星降りな日記〜11周年〜

13年7月

7月31日(水)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.5

SUMMER NUDE 4話
究極のネタドラマとして極まってきた。3話も引っ張り続けた波奈江(戸田恵梨香)の写真撮影は冒頭であっさり実現して終了。朝日(山下智久)も前向きになったらしい。そんな中で、朝日が海辺で仕事で撮影していた3人家族の子供が難病だということで何かしてあげようという展開に。どうやら1話完結のゲスト交流パターンに入ったらしい。

オムライスが食べたいという少年に朝日は夏希(香里奈)にオムライスを作らせる。何でも海の家のメニューにオムライスは無いらしい。確か元から意外と凝っててメニューも豊富な海の家という設定で、元イタリアンシェフの夏希もレシピブックを眺めているカットもあったはずだがオムライスすら無いとはどんだけ設定が適当なのか。4話にして初めて調理しているシーンが出てきたが何故か夏希は例外なく常に焼きそばを作り続けていた(レシートにはチャーハンとも書いてあったが作っているのも客が食べているのも映るたびに焼きそば)。

少年は難病の手術を控えていてあまり激しく動けないということで暇なアラサー集団は全員会議の末に水鉄砲対決を提案。アラサーの仲間達が誰1人欠けずに集まり、誰1人欠けずに真昼間から水鉄砲大会を開けるという365日が夏休み〜♪(by RIP SLYME)常夏の楽園ベイベーっぷりが最高に眩しいぜ!孝至(勝地涼)に至ってはお調子者キャラをさらに強く打ち出した結果、出てくるたびにノー天気な私服スタイル。全く仕事をしている様子の無い365日が遊び人〜♪(RIP SLYME・改)みたいになってしまった。

光(窪田正孝)に至っては波奈江が来なくなったという理由だけでレンタルビデオ屋のバイトを辞めてしまい次の仕事も決めずに堂々ニート化。実家が魚屋だが継ぐ気も無いらしく、常に読書しているクールな文学少年という知的キャラ設定なのにやっぱり遊び人という複雑怪奇なキャラクターが浮き彫りに。『ビーチボーイズ』と違ってあえて馬鹿をやってみたいんだという意思も、何で大人には夏休みが無いんだろ…と黄昏る事も、やりたいことをやって生きるのはきっと難しいんだなどと人生について考えるようなシーンも全く無く、逆に開き直ったかのようにダメンズを自称する事も無く、普通にちゃらんぽらんしているだけのアラサー集団を軸にしたドラマっていうのは月9史上初めてなのでは…。90年代のトレンディドラマだと楽しく仕事しながら頭ん中は好きだ嫌いだばかりというノー天気路線なラブストーリーは繰り返されてきたわけだけどそれとも全く質感が違う。この下界と隔離されたような世界観は何なのか。もしかして就職戦線からこぼれただけでお先真っ暗人生終了みたいな風潮の現代へのアンチテーゼなのだろうか。

水鉄砲対決ってそもそも激しく動くじゃないか少年死ぬぞ…と思ったらペットボトルロケットを水鉄砲で撃ちぬいて発射させたら勝ちというルールなので少年には自軍の護衛という任務を与えてゲームが開始。しかし開始早々に陣地を狙うというルール設定を失念して身内同士だけで楽しく撃ち合う一行。自軍を守る少年は誰も攻めてこないので蚊帳の外に置かれてしまい、開始と同時にフレームアウト。少年のために企画したはずなのに少年を放置してウフフキャッキャッと水鉄砲で遊び狂う大人達という珍妙な画面が展開。

蚊帳の外の少年は朝日に声をかけ「ぼくも攻めたい」とアピール。画面から遠くフレームアウトしていた少年がここでようやく映りこんだが、最初に遠景カットだったのでその放置されっぷりが改めて悲しい。結局朝日がおんぶしてあげて無事に少年もアラサーのウフフキャッキャッに参戦。満足な時間を過ごせたようだ。色々と超展開があるドラマだけど、少年まさかの速攻蚊帳の外から少年ふてくされずに自己の存在をアピールというくだりは脚本が天然すぎて今回ここが1番爆笑した。

