11周年な日記 春の風

13年4月

4月30日(火)

4/22〜4/28分

新作がさっぱり分からなくなるのはマズイ、というチャート終了に伴う最大の問題点を解消するため、試験的に色々フォーマットを試してきたけど、最低限の流れを把握するためにサウンドスキャンを中心にして最上位だけ取り上げる、その他気まぐれで適当に取り上げる、チェック予定の新作を取り上げる、という半ば自分用のメモ書きレベルというフォーマットで大体固まった。いやぁ、すげぇ楽。これすげぇ楽。10年前に帰った感じがする。主に執筆時間が

なお「今週のチャート」終末期の1/5くらいの労力でちゃちゃっと書いているので以前ほどの正確性は皆無。以前よりもさらにシュールさが前面に出る感じになる。というか最初の頃ってもっとそんな感じだった気がする。本気でリサーチしてないので、これは間違ってるとか、他にこんな理由があるんじゃないか?という話は掲示板などで指摘してもらえるとありがたいです。

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1724.html

・1〜3位を関ジャニ∞。合計は30.3万枚。O社が29.5万枚なので、珍しくサウンドスキャンが高めに出ている。前作から10万近く増えているが、1種増えて2パターンから3パターンジャニーズ商法になったのでそのまま増えたっぽい。とはいえ通常盤は初回A,BのみのC/Wを一挙収録し、リミックスとカラオケを追加しただけなので、完全な曲違いではない。店頭抽選会があるから買いまくる理由はあるけど。

・O社では2位6.7万枚を打ち立てている三代目JSBだがサウンドスキャンではまさかの20位圏外。例によって表向きは2種しかないが、こういうことをやっていたので一般店舗でのお買い上げがほとんど無かった模様。

・ST☆RISHとかアイマスとかがけっこう凄い事に。どちらもキャラソンが大量にトップ10に入ってきていたが、今回はこれまたどちらもオールスターモノのようで、キャラソンシリーズについていけなかった人も買っているっぽい。

・サウンドスキャンはトップ20全て新曲、O社でもトップ10全部新曲ということになるけど、miwaと小田和正以外はそれを買っている人以外に知名度が全く無さそう。三代目JSBは一応紅白も出てるから知名度はあるんだろうけどサウンドスキャンに全く入らないという状態では買っている人以外に知られているとはとても…。

・誰だこれ?というアーティストは大概は@新種の女性アイドル、Aアニメ系(キャラ名義表記だと分かりやすいけど、ユニット名の場合は字面では女性アイドルと区別つかない。また声優が前面に出ていると絵ではなく実写の場合もある)、B韓国系(新種は減ってきた)、CV系、Dザイル系(from EXLE TRIBEとか書いてあれば分かりやすい)

まあこの5種のいずれかと考えれば大体当たる

・シングル買ったの今回初めてだけどLUNKHEADがタワレコ限定で1000枚以上売って63位ってけっこう行ったんじゃないかこれ。

今週、関心があったmiwaは購入済み、玉置浩二はレンタル済み。小田和正はアルバムが出たらでいいか、枚数合わせで手に取る可能性はあり。後は特に関心なし。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1725.html

・ゴールデンボンバーが1〜3位。合計9.3万枚。O社で11.4万枚。DVD付2種、初回盤Cの3種2パターン複数商法。曲違いが無いのに初回盤Cもわりと売れているのは、1曲100円計算の1600円という廉価設定なのが効いたっぽい(通常盤に切り替わると2200円)。

・若手のバンドは相変わらず一定以上伸ばせない状況でNICO Touches the Wallsは前作より下げている。

・強力新譜が無いのでとにかく低レベル。O社では6位で4ケタになり、9位と10位で6000枚台という有様。今出せばトップ20レベルの人たちもガンガントップ10入りできるよ。

・吉川友がO社で59位ってかなり低くないか。1000枚台って。

・Cjcago Poodleが73位に。自力でO社トップ100に入れるビーイングってそういえばまだいたんだった。しかも自作のピアノロックバンドが。grramに提供するよりも自分で歌った方が割がいいじゃないか。

ET-KING企画盤の軌跡

2010年3月『シングルコレクション!』(初のベスト)
2010年12月『恋愛歌集』
2011年7月『応援歌集』
2012年5月『家族歌集』
2013年4月『ブライダルコレクション!』(初の初動3ケタ)

新作のおまけで企画ベストを乱発するDEENってまだまだ高待遇だなと思った。

 

関心があるのは26位の森山直太朗。しばらく見かけないと思ったら舞台方面に進出していてその舞台で歌った曲を集めたアルバムらしいけど、人気がかなり閉じてしまった感。

 

・今週1番売れたのは関ジャニ∞ではなく、嵐のDVD。サウンドスキャンで56.9万枚(先週ランクインしていて今週だけだと51.0万)、O社で58.0万と圧倒的。ただ映像系は昔からその週に公開されたっきりで、後からデータを閲覧する術が無いので自分でデータをリアルタイムで集めていかないと過去作品の把握は不可能。


4月29日(月)

ますますワケの分からない事に…

48グループの人事異動があったらしい。

http://akb48matome.com/archives/51875359.html

・先日SKE48の人事でSからKUに移動すると発表されたばかりの北原里英が兼任解除により、SKE48離脱。なんだそれ。

・横山由依もNMB48解除。兼任していた人の中で1番目立っていて馴染んだと思ったのに。なんだそれ。

・TVやCDには全く影響が無かった気がする石田、小谷も兼任解除で元のグループへ帰った。なんだったんだ。

・JKT48、SNH48に完全移動した宮澤・鈴木・高城がAKB兼任になりAKB48へカムバック。相当な覚悟をさせて移動していったはずなのになんだそれ。

・前回の人事で完全移籍したメンバーでは渡り廊下走り隊の2人(HKT多田、JKT仲川)だけはスルーされ戻れず。何で渡り廊下走り隊の2人だけなんだ。指原は不祥事による移動なので除外。

各メンバーへの同情を誘う人事なのかなんなのか。つーか指原の支配人兼任以外はまともにメディアで扱われ無さそうなくらい、マイナー故複雑な人事のような気がする。結局CDの選抜に入ってPVやTVで前の方に映ってないといるかいないかなんて分からないしなぁ…。


4月26日(金)

S・F・O

・SecretなFirst memberによるオフ会、略してS・F・Oが開催された。これは2010年に初めてオフ会をやった時の朱雀さん、ひかりさんとカラオケに行くという最早オフ会というよりただの友人同士の集まりである。

恒例のように1時間程度トークの後にカラオケがスタート。最初に歌ったのがTOKIOの「手紙」だったので、そのまま歌える限りの2013年の曲を歌おうと思い、1人だけ2013年の曲の限界に挑戦。

手紙/TOKIO
言葉で伝えたくて/DEEN
PERFECT BLUE/Base Ball Bear
リリック(-1)/TOKIO
If(-1)/MONKEY MAJIK
島唄(20周年バージョン)/THE BOOM
Mistake!/SMAP
君の名は希望(-5)/乃木坂46

と、これにて覚えている曲の限界に到達。あとは2012年のアジカンの「それでは、また明日」とかLUNKHEADの「果てしなく白に近づきたい青」とか、MONKEY MAJIKの「SAKURA」、藍坊主の「桜の足あと」とかミスチル版の「ストレンジカメレオン」とか21世紀の曲を狙い撃ちし、90年代の曲というとゆずの「心のままに」くらいだったか。そう考えると今年は当たり年なのかもしれない。去年は夏のオフ会の時点でも今年の曲で歌えるレベルの曲は数曲とか言ってたのに。

そして居酒屋へ。安定のウーロン茶1杯のみで氷が完全に溶けきり、一時期は溶けた氷で容量が増す現象を巻き起こしながらそのまま23時30分くらいまでトークし、解散。ありがとうございました。

次は恒例の夏開催になると思う。これは告知もする予定。

 

・Kiroroがお互いの結婚妊娠で活動を休止して早8年。双方が連続して妊娠出産を繰り返すためKiroroとしてのリリースはその後シングル2枚のみ。そろそろ落ち着いてきてKiroroとしてのんびり動き出すかなと思っていたらまさかの離婚

・the brillliant greenは97年デビュー。Tommyソロは01年デビュー。現在Tommyがバンドとソロ両方を掲げて15周年記念としてリリースをしている。最初にブリグリ15周年と挙げたナタリーの記事をわざわざTwitterで違うと否定し、「川瀬智子としての音楽活動15周年」と訂正。

しかしますます意味が分からない。起点となる98年はブリグリが大ヒットし世に知られた年ではあるものの、バンドもソロも何かを開始した年じゃない。ましてや「川瀬智子としての」って何だ?

ムリヤリ「何かを始めた」ということにするなら97年のブリグリは4曲入りマキシシングルを2作、8曲全て全英語詞だったので、日本語デビューしたのは98年ということになるが「川瀬智子としての」とは何の関係も無い(さらに無理やり「作詞開始」に当てはめようとしても97年の英語詞の時点でtranslationとして川瀬はクレジットされている)。しかもわざわざブリグリ15周年を否定したという事はバンドをやる気は相変わらず全く無いということだろうし、やっている事も単にソロでシングルを出して、オリジナルアルバムを出して…という普通のリリース活動じゃないか。年数を間違えているとしか思えないんだけど。

・Mステをつけたらちょうどももクロが顔を半分隠した格好で、かなり危うい生歌を披露していた。

他のアイドルが生歌ヘロヘロ→放送事故、歌手名乗んな(口パクなら叩かれ、生歌で少しブレただけでも結局叩かれるパターン)
ももクロが生歌ヘロヘロ→生歌なももクロは他と違う、歌は心だ、顔を半分隠すなんてももクロしかできない(何が起こっても他のアイドルとは一線を画す存在として崇められる)

現状、ももクロとそれ以外に対する反応ってこういうイメージがある。あくまでイメージ。主にマイナス面が目立つものの、それこそ「ミタ」のワケの分からん大ヒットっぷりといい、プラス面が時々出るとそれが恐ろしく極端な世の中になった気がするのは気のせいか?


