雨降りな日記〜11周年〜

13年6月

6月30日(日)

慌てて勝手に上半期ランキング remix

・そういえば上半期が終る事に気づいて慌てて選出・ピックアップ。いかにその時々でつけている★数がアテにならないかが良く分かる現時点での順番はこんな感じになる。アテにならない、というか★っていうのは「印象度」なので、★5つけた作品より★4の方が繰り返し聞いたとか好きになったというのはよくある。★4にしておいたけど、実際はそれっきり聞いてないっていうのもかなり大半になってくるのでそういうのはここにタイトルさえ上がらない、なんてこともよくある。

楽曲

1位 Allegro Cantabile/GOING UNDER GROUND×末光篤
2位 オリオンとスパンコール/豊崎愛生
3位 君の名は希望/乃木坂46
4位 言葉で伝えたくて/DEEN
5位 If/MONKEY MAJIK
6位 RPG/SEKAI NO OWARI
7位 カモメトゥモロー/GOING UNDER GROUND×末光篤
8位 同じ空の下/高橋優
9位 リリック/TOKIO
10位 Joy!!/SMAP

その他候補に挙がった曲一覧
PERFECT BLUE/Base Ball Bear
島唄/THE BOOM
会わないつもりの、元気でね/SCANDAL
さらさら/スピッツ
たしかなうた/ねごと
(Where's)THE SILENT MAJORITY?/高橋優
Mistake!/SMAP
いきているから/LUNKHEAD
世界を変えるピアノが歌う/GOING UNDER GROUND×末光篤
REASON/ゆず
日々/森山直太朗
初恋/秦基博
手紙/TOKIO
制服のマネキン/乃木坂46
13日の金曜日/乃木坂46
シンカヌチャー(THE BOOM ver.)/THE BOOM
Only Lonely/浅岡雄也
誕生日には真白な百合を/福山雅治
この涙を君に捧ぐ/NO NAME
REM/Mr.Children
グッバイ・アイザック/秦基博
100%サイダーガール/Petit milady
ワンダフル スマイル/新井ひとみと松島湾子
Hey! MUSIC BOYS&MUSIC GIRLS!/竹達彩奈
BIG VENUS/Sabao
横顔/きたのきい to スネオヘアー
DELIGHT/miwa

2013年6月30日時点で未執筆含めて掲載されているシングル感想コーナーの2013年1月〜6月の全曲、アルバム曲、及び2012年末に間に合わなかった2012年12月の一部が対象。

過去の曲のリメイクが1位でいいのか?という問題があるものの、これは本当に素晴らしかった。改めてSUEMITSUの原曲を聞いたら原曲も良かった事に気づいたけど、GOINGと化学反応を起こしたことで別次元に達した。シングル収録曲全て(3曲)が候補に挙がったのはこのシングルだけなので、"上半期最強のCD"はアルバム含めてもこのシングル盤になると思う。

MONKEY MAJIKは他サイトでもほぼ全く話題に挙がる事が無く(カーシーさんくらいじゃなかったか…?)、恐らくこのサイト界隈では挙げた10曲の中で1番知られてない、唯一この曲だけ聞き覚えが無いという人が多いんじゃないかと思うが、公式のYoutubeにも上がっているのでとにかく1度聞け!とこの機会に言っておきたい。

当時イマイチとか書いていた「横顔/きたのきい to スネオヘアー」が★3つけておいて何故か急浮上してここに入ってくる等、短い間でも印象というのはコロコロ変わる。そんなちゃらんぽらんな11周年音楽感想サイトである。

 

アルバム

1位 ENTRANCE2 BEST OF LUNKHEAD 2008-2012/LUNKHEAD
2位 apple symphony/竹達彩奈
3位 ブルーメリー/藍坊主
4位 DEENAGE MEMORY/DEEN
5位 僕らの平成ロックンロールA/高橋優
6位 LAND/ゆず
7位 B'z The Best ]]X 1988-1998/B'z
8位 B'z The Best ]]X 1999-2012/B'z
9位 Sunny Side Story/戸松遥
10位 とある物語/森山直太朗

現時点で感想が書かれていない数作も一通り聞いていて、あと1回聞いたら感想書こうかなという状態になっている。7月中には全部書くと思う。なので一応6月30日時点で掲載されている2013年のアルバム一覧及び2012年作品で2012年末に選抜する際にまだ上がってなかった2012年一覧の最下部辺りから選抜している。

繰り返し聞いた作品はあまり無い。ゆえに既に印象がおぼろげになっている作品が大半なんだけど、感想書いた後も繰り返し聞いたのはLUNKHEADとDEENくらいじゃないだろうか。藍坊主もその後何回か聞いたか。

DEEN2位にしても良かったんだけど、新作を持ち上げたいという意向で少し下げた。SCANDALのC/W集も確か★5とかつけているし、B'zベストの次くらいの位置づけなんだけど、同様の理由で9位10位をオリジナルにしている。ただLUNKHEADは全曲知らない状態から素晴らしい!!といううベストだったので1位は揺るがず。

最後の枠になった10位はSOPHIAにするか安全地帯にするか東京女子流にするか秦基博にするか迷った。

こうしてみるとロックなスピリットが響いた作品か、ポップスとして優れていると思った作品の2つの軸しかない。女子流はどこにも属さない別のラインにあるんだけど、打ち込みメインのダンス系サウンド、パワフルな女性ボーカル系、アイドルグループ作品なんかは★4にしてたり曲単位で入る事があってもアルバム単位では入ってこないんだよな。

 

この半年で期待値が大きく上がったいわゆるマイブレイクアーティストはLUNKHEAD高橋優。LUNKHEADは後追いで発見したといういつもの俺のパターンだけど、高橋優はデビューからずっと聞いている中での著しい上昇。C/Wやアルバム曲と完全に方向性が剥離したシングルA面限定のストリングス病という異様な状態が続いていたんだけど、2012年に桐島が部活辞めてからはそこから脱却。今は本当にやりたい事をやっているような開放された楽曲が続いていて本当に良くなった。あの変に売りに走ったA面曲の戦略のせいでネクストブレイクのままくすぶり続けてブレイクし損ねてしまったのは本当にもったいなかった…。


6月26日(水)

ここ最近の2013春ドラ FINAL

TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 最終話
真犯人に拉致され笹原(松雪泰子)が行方不明に。笹原の部下昇太郎(千葉雄大)はTAKE FIVE残党3名を疑うが、これにより事情を把握した3人も動き出す。帆村(唐沢寿明)の取り調べはようやく開始されたが、一目見て真相を把握した帆村は増田(でんでん)と昇太郎の目の前で手錠を外すマジックを見せたかと思うとそのまま2人を倒して逃亡。いつの間にそんな武闘派に!?ていうか老人とヤサ男だったとはいえ気抜きすぎだろ!

つい先日も杏子(倍賞美津子)を盗まれる失態をやらかしたのに警察署内は気が抜けまくっており、帆村はあっさり脱走に成功。Nシステムのハッキングでいなくなった笹原の居場所が美術館と判明し救出に向かう。

追いかける増田は何故か美術館に怪しい奴がいたと情報が入ったなどと言いだし、署員総動員で美術館行きを指示。先週から露骨に岩月(稲垣吾郎)ミスリードばかりやっていたが、ようやく増田に怪しい動きが出てきた。

警察が来たので新美(松坂桃李)が囮になり、帆村が笹原の元へ。1話と同じように低酸素部屋に閉じ込められていた笹原は駆け付けた帆村によって救出される。そこに増田と昇太郎が登場。しかし岩月も登場し、帆村の真相暴露話がスタート。

この段階で杏子が目を覚ましていたが、帆村と話すような時間は無かった。実は無線で連絡を取り合っていたのだろうか。妙に段取り良く全ての真相を推測だけで見抜くには無理があるので、杏子に話を聞いていないと20年前の事件は当事者が死んでいるのでそんなに自信たっぷりに語れないはずだが…。

20年前、後藤は絵を盗もうと画策。それに気づいた帆村父は止めに現場に姿を現す。そこに笹原父がやってきたので後藤と帆村父はホールドアップ。しかし笹原父とコンビを組んでいた刑事が実は後藤と組んでいた裏切り者だった。笹原父を刺した相棒刑事は逃走。後藤も逃走。帆村父は笹原父を救おうとその場にとどまっていた。

そこに杏子が本物の絵を持って登場。後藤も裏切り刑事も盗んだ方が本物だと思っていたが、帆村父は贋作だと見抜いていて、絵を持って登場した杏子が本物を持っていると一目で気づいたらしい。警察は信用できないから本物を持って逃げろ!と指示した帆村父はわざと捕まり、署内で真相を探ろうとしていたが、消されてしまったという。

その同僚刑事とは、笹原にも刑事魂を説教した事もある増田だった。

ド ー ン ( 棒 読 み 衝 撃 音 )

しらばっくれる増田の大げさなコントのようなそぶりに、岩月はずっと増田をマークしていたと告げる。杏子やTAKE FIVEが次々に登場し、証拠というか増田が知らなかった事を教えて動揺を誘う。なお岩月の同僚刑事も怪しかったが、単にミスを帳消しにするために岩月の監視を増田に指示されていただけで何も知らなかったらしい。偉く適当にはしょられた。しかも"岩月の監視"なんてろくに仕事してなかったじゃん…。岩月がTAKE FIVEだってことに勘付いたのも笹原だったし。

絵に残っていた指紋で増田に脅迫メッセージを送ったのは杏子だったが、そもそも増田の指紋など無く、フェイクだったがこれに焦った増田が慌てて動いたのが失敗だったという。

結局証拠っぽい証拠は何も出ていない気がするし、20年前に2人殺害、ドラマが始まってからの3ヵ月の間に後藤も殺害、杏子殺害未遂、数々の偽装工作を働いた極悪犯増田はあっさり観念・逮捕。通常語られる犯行理由も特に語られなかったので、マジで増田がどういう人物だったのかさっぱり分からないまま…。

全てが片付き、笹原は帆村に感謝を告げるが、帆村は自分は脱走しているので逮捕しろと言う。仕方なく逮捕して連行した笹原だったが、警察署について振り返ってみるとまたしても手錠が手品されており、帆村も姿を消していた。帆村は一体いつから怪盗キッドの能力(「ポン」で拘束を解除し逃走する)を「ポン」なしで発動できるようになったんだよ!

こうしてお尋ね者になった帆村は大学も辞めて裏世界へ。TAKE FIVEは活動を継続するらしく、5人揃って終了。笹原を助け出す時に宣言した「これが俺たちの最後の盗みだ」は何だったのか。大学教授の職を追われた以上は隠居するのも早いしやる事なかったんだろうけど。そしてたまにJAZZを歌っていたJUJUが帆村の妹だったとどうでもいい事が最後に判明。

最終回前半は良かったけど、期待していた極悪犯増田のキャラ変貌が全く拍子抜け。コントのようにデタラメだぁ!と叫ぶだけでマヌケな事この上ない。しかも特に明確な証拠が出てこなかったのに勝手に観念して借りてきた猫のようにおとなしくなってしまう。合計3名殺害、1人未遂、その他大量の工作活動を行ってきた極悪犯としての意地を見せてもっと開き直って高笑いするくらいの悪っぷりを存分に見せてほしかった。犯行理由も金(20年前)、発覚恐れ(現在)以外は不明だったし。

また鮮やかに悪を倒しながら愛のある盗みをするという基本行動パターンでの5人の活躍よりも、変なゲストが出てくるインパクトの方が強く、あまり基本パターンでの5人の活躍が見れなかったのも残念。侵入パターンも1パターンだったが、特に最終回はもう開き直ったように「警備システムにハッキングした」「監視カメラの映像を書き換えた」「(鍵の前でコード解析)開いた!」と散々やってきた侵入手口のリフレイン。面白かったが色々と惜しい作品だった。

 

BAD BOYS J 最終話
司(中島健人)と佐々木(南圭介)の最終対決がスタート。やや佐々木優勢ながら何度も立ち上がる司に苛立ちを募らせていく佐々木。一方でヒロ(橋本良亮)はイケメン嫌いのゴリラ構成員にやられかけるが、合コンの誘いがあったという嘘の勧誘に乗せられて油断したところを撃破。石本(笠原秀幸)VS陽二(岩本照)も陽二の勝利かと思われたがナッパよりもしつこく立ち上がり続ける石本。自分を対等に扱ってくれた佐々木さん愛を狂信的に語りまくるが、同時期に佐々木は自らの孤独を語り、仲間など誰もいないと司に怒りをぶつけていた。嗚呼石本、届かぬ愛よ

