10周年な日記 TSUYU

12年6月

6月26日(火)

ここ最近の2012春ドラ Vol.12

カエルの王女さま 最終話
音楽堂の取り壊しが早まった。哲郎(小泉孝太郎)によれば知らない間に工事の発注業者が全て相手の市側の業者に書き換えられていたという。元ラスボスの井坂市長(岸部一徳)マヌケすぎる…。

相手の市の市長は以前に1度出てきており、孫娘がシャンソンズのファンだったという設定があったので、それを持ち出して説得を図るがスルーされてしまう。市長はドラ息子の三男を新市長にして、工事は全て自分の一族のところの業者で固めて利権をむさぼろうとしていた。澪(天海祐希)にはライブは1週間後ではなく2日後にして全力でやってくれと語り、井坂市長は相手の視聴一族を潰すために哲郎を使って探りを入れる。

哲郎が名探偵すぎるのか、ボロがありすぎたのか、はたまた最終回なのに新しいボス出しても時間が無ぇよということなのか、あっさり不正の証拠が見つかり、井坂市長が出向くまでも無く、哲郎1人で会議の場で証拠を突きつけて相手側の市長一族は失脚。ドラ息子は腹いせに音楽堂の銅像だけでも破壊しようとするが、井坂市長が阻止して出番終了。

一方のシャンソンズもコンサートのためにそれぞれが駆け回る。ドサクサに紛れて前回のラストで一緒に歌っていた桜(濱田マリ)も加入。しかしコンサート開始直前に何故か客席の森(久野綾希子)と話している みぞれ(大島蓉子)という謎のカットが入ったと思ったらグキッ!「あうっ!」というぎっくり腰のテンプレート描写が…。

そして始まった渾身のステージ。

みぞれがいねぇ…

3人しかいなかった初期メンバーの1人であるみぞれが不在っておい…。そのまま「YAH YAH YAH」を披露し、CMへ。CM明けにはコンクールの時に歌ったオリジナル曲が終わるところでコンサートも終了。妙にあっさりしすぎだと思っていたら、これが終わったらブロードウェイに再挑戦する澪のためにサプライズでユーミンの「Hello,my frined」を熱唱するシャンソンズメンバー。やはりみぞれはいない。

アンコールがかかり、みぞれの子供たちもアンコールしているカットまで入ったのに誰も存在に触れない。アンコールの挨拶をして澪以外のメンバーが一旦はけて「風になりたい」が始まって再登場するメンバーたち。

いたぁ!

何事も無かったかのようにみぞれが復帰。さらに主要キャスト全員が壇上に上がり大合唱でフィナーレ。残念ながら市長が突如ベースプレイを始めるといったシーンはなし。期待してたのに。ていうか岸部一徳を起用してここまでぬる〜くオールキャストで盛り上がってるんだからもう何でもありだったはず。ここまで来てなしとか逆にありえないだろ…。

こうしてナレーションで合併が吸収ではなく対等になったこと、街が息を吹き返したことを説明しながらそれぞれのその後が描かれ、澪は一方的に「戻るから」とピート佐藤に電話して街を去っていくのだった。

最後は超予定調和でどれだけ盛り上がれるかといった感じだったが、スケジュールが合わなかったせいか、これまでも就活中という設定や最終回でもTV局の説得のために1人別行動という設定でいないことが多かった大島(YU)子ではなくまさかの大島(YO)子が最終ステージにいないという非常事態に。そういえば濱田マリも一時失踪していたし、練習時間も取れていなかったのだろうか。ステージ自体は結局オリジナル曲を披露したコンクールの時が1番で、最終回のステージは前回の練り歩き「ハピネス」も下回る盛り上がりだったように思う。

 

クローバー 11話
ズタボロで帰還したケンジ(鈴之助)は、六鬼會は関係ないから手を出すなと告げる。キレたハヤト(賀来賢人)は六鬼會関係者を片っ端から潰すが、六鬼會は実質トップの2人が極悪&強いだけらしく、この2人は雲隠れ。やられた六鬼會の人数を数えて3倍の人数のハヤトの高校の生徒を潰して校門に張りつける行為を繰り返す。

だから止めろと言ったんだとケンジが絶交を宣言する中で、トップ2人を探して暴れまわるハヤトだったが、ついにトモキ(三浦貴大)ら周囲の人間までターゲットに。トモキの母親が犠牲になり、ここのところすっかり出番のなかった赤井(青柳翔)もふいうちでやられてしまう。さすがにそれなりの実力者だっただけあって1度反撃するなど奮戦はしたが最初の一撃で頭をやられているのであえなく張り付けになってしまう。

トモキに怒鳴られておとなしくしていたハヤトだったが、六鬼會はユイ(有村架純)とトモキを別々に誘拐。どっちを助けるか選べと言われ、瀕死のトモキにユイを助けてくれと頼まれたハヤトはユイを救出するが、その頃トモキはリンチされてズタボロに…。

ということでかなりイヤ〜な展開に。どうやら原作とは全く違うオリジナル展開らしいのだが、明らかに演出過剰になってしまった。今まではあくまで不良同士のもめ事や殴り合いや支配関係だったのに六鬼會の2人、トモキ母とか一般人にまで容赦なく手を出したり、高校の校門に暴行した被害者を張り付けにしたりと証拠残りまくりの完全な犯罪者なんですけど…。ここまでやってしまうと警察不介入が不自然すぎてしまう。最後に向けて盛り上げたかったのは分かるがちょっとやりすぎたのでは…。

 

未来日記-ANOTHER:WORLD- 10話
デウスの正体がついに発覚。女だったとしか明かされず散々誰なんだ?と正体を煽っておいて登場したのは新キャストの内田有紀誰でも無かったぁぁぁぁぁ!!

デウスは解除コードを打ち込めば新太(岡田将生)も由乃(剛力彩芽)も助からないと告げる。九郎(光石研)は現実世界で助かる見込みのない新太を見捨てた、と。新太は父を信じると宣言し、ガッカリしたデウスはターゲットを類(本郷奏多)に変更し、細工を開始。

さらに架空由乃もけしかけて本物由乃を襲わせようとするが、本物由乃が丁寧に謝罪し、新太への愛を語り、さらに駆け付けた新太が演技をする架空由乃をあっさり見破って本物由乃が本物だと迷いなく選んだのを目の当たりにして和解。しかし直後に消されてしまい、解除コードを打ち込んだら2人は死ぬから止めろと警告。残った2人は父が嘘をつくはずがないが、和解した架空由乃がこの間際で嘘をつくわけもないので混乱してしまう。

既に残り5人が同じ部屋で眠らされている中で、デウスのしもべと化した類が新太を襲撃してデウスが新たなゲームを始めようとしたところで次回へ続く。

デウスが誰でも無い新キャストというのも驚きだが、前回からダダ下がりの九郎株がさらに下落。東京救うために息子に嘘をついていたのは部下の女性の言動から本当の事だったようだが…。そもそも東京救うという規模が、この手のドラマとしては極小すぎるし。部下の女性は解除コードについて何かに気づき、九郎にどういうことか尋ねていたので少しは救済があるのか。とりあえず究極の選択を前にして無理と見せかけても困難を乗り越えて、全員無事帰還じゃないと浮かばれないよなぁ…。

 

私立バカレア高校 11話
正体不明の不良集団にふいうち一撃でやられてしまう達也(森本慎太郎)。だが、不良集団は転校生として登場し、自分たちがこの高校のトップだ!と宣言し、学校の評判を地に落とす

しかしこの不良たちは雇われた集団で、真奈(永尾まりや)を操っていたのも教師の西園寺(渡辺大)だと発覚。目的は第二カトレアを廃校にすることだという。女子は全員元の学校に戻れるが男子は分散されて転校することになるらしい。この学校、教師が担任とこの西園寺の2人しか出てこないから、いったい西園寺がどれだけの権限を持っているのか不明だが、ほとんど校長級の扱いで理事長(上川隆也)と毎回会議していた。いつの間にか私利私欲のために理事長を廃校に誘導しており、売却費用の一部を業者から受けとる算段を済ませており、暗黒に微笑むなどラスボス化

文恵 (島崎遥香)と沙耶(大場美奈)は真奈が西園寺につながっているのを目撃、達也と哲也(松村北斗)は不良集団が西園寺から報酬をもらっているのを目撃し、黒幕は西園寺だったと事態を把握。女子だけの全校集会で西園寺が廃校を発表する中で、遅れて登場した文恵と沙耶。文恵の演説が始まる。

そして達也たちは不良集団に勝負を挑もうとするが、あっさり裏切った残りの味方生徒大勢が目の前に立ちふさがり、戦闘に。こいつらを倒すのは楽勝だろうけど、その後に控えている不良集団倒すのには残戦闘力不足にならないか…。

 

鍵のかかった部屋 最終話
「お前なら出来たはずだ」だけで連行されてしまった榎本(大野智)だったが、先に捕まっていた専務が厳しい取り調べで疲れて自白してしまったのであっさり釈放。冒頭は前回のあらすじと事件概要の説明を長めに取っていたものの、釈放に至ったのはストーリーが開始された直後。元々原作に榎本連行シーンは無かったそうなので、本当に最終回への引きだけが目的だった模様。結局前回ラストで榎本が散々真っ黒クロスケだった鈴木一真の犯行を暴くかのような雰囲気も全部演出上の見せかけだったらしく、社長の自作自演までしか分かっていないのに事件が解決したかのように装っていたということか…。犯人役に定評ある鈴木一真をわざわざ起用したのもそのためだけということで、役目を終えた鈴木一真は普通にいい社長になってしまい背景化した。