4月24日(水)

ここ最近の2013春ドラ Vol.3

TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 1話
20年前、父親らと悪い奴らから大金を奪う窃盗団「TAKE FIVE」として活躍していた帆村(唐沢寿明)。ある事件がきっかけで解散し、現在は大学教授として普通に暮らしていた。しかしそこにホームレスのような謎の女(倍賞美津子)が現れ、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画の写真を渡す。

そのありかが気になって東都銀行に潜入した帆村だったが、絵は無く、同業者の新美(松坂桃李)に出くわす。ピンチに陥ったところ、協力して脱走。新美は潜入した東都銀行のセキュリティを担当しているセキリュティ会社の社員だった。

東都銀行の不正により、父が自殺未遂をした火岡(入江甚儀)の祖父は「TAKE FIVE」の元メンバーだった。データを盗むためにTAKE FIVE再結成を決意した帆村。しかしどうやら帆村の父、火岡の祖父といった年配メンバーはもうこの世にもいないようで、さらにもう1人も行方不明。当時のメンバーは南(六角精)のみを呼び寄せ、さらに途中合流した新美と4人で作戦に取り掛かる。

作戦は成功したが、その頃警察では何故か地下部署に飛ばされた岩月 (稲垣吾郎)が独自に調査をしており、東都銀行のデータを狙っていた。失敗に終わったものの、去っていく4人を見つけた岩月は…。

ということで初回は4人まで、最近ドラマに出ても単独行動の多い稲垣は仲間になるらしいんだけど1話ではまだ単独行動だった。

TAKE FIVEが解散した理由が、誰かを死に追いやってしまったことだったようで、それを恨んでいるのが父を事件で亡くした刑事の笹原(松雪泰子)。帆村はそのことに気づいたようで、追ってきた笹原が閉じ込められ死にそうになったところをわざわざ危険を冒して救出していた。松雪泰子は久々に見た気がする。97年の「名探偵保健室のオバさん」の時の印象が強いけど、あの時点でかなり大人っぽかったのにすっかり年齢不詳な風貌に。泥棒を憎みまくっていて幸薄い感も抜群だ。

それにしても少しでも問題があると袋叩きにされる現代だけに「盗み」をすることに対して過剰になったのか「愛だ」と連呼していたのはちょっとしつこすぎかも。

 

BAD BOYS J 3話
広島No.2のナイツを倒したので極楽鳥が広島No.2となるが、No.1のビイストはトップが何の指示も出さず奥に引っ込んでいて、その彼女のシブヤ板野友美も偉そうにふんぞり返っているだけなので、ビイスト内No.3の桜木(八神蓮)が暴走して暴れまわっていた。No.2の数俊(森田美勇人)は中学時代の陽二(岩本照)、エイジ(深澤辰哉)、寿雄(渡辺翔太)の親友で現在も交流が続いていた。このおかげで今まで極楽鳥は無事だったが、桜木の暴走が行き過ぎたので抑えきれなくなってしまう。トップは出てこないし、板野は何も言わないのでどうしようもなく、数俊はひとまず傘下に入ってくれないかと陽二たちに話し合いを持ちかける。

だが先回りした桜木は数俊のフリをして陽二を呼び出してリンチ。駆け付けた数俊と司(中島健人)の前でボロ雑巾状態の陽二。キレた司はあっさり桜木を撃破。善戦する様子すら描かれずに、瞬殺されてしまった桜木。登場当初からの小物悪役っぷりを裏切らない王道展開。

そこに板野とついにNo.1段野(二階堂高嗣)が登場。段野は敵がいなくてつまらないので無気力になっていたらしいが、襲い掛かってきた司のライダーパンチ(飛びパンチ)をくらっても少し反動で後ろに下がっただけでダメージ皆無。誰が呼んだのか警察のサイレンが聞こえたので司は陽二を抱えて逃走する事になるが、段野のただならぬ戦闘力は感じた模様。その段野も司の実力を見て火がついたらしく、ターゲットを司1人に定めた模様。

ビイストの構成員が3000人とかさらっと語られていたが、治安悪すぎだろ広島。しかも既に県地図の大半を埋め尽くしているくせに、下の方にちょぼちょぼある小勢力を潰してその気になっているがみみっちすぎる。だいたい誰がこの勢力を把握しているんだろうか…。

一方で乃木坂勢は先週メインだったナイツメンバーは松村沙友理が再登場し、エイジとのバカップルぶりを披露。ビイストメンバーの桜井、高山、若月、能條はなんとしょっぱなから一言ずつ台詞を与えられた挙句に、EDでは4人で遊びに行こうとするどうでもいいおまけ映像が流れるなど高待遇。先週のナイツ秋元とW伊藤が台詞ゼロだったのに何でこんなに格差が生じてしまったのか…。

 

ガリレオ 2話
子供たちに人気だったばあさんが強盗されて殺されてしまう。ばあさんが飼っていた犬が行方不明だったが、幼少期に他の子供たちと一緒にばあさんに遊んでもらっていた現在高校生の川口春奈が実家に代々伝わっている水晶を使ったダウジングで発見。

しかしありのまま報告書に水晶で犬を発見とか書いたら「オカルトちゃん」と署内で噂されてしまい困った岸谷(吉高由里子)は専門家を当たることに。1話でもう二度と来ないと言ったので別の専門家を当たるが全て外したので結局湯川(福山雅治)の元へ。

最終的に川口春奈がダウジングしている時の筋肉の動きを機械で測定したところ、無意識のうちに動かしている事が発覚するという特にひねりも何も無い展開に。川口は元々中学時代に通っていたパン屋のオヤジが塾帰りに何かを捨てているところを目撃。その後事件を知ったので、パン屋のオヤジが犯人ではないかと疑っており(信じたくなかったので黙っていた)、犬をダウジングで発見したのではなく、このまま進んでもいいものかどうかを水晶に尋ねていただけだった。つまりダウジングしてなかった

というわけでパン屋のオヤジ逮捕。しかし逮捕のきっかけは川口のダウジング風コックリさん。岸谷はそれを見て無理やり逮捕に向かい、パン屋のオヤジが勝手に慌てふためいて逃亡を図ってくれたのであっさり逮捕できた。こういった経緯もあって川口春奈は無意識で水晶の力を信じているので報告書が書けず困り果てる岸谷で終了。しかし川口春奈の夢を壊さずともパン屋のオヤジが何かを捨てているのを目撃したという犯行に繋がる目撃証言はしっかり取れたので、パン屋のオヤジに捜査の目が行く理由になるし、ダウジング一切抜きで多少経緯は異なるけど自然な報告書が書けるんじゃないのか?自分が見た経緯をそのまま日記のように報告書にまとめようとしない限りは困る理由が無いと思うんだけどどんだけ真面目なんだよ。ただ1話の感じだともっとわがままで嫌な性格が出ていたけど、今回はワタワタしててかわいい感じだったので親近感は沸いた。

 

幽かな彼女 3話
でかまる子ちゃん小夜(森迫永依)が神山(香取慎吾)の元へやってくる。小夜の父親は住職で神山と同等の霊能力が備わっていてアカネ(杏)とも会話ができた。黙っていようかと思ったが1話2話での神山の地味な活躍を感じて信頼する気になったらしい。さらに小夜は地縛霊であるアカネをこの家に縛っているという根本を発見。床下の一部を破壊し、他者が携帯することで1回2時間程度だが外出可能に。さすが経験で霊について色々知識を得てきた神山よりも霊能力者住職の娘だと詳しい。

今回のメインは芸能界を夢見る明日香(広瀬すず)。スカウトされた明日香だったが、外出時にそのスカウトマンを見たアカネには神山や小夜には見えない不気味なオーラが見える。吉岡さん(佐藤二朗)によるとそれはスカウトマンに騙された人たちの恨みが取りついているもので人間には見えないらしい。

明日香がりさ(山本舞香)にバカにされていることや明日香に思いをよせる手嶋(岩橋玄樹)の様子に気づいた香奈(未来穂香)は神山に相談し、さらに香奈経由で1話の相田(神宮寺勇太)も手嶋のサポートを約束。1話ごとに生徒をピックアップしていく場合、ピックアップ後は背景に戻ってしまう学園ドラマも多いけど、1度ピックアップした生徒が引き続き存在感を見せるように話を作っているのは好感触。

つまらない大人にはなりたくない!と父親の反対を押し切って撮影現場に向かった明日香だったが、案の定、極小水着が用意されており、過激なジュニアアイドル路線を強いられ戦慄。逃亡を図るが、逃げ切れずバスルームに立てこもり、手嶋と神山にヘルプの電話を。携帯電話が当たり前になってこういう展開も当たり前のように可能になったという事実に今更時代の変化を感じる。このドラマなら15年前の携帯が無い時代でも吉岡さんのサーチ能力使えば救出に向かう事は可能だけど。

アカネも同行し、鍵がかかって入れないマンションの一室に潜入。ポルターガイストを引き起こして、スカウトマン撮影隊を恐怖のどん底に叩き落として追い払う事に成功。自信を無くしてあきらめモードの明日香に熱血化した神山は何度でも挑戦しろ!と熱い言葉を浴びせ、救済。こうして生徒サイドの味方がまた2人増えたのだった。

一方で霧澤(真矢みき)が実施していた教師アンケート結果は評価がいい順に面談が行われ、生徒に厳しくしていた岩名(高嶋政宏)がまさかのトップ。一部酷い意見はあったが概ね自分たちを思って叱ってくれているんだという好意見ばかりだったという。思わず顔がほころぶ岩名。

神山は抜き打ちの持ち物検査がダイレクトに響き、香奈と相田の2人以外の評価はガタガタだったが、神山を無気力だと思っていた霧澤はここに可能性を感じたらしい。

そして生徒受けがいいと思われた河合(前田敦子)はダントツ最下位。偽りの笑顔は全て見透かされていた。そんな馬鹿な。中学男子なんてあの若さと美貌と笑顔だけで高評価連発だろ?一部女子に嫌われるなら分かるが。岩名なんて嫌われる教師の典型なのに見事に生徒に真意が伝わっていた事といい、随分見抜く力のある中学生が揃ってるんだなこの学校…。

猫被って霧澤に対応していた河合だが、情熱ゼロ具合を指摘されると本性を見せて開き直る始末。霧澤は自分が学生の頃に出会った情熱的な教師を例に挙げて、辞めるにしてもその前に何か1つ生徒に感謝されるような事をするように期待すると、と告げる。

アカネと霧澤は同世代だと思ったが、どうやら霧澤が中学時代の新任教師というくらい古い人物と言うことか?また外に出られるようになったことで、アカネは生前の事を思い出すためにまずは学校に行きたいと申し出て次回へ続く。

小夜をうまく使ってアカネを外出可能にしたことで話の自由度が広がり、アカネがちゃんと活躍できるようになった。さすがに毎回毎回吉岡さんに聞いた話だけで主人公に意見するだけじゃ存在感無さすぎだったしな…。

今週の林(キスマイ北山宏光)
最序盤で小夜が神山の家に来てアカネを交えて話をしていた際に一般人にアカネは見えないので見た目は30過ぎのオッサン教師+女子中学生という事になり、マズイ。そう思っているところに夕食のおすそ分けとしてKYっぷりを発揮しながら登場。あとは職員室背景キャラ。以上。

えぇえぇぇぇぇえぇぇえ…

1シーンどうでもいいシーンを与えるのみというこの重要度の低さ。まあこれでもこれといった出番が無い他の同レベルの教師に比べれば主役のバーターでキャスティングされている特権は確かにあるけど…。まあ神山の家で幽霊会議をしているシーンにムリヤリ林が2シーンも3シーンも押しかけてきてコメディシーンを連発して尺を無駄に消費し(一応同じアパートに住んでいる設定だし)他の生徒の出番がピックアップ回オンリーになるよりはこの方がいい構成だとは思う。

