近で見たの初めてだなぁとどっちが案内しているのか分からなくなってくるノリでその後は食事して、まあ次来たらもう少し計画立てて「あの花」の聖地とやらにドライブするかという感じで新都心でお別れとなった。10周年なおみやげでお菓子もいただいたのでカーネル・S・マルオ氏と山分けしておいしくいただきました。ありがとうございました。


4月13日(金)

10周年あれこれ Vol.8〜音楽感〜

音楽に限った話ではないが流行りというのは基本的に盛り上がっていき下がっていく山のような形をしている。山の形にしたときにどのタイミングでそこに乗るか(もしくは全く乗らないか)というのは人それぞれだが俺の場合、昔から下り坂か、完全に平坦になってからということが多い。DEENやFIELD OF VIEWという最初期にハマったところからして、共にトップ10から遠くアウトしてからだったのでまさにそうだったが、ブレイクしていく過程を購入しながら見守っていたというのは本当にZONEくらいだった。あれは当時も俺にしては珍しい乗り方をしたなと意識していた記憶があるが、基本的にあまり売れる前の無名のミュージシャンを発掘していこうという気にあまりならない。

2010年の夏秋くらいにリクエスト企画をやって知らないミュージシャンの曲を次々に聞くというのを試したことがあるが正直何の興味も持ち合わせていない状態で聞いてもほとんど耳に残らなかった。忘れた頃に急にハマったりもするがそういう意味ではあまり知らないミュージシャンに対する探究心は無いのかもしれない。というか好き嫌いを抜きにして、片っ端から聞きまくるということが意外と出来ない。これをやった場合、全部良く聞こえないので、違う形で聞いていればハマっていたミュージシャンを見過ごすことにもなりかねない。

これに付随して動画サイトでの視聴というのもほとんどやらない。PCで聞いてもどうにも残らずスルーしてしまい、興味を失っていたがずいぶん後になってCDで聞いたらメチャメチャ良かった!あの日の私に蹴り入れたい(by PAMELAH)という遠回りが何度かあった。東京女子流なんかはまさにそれだった。

そうなってくると次々と新しいものに手を出すというのは必然的に難しくなってくる。逆に1度追いかけるとリリースが止まるまで聞き続けるというのは多い。最も極端なところではインディーズ落ちになった星村麻衣とかBluem of Youhのリテイクベストとか、FIELD OF VIEW末期どころかソロになってからのレビューまで延々載っているサイトなんてここくらいしか無いんじゃないだろうか。

J-POPという大きな括りからもっと細分化してみるとフェス系とかロキノン系とかはさっぱりないし、かといってヒット作が何でもあるわけじゃないし(むしろ00年代以降の年間上位レベルがほとんど無い)何とも言い難い中途半端なラインナップのサイトだなと改めて思う。よく10周年で200万アクセスまでいったなぁ…。

というわけで200万アクセスありがとうというのが言いたかったのである。


4月9日(月)

ここ最近の2012冬ドラ FINAL

数学女子学園 最終話
パンダ目で登場したニーナ(田中れいな)の姉キーナ(石川梨華)は「数学会を支配する」とワケの分からないことを言いだし、「この腐った数学界に革命を起こす」などと高らかに宣言。世界支配を宣言する悪役のテンプレート台詞の「世界」を「数学界」に変えただけじゃねーか…。意外とこの手の女王的悪役がバリバリハマる石川梨華。かなりふざけた役なのに無駄にサマになっている。そしてさゆり(道重さゆみ)が「パンダ…」しか言ってない。

場面変わってCM明けには教室へ移動。何故か石川梨華の目元は元に戻っていた。さゆりは「パンダじゃなくなっちゃった!」とどこまでもパンダ台詞のみ。「1+1=2」の証明をする対決がスタートする。動けないニーナに対してスラスラ解いていき勝ち誇るキーナ。

絶体絶命で顔の欠けたアンパンマンの如く力尽きるニーナにさゆりと一樹(桜田通)はめんたいこパンを放り投げる。ちょぼちょぼと食べると元気100倍になったニーナ。そこはがっついて食べるお約束のシーンじゃないのか!?これまでの敵との戦いを回想し、実力の上がっていた自分を実感する…が、先週のデビルシスターズだけ華麗にスルー。デビルシスターズ経験値に含まれてなかった!