そして前回ラストで登場した事件第一発見者の窓拭き清掃員、玉木宏。最重要容疑者に玉木宏が浮上し、調査をしたところ、偽名だったと判明。引きこもりだった同級生の戸籍を勝手にパクって別人に成りすましていたという。成りすまし展開は大野智も「魔王」で演じているし、先輩の中居正広も「砂の器」でやっている。そしてその「砂の器」の2011年の別のSPドラマ版では中居が演じた役に該当する入れ替わりをやった人物ではなく、主人公に置かれた刑事役として玉木も出演していて馴染み深い設定だ。

だがこれら2作ではあくまで入れ替わりは入れ替わり相手が不慮の事故で死んで状況がウヤムヤな中で入れ替わったものだった。だが今回は昔はいい加減な時代だったので住民票を取り寄せることが出来たのでその名前で免許を取得して成りすましたという稚拙なものだった。引きこもり同級生が一生引きこもったままならまだしも、俺をこんなにしたこの世界はぶっ壊して俺が理想の新世界を作ってやるんだよォォォォォ!!!とかヤケになって犯罪を犯したり、はたまた立派に社会復帰して運転免許を取得しようとしたら即発覚するんじゃないのか。

そして元々将来有望な高校生だった玉木宏だったが、父が今回殺された社長に裏切られて失脚。多額の負債を抱えたまま両親共に死んでしまい、遺された玉木宏に闇金業者が押し寄せ、耐えかねて刺して逃走。前述のように成りすまし人生を送っていたが、偶然父の仇の社長と再会。自分が清掃を担当するビルだったので計画を思い付いたという。

散々調べた割に純子は社長との関係までは見抜けず、金目当てかと思われていたので復讐が動機というのは本人から語られた。もちろんどうせならもらっておこうということで玉木は社長が隠していた横領隠し財産のダイヤ6億円相当も回収。なお社長がセキュリティにこだわっていたのはこの隠し財産が社長室に隠してあったからだが、何で横領していたのかは不明のまま。

殺害方法自体は介護ロボに眠らせた社長を乗せて窓まで移動させ、以前脳の手術をしたので軽い打撃でもヤバい社長に窓の外からの打撃でビリヤードの要領でガツンというものだった。

何故か真相の説明を単独で行い、芹沢と純子は置いてけぼり。そのまま榎本は失踪してしまい、玉木が盗んだダイヤ6億のうち1億相当が偽物だったことも発覚。「旅に出ます」とだけ電話がかかってきてそのまま暗黒な笑みを浮かべながら海外へ高飛びしていく榎本で終了。

衝撃の主人公大怪盗高飛びEND!

・警察が最近発生した窃盗事件数件の現場で、どれにも事件当日に榎本の姿が必ず防犯カメラに映っているが一切のそれ以外の痕跡はないと芹沢に告げる→結婚失敗殺害事件の際で警察が榎本の資料を取り寄せていたシーンと合わせた伏線

・玉木宏が「貴方の事を調べさせてもらった」「貴方もこっち側の人間だ」「貴方なら僕の気持ちが分かるはずだ」などと自分と同類であることを示唆する発言を連発。

・1億円相当がすり替えられていたかは分からないが、玉木宏の犯行を暴く前に、玉木宏の自宅に出向いて宝石の在処を実際に調べていたのは確定。

決定的な事は無く、本人も何も語らないが限りなく真っ黒クロスケというまさにこれこそが某さしこそのものな展開。別名さしこEND!と言って差支えないだろう。月9の歴史でも主人公が大怪盗で終わったというのは例が無いと思う。まさか最後にこんなロックなことをするとは…。

元々レギュラーキャストを3人に絞る時点でも斬新だったし、主人公が無表情というのも斬新だった。棒読み調に関しては大野智の滑舌が良くなかったので、正直微妙な面も多かった。最後まで見てもやはり櫻井翔の執事と役を交換した方がお互い似合っていたように思う。執事の役での毒舌をさらっというのは大野智の方が似合っていたと思う。そして淡々と理路整然と話すのは知的なイメージの櫻井翔の方が似合っているとずっと思っていた。ただ純子と接しているうちに少しは人間味を見せたり、信頼し合ようになっていく部分からはそういう風に流れていくなら大野智で良かったのかなとも思うようになっていた。なのにまさか全て無に帰すとは思わなかった。不敵に微笑んで終わるならそれはもう櫻井翔の真骨頂である。何か裏がありそうな含みを持たせるのも櫻井翔の方が圧倒的に効果的だったと思う。

 

夏色キセキ 11話
4人で東京にアイドルオーディションを受けに行くことに。先日は孤島まで旅行して今回はまた東京、宿泊旅館もそれなりに良さげなところと4人そろってけっこう富豪中学生である。1番張り切っていた優香(戸松遥)が1番会場の空気に呑まれ自信喪失。3人がこの会場にいる誰よりも自分たちが1番特別な夏を過ごしたと、大変説得力のあるお言葉で再起するも、オーディションでは妙にハキハキと答える3人に割と何も考えてなかった自分に気づいて再び自信喪失。最終的にダンスで優香が転んでしまう。今までアイドルアイドル言ってたのが優香だけだっただけに確かにこれは優香としてはショックである。意外と3人やる気全開じゃないか。

そして夏休みが永遠に続けばいいのにと再三に渡って繰り返し続ける4人。翌朝目が覚めると御石様遠隔発動前日に戻っていた!続けばいいとか延長してほしいとか言っていたのに、何をどうしたら繰り返してほしいに変換されてしまうのか、最後まで御石様の斜めズレクオリティは変わらないようだ。

 

AKB0048 9話
前回の宇宙戦争であきらめたのかと思いきや、警戒が厳しい中でなんとかゲリラライブを行う方法を考える支配人。その星は極寒の地で、研究生は呑気に雪を見るために遊びに外へ出ていく。人里離れたところで雪だるまでも作って遊んで帰ってくるかと思いきや、街までノコノコ出ていき、ファンの子供たちの前で歌って踊りだす始末。しかしそこにヒントを得た支配人は一気にゲリラライブを行うのではなく、同時多発ライブを行ってDES軍をかく乱すればいいと方向を決定。

研究生があちこちでライブを行って引きつけている間に本隊のライブが開始。引きつけているというわりにおまわりさんレベルのおっさん数名しか出てこなかった上に、ライブを襲撃してきたDES軍もヲタのミサイリウム一撃で粉砕されていなくなってしまうような雑魚のみ。挙句の果てにはアンコールまで余裕でやれてしまう始末。本当に厳重警戒だったのだろうか…。

だが今回の話は厳重警戒をいかに突破するかではなく、引き続きたかみな継承問題である。前回負傷した5代目たかみなの代わりに彼方(石田晴香)が出ることになっていたが開演直前で渡すかとばかりに5代目たかみなが強引に出陣。さすがにショックな彼方だったが、それでも頑張る5代目に感激し、アンコール前についに力尽きた5代目にあくまで尊敬の念を述べるなど徹底的にいい子。5代目たかみなはついに彼方こそがたかなみにふさわしいのだと完全に悟ってしまう。

一方で研究生の方でも子供の頃0048のライブを見た主演陣の4人が、4人だけでステージに立って歌うことが出来て感動していた。こちらも当初の目的の1つに少し近づいたのでそろそろ話が動くか。


6月22日(金)

UNPLUGGED問題

DEENが先日47都道府県ツアーのタイトルを変更した。理由は「UNPLUGGED」がMTVに商標登録されていたから。商標登録の検索できるサイトで調べるとMTVの親会社は90年代からあらゆるジャンルで「UNPLUGGED」を商標登録し続けているようだ。DEENサイドはずっと知らなかったと思われ、実際02年と07年のツアーでこの名称を使用していた。

現在公式サイトは該当ライブのツアー名が

DEEN Classics Unplugged Live 1st String〜和音〜」→「和音ツアー」

UNPLUGGED TOUR 2007〜47都道府県でLIVE,TALK&High Touch!」→「DEEN Summer Resort Live'07」

と全く別のタイトルに変更されている。

2ndStrings無いのかよという一部ファンからここ10年ツッコまれ続け、メンバーもネタにしたことがあるという1stStringsまでさりげなく一緒に無くしてしまう辺りに何か意図的なものを感じるのは気のせいだろう。

そして前回の47都道府県ツアーに至っては全く別の名称である。最早Liveしか合ってないじゃないか。しかもリゾートライブは09年に開始されシリーズ化したツアーなのに2年も前の07年もシリーズに入れてしまった。

このように細かいバイオグラフィーページまでUNPLUGGEDの名称を徹底削除。「和音」の方はDVDタイトルになっているのでDVDそのものの紹介ページが削除されている。まさかの3rdDVD黒歴史化!?「47都道府県」の方はDVDは別タイトルだったので残っているが当然中身のDISC-1タイトルを徹底削除。公式が必死に全部消したものの、ソニー公式では普通に掲載されていたりする上に、ソニーショップでは「和音」DVDが「Unpluged」とGが1つ足りない始末。誤植か高度なごまかしなのか。

そして調べてみたらw-inds.もこの罠にハマってツアー途中で名称変更を余儀なくされたようだ。そしてもう1件検索に引っかかったのが天下の長渕剛大先生

昨年中止になったツアーもこの名称だったが、気づいてないのか、許可取ってるのか堂々使用。ロックだぜ!

http://www.nagabuchi.or.jp/live/halltour2012/index.html

それにしても相次いでここに来て2組が変更したという事はMTV側から警告でも行ったんだろうか。つーかあちこちでアンプラグドバージョンとか使われている気がするんだけど大丈夫なのか?