とある科学の超電磁砲S 2話
裏路地に封筒にマネーカードが入ってばらまかれるという謎の事件が発生。偶然、犯人の女を見たという不良連中の話を聞いた美琴は後をつける。犯人の謎の女は不良連中をトリックを使ったハッタリで撃破。一部始終を見ていた美琴は姿を現して誉めるが女は「オリジナルか」と謎のお言葉を。佐天が美琴を見かけたけど本人は心当たりが無いという前フリもあったので、寄り道なしでこのまま本筋に突入だろうか。


4月23日(火)

4/15〜4/21分

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1722.html

1位は田村ゆかり。O社では5位だが、ClariSとモーニング娘。、LinQ、福山雅治が複数種による分散により、1種ずつの勝負では大勝利。もう少しサウンドスキャンの注目度が上がってくれれば、あえて1種売りでサウンドスキャンの1位を狙っていって宣伝材料にしたりして、面白くなると思うんだけど。

昔からO社でミリオンに届いてないのに、「ミリオン達成!!」とかホラを吹くケースは多々あるのに、サウンドスキャンやプラネットで1位を獲得して、「1位獲得!」とアピールするアーティストは見た事が無い。その結果が今のO社対策しか考えてない対策の連発に繋がっているわけで…。

2位3位のClariSはデビュー曲と同じアニメのタイアップ。アニメ盤の方が高く出ているが、アニメ盤の方がTVサイズが1曲多く入っているし、DVD付に入っているPVは顔出ししていないClariSのCGアニメ映像なので、まあ普通にアニメ視聴者ならアニメ盤買うわな。

4位にナオトが来て、O社では2作連続1位を打ち立てたモーニング娘。は5位にようやく登場。初回盤DVD付3種(A,B,C)、初回盤D,E、通常盤A,Bの7種。今回シングルVの発売がついに無くなり、バージョン違いではない正規PVがA〜Cそれぞれに収録されているので、ハロプロPV切り売り商法から脱却し、バージョンアップ。しかしそのおかげで、全PV網羅して全C/W網羅するには通常B以外の6種必須。曲だけ全回収にも4種必要になってしまった。

ランクインしているのは7種のうち、通常A、初回A、通常B、初回C、初回D、初回Eの6種。初回Bだけ入っていない。サウンドスキャンの対象外なのは新・ハロプロ商法の要である

http://www.helloproject.com/event/1303221800_event_musume_02.html(メンバー指定不可キャラアニ個別握手券付)

http://www.helloproject.com/event/1303221800_event_musume_01.html(7倍界王拳BOXチェキ会付)

この2つの販売分。通常盤2種のみを対象にしているインストア握手会イベントはタワレコなどで行っていてそれは普通に集計されているはずなので、通常盤2種が上位に入ってくるのは必定。また卒業する田中れいなのソロ曲が通常盤Aのみの収録なのも通常Aがトップな理由としては十分か。

ただこれだけで合計4万枚に達している。もう少し前はそもそもサウンドスキャンに入るか入らないかレベルな上に、入っても1,2種程度と散々だったので、店頭購入が増えている感じはする。種類が増えすぎているので何とも言えないところはあるが…。逆に全合計値であるO社の数字は最初にこの新・ハロプロ商法をぶっ放した時を越えられずにいる。

まとめると7種6パターン複数商法+旧・ハロプロ商法(抽選イベント)+新・ハロプロ商法(指定不可個別握手&界王拳BOXチェキ会)+インストアイベント(通常盤2種限定)。せっかく曲がカッコいいと再評価されてるのに、いざ買ってみようと思ったらどれをどこで買えばいいのかさっぱり分からないんじゃないか…?

・注目曲としては華原朋美の復帰作が13位0.55万枚(初回盤)。O社では0.7万枚で13位。「復帰作」だけでもう何度目かになるんだけど、毎回復帰作はうまくいっている。今回が1番復帰までに時間かかったわけだけど、大健闘だろう。

・09年にメジャーから去ったORANGE RANGEはその09年7月以来のシングル作品をリリースして19位0.51万枚。O社では18位で数字はほぼ同等。全盛期の100分の1以下の初動だけど、メジャー離脱前に既に出せば出すほど下がっていく完全下り坂状態で、インディーズ以降は活動しているのにメディアでほとんど話題にされない状態になっていた。むしろこれ以上どうやって出すんだという話。

・09〜11年に毎年やっていて2012年は無かった加藤ミリヤと清水翔太のコラボ第4弾は14位0.55万枚と不振。O社でも12位0.7万枚と初めてトップ10圏外。この辺りも当時支えていた中心世代が学生じゃなくなってきているんだろうなぁ…。

・新山詩織はO社で57位1000枚越えを達成。Being新人が韓らずコナらずにトップ100入りしたというのはいつ以来だろう。ビーイング作家によるビーイングブランド(長戸大幸印)よりも、完全外部でパーソナルを前面に出した方がうまくいく、ということか。

・いつの間にか10周年を迎えていた玉置成実が75位(700枚台)に。しかもバッチリ2パターン複数商法。最早上位にとどまらず、アイドルでも無い10年選手の歌手でも普通に複数商法をする時代。

モー娘。と華原はレンタル予定。モー娘。のシングルレンタルはもしかしたらこれが最後かもしれない。というのも俺の現在の好みの範疇だと曲の区別がつかないし、EDM路線とやらになってからの感想が「つんくが1人でアレンジまでやったかのような顔してコメントしていて、影の大功労者と思われる大久保薫不憫。歌詞が非実在少女的お花畑。ただフィンフィンうるさくてあんま好きじゃない。」と主に3点を言い方変えてるだけになってるし。これはもう聞いてちゃダメだろ。℃-uteみたいにアルバムだけにする。1度離れたタイミング(「女子かしまし物語」まで持ちこたえて見切り)も、再度聞き始めたタイミング(「みかん」)も、こうしてまた再度離れるタイミング(何か急に再評価され始めた)もとことんズレていたな。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1723.html

E-Girlsが1位と11位。合計4.8万。O社でも1位で5.7万枚。差が1万枚無く、LDH特有現象もほとんど起きていないのが逆に珍しい。ていうか元の3グループの単独活動はこのままフェードアウトか、逆にE-Girlsの派生ユニット化してしまうのだろうか。

ももクロが3種合計して2.3万枚と2週目のアイドルとしては驚異的だけど、2週連続1位とかの貫録までは見せられない辺り、やはり一部で異常に盛り上がっている感があるのは…まあどこも同じ感じだしこんなもんか。

・O社で10位が6000枚台も凄惨な有様だが、100位が700枚台で「今週のチャート」時代にこんな低いの無かったような。

高垣彩陽は…全く曲を知らないんだけどスフィアで1人だけシカトするのもアレなんで一応聞いてみるか。


4月17日(水)

ここ最近の2013春ドラ Vol.2

BAD BOYS J 2話
兄貴を倒してしまったので、久美(橋本奈々未)に嫌われたかと思われた司(中島健人)だったが、極楽鳥トップを降りた兄は以前の兄に戻ったとして感謝されており、意外と悪くない感触。

そんな中、ナイツレディースの美香(松村沙友理)と極楽鳥のエイジ(深澤辰哉)はお互いの所属を知らぬまま出会い恋に落ち、チーム間恋愛禁止の伝統ルールに脅えていたがついにバレてしまい窮地に。ナイツと極楽鳥の勢力規模は10倍以上の差があり、潰されるのは目に見えているという。実際メンバーが次々に襲われ…って極楽鳥の勢力図小さすぎだろこれ。バチカン市国みたいな規模じゃん。単に学校周辺でたむろってるだけのレベルじゃん。よく今まで無事だったというかそもそもナイツとかビィストという大勢力様たちに注目されてたな。

お互いチーム抜ければいいんじゃね?という最も簡単かつ根本的な解決をやるとドラマ降板になってしまうので、最終的にはエイジが単身乗り込んで袋叩きにされる。久美に兄もそうだったけどルールに意外とこだわるんだねと言われた陽二(岩本照)は寿雄(渡辺翔太)と共に駆け付け、遅れて司も超サイヤモードで到着。ナイツの3トップと直接対決して蹴散らす。どうでもいいけどナイツって高校生じゃなくてホスト集団にしか見えない。

最後の一撃がお互いにヒットし、立ち上がる司に対してナイツのヒロ(橋本良亮)は立ち上がれず勝負は決したが司は認めてやってくれと土下座し、美香も到着し土下座。さらにヒロの彼女のトリンドル玲奈もいいところで登場して「もういいんじゃない?」とやってきたのでヒロも折れて特例として認められ、無事解決。

なおナイツレディースの乃木坂46他3名(秋元、W伊藤)は完全にドラクエの移動マップで後ろにくっついてくる仲間みたいな状態で悪そうな顔して立っているのみ。まさかの台詞ゼロ。これは酷い…。

その頃、現在の広島No.1とされるビィストに司がヒロを倒したという情報が伝わり、シブヤ板野友美が潰しておくかと企てていた。あのこれ毎回身内同士で身内しかいない屋内で対決した戦いの結果が何で他チームに速攻でダダ漏れになってるんですかね?乃木坂46勢がそれぞれ通じててスパイにでもなっているんですかね?

 

ガリレオ 1話
07年の連ドラの続編。08年に若い頃を描いたSP編、そして映画版もやっていたが、見ていたのはSP編までで、映画は見ていない。1話完結で面白くはあったが後であんまり覚えてない程度なのでさほど好きなドラマでも無かった。どの程度かというとOPインストの「vs」が2013バージョンに変わっていても違いが分からず使いまわしているのかと思ったくらい。

今回は相棒(ヒロイン)の柴咲コウが吉高由里子に交代に。何だか当時は20代だった柴咲が30歳越えたから若い子に交換するみたいな感じがして嫌な感じだが(現在の吉高は当時の柴咲よりさらに少し若い)、実際には柴咲のスケジュールが取れなかったという事だろうか。そういえばDr.コトーの第2弾でも一応レギュラーだったけどほとんど出なくて新たに蒼井優がメインになった事があったけど、柴咲って続編モノに縁が無いなぁ…。一応いきなりいなくなっているのではなく最初は柴咲も出演して交代の模様が描かれ、主題歌はKOH+の新作。あと先輩刑事役(内海の刑事としてのコンビ)だった品川祐がハライチの人に交代に。こっちは何事も無かったかのように入れ替わっていた。

大沢たかお教祖が「送念」で人を殺したと自白してくる。事件を担当していた内海(柴咲コウ)はアメリカに1年間派遣されることが決まり、新任の岸谷(吉高由里子)に引き継ぐことに。2人で湯川(福山雅治)の元へ。物理の実験中だった湯川の興味を引かせる誘導は内海が行い、ドラマ的な引き継ぎは完了。ここから新コンビでの捜査が始まる。まだアメリカに行ってないのでその後も署の方で少し出番があったけど初回の時間延長のうちの半分くらいをこの部分で使った感じか。

「送念」が嘘だと思っていた岸谷だが山奥の総本山まで出かけたところで「送念」を体験させてもらい、体が暖かくなるのを実感。コロッと感動させられてしまう。しかもその後で何故か捻挫して松葉杖行動という謎の状況に。捻挫するような理由が特に無かったんだけど何だったんだろうか。

湯川が暴いたところ、体が暖かくなるのはマイクロ波を浴びせたことによるものだった。殺された信者は通常より高いマイクロ波を浴びせられ苦痛に耐えかねて飛び降りたという。実際に自分もマイクロ波を浴び、苦しみながら真実を大沢たかおに突きつける湯川。マイクロ波って浴びて苦痛なレベルのをそんなホイホイ浴びて大丈夫なのか…?

