10周年な日記 N・A・T・S・U
12年7月
7月25日(水)
ここ最近の2012夏ドラ Vol.3
マジすか学園3 2話
ぱる(島崎遥香)はまとわりつくピース(木アゆりあ)に少しずつ心を開き、調達屋だというピースに自分が何をしたのか書類の入手を依頼。しかしぱるを配下にしようともくろむウルセーヨ(島田晴香)とテツヲ(阿部マリア)が書類を狙ってやってきたのでピースは書類を焼却。そのおかげでピースが拷問され、助けに来たぱるは2人を撃破。ただウルセーヨは筋トレキャラということもあり、少しだけ奮戦。ピースは一体どこから書類を持ってきたんだという謎もありつつ、判明したのはぱるが殺したのは、1話から散々「待ってくれている人」だとしていた張本人の「けいた」だった。ショックなぱるで次回へ続く。
まだまだ謎だらけ。どれだけ面白い真相が判明するのか。「2」みたいな破綻は無いと思うし期待したい。
スプラウト 3話
みゆき(小島藤子)が来ないという草平(知念侑李)のサッカーの試合を見に行った実紅(森川葵)だが、ちゃっかりみゆき登場。用意したお弁当も先手を取られて出すタイミングを見失い、その場を去って1人で食べていたが追いかけてきた隼人(ルイス・ジェシー)が食べてくれて好きだと告白。みゆきと草平の仲は鉄壁だったがキスシーンはHey! Say! JUMPが鉄壁だったのか、同じジャニーズのルイスはバッチリやらせたのに、知念君は遠巻きでぼかしていた。
リッチマン、プアウーマン 3話
日向(小栗旬)の会社のインターンになった千尋(仮名)(石原さとみ)は偽名のままでいる事に引け目を感じて友人に相談。東大入学の前に田舎で一浪していた頃に日向が実家の民宿に母親「澤木千尋」を探しに来た。日向は顔を覚えられない一方で、千尋(仮名)の記憶力は最強の設定なので、千尋が日向を知っていたというのはこういうことだったのである。…と思ったらなんと日向が探していた母親とは千尋(仮名)が行きつけにして何でも話す程親密にしていた食堂のおばちゃんだった。会うように説得したが、会わないと決めていると拒否られ、とにかく日向に教えに行こうとしたらもう帰っちゃったという。なので日向の母親の名前「澤木千尋」もその居所もとっくに知っており、その名前を出せば目に留まるはずだと計算して咄嗟に名乗ったのだった。なんと友人に話すという何でもないタイミングで1話から引っ張った偽名の理由を公開するばかりか、日向の母親の居場所、顔まで一挙判明。そこまで判明したのに千尋(仮名)の本名だけは全く触れないというミステリー。元々ラブストーリーやりたいので、謎要素はサクサク展開させてしまいたいが、序盤では日向の特異なキャラと千尋(仮名)のキャラのぶつかり具合など背景を見せないといけないので、掛け合いのネタ等で引っ張るしか無いし、展開上いきなりホレてラブストーリー全開にもできないので、謎で引っ張るしかない。でも全部明かすと3話で視聴率ガタ落ちするから、本名だけ謎のまま残して引っ張るつもりなんだろうか。いつの間にやら千尋(仮名)が日向のいいところを見つけて好きになっていっている感じになっていたし。
日向の破天荒な仕事ぶり(社員を3ヵ月で使えないとクビにする)→自信満々だったエース社員が実は1発屋で最近何にも出来てないのでクビ→その社員が千尋(仮名)と少し交流して弱さを見せる→千尋が日向に進言→日向が少し優しさを垣間見せて今までにない行動を取って何だか丸く収まる→朝比奈(井浦新)は何をやっても「あいつらしいな」で済ます→だけど何かほころびは生じ始めている模様
とメインで展開したのはこんな話だったが、ラストでは千尋(仮名)が酔った勢いで母親の事を知っていると口走り、偽名だったと告白し謝罪するが、以前会ったことがある事や母親の情報など重要な事を言わずに謝るだけなので「もう顔を見せるな」と言われてしまい終了。
とりあえず、ヒロインの本名くらい判明するまでは見る。そこまでに面白くならなければ、というか今回で本名まで判明してたらもうこれでいいかなという感じだった。
GTO 4話
朋子(宮崎香蓮)を使って鬼塚(AKIRA)をおびき出して抱きついた証拠写真を取る計画が失敗して別の教師の橋本(高知東生)が引っかかってしまう。確か原作では袋田、98年版では中丸だったと思う。原作では英語教師の桜井が盗撮をネタにゆすられて雅(川口春奈)たちの言いなりになる展開をここに流用。橋本を操って林間学校の資金99万円を家が貧乏な藤吉(山田裕貴)に集金させ、頃合いを見計らってすり替え、99万円をキャバクラに行った鬼塚のふところへもぐらせ、酔ったノリで豪遊した鬼塚は全額使い込んでしまうという展開をほぼ忠実に再現。目が覚めて外のゴミ捨て場でパン一というところまで再現しなくてもいいのに…。一方で進路相談でどいつもこいつも夢が無い事を嘆いていた鬼塚は朋子がアイドル歌手になりたがっている事を知り、プロデュースしてやる、オーディションを受けようと提案する。トロいキャラクターは原作・98年版に忠実だったが、巨乳設定を破棄し、音痴設定だったのを歌がうまい設定に改変。メガネを取ったらメチャメチャカワイイ…と思ったら、アイドルというより何か普通に綺麗なお姉さんに変貌。眼鏡を取ってあげた杏子の方が圧倒的にアイドル顔だったという…。トロそうなメガネっ子という属性があったメガネ姿の方がインパクトがあったんじゃないだろうか。
そもそも現役EXILEダンサー(AKIRA)とダンスグループ元SweetSメンバー(瀧本美織 )が担任・副担任なのでダンス・歌唱指導は完璧。さらに現役モデル(杏子役の新川優愛)やら現役ダンス・アイドルグループメンバーが数人いるようなクラスの中で、純粋な女優さんである宮崎香蓮をアイドルにしようとか歌唱力凄いとか設定をすること自体ムチャ99万円を使い込んだ鬼塚は、貧乏だからという理由で盗人扱いされた藤吉に土下座謝罪。杏子(新川優愛)や村井(森本慎太郎)のほかにもいつの間にか仲間になっていた数名からも一斉に呆れられる。理事長から期限までに99万円を納めればセーフという御情けをもらうが、必死に金策に走って努力した原作と異なり、朋子に受けようと提案していたオーディションの賞金100万円をアテにして本格的にオーディションへ向けての特訓を生徒たちにやらせることに。夢の大切さを教えるという意味ではGTOらしい展開だったけど、自分が使い込んだ金を自分は何の努力もせずに論点をすり替えて賞金1発目当てとかいくらなんでも酷過ぎる。
原因を作った雅の破壊工作もかなり人道的に酷かったが、さらに朋子に決定的な打撃を言葉で与え、原作・98年版ではけっこう自らもノリノリでオーディションに出場したのに、部下2名を送り込んだだけで薄ら笑いを浮かべながら高みの見物を決め込む。雅の暗黒っぷりは今作が最高なんじゃないだろうか。明らかに原作より酷い性格になっている。藤吉を使ったのは原作通りだけど、その時点では藤吉どころか既に大半のクラスメイトが鬼塚派になっていて、雅も孤立し始めて焦っている中でやった事だったけど、今回はまだ藤吉が鬼塚に懐いたわけでもないのにあっさりと陥れた。そもそも原作と違ってクラスメイトの人間関係の希薄さが強調されてきたので(過去の一件を機に教師を信じられなくなり一致団結しているのが2-4なんだけどその設定は一緒なのにそれで団結しているわけではないという微妙な矛盾があるものの)、それはそれでありだとも思うけど。ていうかこの送り込んだ部下2名って1話で杏子の親友だった2人じゃね?いつの間に雅の犬になってるんだ?
雅の言葉で既に自信崩壊していた朋子は失敗を繰り返し、最後の歌唱審査に賭けることになるが、送り込んだ部下2名が舞台袖でテープを止めるという破壊工作を実行。鬼塚の失敗してもいいんだぜ!いざとなったら(実家の)ラーメン屋は俺が一緒に継いでやる!と謎のプロポーズとも取れる言葉に励まされた朋子は、小学4年の時に雅に歌がうまいと誉められた「翼をください」をアカペラ熱唱。
正直格別上手かったとも、別の味があったとも思えな…審査員の有名音楽Producer's Eyeには光るものがあったらしく、真っ先に立ち上がって拍手!しかし結局グランプリは逃し、原作にあった特別賞枠も無いという完全敗北展開。原作では特別賞の朋子の方に人が集まりすぎてグランプリの人空気だったのに、普通にグランプリの人に人が集まって朋子、ぼっち。水を得た魚のようにドヤ顔の雅。鬼塚は1歩踏み出した朋子はネオ朋子になったから、踏み出せていないお前よりマシだ的な事を言うが、全く届かずに去っていってしまう。、ああ雅ちゃん破壊工作方面に百歩以上踏み出してるからねぇ…。方向性が酷いだけで、相当な行動力だし、そういう意味では失敗を恐れない度胸がどうとか説教されても、ありますけどなにか?状態だろうからな…。
そこに有名音楽プロデューサーがレッスンに来なさいと声をかけてくるというオチはついた。夢の熱さを知った藤吉も自身の夢、調理師に向けて進学の決意をする!ということで1番伝えたかったと思われる「夢」というテーマは綺麗にカタがついたが…。
99万円は放置。慌てて会場の外で朋子グッズを売っている原作通りのシーンは挟んだものの、教頭らが邪魔しに来てしまう。いずれにせよあの規模で99万円は無理そうだし、99万円の行方はどうなるのか?次回予告では全く別の話になってるんだけどまさかマジで放置か?