少年は朝日に懐いてしまい、何故かそのまま朝日の家に一泊するという謎の展開に。少年が夏希のオムライスを気に入っていたので夏希が召喚されることになったが、いざ眠りに入る段階で突如少年は手術が怖いからという理由で夏希に帰らないで欲しいと甘えだす。こうして少年を挟んで朝日・少年・夏希の川の字で1泊。超強引にお泊りの事実を作る超展開となり、少年があっさり波奈江に喋ることで修羅場に持っていくのかと思いきや…夏希を信じている波奈江あっさりスルー。ラブストーリー方面の話を動かすためにムリヤリお泊り展開に引き込んだわけではなく、単に少年のエピソードを締めるための強引な展開だったらしい。マジ超展開な脚本でワケが分からん。

朝日は波奈江に香澄(長澤まさみ)の看板はもう必要ないから外してくれと依頼。3年も引きずって前回泣き叫んでいたくせにいきなり前向きすぎる気がするが2人抱き合って終了。

結婚相談所の職員のくせに会員に手を出して辞職宣言をした高倉純平氏を凌ぐ、波奈江が来なくなっただけでバイトを辞めた25歳という月9史に残る伝説を作った光は、波奈江に告白。しかし全く脈が無さそうな事を察してブルーになり、好意を持ってアプローチしてきたあおい(山本美月)にいきなり抱きつくというアグレッシブさを見せる。真面目な文学青年どころか超サイヤ的に人生ちゃらんぽらんじゃねーかこの野郎。

橋本奈々未は千葉雄大のバカップルねじこみシーンは前回で証明写真の女が橋本から山本美月に代わってしまったことを気にして千葉が山本の元にやってくるが、会話しているところを橋本が目撃してしまいさらに激怒という昼ドラ風コントが展開。相変わらず本編には関係なく、これは『ラッキーセブン』における入来茉里、『鍵のかかった部屋』の能年玲奈によるネット限定の主演ミニドラマと同様のスピンオフであり、何故本編にねじ込んでいるのか謎になってきた…。ファンの間でも既に苦行扱いされているし。

橋本はそれっきりだったが、千葉はその後落ち込んでいるカットが登場し、孝至に頼まれて前述のアラサー水鉄砲大会の試合開始の笛を担当した。4話にして初の出番2回。

 

天魔さんがゆく 3話
AKB48藤江れいな編の続き。気絶展開を経て幽霊と対面したが、天魔(堂本剛)に幽霊が見えなかったのは、幽霊の存在感が薄いからという適当な理由だった。豪快な守護霊のおばちゃんと意気投合したAKB48ファンの幽霊の2組が原因で、藤江とAKB48のフリをした慶三(皆川猿時)と旭(川口春奈)がAKB48の衣装を着ただけで納得してしまい成仏。ちょろいな。次は旅館編ということで導入部だけで次回へ続く。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 6話
留美(佐津川愛美)に刺された豊(山本耕史)。これで一緒になれるね…などと心中をほのめかしながら突撃していた留美だったが、圭子(田中麗奈)が駆けつけた際には死んじゃうどうしようとうろたえていた。なんなんだこいつは。咄嗟に事件にしない方がいいと判断した圭子は知り合いの医師がいる病院に運び表向き事故として処理する。もう少し真っ先に救急車を呼んであげてほしかった…。豊にナイフ刺さりっぱなのに冷静に判断している場合か。豊の元妻や息子も駆けつけたが、元妻も留美の危険性は指摘しており、豊を否定。留美はしっかりと逮捕させた方がよろしかったのでは?絶対また錯乱して特攻してきそう…。豊への愛情を自覚した圭子はショックを受けるが、まもなく豊は回復。冬葉について思い出した事実を告げる。