一方、教祖の大沢たかおはマイクロ波について知らされておらず、妻の奥貫薫と部下2名が裏の犯人だった。薄々勘付いてはいたようだが、完全にピエロと化した教祖大沢。刑務所では同じ檻にいた罪人を自身の真の能力である念で救うという能力者としての意地を見せるような謎の場面も。

事件の解決報告は岸谷ではなく最後に内海が担当。湯川がゲルマニウムを餞別として送り1人満足している中で内海が意味不明になっているなど前作ファンに向けての2人のやり取りは何だか懐かしかった。ただ吉高の高飛車キャラもまだどうなるか分からないし、嫌いじゃないので期待。

 

幽かな彼女 2話
金持ちで権力者の娘なので校長も逆らえないワガママなりさ(山本舞香)は私物でロッカーを埋め尽くしていたので、友人の香奈(未来穂香)のロッカーにも香水(\7200)を入れてもらっていた。しかし、それを出し入れしているところを偶然通りがかった岩名(高嶋政宏)が発見、没収。

りさは母親と弁護士を派遣させ、校長や岩名、担任の神山(香取慎吾)を追い込むが霧澤(真矢みき)の華麗なる反撃で香水(\7200)の回収に失敗。これにより弁償してくれと言われた香奈が追い込まれてしまう。実は香奈の家は貧乏で、無理して権力連中と付き合っていて生活はカツカツだった。1話で神山を信頼した相田(神宮寺勇太)は香奈と小学校時代の同級生でそんな様子を見て心配し、神山に助けを求める。香奈は小学校時代貧乏な事でいじめられていたという。母親が当時の担任にも恵まれなくてみたいな事を言っていたが回想シーンでは毎日同じ服の香奈(小学生)に対して「お前毎日同じ服だな。貧乏だから仕方ないか」と笑いものにする教師というありえない状況が描かれる。イジメの首謀者が言うような台詞を嫌味たっぷりに教師に言わせるとかいくら何でも脚本雑すぎ!

かつていじめられていた女子生徒を助けると豪語して力不足で助けられなかった神山は何も出来ず、アカネ(杏)の説教タイムも効果なし。香奈は家賃を盗んで香水(\7200)を弁償しようとするが根がいい子なのでできず失敗。神山の前で泣き崩れる。熱血化するのかと思ったらそれでも何も出来ない神山。パターンかと思われた熱血化で解決という流れが崩れて面白い展開に。

考え抜いた神山は翌日いきなり持ち物検査を抜き打ちで実施。香奈の検査の際に岩名から返してもらっていた香水(\7200)を香奈のカバンから発見されたように装い、違反物として回収。これにより、りさは「香奈が律儀に弁償して持ってきてくれていた」と解釈。香奈の立場は守られた。

しかし代償は大きく、霧澤が実施していた無記名の教師の評判アンケートで神山の評判は相田と香奈以外からはボロクソに…。さらにこれまで比較的好意的だった副担任の河合(前田敦子)からも面倒な奴認定されてしまう。そして幽霊が見えるらしい小夜(森迫永依)が神山の家にやってきたところで次回へ続く。

さすがにいつも吉岡さん(佐藤二朗)無双というわけにもいかないので今回はアカネへの状況報告(描写なし)と岩名だけが教師の中で神山が持ち物検査を実施した理由に気づいていた事を視聴者に示すという抑えた役回りに。

またアカネが20年くらい前の人という設定は杏のインタビューなどで出ていたので年齢的に生前は霧澤(真矢みき)と関連があった人物だろうという大方の予想通り、それを示す共通の台詞が登場。

今週の林(キスマイ北山宏光)
最序盤で神山の歓迎パーティーと称して自宅で大原、河合、林と鍋をつつきあう。肉団子を作ったとアピールする程度でその後はアンケートのために生徒に媚びる教師たちというメドレー映像に登場した後は単独での出番も無く、職員室の背景キャラと化して実質今回の出番終了。予想以上に出番が無い…。

あと間にやってるDHCのCMではキスマイ全員が高校生役みたい雰囲気で出ていてあまり違和感が無いが、キスマイは既に最年少でもストレートで大学を卒業した年齢。大学生役ですら既にリアルタイムで出来ないのにこの圧倒的な若手感はある意味凄い。90年代の20代ってもっと貫録あった気がするんだけど(とてもじゃないけど制服は無理)、00年代、10年代とどんどん20代が若手化してないか?


4月16日(火)

4/8〜4/14分

サウンドスキャンをメインに目についたものだけをピックアップ。

シングル

・1位2位4位は福山雅治。3種で10.6万枚。O社との差はO社の方が3000枚ちょい高い。最も基本的な差であり、このような状態の時は、ごく一般的なCD店で購入されているのみと考えることが可能だ。

福山も基本的に2パターン以上の複数商法を続けているが(今回はDVD違いのみの3種2パターン)、よくある反応で複数商法を批判しながらアイドルだらけの年間チャートを嘆く際など(別に今週の週間でもいいけど)「ようやく食い込んだまともなアーティスト」枠にされるのは何故なのだろうか。それは単なるシンガーソングライター至上主義なだけなんじゃないか。

・3位、男性声優の宮野真守はO社でも3位。けっこう凄いんだけど知らない人はスルーされる法則でファン以外に注目される事が無いのが現代。

・4パターン複数商法のNO NAME(AKB48のアニメ選抜)は合計で4.2万枚。劇場盤が無いのでO社との差が小さい。

・2週目のEXILEがDVD付で14位5233枚。O社では11位0.68万で一気に差が無くなる。2週目以降は一般店舗での購入しか残らないということだろう。

 

アルバム

・1位2位5位がももクロの新作。合計19.0万枚。O社が18.0万枚なのでサウンドスキャンの方が高くなっている。特典CD付、DVD付、通常盤の3種2パターン複数商法。イベント商法は無し。初回Aの特典CDが南こうせつもマジ参加しているフォークカバーに対して初回BのDVDはアルバムPV2曲だけなので、Aの方が4万くらい差がついて売れている。複数商法ではあるけど完全にアイドルの売れ方を脱している。アルバム>>>シングルだけでも至難だが、サウンドスキャン≧O社もまた至難であり、これらを女性アイドルグループが成し遂げたというのは初の1位獲得なんかよりもよっぽど凄い。これを報道した方がよりハクがついていいんじゃないだろうか。

・3位9位に前作の初回盤2種。合計3.9万枚。O社では2位を記録(138位からの大浮上扱い)。発売当時3位だったので最高位更新。これはプレミア化していた初回盤2種をそのまま再販したため。洋楽でよくある追加収録再発や連動購入特典などがあるわけではない。純粋な需要がこれだけあった。再版需要が生じるくらいファン層が拡大しているという事になる。

今週ので聞く予定なのはももクロ、竹達彩奈。どちらも楽曲面での気合の入り方はしっかりしていそうだけど好み的には少し厳しいのではないかという感じはする。


4月13日(土)

ここ最近の2013春ドラ Vol.1

BAD BOYS J 1話
「心療中」の後枠の深夜ドラマ。再びジャニーズ若手主演枠に戻り、ヒロインに乃木坂46メンバーと板野友美を取り揃えている。

広島が舞台で、不良チームが3つあって抗争を繰り返しているらしいが冒頭はいきなりこの3チームが連携しての乱闘シーン。まさかこの3トップが手を組むなんて思いもしなかったというナレーションから3ヵ月前に戻って話がスタート。

チーム極楽鳥は先代からリーダーを託された俊が身勝手に動き回り、他チームにケンカを売るなどしたため崩壊寸前。No.2の陽二(岩本照)は先代リーダーに俊を支えてやってくれと言われていたので仲間のエイジ(深澤辰哉)と寿雄(渡辺翔太)にこのままでいいのかと言われても黙るしかない。そんな折、カツアゲされていたさわやかで情けなそうな司(中島健人)を助けた陽二たち。司はカフェで働く久美(橋本奈々未)に一方的にホレていたが、俊が久美を連れ去ってしまう。

助けに行くもあっさりやられてしまう司だったが、久美がぶたれるとブチ切れて超サイヤ化。急に強くなって敵を蹴散らし始める。そしてやはり極楽鳥のために今の俊はダメだと考えた陽二ら3人も協力し、俊とその取り巻きを蹴散らす。だが、久美は「お兄ちゃん大丈夫!」と駆け寄る。実は俊と久美は兄妹でただの兄妹ゲンカだった。

やられた俊はその後さわやかに再登場し、ケンカを売った相手チームに謝罪してリーダーを降りると宣言して立ち去る。兄をボコった野郎として久美に嫌われたと失意の司だったが、リーダーを倒した奴が次のリーダーというルールにより極楽鳥のトップとなる。

どういうわけかそれを聞きつけたビイストのメンバーたち。こっちのチームにはレディース部隊があるらしく、板野友美や乃木坂46のメンバーが4名ほどズラリ(桜井、高山、若月、能條)。みなさん台詞ゼロながら必死に悪そうな顔をしていらっしゃる。板野はこれマジすかのシブヤとおんなじじゃないか。何かもう散々ラスボスとして君臨しておいて前田敦子と対面した途端にあきらめたという最悪の「マジすか2」の悪夢から2年経ってまたおんなじような役っていうのはさすがにそろそろ厳しくないか…。

さらに別のチームであるナイツにも乃木坂46メンバー4人を取り揃えているが今回出てきたのは松村沙友理のみ。他のメンバーと違って台詞があり、エイジと交際している模様だが、ナイツのトップ様がこれを見ていてブチ切れまくっていたところで次回へ続く。

もういい加減漫画原作であってもそうでなくても不良抗争バトルモノは見飽きてきた感があるんだけど、ヒロイン勢にこれだけ乃木坂46メンバーを揃えたのでとりあえず見てみた。しかし何で秋元康プロデュース関連が送り込むのは不良抗争バトルばかりなのだろうか。そりゃ数学でバトルする珍ドラマもそれはそれできついものがあったが、あれくらいアホな方が笑えるのに。