AKB0048 最終話
なんとこれが最終回だった。DES軍の猛攻に1曲で退散した0048だったが、故郷の星ランカスターに対する友歌(佐藤亜美菜)や織音(仲谷明香)、そして故郷ではないものの智恵理(渡辺麻友)や他のメンバーの思いも熱かった。それに応えるように行方不明になった先代のセンターあっちゃんの声がどこかから聞こえてきて大量のキララと共に道標となった。再び星に戻った一行は凪沙(岩田華怜)の父が収容されている施設の前でライブを敢行。ヲタ軍も反乱を起こして施設に収容されている人たちを開放。先週、娘自ら助けに来たのに拒否した父も、娘のファーストステージだと言われて救出される。
さらに声の出ない凪沙に厳しい言葉をぶつけていた智恵理も「渚のチェリー」の途中で急にセンターを譲ってきて、勝ち負けじゃないなどと掌返しコメント。無事に声が復活した凪沙は両親が見守る中で晴れ姿を見せる。このアニメが中盤以降、前回と繋がりが感じられず話の進行がメチャメチャに感じられたのは要するにこういう部分だったんだと思う。智恵理の心境はたぶんこの話の中で1番変化していったと思うけど、きっかけになるような事を省略して描いているかのように、その流れがイマイチ分かりにくかった。
このアニメで中盤以降、毎回のように引っ張っていた唯一の軸だった「たかみな継承問題」も5代目たかみなが綺麗に引退して、彼方(石田晴香)が継承するのが当然の終着かと思いきや、突然キララが示していた高橋みなみにふさわしいという顔が5代目たかみなに戻ってしまうという超展開で残留決定。散々引っ張っておいてよく分からない「最終回の盛り上がり」というノリだけで、フラグへし折った…。
研究生一同はかつてない光を放ち始め、キララも大量に発生。センターノヴァと同等の輝きから、この中から途絶えているセンターノヴァが登場するのか?と、これまた唐突な「最終回の盛り上がり」が発動。
光り輝きすぎて歴代のセンターノヴァはライブ中に消失していたので、これ以上光り輝いてはマズイというところまで光りまくる研究生たち。ツバサや観客として紛れ込んでいた元・峯岸みなみもこいつはマズイと焦っていたのでまさかの全員消滅伝説ENDかと思ったが、無事に光は収まって終了。ツバサはこれ以上光っていたら危なかった、もしこの中からセンターノヴァが生まれるなら消えてしまう前に消える謎をつかんでやる!と決意。元・峯岸は地表の砂を見てこの砂が原因で光が増していたのか?とこの期に及んで新たな謎を提示。結局肝心の謎は謎のまま放置。
のんびり滞在している余裕もない中で、両親と直に接触した凪沙は父の力強い言葉を背に受けて走り出す。去っていく0048で終了。
結局、ストーリーが合って無いようなままで唐突に終わってしまった。最終回ということでいつもより盛り上げたけど、ほとんどのメンバーは特にトピックが無いせいで特にこれといって描くことが無いわ、唯一継続して引っ張ってきたたかみな継承問題をあっさり水泡に帰すわ、消えたセンターノヴァの謎を改めて再提示しただけで終わるわ、凪沙にだけキララがなつくといった素質フラグをへし折っていきなり75期+77期研究生が全員センター候補!?となるわ、こんなにキャラクターがいたのに今まで何をやっていたんだっけ?状態。
彼方の圧倒的リーダーシップが何らかの形で結実するにはたかみな継承がゴールだったと思うが、これをやってしまうと演じている石田晴香が主人公で終わってしまう。これから売り出すCD的には渡辺麻友が前面なので、智恵理をとりあえず前に出しておかないといけない(クレジット上はメンバー中トップだし)というのもやはりあったんだろう。そもそも実質主役は凪沙だったし、凪沙の家族関係だけは描ききれたし、友歌(佐藤亜美菜)や織音など最初のメンバーだけは何とかなったなら良かったのかもしれない。他のメンバーはそれぞれキャラクターがあったのに何だかこれといったスポットも当たらず、何か成長や進展があったわけでもなかった。
あと1期前の研究生で先週の侵入作戦で怪我して出れなくなった奴を筆頭に研究生ってもう少しいなかったっけ?当初の印象だとAKB0048は襲名メンバーを筆頭に、今のAKBグループ以上に大勢いると思ってたのに、最終的にはトップクラスの襲名メンバーと新規加入した77期研究生+75期各2名しかいないみたいな感じになっていた。76期はどこに行ったんだよ…。
7月21日(土)
aobozu TOUR 2012〜夜型人間は朝眠る〜
最終日7月20日Zepp DiverCity TOKYO公演に行ってきた。ロックバンド系のライブハウスでライブは無理だと思っていたが、よく見たら椅子がある2階席を指定できたので2階席を購入。しかし、会計ソフトの導入について調べていたら不安に駆られて体調が悪化するという豆腐メンタルが発動。ぐったりしながら会場へ向かう。
会場はZepp Tokyoのすぐ近くに出来たばかりのダイバーシティ。さすがに出来たばかりだけあって綺麗だった。ドリンクコーナーが何か電光表示だよ。
節電とか言っておいて無駄に電気使うなよ。見おろす1階は人がぎっしり。2階席もバッチリ埋まっており、最後尾は立ち見になっていた。何故か最前列には老夫婦&その娘(中年)、さらに孫(俺と同じか若いくらい)が立ち見のところで見ているねと去っていくという光景があった。要するに家族3世代。関係者か?1階は前列ほど派手に盛り上がっており、数人ダイブしているものもいた。前方はかなり人がうごめいており、黒髪の中で目立って見えた超金髪の人の後頭部がさっきあの辺に見えたのに、数曲終わったら全然違う場所まで移動しているというくらいおしくら状態。後方ほど静かな感じ。2階席は最初から座席狙いで取っているわけでじっくり見たい人が多いのか、ほとんど立ち上がらずに見ていた。ただ1人だけ物凄いハイテンションな人がいて立ち上がって叫びまくっていた。メンバーも何度か反応したり、客席全体に笑いを起こしたりと目立ちまくり。何故彼は2階席を選択したのだろうか。
1.天国への階段
2.イエロームーンチャイルド
3.伝言
4.ブルース
5.ラストソング
6.鞄の中、心の中
7.春風
8.バク
9.タイムバッファロウ
10.花火計画
11.エフィラ
12.メテフィラ
13.星のすみか
14.夜はひらめく
15.ワンダーランドのワンダーソング
16.ハローグッバイ
17.生命のシンバル
18.ホタル19.涙が滲む理由
20.スプーン21.殴れ
アルバム『ノクティルカ』から全曲+αという構成。とりあえず「伝言」だけは絶対聞きたかったので聞けて良かったが、ラスト付近だと思ってたのに3曲目とは意外。この曲含めて、序盤からの数曲と中盤過ぎにかけての数曲にはストリングス隊の
オバお姉さん4名が登場。今回で3度目(DVD化されている日比谷野外と武道館)と言われていたが紹介は今回も「ミズカネフィルハーモニー」とされるだけで個別紹介なし。ただ前回と同じならDEENに参加しているストリングス隊と同じ人たちだろう。ていうか驚いたのがメンバー紹介一切無し。サポートキーボードの人の紹介もしなければ、そもそも基礎である自分たちの紹介も無し。先週のMONKEY MAJIKはどうだったかな…。MCも変わっていてボーカルhozzyは曲中に観客を煽っているだけで、MCせずに序盤はギターの田中ユウイチが進行。その後ベースの藤森真一も少し喋り、ドラムの渡辺拓郎もロングトークをするのだが、ボーカルhozzyが喋ったのは本編最後になってから。さらにアンコールのMCでは唾液腺だかなんだかに異常が見つかり、前回の公演の後で入院していたことを告白。見舞いに訪れた藤森以外のメンバーは今日になって前回のライブ以来初めて会ったとか(前日までのリハはボーカル抜きでやっていた模様)。
曲間で繋ぎのMCが必要なような場面でも誰もしゃべらずシーン…としている箇所もけっこうあり(そういう時は照明消せばいいのに消さないから完全な「間」に。)、MCに関してはあまり意識をしていないのかもしれない。メンバー同士で掛け合いするようなMCがほとんど無かったし。不慣れ全開なMCをするスピッツでもツッコミどころがあればツッコんでもう少し掛け合いがあったりして喋っていたような…。
ボーカルhozzyの調子は日によってかなり変わると聞いており、実際3作あるライブDVDのうちの1作目はかなり声がガタガタであった。今日に関しては一部苦しそうだったが、全体的には概ね良好といった印象。曲に関しては文句なし。最高だったが、案の定音がでかくてキンキンしてしまった。耳栓も準備していたが引っ張り出した時にはもう遅かった…。この音量だとCDのように個々の演奏をじっくり聞くことはできず、それよりも勢いで盛り上がるという感じだった。演奏以外での意外性は全く無かったし、激しく盛り上がる体力は持ち合わせていないので音量が調整されたライブDVDが俺の中ではベストかなといった感じ。