文化祭で「Do You Remember?」という毛利(賀来千香子)が自作した曲を英語部と一緒に冬葉がフルート演奏していた事を思い出した一行。以前圭子と美弥(ともさかりえ)が会った時に意味深だった毛利の挙動を思いだし、圭子と耕司(桐谷健太)が里帰りして毛利を直撃。動揺した毛利は旭村(武田真治)の許可を取らないと話せないとして、今度は長野の療養施設へ。入院している豊以外の美弥と貴子(国仲涼子)も同行するが旭村は暴れ出して真相告白を拒否。毛利も許可が無いと話せないとして、当時旭村と付き合っていた事と「あの人」のせいだと第三者の名前を持ち出すにとどまり、謎のままに。一体冬葉は何に巻き込まれていたのか。冬葉の母の裕子(田中美佐子)の元には何故か美弥の弟の研二(高橋一生)が登場し、あの人=裕子が暗に示されて謎が深まったまま次回へ続く。

というわけでようやく真相に向かって動きだし、早速知っている者を突き止めたにも関わらず、話せないと拒否されてしまいストーリー進行が阻止されてしまった。第三者「あの人」を圭子たちが探し出さないと話が進みそうにないが民放の連ドラと違ってあと2回しかないので展開は早くなってきそう。

それはそうとカンニング竹山殺害の犯人だった貴子の夫の件が完全スルーされてしまい、もう終わった話になってしまうとは。もう少し動機その他続報があると思ったのに。

 

とある科学の超電磁砲S 16話
「禁書」よりも上条さんがズタボロに描写されたので立ち上がるのに時間がかかり、美琴とアクセラレータがトーク。その末にようやく上条が立ち上がるが…。かなり意識はっきりして突っ込んでいった「禁書」と違って血まみれでフッラフラ。アクセラレータもどうすれば人が死ぬかは経験上把握しており、その経験則からもありえないと後ずさり驚愕するレベル。

意を決して突進したアクセラレータだったが一撃を右手で防がれ、何故反射が効かないのか驚愕&実験に挑んだ自分を回想し何をやっていたんだと後悔しながら最後の一撃を喰らってノックアウト。上条の決め台詞も息も絶え絶えで、「禁書」と違って殴った勢いのまま相討ちみたいに倒れ込んでしまった。

その後は「禁書」には無いロングエピローグとなり、病院でのシーン以外に美琴と10032号のやり取りも。「禁書」ではその後の美琴とシスターズの関係が曖昧なままで、単にシスターズは今後寿命調整のために各地の医療機関に行くことになると説明されただけで次の話になってしまったので、関係性がちゃんと描かれたのは良かった。逆にその辺の調整に入る事は語られなかったけど。

上条も10032号もダメージが大きいので包帯具合が痛々しかったが、何はともかくシスターズ編はこれにて完了。後半は同じ話の再構築だったけどよりブラッシュアップされていて良かった。あと病室に向かうインデックスの姿が少しだけ映っていたところもポイントか。1期みたいに声と顔が出ての完全な出演では無かったけど。


7月30日(火)

7/22〜7/28

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1750.html

・GLAYが1位2.3万枚。O社では4.2万枚で4位だが、他があまりにO社対策しかしていないので結果的に1位に。GLAYはO社対策ではなく、普通に自社通販をやっているものの、送料525円がかかるので、他のネット通販で割引と送料無料を駆使して買うのととではかなりの価格差になってしまい、ぶっちゃけメリットが何も無い。自社通販分はサウンドスキャンの対象外と思われ、この数字は一般店舗での売上のみとなっているはず。半数のファンは公式通販を使用していないようだ。

・KARAは2,3位で合計4.0万枚。O社では6.9万枚。デビュー当時から3パターン発売だったが、今回は一般発売は2パターンに減らし、代わりにユニバーサルストア限定でメンバー5人バージョンを5種発売。DVDのPVとメイキングがソロになっている仕様なので全種購入する全メンバーのコアファンはそんなにいないと思われ、メンバー5人バージョンの売上はさほど高くないようだ。ただ加えてサイン会やら個別握手会が当たる抽選券など段々必死になってきた感じが。