 

幽かな彼女 1話
香取慎吾が主演。ヒロインは幽霊の杏。前田敦子とキスマイ北山宏光が同僚教師。キスマイ北山が雑誌のインタビューでしきりに「自分が教師を演じることに驚きました。去年までは生徒だったのに」とか語ってるんだけど、何を言っているんだこの人。キスマイメンバーって意外と年齢行ってて(CDデビューが遅かったため)、最年長の北山は85年9月生まれなので今年28歳。俺と同い年(学年だと1つ下)じゃねーか…むしろよく去年まで生徒で頑張れたな!香取がその年齢の頃は学生どころか新入社員みたいな役も来なくなってて「新撰組」とかハットリ君やってた頃である。SMAPのバーターにキスマイって黄金パターン化しつつあるけど、今回もサブのまま終わるんだろうな…。

前もどっかで書いたけどSMAP、TOKIO、V6、KinKi Kidsまでしかいなかった頃は北山の現在の年齢なら100%主演で、幽霊に手助けされながらの若手教師の成長&奮闘物語になっていたはず。でも香取主演なので、既に10年以上の教師生活のキャリアがあって、情熱を失った冷めた教師が再生していくという初期設定にせざるを得ないという。若き主演が周囲の冷めた教師を巻き込んでいくという教師ドラマの王道じゃないっていうのが時代の変化(いやこれは停滞というべきか)を感じる。

というわけで、既に12年のキャリアのある冷めた教師、神山(香取慎吾)が転任してくるところから話がスタート。副担任は河合(前田敦子)で人気No.1の笑顔を誇る美人先生だが、実際はやる気が無く、裏表がある。同僚教師の林(北山宏光)は河合に惚れているという設定と神山が引っ越してきたアパートの先住民ということで導入部分には紹介と案内役として少し出てきただけで出番終了。嗚呼やはりサブポジ…。一応3番手なのに昨年のキムタク月9における藤ヶ谷くんと同じ匂いしかしない…。果たして林のメイン回は与えてもらえるのか。

昔から霊感の強い神山は、部屋に住みつく地縛霊アカネ(杏)も普通に見えており、生活に干渉するな!と忠告し、塩を盛りまくって封じ込めるなどするが、レアな見える話せる相手が出来たアカネは嬉してかまいまくる。登場シーンはホラーっぽくしていたが、顔が出てからは完全に明るいキャラでコメディ調になり、先輩の浮遊霊として吉岡さん(佐藤二朗)が出てくるともう完全に怖い空気は皆無に。

一方学校では生徒の相田(神宮寺勇太)が昨年祖父が死んでから不登校に。一応神山も河合も家庭訪問などはするも、お互いやる気が無いので過度に干渉せず。特に仲間が出来たと安心したのか、河合は嫌々教師になったとあっさり激白。元は熱血教師だったらしい神山は閉口していたが、心開くの軽すぎ!!

相田は両親が多忙で唯一自分を見てくれた祖父が死んでしまったのでグレようとして不良高校生トリオとつるんでいた。しかし実際はパシリ&資金源。グレるならせめて髪を染めるとか見た目から入ればいいのに、これではどう見ても脅されているようにしか見えない。それこそお巡りさんが通りがかれば声をかけるレベルである。不良の方も不良の方で、ザ・不良という感じで、実際にはもう現代には生息してないんじゃないかというくらい分かりやすい不良で、万引きや賽銭泥棒を命じるなど、行動までザ・不良。人目のつかない真夜中にやればいいのに夜の神社は怖いのか真昼間に賽銭泥棒を企てる辺りも、健康的っていうかなんていうかね。

元教師だったアカネは事情を知り(浮遊霊の吉岡に聞いたが、自分は地縛霊なので部屋から出られない)、神山に何とかするように言うが、神山は時代が変わったからやるだけ無駄とバッサリ。ポルターガイストを起こして訴えるアカネに感化され、さらに吉岡が霊体分身サーチ術を使って町中に自身の分身を放ち(さすがに演じている佐藤二朗が増殖するのではなく、黒い人影CGが増殖する演出)、合田の居場所を探り当てる。話を又聞きして意見を述べただけのヒロインアカネより脇役幽霊おじさんが格段に活躍しちゃってるんだけど、ドラマ的にいいんだろうか。

駆け付けた神山は熱血モードに変身し、熱く語りかける。さらに祖父も来ている!などと言ってザワザワさせ(吉岡が暗躍)、これにビビった不良は逃亡。真昼間なのにこんなにテンプレ通りに怖がって逃げるなんて本当にかわいいザ・不良だ。しかし相田が「嫌だ!」と言ったわけでもなく、ザ・不良は幽霊にビビって逃げただけなのでこれじゃ何の解決にもなっていない気がする。大丈夫なのか。これにて自分を見てくれている人がいることに気付いた相田は心を開き、母親とも話すようになり、登校を開始。なお相田の父は役者節約のため影も形も無く、台詞では両親共働きと言っただけだったが、用意されている夕食が常に母と息子の分しか出てこなかったのでどう見ても母子家庭にしか見えなかった。

一方で全く関係ないところで新たに赴任した副校長の霧澤(真矢みき)は始業式の最中に携帯をいじっていた女子生徒を注意。母親がモンペ化して襲撃してくるが、毅然たる正論をぶちかまし、最終的に後日女子生徒が折れるというサイドストーリーはなんの意味があったのか不明だ。

生徒役はバカレアやGTOに出ていた森本慎太郎と初代ちびまる子ちゃんだった子役上がりの森迫永依くらいしか知っているのがいないけど、森迫は霊感がある人らしい描写がチラホラ。今後生徒役の主要キャラになりそうだ。

なまじキスマイよりも出番が多かったので、ネット上では評判の悪い前田敦子だけど、別に悪くは無かったと思う。剛力もそうだけど「下手」「嫌い」という先入観に流されているだけなんじゃないのか。個人的には声がカワイイと改めて思った。

 

とある科学の超電磁砲S 1話
「とある魔術の禁書目録」のスピンオフの2期。DVDレンタルで禁書1期、電磁砲1期を一気見して、禁書2期は途中からリアルタイムで見て、その後、図書館予約で禁書原作を新約の3巻くらいまで超流し読みしていったので、既に話が忘却。禁書の方はそれでも原作を後追いしたことで、ストーリーを実質2度見しているのでだいたいアニメ化された部分まで、そこから先の展開もボヤッと把握しているが、電磁砲は主要4人以外すっかり忘れていて、初春と一緒に出てきた女の子(花澤香菜が演じてた子)とお見舞いにいった相手が誰で何で入院しているのか全く思い出せず。これは1期の最後の事件で解決した事件の関係者2人だったのか…。後になって記憶が蘇った。

設定は禁書が始まって数話程度の段階で良かったんだよな…。これからシスターズとか出てくるんだろうし。OPとEDで何か禁書の方でもアニメ化まだされてなくて未登場じゃなかったっけ?みたいなキャラがドカドカいたような気がするがどんな展開になるんだこれ。


4月12日(金)

BUMPもベスト

http://bump.mu/best/

やはり時代なのだろうか。BUMP OF CHICKENが2枚同時の初ベスト。99年インディーズデビュー、00年メジャーデビューなので、今年は別に何の区切りでも無い。インディーズデビューからの15周年は来年なので出すなら来年でも良かった気がしなくもないけど。

選曲はシングルコレクション+インディーズ時代はシングルを1stしか出していないのでアルバムから少々を発売順にしたシンプルなものだけど、聞いたことが無い人にはうってつけの内容じゃないかと思う。ただインディーズ時代のアルバムを再発する際にシングルカットしたので時期的には最初の数曲に並んでいるほうがしっくり来る「アルエ」と、2ndアルバム収録曲なので本来1作目のラストか2作目の最初の位置になってくるのにこの曲を発展させた人形劇DVDが発売されたタイミングに「ギルド」が配置されていたりするところは少し違和感がある。

あとはさりげなくアルバム初収録の両A面「Merry Christmas」もポイント。ベスト発売されるのが正反対の季節7月なのでしばらく聞く気がしないけど。アルバムに入ったらさりげなく冒頭サビが無くなっていた「R.I.P.」はシングルバージョンなのかとかシングルカットされた「車輪の唄」はSingle mixで入るのかとかも気になるところ。

また何故か3年も前の2010年までになっているが、これはそれ以降のシングルを収録したオリジナルアルバムが出ていないためと思われ、それらを収録したオリジナルアルバムが近いうちに出るという期待が高まる。同じトイズのミスチルのパターンで行くと年末辺り?


4月10日(水)

SOPHIA活動休止

インディーズデビュー20周年を目前に控え(メジャーだと2015年が20周年)、さらに都の病気療養に合わせて休止から復帰してようやくアルバム1枚出たところでのまさかの休止。

SOPHIAは「街」〜「Thank you」という最初のベスト収録範囲まではチャートを見ていれば分かるくらいにはヒットしていたので、ベスト盤を聞く前は1度も手に取った事が無かったがサビくらいは全部知っていた。特に「街」「ゴキゲン鳥」「黒いブーツ」「Place〜」は当時から好きな曲だ。

しかし、この時期もかなり毎回色々な曲調をやっていたのが、さらにマニアックになっていき、「ROCK STAR」を最後に耳に入らなくなってしまった。そのまま数年が経過。

05年に『10th ANNIVERSARY BEST』が出たので、ほとんど被っていたが改めて聞いてみようという気まぐれで手に取り、前ベストのその後の4曲(前ベスト以降の収録曲が4曲しか無かった)で衝撃を受けた。「-僕はここにいる-」の圧倒的なまでの前向きなエネルギー、「街」の再来のような「青い季節」の眩しさ。特にこの2曲が素晴らしすぎて現在のSOPHIAに興味を抱いた。この頃のSOPHIAは様々な事をやっていたヒット期の路線の中でも「街」のようなストレートなロック路線を主軸に定めるようになっていた。この後に出たオリジナル『We.』は期待通りの大傑作。『夢』までは遡って聞いたが、それ以前の『進化論』と『ALIVE』は何だかぴんと来なかったので遡って聞くのはやめてしまったが(レビューにも載ってない)、個人的にはSOPHIAのピークは『夢』〜『We.』の頃だったと思う。

その後もいい曲は出していたし、要所要所で好きな曲はあるんだけど個人的には徐々にインパクトが薄れ、特に復帰以降はあまり勢いを感じなくなってしまった。ややマンネリに突入してしまったというか。現在出ている最新作『未来大人宣言』にもあまり期待していなかった。だがシングルが全部出尽くした後半のアルバム曲が思っていたよりもずっと良かった。シングルだけ聞いていたら休止も納得してしまっていたかもしれないけど、アルバムを聞いたらSOPHIAはまだまだ行けると思っていた。