7月18日(水)
ここ最近の2012夏ドラ Vol.2
東野圭吾ミステリーズ 2話
犯人のいない殺人の夜
医大を中退して家庭教師をやっている坂口憲二が岸田という豪邸で家庭教師をやっている最中に別の家庭教師の八木のぞみを次男が刺殺してしまう事件が発生。岸田家の主である白井晃に証拠隠ぺいを手伝ってほしいと言われた坂口はそれ相応の報酬と引き換えに全てを一任する事、バレた場合は自分の名前を出さない事を条件に引き受ける。長男と共に死体を埋めに行き、全てを無かった事にした坂口だったが、兄と名乗る人物が登場。さらに埋めた死体が見つかってしまい、刑事の中原丈雄の敏腕っぷりであっさり岸田家が疑われてしまう。耐えかねた次男はあっさり自供。約束通り坂口の名前は出されず、単に口裏を合わせるように頼まれただけということになるが、報酬を受け取りに岸田家に出向いた坂口の元に、中原丈雄が待ち構えていて全ての真相を見破られてしまう。さすがに1話完結だと刑事が超サイヤ推理力になってしまうのは仕方がないか。
元々坂口と殺された八木のぞみ、さらに長男もグルで殺人をネタにして白井晃から金をゆする計画を立案。八木のぞみは死んだフリをして、坂口と長男は埋めに行くフリをするだけのはずだったが、取り分が減ると豹変した坂口は八木のぞみを刺殺。ビビる長男に不敵に迫り口止めしていたという。坂口には既に現在の彼女、関めぐみがいて八木に結婚しようと言われて邪魔だったから殺したとタバコスパスパしながら平然と言ってのけるダーク坂口、回想シーンで殺された八木が涙を流しているという後味の悪さで終了。
単に頭の良さを生かしてこの機に乗じて金も入ってラッキーくらいだと思われた坂口が全ての黒幕だった上に、いらん罪を重ねていたとはビックリ。埋めている時に長男がやたら慌ててたのに坂口がクールだったのはこのせいだったのか。しかし毎回後味が切ないサスペンスだな、これ。
マジすか学園3 1話
「3」となっているが1,2とは何のかかわりもなく、舞台も民間の無法地帯的な囚人施設ということで最早学園ですらないというタイトルと「不良キャラ」だけ引き継いだ新作ドラマ。ぱるるが愛称の島崎遥香が主役なので通称「ぱるすか学園」といったほうがしっくり来るか。島崎遥香が施設に収容されるところから始まるが、島崎には記憶が無く、殺人をやったらしいと聞かされても思い出せない。ただペンダントをくれた青年「けいた」の元に帰らなくては!と考えているらしい。所属することになったのはチーム・ハブという集団。前からキャラ名は適当だったが今回は特に適当で、ウルセーヨ(島田晴香)とピース(木アゆりあ)以外は元ネタが不明な程。なんてね(木本花音)もウルセーヨなんかもう名詞ですらないぞ…。
同室になったピースは名前通りピースフルに友好を深めようとするが、島崎は無関心。小耳(矢神久美)が島崎が殺人犯らしいと名前通り小耳にはさみ、仲間と3人で島崎を囲んでボコる。殺人犯らしいと聞いておいてボコるというのは度胸がいいのかバカなのか。案の定ペンダントに触れると島崎のマジスイッチが起動。一瞬で3人を倒すのだった。
なおもピースフルなピースにようやく島崎遥香が名前は「ぱる」だと明かしたところで次回へ続く。
島崎はバカレアでは静かな役だったので目立たなかったが声を張るような役どころは向いていないのか、表情はいいのに喋るとかなり迫力不足な感じ。対して木アゆりあは天性なのか何なのか自然体。ていうか大場美奈や島田晴香、島崎遥香のチーム4に比べるとSKE勢が矢神も木本も妙に演技が慣れている感じが。個人的には島崎ぱるると木アピースが好感触だったものの、ストーリー的にはまだどうなるかさっぱりでよく分からない。
スプラウト 2話
運命の人だと思った草平(知念侑李)にはみゆき(小島藤子)という同級生の彼女がいた。あきらめようとする実紅(森川葵)だがレギュラー陣全員でバーベキューをする中で消せない思いに気づく。しかも草平は相変わらずさわやかっこよく接してくるし、そのぶりっ子っぷりから同性から嫌われているみゆきは無邪気に友達になりたがってくるしで精神的に辛い日々が続く。モテるわりに本命がいないとかいう草平の友人の隼人(ルイス・ジェシー)はそんな実紅が気になるようでいきなりキス。THE少女漫画的青春という感じで、何でこんなド深夜にやっているのかが謎である。懐かしいというよりかはこ ん な 日 々 は 無か っ たというのが個人的なところではあるが、ゴールデンのドラマは変な設定ばかり付加してこういうドストレートなドラマが無くなっているのでそういう意味では懐かしさを感じてなかなかいいと思う。
リッチマン、プアウーマン 2話
偽名が朝比奈(井浦新)にバレるも朝比奈は調査を命じている人間以外には知らせていないのでそのまま千尋(石原さとみ)は仕事の手伝いを続けられる事に。政府の人間の藤川(大地真央)と千尋のタイプが似ていてウマが合うのが理由だったが、藤川は千尋の大学(母校)で公演を開くことがあり、その際に正体を見破られてしまう。千尋は内定確実の最終面接があったが、状況がヤバいと聞いてアホなことにそっちを蹴って駆け付けてしまい、藤川による日向や朝比奈への公開処刑に加えられてしまい面接も内定もパーに。
だが、藤川の元に独自に通い続けて心を動かし、さらに日向も別の角度からアプローチしていたことでプロジェクトは進められることが決定。千尋の大学にやってきた日向はどう見てもブチ切れながら誉めまくるという斬新なホメキレ芸を披露し、千尋はインターンとして今後もかかわっていく事が決まるのだった。
何と偽名が判明したのに、本名を明かさずに「澤木千尋」のままで何事も無かったかのように話が進行。公式の紹介も全てそのまま。いくら千尋が健気に頑張っているのを見せられても、偽名のヒロインに素直に感動できるわけがない。日向の変人キャラも暴走してついにはホメキレ芸という新ジャンルを確立し始めるし、ネタドラマとしてはかつてない斬新さがあるのは確かだ。
GTO 2話
不登校児葛城美姫(西内まりや)を救う話。この話は原作が02年頃に完結した後に、原作1部と2部の間に14日間内山田に追われた鬼塚が地元湘南に身を隠していた際に湘南の養護施設で活躍した姿を描いた「SHONAN 14 DAYS」(09〜11年)でのエピソード。美姫を2-4に組み込んだ形だが、正直過去の焼き直しどころか、どんどん救いが無くなる生徒側の描写に対して、それでも大人が悪い事になるメチャクチャな展開はもう当時のようには受け入れられず、途中でコミックを買うのを止めてしまった。一応立ち読みで全部は見たものの記憶は若干曖昧だった。美姫の父親(尾美としのり)は警察署長だが仕事一筋で美姫には緊急コール付携帯を渡していたが、全く娘に構わなかったので逆恨みした美姫は緊急コールを乱用していた。ますます悪化していく親娘関係だったが、今回は早速鬼塚(AKIRA)が留置場行きに。何とか釈放されるも、2-4の実権を握っている雅(川口春奈)が糸を引いていることに気づかない鬼塚は騙されてまた美姫の元へ向かってしまう。
そこに闇サイトで集めた武装集団が登場。鬼塚を仕留めたら100万円という壮絶デスゲームが始まる…かと思ったら何発か攻撃をかわして一直線に美姫の元へ向かった鬼塚はそのまま美姫を抱えて武装集団を振り切ってしまう。戦いすらせずにあれだけ用意された武装集団出番終了…。
鉄塔に連れて行った鬼塚は夜景を見せるが、美姫の心は開かず、さらに駆け付けた父親は美姫にウンザリし、もう施設送りにして緊急コールがあっても無視する事に。父にキレた鬼塚は再び留置場行きに。
美姫は街を彷徨っていたが、警察が公式に注意を呼び掛けていた黒いバンに乗った誘拐集団が街中に堂々出現。堂々美姫をかっさらっていく。一応明け方過ぎまでは普通に遊んでから拉致ったっぽいが、その後鬼塚1人が事態の緊急さに気づいてあちこち駆けずり回り、菊池(高田翔)がハッキングした美姫の携帯のGPSを基にして鬼塚が現場に駆け付けた時はまだ何もしていなかった。意外と紳士なのか、彼らなりの入念な準備があったのだろうか…。しかもここでも対決シーンすらなく、次のシーンではようやく事態に気づいて出動しようとしていた父親ら警官隊が署を出ようというところに鬼塚が黒いバンで登場。誘拐集団はあっさりやられており、警察に突き出された。父の態度にキレて殴りかかった鬼塚は親としての存在価値を説教。さすがにこういうところはGTOらしい熱いシーンだ。前半は冷めたが、ここに熱さを感じられたので俺もまだ少しは若いか…。
そして父親は一言も発せずに署長から家に帰れる職種へ移動、改心。熊の着ぐるみに入って風船を配っている姿に父の本気を見た美姫もまた改心。原作だと父親は着ぐるみを脱いでその改心っぷりを語るのだが、着ぐるみの中に誰か人が入っているらしき口元のアップが映っただけで脱がず喋らないままだった。尾美としのり、本当に中に入ってたか?鬼塚は思いっきり殴っておいてドヤ顔すぎるし、父親が「目を覚まさせてくれてありがとう」とでも感謝してくれないので、何だか後味が悪かった。