・コブクロは5位1.2万枚。O社では6.4万枚。5万枚のツアーパンフ付CDが集計対象外なのでO社とサウンドスキャンの通常の誤差の範囲内で計算が合う。このツアーパンフはFC会員しか買えないので、FCに入っていないシングル購入ファンは既にこの程度しか残ってないということか…。

・O社では2週連続1位9.5万枚のSKE48だが、劇場盤の追加販売があっただけなので、こちらでは14,18,19位の合計1.5万枚と普通の推移をたどっている。O社の2週目暴落対策なのかは不明だが、そもそもぶっちぎりで1位になったところで1位であることに変わりは無いし、2週目以降に数字を回せるようなO社ロングヒット対策をした方が"流行っている感"を打ち出すことが可能。48系はこれまでも謎の再浮上(握手券の追加販売)を繰り返していたがそれをもっと狙って上位で行えるようにすればこんな風に目立てる。実際に5週目辺りに仕込んだだけで握手券なしでヒットしているという勘違い記事が上がってしまうくらい本職のライターでさえ状況を把握しないような状況。EXILEみたいに公式サイトからは予約終了時点で行った施策についての記述を消しておけばチャート結果が出た頃になってチャートウォッチャーが探しにやってきても騒がれる事も無い。そこからロングヒットしているという記事をヤフートップに載るように狙っていけば、Twitterのデマさえ信用してしまうパー●さんレベルの民衆は完全に流行っていると信じ込むので完璧だ。

・Fairiesがいつの間にか全面的にフェアリーズというカタカナ表記に変更。一気に字面がダサくなってしまったような…。O社では2万以上売っているのにサウンドスキャンでは20位圏外というエイベックス特有現象。

今週チェック予定なのはコブクロ。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1751.html

・1,3位はいきものがかりで合計10.3万枚。2012年3月の前作オリジナルは18.9万枚だったのでかなりのダウン。『バラー丼』の9.4万枚より上昇したが、何気にロングヒットした『バラー丼』の累計を上回るのは至難。『バラー丼』で見切ってそのまま離れてしまった固定ファンが多くなったんじゃないだろうか。

・SUPER JUNIORは2,14位の合計5.4万枚。O社ではあわよくば1位かという動きを見せたが、エイベックス特有現象の発動によりこちらではどうあっても勝てない差がついていた。

・O社18位0.7万枚にORANGE RANGE。独立してからの前作では連続トップ10入りを守っていたがついに…。気がつけばあの「上海ハニー」から10年。当時中高生以上ならほぼ学生を終了しているだけの年月が経ってしまったのか…。大塚愛あたりもそうだけど懐古番組でもまだスルーされがち、取り上げられてもそういえば最近見ないな程度の消えた人扱いでそこまで懐かしがってもらえないだろうし、今が1番忘れ去られてる時期なんじゃないだろうか。

・島谷ひとみの15周年ベストが36位0.3万枚。カバーを除くと5年間オリジナルアルバムが出ていない。ヒット曲も無い中で、唯一認識されているのは"消臭力"だと思うんだけど、何故かその曲をファンアイテムのボーナスDISC送りにしてしまう始末。DEENもそうだったけどライト層にアピールしたかったのに、最近の重量級ベスト盤ラッシュと旧作ベストとの重複からファン以外に伝わらなかったパターンか…。

・なついろはO社で251位385枚だった。今回こそレンタルは無理か…。今のビーイング新人ではずば抜けて好きだけど買う…ほどではないんだけどなぁ…。

今週はいきものがかりをチェック予定。4thベスト5thと買っていたが、特に5thはピカピカなままで全然聞いてないので今回はレンタルに下げた。


7月27日(土)