一方のキーナは散々勝ち誇っていたのに突如「あれ?この後どうするんだっけ?」と言い出す。なんだそれ。証明終わってたんじゃないのか。いくら何でも脚本雑すぎである。結局ニーナがスラスラ解いて勝利。するとキーナは全部演技だったと言いだした。失踪したというのがそもそも間違いであり、数学番長になったらどこでも留学させてあげると言われたので即留学したが、ニーナ同様に機械がダメなので連絡が取れなかっただけだという。数学界支配とかも全部ウソだった。さすがにこのドラマのぶっ飛んだ世界観の常識においてもそれはアホらしすぎるらしい。このドラマだけに本気にしちゃったよ…。

というわけで数学番長になったニーナ。対決シーンは役者削減で一樹とさゆり以外ギャラリーが1人もいない状態だったが、ラストシーンでは矢島舞美と鈴木愛理が復帰。その他過去の対戦相手達のその後がそれぞれ平和的に描かれて終了。

全部終わっての感想
あまりに適当なストーリー展開だったがアイドルドラマだとまあこんなものなのだろうか。絶対に演じているメンバーが理解できてそうにない数学である必要は微塵も無かった気がしなくもない。そもそも数学こじつけな対決の方が多かったし。また脚本が雑すぎるゆえに、主役の田中れいなの好感度が回を追うごとに下がっていき、準主役の道重さゆみもただの子分になってしまい…とゲストの方が1回きりのせいかキャラが立っている子が多かったような印象もある。

 

さばドル 最終話
帰還したしじみ(渡辺麻友)はラジオの公開生処刑放送で散々なブーイングを浴びせまくる観客の前で引退を宣言。そこに妹やまゆゆ信者生徒とそのクラスメイトたちが駆け付けて辞めるな!と応援。とにかく歌ってくれ!とコールしまくり。ブーイングしていたみなさんも掌返しで応援し始め、声援に応えたまゆゆは主題歌を熱唱。世間公認の38歳のさばドルが誕生するのだった!

全部終わっての感想
何のひねりもなく強引な掌返しで全員許容して終わってしまった。渡辺麻友が意外と演技できていてちゃんとキャラを分けていたのは良かったけど全体的に葛藤方面のエピソードばかりで暗かった。もう少しコミカルなコメディだったら最後の強引なオチもドタバタなノリで乗り切って自然にやれただろうに…。それにしても正体を暴くきっかけになった嗅覚男だけは正体暴いてから用済みで1度も出てこなかったな…。あいつも今頃38歳さばドルを許容したんだろうか(遠い目)。

 

未来日記 24話
由乃によって突き落とされた雪輝だったが自力で這い上がる。なんか1度完全に掴まるところが無い所まで落ちてから上がってきたんだけど演出ミス?それを助けたのはデウスの力で生きていたみねねだった。3週目世界(2年前)へワープした由乃とムルムルを追って雪輝とみねねも3週目世界へワープ。3週目の由乃も今の由乃も救おうとする雪輝のワガママに激怒するみねねで次回へ続く。

25話
全ての始まりである学校で由乃を迎え撃つ雪輝。言葉とは裏腹に自分の気持ちに揺れる由乃は雪輝を殺すことが出来ずに封じ込めることにする。その世界は雪輝の望むものが何でも手に入るけど由乃が存在せず由乃の名前を呼ぶことができない。苦悩する雪輝だが、元々好きだった若葉さんが登場しやめてくれと苦悩しているうちに世界に取り込まれてしまう。若葉さん、どういうわけか服を脱ぎだして全裸で雪輝に迫っていたがそんなけしからん改変加えんでも…。