3話
遥(高月彩良)という生徒がデートクラブで稼いで金持ちのふりをして友人にセレブぶってブランド物をあげたり、愛する大学生のリョージくんに貢いだりしていた。それにいち早く気づいていた村井(森本慎太郎)は止めようとするがリョージくん命な遥には届かない。昇(中川大志)らによるとこの2人は幼馴染だという。また幼馴染!?原作・98年版でも定番の鬼塚(AKIRA)SM合成写真騒動は今回も再現されたがあれから14年も経っているのに合成が全く進化していない。2012年にもなってこんなんで本当かどうかを議論するのもアホらしいレベルである。もう少し頑張れなかったのだろうか。そもそも犯人の菊地がこんなヘボなわけでがないと思ったら、なんと犯人が村井に改変されていた。この合成展開のポイントは怒ると思った鬼塚が怒らずにその技術を絶賛し、他のアイコラ制作を依頼し、最終的にそれがきっかけで菊地と信頼関係を深めるというものだったはずだが、今回は村井に依頼するもふざけんな!だけで終わってしまった。ただ98年版でも当初菊地は相手にせず、その回で反塚先生に自分にまつわる状況を打破してもらってオチでアイコラ写真を渡して信頼を示すという流れがあったので今回も恐らくそうなのだろうと思ったが…。
リョージ君問題はほとんど陶酔、信者の域でリョージ君に10万円のブランドモノを要求された遥はさらにデートクラブに走る。と言っても遥本人はホテルインまではまだ考えていなかったが、介入してきた鬼塚は無理やり金が欲しいならとホテルに連れて行き、上着を破って襲い掛かるがやっぱ本気で愛する人じゃないとダメだろと説教。この展開は原作というより98年版ドラマの再現に近く、鬼塚の台詞は反塚先生のパクリみたいだったが、あっちが本当に援助交際をやろうとしていたのに対して、今回はせいぜい一緒にカラオケする程度までしかやっておらず(それでもデートクラブ利用が犯罪ではあるが)、まだ本人にそれ以上する気が無いのに、鬼塚が先走ってやってしまったもんだから完全にアウト。襲われたと証言した遥に鬼塚はクビになりかけてしまう(気にしないけど)が、正直これじゃ言い訳できない。
さらにデートクラブの件がバレて友人たちはみんな軽蔑して去っていってしまう。まさに冷たい偽りの友情!というベタなシーンだが、もらったブランドモノをしっかりと持ちきれない程投げつけて返してくれる偽りの友人たちが地味に律儀。
返却されたブランドを売り払って金を工面したのかは不明だが、リョージ君にプレゼントしようとしていたところに鬼塚がやってきたのでリョージ君は面倒だからという理由で去ってしまう。クラブまでついてきてリョージ君がいないと生きられないレベルで泣きつく遥。それを見かけた冬月(瀧本美織)は尾行を開始。
クラブの奥の誰もいない部屋でリョージ君は、遥が貧乏なのは知っていたが面白いから貢がせた、彼女だと思ったことは1度も無いけど?などとサスペンスだったら100%逆上した彼女に殺される男のテンプレートみたいな台詞を連発。そこに村井が駆け付ける。
ここでついに村井が「私立バカレア高校」での馬鹿田高校最強の実力を見せるのかと思いきや、リョージ君は一撃も喰らわず。数発で村井が沈められてしまう。エリートが弱いと思ったか?などと強い設定である事をわざわざ台詞で宣言するリョージ君。仲間に電話したリョージ君は遥を「輪姦す」ことにする。何故か場面が全く別の場所に変わってリョージ君と愉快な仲間たちに襲われそうな遥。ボロボロの村井が駆け付けるが使い物にならず、ピンチなところに冬月先生が登場するが、「警察に連絡しますよ」と言った瞬間に携帯を取られて使い物にならず。冬月はクラブ内で気づいていたわけだから、ここまで長々と尾行して来て事態が悪化するまで放置した挙句に最も最悪のタイミングで登場したことになる。一体どういうストーリー展開なんだこれは…。
そこに鬼塚が到着。サッカーの授業だとトチ狂ったことを言い出す。強さをアピールしていたリョージくんとの壮絶なバトルが期待されたが、鬼塚が蹴った球の直撃であっさり伸びた上に愉快な仲間たちは倒れたリョージ君に押しつぶされるように全員伸びてしまった。ボール1個でこんなになるかよ!コナン君がキック力増強シューズ使ったって一撃で全員は物理的に無理だよ!愉快な仲間たちノリだけで倒れただろ!
しかしこの期に及んでリョージ君リョージ君と信者な遥。どんなドラマでも必ず目が覚めるような展開を経てもまだ盲目信者というのが果てしなく超展開。まだ目が覚めないのか!と鬼塚は遥の上着を破って燃やしてしまう。さらに倒れたリョージ君と愉快な仲間たちのTシャツも全部ビリッと剥いで燃やしてしまう。さらに自分のシャツも燃やしてしまう。遥が身に着けていたブレスレット等も燃やしてしまう。
鬼塚曰く「ハダカになればみんな同じだ」らしく、村井の存在をアピールしながら愛を説教していたが、燃やす事とのつながりが全く意味不明。何で鬼塚とリョージ君と愉快な仲間たちが半裸になる必要があるんだ?さらにドサクサに紛れて逃げようとしていたリョージ君と愉快な仲間たちは龍二(城田優)と冴島(山本裕典)に行く手を阻まれ、「PKの時間だ」と大量のサッカーボールでボッコボコにされ…(張り付けにされて狙われてるっぽい遠景のみで終了)。一撃で倒され半裸にされた彼らが更なる暴行を受ける意味もあったとは思えない。しかも理事長(黒木瞳)が見に来ていて満足そうに車で去っていくし。
ようやく目が覚めた遥はブランドモノを全部質屋に持っていくと宣言。質屋って…。村井との関係も良好になり、一件落着。村井の母ちゃんが若くてきれいという設定も原作通りに挟んでいたが、本筋には何の関係も無く(遥と村井の幼馴染設定の説明役にするくらいはできたはずなのに全く出番なし)、アイコラ作ってあげて仲良くなるオチを放棄して、母ちゃんとデートしている鬼塚に村井がキレるというオチに使われただけ。そもそもクラスメイトの男女が実は幼馴染でしたという設定を1回置いて早くも使いまわしたり、反塚先生の愛の説教を無理やり使いまわしたり、脚本のギリギリっぷりがまだ3話なのにかなりヤバいことになっているような…。とりあえずAKI塚先生は服破りフェチなのはよく分かった(違)。
AKB0048 11話
帰省した故郷の星ランカスターは芸能禁止が強まりDES軍の警戒が増して殺伐としていた。ヲタ達と談笑していた研究生一行は襲撃に遭い、逃げる際に織音(仲谷明香)はかつて自分が工場で作っていたのが今戦っている戦闘機と知りショック。さらに父親が捕まったと聞いた凪沙(岩田華怜)は救出を主張。前回はそんな勝手な行動はさせられないみたいな流れだったような気がするんだけど何故か全員超乗り気でヲタ達と一緒に監獄へ潜入。研究生の中でも途中から出てきた脇役が1人負傷する中で、父親の元に辿りついたものの、父はここで助けてもらうわけにはいかない、自分で何とかすると救出を拒否。自分のせいで何もかもダメになったと落ち込む凪沙は声が出なくなり、センター曲「渚のチェリー」も降ろされ、メンバーが自分の分まで覚える羽目になったのでますますショックを受けて引退を考え始めてしまう。智恵理(渡辺麻友)は辞めるなら自分の後ろで「渚のチェリー」を踊ってからにしてくれと厳しい言葉しかくれないし、友歌(佐藤亜美菜)は好きだった同級生男子と何だか切ない感じになってて励ましに来るどころじゃないし、何も解決しないままライブが始まってしまう。
いつもみたいにCD音源ではなく、「大声ダイヤモンド」を実際にこのメンバーで歌ったボーカル音源を使用していたっぽかったが、さほど派手な戦闘が繰り広げられた様子もないのに母船に襲撃を受けたツバサはあっさり撤退を指示。わずか1曲で逃走することになり、お互い好きだったけどそれぞれの居間を頑張ろう的に同級生男子と心通じ合っていた友歌は涙全開、凪沙も何も解決しないまま次回へ続く。
一方で5代目高橋みなみはまだ傷が癒えてないらしく、今回のライブで引退して彼方(石田晴香)に後を託すと宣言…していたがライブがあっさり途中終了しちゃったんだけど…。
一応1番最初に出てきた主役格がそれぞれ思い悩んでいて解決しないまま終わったのでこれの解決が最後へ向けての展開なんだろうけど、どうもここのところ1回ごとに話が繋がっていない感じがするのは気のせいだろうか。何故かあれ前回どんな流れだったっけ?的な、話が続いているにも関わらず前回とつながっていないような何とも言えないこの感覚。これはなんだろうか。
7月15日(日)
MONKEY MAJIK JAPAN TOUR 2012
7月14日中野サンプラザ公演に行ってきた。まだこの後、新潟、秋田と地元仙台が残っているようだ。メンバーとしては仙台が拠点で地元なので、東京は暑いし住めない(笑)なんていうMCも。同感。さいたまもかなり蒸し暑かったが、都内の蒸し暑さは我慢できないレベルだった。