結局、石本を止めたのは龍次(武雄)。根性があると褒め称え、仲間でいれた事を誇りに思うと言われ、陽二からも根性があると評された石本はそれらを聞いて崩れ落ち脱力。改めて龍次は一体今までは石本をどう扱っていたのだろうか。一応幹部で2人でSTPを支えてきたっていう設定だったはずなんだけど、当人同士では随分温度差があったんだな…。石本が出所したばかりの佐々木に速攻心酔したくらいだからよほど不当な扱いされてたんだろうけど。

佐々木は人間不信に陥った理由を急に自分語りし始め親に殺されかけたとか言い始めるが、仲間の大切さを説いた司の最後のアッパー(前にヒロを病院送りにした三下雑魚が一撃で沈んだ必殺技)でKO。佐々木さん信者の石本が這いつくばりながら佐々木さん愛をほとんどうわごとのように叫びながら登場し、仲間がいるじゃないかと諭された佐々木は安心して気絶。これにて戦闘終了。佐々木と石本は仲良く病院送りになり、刑事が佐々木の穏やかな寝顔を見て一安心。石本を止めながらも心臓を抑えていた龍次も入院して治療する気らしい。

各チームは乃木坂勢も総出演して元気な様子が描かれた。そして陽二は新たに定食屋でバイトを始めてそこの娘として生駒ちゃんがゲスト登場。何か一瞬だったが、地味な定食屋の娘っていうのが元々の素朴さとハマってて凄い似合っていた。

ラストは司と久美(橋本奈々未)のラブラブシーンで締め。目を閉じてというのでキス待ちかと思ったら指輪プレゼントというハズシ具合が凄かったが、最後はキスシーンへ。当然双方の事務所及び双方のコアファンの総意による絶対的NG項目ということで、そのまま画面は街の背景へフレームアウトして終了。

 

正直ここ数年で深夜枠にヤンキーモノの連発で飽き飽きしていたし、乃木坂勢が出てこなかったら見てなかったと思うけど、そんなに嫌な敵も出てこなかったし、ツッコミどころも満載だったし、わりと面白かった。

一方で広島の異様な治安設定や登場人物たちの所属設定(一応高校生だったようだが)が摩訶不思議な世界観だった。このドラマの広島県は設定上10代と思われる不良が戦国大名のように勢力を分け合って街を仕切っているという珍妙な世界観だったわけだけど、変にそれが強調された印象になったのは、戦国時代みたいな勢力分布図を出してしまったのと、ビイスト配下3000人を強調しすぎたせいでもある。全て放課後の話(16時以降?)だったのか学校に行っている様子もほとんど無かったし。

だがチームごとの特色というのは面白かった。

極楽鳥→主人公だけでなく、No.2〜4の3人もかなり強く、ラスボスの幹部レベルや大人数相手でも3人だけで勝ち抜ける実力者揃い。しかしそれ以下の構成員は最少で地べた這いつくばり要員。加入には面接により幹部の承認を得なくてはいけない。レディースがいない。

ナイツ→ついにはイケメンホスト集団と形容されてしまうほどチャラい。広島No.2のチームだった割にはトップもさほど強くない。ホスト風じゃないと加入すらできない。合コンが多い。レディースがいるがチームが崩壊してもガールズトークをするくらい呑気。

ビイスト→配下3000人(笑)という質より量の最強チーム。トップは主人公よりわずかに強いらしいが、2番手の時点でもう極楽鳥の幹部以下となり、フリーザ様(53万)とその部下たち(最大で数万〜数千)並の戦力格差がある。いわば赤木キャプテンしかいなかった前年の湘北も真っ青な究極のワンマンチーム。とりあえず加入しておけば広島最強のチームの一員としてデカい顔は出来るが、新興勢力が出た時には真っ先に狙われる。レディースは主にたくさん出る(弱いから)負傷者の救護係として活躍する。

 

ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ
最終回に先駆けて土曜21時のSPドラマとして放送。1話で降板した内海薫(柴咲コウ)が連ドラ開始前に最後に手がけた事件を完全オリジナルで描いた。 前任の北村一輝や同僚刑事だった品川祐も登場したが、監察医だった真矢みきだけは前作のレギュラー陣の中では登場せず。つーか品川祐って現在はどこに飛ばされた設定なんだっけ?

完全オリジナルということで物理は関係なく、普通のサスペンス事件。湯川(福山雅治)は22時過ぎになって内海が弱気になって訪れただけで事件の話は特にせず、内海の完全主役。

OVER 30'S WORLDになって警察でも居場所が無いという30オーバー女性刑事の悲哀が妙に強調されたり、研修にやってきた岸谷(吉高由里子)を見て若い子の方がいいだろうとさらに年齢を実感したりとドラマ内というより、ドラマの外側の事情も垣間見えるような世知辛さが…。

事件自体はむしろ普通のサスペンスとして面白かったが、ラストでは事件は解決したが解決していない問題としてユースケ・サンタマリアを挑発。わざと怒らせたのかと思ったら、普通にタコ殴りにされてしまい、ボロボロの状態で落ち着いてから大号泣。ユースケがキレたらこうなる事は既に話に聞いていたはずだし、何かの作戦かと思ったら何も策無かった…。しかもその後ユースケが暴行で逮捕されたのかは不明のまま。しかも号泣しているシーンが長々続いた後に何故かゆっくりとカメラが引き始めた。一体どんな演出なのかと思ったら画面右側には徐々に見慣れた形の白い物体が!やがてそれは確かな形として画面に映り込み始めた…。これって…小便器!!

男 子 ト イ レ で 号 泣 し て い た の か !!

 

ドラマ冒頭ではアラサー女の扱いに困ったので厄介払いとしてオクラホマ研修を言い渡されていたが、これを機に自ら志願。逆に上司には事件解決の手柄を買われて、行くのは辞めた方がいいと説得されながらも行くことにしたと決意をしてドラマ本編へとつながる形に。ドラマ1話で語っていた怪事件担当として実績を買われて云々というのは嘘だった事に。

自信を失いかけていた内海が事件を通して結果を出し、自信を取り戻す話なのかと思ったら、最後の最後のタコ殴り&号泣のせいでまたしてもアラサー女刑事の悲哀が強調されまくってしまい、最後の「湯川ももっと若い子の方がいいでしょ」みたいな台詞も皮肉にしか聞こえない始末。ていうか上司は湯川が捜査協力してたの把握してたのかよ。

 

ガリレオ 最終話
綾音(天海祐希)を疑う湯川(福山雅治)の話を聞いた岸谷(吉高由里子)。探していた容疑者が単なる宗教勧誘の女だった事が判明。綾音を調べる方向で動き始める。開始20分で湯川は綾音の家に数式アタック。最早このシリーズで完全にネタと化し、中盤頃には意味も無く高級家具や他人の家で数式アタックをやり始め、岸谷がムンクの叫びというお約束にまでなっていたが、今回は岸谷のムンク顔も無く、それすら慣れてしまった様子。

しかし湯川の表情は重い。挙句の果てには岸谷に真相を書いた手紙だけ渡して、自分は1人で北海道に向かい、廃校になる母校で綾音とランデヴー…ではなく仮説披露をしていた。

1年前に流産した事がきっかけで、夫(堀部圭亮)は綾音に一定の愛情がありながらも子供をつくる事が最優先であり、1年以内に出来なかったら離婚と宣言。キレた綾音はわざと避妊を続け、浄水器にヒ素を仕掛け、それから1年間は家に引きこもり(家事に専念と称し)、浄水器を絶対に使用しないように監視&誘導。

回想シーンがまるで台所の水道を一切使わなかったみたいなノリになっていたが、一応「真水」は使えるはずなので「浄水」に切り替えて使わないようにしていた…っていうことでいいんだよな。食器洗うのもミネラル使ってたらおかしいし。

そして1年後経過後、さわやかに「離婚だ」「(今でも好きだが)これだけは譲れない」と宣言した夫。変われば許そうとしていたがこれにて死刑執行が確定。実行するにはミネラルウォーターをほぼ無くしておいて、外出し、浄水器を使うように仕向けるだけで良かった。ついに発動した1年越しのヒ素がヤカンにダイブし、コーヒーに…。

しかし証拠は全て流れてしまったので証明不可能。湯川が重かったのはそれが理由で、実証できない仮説は真実とは呼べないと悔しがる。綾音もそれを聞いて安心して湯川の前で自白。

手紙でそれを知った岸谷は何もできない事を悟り現場で号泣。しかし、前回のラストから描写され、最終話になってからも上司のハライチ刑事が何度植えてもバラが1鉢だけ枯れてしまうという怪現象が決め手に。ヒ素の残りを処分するために事件発生後に岸谷の前で綾音が浄水器の水をバラにやっていたのだった。

ハライチ上司は毎日水をやると約束した手前、枯らしたと言えずにこっそり植え直しまくっていたので、気づくのが遅れてしまったが見事にここからヒ素が見つかり御用。最後はまたいつものように事件を持ってきて終了。

最後らしい迫力があったような無かったような…。今回、かなり変な話も混じっていたので今回のエピソードはまあまあ重みがあったかなとは思う。ただ原作ファンからの評判はずっと悪く、今回も元々同級生設定とか無かったのでまるで別物と言われているようだ。つくづくこういう小説の映像化は、小説を事前に読まず後追いで読んだ方が幸せだなと思った。個人的には吉高由里子もけっこう良かったと思う。

 

とある科学の超電磁砲S 11話
ストーリーが本編である「とある魔術の禁書目録」に合流。全部作り直していて細部が違ったり、黒子が登場前にいつものメンバーズとお茶してたり、シスターズ登場後に美琴が連れ去った後に実験が終わってない事を聞かされ絶望するシーンなど、電磁砲サイドの視点に変わっていたので不思議な感じだった。

実験は200近い企業に分散されて継続。さらに学園都市が敵だということに気づいた美琴は絶望。同時にアクセラレータが実験に参加した動機も少々。「最強」のままではその座を狙って挑んでくる輩が絶えないが、その先に進めば現状が変わると聞かされてその気になったらしい。


6月25日(火)

6/17〜6/23

・サザン35周年で復活。まあやっぱりこの節目に期待に応えるか。そういうのが嫌で無期限とか言っていた気もするんだけど、そろそろメンバーも60代目前。元気なうちにやはりサザンとしての活動は見たい。ギター大森の復活なんてのも無いものかと期待したがこれはやはり無理か…。

あとは毛ガニ氏が腰痛で不参加で実際は三沢またろうが叩いてますとか、曲によって異なったニュアンスを出すために今回もベースは私が弾いてます(by 桑田)、とかはナシの方向で。メンバーの音を聞かせてくれることを祈りたい。あわよくばC/Wが松田ボーカルだったりしたら歓喜する。

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1740.html

・1〜3位をNMB48が独占。合計は12.5万枚。「今週のチャート・墓場」に残っているデータによると9.8万→7.7万→9.0万と来て今回が初の一般発売10万枚突破ということになる。O社では48.2万枚も出していて増え続けているものの、一般発売作の売上にさほど変化が無く、握手人気の増加だけなんじゃないかと思っていたが、今回はファンが確かに増えたと言えそう。

・EXILEは5,18位の合計3.5万枚。O社では10.7万枚。相変わらずの極端なエイベックス特有現象を飛び越えたLDH特有現象。O社とサウンドスキャンの差は完全にFC会員など別ルート販売で囲い込んでいるコアファンということになるんだろうか。

・ユニバーサルの少女時代は4位3.6万枚でO社4.3万枚なのに、エイベックスのSUPER JUNIORからの2人組が2つ足してもO社5.4万枚から2.2万枚程度になってしまう辺りは実にサウンドスキャン的。というかO社対策しかしていないエイベックス特有現象ならでは。

・Leadは公式サイトを見るとニュース欄が全部イベントと複数買いの応募案内が鬼のように並んでいて壮観なり。O社4.1万枚からサウンドスキャンにも3種入って合計2.2万枚(全部で4種)も出せているので、集計対象の一般店舗をちゃんと通しているようだ。

・11位までのO社初登場アーティスト10組の中でサウンドスキャンの20位圏外なのはO社で3万オーバーのBerryz工房のみ。個別握手もサイン会もメンバー指定不可能という相変わらずな感じの事をやっているが、最近のハロプロは通常盤を利用してのインストアイベント分だけはサウンドスキャンにも入れるようになってきていたはず。20位のボーダーが高くて漏れたのか?