思い出は眩しくて綺麗になってく

・Mステにサザンが出るという事で久々に見る。ランキングが廃止になっており、バースイヤーも何故かトップ7という中途半端っぷり。サザンがいるためなのかTUBEなどは曲を流すだけで生まれた年の人たちのコメントをカットするなど物凄く削りまくっている感は何だったのか。

そしてサザン紹介VTR。さすがに6人写っているジャケットにモザイクまではかけなかったものの、過去の出演VTRや写真はことごとく元ギター大森削除"SMAP森くん編集"が。さらに「90年代に11作のミリオン」という謎のテロップも流れた。

O社記録でのサザンの90年代のミリオンシングルは「涙のキッス」、「エロティカセブン」、「あなただけを」、「愛の言霊」でシングル4作。アルバムでは「Southern All Stars」、「稲村ジェーン」、「世に万葉〜」、「Young Love」、「海のYeah!!」で5作。90年代は合計9作。この時点で間違っているが、レコード協会認定のミリオンである「さくら」を足しても90年代は10作。

これに00年代の「TSUNAMI」、アルバム「バラッド3」、「キーラストリート」を足すと12作(「さくら」入れて13作)。意味が分からん。いったいどこのデータ準拠なのか。基本的にO社のはずなので、O社のデータを見ると「Southern All Stars」は初回盤と通常盤を当時別集計したので、足さないとミリオンにならない。よってこの作品を除外した全作品で11作となる。「90年代」というのはスタッフのミスだろう。そもそもサザンのように80年代以前の活躍があるアーティストの場合、売上規模が90年代〜00年代序盤だけ異なっているのでミリオンの括りだけにすると80年代以前の入る余地が無くなってしまう。いい加減新しい指標が欲しくなってきた。

 

ハロプロのロゴがYシャツのタグみたいになる

前のに実は馴染んでいたことに失って始めて気づくパターン。ていうかイメージ変えすぎ。公式サイトのデザインが追いついていないのでなんか紳士服のバナー広告みたいな凄い違和感。

そして何より驚いたのが「Since 1998」の文字。ハロプロ15周年とは今年だったのだ。去年買ったBuono!やモーニング娘。のBlu-rayに「めざせ!アイドル世界遺産」という珍妙なキャッチと共に15th Anniversaryと書いてあったのでてっきり「愛の種」をインディーズで手売りしていた97年をハロプロの起点としているのかと思っていた。そもそもハロプロの名称が知れ渡ったのは今世紀になってからだったように記憶しているし、調べると最初はFCの名称がそうだっただけでしかも名称は「Hello」、99年から「Hello Project」になったというからとりあえずモーニング娘。のメジャーデビューを起点にしたんだろうけど。

いずれにせよハロプロも前年から●周年を煽るパターンだったわけで。ここのところ10年、15年、20年選手が増えすぎた事もあり、DEENもスキマスイッチも前年から来年の●周年に向けてのプロジェクトを開始するし、GLAYやSOPHIAも●周年を迎える前年である今年から●周年を意識し始めている。

05年に浅岡雄也がFOVから10周年と称して何故か2年間くらい10周年を言い続けていたので高度なギャグかと思っていたら、今や当たり前になってしまった。まさか浅岡さんが時代をリードしていたとは。

ついにはTommyのように計算間違えをやらかすも今更引っ込みがつかずに15周年だと言い張り続けるアーティストまで出てくる始末。Tommyの場合は今年15周年と言い張っているがブリグリは97年デビューなので既に2012年に15周年何事もなく通り過ぎてしまっている。前倒しなら「周年」ではなく「年目」の言い訳がつくが、後ろ倒しは完全に過ぎちゃってるのでさすがに前代未聞すぎて引っ込みがつかないと思われる。CDが売れなくなり、少しでもかつてのリスナーを取り戻すのにアニバーサリーイヤーでの煽りは手っ取り早く効果的だが、使いたい余りに実質2年間も●周年●周年言われ続けるとさすがにマヒして来てアニバーサリー感も無くなってくる。DVD付が、複数商法がかつてそうであったように、時空歪み周年商法が10年代のトレンドとなるのだろうか。なんかもう既に周年詐欺が常套化しつつあるけど。