6月19日(火)

ここ最近の2012春ドラ Vol.11

カエルの王女さま 10話
館長の森(久野綾希子)が突如倒れてしまい、心臓の手術が必要ということになる。ただ単なる最終回前の時間稼ぎだったのか、深刻な生死の境をさまようような展開も無く、手術して順調に回復。

ラスボス市長は(岸部一徳)わざわざやってきて根性論だけでコンサートをやったところで運命は変わらないと宣言。また悪役に逆戻りかと思ったら、1枚2000円のチケットで1000席ある音楽堂を満員にして採算が取れること、および定期公演で長期的な見込みを示すと同時に他のライブ企画も行い、音楽堂が赤字にならないことを示せれば音楽堂の取り壊しは撤回する、などと長々と助言。もうラスボスじゃなかった。

そんな中、1話で澪(天海祐希)をクビにしたブロードウェイのエージェント、ピート佐藤(草刈正雄)が突如来日。澪にブロードウェイからオファーがあったので呼び戻しに来たという。悩む澪だったが、残ることを選択。ピートに送り出してやってくれないか?と頼まれたシャンソンズの面々は送り出す気満々だったので、いったんブロードウェイに戻って帰ってくるという最終回前感動の別れフラグが盛り上がりもせずにへし折られてしまう。本当に時間稼ぎみたいな回だな…。

最後は残ったチケットをさばくために市内放送でAIの「ハピネス」を流し、メンバーが1人か2人でそれぞれの場所、もしくは練り歩きながらパフォーマンスするという自称「公開練習」を敢行。何故か桜(濱田マリ)まで一緒にパフォーマンス。ついにモダンチョキチョキズも歌唱参戦。残るはザ・スパイダースのプレイだが果たして…。

この練り歩きで町中大盛り上がり。しかし、何故か取り壊し権限を持つはずの市長すら知らないところで工事が1週間早くされており、音楽堂の解体工事が始まってしまう。想定外の事態に焦る一行、権限持ってるだけに最早焦る段階にすら達せず状況を飲み込めていない市長で次回へ続く。

というわけで最終回前最後の盛り上げというか単なる繋ぎ回。登場した要素(館長倒れる、澪ブロードウェイ復帰話)は、それだけでかなり最終回まで引っ張れる「引き」のはずが、あっさり処理されてしまうなど不思議な展開だった。またギタリストだったはずの一希(玉山鉄二)はここに来て完全なボーカル&ダンス要員になっていて今更慣れない振り付けや歌唱練習をしていたり、そもそも工場閉鎖して貯金も全部妹に送金してしまい、手元に数百円しか残っていなかったはずなのにどうやって生活を継続しているのか?など、一希の扱いがかなりテキトーに…。

 

クローバー 10話
商店街のお化けと対決することになったハヤト(賀来賢人)らだったが、正体は魚屋のオヤジだった。勝負を挑むがオヤジはかなりの戦闘力であっさりのされてしまうハヤト。オヤジは自販機荒らしが相次いでいるので見回りしていたという。じいちゃん子だったハヤトは商店街会長の商店街への思いに打たれて協力することになり、捕まった犯人はケンジ(鈴之助)の古い友人だった。

友人は六鬼會という集団の下っ端で脅されていた。六鬼會に話をつけにいったケンジと魚屋のオヤジだったが、ケンジは壮大なリンチを受けて瀕死に、魚屋のオヤジに至っては屋上から突き落とされて重体に…。ていうか普通に犯罪じゃないか。戦う以前にここまでやったら殺人未遂で全員逮捕だろこれ。

 

未来日記-ANOTHER:WORLD- 9話
もう1人の由乃(剛力彩芽)は即逃走。問い詰めた新太(岡田将生)に由乃はついに真相を語る。ほぼ2週に渡って出番が無かったヒロインがようやくヒロイン復帰。

現実世界にいた頃、両親を亡くした時期に新太と出会った由乃は新太に救いを見出し、新太も普通に由乃を大事にする、要するに新太の両親も公認で普通に付き合っていた。例の火事に巻き込まれた2人は一緒に生き残ろうと宣言するが、由乃があっさり気絶。こうして由乃も仮想空間にログインさせられたが、1人だけあっさりと意識が戻って現実世界へ帰還していた。

新太の元へ戻りたいと願った由乃に新太の父、九郎(光石研)は注意事項を説明。まず由乃がすぐに現実世界に戻ったものの、アカウントが残ってしまい、仮想空間には由乃がもう1人存在しているのでバレないようにしろといいうこと。バレないようにしろって言われても…。

さらに新太は由乃の記憶を失っており、話すと火事の記憶も戻って錯乱状態になるので何も語ってはいけないということ。由乃がストーカーだった理由を説明する設定だが、理由が強引である。

もう1つは戻れないかもしれないけどそれでもいい?ということ。息子の未来の嫁候補に何をさらっと言い出しちゃってんのこの人…。この発言で九郎株がガタ落ちしちゃったんですけど。

こうして由乃は仮想空間へ突入。まず仮想空間にいるもう1人の自分を背後から鈍器で殴り、地下室へ封印。由乃の戦闘力が極端に低い設定は継続しており、背後から鈍器で攻撃しても殺せず。原作の「自分を殺した」という衝撃展開には程遠い設定である。

前回のゲーム終盤の時は、類(本郷奏多)が新太がいると思って地下室の扉を開けるも新太から電話があったので開けたまま放置して行ってしまい、脱出した偽由乃が本物由乃を追いかけて殺害。その後で新太を殺したということで未来日記に表示されていた「由乃が新太を殺す」というのは確かに正解ではあった。

戻れないかもしれないのに殺されただけであっさり現実世界に帰還できた由乃。もう戻せないという九郎の部下の女性だったが、由乃の熱い思いに応えて独断で由乃を仮想空間へ再転送。前回で新太がみんなを説得している間に、再び偽由乃を同じ手口で封じ込めたが直後に新太がやってきたということでようやく時間が繋がった。

新太も説明されてようやく記憶を取り戻し、ラブストーリー的にはハッピーエンドになりかけるが由乃が突然倒れて気絶。現実世界では九郎は由乃がまたログインしている事を知らなかったのか、どういうことだ!?と部下女性を問い詰めているところで次回へ続く。

何とか残っていた謎を説明。まさか由乃が2人と判明してからそこの説明だけでこんな3話も使うとは思わなかったが、これでようやくデウスの正体1本で最終回へ向けて物語が加速…する体力は残っているかが心配だ。

 

私立バカレア高校 10話
文恵 (島崎遥香)が嫌いだからと告げて去っていく真奈(永尾まりや)。ショックを受けている文恵を励まそうと達也(森本慎太郎)の発案でジャニーズ勢が頑張るが効果なく、ついに文恵は学校をボサり。ボサっていく文恵を見かけた哲也(松村北斗)はボサりに付き合いファミレスへ。泣きだす文恵を厳重な管理体制の下で撮影なでなでして優しくする哲也だったが、そこに沙耶(大場美奈)と達也が駆けつけて目撃してしまい哲也が好きな沙耶はショック。「2人とも見た事ない顔していた」と語る沙耶だったが、あの位置からでは哲也は後ろ向きか斜めでわずかに見える程度で、表情の確認ができたとは思えない。ショックが妄想を広げたのだろうか

沙耶との関係まで悪化するのかと思いきや、沙耶は出来た子で好きな気持ちは負けないけど2人の友情は変わらないと宣言する。達也も哲也を応援すると宣言するが、哲也はそれでいいのかと問い、達也は少し動揺。

そんな感じのユルいラブコメが炸裂しているかと思いきや、生徒たちが謎の怪我を負う事件が静かに進行。ジャニーズ勢のたまり場を破壊した謎の集団はついに達也らの前に姿を現す。ふいうちで一撃喰らった達也は反撃しようとするがダメージが大きくて一撃でダウンしてしまう。ラスボスなのかなんなのか謎のまま次回へ続く。

困り顔ぱるる、悲し顔ぱるるなど台詞が少ないけど表情が良かった。

 

鍵のかかった部屋 10話
ワンマン社長経営の介護会社で狙撃事件(空気銃)が発生。顧問弁護士の芹沢(佐藤浩市)と純子(戸田恵梨香)が呼ばれ、セキュリティ強化のために榎本(大野智)が紹介される。しかし社長が社長室で何者かに撲殺される事件が発生。鍵はかかっていなかったが、防犯カメラに誰も映っておらず、唯一部屋に出入りできた専務が逮捕されてしまう。しかし社長も専務も明らかに睡眠薬飲まされていたようで、外出していた副社長の鈴木一真が某さしこ級に真っ黒な空気が漂う。

いつものように真相が判明したらしく、鈴木一真を前に説明を開始する榎本。まず狙撃事件は社長がセキュリティを強化させるための自作自演と説明。狙撃事件の犯人と殺人の犯人は違うと説明されたが、そこに警察が乗り込んできた。