・なついろはO社の200位圏外。250枚以下…。

スキマスイッチ、寿美菜子はレンタル予定

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1741.html

・B'zベスト初回盤が2週連続1位2位。通常盤は7,9位に下がっている。9.0万と8.5万枚。2週目5万とか出てもB'zの場合何とも思わなくなっていたが、なんだかんだベスト盤なんだなぁ…。

・May Jのカバーアルバムが3,6位で合計5.2万。O社では4位4.6万枚。女性シンガーのカバー系は当たるようになってきた。島谷ひとみは今こそ復活のチャンスなんじゃないのか。オールタイムベストよりカバーアルバムの方が良かったんじゃないのか。

・GReeeeNは3種発売の分散により合計6.0万枚はMay Jを上回るも4,5,8位。3種は上位互換だが、サイト限定盤とファミマ限定盤というのが別にあるようだ。恐らく集計対象外のはずだが、O社では3位6.4万枚。アイドルでもないのにグッズ付とかなのでどうでもいいファンが多かったようだ。

THE BOOMは前作はスルーしたが、今回は聞いてみたい。

 


6月19日(水)

ここ最近の2013春ドラ Vol.11

・なついろはやはりレンタルに出ない模様。買ってすぐ売る戦法にするか、スルーするか…。

・河村隆一のSHM-CD再発3作を入手。理由は原盤が物凄く傷だらけになっているから買い直しついで。リマスターされていないのは分かっていたが、3作ともブックレットがカラーコピーみたいなざらついた紙にグレードダウンしてしまうとは予想外。これなら原盤のケースを交換した上で、DISCクリーナーしまくって綺麗にした方がマシだったじゃないか…。つーかこれじゃまるで海賊盤みたいなんですけど。

・O社での東京女子流(先週6位、サウンドスキャン20位圏外)の2週目は110位541枚。メディア露出がほぼ皆無なので仕方ないとはいえ、本当にファンしか聞いてない、ファン以外は発売すら知らないという状況が打破できてない…。

TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 9話
特に危険な事もしてないのに笹原(松雪泰子)が今にも拳銃を撃ちそうな勢いで迫ってきた。フリーズした上に顔見せまでしてしまった帆村(唐沢寿明)だったが、仲間が笹原の上に布を落としてくれたせいで逃亡に成功。上司(でんでん)には「今までのお前なら撃ってたはずだが撃たなかったのは刑事としては問題だが人としては良かった」などと評価されていたが、刑事としても無抵抗の人間撃つのは問題だろ…。

そして杏子(倍賞美津子)は問題の絵と一緒にいた上に逃げなかったので逮捕されてしまう。取り調べでは黙秘。最後の謎を握っているのは杏子なのでTAKE FIVEは警察署に杏子を盗みに行くことになる。自分たちの逃亡に精一杯で余裕が無かったとはいえ、置き去りにしちゃったのはまずかったとしか…。

この間に保管されていた絵(本物)は、後藤殺害と同時に奪われた偽物にすり替えられてしまった。さらに岩月(稲垣吾郎)が意味深に暗躍する描写が。

杏子を盗みに入った直後に何者かが杏子を襲撃。意識不明の重体に陥った杏子を何とか盗み出したTAKE FIVEだったが、犯人と遭遇し殴られた帆村は現場に血痕を残してしまう。笹原は大学を訪れた際に帆村のペットボトルを拝借しておりDNAを採取していたので証拠も出来上がってしまう。

一方で杏子の意識は戻らなかったが、アジトの店の店員が実は杏子の息子だったと発覚。杏子が動きを把握していたのはこの店員が報告していたからだった。彼の前でいつも盗みの作戦会議しまくっていたので、基本的に信頼確かな背景無口キャラかと思ったら、実は素性も把握せずに雇っていたという…。「誰でも良かったから追及しなかった」とかとんでもない設定ぶちかましてきたな。確かに店をOPENした時は泥棒廃業直後だったけどさ…。

そして岩月の裏切りにより帆村はあえなく檻の中へ。しかし笹原は謎だらけの状況に疑念が消えず、自分の父親の事まで疑い始めてしまう。もっと調査しようと動き始めたところでまたしても謎の人物に襲撃され連れ去られてしまった。帆村も帆村で杏子を襲った人物がいる事、自分が怪我しているのはそいつに殴られたからだという情報を全く出さず、警察サイドも今夜は遅いのか取り調べる様子も無し。岩月は何を追っているのか、さっぱり分からないまま最終回へ続く。

これはちゃんと話がまとまるか、スッキリ終われるか物凄く微妙になってきた。とりあえず急に新しいキャラが出てきて犯人でしたとかありえないし、署内で暗躍していたのは警察関係者しかいないので、もう上司(でんでん)と岩月と同じ倉庫係の同僚刑事くらいしかいない…。しかし、真犯人は笹原の父親、帆村の父親、後藤、杏子(現在は未遂)と4人も殺っている事になるんだけど…極悪すぎないか…。

 

BAD BOYS J 11話
STPを追われた龍次(武雄)が司(中島健人)を頼ってやってくる。心臓を指さして自分はココに爆弾を抱えていて時間が無い、と物凄く適当かつ曖昧な病気設定を持ち出し、佐々木(南圭介)を止めたいから力を貸してくれと言う龍次。しかし、司には強いならまず自分を大事にしろと言われてしまう。この人マジで人望無さすぎだろ…。ストイックに最強を目指していただけで、卑怯な真似をせずに勝負はタイマンというポリシーを持ったこのドラマの世界では非常にまともなヤンキーの1人だったのでどんどんかわいそうになってきた。

司はエイジ(深澤辰哉)、寿雄(渡辺翔太)にも戦う気は無いと宣言。地べた這いつくばり要員の極楽鳥構成員もやってられるかと何人か帰っていってしまう始末。どうでもいいけどお前ら前回残らず相討ちで倒れてたのにもう回復したのかよ。

一方で石本(笠原秀幸)は司を怒らす方法があるとして行動。久美(橋本奈々未)を誘拐…するのかと思ったら喫茶店を襲撃。どっちみち警察沙汰になってしまい、久美も少し怪我はしたものの、司を怒らせることには成功。初の制服姿の久美というファンサービス&「俺絶対戻ってくるから」的死亡フラグシーンを挟みつつ、久美が直接狙われている様子は無い。意外と硬派なのか石本。

そんな石本は街で部下を引き連れて威張っているところに昔の同級生に遭遇。「お前まだそんなことやってるのか」と言われてしまう。中の人の実年齢はOVER 30's WORLDだが、会話の感じからすると設定的には年齢高くても大学生くらいの感じなんだろうか。中学時代はいじめられっ子でパシリだったらしい。やはり映画「GTO」からのキャスティングだったのだろうか…。そんな石本はかつて陽二(岩本照)に極楽鳥面接で落とされた経緯があり恨んでいるらしい。

司は極楽鳥を抜けると言いながら単身STPへ乗り込む。復帰した陽二やヒロ(橋本良亮)、段野(二階堂高嗣)らも遅れて登場。こういう時に配下3000人を使えばいいのに、ナイツもビイストもトップ3のみ。極楽鳥はトップ4のみで第1話冒頭部分にようやく話が繋がった。ていうか全員STPにやられた感じになってるけど、ヒロだけビイストの裏切り者三下雑魚に病院送りにされていたのでSTP無関係。チームがやられたので怒っている事は怒っているがヒロだけSTPとは初対面じゃないかこれ…。

屋上で陽二と石本が対決し、数々の雑魚を倒しながら進んだトップの3人も足止め要員たちとの対決で離脱し、司1人が佐々木の元へ到着。ラストバトルが幕を開けて次回へ続く。

 

ガリレオ 10話
会社社長の堀部圭亮が殺害される。堀部圭亮あちこちにゲスト出演してるなぁ…。1年前の月9でもゲストだったし。勝俣とK2組んでてウリナリでポケビの邪魔してた時代が懐かしい…。1回目に飲んだコーヒーでは無事で2回目のコーヒーで死んだという事件で物理はさほど関係なかったが、妻の綾音(天海祐希)が湯川(福山雅治)の同級生だったので協力する事に。

あくまでかわいそうな被害者の妻といった感じの綾音だったが、バラが嫌いだと言っていた綾音が自分で植えたというバラが自宅に大量にあったため湯川は疑念を抱く。嫌いだったって中学時代を最後に27年間会ってない相手の趣味嗜好なんて変わるだろ…。

綾音に子供たちに物理の実験を見せてあげてくれと言われ、子供嫌いの湯川はポットのお湯の色が変わるというクソつまらない実験を見せる。最早嫌がらせのような気まずい空気が漂うが、これが事件のトリックにまんま当てはまる事を察知した綾音は自分を疑っているのか?と言いだし、ピリピリしたムードになり次回へ続く。

最終回への繋ぎなので展開はゆったり。最後にふさわしい事件になるんだろうか。今のところ微妙な感じ。

 

幽かな彼女 最終話
一致団結して立てこもりの準備をする生徒一同。覚醒河合(前田敦子)は人質にされていたが、実際は中でくつろいでおり、初期の教師アンケートでの不人気についてフランクに生徒と会話していた。先週とは時間軸が少し違っていて神山(香取慎吾)とアカネ(杏)は告白後もお互い悶々&アカネは冷静になって葛藤しており、しばらくしてから立てこもりの連絡が。

保護者が大騒ぎしている中で、教育委員会も乗り込んできて事態を収拾すると強行突破しようとするが教師陣が体を張って阻止。到着した神山は話がしたいとしてバリケードの中へ入れてもらう。そこで大人になればこんな理不尽はいくらでもある、そのたびにこんなことをするのか!と突き放すように呆れる神山。ショックを受ける生徒たちだったが、1人の人間として話をする神山を次第に受け入れていく。

一方で保護者相手には岩名(高嶋政宏)を筆頭に大原(濱田マリ)、気弱な校長、窪内(林泰文)までもが熱く演説。霧澤(真矢みき)がビシッと締める。しかしこの隙に呆れた教育委員会が出て行ってしまう。

ちゃんとあいさつをしていなかった神山はきちんと最後の挨拶をする。だったら卒業式をやらせてくれと生徒がお願い。生徒たちは神山の指揮で練習していた合唱を披露。聞き覚えのあるような無いような曲だったが05年のSMAP16thアルバム『SAMPLE BANG!』収録の「Dawn」というかなりマニアックな選曲。そういえば雑誌では神山の名前である"暁"の元になっている曲を選んだとされていたが、Dawn=暁だったな…。さすがに涙涙の展開になっているのに陽気な「Joy!!」は無理だったか。

いいムードになっていたが、そこに教育委員会が強引に突入してくる。教師勢が全員で止めようとしていたがたった3人しかいない教育委員会を止められないとは…。最早生徒を危険な目に合わせているのが誰なのか明白な勢いでガラスを破壊しながら突入してきたので(姿は見えない)、りさ(山本舞香)が倒壊してきた机と椅子の下敷きになりかけ、咄嗟にかばった神山はダウン。

直後に自宅で幽霊化していた神山。アカネが駆け付けてきて現在完全に死んではいないが幽体離脱状態にあると説明する。ついにアカネと触れ合うことができた神山はここに来て妙に落ち着いてこのまま死んでもいいんじゃないか、生きていても辛い事はいっぱいあるだろうし、今の流れで非常に最高の気分になったのでそこで人生の幕を引くのも悪くない、などと言いだす。同じ脚本家による2年前の月9で香取が演じた伝説の高倉純平に匹敵する斜め上発言。アカネは今死んだらりさや生徒たちが一生責任を感じてしまうと説得するが、そういう事を乗り越えて大人になっていくものだなどとついに高倉純平を完全に越えてしまった。コントのようなやり取りの後、アカネは真剣に生きるべきだと説得し、自分は成仏する道を選択。アカネと神山を繋いでいた糸を断ち切り、成仏の光がアカネを包み、そして神山は目を覚ます。

数日であっさり自宅でプラモ作りに精を出している神山。さらに何も無かったようにクラスに復帰。りさ父が訴えを取り下げたらしいがその理由は不明。立てこもったと聞いていつものようにイライラしていたカットしか無かったんですけど!?考えを曲げる様子もりさと向き合った描写も無かったんですけど!?