それだけにまさかこのタイミングで休止してしまうとは…。2chのSOPHIAスレを見るとファンは予期していたみたいだし、思ったほど衝撃を受けていないようにも見える。ライブ動員もあんまり良くなかったのかな。

それにしてもレコード会社も転々としたなぁ。TOY'S→EMI→ユニバーサル→エイベックス。特にユニバーサルではシングル1枚、アルバム1枚しか出してないなくて、自社の権利楽曲が1曲しか入ってないオールタイムベスト『ALL 1995-2010』を出したというのが別の意味でインパクトだった。


4月9日(火)

4/15付

シングル

・ドームチケット付のEXILE初日54.1万枚、1週間の初動56.5万枚。なんだこれは?2.4万枚しか増えてねぇ…。史上最低記録なんじゃないだろうか。

ドームチケット付ノーカウントな上に、普段から極端に低くなるLDH特有現象が発生する(常にFCやmu-mo限定で囲っているので正規CD屋で買うファンがあまりいないためと思われる)サウンドスキャンでは1位と20位に登場し、合計わずか2.8万枚。48系列が立派に見えるくらいの落差!この数字ではサウンドスキャンの月間チャートにはかすりもしないため、オリコンでは年間上位クラスの数字をマークしているのに、来月号の「日経エンタ」のサウンドスキャンチャート分析コーナーでは触れられすらしないのでは…。

・2位と3位の高橋みなみ、℃-ute、6位のLiSA以外はものの見事に知らないのばっかり。こういう週の「今週のチャート」が1番キツかった。どんなアーティストなのかから調べないといけないから。それを放棄した今、知らないのばかりだ。一般的には今のチャートはこう見えていたのか、と感慨深い。

高橋みなみ個人にはあまり関心が無く、曲も特に興味が無いのでスルー、わりと健康的な路線でやってきた℃-uteもついにつんくのセクシー路線の魔の手に落ちたか…と残念なので℃-uteも次のアルバム待ち。LiSAも聞き疲れするのでそろそろエスケープするか悩む。数合わせで手に取る可能性はあるかもしれないが、今週聞く予定のシングルは無し。

 

アルバム

・先週2位のファンモンが敵がいなかったので1位浮上するという90年代では珍しくも無かったが、現代では奇跡的な現象を巻き起こして、有終の美を飾った。

・2位にクラシックが超浮上しているが、2011年の作品。何か見たことあると思ったら「今週のチャート」の12月3日付でも急浮上して9位に入っていたやつだった。NHKのドキュメントで取り上げれたのでさらに浮上したようだ。

決算期明け名物、なんかいきなり枯れてないか?状態。今週聞きたいどころか知ってるのがほぼ皆無。

 


4月8日(月)

休刊

・「WHAT'S IN」休刊

http://natalie.mu/music/news/88266

いわゆるJ-POP系の月刊雑誌。個人的には名前は知っているけど全く馴染みがない。音楽誌を買っていた00年〜04年は「CD HITS!」という雑誌を買っていた。レビューの中で何度かこの雑誌名を出しているけど、既に忘れられているか、知られていないかもしれない。学研が出していて、97年から今も買っているTV雑誌「TV LIFE」と同じところから出していたのは偶然だったが、当時は「CDでーた」と一緒に並んでいるイメージだった。「WHAT'S IN」はその下のイメージだったがまだ続いていたのか。

先日ライブが直前中止になってしまった「CDでーた」もいよいよ危なそう。既に月刊ではなく、2ヶ月に1回まで追い込まれているし。これが終わるといよいよJ-POP雑誌全滅といった感が強くなってくる気がする。

でもいつの間にか立ち読みすらしなくなったなぁ…と考えたら、そもそも本屋が無くなったので、接点そのものが激減していたんだった。

・この人たちの事は全く知らないんだけど「ラップしたいことがなくなった」という部分で、真っ先に浮かんだのがサクラップ。

http://natalie.mu/music/news/88267

 

・連日の誰が立候補した、辞退した…というニュースは目論見通りなんだろうけどさすがに少しうざかった。ついには峯岸の立候補は妥当なのか?というアンケートまでもがヤフートップに挙がっている始末。マジで最近のヤフートップは何かおかしい。

個人的には平嶋夏海が出てきたところがポイントだと思うんだけど、今回も見ているだけで投票に参加する気は無し。あと来年、乃木坂46を参加させるのも止めてくれ。既に「AKB48の次のシングルの参加メンバーを決める」っていう意義から外れてるのに(JPN48の選抜、というなら自然)、公式ライバルをAKB48のシングルに参加させてどうすんの?

 

・ZONEのファイナルイベントとやらは、情報を見る限りだと特に何も無く普通にMAIKOが1人でバックバンドと曲を披露したりして終わった模様。MIYUは当然として歴代のメンバーも誰1人登場しなかったとかなんとか。完膚なきまでの完全終了。ほぼ記事にすらなってない。僕たちは「10年後の8月」を夢見ていただけなのに、いったいどうしてこんなことになってしまったのだろう。そもそも「10年後の8月」なんて最初から無くて、特にTOMOKA脱退以降は「元ZONEのMIYUとMAIKO」として見るしかないような状態ではあったとはいえ、何もかもが完全に終わってしまうとは。

Whiteberryの「10 Years After」(02年)も今聞くとかなり切ないけど、何だかあの頃、ただの中高生だった自分たちと同い年で圧倒的に輝きを放っていた「自分と同等かちょい下の世代の現在」が、今も輝きを継続しているどころか、遥か記憶の彼方の眩しかった過去になってしまっているのは何なんだろうか?一応まだギリで20代なのに。松浦亜弥も学年だと俺より2つ下程度だったのでこの枠に入ってくる。現在の40代以上は再結成だなんだで何だか熱く盛り上がっているのに、同じ年になった時にそうなっている気が全くしない。


4月4日(木)

素晴らしきかなLDH商法

・ASKAカバーアルバム33位大コケの件、情報頂きました。

昨年末からコンサート会場で先行販売されている震災チャリティ企画CDで、ライブに行くような固定ファンは既にそこで大半が購入済みではないかということ。こういったケースの場合、オリコン対策を特にしないと先行販売分は全てノーカウントになるようなので、ASKAサイドはオリコンチャートに全くこだわっていない、ということか。

例えばアイドルがよくやるのが数ヵ月前から会場先行「予約」とした上でガンガン集めて、発売日以降にお届けし、それを売れたとオリコンに申告するというスタイルを取っている。いわゆる事前予約積み上げ商法。かつてぱすぽ☆がいきなり1位を取った時が代表例のの1つで、現在トップ10前後のアイドルは大概これを活用している。オリコンのためだけの対策(オリコン対策の1つ)だから、これがあるとやはりサウンドスキャンで大差が生じる。これもASKAの場合は既に現物を販売しているので、販売した時点で申告すればランクインできたのかもしれないが、そこまでしてどうすんの?ということだろう。

 

・浅岡雄也の自称ミニアルバム、実質シングルも今回で4枚目。帯あり、裏表紙なしの通常10oケースに始まり、前作では帯なしCD-R用の5mm薄型ケースにグレードダウンしたが、今回も同様に帯なしの5mmCD-R用ケース。変化は裏面が半透明になり、より市販のCD-Rケースっぽくなったことくらい。

曲の方は少し新境地。ここ最近でようやくバンドサウンドを生にして勢いが出るようになったけど、それでもあくまでボーカル主役でバックバンドだった。今回はギターベースドラムの演奏もガッツリと目立たせている感じ。

 

・「今週のチャート」時代に苦労したのがEXILEを筆頭にしたLDH系の複数商法の把握。というか彼らは複数商法を基本的にやらない。DVD付、CDのみの2種で曲違いも無いのが基本だ。そしてそれしか公式サイトの目立つところには載らない。なので外からはかなりクリーンに見える。クリーンに、というのは批判の総本山AKB48系列を筆頭とした女性アイドルのような「ファンが何枚も買っている」という認識を外野に抱かせないところにある。複数自体の数が多くなくてもやはりイベント等で数を稼ぐのでその案内は必ず分かるように載せなくてはいけない。

例えば今週、けっこう行きそうな℃-ute。

http://www.helloproject.com/discography/cute/s_029.html

種類だけでこんなにあるが、イベントの項目を見ると

http://www.helloproject.com/c-ute/live.html

「今週のチャート」時代に新・ハロプロ商法と呼んでいたのが特に上に表示されている2つ。今回はキャラアニでの個別握手(メンバー指定不可)と6倍界王拳BOXによるチェキ会がある事が分かる。

ここから実際の初動、サウンドスキャンの結果などを踏まえていくと、ようやくチャートレビューすることができる、といった寸法。興味がある人はやってみよう!こういうのがいくつもあり、マジで大変だ。これはもしかしてチャートレビューじゃないんじゃないか?という疑問に行きつくことだろう。ちなみに薄々その答えに行き付いていながら長々と11年も続けてしまったというクレイジーな奴もいたらしいけどそうなる前に気づかないとダメだぞ!

 

EXILEはそんな目立つ真似はしない。エイベックスというより社長のHIROか側近にキレ者がいるんじゃないかと思う。

界王拳商法なんていう凄い事をやった事もあるが(ジャケット違いだけで大量販売して並べると1枚の絵が完成するだけのBOX)、あの時はまだmu-moを見に行けば対象商品が売っているので気づくことができた。対して今回はさらに徹底的に隠されている。

というのも今回はドームツアーのチケットにCDをおまけでつけた。それもFC先行予約限定。FC限定なので一般に強く告知する必要が無い。

http://exile.jp/discography/(公式のディスコグラフィー)

http://exile.jp/news/20130131.html(発売告知)

http://exile.jp/pride/(特設サイト)

ジャケットまで共通化し、今回はDVD付かCDのみかだけしか違いが無いクリーンな2種発売に見える。

 

http://exile.jp/schedule/(ツアースケジュール)

ドーム17公演の案内である。チケットは9500円という下に小さく書いてある案内の横に答えがある。初日50万枚の答えが。

※FC先行のみプレミアムパッケージチケット¥9,500(CD付き)

料金そのままになんと新作CDがおまけでついてくる!超お得なサービスがこんな目立たないところにさりげなく書いてあるのである(当然FC会員にはデカデカと告知されたんだろうけど)。

CDが売れずライブで稼ぐ時代だと言われる中、チケットを買ってくれたFC会員に新作CDをプレゼントする太っ腹な心意気。HIRO社長のファンへの感謝と新作CDをCDとして聞いてくれという思いが溢れているようである。

そして同時にオリコンの売上チャート記録を作るためだけのツールと化し(サウンドスキャン、TSUTAYAチャート等各種チャートではそこまで集計しないので当然反映されない)、売上記録は過去最高をあっさり突破し、EXILE史上最大のヒット作が出来上がる。

既に握手券と総選挙の印象にまみれ、2連覇を果たしているAKB48のレコード大賞3連覇を阻止し、HIRO勇退とEXILE第3章をレコード大賞返り咲きという有終の美で締めるには十分な「枚数」だろう。実績としても(実際のところレコード大賞の選考基準にライブがどうこうは表向き全く関係ないが、活躍したという印象として)ドーム17公演が渾然と輝く。おめでとう!本当におめでとう!