榎本はかつてこの社長の自宅の防犯設備を担当したが直後に強盗にやられたので犯人扱いされて散々な目にあったことがあったという。なので社長を恨んでいたはずだ!と警察様。さらにこの会社のセキュリティは全てチェック済みで「こんなのはちょろいもんです」と最初に言っていたので「貴方なら誰にも知られずに社長を殺すことができたはずだ!」と断言する国家権力様。何も分かってないのにトンデモな決めつけだけで榎本が連行されていってしまう。そして連行されていく榎本の背後には窓拭き清掃業者、玉木宏ラスボス感を全開にして登場したところで最終回へ続く。

謎の多い主人公に犯人疑惑がかかって最終回へ引くのはいいけど、警察が疑う理由がテキトーすぎ。何にも分かってないのに「お前ならできたはずだ!」だけってもう少し何とかならなかったのだろうか。そして何故に玉木宏。

 

AKB0048 8話
アンダーだけの劇場公演は成功し、次は芸能完全禁止の星でゲリラライブを行うことになる。今回は戦闘員としてだけでなく、出番が無くてもしっかり練習していたのを認められた77期生もアンダーとして選抜される。腐る脇役76期生。

しかし星に到着前に先に現地入りしている「ヲタ」から相当な軍隊が出撃するらしいという戦況情報がもたらされ、直後に宇宙空間で襲撃が開始される。宇宙空間戦争となり、選抜メンバーが出撃。しかし5代目高橋みなみ自分を慕う彼方(石田晴香)の方がたかみなとしてふさわしいというキララ判定で迷いが生じて、ミサイル直撃を喰らい爆発炎上

殉職するシリアス展開かと思ったら、脱出ポッドで脱出し、彼方が捕獲して助かる。純粋にたかみなを慕う彼方、苦悩する5代目高橋みなみといった感じで決着つかないまま次回へ続く。

今回の流れなら5代目を殉職させて、彼方が6代目高橋みなみ襲名という方向へ進展させるのかと思ったらあっさり生還。この物語、どこに着地するんだろうか。


6月16日(土)

指原の乱

3年くらい前の交際報道を付き合っていた男が週刊誌に暴露したという件で、昨日のオールナイトニッポンで本人が謝罪し、HKT48への移籍が発表された。週刊誌1誌が報じただけなので、特にTVやネットのニュースに載るほどではなく、ファンでもネット見てなければ知らないような話だったが、これにて全国ニュースとなった。

本来オールナイトニッポンはランダムにメンバー3人が担当するが、今週はメンバーが全員PV撮影で多忙で出られないという理由で秋元康と前田敦子が対談すると宣伝されていた。だが始まってみれば多忙で出れないはずのメンバーの1人である峯岸みなみがアシスタントとして緊急で呼ばれて進行。前田敦子は自由奔放にふるまって、開始30分ちょいで映画の撮影のために退場してしまう。続けて指原莉乃が登場し、謝罪。秋元康からその場でHKT48へ移籍が宣告され、指原も退場。残った秋元康と峯岸でメンバーに電話をかけまくるがみんな起きておらず、北原里英と大島優子という指原が所属するNot yetメンバーが電話に出るも寝起きの北原に指原移籍はせずに、大島は知らされてビックリ、そんな2時間だった。

以前秋元才加がやらかした時も生謝罪をこの番組でやっており、この時はキッパリ否定するもキャプテン辞任を発表するなど、限りなくシロに近いと思わせるような内容だった。対して今回は真っ黒クロスケである。何せ肝心の指原が否定しない。最初は記事に関して「本当じゃない事もたくさんあるけど友達なのは事実」と話したが、秋元康が「本当のところどうなの?」と振ると、嘘がつけないのか「本当じゃないですし、本当ですし、本当じゃないですし…」とワケが分からないことを言いだし、「よく分からない」と秋元康が言うとさらに「本当のところもありますし、本当のところ…」などと言い始める。ここで秋元康がそれをさえぎって「それはもう指原がそういうところまで来たんだよ」と話し、「誤解されるような」「過去」などと誤解前提に話をうやむやにして、HKT48移籍発表を行った。この辺り、このまま語らせたらまずい事まで言いかねないと判断した秋元康はその後も徹底的にフォローする発言を繰り返しており(どこまで本当かは知らないとしながら、いちいちこれは本当でこれは嘘だとは言えないじゃん?などとクギを刺す)さすがだなといったところだが、印象としてはかなり真っ黒になってしまった感は否めない。秋元康の凄さがにじみ出た生放送だった。

辞めようと思ったかについては考えたがステージに立ったらまだ終わりたくないと思った旨も正直に語っており、その後更新されたブログでは心配かけてすみませんという定型文のみで一体何があったのかすら語らないまま、移籍するとだけ語り、ひたすら「頑張る」の一点押しのみ。よく分かっていない人には何が何だか分からないが、ひたすら必死に見えるだけの謎の文章となっている。もう余計な事は言うなと言われた可能性もあるが、もう生き残るにはやるしかないからその決意が前面に出たという感じ。

それにしても友人とされるその情報を売った男、いったいいくらもらったらそんな事ができるのだろうか?そしてこれだけの騒動になっても耐えられるハートをお持ちの方なのだろうか?関係者の今後に幸あれ。


6月15日(金)

BEING LEGEND TOUR

http://beinggiza.com/beinglegend/

復活が待たれていたT-BOLANが復活。そしてFIELD OF VIEW、B.B.クィーンズにスペシャルゲストDEENを加えてツアーするらしい。T-BOLANは完全にオリジナルメンバーが集結。

対してFOVは全部に参加するのは浅岡雄也のみ。初期に脱退したメンバーとはいえ現在浅岡雄也と最も親交が深い安部潤を始め、小橋琢人、新津健二も全てではないが参加はするらしい。研音の音楽ディレクターとして活躍していた小田孝のみ完全不参加である旨は浅岡雄也本人が語っている。使用されている写真は安部脱退、新津加入後の「ドキッ」のジャケ写だが、不自然なズームアップにより小田孝だけ綺麗にカットされているのはそういうことだろう。

http://togetter.com/li/320918

ただ小田孝がクレジットされていた星村麻衣も絢香も既に事務所を離れているので今は誰を手がけているのだろうか?解散時のインタビューでは小田孝が1番付き合いが長いと言っていたし、作曲面では最も貢献したメンバーだけに、その真逆でFOVとは全く音楽性が合わず、解散時に楽しくなかったようなインタビューを散々残した新津健二が参加するのに小田孝がいないというのは不思議な感じがする。ただギタリストとしては…うん…な感じだったのでライブに限定すれば、見た目違う人がギター弾いてるのが寂しい感じはしてもサウンド的にはぶっちゃけもっとパワーアップする気はする。

会場が何とも半端な規模で、ラストが大宮ソニック2days。愛内里菜引退の時も東京をスルーして大宮ソニックと地元大阪だったが、ビーイングは大宮ソニックが好きなのだろうか。T-BOLANの集客力がイマイチ読めないが、これなら行きたい人も多そうだし、争奪戦になるのかどうか…。1回こっきり武道館!とかだったら絶対チケット確保は無理だったろうけど。

スペシャルゲスト:DEENという響きは良いが、年始にツアーやって、47都道府県ツアー終わった直後。今年のライブ本数が過去最多になるんじゃないかという勢い。大丈夫か。

 

そして合わせてビースタやBOB1000に続いて(5年おきであれから5年だし)またベストでも出すのかと思ったら、DVDが出るという。内容はT-BOLAN、WANDSの単独PV&ライブDVDとごっちゃまぜのPV&ライブDVDの合計3作。

内容は何故かナタリーにどっさり出ちゃっている。

http://natalie.mu/music/news/71154

WANDS、T-BOLANはそれぞれが解散時に出したライブ&PV集を大幅にブラッシュアップした感じっぽい。そしてごちゃ混ぜの方は、大半が初映像化となるが、PV集の曲数が多すぎるのが気になる。そもそもDEENの1st〜5thってDEEN本人のPV集でも1コーラスやサビのみの加工映像だったし。ライブの方もDEENだけ1stライブDVDの抜粋だし。過度に期待しない方が良さそうだ。

 


6月14日(木)

上半期投票募集開始

昨年、楽曲のみで初めて行った上半期投票だけど、システムは年末投票とは違うものにしていた。実験的試みだったわけだけど、今年も実験的な試みを上半期投票でやろうと思う。

すなわち

上半期アーティスト大賞

作品ではなく、上半期1番良かったアーティストに投票するという企画である。自分の中で今年大きく飛躍したアーティストに投票するスタイルの年末投票のマイブレイク大賞と違って、上半期の活動全てを総合して1番良かったアーティストに投票するというシンプルなルールである。

なお当然ながらリリースどころかライブすらやっていない、曲を一切発表していないアーティストは完全に対象外である。また「ライブすらやっていない」とわざわざ書いたのはライブも今回の「活動全てを総合して」に含んでもOKということである。

というわけで具体的にどこが良かったのか、作品名などはコメント欄に書いてもらうスタイルで、これまた後で一斉公開するつもりである。ただ今回は作品ごとの集計はやらず、アーティスト名のみ、これでどうなるか、結果が楽しみである。

投票はこちらから

締切は7月8日(日)夜23時59分59秒まで!