神山はそのまま別の家に引っ越していたが、林(北山宏光)からまた幽霊が出て次の住人が早々に引っ越したと聞いて駆け付ける。すると普通にアカネが登場。何でも消える前に各地で観光を楽しんでいたら、成仏へと誘う光が消えてしまったという。いちゃつく2人でTHE END。

幽霊パートと学校パートが剥離してしまい、かなりチグハグになってしまったが結果的にはアカネ消えない、神山復帰というハッピーエンド。わだかまりが残る展開にはならなかった。教育委員会は神山に怪我を負わせた事と話が片付きかけたところにKYに強行突破して事態を悪化させたという過ちに対して謝罪してほしかったし、りさ父も台詞くらいは欲しかったところだ。もう少しうまく展開できなかったものかとは思うけど…。泣ける最終回だとか散々煽ってて、実際合唱しながら生徒たちは号泣してたけど、直後に死んでもいいと人生を捨て去る迷言を連発し、2年前の月9最終回でライバル相手にフラれたら教えてくれと頼みこみ、自転車泥棒をぶちかまして相手の職場に乗り込み「幸せにするとは言いません。幸せになりたいんです!」を放った高倉をあっさり越えていった主人公からは笑いしか生まれなかった。このぶっ飛ばし方はさすが同じ脚本家。キレが増していた。

学園モノとしては主人公教師が力技と破天荒で何でも解決するわけでも、下手に重すぎるわけでも無く、うまいこと現実的になっていて面白かった。立てこもりに関しても、今までの学園モノなら誰かの為なら正当化!っていう流れになるところを、そこを思いっきり否定していたり。なので全体的には非常に満足度の高い学園ドラマの新たな名作だったと思う。

それにしてもやけに女子生徒ばかりかわいい子が揃っていて、公式サイトでも主要な女子生徒1人1人の特集動画だけがあるというほど女子押しのドラマだった。これは男子生徒にジャニーズJr.がいるのでジャニーズの権利の問題で特集できなかったというのもあるんだろうけど、それでも目立って活躍していたのは女子ばかりだった気がする。

今週の林FINAL
河合が人質というのを真に受けてガクブル。教育委員会を止める際は岩名に続いて立ちふさがるといった勇敢な行動を見せるが、その後は見張り。これにより、人質になっている河合以外のレギュラーの教師全員が保護者に対して教育論を熱く演説している中で1人だけ置いてけぼりとなってしまう。各教師の最大の見せ場に呼ばれず、メイン回が1回あった以外は教師としての林はほぼ描かれなかった。さらに武器まで持っていたのに教育委員会の進行を止められず全くいいところなし。

しかしこのままでは終われない。結局林に残った最後のキャラ属性である河合LOVE。それを放置したまま終わるわけにはいかない。神山が意識不明で病院に運ばれ、みんなで心配している中で河合が「私が生徒を止めていれば…」と責任を感じているところに乗じていつ握るの?今でしょ!!!とばかりに"林"の名に恥じない行動力を発揮。すかさず手を強く握り、河合の心をゲット。その後はあくまで「お友達」ではありながら自宅に出入りする仲にはなったらしい。ほとんど恋の吊り橋理論じゃないかとは思うが、林の関心は河合だったわけで林的にはオルオッケー!!と「HOT LIMIT」ばりの最高の終着点となった。

だがやっぱりSMAP後輩ポジはSMAP後輩ポジ。キムタク主演でも草g主演でも中居主演でも香取主演でも物語のキーマンには全くさせてもらえず。ズバッとフロントの3人が活躍するような昔のV6カミセン3人で主演ドラマみたいな話は来ないのか…。OVER 30's WORLDは意外とすぐ近くまで来ている。ある意味どの年齢まで"若手"のままでいられるかも見所ではあるけど。

 

とある科学の超電磁砲S 10話
第4位の麦野は第3位の美琴に対抗心を燃やして単身対決を挑んでくる。ほとんど力が残っていない美琴はフレンダが置き忘れていった人形型爆弾を大量に扱って応戦。当初美琴が持って登場した時よりも10倍くらいの数が後からドシドシ出てきたがどんだけ仕掛けてあったんだ…。そして全部回収したんだとしたら意外と時間あったんだな。

苦戦の末に一撃加えて一時気絶させ、研究施設は破壊したが麦野はすぐ復活し追い詰めてくる。美琴はこれまたフレンダが仕掛けたままだった起爆装置を使って何とか逃げ延びる事に成功。美琴の事情に興味を抱いた麦野は追うのを辞めて研究者の1人を無理やり捕まえてシスターズ計画を聞くと闇に落ちていくがいいとほくそ笑んで放置を決定。

翌日、布束が潜入していた方の研究施設に向かうと既に施設は撤退しており戦いは終わったのかと一時の安堵を得る美琴。そんな美琴の前には上条が自販機にお金を呑まれていた!

ということで「とある魔術の禁書目録」でのエピソード開始時点に時間軸がついに合流。なるほど、だからあの時の美琴はいつも通りで直後シスターズと出会ってから暗いモードになっていたのか。戦闘に関してはもうホントにフレンダ様様。フレンダの爆弾が無かったら詰んでいた。視聴者の記憶にもとってもカワイイキャラクターとして強く刻まれただろうけど、フレンダの可愛い感じのシーンを入れるほど、禁書3期が…。


6月18日(火)

6/10〜6/16

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1738.html

・1,2,4位が関ジャニ∞。合計は26.1万枚。O社は24.9万枚。O社より高く出るともうこれは本当に売れているんだなという気がしてくる今日この頃。

・O社では14.1万枚も出ている東方神起は3,7位で合計6.6万枚。FC限定盤が残り、ということだろう。

・板野友美は3種合計3.0万枚。O社では4.5万枚。卒業する理由を「時が来たから」とコメントし、今後は歌手1本のつもりと思われるが、卒業前からこの状態で大丈夫なのか。

・東京女子流より先にドロシーがサウンドスキャンランクインを果たすとは思わなかった。インストアイベントを連発したんだろうか。

・O社で59位のMONKEY MAJIKがいよいよ1000枚割りそう…。

MONKEY MAJIKはチェック予定。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1739.html

・B'zが1〜4位を独占。初回白、初回黒、白、黒の順番でそれぞれ38.5万枚、37.5万枚。初回盤が35万、通常盤は3万程度となっている。まあネット割引だと初回盤の方が安いし、PV集が最大のポイントなので順当な結果か。

・高橋真梨子40周年ベストが2週目に浮上。父が誕生日だったのでプレゼント用に購入したが、その辺りの世代が遅れて反応しているものと思われる。

・8位(O社では9位)に入っているTommyの煽りである15周年がマジで意味が分からない。ナタリーに至ってはソロ15周年などとほとんど捏造に近い表現までしているほどだが、改めておさらいするとソロは01年開始、ブリグリは97年デビュー。よって15周年は去年だったので、Tommy本人がブレイクした年(98年)がデビュー年だったと本気で勘違いしているんじゃないだろうか。ただ去年もソロ10周年と言ってアルバムを出していた(去年はソロ11周年)。ソロデビューした年も間違えているのか?それとも周年カウントの仕方を間違えているのか?

今週チェック予定のアルバムは無し。


6月14日(金)

ようやく届いた

・本来konozamaとはamazon予約品を待たされた挙句にキャンセルされてしまう事を言うが、予約したのに発送が遅れる事も最近は指すという。その定義ではここのところkonozamaが多い。

ごく稀にフラゲ日に届くこともあった。フラゲ日に届くには月曜以前関東圏内から宅急便で発送される事が必要条件だ。実際5年前の『ULTRA Pleasure』はフラゲ日の午前中、学校に行く準備をしている時にふいに届いた。

しかし基本はフラゲ日、もしくは発売日になって発送通知、メール便(ゆうメールか佐川飛脚)にて2日おいて木曜もしくは金曜到着というのが多い。予約の速度は関係ないらしく、予約開始直後に予約しておいても何ら優先されることなく何故か発送が発売日を過ぎる事もある。

またSony Music Shopは前の週の週末にものすごい速さで発送通知を送ってくるが、月曜以前に到着しないように配送を止めておくよう配送業者に指示を出しているらしい。DEENのベスト盤を2枚頼んだ際は結局月曜に発送されたタワレコの方が早く届く始末。

で、ここのところのAmazonで頼むCDはほぼ全面的に新大阪郵便局からの発送。千葉にも倉庫があるはずだが、大阪の倉庫の方がでかいのかなんなのか、わざわざ遠方から送ってくるもんだから発売日入手は100%不可能な状態となってしまった。震災以前は場合によって変わっていた気がするが…。

色々と同時に頼んで宅急便配送(Amazon判断)になれば一気に早くなるが、CDを1,2枚頼んだ程度ではメール便のまま。今回のB'zベストはやや厚みがある上に2枚なので宅急便を使ってくれるかと期待したが、余裕のゆうメール。フラゲ日発送で2日おいて、木曜にさいたま到着後は地元郵便局が頑張り、夕方に届けに来たようだが、ここに来て厚みが仇となり、ポスト投函不可による不在通知という連続攻撃。

帰宅したのが18時を越えていたので当日再配達不可となり、本日になってようやく入手する事ができた。Amazonの厚紙ダンボールは連日の雨と湿気とたらい回し(?)により、かなりズッタズタな状態だったので中身が心配だったが、スリーブケース&デジパック仕様だったのが幸いして無事だった。プラケース系だったら確実にヒビいっていたと思う。

 

・というわけで新品予約のAmazon使用を再考することに。既にDEENのベスト盤やタワレコ限定商品などでタワレコオンラインを利用したところ、フラゲ日確実配達という素晴らしい仕事っぷり。ただポイントの付き方はいいんだけど、DVD付への割引が無いので、主に割引の無いCDの予約に使うのが良さそうだ。というわけでBUMPのベスト盤はタワレコに予約移動。

他にはジョーシンという通販サイトを教えてもらった。ここは割引率はほぼAmazonと同等な上に、色々理由をつけてほとんどポイントをつけないAmazonと異なり、ポイントがガンガン入る。手始めに来月のDEENのライブBDをここで予約し直してみて発送速度を検証予定。

Amazonの利点は送料無料なので1000円前後のシングルを買う際はやはりここだろう。あとなんといっても数々の安値中古。楽天やヤフオクもあるが、うまく渡り歩けばそこらの中古屋より確実に安く入手できるので重宝できる。

 

・今回のB'zのベスト盤には、ライナーノーツがついている。これまでのベスト盤に解説が載った事は無かったのでこれは珍しい試みだ。なんとディスコグラフィーまで掲載。外部委託したようで全体ライナー、曲別ライナー、PV別ライナーの3種のライナーをそれぞれ異なるライターが担当している。これは素晴らしい。

PVは「MOTEL」「ミエナイチカラ」以外はPVが無くてもライブ映像をそのまま引っ張り出して(音源もライブのまま)MUSIC VIDEOということにしていてほとんどフルな辺りも当時のビーイングとは一線を画した気合の入り方で驚いた。

「ミエナイチカラ」に関しては当時撮影しておいて編集しなかったので再編集したので初公開の映像だとライナーに書いてある。つまりプロモーションビデオとして使用しなかったということ。PVが無い作品も今作の為だけに用意したってことだからそこは凄いな。


6月12日(水)

ここ最近の2013春ドラ Vol.10

・SMAPのキャンペーンの件

5種全部→DVD全員プレゼント
5種全部→コード1つで応募できる抽選特典が5種(うち1つはファンイベント)
通常盤だけもう1つダンスイベント応募抽選

ということで11枚買うと全てのキャンペーンに応募できる仕様。

と、書いてたんだけど間違えていた

よく見たら上記の3つはコードの併用が可能と書いてある。DVD全員プレゼントで使ったコードは通常盤のダンスイベント、コード1つからの5種のイベント応募にも使用可能だという。

http://www.jvcmusic.co.jp/smap/joy_campaign/

要するにこういう事。この説明サイトがあるの知らなかった…。

つまり5枚で全キャンペーンに応募可能。同じジャニーズのTOKIOくらいしかこの手のコード入力応募モノは最近触れていなかったので、まさか1コードを使いまわせるとは夢にも思っておらず、完全に勘違いしていた。