MONKEY MAJIKは2010年のベスト盤がオリジナルより大幅に売れない大不振となり近年は低迷。シングルは既に50位以下になってもおかしくないくらいに低迷しているが(シングルに限ってはDEEN以下)、オリジナルアルバムは4ケタながらもまだ連続トップ10入りを守っている。そんな中でツアー自体は2010年以来。もしかして埋まらないんじゃないかと思っていたが会場の外にはチケット譲って隊、入ってみれば後ろまでぎっしり満席。まだまだ集客力は抜群のようだ。どういうわけか会場のすぐ外では「中野チャンプルー祭り」という謎のお祭りが開催されており、「カンプァァァァイ!イェェェェェイ!」とか盛り上がっている。なんなんだこれは。何で沖縄そばとか沖縄に乗っかってるんだ。中野ならではの何かは無いのかよ。と思いながら入場。
何ともスムーズに予定通り、30分で入場が完了。何故かホラーみたいなBGMがかかっているのが気になったが、時間通りに開演。以下ネタバレなので見ないように。
1.Black Hole
2.Around The world
3.UFO
4.ホワイトノイズ
5.Wonderland
6.RAIN
7.HERO
8.5.30
9.fly
10.フタリ
11.虹色の魚
12.goin'places
13.Bicycle
14.Change
15.空はまるで
16.魔法の言葉
17.ただ、ありがとう
18.Headlightアンコール
19.HALO
20.MONSTER
21.Together
22.足跡
最新アルバム中心だったが全曲はやらず、過去のヒット曲や代表曲も織り交ぜていた。聞きたかった「SAKURA」と「FOREVER」が無かったのだけが残念だったが、「fly」や「フタリ」、「Together」「虹色の魚」など少し前の曲なのであきらめていた曲がちゃんと聞けたのは良かった。俺は何故か海外のバンドのでボーカルが2人以上いる場合、ボーカルの区別がつかないという謎の特性があり、ビートルズやオアシスもボーカルの区別がつかない(映像をほとんど見てなかったせいだと思われ、オアシスはだいぶ分かるようになってきている)。MONKEY MAJIKに関しては動いているところを先日のアルバムの特典ライブDVDでしか見た事が無く、CDで聞いている限りはどっちがどっちだか全く分かっていなかったので、この曲はBlaiseメインだったのかとかMaynardメインだったのかとかようやく分かって色々とすっきりした。
MCはあまり長くなかったが長い日本生活でカナダ人のBlaise/Maynard共に日本語は既にペラペラ。確か他にも兄弟がたくさんいるらしいがそのうちの1人が本日のライブを見に来ていて久々に会ったとか話していた。日本人の2人はコーラスもしていないので喋る機会が無かったが、終盤マイクを持ってベースのDICKがロングトーク。taxは今日から連続でイベント出演等でライブが続くが体力は大丈夫かという話になった際にtaxが心配だと話を振るとわざわざ照明を使ってまるで教祖様のように光り輝いて(パァァァァの効果音付)大丈夫な事を示すという強烈なギャグを見せるも喋る事は無かったが、最後の最後の去り際に感謝の言葉だけ告げていた。ボーカル2人が先に去ってしまい、日本人2人が前に出てきてボーカル2人が残していったピックを全部投げたり、ボーカル2人のマイクを使って「ありがと〜」とか喋るのはDVDでもそうだったので定番なのだろう。
構成はメンバー4人にキーボードとパーカッションを加えた6人編成。ボーカル&ギターの2人は曲によって2人ともアコギ、2人ともエレキ、片方エレキの片方アコギなど持ち替えていたが、楽器を持たないというパターンは無し。音量のバランスもちょうど良かった。基本的には派手ではないバンドサウンドの曲は多いが、盛り上げ系のナンバーではかなりロック色が強まってガンガンした曲もある。どの曲もCD以上の迫力があって、良かった。特におとなしい曲に関してはCDだとほとんど打ち込みに聞こえるような曲も少なくないのでそういう曲がしっかり「バンド」っぽく聞けただけで満足。気になったのはBlaiseが少し不調だったところで「fly」なんかサビがほとんど裏声になっていたような…。
さらにドラマーtaxの抑えたドラムプレイがまたいい。派手に叩きすぎず、抑えるところではしっかり抑え、派手な曲ではバンバンと叩く。是非とも彼のようなドラマーにDEENの「夢であるように」を叩いてほしいと切に願う。
正直なところ、シングル以外はそこまでちゃんと1曲1曲印象に残っておらず、全体通していいなぁという程度だった。なので聞けば聞いたことある曲ばかりで、知らない曲は無かった。それだけにとどまらず思いのほか口ずさめる曲が多く、隣の席の人なんかもかなり終始合唱していたみたいだったけど、もしかしたら今まで参加したライブで1番俺も歌っていたかもしれない。それくらい馴染みやすい曲が多いんだなと改めて思った。また機会があれば行ってみたい。
7月10日(火)
ここ最近の2012夏ドラ Vol.1
GTO 1話
98年に反町隆史主演で超ヒットした作品のリメイク。それも全く同じ「フジテレビ夏の火曜22時枠」という徹底っぷり。98年版では省略されていたキャストを原作準拠で設定。鬼塚がかつて相方の弾間龍二と2人で鬼爆として広く知られた不良だったという設定や、同じく不良仲間の警官の冴島俊行は98年版では、警官の冴島龍二として合体させられていたが(クールキャラとして知られる前の藤木直人がはじけ気味に演じていた)、今回はほぼそのまま原作通りに。ただ弾間は城田優が演じることで原作より怖いキャラに、冴島は逆に山本裕典が演じることで原作より軟派な後輩キャラになっていた。今回は鬼塚(AKIRA)は教師を目指しておらず、植木職人をやっている設定で学校に植木の仕事で来る形で話がスタート。学校ではのぼる(中川大志)が杏子(新川優愛)たち3人にイジメられていた。自殺しようと屋上に上ったのぼるだが木を切っていた鬼塚に声をかけられて逃亡。原作・98年版にあった屋上フライング&キャッチはさすがに無理があるということなのか無しに。
売店に向かった鬼塚は売店のおばちゃん(黒木瞳)と会話しているところに学校を退学になった生徒が急襲。止めようとした鬼塚だが教頭の内山田(田山涼成)が生徒をクズ呼ばわりしまくるため、ブチ切れて内山田にジャーマンスープレックスという下りは完全に原作準拠。台詞もほとんど一緒だった。
鬼塚を追いかけてきたのぼるはいじめについて相談。鬼塚はカラオケBOXにいた杏子たちを縛り付けて写真を撮影し脅迫するくだりも原作そのまま。しかしのぼるが杏子と幼馴染で、中学までは仲良かったけど家が金持ちになって家庭不和が生じた杏子が次第にスレていき、不良に絡まれた杏子をのぼるが怖くて見捨てたのをきっかけにイジめるようになったというオリジナル展開に。
杏子の設定には原作の教育実習時代の生徒のななこの設定を流用(漫画では実習時代なので1回きりだったが、98年版では希良梨が演じて2-4の生徒としてレギュラー出演)。仕返しに誘惑して写真を撮らせて不良に襲わせるけど返り討ちという下りもほぼ原作通り。ただ希良梨が下まで脱いで全身下着姿で頑張ったのに対して、今回は上だけ。新川優愛の事務所NGというよりもやはり規制が厳しくなった時代ゆえなのだろうか。
しかし、返り討ちにあって終わるのではなく、彼らはヤクザだった。杏子を拉致して助けに来たのぼるをボコボコにしたところで鬼塚が登場して全員蹴散らすオリジナル展開に。そもそも鬼塚をハメるために用意した人材だったのでせいぜいチンピラ程度かと思ったが、杏子はどこでヤクザを用意したのだろうか。雑だなぁ…。
助け出した後は完全に「ななこ」エピソード。両親の不和や壁が冷たいという話はまるで原作を再読しているようで、壁を破壊するまでの下りも98年版以上に原作の再現。違いはのぼるが来ているところと、最も肝心な両親が無くなった壁を通して見つめ合うシーンが無いという何のために壁をこわしたのか意味不明になってしまう演出くらいだった。こうして杏子の家庭不和は解消、のぼるとも友人関係を回復。
だがまだ鬼塚が教師になっていない。最後の最後になって理事長だった黒木瞳が鬼塚を探してやってきて原作と同じセリフでこの学園を変えてくれと教師としての採用を決定。「学生時代に教職免許を取っていたんでしょう?」という台詞は無理やり説明用に加えた感じだった。教師志望の設定は残しておいた方が良かったんじゃ…。
こうして教師になった鬼塚。ナメられれないように派手な態度で黒板にどでかく「GTO」と書いて挨拶するが生徒たちは見た目普通だった。早くも雅( 川口春奈)が担任つぶしを画策し、のぼるや杏子に手を出さないようにプレッシャーをかける中で次回へ続く。主題歌はバックで小さくかかっていた!