投票お待ちしてます。


6月13日(水)

ここ最近の2012春ドラ Vol.10

カエルの王女さま 9話
失格になってしまったシャンソンズ。古い大会規定には確かにその場から動かないなどのルールもあったが、誰もが忘れており、ラスボス市長(岸部一徳)がルールを守るように進言したのが決定的だったと判明。約束通りに澪(天海祐希)はシャンソンズ解散をあっさり宣言し、地下に潜って隙をうかがうと言い出す。

そんな中で、市長がかつてフォークシンガーだったと判明。わざわざ岸部一徳の息子の岸部大輔を起用し、Love&Peaceを高らかに歌う長髪の青年だったという渾身のギャグが炸裂。かつてそんな社会に反抗したフォークをやっていたのに何故今はあそこまで音楽堂を恨んでいるのかラスボス市長の裏側を探った方が早いということになり、調査が開始される。

最初に判明したのは音楽堂を設立したのは市長の父である前市長で、音楽堂に50億円かけて、ライブをやりまくったがバブルはじけても音楽に金を使い続けたので街は大赤字になってしまい、市長はその尻拭いをしているだけだという。前市長がパッパラパーだったのか…と思われたが…。

フォークを辞めたのが忠子(石田ゆり子)が3歳の時なので、誰も詳しい事情を知らず調査は難航するが、忠子が直接問いただしたところ、真相が判明。東京の日比谷野外音楽堂でのフォークコンサートでも成功した市長率いるグループは故郷に凱旋し、音楽堂でのライブを企画した。しかし当時の市長である父が反体制だったフォークを否定し、伝統ある音楽じゃないとダメだ!と反対。妨害されたが市長らはライブを強硬。しかしチケットが全く売れず惨敗し、多大な借金まで抱えてしまい、グループは解散。市長は音楽を捨てて、父親の跡を継いで政治の道へ行くしかなくなってしまい、父に完全敗北した形になったという。

理由は判明したがこれではどうしようもない。途方に暮れた元シャンソンズだったが、父親にだって息子への愛情はあったはずということになる。最後まで不仲だったため父親の死後に遺品は全て蔵に封印されていた。それを忠子と哲郎(小泉孝太郎)が蔵を掘り起こして証拠品をゲット。それは父親がわざわざ東京に出向いて市長率いるグループのライブを鑑賞、録音したテープだった。しかも1曲1曲に批評まで書いており、最後にはいつか音楽堂を満員にしてくれることを願っていた事が記されていた。

小田和正の「たしかなこと」を熱唱しながら、父親の真実を知らせる元シャンソンズ。ラスボス市長は父親の秘めた思いを知り、かつての思いを取り戻しついに陥落。音楽堂の取り壊し日時は2週間後で変更はできないが、音楽堂の使用許可は下りることとなった。

何も変わらないかもしれないけどやるだけやったるぜ!と燃える一行だったが、ウキウキしていた館長の森(久野綾希子)が何の伏線も無くぶっ倒れたところで次回へ続く!

 

都市伝説の女 最終話
前回1週間で死ぬと予言された月子(長澤まさみ)。実際に不幸が次々と襲い掛かるがボディーガードを自称する勝浦(溝端淳平)が捨て身でかばうため、月子ではなく勝浦が満身創痍になっていく。

そんな中で徳川埋蔵金を巡る殺人が発生。ネットで知り合った3人が一緒に埋蔵金探しをしていたことが判明。月子は残った2人の羽振りがやけに良かったので3人が埋蔵金を発見し、仲間割れを起こしたのではないかと推測する。謎の老人の名前も小栗(宇津井健)と判明し、埋蔵金の守り番だったのだろうと盛り上がる。

しかし実際には3人のうちの1人山田まりやが会社の金を横領。それを知った殺された人が口止め料をもらっていた。もう1人の葛山信吾は会社が倒産しかけていた。2人の羽振りが良くなったことを不審に思った葛山信吾は2人が埋蔵金を見つけたと勘違い。よこせ!と迫るが殺された人は当然何言ってんの?お前?状態。キレた葛山信吾はデストロイ!

というわけで葛山信吾に月子が殺されかけるが駆けつけた勝浦が阻止。ようやく勝浦と月子の仲が進展したと思われたが…。月子は警視庁に埋蔵金が眠っているとする結論に辿りつき、警視庁地下で金塊を発見。副総監に「見てしまったね」と言われて、FBIに飛ばされてしまう。FBIでも都市伝説とか言っているところで終了。

すげぇオチだ…。埋蔵金発見してしまって、国内追放って。何度も名前だけが出ていた「ハルキくん」とやらも同じく埋蔵金を発見して飛ばされてしまったようだが、最後に電話がかかってきた。その声は先日史上最低視聴率で主演ドラマを打ち切りにされたばかりのオダギリジョー。何で声だけなのか謎だ。そして結局宇津井健は埋蔵金の番人だったということでいいのだろうか。イマイチはっきりしなかったが、ユルく見ることのできるドラマとしては安定した内容だった。

 

クローバー 9話
ハヤト(賀来賢人)がハワイ旅行に当選するが、その引換券を無くしてしまう。ずっと身に着けていたアクセサリーの中にしまってあったので、どのタイミングで無くしたのかを思い出すために、これまでの戦いをゲーム画面風にリプレイするという総集編みたいな内容だった。どういうわけか中盤の戦いだけ飛ばされていたが、最後は番号が間違っていたオチ。

これまでかなりのスピードで話が進んでいたので初めて何でもない回だったがユイ(有村架純)がコンタクトになってかわいくなったくらいしか見どころは無かったように思う。

 

未来日記-ANOTHER:WORLD- 8話
新太(岡田将生)だけが記憶を引き継いだ状態でゲーム開始直前に戻った。仮想世界とはいえ全員を救おうと決意した新太は、プログラムと判明した類(本郷奏多)を信用。春奈(福田麻由子)、萩戸(岡田義徳)に事情を説明。しかし類がプログラムでしたとか、これからみんな負けますとか、先週判明した火事の件、そもそもここ仮想空間でした!などの詳細は明かさずに、ただこれから殺し合いが起きることと、前回のゲームでそれぞれが抱えていた胸の内を救済させる方向の説明しかしない。真摯な新太の態度に感化されたのか、それでも信用してもらえたが…。めぐみと奥田に関しては最早役者を起用することなく、類と萩戸がそれぞれ新たに頼まれて解決してきたと背台詞で説明が入ったのみ。

木部(佐野史郎)は銃を向けてきててこずりそうだったがこれも説得。しかし木部の携帯は既に消えており、春奈の元にはもう1台携帯が到着するなど不審な動きが。そしてもう前回から出番皆無のヒロイン由乃(剛力彩芽)がようやく登場。この由乃はどこまで知っているのか不明だったが、新太は勢いのまま地下室の扉を開ける。するともう1人由乃が出てきたところで次回へ続く。

由乃が2人いるらしいことはとっくに分かっていたので今回は進展らしい進展は無し。新太が全てを救おうと主人公らしさを見せたくらいか。新太が父親(仮想)に思いを語り、それを現実世界でウォッチしている父親(本物)が感動しながら見ているという構図はシュールだった。

 

私立バカレア高校 9話
学校を中傷する記事がネットに書き込まれ、パニックに。そんな戯言で電話がひっきりなしにかかってくるとかどんだけだよという気がしなくもないが、AKB勢はジャニーズ勢が犯人だと疑う。主役勢である文恵 (島崎遥香)と沙耶(大場美奈)は達也(森本慎太郎)と哲也(松村北斗)とは信頼関係を築きつつあり、疑ってはいなかったが、永尾まりやを筆頭にした第3勢力が勝手に男子を批判したので険悪なムードに。しかし、ジャニーズ勢は第一カトレアの女子生徒が第二カトレアに出現したので犯人かと疑い第一カトレアを訪問。

しかしその女子生徒は単なる文恵のファンであり、むしろ最近永尾まりやが第一カトレアで謎の男と第二カトレアつぶしを画策していたと証言。不安で様子を見に来ていただけだったらしい。結託した文恵、沙耶、達也、哲也は罠を張り、永尾まりやの犯行を暴くが、永尾は文恵が嫌いだからやったと強気に言い放ち、文恵大ショック!