みねねはデウスの力でムルムルとドラゴンボーリー(?)なド派手な空中戦を繰り広げていた。原作では戦いはしたもののほとんど戦闘シーンが無かったのだが、最終回前にしてここまで気合入れてバトルするとは驚きである。なんかもう気功波までバンバン飛び出してたんだけど…。1度はムルムルを倒したみねねだったが、由乃によって制限されていた力を開放されたムルムルは本領を発揮。あっという間に追い詰められたみねねはデウスの片手ももぎ取られてしまい敗北。閉じ込められた雪輝は両親の前で由乃が好きだった理由「ずっとそばにいてくれたから」を語り涙を流す。そして3週目世界の日記所有者たちの様子にも変化が…。というわけで次回最終回。何でもネット上では原作最終回は不評らしいのだが、果たして変えてくるのか。


4月8日(日)

まさかの浜崎あゆみライブ

・数年前から友人の影響で急に弟が浜崎ファンになって何回かライブにも行っている(その割に俺が所持している数少ない浜崎アイテムのうち「A BALLADS」音源を所持していない)。昨年のカウントダウンライブのチケットが瞬殺で取れなかったらしく今回は気合を入れて2箇所のチケットサイトで予約購入したら両方取れてしまったという(キャンセル不能なシステム)。200レベルと400レベルが取れたので200レベルの方を弟が獲得、400の方が余ったというのでもったいないので行く事に。会場はさいたまスーパーアリーナ。2daysの2日目となる。

会場に入ってみると400レベル最上部は閉鎖されており、400レベルは5,6割程度までしか入っていない。それ以外の全体の見た目はほぼ満員といったところなのでガラガラ感は無かったものの、よく見るとアリーナでもチラホラ空席があり、俺がいた400レベルだとけっこうなスカスカ具合。俺の横も4席誰も来なかった。おかげでのんびり座って見れ

客層はほぼ女性。ほぼギャル。男も彼女がファンなので連れてこられたみたいな感じが多く、一方で単独男子になると俺どころか明らかにアラフォーを越えているようなおっさん。いずれにせよ俺は相当な場違いである。しかもペンライト率が異常に高く、400レベルのところでも持っている人圧倒的多数。なんとなく来たグッズにお金を落とさないライトな人ほぼ皆無という勢い。

普通渡されるチラシにはグッズ一覧とか本人の宣伝とかが載っているものだと思うが、入っていたのは浜崎のタイアップしているカラーコンタクトのチラシと先日超コケしたJAMOSAの新作のチラシ何故JAMOSAがここに…。確かに客層は被ってそうな気はしたけど。

このサイトに浜崎のライブに行く予定のある人はほぼいないと思われるが、一応ツアー始まったばかりでネタバレ云々の問題もあるので見たくない人は以下は見ないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイトルは「HOTEL Love Songs」でどういうわけかカウントダウンライブと同じライブタイトル。選曲は最新作「Party Queen」中心だったので内容は異なるものと思われるが、ツアータイトルは10年12月の前オリジナルアルバム「Love Songs」を未だに使用しているということになる。

新作アルバムを聞いてないどころかそもそも浜崎あゆみはベスト盤しか聞いてない(厳密には初期の3作くらいは後追いで聞いたことはある)ので、新作中心の今回の選曲、さっぱり知らない曲ばかり。知っていたのは昔の曲だけで「appears」「STEP you」「SURREAL(サビ前まで)〜evolution(1コーラス)〜SURREAL(サビ)」、「Boys&Girls」のみ。最近のだと唯一「Love Songs」だけは何故か聞き覚えがあった。

どうやら架空のホテル「HOTEL Love Songs」という舞台でのストーリーみたいな設定がある模様で冒頭からダンサー勢含めた大量の人間がホテルの従業員として紹介されるムービーが登場。1度流し終わったら、何故かもう1度流し始めて今度は映像に合わせてメンバーが登場。何で同じ映像2回も流すのかと思ったが、後で弟に聞いたところ、いつもライブ開始が押すので先に映像流してしまい、映像が2周以上することもあるとかなんとか。

このダンサーというかアクロバット集団だけでも20名以上いて、コーラスも男女2人ずつ4名。加えて演奏陣という大所帯。単なるダンスというよりかは完全なショーであり、何かを演じているような雰囲気が強い。ただ明確なストーリーみたいなものは無い。ほぼ1曲ごとに映像やそれに合わせたダンスを挟む演出でそのたびに裏で衣装チェンジ。結果的には本人よりダンサーの方がステージに長くいたんじゃないだろうか。