なお「結成」と「デビュー」がずれ込むと周年商法を早めることができる。さらに「インディーズデビュー」「メジャーデビュー」を使い分けることでも細かく対応可能。特に結成●周年の場合はバンドの関係者と友人しか知らないのでファンは何の感慨も無いケースが多くなる。インディーズでも自主制作度が高いほどに同様の状態になる。

例えばシドは今年10周年を打ち出したが、これは「結成」起点。Aqua Timezが09年に5周年の名目でベストを出したがこれは自主制作盤起点。インディーズ1st扱いされ実質的なデビュー作と認知されている『空いっぱいに奏でる祈り』の1年前の作品となる。

ラルクは2011年に20周年を大々的に打ち出した。これは結成起点だったので、リスナーの大半はしっくりきていなかったんじゃないだろうか。ちょっと早くない?という感じ。それもそのはず、インディーズでシングル出したのは92年だがこれは1000枚限定、アルバム『DUNE』は93年、メジャーデビューは94年だったからだ。しかも04年に『DUNE』を再発した際にはメジャーを起点として10周年記念としてしまうなど変動周年制を採用している。04年に10周年と言われていたのに7年後に20周年が駆け足でやって来たのでは違和感が出て当たり前だ。ただラルクの場合は結成10周年の時期は活動してなかったので10周年を冠したライブはやっていないが、06年に15周年ライブを行った段階で起点を結成に固定させたっぽい。2014年にもう1回20周年と言い出して旧作アルバムをBlu-spec CD2化しそうな気もしなくないけど。

 

・さいたまでは強風&豪雨になる中で隅田川の花火大会中継が始まる。明らかにヤバい雲に覆われていく中で大会が進行していくところまで見ていたが、弟を車で送りに行って帰ってきたら大会は中止になっていて、司会者トークと去年の映像、ここまでのハイライトで必死に番組を繋いでいた。「花火が中止になりましたので、今日上がった花火をお届けしています」という一瞬意味が分からないテロップに哀愁を感じた。


7月24日(水)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.4

SUMMER NUDE 3話
女々しくて女々しくて展開極まる。思い出の曲フジファブリックが流れてきただけで心折れて返そうと思っていた3年借りっぱDVDを返せなくなってしまった朝日(山下智久)。ダメ押しのように回想シーンでまた新たな"3年枷"が描かれる。香澄(長澤まさみ)の看板が出来た時に香澄から看板の自分に毎日挨拶するように言われた朝日は現在もそれを律儀に守っていた。先週の"3年未練SP"だけでもドン引きだったのにこの期に及んでドン引き要素増やさんでも…。それを目撃した夏希(香里奈)もからかうが朝日はムキになって否定。夏希のキャラは自分勝手でイライラさせられた『私が恋愛できない理由』の時とほぼ同じで、たぶん他のどんなドラマでも夏希が踏み込んだ事を言えばいちいち介入するなようぜぇな…となるところなんだけど、このドラマだけは朝日があまりに酷すぎてもっと言ってやれという気になってくる。女々しいくせにいちいち逆ギレしてごまかしてしまう朝日の性格はかなりイライラさせられる。こんな朝日の性格を理解し優しく見守ってきたと思われた仲間達だったが、実は彼らは朝日に対して完全にあきらめていたということでこれまた酷かった事が今回明らかになった。

波奈江(戸田恵梨香)は写真を撮ってもらえるということでロケハンまでして浮かれまくる。このドラマは『ビーチボーイズ』に似ているという声もあるが、『ビーチボーイズ』だと稲森いずみが26歳だったわけで、その1つ下がこんなに幼いキャラというのは…。この波奈江のはしゃぎ方は当時16歳の広末涼子と変わらないじゃないか。