序盤は背景だった永尾まりやが急に目立ち始めてついには汚れ役に。もう少し背景も明かされるとは思うが、それにしても大場が謹慎している間にチーム4キャプテン代行だった島田晴香の空気っぷりは何なんだろうか。毎回あってもなくても構わない台詞をかろうじて挟んでいる程度である。このまま終わってしまうのだろうか。

 

鍵のかかった部屋 9話
榎本(大野智)の防犯会社のお得意さんの貿易会社の社長から芹沢(佐藤浩市)に弁護士としての依頼が来る。しかしどう見てもヤクザ全開な社風はグレードどころか真っ黒クロスケなのでお断り。その会社では副社長が密室で死んだばかりだった。そして小学生の娘まで登場した若手構成員もまた密室で死んでしまう。娘から依頼された純子(戸田恵梨香)は榎本と密室を調べることになる。純子に丸投げした芹沢だったが、構成員の1人からとある依頼を受けて別方面から調査をする羽目に。

貿易会社自体は「今はカタギ」「昔は…」と意味深な台詞が連発され、昔は完全にヤクザだったことをほのめかすシュールかつスリリングなギャグ展開だったが、その中でも社長の威厳以上に完全に向こうの世界の住人感全開の幹部に哀川翔。最初からあかさらまさに怪しかったが、案の定こいつが犯人。犯人は名指しせずに、匿名のまま先にトリックを説明し始めるが、トリックを実行している回想シーンが全て思いっきり哀川翔。トリックを説明し終えていい感じに「俺の事だよな?」とキレまくっている哀川翔に向かって、ようやく犯人だと名指しするという斬新展開。

最初の副社長を殺したのは哀川翔が副社長に裏カジノ経営を暴かれて、もうカタギになったのにヤクザ気質が抜けないので会社を辞めるように言われてブチ切れて銃殺。隣の部屋にいた若手構成員が部屋に飛び込んできたので殺すつもりが、思ったよりも早くビックリして飛び出していってしまった。あまりの速度に銃を撃つ暇も無かった哀川翔は仕方ないので逃走を図るが車で去るところを若手構成員に見られていたので口止め。若手構成員が娘と水鉄砲で遊んでいたのをヒントにして、幻の高級酒を改造した銃に仕込んで飲ませ、安心させる。後日「あの酒全部飲んでおいていいぞ」と魔法の一言をかけて部屋を出ていき、お酒だと思った若手構成員は自分の口に向けてお酒をピュッピュツ!と思ってたらズガン!と一撃死…という地味にエグイ殺害方法だった。

すり替えた水鉄砲が残っていると言っているにも関わらずしらばっくれようとする哀川翔は銃を向けて脅しにかかる。どうもこの人、キレるとすぐに銃殺しようとするクセがあるらしい。ヤクザ時代にもかなりの人数を殺ってるんじゃないだろうか…。しかしそこに社長が登場し、貫録を見せて銃を向けるとあっさり観念。

時間切れで何が何だか分からないままに、エピローグにすっ飛んでしまい、殺された若手構成員の娘に感謝されているところで終了。この娘も父親が殺されたのに明るすぎだろ…。

 

夏色キセキ 10話
台風が迫ったある日、4年前の幽霊屋敷探検を思い出す4人。泥棒に遭遇して戦ったなど色々あったこの探検、最終的には親に怒られて散々だったという事で誰が1番悪かったのか?ということで、御久し振り登場の本家御石様に記憶の回復をお願いする事に。

しかしそこは御石様。不安定全開な斜め上を行くミラクルで、4年前の4人が現代にタイムスリップ(気づいてない)してきて、幽霊屋敷探検に出向くという展開に。心配して先回りした4人は、現場で4年前の4人と遭遇。つまり4年前の4人は未来の自分たちに遭遇していたというオチ。

しかし「4年前の4人が現代に来ちゃった」という設定だったはずなのに、最後は何故か「現在の4人が消える」という描写に。実際には4年前の4人が過去に帰ったんだけど、4年前の4人の目線では現代の4人が消えたように見えたという事だろうか。細かい演出だが分かりにくい。

4人がこの時の事を覚えていなかったのは、最後消えたので幽霊だと思ったこと、こっぴどく親に怒られた上に熱出して寝込んだので夢だった事にしようと記憶を封印したせいだったということだった。いっそ最初の段階でもう少しちゃんと覚えておいて当時の様子を4年前視点で再現してから、現代の4人の視点であれはこういうことだったのか!と1つ1つ納得していく流れの方が良かったような…。

そして4年前本気でアイドルになろうと思っていたことを思い出した4人。優香がオーディションにこっそり応募して1次審査を合格したので最後の思い出作りのオーディションを受けることになるのだった。

 

AKB0048 7話
何か襲名メンバーの一部が偉い人に招待されたとかで劇場公演に穴が開くのでアンダー(代役)として研究生が選ばれることに。77期の先輩の彼方(石田晴香)や美森(佐藤すみれ)、その間の76期生に交じって、恵理(渡辺麻友)も選ばれる。しかし他の76期は面白く思わず、恵理の父が敵である軍隊のロボを作っている会社の人間だと暴き追い込む。辞めようとした恵理だったが彼方の説得で思いとどまる。

その頃、襲名メンバーは立ち入った事のない劇場地下に潜入。そこには謎の浮遊生物キララが大量に生息しており、キララが集まってオリジナルのメンバーが映し出され、現在最もオリジナルに近い要素を持った人物が映し出されるといった状況。その場にいた9代目大島優子や3型目渡辺麻友(公式上この人だけ「型」扱い)、6代目柏木由紀らは現在のメンバーがちゃんと映し出されたがキャプテン高橋みなみは現在の5代目ではなく、彼方が映し出される。昔はちゃんと5代目だったらしいが、彼方がオリジナルたかみなに急接近して現在のキララ判定では最もふさわしいのは彼方ということらしい。マネージャーによると、襲名メンバーを決める要素はそれだけではないので引退しない限りは5代目を辞めさせるつもりは全くないらしいが、5代目本人も他の襲名メンバーも大ショック!というところで次回へ続く。

今回はギャグも無く、以前のようにわけのわからない世界観がさらに展開(今回はキララ判定)するのみで置いてけぼり状態に逆戻り。


6月8日(金)

総選挙投票はCDだけではない

「今週のチャート」でも触れているんだけど、メディアでほとんど説明してないので改めて説明と推測をしておく。昨年の総選挙では秋元康自らが誤報を流し、売上と投票数に差があったことから、全ては投票されず純粋に曲が買われたなんていうとんでもない捏造記事が出たが、そのまますんなり受け入れられてしまっていたほどである。

まず投票券はCDだけでなく、

・FC会員(1)

・48系4グループ各携帯サイト月額315円(4)

・スマフォアプリ会員(1)

・DMMの月額AKBとSKE(2)

・オフィシャルネット(「私と赤ちゃん作らない?」のヤツ)(1)

これらから投票可能である。またFC会員は年間480円と格安で入会金も1000円であるが、重複加入が可能とされている。携帯サイトやスマフォの場合は2台持ちしないと重複登録できないが、FC会員枠は1480円で投票可能になる計算で、CD1枚より少しだけ安く(ネットでCDが割引になると逆転)、何より各所でネタにされている大量のCDが山積みでゴミになるのを回避可能。意外と重宝されていそうである。

 

そしてCDの方だが一般発売されているのはDVD付のType-A、Bの2種である。これの初回盤には全国握手会参加券と投票券が付属。通常盤には投票券のみである。握手券も全部についていると思われているが、最近は握手券付のCDはわりと早々に店頭から消えてしまっているようだ。

そしてもう1つ、キャラアニ.comというサイトでのみ販売されている劇場盤がある。これは個別握手会参加券が付属する。メンバーを個別に指定して予約するというもので、ある程度のコアファンじゃないとシステムがよく分からないので手を出しにくい。いわゆるAKB商法の肝がこれであり、1人で何枚も買っているのはこの劇場盤であるとされている。AKBが現在唯一ミリオンを出せているのもこの劇場盤だけで90万近く売っているからである。

 

この90万近くという数値がどこから推測できるのか?

それがサウンドスキャンである。サウンドスキャンはキャラアニ.comの売上が加算されていない=劇場盤の売上がカウントされていない。オリコンとサウンドスキャンの数値は一般的にオリコンが若干高くなる傾向があり、アニメ系だとサウンドスキャンが高く出るという一定の傾向がある。それゆえに多少の誤差はあるもののオリコンの数字-サウンドスキャンの数字=劇場盤の売上、と推定することが可能である。

今回のシングルも2週目段階でオリコンでは175万枚だが、投票券のない劇場盤をカウントしないサウンドスキャンでは87万枚となる。投票締切が5日火曜の15時までなので、これに+1.5日分の売上(オリコンデイリーから推定して2,3万)

90万程度が投票券付CDの売上

となる。

総投票数は138万とされているので、90万枚全部のCDから投票されていたとしても、

約50万票はCD以外からの投票

だったということになる。


6月6日(水)

アロスガ!

・アロカラ(アローンカラオケ)に続く、アローンシリーズ最新作となるアローンステーキガスト略してアロスガを達成した。ステーキ食べれないのにステーキガスト!というところがポイントだ。まあ食べたのハンバーグだけど。

これまでのアローンシリーズ一覧:アロカラ(カラオケ)、アロール(プール)、アロービー(映画)、アロンセン(温泉)、アロスト(ガスト)、アロゼリア(サイゼリア)、アロイブ(ライブ) 。まあ松屋とか吉野家とかすき家とかコンビニとかそういう類はアローンが基本なので除外で。

・AKB総選挙はネット中継があったから見ていた。今年も司会は徳光和夫だったが…元からこの人あんまり好きではなかったが少なくとも口はかなり回る人だと思っていたので今回は随分衰えを感じた。まず口が回っておらず噛み噛み。

ネット中継しかやってない17時台に「TVをご覧のみなさんは19時までお待ちください」と誰に向かって言っているのか不明な珍言をぶちかまし、フジがCM入っている間は順位を発表できないので無理やり引き伸ばす事を繰り返していたら、最後の方になって自分のせいではなく、TVの都合なんだと言い訳を始めたり、極めつけは前田敦子が登場し大島優子と抱き合っているところで女性同士とは思えない熱い友情の抱擁です!」と絶叫。想像の圏外を行く表現である。そして最後に「また来年お会いしましょう!」ホントもう勘弁してください。