※なおデイリー2日目は超落して1.3万に沈み、高橋みなみに抜かれて2位であった。サウンドスキャンだと普段でさえ数字が出ないんだから10万越えない可能性も。


4月3日(水)

4/8付

・河村隆一の新曲が5月発売。LUNA SEAと隆一は元々レコード会社は別々だったんだけど、LUNA SEAのエイベックス移籍以降は初めて一緒になっていた。しかしLUNA SEAは結局何でエイベックス移籍したのかよく分からん状態で、新曲は出さないままに元の会社に出戻って再結成後初の新作を発表。

隆一の方は2012年発売の『The Voice 2』がエイベックス公式で一切告知されず、2011年のアルバムを最後にエイベックス公式が完全放置されていたので、さすがにエイベックスはもう辞めたものだと思っていた。

しかし、今回の新作もまさかのエイベックス。放置されたエイベックス公式はというと…

http://avexnet.or.jp/ryuichi/index.html

2011年を最後に放置されっぱなしのサイトの表面に新作のポップを浮かび上がらせただけ!!なんだろう、どうしてこんなにやる気が無いんだろう…。

 

・YUIがFLOWER FLOWERというバンドで復活。名義はyuiに。

http://natalie.mu/music/news/87944

年明け早々にバンド名ごとすっぱ抜かれていたし、なんていうかもう知ってる感ハンパ無い。さすがにEVANPONY加入は無かっただけ良かったけど、バンド名は花*花だし、散々YUIは終了と言っておいて小文字にしただけだし(たぶん「ゆい」は本名なんだろうけど)、いきなり金髪イメチェンも10年ちょっと前の川本真琴を彷彿とさせる。

 

・EXILEリーダー、パフォーマー引退。

http://natalie.mu/music/news/87963

今後は社長業・プロデュースに専念という事だが、ポイントはEXILE脱退ではなく、EXILEのパフォーマーを辞めるということ。EXILEに在籍し続けるので、プロデュースだけでなく、メンバークレジットにも今後も名前が残るということか。ジャケットに出てくるかどうかが微妙だけど。

こう考えるとTRFのダンサー陣はHIROより遥かに年上ながら現役のダンサーやってるわけで偉大だなと改めて思う。

 

シングル

・2位KARAのこの「バイバイ ハッピーデイズ!」というタイトルは先日のアルバムの「ガールズフォーエバー」といい、GARNET CROW以上にフラグ立ちまくっている気がするのは気のせいなのだろうか。

・コナンタイアップ初の韓国アーティストBOYFRIENDが4位。レーベルはBeing。B'z、倉木麻衣、BREAKERZに続く貴重なトップ10入り4番手となった…が、制作があんまりビーイングじゃないので単に場所だけ借りている感。今度デビューする新山詩織もBeingで笹路正徳プロデュースなのでビーイング感皆無。新たに作ったメインレーベルなのにそれでいいのかという気もするが、自社お抱えの作家でレーベルファンを囲い込もうにもgrramもなついろも3ケタしか売れないし、ビーイングファンに購買を期待するのはもう無理という判断が下っても不思議ではないか。

・Mスリーとかいうのが何者なのかも最早調べていない。一気に知らないアーティストだらけになりそうだ。毎回書いてても聞いてないアイドルやK-POPはどれがどの曲だったか全く記憶に残ってなかったのに。

・RADWIMPSピーク越えた?いきなり下がりすぎ。

・森山直太朗、46位か…。

RADWIMPSと森山直太朗はもうチェックしたので今週、後は興味なし。

 

アルバム

・ASKAのカバーアルバムがファンに一斉スルーされたらしく33位と大コケしている。ベテラン歌手のカバーブーム自体は完全に終息したのか?

・ぱすぽ☆のベスト盤が64位、73位とシャレになってない超THE ALFEE現象に…。つーか何で2枚も出してるんだ?

坂本真綾、プリプリのライブ盤はチェックしておきたい。LUNA SEAの08年のベスト盤に11曲追加したやつは買い直ししてしまった。


4月2日(火)

ここ最近の2013冬ドラ0048 FINAL

AKB0048 最終話
アキバスター住人たちの帰れコールに完全に心折れる選抜メンバーたち。だが主人公の凪沙(岩田華怜)と父の死を乗り越えつつある智恵理(渡辺麻友)、織音(仲谷明香)、友歌(佐藤亜美菜)、鈴子(秦佐和子)、楚方(矢神久美)、真琴(三田麻央)、彼方(石田晴香)、そして麻里子様を襲名した美森(佐藤すみれ)のレギュラーメンバーは強い決意を持ってかつて優しかったアキバスターの人々の優しさを信じたいとして飛び出していきライブを行う。

その頃、時空の狭間で力尽きていた9代目優子の元には消えた13代目前田敦子が登場。この時空の狭間のような場所は人々の集合無意識に呼ばれた場所で歴代の消えたセンターノヴァ達はこの空間で歌い続け、人々の心の裏側に訴えかけているとかなんとか一応、センターノヴァ消失の真相らしき事を説明しだすが、何だかよく分からん。とりあえず裏を返せばこの世界にいれば、永遠に老ける事無く若いまま歌い続けられるということでよろしいのか。

そして9代目優子に戻るように言う前田。隣で歌いたいと訴える9代目優子だったが前田は、前田敦子はそっちの世界にいる!と宣言する。

不毛な戦いをするのではなく、願うのは平和だとして、凪沙はリアル前田敦子の台詞をパロッた「私たちの事は嫌いでも芸能は嫌いにならないでください」を発動。その瞬間、神々しいオーラが放たれ、凪沙は14代目前田敦子に覚醒。散々引っ張ってきて何も進歩が無かったが、最後にしてようやく主人公らしい最大の見せ場が!襲名熱の設定があるので、倒れかけるシーンもあったがどこかの誰かがかなり寝込んだのに対して一瞬で復活。人々の心を引き寄せていく。凪沙が前田敦子に見えた、というだけで心動くってどんだけ影響力有るんだ前田敦子。

一方の智恵理もデス軍の銃弾をキララオーラだけでかき消すという凪沙をも上回る超サイヤ2状態で、センターノヴァ現象を引き起こし、センターノヴァの座をつかむ。あんだけ前田敦子煽っておいて、襲名してない奴がセンターノヴァかよ!

9代目優子も復帰したがもう完全に現・襲名メンバーは魔人ブウ戦のピッコロさん(ポジション的に偉いけど戦力的には追い抜かれまくり)みたいな感じに。今更登場したデス軍の大ボスは対艦砲で攻撃するが、凪沙・智恵理のオーラと味方になったアキバスターの人々が放ったキララの輝きで打ち消すというスターマリオ無敵状態。智恵理は単独でキララドライブを操り、ワープ&分裂してで艦長の元に特攻し、その輝きで動揺させる。さらに2人はキララドライブを操り、デス軍を強制ワープさせ撤退させる。描写的には智恵理のオーラは凪沙をさらに上回り、最早キララ使いレベル。

こうしてアキバスターを取り戻した0048は、正式に智恵理が智恵理のままセンターノヴァになり、凪沙が14代目前田敦子を襲名。デスとの戦いは終わらないが1つの決着を持って終了。

最終回ということでキララの輝き全開、かつ世界観も拡大しまくりでド派手だった。1期からのゲストキャラたちが全員出てきたりとまさに最後にふさわしい盛り上がり。ちょっとついていけなかったし、結局智恵理の父を殺したのはデス軍の誰でどういう意図だったのか、そもそも何であのタイミングで殺されたのか、あんな土壇場で死ぬ必要が物語の進行上必要だったのかがさっぱり分からなかったのは残念。

各キャラもやや明暗は分かれた気はするけど…。

凪沙(岩田華怜)
ポジション的にも進行的にも主人公だったと思うんだけど、襲名メンバーの凄さや智恵理に置いて行かれ、いつか大成しそうな雰囲気は随所に見せながらもずっと出ている割にこれといって活躍が無かった。それが最後の最後での前田敦子覚醒は主人公的に熱かった。ただやはり渡辺麻友を立てるためなのか、CM明けには智恵理の無敵描写の連発で少し霞んでしまった。

智恵理(渡辺麻友)
クールなキャラで主人公のライバル的な立ち位置だったと思うんだけど、実力は最初からあるけど主人公凪沙の天性のオーラには勝てそうにないような雰囲気も随所にあった。だが演じているのはダントツで知名度の高いまゆゆで、NO NAME主題歌実写では完全にセンター。このキャラだけはそんな中の人の知名度でだいぶ扱いが格上げされていたような印象がある。確かに歴代センターノヴァは前田敦子だけがなっていたわけではないんだけど、本名のままセンターノヴァになってしまうとか、銃撃、砲撃全て無効化するスターマリオ状態とか優遇されすぎ。W主人公扱いとはいえキャラクター的にイマイチ好きになれなかった。

織音(仲谷明香)
声優を目指すとして仲谷明香はAKB48を辞めたわけだけど、キャラクターとしては最も特徴が無くて影が薄かった。1期1話から出ていた主要キャラだったはずなのにどうしてこうなった…。1期2期通して唯一人間が相手じゃなくて作風が異なっていた珍獣回で珍獣の子供に好かれるくらいしかトピックが無かった。

友歌(佐藤亜美菜)
織音とセットで凪沙と共に0048目指して旅立った友人だけど、出番があまり無かった割には存在感はあった。唯一恋愛しているキャラだった(両想いだけど今はファンとアイドルの関係から踏みこんでいない)というのもあるけどラストでは両想いだった同級生に助けられ、抱きつこうとするもアイドルだから踏みとどまり泣きながら離れる、という最大最強の見せ場もあった。演技が1番良かったのは佐藤亜美菜だと思う。

楚方(矢神久美)
とにかく喋れば目立つというマスコット子供キャラ。見せ場は全く無かったんだけど喋れば目立っていた。矢神久美の普段の声と全く違うけど、声優目指して辞める2人よりも圧倒的にアニメ声で存在感があっただけに、ひとまず完全引退というのが改めて残念。

鈴子(秦佐和子)
パソコン系の知的キャラというくらいで特に活躍が無かった。滑舌の超絶な悪さ(ジェロジェロフォーティーエイト)に関しては歯列矯正を行っていたのでまともに発音できなくなってしまっていたと明かされている。声優を目指すということでこの滑舌が不安だけど、そういうことならこれは本来の実力では無かったという事なんだろう。