原作者が「構成協力」としても関与しているだけあってかなり原作そのままの台詞の掛け合いが多かった。ここまで書いた以外でも内山田が鬼塚の担当が2-4と聞いて高笑いするところや、2-4の担当と聞いての教師勢の反応、保険の先生が薬を渡すところ等々。そこに細かな設定変更を加えつつといった感じ。98年版がかなり大幅に原作を変えたオリジナルの「GTO」だったので、原作準拠な「GTO」としてこれはこれでありだと思う。杏子役の子があちこち棒読みだったのは気になったけど…。
全く期待していなかったが、この「GTO」、思っていたよりはよさそうである。98年版の印象が強い人はやはりこれは違うと思うのは確実だし、壁破壊のシーンはコピーにしか見えなかったと思うけど、原作を読んでいる人であれば98年版よりも原作準拠なシーンがあちこちに出現するという点で価値を見出せるんじゃないだろうか。2つのエピソードを合体させて解決させてしまったので唐突過ぎる感もあったし、勢いという面では到底及ばない感じはあるけど、98年中学2年だった俺ももうとっくに学生じゃないし、当時の鬼塚の年齢も越えてしまった。遠い目で見ようと思う。
しかし不登校の生徒として次回出てくるらしき「葛城美姫」って、これは少し前に1部と2部の間の物語として原作が復活した際の登場人物じゃないか。そんなところまで2-4に組み込むとは…。
東野圭吾ミステリーズ 1話 さよならコーチ
1話ごとに異なる役者・ストーリーで東野原作の短編を送るという独立型連ドラで、レギュラーは全体のナビゲーターを中井貴一がやっているのみ。東野作品自体は特別ファンではないし、連続性も無いので好きな役者の時だけ見ればいいかなと思ったらいきなり田中麗奈なので見ない理由が無い。アーチェリー選手の田中麗奈はオリンピックにギリギリで行けず、「さよならコーチ」とコーチだった唐沢寿明にビデオメッセージを残して自殺してしまう。唐沢の様子にほのかに不信感を感じた刑事が調べていくと新たな真相が判明する。
唐沢には身重な妻がいたものの、明らかに田中麗奈と唐沢寿明は一線を越えているなとは思われたが、真相はけっこうひねりが効いていた。田中麗奈はアーチェリー一直線の人生だったので、それまで恋人もいたことが無く、アーチェリーに敗れたことで精神のバランスが崩壊。1年前に自殺を図ったという。阻止した唐沢に告白し、そのまま男女の関係になってしまった。唐沢としてはほとんどなし崩し的だったが、田中麗奈の調子も上向いて精神状態も安定したので関係は続いていたが、結局オリンピックを決める試合では失敗。アーチェリーを引退することにした田中麗奈だが既に唐沢なしで生きられない状態になり、自宅にずぶぬれで押しかけて妻を殺そうとしたり(妻は気付かない鈍感っぷり)、既に自制が効かない状態になっていて危険を感じた唐沢は田中麗奈の処分を検討。
1年前の遺書テープと同じ格好になるように髪まで切ってもらって誘導して当時と同じ手口で殺害したというものだった。警察が気付いたのはビデオでは田中麗奈の手にテーピングが巻いてあったが、死体には無かったためだった。
しかし唐沢は納得がいかない。そんな見落としはするはずがなく、何度も確認したはずだと証拠テープをもう1度見た唐沢はある事実に気づく。殺す前にも田中麗奈は「さよならコーチ」と言っていた。田中麗奈は唐沢への思いが届かないことを知り、さらに自分を始末しようとしている事に気づいて罠を張って殺させたのだった。現場に残されたビデオテープは指のテーピング以外を完全トレースして撮り直したものだった。罠にかかっていたのは自分の方だったと悟る唐沢が連行されていき終了。
というわけでかなりひねりが効いていて印象深い話だった。自殺テープの田中麗奈は32歳になってさすがに若さが失われるどころか最近の福田麻由子そっくりなのも驚いたが、死ぬ役自体今まで見た役では無かった気がするし、サイコさん状態の狂愛っぷりにしてもここに来て新境地を見た気がする。
スプラウト 1話
バカレアの後番組で、Hey! Say!JUMP知念侑李主演の青春ドラマ。主役は知念侑李の扱いだが、ヒロインの実紅(森川葵)が実質主人公で彼女の視点で物語がスタート。高校入学式の日に気分が悪くなって外でぐったりしていた実紅だったが、謎の男子生徒に保健室に連れて行ってもらう。意識が朦朧としていたので後姿ぼんやりと手を引かれた時の手の感触しか覚えていなかったが、「運命の人」と信じていた。
そんなある日、父(堀部圭亮)が会社を早期退職して下宿屋を始めてしまう。そこに現れたのが同じ高校の同級生で学年1番人気と噂されるも面識のなかった草平(知念侑李)だった。さらに大学生の男女2人も加わるが、自分の生活リズムを崩される実紅は不満が募っていき、下宿人3人それぞれがマイコップ無断使用、マイアイス無断食用、マイグランドマザー形見風鈴破壊でトドメに。
ちょっと待て、コップとアイスは分かるが何をどうしたら風鈴破壊になるんだ?ここだけ地味に悪質じゃないかこれ?触ったら落としたとか言ってたけど。
実家まで往復2時間とされる距離を自転車で行ってきて実家の風鈴を持ってきた草平の姿に心打たれてようやく心を許した実紅。握った手は「運命の人」の手だった。人生バラ色とばかりに上機嫌になった実紅だったが、翌日尋ねてきた同級生女子のみゆき(小島藤子)はなんと草平の彼女だった…。
というわけで夏のさわやか青春ドラマといった様子だが、女子視点だったり、草平が嫌味完全なしの超サイヤさわやか好青年だったりと、どうにもこうにも少女漫画っぽい世界観である。少女漫画読んだことないけど。実際原作が少女漫画らしいので納得といった感じ。
メグたんって魔法つかえるの? 1話
AKB48小嶋陽菜主演の15分のショートドラマ。ドラマというか半分コント。いきなりアニメーションでスタート。劣等生の魔女めぐみ(小嶋陽菜)が魔王に人間界でアパートの管理人兼世話係として勤めを果たしたら魔界に戻ってもいいが、正体がバレたら戻れないと言われて奮闘する話。初回では料理を作るが失敗。料理を作るシーンだけ完全にドキュメントになっていた。魔法でおいしい料理に変えるが思いっきり魔法だったので正体がバレてしまい、記憶を消す方法「パンツを見せる」を実行し、鼻血ブーさせて記憶を飛ばすことに成功する。ストーリー無かった。
…見なかった事にしよう…。
脚本の福田雄一は勇者ヨシヒコやスフィアクラブを手がけていた人物で、この2作が個人的にはツボにはまって面白かった。だが続く指原主演の「ミューズの鏡」は1話即切り、今回のドラマも全く同じようなテイストで唖然とするばかりだった。あの2つだけが奇跡の当たりだったのだろうか。これにてさようなら。
リッチマン、プアウーマン 1話
若くして会社を超一流企業に成長させた日向(小栗旬)と東大理学部なのに無い内定で絶望全開の千尋(石原さとみ)のラブストーリー?なのだろうか。日向は母親と生き別れたらしく、「澤木千尋」という母の名前を探し続けていた。そんな中で、日向の会社の面接に来た千尋だったが、日向に内定の数を問われゼロだと答えると、無い内定は全員帰れと言われた挙句に、現代社会の犠牲者だなどと持論をぶつけられてしまう。キレた千尋は反発し、会社について調べたという事項を並べたて記憶力を存分にアピール。庶民目線(今回の場合内定が出ない学生)だったのにいきなり特殊能力持ちだった事が判明し、その能力がきっかけで認められるという冷めまくりな展開は1話ラストでいきなりウイルス駆除して会社を救った草g(「恋におちたら」)を髣髴とさせる展開である。
その記憶力を買われた千尋は日向に呼び出され、戸籍をインターネット上で管理するシステムを作る計画のために政府の人間と話すから資料を覚えて開発者のフリをして取り入れという指令を受ける。一方の日向は人の顔と名前を記憶できない病気らしく、以前会ったらしい政府の人間を覚えてなくて窮地に立つが千尋が咄嗟の機転で情報を与えてセーフ。だが調子に乗った千尋はうっかり余計な事を口走ってしまい、相手の心証を悪くしてしまう。激怒する日向。泣き崩れる千尋だったが日向の相棒の朝比奈(井浦新)がフォロー。ツンデレな日向は戻ってきて誉めてあげようとしていたが、朝比奈が連れて行ってしまったので不機嫌そうに去っていくという物語中盤でありそうな行動に。
一方の朝比奈は普通に千尋の功績をほめていたが、1つの調査書を取り出して「澤木千尋」は偽名だなと迫る。澤木千尋を名乗ったのは日向に近づくためなのか、一体何なんだと迫る朝比奈。大学でもこの名前で通っていたのでずっと以前から嘘をついていたことになるようだが謎を残したまま次回へ続く。
バブル全開な日向の会社の存在感をバリバリに描きまくり、日向の変人っぷりカリスマっぷりを存分に見せつけながら進行。「恋におちたら」の時は当時のライブドアを参考にしたような感じだったが、今回は携帯ゲームでのし上がったことになっており、GREEとかモバゲーを参考にしたようだ。ただ明らかにリッチマンっぷりが「恋におちたら」の比じゃないくらいにオーバーヒート。いつかのキムタク社長すら質素に見えてくるほどだったが、リッチマンとプアウーマンを対比させるためとはいえさすがにこれは冷める。無い内定っぷりも完全テンプレートな上に、ある程度視聴者が同情に入ったところで驚異的記憶力で認められるという才能ありましたオチ。実直さだけで心の無い金持ちの心を動かすという王道展開の方がまだドラマらしい夢があったんじゃないだろうか。