去年までは「10位用のコメントしか考えてなかった」「これから本気出す」など余裕があった小嶋陽菜がマジ泣きして不安だった胸中を吐露したのは地味に印象的だった。あとドラマ『ATARU』に出たりと猛プッシュされていた光宗薫がかすりもしない圏外のまま終わって、別の研究生(武藤十夢)が入ってきてたりする辺りは、1人1票じゃないルールならではかなとも思ったり。

最大の迷言は指原莉乃の「これからは弱音を絶対になるべく吐きません」。力強く宣言するはずが性格が出てしまい、弱気が途中で入った結果、文章おかしくなってる。

個人的に最近は島崎遥香が凄くいいと思っていたので23位だったけどまだまだ上がるんじゃないかと思う。まあ1票も入れてないけど。

何でも上位の票数は伸びず、4回目にして初めて1位の票数が下がったようだけど、下位の票が伸びているようなので分散したということだろう。ここからは「真夏のSounds good!」の中古が過去最高に溢れかえる珍事が見られることになると思う。これに関しては今更資源の無駄とか、CD捨てるなんて信じられないとか(これはCDを崇高な芸術作品として捉えているとより強く抱く感情である)色々あるけど、個人的にわりかしどうでもいい。今に始まった事でもないし。

同じような特典目当てで複数買いして処分されたことによる中古の溢れかえり具合だったら、B'zの『Pleasure』『Treasure』やZARDの『ZARD BEST』の時なんかも売上の規模が500万と400万とか300万とか格段に違ったわけで、ズラッと特典抜きのCDが並んでて、中学生当時これは凄い眺めだな…と思った記憶がある。


6月5日(火)

ここ最近の2012春ドラ Vol.9

カエルの王女さま 8話
大会まであと10日しかないのにいきなり一希(玉山鉄二)にオリジナル曲の作詞作曲が丸投げされ、一希は苦悩。追い打ちで工場が閉鎖し、いきなり存在が明かされた生き別れの妹が病気でずっと仕送りしていたがここに来てさらに金が必要、という詳細不明のとってつけ設定が付加。ギターも売却してしまい、飲んだくれて曲が書けなくなってしまう。ついでに南(福原美穂)もキャバクラをクビになってしまう(こっちはクビになっただけで困る描写なし)など町全体が傾き始めていた。

安定のラスボス市長(岸部一徳)は、ごみ処理施設は1つだけではない。シャッター商店街は処理施設で働く人々の住宅にし、さらに第2、第3のごみ処理施設を作り、この街は全国からごみを受け入れて日本最大のゴミ捨て場になるのだ!と真の目的を哲郎(小泉孝太郎)に語る。自分の生まれ育った町をゴミ捨て場にしてやるとは、音楽への恨みから音楽堂を消すつもりかと思いきや、もう街ごと潰す気だった。これは斜め上すぎる発想。ラスボスとしてはこの上ないが、さすがにやりすぎだ市長。

澪(天海祐希)たちは最大のライバルとされる3年連続優勝の合併先の市の敵情視察に出かける。最早国内大会を超越したかのような金にモノを言わせた豪華戦略を目の当たりにする一行。そこにいた関係者の1人が幼い頃の澪の知り合いで、亡くなった母の事も知っていた。家族の事はあまり思い出したく無さそうだった澪だが、普通に娘の夢を応援していたいい母親で15歳の時に他界したという設定が明かされる。その関係者のおばちゃんは澪の才能を高く買っており、引き抜き話を持ちかけてきて、澪が固辞するとシャンソンズ全員を受け入れるとまで約束してくれる。だが澪はその話を蹴って一希に賭けることに。

哲郎(小泉孝太郎)がギターを買い戻して、澪が自らの身の上話をして、音楽をやる時じゃない時こそやるのだ!という母の教えを聞かせるとようやく苦心の末に曲を書き始める一希。その頃、一行はミスチルベストのプロモーションの一環で「蘇生」を熱唱。そしてオリジナル曲が完成する。

3日で仕込んだメンバーは付け焼刃で大会に挑む。ミディアムからアップテンポへ曲調が変わり、観客席にまで立ち入って拍手喝さいの渾身のステージを披露したシャンソンズ。結果発表では金にモノ言わせていた合併先の市がまさかの2位となる中で、勝利を確信したシャンソンズだったが1位は「シスター花ちゃんとブルーボーイズ」だった。

誰だお前らぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

ということでシャンソンズの前に出て歌っていた初老の女性としもべたちによる「シスター花ちゃんとブルーボーイズ」。『フジテレビに出たい人TV』のオーディションで優勝したという素人のおばちゃんだったらしいが、まさか優勝チーム扱いとは物凄い扱いである。

そしてシャンソンズは合唱の枠を逸脱しているとされ失格になったと告げられる。失格にしたという審査委員らしき人物は不敵な笑いを浮かべるラスボス市長だった!

市長のラスボスっぷりがハンパ無い事になってきてギャグの域すら越え始めているが、そんな市長黒幕!なオチよりもシスター花ちゃん優勝が全てを持っていってしまった。渾身のオリジナル曲も良かったのにシスター花ちゃん優勝オチ→市長暗黒!とインパクトつけすぎてすっかり霞んで…。

 

都市伝説の女 8話
占い師が3人連続で殺害される事件が発生。3人の弟子である西原亜希も襲われるが、スタッフが駆け付けて殺されずに済む。現場に残された形跡や、満月の夜だった事から月子(長澤まさみ)は狼男の仕業だと断言し、周囲を呆れさせる。

現場付近で毎回目撃されている宇津井健が見た目の割に鋭い身のこなしで姿を消したり、これまでの事件でも数回、出演者のうちの誰かと接触していながら決して名前を名乗らなかったりしたため疑われる。だが、警視総監と知り合いだったらしい上に、やはり普通の人間ではないのかと思わせつつ、宇津井健の謎は最終回へ持越し。

やがて捜査の末、月子が囮になったところ、物凄い怪力の覆面男が襲い掛かる。勝浦(溝端淳平)や他の刑事が束になっても吹き飛ばされる程の界王拳状態でなすすべがない一行だったが、満月が隠れるとへたり込んでしまった。その正体は占い師西原のの信者の1人である貧弱おっさん

なんと西原の暗示(笑)により、隠されたパワーを開放(笑)して殺人マシーンと化していたという開いた口が塞がらない超常現象オチ。このドラマ、一応殺害トリックに関しては超常現象なしでやってきていたので、今回のこの魔術使用は脚本家としてはどこまで本気だったのか謎だ。本当に暗示を習得して、かかりやすい奴にかければ界王拳状態になると思って書いたんだろうか…。ちょっと言葉を与えるだけで殺人マシーンに変身とかワンダフォーすぎる能力である。暗示をかけているところを証拠として録音して月子がドヤ顔していたが、あんなんで人まで殺させましたってのを立証するのは裁判難しいんじゃないか…。

動機はかつて占い師3人に両親が騙されて死んだので復讐。弟子入りして、この機をうかがっていたという。復讐のためにここまでやってきたから、そもそも自分の占いなんてインチキだ!と高笑いしつつも月子に「1週間で死ぬ」と予言して去っていく西原。1週間で何が起こるのか、最終回へ続く。

西原亜希は10代の頃から10代に見えず、それでも学生役がやれるうちは多部未華子の同級生役(「青空のゆくえ」「夜のピクニック」)や、「花より男子」でも井上真央の同級生役を普通にやっていたが、近年は「SPEC」に出演した際も実年齢より10歳年上の設定で、実際には16歳以上離れた大森南朋の妻役をやっていて違和感が無いほどだった。先日も大島優子と1歳しか変わらないのに大島の姉役でかなり前に就職してキャリアアップしている設定だったが、これはまだギリ20代っぽかった(「カエルの王女さま」)。今回はまだ24歳なのに30代半ばの設定にされていた。

 

 

クローバー 8話
ユイ(有村架純)と母親は逃亡し、ハヤト(賀来賢人)の家に逃げ込む。先週までと母親のキャラが違っていてけっこうノリノリなんだけど…。レイナとして別人格を演じているのでハヤトは学校でユイに会っても気づかない。トモキ(三浦貴大)らに気づかれてはいけないのでごまかすというドタバタを経て色々バレてきたところで暴力義兄が来襲

その際についにレイナがユイとバレるが、ユイの「いいからやっつけて!」の一言で戦闘開始。元ボクサーとはいえ現在は超パラサイターで弱体化してそうなのにかなり強い暴力義兄。1度完全にやられるが、ユイが容赦なく立ち上がれとそそのかし、復帰したハヤトは会心の一撃で勝利。引っ張った割にあっさり終わってしまった。

 

未来日記-ANOTHER:WORLD- 7話
別の(?)由乃(剛力彩芽)に殺られた新太(岡田将生)は会議室みたいなところで目覚める。これまで倒した所有者がオールスターでそこにいたが、誰1人状況を理解していない。しかも新太がここにいる5人中3人を自ら倒しているので微妙に気まずい。特にめぐみ(二階堂ふみ)なんかは確実に前よりひねくれてらっしゃる

ずっと黙っていた木部(佐野史郎)に由乃(剛力彩芽)に何を言われたのか問いただした新太。すると木部は「思い出した」と語り、自分たちは全員ここで会ったことがあるが忘れていた!由乃はそれを全部知っていたと語る。核心を語ろうとした瞬間に木部は消失。そして残ったメンバーも次々と記憶を取り戻した瞬間に消失していく。最後に消えた春奈(福田麻由子)は自分たちは既に死んでいると告げた。