曲が悲しい曲ばかりなのか、ホテルにいる人々の恋模様をロマンティックに描く演出なのかと思ったら、かなり悲壮な空気全開。映像の内容は音が無いので一体何を意味しているのか分からないが、ロマンティックどころか明らかに険悪な男女の様子を描きまくり、「どこでもドア」みたいなドアや、ベッドなどが回転するステージに乗って続々登場。ダンサーたちがケンカしている演技をしつつ、歌っている浜崎も演技に参加。歌いながらイケメンダンサーにすがりつくが、突き飛ばされる、といった具合。曲が終わった後に後ろの方から「なんであゆつきとばされてたの?」という子供がママに聞いているらしき無邪気な質問が聞こえてきた。

前半特にこんな感じのどう見ても幸せには思えないような暗い演出の曲が続き、開始と同時に総立ちになっていた観客は着席していく。間のSEも悲壮感の漂うものが多いし、浜崎不在のダンサーたちの出し物もかなり長く、かといってサーカスの域に達しているような飽きさせないアクロバットなパフォーマンスはなかなか圧巻だったりもして、イマイチコンセプトが掴みにくい。中には「ホテル」なのに銃を乱射しまくって対決するようなアグレッシブな演出もあったりして、そもそもストーリー性など無くて、なんとなく、だったのかもしれない。なんとなくそれっぽい雰囲気が出ればOKみたいな。

そんなわけで観客と一体となって盛り上がるというよりかは、圧倒的に魅せる演出で突き進み、観客も一体となって盛り上がっていたのは終盤の「SURREAL(サビ前まで)〜evolution(1コーラス)〜SURREAL(サビ)」くらい。そのまま一切のMC無しで本編終了。

アンコール前にも映像を駆使。武道館のスクリーンが3年目から廃止になってしまった来年20周年なバンドもいるってのにこんな贅沢に映像を使いまくれるなんてうらやま本日14周年ということで祝福モードが高まったところでようやくラフな衣装で浜崎が登場。ギターのよっちゃん氏も交えて少々トーク。弟によれば今回MCが相当少なかったらしいが、確かにこの14周年のトークを除くとMCらしいMCはほとんど無かったかもしれない。ていうか喋り方がTVに出始めた頃の甘ったるい感じだったので驚いた。もう少し落ち着いてなかったか?と思ったが、弟によれば最近は落ち着いていたはずだけど、今回は昔に戻った喋り方になっていたと言っていた。

アンコール3曲はコンセプチュアルな演出は無く、シンプルに聞かせたり盛り上げたりしてようやく観客も全開でひたすらノリまくり、という感じに見えた。すっかり座り込んでいた周囲も総立ちでエンディングとなった。え?俺は座りっぱ

 

と、そんなわけで印象としてはショーとして魅せるというコンセプトが強すぎてただ盛り上がりたい観客は少し置いてけぼりになっている感じはした。俺でも知っている昔の曲になるとやはり一体感がすさまじいことになっていたし、せっかくサイリウムが全面に咲いているというのに、ほとんどの曲で小刻みに揺れている程度(観客ほぼ棒立ち)。なんとなくもっと凄い盛り上がりまくると思っていたのでそしてそうなると俺はますます居心地が悪、そんな様子があったのは知っている有名曲とせいぜい「Party Queen」くらいだったような。

それにしてもこの大所帯でこの大がかりな演出だと相当な金がかかるだろうなぁというのが1番の印象だった。こんな派手なライブは見た事が無いのでそれだけでもまあ面白かった。ただこんな規模を当たり前のようにやり続けているとそう簡単にはグレードダウンできない状態になっているはず。今回ついにアリーナが埋まらなかったわけで難しい局面に差し掛かっているような気もする。


4月4日(水)

高橋瞳、契約切れ

・先日右目が何となくおかしいので眼医者に行って検査。

医師「う〜ん、む?もしやこれか?これだな!」

と目のドアップ写真で示した先には目のフチのところにまつ毛が。何故お前がこんなところに?