孝至(勝地涼)は夏希に気に入られたい一心でDVDを返すよう説得に出向くが失敗。後日、ダメだった事を聞いた夏希は朝日を悪く言うが、孝至は「この3年間のあいつを知らないから」と擁護し、放っておくのが1番だといつになく真面目に語る。朝日が人のアドバイスを全く聞く耳持たない性格だからどうしようもなかったんだろう。

それよりも気になるのは孝至は夏希と約束した際は平日の真昼間に海の家でサーフボードを担いでいた。仕事は?と聞かれて「昼休みだ」と回答したにも関わらず、直後に生ビールを頼んでいた。その日の夜には今度は私服で朝日の家で缶ビール飲みながら説得に来ていた。設定だと営業マンらしいんだけど学生並の行動の自由さって…。昼休みにビールってフランクにも程がある。ブラック企業の総本山が国会議員になるほど過重労働こそ美徳みたいな悪しき思想が侵食しきったこの世の中で、この全く仕事してない自由っぷりは一体どうなっているんだ。理想か?夢幻か?主人公もカメラマンというけどほとんど仕事しているシーンが無いし(事務所でPCいじってるだけ)、歴代の恋愛ドラマを見渡してもアラサー設定でここまで仕事が描かれない学生みたいなノリのドラマはちょっと記憶にない。確かに恋愛ドラマなので仕事を詳しく描く必要も無いけど、意外と社会人設定の恋愛ドラマって生活描写はもっとちゃんとしている。制作側の出演者たちに対する年齢感覚が"若手"であった7,8年前のまま止まっているからこんな事になってしまったのでは。

結局、朝日は写真無理と波奈江に断り、波奈江落胆。ブチ切れた夏希は文句を言ってやろうと飛び出そうとするが賢二(高橋克典)が制止。しかし波奈江の弟の駿(佐藤勝利)が「待っていてもしょうがないのに」とつぶやく。何か知っていると察した夏希が話を聞くと…。

何と香澄が失踪した日に香澄が地元の有力者である波奈江の父に会いに来て、あの看板を外すようにお願いしたという。香澄を追いかけた駿が聞いたところによると「看板があると朝日は私を忘れられないから」とまで。

何 故 こ れ を 3 年 も 黙 っ て い た ん だ

当然早速教えて差し上げる夏希。そういうことを言い残していたということは戻る可能性は無いという事を突き付けられた朝日は放心状態に。

その後、勢津子(板谷由夏)により"女々しくて"回想エピソード追加。香澄の失踪直後は朝日が看板の前から動かなくなり、波奈江や孝至がいくら引っ張っても頑なに看板の前に居座り続けたという。やがて今度は看板の前を絶対に通らないようになり、それからしばらくして再び看板の前に居座り続けるようになったという。孝至はこの時点でもうこいつ無理だと説得をあきらめたようだが、波奈江は春夏秋冬付き添い続けるというロマンティックや一途を通り越してもう後ろの壁が無いくらいドン引きの極みになってきた。

話は現代に戻って朝日は看板の前で酔いつぶれており、駆け付けた夏希と波奈江に一途な愛というか3年未練っぷりを女々しく吠え続ける。夏希が真面目に諭そうとするがそれすら聞かない。しかし今もまた黙って寄り添ってくれる波奈江に対してようやくいつもそばにいてくれたことに気づいたのかようやく心境に変化が。

ラストではついにDVD返却。写真をやっぱり撮ると言い出して次回へ続く。ようやく主人公が新たな一歩を踏み出せたわけだけど、ストーリー的には先週から引き返して同じところに戻ってきただけ。この蒸し暑さの中で視聴するのにこの湿度高すぎる展開はかなりしんどかった。

しかも失踪の謎が明かされるとか宣伝しておいて一切明かされず。香澄が看板を外すように要請してから失踪したにも関わらず、波奈江の父が看板を外さなかったのは何故か?その後、看板の前から動かなくなった朝日を見かねた波奈江がならいっそ看板を外すよう父親に提案しようとしたが朝日が止めたという話はあった。なので本来は香澄が要請して去った段階ですぐに外そうとしたけど朝日がもっと早く看板の前に陣取ってしまったので外すタイミングが無かったのか?そして朝日が看板撤去を拒否した時こそ、駿が香澄の要望を伝える時だったはずなのに、3年も黙ったままだったのは結果的に酷くないか?