 

TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 8話
前回失踪してしまったホームレスの女(倍賞美津子)に呼び出された帆村(唐沢寿明)は盗まれた絵を取り返してほしいと依頼される。それはダ・ヴィンチの絵画「ルクレツィアの肖像」だった。1話から盗めと言っておいて最初からお前が持ってたのかよ!と当然のようにキレる帆村だったが、ホームレスは逆ギレし、取り戻せば真実が分かるの一点張り。あまりに理不尽な条件だったが、真実を知りたい帆村は仕方ないので盗まれた絵を盗み返す事に。

盗んだのは宝塚トップスター5人(実名出演)によるTEAM FIVE。本物の宝塚を起用したはいいが、やはり宝塚の舞台用の演技はドラマでは大げさすぎて不自然で凛々しすぎるセリフ回しの連発…。愛のある盗みをするというTAKE FIVEと同じイディオムで関西方面で活躍している窃盗集団という設定だったが、これなら本筋なしでドラマも佳境に入る前に普通の対決としてやった方が良かったのでは。序盤でその仕事模様も少し描かれたが、元が有名人ということもあるが、現場で素顔さらしまくりのTAKE FIVEと異なり、仕事中は一応目元だけ仮面で隠している辺りはしっかりしている。

そのプロデューサー…というかプロデューサーと呼ばれていたがどう見てもマネージャーっぽい男性の依頼で「ルクレツィアの肖像」を盗んだらしい。この事が分かったのは何故か笹原妹の紗枝(江田結香)と帆村助手のなな(福田彩)がヅカファンで公演を見ていた挙句に楽屋に迷い込んで絵を発見してしまうという無理やり展開。これによりTAKE FIVEだけでなく、笹原(松雪泰子)までチョロチョロと警戒しまくってウザいことこの上ない流れに。

結局ななをうまい事使って絵を奪還したTAKE FIVEに対してさわやかにそれを受け入れるTEAM FIVE。固い握手を交わし、さらにホームレスも出現し、ついに絵の真相が語られた。

ダ・ヴィンチの絵画「ルクレツィアの肖像」の絵に魅せられた当時の担当学芸員だった杏子(倍賞美津子)は同僚(プロデューサーの父)と共に決死の贋作を作りだし、シャレで本物の代わりに飾ったが、偽物と気づかれなかったという。その直後に例の事件が発生し、偽の絵は盗まれ、笹原父が殺され、帆村父が殺害犯となってしまった。杏子は本物の絵を持ったまま失踪。自分が作り出した偽物を探しており、プロデューサーの狙いも偽物の方だった。だがTEAM FIVEが盗んだのは本物だったので偽物が欲しかったプロデューサーの目的とは違ったという。

肝心のその先の杏子が語る理由を聞く前に、KYすぎる笹原が何故か最初から拳銃を構えながら劇場に不法侵入してきてしまった。別の場所にいた新美(松坂桃李)の逃げろ!の声で一緒にいた南(六角精児)と火岡(入江甚儀)は咄嗟に舞台裏に姿を消したが、帆村は位置が悪く逃げ遅れてしまい、さらに笹原は父親殺しの犯人の息子が帆村だと知っており、復讐を果たそうと無抵抗の帆村に向けてマジで引き金を引きそうなところで次回へ続く。

後藤の死亡もそうだが、明らかになったのは杏子の最初の段階の謎だけで20年前の事件については不明のまま。最終回に向けて盛り上がってきたが、ここに来て超人的な勘で迫りくる笹原がマジでウザくなってきた。今回も宝塚をわざわざゲストに呼んだんだから純粋にTAKE FIVEとTEAM FIVEの対決の方が良かったのに、無理やりに介入しすぎ。

 

BAD BOYS J 10話
ナイツに続いてビイストも壊滅させられ、次は極楽鳥の番というムードが高まる。数俊(森田美勇人)によればSTPは数もハンパ無いので極楽鳥の人数じゃ一瞬で潰されるらしい。配下3000人様を従えるNo.2がハンパ無いというほどSTPに頭数が揃っているように見えなかったが…。また段野(二階堂高嗣)は入院する程ではないがしばらく動けないらしく登場せず。それは入院した方がいいのに俺が病院送りとかふざけんなとプライドが邪魔して入院拒否しただけじゃないのか…?

早速、普段全く姿を見せない極楽鳥構成員ズが地べた這いつくばり要員として活躍。港へ来いというメッセージに従い、気乗りしない司(中島健人)以外の陽二(岩本照)、エイジ(深澤辰哉)、寿雄(渡辺翔太)は港へ向かう。意外な事にまだ極楽鳥には元気な構成員ズが山のようにいたのか、待ち構えていた石本(笠原秀幸)が率いているSTP構成員と同程度の人数だった。逆に司が1人残されたアジトにはさっきまで地べた這いつくばっていた構成員が1人もいなくなっていたのでやられたフリをしていたのだろうか。

いずれにせよ乱戦となり、結果まさかの大善戦全員相討ち。一瞬で潰されると評されていた極楽鳥は司抜きで石本とその配下を倒していた。ビイストNo.2以下を潰した時でも涼しい顔をしていた石本もまさかのボロボロ。さらに陽二が優勢でトドメを刺そうかという勢い。極楽鳥が強いのか、石本が実は弱かったのか、ビイストがNo.1に甘んじて弱体化していたのか。だが佐々木(南圭介)がそろそろ助けた方がいいかな?と現れ、陽二を一撃粉砕。陽二は1週間の病院送りコースに。

その頃、STPトップの龍次(武雄)は司に勝負を挑んでいたが、司はやる気が無い。そこに佐々木がボロ雑巾陽二を引きずり、蹴りながら現れたので司がブチ切れ殴り掛かり佐々木と戦闘になるが、佐々木をかつて逮捕した刑事が登場し制止。刑事もとりあえず病院送りにした犯人が目の前にいるんだが。逮捕しろよ。司に危ないから「保護してやる」とか言ってる場合じゃなく、病院送りになった被害者がいるんだから佐々木に対する令状を書け令状を。

久美(橋本奈々未)にもう戦わないでくれと言われ、戦わない決意をする司だが、けっこう動けない感じで這いつくばっていたのに意外と元気な陽二以外の構成員がやる気で困る。ナイツやビイストもトップ不在のまま復讐だ!いや無理だ待て!のせめぎ合い。トップ以外はすぐに動けるレベルの怪我しか負っていないようだ。

そんな中で、タイマン勝負を信条とする龍次は邪魔ばかりする佐々木にSTPを抜けてもらうと宣言するが、抜けるのはお前だと言われ戦闘の末に病気により硬直したところにトドメを刺されて敗北。それを聞いた石本は即座にこれからは佐々木さんがトップだ!と宣言しSTPは新体制に。

佐々木が少年院にいた頃は石本とSTPを支えてきた自負のあった龍次は石本を頼り、こんなことになってすまないがいずれ佐々木と再勝負をすると話しに行く。石本は最初から龍次を追い出す計画だったと暴露。リーダー龍次への信頼&人望ゼロどころかむしろ凄い勢いで嫌われていたという人間不信必至な展開になり、絶望の龍次に明日はあるのか。

 

ガリレオ 9話
"悪魔の手"を名乗る人物から警察と湯川(福山雅治)に挑戦状が届く。事故死と思われた事件を起こしたのは自分だと言い、犯行声明を送ってくるが順序がおかしい。予告と思われるネットの書き込みは後から発見され、実際の声明は被害者死亡後だった事から、湯川は実際には失敗した事件がいくつかあるはずと進言。

今回も古畑的で最初はシルエットだった犯人は途中からゲスト生瀬勝久だと視聴者に先に判明。生瀬は栗林(渡辺いっけい)の友人でもあったが、10年前に渾身の研究を学会で発表中に欠点を湯川に指摘されて研究がパーに。大学を追われ湯川を恨んでいたらしい。

最後は栗林の運転する車に湯川が乗っているところを栗林を狙って攻撃。栗林の平衡感覚を狂わせ、交通事故で湯川殺害を目論んだ生瀬だったが、既に湯川に先読みされており、阻止され、現行犯逮捕。取り調べの結果、半年前に恋人を殺害していた事まで発覚するが、全部湯川のせいだと生瀬は叫び、当の湯川は10年前の事を覚えていないという後味の悪い結末に。この調子だと湯川への復讐シリーズだけでもう2,3話作れそうだ…。

今回はマスコミにも情報が漏れたが、そもそも週刊誌に湯川の記事がスッパ抜かれて湯川が警察に協力している事が世間に漏れたのが事件の発端とされていた。この辺りの設定が曖昧で、そもそも誰が週刊誌にリークしたのか不明。直後に栗林が生瀬の元を訪れてペラペラ喋っている様子が描かれたので、栗林が原因かとも思われたが特に栗林が情報を漏らしたという言及は無し。岸谷(吉高由里子)によれば生瀬は栗林は愚痴ばかりで有益な情報は何も得られなかったと語っているらしいし。

岸谷(吉高由里子)が湯川に協力を頼んでいる事がどこまで警察全体の総意となっているのかも不明。柴咲コウの頃は確か同僚の刑事も湯川の事を知らず、表向きは柴咲コウが全部解決している事になってるんじゃなかったか。だからこそ柴咲コウがその道の事件専門として今期の1話で異動させられ、そもそもその前任の北村一輝もそれで出世したっていう設定じゃなかったのか。

 

幽かな彼女 10話
りさ(山本舞香)の父(飯田基祐)が出した条件は神山(香取慎吾)の転任だった。りさと最も通じ合った覚醒河合(前田敦子)が直接父に聞いたところによると「(つかみかかられて)気に入らないから」と実にシンプルなお答え。しかしそれだけにしておけばいいのに「子供には現実を見せるべき」「教師は世間知らず」「りさには他人を蹴落としてでも強い子に育ってほしい」「いっそいじめる側に回るくらいに」「神山はりさを救えなかったということだ」などと散々。最後の救えなかった云々はお前が邪魔しているんだが?これは最終回までに改心しそうにない。ドラマ序盤はモンペとして君臨していた母親も夫には一切口出しできないらしく最早オロオロ困り顔しているだけで何の役にも立たない始末。モンペになったのは家庭のストレスだったのだろうか…。

霧澤(真矢みき)はアカネ(杏)の死への責任からりさを復学させず、神山を残す方針を固めていたが、神山が説得。幽霊が見える体質だといきなり明かして、霧澤が当時アカネに語ったであろう家庭環境、初恋の人情報を持ち出しただけで今アカネの幽霊がそこにいるという話を意外とあっさり信じた。さらにあの夜の真相が語られる。りさ同様に自殺しようとしていた不良生徒を止めようとしたら刺さってしまったということだったらしい。だが現在のその不良生徒の行方を聞いたところ、政治家だった父が失脚してしまい、一家離散し、苦労しながらも就職したが20代の時に事故で死んだという。落ち込むアカネ。そこだけ無駄に現実的にしなくても。暗すぎるだろこの設定…。

学校では神山チルドレンズを中心にまとまっており、文化祭の出し物もりさが提案した楽曲(謎のまま)で確定したが、舞(飯豊まりえ)を筆頭とするりさの元部下たちはそれが気に喰わず対立。

カウンセラーから復学可能の許可を受けたりさを神山は無理やり学校に連れていき(復学の条件で神山解雇を知っているりさは嫌がっていたが、りさ父に神山は1日限定で許可を受けた)、舞と本音のぶつけ合いをさせる。ぶつけあった2人は和解とまでは行かないがとりあえずわだかまりは無くなり、そこに神山も重ねて最初はやる気が無かったなどと本音をロングトーク。

まるで死亡フラグのようなまとめっぷりに生徒たちも不審に思うが、神山はそのまま別れも言わず教室を去り、河合にクラスを任せてそのまま学校を去ってしまう。翌日、河合からそれを聞かされたオール神山チルドレンズは亮介(森本慎太郎)主導で「ガキしかできない抵抗の仕方をする」と宣言。