そんなこんなで全く入り込めない展開なので1話で切ろうと思っていたのだが最後の最後で偽名が発覚してしまったので、続きが気になってしまった。もう少し様子を見るか。
AKB0048 10話
凪沙(岩田華怜)、織音(仲谷明香)、友歌(佐藤亜美菜)の星での0048ライブが決定。研究生お披露目公演がここに決定し、研究生用に新曲が書き下ろされたという。妙に新曲が重宝されてるから何かと思ったら、もうずっと既存曲だけで何年もやっていて新曲が用意されていなかったらしい。9代目大島優子がそんな貴重な新曲が研究生行きになるのが納得がいかない様子。数ヵ月ぶりに帰星した凪沙たちだったが、芸能禁止が過激化しており、凪沙の父親も投獄され、通っていた学校も廃校、現在はヲタ達が占拠して芸能禁止派と戦っており、殺伐としていた。ヲタたちに状況を聞いていた研究生だったがそこにDES軍が襲来。逃走する織音の前に巨大な敵が立ちはだかり次回へ続く。いや本当にどこに着地するんだろうか。さっぱり分からない。
7月1日(日)-2
ここ最近の2012春ドラ FINAL
クローバー 最終話
ユイ(有村架純)を助けるために犠牲になったトモキ(三浦貴大)は病院送りどころか、意識が戻る確率3割、手術が必要、手術中に心停止というフルコースで窮地に陥る。キレたハヤト(賀来賢人)は単身六鬼會関係者を20人ほど瞬殺し、ついにトップ2人の元へ辿りつく。部下を蹴散らすハヤトだったが、トップ2人のうち特に狂犬タイプの坊主頭が2階から突き落とすという殺人行為に及び、下が段ボール群だったので助かったものの一時気絶。
復活し超サイヤ化したハヤトはさらに襲い掛かる部下推定30人前後をほぼ一撃ずつで蹴散らし、ついに残りはトップ2人だけに。ケンジ(鈴之助)が駆けつけてもう1人のホスト風の相手をすることに。1度倒すも泣き寝入りに油断してやられそうになるが、駆け付けた赤井(青柳翔)の一撃で勝利。
ハヤトも坊主頭と激闘を繰り広げて撃破。さらに襲い掛かってきたが、ケンジと連携したアッパーが炸裂し、勝利。無事にトモキが退院してワイワイやっているところで終了…かと思いきや赤井の前に謎の不良集団が登場し、緊迫したまま投げっぱなしで終了。
最終展開が残酷なだけで非常に嫌な展開になってしまい残念だった。完全に殺人行為だったし、前々回ビルから落とされて重体に陥った魚屋さんやボコボコにされたトモキの母、そもそものきっかけになったケンジの中学時代の友人とかも放置したまま。六鬼會を抜けるためにケンジに身代わりになってもらった形だったはずだが、その後一切出てきなかったような…。このように原作には無かったらしい犯罪行為のオンパレードで犠牲者を出しまくってしまい、六鬼會を完全に悪徳な犯罪集団として描きすぎてしまったので回収しきれてない。いくら倒したところでこれでは爽快感も薄い。ラストカットのトモキだって生還したとはいえ、松葉杖で片手吊りっぱなしと実に痛々しい始末。結局この世界に警察はいないということで六鬼會が逮捕されるような描写も無かった。この最終エピソード以外はけっこういいドラマだっただけに惜しい。
未来日記-ANOTHER:WORLD- 最終話
デウス(内田有紀)にそそのかされた類(本郷奏多)により気絶させられた新太(岡田将生)と由乃(剛力彩芽)。由乃は他のメンバーがいる部屋へ移動させられ、新太はデウスと類がいる別の場所へ。自らがプログラムだと言われた類はそそのかされて新太を撃とうとしたが、新太の熱い友情トークで撃てず、そのままデウスに消されてしまう。早…。新太に仮想空間オリンピアを完成させるラストピースになってもらうのをあきらめたデウスは他のメンバーを選ぼうと殺し合いを持ちかけるが、由乃の熱い説得トークで失敗。今までDEAD ENDになったらみんなその前に殺し合ったり自滅したりしていたので確認できなかったが、実はカウントダウンが終了しても何も起きない(日記を破壊しない限り干渉できない?)事が最後に判明してしまった。
一計を案じた新太は自らラストピースになると志願。何でも願いが叶う唯一の未来日記を獲得し、全員が現実世界に帰れるという願いを打ち込む。ていうかラストピースになるっていうのは生贄になって文字通り世界に組み込まれて本人の意志は消滅するのかと思ったら、そんなデメリットは無かったという。前回まで新太が頑なにラストピース化を拒否していたのは何だったんだ…。
てっきりこの展開でクライマックスにするのかと思ったが、新太と由乃以外があっさり現実世界に御退場なさる中で2人だけは現実世界において非常に容体が悪いので戻る体力が無いとかいう理由で取り残されてしまう。
元々人間を救うために開発された人工知能だったので人類愛を語るデウスだったが、新太は苦しい事があってこそ人生で誰もが幸せになれる世界なんて不要だとバッサリ言われてしまう。デウスは「僕はいらない存在なんだ」と絶望して新太が持っていた解除コードを自ら被ってあっさり自滅。さすがにちょっとかわいそうすぎないか、新太ももう少し最後にフォローしてあげてもよかったんじゃないだろうか。
九郎(光石研)がこっそり開発していた元の世界に戻れるプログラム(もうそれっぽいプログラムに見せかけるのも面倒だったのか形式がhtmlという高等なギャグ)は未来日記を切符代わりに戻れるというものだったが、この時点で他の日記が消滅して新太の何でもかなう未来日記1台しかないので1人しか戻れないという。ていうか容体が悪くて戻れない設定はどうなったんだよ!
視聴者の推定9割以上が「何でも叶う未来日記で日記もう1台用意すればいいじゃん」とツッコミを入れまくっている中で、由乃だけ行かせる。現実世界へワープする空間の由乃と残った新太が手を合わせた時の境界線のCGがズレまくりでお互い境界線をはみ出まくっていたのが地味に笑えた。新太はこうして仮想空間に残り自ら犠牲になり、一連の仮想空間騒動と東京のサイバーテロは終着。
他のメンバーは由乃含めて誰もお互いの事を覚えていないらしい。火事の記憶も無いということになるが、そもそも由乃が新太と付き合っていた事すら忘れているなど、記憶消滅の範囲が超適当になっている。萩戸(岡田義徳)は関わっていた女性の事を普通に覚えてて会話していたのに、由乃と新太が付き合っていた長い期間はごっそり抜けているってどうなっているのか。九郎がまた何か細工したのか…。
そしてそれぞれが幸せを見つけていた…と思いきや木部(佐野史郎)だけはサイバーテロの責任は全部我が社にありました!と謝罪会見。実際木部は火事に巻き込まれて意識不明だっただけで部下の九郎たちが事態を引き起こしたというのにマジで社長の鑑だよ…。
何故か消えたはずの類が寝ている春奈(福田麻由子)や植物状態の新太の前に出現。その御力で新太は目覚めたらしく、ラストシーンは知らない状態で新太と由乃がすれ違って何かに気付いた新太が駆け寄るというイメージシーン的なカットだった。
最後は期待外れというか、記憶が無くなった設定が曖昧すぎるし、助かる方法が二転三転しすぎて話がまとまっていなかった。九郎がどうして部下の女性に脱出方法を説明していなかったのかとか、新太と由乃は現実世界に戻れないとか戻れるとか戻っても目覚めないとか体力が限界だから無理とか言ってる事がその場でコロコロ変わるので行き当たりばったり。いくらANOTHER WORLDという別のストーリーとはいえ「未来日記」が原作というレベルの話でもなくなっていた。未来を予知できる日記という特性を生かした展開は全くなく、都合のいいところで死亡宣告だけが表示される単なる疑心暗鬼誘発ツールとしてしか使われていない始末。それでも別ドラマとして盛り上がりかけてはいたんだけど、謎を振りまいた後の説明に時間を費やし過ぎて締めがグッダグダになってしまった印象。
私立バカレア高校 最終話
西園寺(渡辺大)の意図に反して文恵 (島崎遥香)は男子勢は嫌いだが、彼らの学校を愛す思いは本物だとして廃校反対の意思を表明。生徒全員がコロッと賛同し、見に来ていた真奈(永尾まりや)も背後で賛同。慌てる西園寺だが特に失脚することも無く、ついに出現した理事長(上川隆也)が廃校撤回を表明して一件落着。その頃達也(森本慎太郎)たちは金で雇われた不良集団と分散して対決。めんどいことに元々学校にいた連中も強い方につくということで寝返っていたのでこいつらも一掃しながらの乱戦に。どういうわけかライバル校の生徒までもが「ここは俺たちのシマだ」「こいつらを倒すのは俺たちだ」とベジータ様みたいな事を言い出して協力参戦。さらに今までジャニーズ勢主要キャストの中でもお前らいたっけ?レベルの生徒2人まで主要戦闘員として幹部クラスと戦闘し始める始末(ラストへのフラグ)。
達也は一方的にボコボコにされていたが、何度倒しても立ち上がるナッパっぷりを見せ、「お前学校は好きか?」とフラフラヘラヘラしながら迫っていくという山王戦の三井のような不気味さで粘る。たじろぐ相手。最後は急に一護の霊圧が上昇してビックリしている間に瞬殺された恋次の如く、達也がパンチを素手で受け止めたと思ったら強烈な攻撃を撃ち放って沈めた。