医師「よし!じゃあ抜こう!」

とブチブチ該当箇所を抜きまくる医師。世間ではつけまつ毛をする歌が流行っているというのにこっちはいらんとこにまでまつ毛が生えてきて抜けまつけるとはな…。

・掲示板にて高橋瞳が引退したらしいという話を聞いたので公式ページに行ってみたが何の更新もされていない。とりあえずブログを見てみたら最近更新が滞っていた挙句に、最新のものは超意味深。厳しい状況に追い込まれたことは容易に想像がつくコメントである。

そういえばFCがあったはずだが既に公式からリンクされていない。探し出してきて見てみると答えがそこにあった。

http://www.h147.com/

ソニーどころか事務所との契約が終わっている(ゆえに運営が事務所なのでFCも閉鎖)。これは要するにベスト盤すら出す暇を与えずの活動終了ということになる。通常このような場合はベスト盤が出て終了になるものだが、トップ10ヒットを2曲持っているにも関わらず、何の告知すら出ないままにひっそり契約切れとは相当寂しい終末である。末期の売上3ケタがトドメだったか…。

わりと売れなくなった人たちでも某巨大掲示板にはスレッドが立てられ、いつまでも残ったファンが集っていたりするものだが高橋瞳の場合はここ数年それすら落ちたっきり無くなっているような状況だった。一体何がいけなかったって、アニメでしか売れないソニー典型アニメパターンにハマった挙句に、いつまでたっても人気が固定しないと明らかに手が抜かれ始めて頼みのアニメすら来なくなり、リリースも滞る悪循環が原因なのは明白だが、ベスト盤くらいはあると思ったので何とも虚しい。思えば1stアルバムは買ったものだったが、そういう意味では2ndでレンタルに格下げしたので俺もソニー典型アニメパターンへの加担者だったか。

それにしても最早公式から辿りつけないようなFCサイトのみの告知で公式サイト放置したまま、ブログも意味深なだけっていうのは謎だ。急に終わりが決まったのだろうか?まあユンナ辺りも知らない間に契約が終わっていたし、特にソロの人は「解散」や「それぞれ活動するので休止」という建前発表ができない。最近だと星村麻衣がインディーズに行ってたくましく活動を継続中である。

ベスト盤の可能性はこうなってしまうとYeLLOW Generationのように数年後以降の「ゴールデン☆ベスト」シリーズを期待するしかない。トップ10ヒットが2作もある上にそのうちの1作は1位獲得という実績があるので「ゴールデン☆ベスト」行きは100%確実だろう。それを待つとしよう。


4月1日(日)

改装完了

部屋がカビで陥落!ということでカビ業者曰く「これは病気にならないとおかしいレベル」状態の部屋を一掃するプロジェクトが3月中進行していた。どうせなら模様替えということでまず勉強机とベッドを廃棄。その他、CDラックや本棚等はそのままのつもりだったが湿気により歪んでいたりして廃棄。結果、生き残ったのはタワー型CDラック1点のみ

部屋の工事自体は3日で終わったものの、これらの整理&New家具の配置設置が終了するのに時間がかかり、3月最終週になってようやく全ての移動と配置が完了。地震があったらヤベェ何せCDタワーラック1つしか原型が残っていないのでまるで別の部屋状態であり、綺麗になったものの何だか落ち着かない感じである。今回の事でどこにでも発生するカビの危険性や、空気の循環の必要性など色々学んだので今後は生かしていきたいと思う。

なお改装工事を頼んだ業者さんがZARDファンだと発覚。打ち合わせの場で「ちなみにどの曲が好きですか?」と聞いたら「Vintageという曲があってその頃の声は最高で…」(アルバム未収録の「息もできない」のC/W)などと語り始めた。これはミリオン全盛期にちょっと聞いてましたというレベルではない。けっこうなレベルのファンである。というわけで新しい壁紙を決める打ち合わせなのにビーイングトークが炸裂するという状態になった。

 

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