霧澤絡みの未練も消えたのに一向に成仏の気配が無いアカネに対して神山は俺が消えて欲しくないと思っているからかもしれないと言い出す。これからも一緒にいようと宣言し、好きになっちゃったからしょうがないと告白する神山。確かにドラマタイトルは「彼女」だし、徐々にフラグは立てていたが最終回前になっていきなり恋愛要素持ち出されても…。しかもそんな呑気な事している場合じゃなくて生徒が立てこもったと聞いてビックリしたところで次回へ続く。

クラス関係は円満解決したが、邪魔をするのは全てりさ父という展開に。だがりさ父は現在ドラマに出ている庶民たちにはどうにもならない絶対権力者として描かれ、倒すべきラスボスという相手になっていないし、戦うべき相手とすらされず、奴の言う事なら何でも受け入れるしかないという。ラストの生徒立てこもりの原因もりさ父の個人的な理由による権力の行使という何ともスッキリしない流れだけにドラマ的には失脚か改心してほしいところだがそんな気配が全く無い。「GTO」みたいな痛快系学園ドラマではこの手の権力者は最後に情けなく失脚するわけだけど、今のところりさ父の不正の証拠などと言った解決アイテムは出てきていない。むしろアカネを刺した不良生徒をりさと同じだと言及し、その上で不良生徒の辿った顛末が父親の失脚から苦労した…などとわざわざ不幸待遇に設定したのはりさ父の失脚による権威喪失ENDというドラマ的な解決はやらねーよという脚本家の宣言のようだ。

ただ立てこもりなんて90年代までで使い古されたような真似するよりも、政治家の不正な圧力!?と以前出てきた赤っ恥記者の小木茂光を使って知能戦を仕掛けた方が面白かったのに。この脚本家は「任侠ヘルパー」も担当していてあのドラマの確か最後に立てこもりしていた記憶がある。それ以上に伝説の「幸せになろうよ」と「PRICELESS」も担当してる人だったのか。最終回が不安になってきた。

今週の林(北山宏光)
河合(覚醒前)に嫌がられているのに誘いまくっていたくせに、河合(覚醒後)が教師を辞めないのを聞いて喜び、神山が辞めさせられるのを聞いて河合と一緒に心配して神山の家に来た程度で出番終了。最終回前にして完全に空気と化してしまった。果たして最終回で何か爪痕は残せるのか?名前も今流行りのだろ?いつやるの?今でしょ!!

 

とある科学の超電磁砲S 9話
シスターズがいる研究施設でシスターズに感情データをインストールしようと目論んでいた布束。アイテムの絹旗に見つかりながら処理を完了するがまさかのエラーで失敗。後ろに控えていた見た目強面のエージェントをまさかの身体能力でのして拳銃を奪うが、絹旗んp窒素装甲(オフェンスアーマー)とかいう能力で弾丸を止められあえなく撃沈。何処へと連行されていってしまった。これでこの人は出番終了なのだろうか。そしてエラーが出た原因はチラッと映ったラストオーダーがいるからなんだろうけどあんなちょっと映しただけで説明なしで大丈夫なんだろうか。

一方で美琴の前には麦野と滝壺が登場。麦野は美琴に続く第4位のレベル5で「原子崩し(メルトダウナー)」とかいうよく分からんがとりあえず強力な光線を連発。滝壺は水晶を食べると相手の位置を把握する「能力追跡(AIMストーカー)」(レベル4)、さらにフレンダも少し回復して爆撃を連発。疲労困憊の美琴はさすがに分が悪いので施設破壊を優先して逃げ回るが追い込まれていく。戦っているうちに攻撃を防がれた麦野は相手が第3位のレールガンだと気づき、1人でけりをつけるために2人を帰して単独勝負を挑むところで次回へ続く。

何と2週連続いつものメンバーズ出番なし。いちいち説明するとテンポ落ちるとはいえほとんど能力の説明も無かったけど、大丈夫なんだろうか。


6月11日(火)

6/3〜6/9

・総選挙はとにかく残念だったとしか言いようがないので、特にそれ以上書くことが無い。本当に残念だ。

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1736.html

・SMAP5種が1〜5位を独占。合計は25.9万枚。O社では32.8万枚も出ているがどこでこんな差が生じたんだ?界王拳販売はやっていないはずだが…。こんだけやっても嵐の半分程度というのが正直かなり哀しい。5種全部購入でDVD全員プレゼントという5枚買い推奨商法もやったけどファンの反応はかなり冷やかだったということか。確かにSMAPはほとんど複数商法に手を出してこなかったのにここに来ての連発なので、若いジャニーズファンのように慣れる以前にいい加減にしろというオールドリスナーの方が多くても不思議じゃない。まあ知名度は高いのにダントツで売れないTOKIOもこの構図の縮小版みたいなものだし、SMAPももうどれだけの曲を出しても数字は残せないかもしれない。

1〜5位の順番は興味深く、せっかくサウンドスキャンを見ているのだから触れておきたいところだが、ビビッドオレンジだのスカイブルーだの書いても持ってない人には何が何だか分からないと思うので収録内容で並べてみる。

1位 C/Wが30分に渡る全シングルメドレー&DVDはPV2種のメイキング(品番並びでは初回盤3)

2位 C/Wが「世界の国からこんにちは」カバー&DVDは表題曲「Joy!!」PV(品番並びでは初回盤1)

3位 C/Wが「掌の世界」(凛として時雨TK提供)&DVDは「掌の世界」PV(品番並びでは初回盤2)

4位 通常盤(C/Wは「掌の世界」で初回盤2と同じ) ※5種のうち1種あれば応募できる5種類の抽選応募特典の他に、通常盤でしか応募できないイベントが1つある。

5位 C/Wが表題曲リミックス、DVDなしのEPサイズジャケット(品番並びでは初回盤4)

いわゆる初回盤1に該当する作品を抑えてシングルリミックスメドレー収録のものが1番売れたというのは面白い。また収録曲の面では初回盤2と唯一同じにも関わらず通常盤がビリにならなかったのは、通常盤でしか応募できないイベントが効いたものと思われる。最下位はEPサイズジャケット。DVDも無く、ただジャケットがでかくてシールがついているだけ、しかもC/Wはリミックスというので定価1400円はさすがにいくら豪華パッケージ仕様でも消費者は敬遠したということだろう。

02年にZONEが「証」というシングルで同じようなことをやった時はパッケージを少し特殊にしただけで1400円の暴利設定をしたところ、初回盤という響きだけでそれが1番売れたそうだが(ソニーが当時"実験"と称してその結果を「めざましテレビ」などの芸能ニュースで公表した)、時代は変わるものだ。

なおO社によれば史上初のデビューから50作連続トップ10入り突破だそうだが、モーニング娘。は53作を既に達成してSMAP越えを果たしている。何故モーニング娘。の連続記録が無かった扱いになっているのか?インディーズで手売りされた「愛の種」はそもそもO社の対象外(O社には作品登録もされていない)であり記録とは無関係である。O社の記録は「モーニングコーヒー」のチャートインから始まり、最新作まで53作が(事実上は全て)トップ10入りという記録になっている。何故"デビューからの"が外されるのか?O社の記事にわざわざ"ランクインした全作品を対象"などという一見すると良く分からない注意書きがあるけど答えはそこにありそうだ。

モーニング娘。は04年に8センチシングルだった「モーニングコーヒー」〜「恋のダンスサイト」をマキシ化し、ボーナストラックにデモ音源や別バージョンをくっつけてBOXセットとして発売した。これがBOXなのにシングル作品扱いされてしまい27位にランクイン。翌05年には全作バラ売りでも販売され、これらは150位前後にランクイン。バラ売りも再浮上扱いではなく別集計だった。これはファンサービスで当時のレア音源を追加収録したためと思われる。追加収録をしない再発は加算集計されるというのが少なくとも00年代には確立していた。"ランクインした全作品を対象"とするならこの再発によってデビューからの連続トップ10入りは途切れた、という事になる。

もう1つ、モーニング娘。は「むてん娘。(モーニング娘。)」というくら寿司コラボのシングルでトップ10落ちした事がある。公式上この作品はモーニング娘。のシングルとしてカウントされていないが、O社ではモーニング娘。の枠内でカウントされている。モーニング娘。で検索すると一緒に出てくる。"(モーニング娘。)"などといちいち表記したのは親切心だったんだろうけど、それがまずかったようだ。

一方でSMAPにも別名義「音松くん」名義でのシングルがあり、これもトップ10入りしているので別名義OKなら今回は51作連続トップ10入りになっていないとおかしい。しかしO社の枠では音松くんはSMAP枠ではなく独立したアーティストとして登録されている。これも「音松くん(SMAP)」としていたらSMAP名義だったのかもしれない。SMAPの場合、音松くんだろうとトップ10入りしているので含まれようと含まれなかろうと記録は51か50でどっちにしてもデビューからの記録として達成しているので気にならない扱いではある。

再発か別名義、どちらの理由で記録が分断されているかはイマイチ分からない。というかO社の表記と記録の仕方を見るとたぶん両方だろう。というのもモーニング娘。の再発は別集計だからだ。サザンやB'zの再発は加算集計だった。O社の記録の上では03年B'zや05年サザンは単なる再ランクイン。よってB'zの連続1位は記録上は再発の際に途切れた事には当然ならない。

要するにO社によるこの手の記録は様々な独自基準によって設定されたものなのであんまり史上初とかいう冠は信用しない方がいい、ということだろう。これからデビューして将来的に連続記録を狙いたいアーティスト(可能性があるのジャニーズ以外に無…)の事務所レコード会社の偉い人たちはその辺気をつけておくべきなのだろう。最早そこにこだわる事に意味があるとも思えないが…。

・キム・ヒョンジュンは15,17,19,20位で合計3.8万枚。O社では11.6万枚。5種販売でA〜CまではDVD収録のPVが異なるようだ。サウンドスキャン名物の誤植により、Aが3つも重複してしまっているがどれかがB,Cなんだろう。もう1つ通常盤もあるが、20位圏外になってしまった。それを踏まえてももうせいぜい4万を越える程度になる計算であり、公式の宣伝材料とした初日だけで10万突破していたO社との差が激しくなってしまった。そもそも初日10万突破で11.6万枚って何がどうなったらそんなことになるんだ。初日型にも程があるというか、購入者以外は存在すら知らないレベルじゃないか…。とりあえずこれがサウンドスキャン対象外なんだろう。リンク先を見れば分かるがわざわざ赤字でここで買った分はO社に反映されると注意書きまである。わざわざO社の名だけ出して書いているということは他集計機関には反映されない事の裏返しか。複数買いに慣れたアイドルファンは自身の"貢献"が反映されるかどうかはかなり意識しているそうだし。他にもイベント参加条件が複数買い必須だったりしたようだけど、そちらは前例からしてもカウントされているのか曖昧なところだ。

・東京女子流はO社で2作連続の2万台でトップ10入りだがサウンドスキャンではエイベックス特有現象により姿を見せず。エビ中はサウンドスキャンにも入っているが、これは店頭イベント分を集計できているからだろう。イベント専用のCD(実質イベント/握手料金)を用意してそればかり売れてもそんなのをOKとしているのはO社だけでO社対策にしかならないからな…。

今週はチェック予定のシングルはもうチェック済みでこれ以上は無し。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1737.html

・1,4,13位がももいろクローバーで先週先行登場していたので全て上昇扱いで合計7.5万枚(累計8.4万枚)。合計数字でも完全にももクロの勝利となっているが、O社では何故か6.9万枚と少なく、超僅差で2位になってしまっている。

・2,3位がINFINITEで合計6.4万枚。O社では7.0万枚となり僅差で1位。O社>サウンドスキャンなのでINFINITEの数字はいつもの誤差といった感じなんだけどももクロがO社の方が低いというレアケースになってしまうとは面白い結果だ。初回・通常でDVD&曲違いも無いのにほぼ同じ数字となっているのが何気に凄い。イベント応募のために通常盤の方が売れてしまう事はアイドルではよくあるが、そこに至るギリギリのところなのか。