1人取り残された新太だったが、置いてあったTVに父親(光石研)が登場。現実世界は父親がいる世界で、新太たちは全員火事に巻き込まれて昏睡状態に陥り、現在いるのはバーチャル世界であると告げる。治療の一環でそこでは普通に意識を持って生活できるバーチャル世界を作ったらしいが、設定した人工知能がデウスを名乗り暴走。バーチャル世界で暴れまわるだけでなく、現実世界にまで干渉し始めたという。

何でも信号や電車が暴走して止まってしまい、東京はパニックらしい。…あれ…?ちょっとしょぼくない?デウスはバーチャル世界で人間に擬態しており、再びゲームをやり直してそいつを探し出して解除コードをぶち込め!そして東京を救ってくれ!と頼まれる新太。バーチャル世界まで出てきたのに救う対象がよくありがちな「この世界を救え」に行かずに「東京」と偉く規模が小さい…。首都機能分散のチャンスだろ。やる気が出ないぜ

そして父、肝心の由乃については何も語らず、由乃の存在は謎のまま。代わりに類(本郷奏多)は存在しない人物でプログラムだと明かされた。新太が再びゲームの振り出しに戻ったところで次回へ続く。というわけでヒロイン一切の出番なし。

もう完全に別の話になってしまった。原作じゃなくて原案というレベル。

 

私立バカレア高校 8話
取材が来ることになり、不良はイメージがダウンするので男子生徒を排除したがる女子生徒たち。取材当日に学校の看板が悪戯書きされていた。キレた男子生徒たちはライバル校を片っ端から犯人と疑い潰しに行く。例として2組に勝負を挑んでいる姿が出てきたが、そんなテキトーな理由で一方的にケンカを売るのは馬鹿田の魂とやらに反しないのだろうか。

達也(森本慎太郎)と哲也(松村北斗)のトップ2人がどこかにケンカを売る前に情報が入り、犯人はAKBサイドの学校を首になった女子生徒が腹いせにやったことだと判明。大量の不良を引き連れて、取材を潰すために登場した刺客たち。そこに駆け付けて薙ぎ払うジャニーズ勢。

異変に気付いた文恵 (島崎遥香)たちが駆け付けるとそこにクビになった女子生徒がいた。沙耶(大場美奈)の「人生やり直せばいいじゃない」という安直にもほどがある説得であっさり改心するクビ女子。しかし取材陣に見つかってしまい、真奈(永尾まりや)はうちの生徒ではないとバッサリ切り捨てるが、文恵が真実を話して「うちの生徒です!」とキリッとしたところで次回へ続く。

 

鍵のかかった部屋 8話
漫画家のおばさんが殺される。事故と判断されたが、タレントで姪の志田未来は殺人だと主張。「めざましテレビ」にゲスト出演していた芹沢(佐藤浩市)はこれまで7件も密室を解明してきたことになっており、捜査を約束してしまう。榎本(大野智)と純子(戸田恵梨香)と調べることに。

アシスタントにMEGUMIと岩佐真悠子がいて、MEGUMIは歴代のアシスタントがすぐに辞めていく中で信頼を得て10年アシスタントを続けていた。一方の岩佐真悠子は入ったばかりだがかつてない優秀っぷりで目をかけられ、MEGUMIのポジションを脅かしていた。というわけで2人とも漫画家とは良好な関係だったが、お互いの関係が最悪嫌がらせの応酬をしていた。

岩佐真悠子は犯人はMEGUMIだと決めてかかり、わざわざ現場を荒らしてMEGUMIの犬用の防犯グッズを置いてくるという工作までやらかすなど謎の行動を取っていたが、結局工作せずともMEGUMIが犯人だった。

岩佐の嫌がらせの1つで「アシスタントを新たに募集する→MEGUMIクビ」と吹聴されたMEGUMI。一言も漫画家には確認せずに、勝手に漫画家を逆恨みして撲殺したというトンデモな動機が最初に明かされる。密室を暴く前に、そもそも殺害する理由なんて無かった事実を突き付けられてしまう犯人。クビを確認もせずに殺害に至るというメンタル貧弱すぎるのかある意味強いのかよう分からんMEGUMI。いずれにせよ根幹部分が崩されてしまったので動機だけでもう王手かと思いきや急に強気になり粘り始める。精神不安定だなぁ…。

密室のトリック自体は玄関を通ると犬が吠えるので犬に吠えられるMEGUMIはNGということだったが、実はMEGUMIは犬を手なずけており、犯行を終えた後に犬用の防犯グッズで犬の信頼を裏切って犬に嫌われて「吠えられる人」になっていたという何もかも犬尽くしであった。

犯行を暴く際には志田未来が出てくるかと思ったら不在。ラストに再度「めざましテレビ」に芹沢と出演していた程度だったが、事件の導入と説明、岩佐とMEGUMIの不仲を伝えるくらいしか出番が無く、志田未来の無駄遣いであった。

そしてMEGUMIは先日の「都市伝説の女」に続いて陰気なオーラ全開の犯人役。あまりこういうイメージは無かったんだけど、産休明けでイメチェンしたのか?

 

夏色キセキ 9話
紗季(高垣彩陽)の引っ越し予定の島での続き。優香(戸松遥)を助けてくれた日焼け少女は双子で姉は優しい人だった。宿泊した旅館はこの双子の家で、紗季の父親が新しく来る医者だと分かると島中が歓迎ムードに。元々島にいたDr.コトーが高齢できつくなり教え子である紗季の父親にDr.コトーの座を任せることになった経緯もあり、余所者が!というムードは一切無し。しかしワイワイ騒がれることや本当にここに来るのかと思い悩む紗季は露天風呂に入っている最中に消失してしまう。

凛子(豊崎愛生)によれば露天風呂にあった石が、御石様の親戚なのでその力が発動したのだろうという。設定と説明雑だな…。御石様を所有しているのは凜子の神社とはいえ、そんなあっさり解釈してしまうとは。

さて透明人間化というと色々種類があるが、設定は97年の香取慎吾主演のドラマ「透明人間」に近く、服は透けないので、終始全裸でいるしかない。加えて一緒に透明化を発動させたと思われる3人にも姿はおろか声も聞こえず、筆談しか方法が無い

服は…まあ南国なので気温的に必要なかったとは思うし、服だけ浮かんでいるのを誰かに見られるとヤバいとはいえ、そのままずっと全裸。全裸のまま、翌日は島中を観光。一応静岡の下田市が市長自らアピールしまくるような作品なのに、ギャグにもせずに女子中学生が全裸で島を観光ってシュールすぎる。旅先の島なので、下田市でそれをやらなかっただけマシか。

最後は双子妹も改心。迷いが吹っ切れた紗季は双子もいる中で全裸で姿を現すというお約束をぶちかます。この辺も適当にごまかしたのか、夏海(寿美菜子)が服を持ってきていたのですぐに着替えて何事も無かった事に。しかし、双子にとってはいきなり全裸で登場した凄いヤツというインパクトはかなり強く残るのでは…。

 

AKB0048 6話
77期のプロモーション映像が制作され、その中でさしこを襲名したいと語った織音(仲谷明香)。しかし熱狂的なさしこ信者の仮面少年から辞めないなら握手会をぶっ壊すと殺害予告が届く。いちいち理論ぶった言い方がまたなんとも…。狂信的なファンの安直なイメージを拡大したかのような…。

そして77期にとって初の握手会が行われる。人数は少ないが、ファンとの交流を楽しむ一行。しかしそこに仮面少年が怒りに震えながら登場。仮面少年の一方的な攻撃が始まるかと思ったらまさかの敵襲。観客を逃がしながら、先輩2人を加えた研究生だけで変形ロボの大軍と戦うことに。

明らかに劣勢だったが、そこに「サイバータイガー…(略)ジャージャー!!」謎の呪文(AKB48のライブでおなじみの「MIX」)を唱えながら特攻服を来たおっさんたちが登場。大量のサイリウムを装備していたが、それがミサイルになるというその名もミサイリウムを発射。驚異的な戦闘力でロボ軍を破壊していく。彼らは「ヲタ」と呼ばれる熱狂ファンで、ピンチになると一緒に戦ってくれるという。お助けカードかよ…。

この世界ではトップクラスのファンは戦闘訓練を積んでいるようで、警備員より強ぇ…。いくら軍隊には狙われてないし、運営からも客の安全最優先で守ってもらえるとはいえ、ライブのたびに軍隊に襲撃される事実に変わりはなく、危険なので戦えた方がいいわな。メンバーへのアピールにもなるし。

そしてその後仮面少年から再びファンレター(映像形式)が到着。無駄に分析めいた偉そうな言い回しをする辺りが自称プロデューサー的で何様だという気がして仕方ないが、何はともかく応援してくれる様子。

というわけで歴代ともちんに続いて、2話連続でぶっ飛んだギャグ回であった。


6月3日(日)

WOOLの消失

サイトを移転した際には、初期の日記をPCにDLしてから、PCに保存していたデータを一気に移動させた。その中で、唯一消滅してしまったのがSMAP『WOOL』のレビューページである。何故かこのレビューだけPCにデータが残っていなかった。元のgeocitiesはトップページ以外消してしまったので、改めて書き直すしかないという事になったが…。何故これだけ消滅していたのか…である。

 

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