真琴(三田麻央)
ヘタレポジション。楚方にブツゾウ呼ばわりされるなど意外とキャラが立っていて、18話のヘタレ返上回では見せ場もあった。三田がNMB48メンバーなので時々関西弁を使っていたが、最終話では何故か終始関西弁になっていた。

彼方(石田晴香)
レギュラーメンバーの中でのリーダー的ポジションながら最も不遇な扱い。1期ではたかみなを継承するフラグが立ちまくり、常にみんなをリードし活躍していたが、1期最終話でたかみなが立ち直りフラグがへし折られてしまったので、2期ではこれといった活躍も無く、唯一の同期に襲名で先を越されてしまい好機を(本人が知らない間に)逃してしまった。もう少し報われても良かったのでは。

美森(佐藤すみれ)
彼方を差し置いて襲名するようなフラグは何一つ無く、1期ではお嬢様口調以外に特徴のないキャラだったが、地味ゆえに名前と髪型チェンジをして麻里子様を襲名するというキャラ変を実行できたのかもしれない。

襲名メンバーは結局何人いたのか良く分からなかったけど、主要なところでも大した活躍は無く、10代目宮澤は最終話帰れコールで完全に心折られてたし、歴代ともちんネタを披露したともちんは総選挙回で再びそのネタを披露したのと、最終話手前で謎の体調不良を起こして何らかのフラグかと思ったらセンセイ先生のメッセージを受信しただけというズッコケ具合。

主に出番があったのは9代目優子だったが、1人で頑張りすぎてセンターノヴァになれずに挫折して最後は後輩に追い抜かれてしまった。たかみなに至っては1期での引退フラグを無理やりへし折って復活したのに、総選挙で優子に及ばず2位になって以降はほぼ空気と化し、こんなことなら彼方に譲ってやった方が良かったのに…という扱い。

 

心療中 最終話
よく分からないままに最終回。いきなり妻に離婚を突き付けられる稲垣。妻は妙にテンションが高く1人でもやっていける自信がついたと言っていて様子がおかしい。1人の生徒とのセッションを終えて、これにて生徒は全て終了。結局明確に解決したというよりかは少しは先に進めた、という程度で全員の出番が終わった感じ。

一方の稲垣本人は師匠の浅野ゆう子に色々と過去の家族の記憶を語る。しかし父を恨んでいたせいで記憶はねじ曲がっており、記憶を整理した稲垣は母が双極性障害で自分と無理心中するほど追い込まれたのは、父の浮気のせいでは無かったと気づく。

そしてかつて自分の家族に起きたのと同様の状況が自分の家族に起きていると気づく稲垣。これまでも回によって態度がコロコロ変わっていた妻だが、双極性障害なのでは?という。つまりこのまま行くと浅野ゆう子が言うには家族のために最大限の努力をしていたというが、子供だった稲垣目線では最低最悪で憎んでいた父、そんな父親に稲垣自身がなってしまう可能性がある。浅野にどうするのか?と聞かれた稲垣は微笑んだところで終了。公式解説だと家族を守る決意をしたということらしい。

公式あらすじにもっと詳しく説明されていたが、解説が無いと間違えて解釈しかねない説明の足りないドラマだった…。会話劇だけで見せていくワンシチュエーションドラマ、とはいえ思考の鈍るド深夜にこの内容はきつかった。


4月1日(月)

熊木杏里 LIVE TOUR 2013 Close to you〜白い足あと〜

・あちこちで巧妙な嘘に騙されてげんなりしているそこの君、安心してくれ。このサイトでエープリルフールネタは開催していない。100%TRUEだ。つーかTwitterやってる時によく思ったけどあの世界ってわりと毎日が無意識にエープリルフールじゃないか?

・3月31日最終公演Zepp Diver City Tokyoへ行ってきた。熊木杏里のライブは3回目。この会場は昨年夏の藍坊主以来2度目だった。藍坊主の時は当然座席は元からある2階席にしか無かったが、今回は1階にも椅子を入れてのオール着席。CDの先行予約で取ったのでけっこう前の方で、コンタクトの視力1.0〜1.2くらいの状態で顔が分かるくらいだった。

最新作の「白い足あと」がシンプルなアコースティック編成なので予感はありつつもこの会場でやるならバンドメンバーは揃うかと期待していたが、事前に仕入れた情報によると河野圭のピアノとあの宮本笑里をもしのぐ勢いで美人なバイオリンの岡部磨知のみだという。最終公演ではここにアコースティックギターが加わったので、少しは音が多彩になったものの、アコースティック編成でフル尺のライブは個人的には少々かったるい部分もあった。元より以前のライブでもバンド入れててもアコースティックな部分はけっこうあったしなぁ…。

とはいえ俺が行っている数少ないライブの中で耳にダメージを受けることなく、静かに聞き入ることが出来るライブというのは今のところ熊木杏里くらいしかいない。心地いい時を堪能しつつ、眠気も誘われた。

・選曲に関してはそこまで把握してないんだけど、知らない曲もけっこうあった。特に中盤の朗読劇をしながら披露された4曲のうち後半2曲は「翼をください」と「贈る言葉」のカバーだったんだけど前半2曲は知らなかった。新垣結衣とTiaraに提供した曲とか言っていたので熊木杏里としてはCDになっていない曲だったようだ。

・「羽」という『光の通り道』に入っていた曲では事前に歌詞が配布されており、全員での合唱を促される。何でもクリスマスコンサートの時にアンコールでどうしようかという時に観客が歌ってくれて盛り上がったので、そのアイデアをもらったとのことだが…励まし系の曲だがあくまでアルバムの1曲という認識で正直メロディーは聞いてもあまり覚えていなかったし、思いっきりバラードナンバーなので合唱するような曲でも無いように感じた。女性客も少ないし、控えめなオッサンたちの地声でバラードとか暗すぎるだろコレェ…。合唱するなら他にそれっぽい曲いっぱいあるんじゃね?なお前述のように曲を覚えておらず、1番聞いたらすぐに2番以降は口ずさめるほどライトな曲でも無いので最後までメロディーに乗れず、全く参加できなかった。

・「Flag」でもラララパートを合唱。やはり合唱するなら普通こういう曲だろう、こっちの方が盛り上がっていたように思う。ただ熊木杏里がテンション上がって上ハモをし出すものだから、控えめな観客みんなそっちにつられる。ていうか普通に主メロのキーを上げたのかと思った。

・バンド編成の時でも必殺チューン的に盛り上がる「モウイチド」はアコースティックでも唯一客席も立ち上がっての盛り上がり。バラードナンバーでもやはり「誕生日」「Love letter〜桜〜」「今日になるから」「春の風」とかはシンプル編成でも名曲だなと思った。

・MCのテンションが高く、初めてやったというアンプの上に足を乗っけてロックポーズとか、全く似てない武田鉄也のモノマネとか、妙に面白くなっていた。ていうか武田鉄也の事務所にいたからって(05-10)、今まで行ったライブ3回で毎回武田鉄也の話をしてる(連絡取り合ったり仲がいいわけではなさそう)っていうのはいったい熊木杏里の中で武田鉄也はどういう位置づけなんだろうか。

・アンコールではサポートメンバーがツアーTシャツというラフな格好なのに、1人ふわっとした服装で出てきた。報告があるとして入籍を発表。立て続けにお腹を指して新しい命がいます、と妊娠も発表。

これだけだったので普通に出来ちゃった結婚したのかと思ったが、相手が誰なのかとか妊娠何ヵ月なのかとか一切語られず

その後のニュース記事や公式発表では相手が一般人である事と安定期に入った事も加えて明かされている。もしかしたら結婚はもっと前にしていたけど妊娠したんで、この機会でまとめて発表したのかもしれないが、結局のところよく分からない。

なお観客の反応はおめでとうの嵐。後でネットを見るとショックを受けた者も少なからずいる(結婚がショック、妊娠がショック、でき婚がショックとタイプは分かれる)という、まあどこにでもあるような反応が広がっていた。

アイドルかよ!というツッコミもあるが、この辺りは難しいところだ。アイドルじゃなくてもカレンダーとかツアーグッズとかドッカドカ買ってくれるいわゆる固定ファンの中でも特に上物のお客さんってのは大概曲だけでなく「人」に心酔しているのでアイドル応援しているのと変わらない状態。

ぶっちゃけ曲だけのファンなんだ!とか言ってる人の方が実質写真集なツアーパンフとか、別にロゴ入っているからって何なの?的なタオル、シャツに始まり、DEENなんかは毎回やってるけど本人デザインだから何なの?的な万単位の高額ネックレスとか買ってくれないわけで。下手したら曲派の人はCDもシングルは買わずアルバムだけだったり、全部レンタルだったり、配信で済ませてたり。特典や応募目当て、初回と通常のジャケ違い目的だけで複数CD買ってくれる人の方がセールスに貢献しているという事実。

昔から変わらん構図だけど、現状だと上物のお客さんがかなり貴重な収入源になってくるわけで。

今回ツアー5本なわけだけど、他のツアーを見た人とかクリスマスコンサート来た人って言ったら物凄い勢いでみんな挙手していたのでかなりコアファン率は高い。会場の空気としてはそんなコアファンたちもみんな祝福しているようには見えたけど、次の作品、ツアーで目に見てセールス・動員は落ちるかも分からない。

・発表後には今の心境として未発表の新曲「言葉を届けて」も発表。これは初めて聞いた曲の中ではなかなかいい感じの曲だった。

 

というわけで悪くは無いライブだったし、声の調子も良かったし、曲も良かったんだけど、この編成だと似たような曲が多く感じてしまうし(まあ実際ミディアム〜バラードばかりではあるんだけど)、バンド編成で、アコースティックもあって、という方がやはりいいなと思った。終演後にやなぎなぎと一緒に4月29日にやるライブのチケット売っていたので、出産に向けての活動休止にはまだ入らないみたいだけど、新作や次のツアーはけっこう先になるんだろうか。この辺り、木村カエラ、倖田來未、安藤裕子辺りは出産したその年のうちに高速復帰していたのでどうするつもりなのか良く分からないが、今後も歌手は続けると言っていたので、のんびり次を待とう。母になる事でかなり曲の方向性が変わってついていけなくなるような気もしなくもないけど。

1.心のまま
2.春隣
3.流星
4.シグナル
5.誕生日
6.新しい私になって
7.羽
8.扉(新垣結衣へ提供、未CD化セルフカバー)
9.ゆみはりづき(Tieraへ提供、未CD化セルフカバー)
10.翼をください(カバー)
11.贈る言葉(カバー)
12.モウイチド
13.Flag
14.恋のあとがき
15.ひみつ
16.Love letter 〜桜〜

En1.掌(未CD化新曲)
En2.春の風
En3.言葉を届けて(未CD化新曲)

WEn1.今日になるから

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