・高橋真梨子の40周年ベスト初回盤が14位0.64万枚。O社では9位1.2万枚でトップ10入り。既にベストが何度か出ており、直近のベストはさほどヒットしていなかったにも関わらずここに来て売れたという最近の大御所パターン。アラ還アーティストのベスト盤はオールタイムを売りにすれば今までより目立つ位置に入ってこれる事が昨年から分かってきたので今後増えるかも。中島みゆきにもそろそろ会社が打診しているんじゃないか。

・Beady Eyeは7位1.1万枚。O社では10位で数字はほぼ同じ。買ったはいいがさっぱり良さが見えてこない…。

今週特に関心のあるアルバムは無し。


6月5日(水)

ここ最近の2013春ドラ Vol.9

・SMAP半ばヤケで5種購入。5種で全員プレゼントのDVDに応募。

DVDと曲違いでは通常盤以外の4種で全て揃う。曲のみに焦点を絞っても4種。ただしリミックスとカバーがいらないなら1種だけで"新曲"は揃う。

O社基準で考えた場合、今回ここまでして30万程度じゃ少なすぎる。最低でも40万、普通に50万は越えないとかなり痛々しい結果に見えてくる。

・Beady Eyeのメンバー構成が地味に謎。元々4人で今作の表記も4人なんだけど、最新のアーティスト写真やロキノンなどのインタビューでは5人が写っている。日本語ブックレットではこの5人目のベース担当のメンバーはツアー用のサポートメンバーとされている。CDでは前任のサポートベースが担当しているようで、Rec後に加入したという現ドラマーのクリスと同じ流れ(オアシス最終作品の後に加入したのでオアシス最終メンバーではあるもののオアシスとしてはRecしたことが無い)ということか。ただ日本語ブックレットではサポートとしているが、その他の媒体ではメンバーとして加入したとも書いてあってよく分からん。

TAKE FIVE〜俺たちは愛を盗めるか〜 7話
ダ・ヴィンチの絵画「ルクレツィアの肖像」は後藤(峰竜太)に持っていかれてしまったが、後藤が殺され絵も行方不明に。警察の捜査線上には2年前に笹原(松雪泰子)が逮捕した一馬(松村北斗)が浮上。一馬は現在はTV局の美術スタッフとして働いていた。

岩月(稲垣吾郎)経由で情報を聞きつけたTAKE FIVEは早速潜入して絵を確認。盗むための作戦を立てるが…実は絵は偽物で一馬が怪しげだったのも全くの別件だった。一馬の上司がプロデューサーに脅されていたので脅し返すためにプロデューサーの不正のデータを金庫から盗み出してあれやこれや駆け引きしていたという。台詞をマネージャーからイヤホンで全部聞いていた大物俳優の電波に乱入し、ドラマの撮影中に事件を暴く帆村(唐沢寿明)。全く関係の無い事件が幕を閉じたが、一馬は結局金庫を開けた罪でお縄につくことに…。

この一件で岩月や新美(松坂桃李)が足跡を残しすぎてしまった。一馬を捜査するために仲間の刑事がいつ来るか分からない状況なのに堂々顔バレして潜入しまくる岩月はまだ「個人的に興味が」「きちんとしないと」と言っておけばごまかせるんだけど、新美は作戦決行中に堂々と笹原の前に登場してドヤ顔をぶちかます始末。いつもの作戦会議隠れ家バーも笹原に暴かれてしまい、笹原は絶対に証拠を見つけて逮捕してやると宣戦布告したところで次回へ続く。

笹原のキャラクターがいい加減嫌な感じになってきた。最初はありかと思ったんだけど、ここまで来ると愛着がわいてきたTAKE FIVEメンバーを逮捕されるオチは確実に後味が悪いし、そもそもいつまで経っても辛気臭い顔し続けているので、いくら他でコミカルな事やってても笹原が出てくるだけでもうドラマのトーンが圧倒的に暗くなってしまう。

一馬が捜査線上に浮上したのは後藤殺害に使われた釘打ち機が一馬のものだったこと(後藤の血液という証拠まで出た)、現場に一馬のイヤリングが落ちていたことなどだったがこれは全て罠で一体誰が仕掛けたのかは謎のまま。ここまで出来たとなるともう笹原の上司のでんでんとか警察関係者しかいないんじゃ…。

 

BAD BOYS J 9話
告白しようとすると失敗していた司(中島健人)だったがついに久美(橋本奈々未)に告白。既にいい感じだった2人だったが純愛モードに。浮かれる久美の元に滅多に出てこないカオリ(板野友美)までチャカしに現れる。どうでもいいが、カオリはほとんど人前に出てこない&付き合っているはずの段野(二階堂高嗣)にはいつも一方的に話しかけているだけのため、未だに誰1人名前を呼んでいない気がする。公式ページ見て今初めて名前を知った。

主人公が惚気ている間に、ヒロ(橋本良亮)不在のナイツが新たな勢力STPを名乗る集団に潰されてしまう。ていうかまだ入院してたのか…。司のアッパー一撃でやられたような奴と極楽鳥3人に速攻で蹴散らされたくらいの戦力しか無かった連中に病院送りにされたということだったけど、どんだけ徹底的にボコられたんだろうか。

突如現れたSTPなる集団だが、龍次(武雄)というトップに続く佐々木(南圭介)という男が少年院上がりで、先週から出てきた刑事が危険を上司に訴えている場面もあるほど危ない奴らしい。そしてもう1人トップ格に石本(笠原秀幸)という男も。笠原秀幸って99年の映画「GTO」でいじめられっ子で生徒の主役格だった役者じゃないか。14年も経って高校生のヤンキーモノに出てくるとは思わなかった。メインキャストは基本20代前半で、ビイストの小木と桜木が20代後半という程度だったけど、今回のSTPは明らかにアラサーばかりのチンピラ集団に見える。高校生には見えん。

そんなチンピラ集団STPはお好み焼き屋に行った佐々木(司と久美と遭遇)と段野と1対1の対決に挑んだ龍次抜きで石原率いる戦闘員集団だけでビイストも撃破。龍次VS段野の対決は段野が優勢だったところで龍次が突如苦しみだし(病気?)、いきなり現れた佐々木の背後からの一撃で段野も撃沈。

残るは極楽鳥だと息巻くSTP。こんなちょろっと10数人倒しただけでビイストおしまい扱いもどうかと思うが。なんせ配下3000人だからな。まだ2950人くらいは残ってそうなんですけど。やっぱり雑魚ばかりなんだろうか。

広島No.2扱いで規模は最も小さいはずの極楽鳥を最後に残したのは何故なのかさっぱり分からないが久々に陽二(岩本照)、エイジ(深澤辰哉)、寿雄(渡辺翔太)以外の構成員も登場。久々に登場したところ悪いけど次回は画面を彩る地べた這いつくばり要員として活躍する…はずだ。

おまけコーナーでは謎の脚線美衣装でガールズトークしているナイツレディース(秋元、W伊藤ズ)という謎映像が。ナイツが壊滅したって時に呑気すぎる

 

ガリレオ 8話
またしても謎の15分拡大回。劇団の演出家男性が殺される事件が発生。恋人だった女優の蒼井優が古畑的に最初から犯人として提示されて登場。岸谷(吉高由里子)が愚痴ってるのがうるさいので、携帯電話を使ったアリバイはあっさり湯川(福山雅治)が説明。説明のために栗林(渡辺いっけい)の携帯が勝手に使用され、説明のために栗林の携帯メモリの中で2人分が消されてしまった。栗林不憫…。

だが、蒼井優はもう1つトリックを張っており、湯川はようやく本腰を入れて捜査協力。現場に行った途端にあっさり見破り、トリックに使用された花火をもう1回上げさせ(経費は岸谷持ちとなり)実証。

暴かれた蒼井優は模範囚なら10年で出れるし、人を殺し取り調べを受けて裁判にかけられ刑務所暮らしをすることで出所時には最高の女優になっていると歓喜するサイコさんっぷりを見せつけるも、自己満足とバッサリ切り捨てられて笑い出して終了。一応今回も物理の範囲で捜査協力しているとか言ってはいたけど、もう完全に普通の探偵&無能刑事モノになっていて、金田一コナンとどう違うのか分からなくなってきた。

剛力が老けたと思ったら蒼井優だった。急に超短髪にするなんてどうしたのかと思ったら昨年秋にはこうなっていたらしい。峯坊主の伸び具合とかから考えて、10ヵ月も経てばもっと伸びているはずだが短髪をキープしているのだろうか。物凄く似合ってなかった。

 

幽かな彼女 9話
ナイフを持ち出したりさ(山本舞香)はターゲットだったはずの小夜(森迫永依)に服を脱げと迫るが、やりすぎだと言った配下を切りつけてしまい傷害事件に。警察沙汰にはならなかったが、りさは一転してクラスで孤立。父親は政治的圧力で事件をもみ消そうとするが、かつてモンスターペアレンツしていた母親はさすがにこれが自分たち親への復讐だと気づき反省の色を見せるが何も出来ず。かつてアカネ(杏)の死を招いてしまった霧澤(真矢みき)は早急にりさを転校させようとする。なんでもりさは小学校時代に脱がされるイジメに遭っていたが、相手の親が父親以上の権力者だったため、両親は何も出来なかったという。裏サイトでは当時のりさの写真はまだ持っているとする首謀者たちの書き込みまで出てきた。しかしもしあの悪法が通ったら首謀者の方が"単純所持"で逮捕なんじゃねーの…。

一方、神山(香取慎吾)の影響を受けた神山チルドレンズ達はこのままではいけないと掌返ししたりさの側近たちを注意し、りさともう1度話をしたいと進言。

前回のタイムスリップで記憶が戻ったアカネは地縛霊から浮遊霊へジョブチェンジし、りさの情報収集、吉岡さん(佐藤二朗)のサーチ能力が使えないので代わりにサーチ能力を発動するなど大活躍。しかし散々引っ張った肝心の過去に関しては特に何もなし。不良生徒が刺したけど政治家の父親が権力で事故死にした、とだけ霧澤が語っていたシーンが追加されたのみ。そんだけかよ…。

窪内(林泰文)の件も、窪内は生徒の情報を入力し独自に「トモダチコレクション」みたいなシュミレーションで遊んでいただけだった。そのシュミレーションは正確で、りさが孤立することも予知。窪内からりさの境遇を先に聞いてしまった河合(前田敦子)は初めて思い悩み始め、ついにはりさ探しに参戦。驚異的な勘の良さでアカネのサーチよりも先にりさを探し出し、自分が嫌な奴だと分かっても生きてるんだよ!と河合なりの説得を繰り広げる。それでもりさが自殺しようとしたが神山、アカネが駆け付け、アカネが瞬間的に憑依して動きを止めて阻止。憑依で動き止めるのは反則な気がするが…河合はりさを強く抱きしめ死んだら終わりだ!死ぬな!と絶叫。突如の河合の覚醒でりさを救い、また河合も今までを悔い改め教師を続ける決意を。

りさの父は相変わらず立場優先で金で解決を図ろうとする。神山がブチ切れるが殴るのは思いとどまり、何とか前向きに終了。神山と河合と生徒たちの中では光が見えた話でもりさを転校・復学させるかという問題やりさの父親の問題は残り、さらに神山自身が飛ばされる勧告が通達されてしまい次回へ続く。

何だか一気に片づけた感じだったが、ヒールを貫いていた河合の覚醒は熱かった。主人公の仕事を奪ってりさを救うとは…。でもりさを相手に説得するにはここまで落とした河合のキャラが活きていたと思う。期待外れというか何も無さすぎだったのがアカネの過去。刺される過程が描かれなかったのでまだ何かあるのかと思ったら今回はおあずけ…。

今週の林(北山宏光)
物語がシリアスになっているにも関わらず隙間を縫って河合を食事に誘い「お付き合いを前提に友達になってください」という迷言を残し、迷言部門で確かな爪痕を残す。覚醒前だったので河合はあっさり断ったが、河合覚醒後の次回では林にも光が射すのか?凄くどうでもいい!!