こうして学校の危機を救い、以前よりも男子と女子が仲良くなった日常が始まるが、先ほど急にピックアップされた生徒2人が、女子と仲良くしている達也たちが軟弱になったとして反旗を翻し、集団を率いて宣戦布告。この学校のモブ生徒はどいつもこいつもコロコロ寝返るな…。上等だ!とばかりに戦闘が始まったところで終了。映画へ続く。
最終回にして主要4人の恋の行方が放置されてしまったので、これは映画でやる模様。映画はさらにジャニーズ勢、AKB勢を追加して追加された2組との対立をやるようだが…。そんなにネタが残っているドラマじゃなかったような…。
なおAKB48北原里英は1カット出演が2回くらいあった程度でずっと出番が無く、最終回で久々にクレジットされていたと思ったら写真出演のみ。付き合っていた設定のジャニーズ生徒がフラれたと事後報告しているシーンで使われたのみだった。
ジャニーズ勢は主要2人じゃなくて5,6番手くらいまではキャラが立っていたけど、AKB勢は本当に島崎遥香と大場美奈にしかろくに台詞が無いままで終わってしまった。もう少し何とかならなかったのか。
夏色キセキ 最終話
夏休みが延長すればいいのになぁ…と言っていたらオーディションの日がエンドレスループを始めてしまった。とりあえず2回連続で優香(戸松遥)がオーディションを失敗してからは方針転換して、遊びたい放題の日々を過ごすことになった。ダイジェスト的にやっていたが、これ一体何日分遊び呆けたのだろうか。2週間分くらいはあった気がするが…。凛子(豊崎愛生)によれば4人が東京で立ち寄った神社が凜子の家と同じ系列なのでそこにあった石も御石様の親戚なんだという。さらに凜子の母が出かけるときにかける台詞が何故か毎回違っており、ついには「いつ帰ってくるの?」という謎の言葉まで。結局母親がどこまで状況を把握しているのか不明だったが、満足すれば終わるということでオーディションも失敗なしでクリアするがやっぱりループ。
凜子は御石様のキセキとお別れしなければならないんだ!と突然解決方法を語りだし、御石様の前で御祈願。こうして御石様のキセキと決別した4人。ただこれ、繰り返しの日の夜ではなく、始まりの明け方だったのでここからもう1回改めてオーディションの日を過ごして無事に翌日を迎えることができた。キセキはもうないけど最後に4人が願ったのはずっと友達でいること!ということで終了。
これといった感動も無く、さっぱりと終わってしまったような印象。御石様のキセキとお別れするという発想があまりに唐突過ぎたのもあるけど(一応凜子が何かの文献を読んでいたようなカットはあった)、以前も凜子が突然御石様の効果説明を語りだす場面が何度もあった。これなら凜子の母親がもっと直接的に御石様について説明してしまった方が説得力があったような…。
その御石様も1話のI can fly以外は直接願った事ではないような斜め上にズレた効果を勝手に発動してばかりいたので、「キセキとお別れする寂しさ」を4人が感じているほどに見ている方としては感じられなかったのが少し残念だった。4人がワイワイやっているだけでも面白かったので、全体の印象はそれなりにいいんだけど。
AKB0048 9話
前回の宇宙戦争であきらめたのかと思いきや、警戒が厳しい中でなんとかゲリラライブを行う方法を考える支配人。その星は極寒の地で、研究生は呑気に雪を見るために遊びに外へ出ていく。人里離れたところで雪だるまでも作って遊んで帰ってくるかと思いきや、街までノコノコ出ていき、ファンの子供たちの前で歌って踊りだす始末。しかしそこにヒントを得た支配人は一気にゲリラライブを行うのではなく、同時多発ライブを行ってDES軍をかく乱すればいいと方向を決定。研究生があちこちでライブを行って引きつけている間に本隊のライブが開始。引きつけているというわりにおまわりさんレベルのおっさん数名しか出てこなかった上に、ライブを襲撃してきたDES軍もヲタ1人のミサイリウム一撃で粉砕されていなくなってしまうような雑魚のみ。挙句の果てにはアンコールまで余裕でやれてしまう始末。本当に厳重警戒だったのだろうか…。
だが今回の話は厳重警戒をいかに突破するかではなく、引き続きたかみな継承問題である。前回負傷した5代目たかみなの代わりに彼方(石田晴香)が出ることになっていたが開演直前で渡すかとばかりに5代目たかみなが強引に出陣。さすがにショックな彼方だったが、それでも頑張る5代目に感激し、アンコール前についに力尽きた5代目にあくまで尊敬の念を述べるなど徹底的にいい子。5代目たかみなはついに彼方こそがたかなみにふさわしいのだと完全に悟ってしまう。
一方で研究生の方でも子供の頃0048のライブを見た主演陣の4人が、4人だけでライブを行うことが出来て感動していた。こちらも当初の目的の1つに少し近づいたのでそろそろ最後に向けて話が動くのだろうか。
7月1日(日)
勝手に2012上半期ランキング
気がついたら上半期が終わるので慌てて上半期勝手にランキングを実施。今回募集しているのはアーティスト総合のみなんだけど、ここではいつも通り個別でやることにす…って去年の振り返ったらシングルトップ10を7月20日になってからやるだけっていう手抜きっぷりだったんだけど…。
なお6月30日付だとすぐに過去日記になってしまうので1日前倒しした。
シングル編
1位 ホタル/藍坊主
2位 Sinfonia! Sinfonia!/竹達彩奈
3位 KIBOU/TOKIO
4位 初恋サイダー/Buono!
5位 GIVE ME FIVE!/AKB48
6位 Non stop road/スフィア
7位 HARUKAZE/SCANDAL
8位 アイシテラブル!/SKE48
9位 Rock you!/東京女子流
10位 生きてる生きてく/福山雅治次点候補:グッドラック/BUMP OF CHICKEN、今日になるから/熊木杏里、HERO/MONKEY MAJIK、ナイショの話/ClariS、2012spark/ポルノグラフィティ、羽田空港の奇跡/TOKIO、ぐるぐるカーテン/乃木坂46、ココロスカイ/寿美菜子、さかさまの空/SMAP、明日への帰り道/スフィア、恋する心達のために/槇原敬之、おいでシャンプー/乃木坂46、ナギイチ/NMB48、大切な言葉/東京女子流、少年よ 嘘をつけ!/渡り廊下走り隊7、SHINE/家入レオ、Bible/GLAY
とりあえずシングル限定で。わりとシングル中心に聞いて各アルバム曲を網羅する程に聞きこんでいないので、アルバム曲を対象に入れても特に上がってくるのは藍坊主と熊木杏里くらいになりそうである。
現時点での気分だとこんな感じ。1位と2位はこの位置完全固定だけど後はランダムで入れ替わる感じだろうか。熱心な読者さんはあれが無ぇぞ?とお思いなことだろう。当時5点つけて絶賛してた「つけまつける」である。次点候補にも入っていない。どうやら台風のようなものだったようだ。現時点で全くリピートしていない。もちろん続くシングルに関してもアルバム待ちにしたわけではなく、全く引っかかることなく過ぎ去っていったという感じである。
もう少し詳しく書くとPerfumeも同様でその時はいいと思うんだけど持続しない。その理由は中田ヤスタカのサウンドが音量目いっぱいでキツキツしていて疲れてしまうからである。俺が聞いたことのあるヤスタカサウンドはPerfumeと「つけまつける」だけだったが、ごっちゃまぜシングルCD-Rで聞いている時はこの時だけ音量を下げないとバランスも合わない。そのままで行くと音がでかすぎるのである。なのでトランス状態が持続せずに離脱してしまう。「つけまつける」はその中では奇跡的に少しだけ長く続いたというだけだったのだろう。
アルバム編
1位 ノクティルカ/藍坊主
2位 光の通り道/熊木杏里
3位 BEST HIT AKG/ASIAN KUNG-FU GENERATION
4位 Limited addiction/東京女子流
5位 guitarium/miwaアルバムも1位2位は完全固定位置だけど後はそこまで強く印象に残っているものはない。ベスト盤の中では完全に初心者に近い形で聞いたのがアジカンとチャットモンチーの2組で、その中でもベスト盤としてのパッケージ構成の丁寧さ、他の作品を聞いてみたいと思わせる内容という点でアジカンは物凄く優れていると思った。ミスチルに関してはずっと聞いてきているのでこういった判断はできない。
アーティスト総合編
1位 藍坊主
2位 AKB48
3位 TOKIO
4位 熊木杏里
5位 miwa藍坊主は文句なし。去年以上に完璧にハマった。
AKB48は曲に関してはそこまででもないけど総合的に考えるとこの位置になってくる。
TOKIOはシングル1作のみなんだけどC/W含めて4曲が充実しており、シングル全体の印象としては藍坊主の「ホタル」と並んで良かった。
熊木杏里はアルバムの充実とライブも良かったので。
miwaはオールナイトニッポンでのノー天気っぽいキャラクターも良かったし、アルバムもバラエティに富んでいたし、PV集も良かったので。
近年個人的に注目していたMONKEY MAJIKや東京女子流に関しては何故か昨年以上には熱を感じなかったのでどうしてもここには入ってこなかった。女子流はもう少しハマっていくかと思ったが、昨年のクリスマスライブで俺の中で1つ区切りになってしまったのか、1歩引いた感じになったなぁ…。