 

とある科学の超電磁砲S 8話
実験の関連研究所はあと2つとなった。しかしアイテムという少女4人の暗部組織が護衛として雇われた。このアイテムというのは「とある魔術の禁書目録」に出てくるキャラクターだが、登場する話はまだアニメ化されていない。時系列的にはこっちの方が先なのでむしろ「禁書」での登場時に愛着が沸きやすい気はするが、見るからに悪人面なリーダーだったり、幸薄そうな滝壺だったり、いちいち超超言っているようなキャラが並ぶ中で、最も明るくストレートなキャラで人気も出そうなのがフレンダというのはいたたまれない。実にいたたまれない。

美琴が潜入した方にはフレンダが待ち構えており、能力ではなく爆弾を生かした戦闘となるも学園都市第3位の能力者である美琴が負けるはずも無い。フレンダは電撃を封じるためにハッタリを聞かせて肉弾戦に持ち込み、見かけによらない体術で美琴を追い込むが、結局形勢逆転。フレンダを追い詰めたところで何か凄い波動みたいな光線がすっ飛んできて、リーダーと滝壺が登場したところで次回へ続く。その頃、布束はもう1つの研究施設で工作活動を目論んでいた。

前回無理やりいつものメンバーズを目立たせたためか、8話にしていつものメンバーズ一切出番なしで、本筋のストーリーがバトル中心に展開。この辺りの話は知らないので普通に楽しみだ。


6月4日(火)

5/27〜6/2

・第10回公開開始しました。よろしく。

次回のテーマはサザンの好きな曲を募集します。例によってラジオ聞いてなくても応募できるのでよろしくお願いします。

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1734.html

・安定の嵐が1位2位。合計48.5万枚。O社の数字47.8万枚より高い。DVD付、C/Wが全部違う通常盤という2パターンジャニーズ商法に戻ったので前作よりは大きく下がった。嵐も以前は通常盤で曲が多い、というパターンが主流だったがここ数年で初回盤と通常盤で全部C/Wが違うというパターンになりつつある。さらにDVDの内容であるPVも手抜き化。以前はたっぷりのメイキングを収録していたがここ数年はPV収録のみ。しかも昨年の「Face Down」もそうだったが、Mステ出演ではバリバリに踊るのに振付が間に合ってないのかPVではダンスが無いという…。

・2PMは3,4,6位で合計12.2万枚。O社の数字13.8万枚より低い。何故か通常盤が1番高いという不自然な事になっているが、封入されているトレカに写ったメンバーとしかハイタッチできないという2PMと2AMの専属商法みたいなのをやっているため、通常盤の複数買いが横行するためだろう。今回はドラマ「TAKE FIVE」主題歌。いつもみたいにファンしか聞かない&知らない&買わないというのと違うためか、前作3種合計11.4万枚よりは少しだけ伸びている。

・AKB48、フレンチ・キスメンバーの倉持明日香のソロデビュー作はDVD付が19位0.7万枚に入ったのみ。O社では4位3.1万枚も出ているが、これは1曲少ない1コイン盤ジャケ違いが5種出ているためのようだ。完全に分散したか。なおこの5種の売上順位を当てるという企画があるが、一体どうやって把握するのだろうか。O社は何が何でも合算しまくりなので把握不可能。聞けば教えてくれるのだろうか?それともサウンドスキャンに21位以下を聞くのか、レコード会社独自の判定をするのか。

・2週目AKB48は通常A,B,K、初回B,K,Aの順に5,8,9,10,12位で合計10.4万枚。劇場盤がはけたことで今週はO社の数字10.9万枚とほぼ同じとなった。少なくとも一般発売分集計におけるO社とサウンドスキャンに妙な差は生じていない事は分かる。これなら差し引いて推定できる劇場盤の売上枚数もかなり精度が高いかも。なお当然6種足してもミリオンには届かないわけだけど、O社では180万オーバーでSPEEDの「White Love」を越えて女性グループ最大売上になったらしいよ。

・O社でDreamが7位2万オーバーが謎。2010年DreamになりLDH一族入りしてから出したシングルの実に10倍。既にdream時代3人はとっくに離脱、増員時に最大8人いたメンバーも現在4名と半減している。E-Girlsではダントツの最年長である事もあってDreamメンバーが先輩格と思われるがE-Girlsが売れて伸びるとも思えない。福耳が売れても杏子が再度売れる事が無かったのと同じように。事前イベント積み上げ商法を1コイン盤を使って行うというLDH特有商法は行っていたようだが、そもそもそれを持ってしても元々のファンが残ってなかったんだし、20代半ばになって新規ファンを掴めるとも思えない。なんなんだ一気に10倍って…。

今週チェック予定なのは秦基博。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1735.html

・じんが1,19位。合計8.2万枚。O社では7.6万枚。どちらでおしっかりと1位を獲得しており、完全に今週最も多くの人に手に取ってもらったアルバムとなった。1年前の1stでは初回盤のみが4位2.4万枚だったので大きく躍進。といってもボーカロイドのクリエイターなのでかなり閉じたファン層にしか知られて無さそうだけど、それが10万近くというのはかなり凄い。

・氷川きよしが3,9位2.4万枚。O社では2.6万枚。今回が「18」だけど09年の「10」からDVD付と通常盤の2種発売を行っている。演歌のDVD付はたぶん彼がパイオニアだけど、今後Blu-ray付を開始するのも恐らく彼だろう。ファン層からしてアニメ、J-POPよりもさらに10年くらい遅くなりそうだけど(初期作品VHSのDVD化が完了したのが2011年)。

・チャン・グンソクは2,4位で合計3.6万枚。O社では6.0万枚。誤差にしてはやや多めの差が生じている。DVD付、1曲多い通常盤の2パターン韓国商法。前作6.2万枚よりダウン。前作がじんと同じ週でその時は大勝利だったが、今回は完全敗北。お互いの数字がほぼ逆転するような状態に。K-POPブームがメディアのプッシュ終了で鎮静化する中で年1ペースのリリースではまあ仕方がないか。伝説的名曲「Let me cry」の大ヒットは何だったのかという感じになってきたけど。

・ももクロの「入口のない出口」。発売は6月5日、つまり来週初登場予定だがFCの先行予約分が先に発送されたそうでO社で6位1.4万枚にランクイン。それは分かるが何故かサウンドスキャンでも初回Aが15位0.54万枚にランクイン。どうやら「FC先行予約分」「FCイベント先行販売」があったようだ。「FC先行予約分」は4月に期間限定で予約を受け付けて今週発送され、「FCイベント先行販売」は同じく今週のイベント会場で直接売られたという。

サウンドスキャンは少なくとも特定のWeb通販分は集計対象外(劇場盤やレコード会社の直販)。だがイベント会場での売上に関してはインストアイベントなどを中心に集計しているような感じ。1ヵ月以上前からイベントを行って予約を加算させまくる事前予約積み上げ商法はノーカウントっぽい。事前予約積み上げ商法の予約分はたぶん店を通さずにレコード会社の直販になり、これがいわゆるO社対策ってやつでレコード会社がこの分の申告をO社にのみ行うのでO社でだけ数字が膨れ上がるんじゃないだろうか。その場で商品をお買い上げする発売週のインストアイベントは店を通しているのでサウンドスキャンにも集計されるということだろうか。そうなるとこの場合「FCイベント先行販売」分が集計された?FCイベントの販売に店を通しているのか謎だが…。そもそも今回事務所のスターダストのCDだしよく分からん。

今週興味があるアルバムは全くなし。興味以前にほぼ全面的に知らないのばかりだ。どうなってんだこれは。


6月1日(金)

第10回収録

・先日、「Zenryakuデジオ」の第10回収録でスタジオ・ニュー・カーネル(SNC)へ行ってきた。ニュー・スタジオ・カーネル(NSC)の使用は朱雀さんがゲストに来た時以来だったが、今回は電車で向かう。

移動中に先日入手したCymbalsのベスト盤を聞いたんだけど、これが素晴らしいのなんのって。ボーカルの土岐麻子は秦基博とコラボしたので名前と声は知っていたんだけど、Cymbalsというのは名前すら知らなかった。では何故かというと竹達彩奈の「Sinfonia! Sinfonia!!!」を作った沖井礼二が所属していたバンドっていうことで近い系統の曲が聞けないものかと試しに聞いてみたら期待していたポップスが続々飛び出してきたのでドンピシャ。L-R以来の衝撃が走った。

今回もあーだこーだやりながら収録。1発録音の時もあったけど、最近は「今のは流れがイマイチだった気がする」、「長すぎるんじゃね?」とか言ってOP、メイン、EDの大体3つくらいに分けてそれぞれ2,3テイクとっている気がする。あのグダりっぷりでテイク重ねているのかよというツッコミは禁止だ。

今回は俺の書いた台本があまりに編集的に難解なのでたぶん編集に時間がかかると思う。スマンかった!

というわけで収録終りにラーメン屋へ。カーネル・ニュー・スタジオ・(CNS)周辺には美味そうなラーメン屋が激戦しまくっているんだけど、その中でもカーネル・S・マルオ氏が気になる店がある、と。聞くところによればそれはあの全国人気チェーン「天下一品」のにあるという。人気チェーンの上に同じラーメン屋を構えるなんてそんなチャレンジャーなラーメン屋、気になるじゃないかということでいざ突入。

しかし直後に俺的に不吉な予感が。唯一見えた写真のラーメンが肉と野菜でこんもりしている。これはまさか俗にいう「二郎系」ラーメンか?大学時代から「二郎系ラーメンはお前には無理だろうな」とラーメン通の友人に言われ、俺もあんな大量なの食えるか、とそれを自覚。恐らく一生縁が無いものであろう…そう思っていたのにまさかあれから10年近く経って二郎系ラーメンと遭遇することになるとは。

自販機には「当店のラーメンは普通盛りでも他店の2倍です」「食券を渡す時に少なめ・半分を承ります」とか書いてある。少なめだけじゃなくて半分って。確かに普通盛で300gとか書いてあるな。350gとか400gもあったがこれもう洗面器が出てくるんじゃないか。ていうか300gとかステーキかよ。ここは保険をかけておき「少なめで!」とコール。

席に座ると先客が1人でラーメンを待っている。やがて先客のラーメンが出来上がった。野菜増しやニンニク増しを聞かれ、お願いしている先客。ついにラーメンが姿を現した。案の定な二郎系。しかも予想以上にもやしでこんもりしている。なんだこれ。ギャグか?

つ ー か 俺 、 勝 て る の か ?

やけに強い冷房なのにやけに手がべたつく。とりあえず「少なめ」コールをしておいたのは正解だったようだ。しかし、あのこんもり具合。只者ではない。頼むぞ、ちゃんと少なめであれと祈りつつ、我々のラーメンが出来上がる。電話しに行っていたので先客のこんもりっぷりを知らずに、野菜増しをコールするカーネル・S・マルオ氏。次に何増しか聞かれた俺は迷わずこう答える。「(増量)全ナシで!」

そしてラーメン登場。祈りも虚しく、少なめ&全ナシコールでも超こんもり。野菜増しのカーネル・S・マルオ氏はさらにこんもりしていた(本人談)そうだが、ここまでこんもりしていると最早多少へこんでいようと盛り上がっていようと分からないレベルだ。その違いを見分けることは俺には不可能だった。

とにかく行くしかない。麺が見えねぇ。行くしかない。スープがしみてない野菜をスープに沈めたいが、この山を崩壊させるにはまずは野菜をそのまま食べるしかない。ほとんどモヤシの味しかしない。行くしかない。ようやくスペースが見えてきて麺が見えた。スープも麺もかなりうまいが既に味わう余裕が無い。先が長い。行くしかない。

ということで会話も無く、黙々と食べていく。後でまた1人で来た客がいたが、ここは1人で黙々と食べにくるところなのだろうか。そうなのだろう。のんびり会話している余裕はない。気を抜いたらそこで終わってしまう。行くしかない。

終盤に差し掛かり、ようやく麺とスープで味が濃くなってきておいしいのだが、ほぼ限界寸前。ここで休めたら俺は2度と箸を持てないだろう。あと少しだ。行くしかない。行くしかない。

行くしか…とか繰り返しているうちにどんなものにも終わりはある。始まりがあるから終わりがある。ついに完食。少なめでこれか。体調が少しでも悪かったら勝てなかった。むしろ帰れなくなるところだった。うまかったが恐ろしい相手だった。しかし、あのこんもりを倒した爽快感。そうこれが爽快感か。この感じを俺は知らなかった。知らない事はまだいくらでもある。俺もそこで戦えるくらいは成長したんだな。そんなさわやかな感動に浸ったのだったが、その次に待っていたのはやはり苦しさだったという。

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