橋本奈々未は千葉雄大のバカップルねじこみシーンは今回も見事なまでに本編に関係ない。朝日の職場の写真館の証明写真の見本のモデルがこの2人だったが、この2人が高校時代のもの(という設定)なので古くなってきたので交換することになり、千葉はそのままに女性だけ交換された。これにより橋本は誰だ!?新しい女!?と怒り嘆き去っていってしまうというコントだった。本編がもうどんなに空が晴れてても全く青く見えない程どんよりしているのでむしろアホっぽいこの一瞬のシーンの方が空が青く見える

 

天魔さんがゆく 2話
あっさり落ち武者(ムロツヨシ)と遭遇。落ち武者は、別に逃げ延びてない武士の幽霊を全部落ち武者というのは止めろと抗議。さらに自分は本能寺で信長を切った張本人だと証言。しかし一緒に焼かれてしまったので歴史には名が残っておらず、それが未練となって成仏できないらしい。この辺りのコント会話劇は福田脚本の定番役者であるムロツヨシの起用もあってヨシヒコと同じようなノリ。最終的には上野なつひが授業でこの武者の事を紹介し、子供たちに自分の名声が伝わった事に満足して成仏。

前回出てこなかったレギュラーキャストの刑事の森崎博之と芹那が登場後は次のエピソードに移行。AKB48の藤江れいなが幽霊相談にやってくる。まさかのAKB48藤江れいな本人役。自宅に幽霊が出るということで隠しカメラを仕掛け、映像を確認することに。藤江の寝相芸がひとしきり出てきた後にはドアが勝手に開き、コップが浮遊している霊現象が確かに映っており、霊現象を否定する刑事も説明できない状態になるが、この幽霊は天魔(堂本剛)にも見えないらしく次回へ続く。

映像を見ている時に慶三(皆川猿時)が藤江れいなに密着して後ろから抱きついてついには毛深い顔をスリスリしているのが果てしなく痴漢行為で目についたんだが悪乗りしすぎだったのでは…。藤江れいなはそういう脚本で仕事なので最後まで冷静に演技に徹していたが、皆川猿時は藤江から離れた後にやりすぎたかな?とばかりに素に戻って苦笑いしている始末。これはファンから苦情が殺到しそうだ。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 5話
貴子(国仲涼子)が捕まってしまい、厳しい取り調べに自供してしまい大々的に犯人として報道されてしまう。これにより知らなかった豊(山本耕史)も知るところとなり、圭子(田中麗奈)、美弥(ともさかりえ)、耕司(桐谷健太)で会議を行うが結論は出ない。かつてクスリで逮捕されたとされていた美弥だったが実はやっておらず、厳しい取り調べに自供してしまったという過去があっただけにこの状況が我慢ならない模様。耕司は事件担当の警部補の心無い言葉にキレて掴みかかってしまい謹慎に。熟年のオッサン相手なので軽くのしちゃうのかと思ったら普通に反撃されまくっててちょっとカッコ悪かった。

モヤモヤした日々の中で、ふいに貴子の夫に呼び出された圭子が駆け付けると娘の華(小林星蘭)しかいなくて夫から2人を頼んだという手紙が。直後に夫が自首したとの連絡が。何と貴子の売春もその相手がカンニング竹山だった事も、その効果で再就職できたことも夫は知っていたらしい。それで何で妻ではなく竹山の殺害に至ったのかとか本人のその後の様子が一切無かったし、華と別れる直前までヤサ男っぽかったのでよく分からなかったが、意外とキレ者だったようだ。

こうして釈放された貴子だったが1度完全に写真付きで犯人報道されている上に、むしろこれからはそっちが痛い主婦売春の件もバッチリ報道されてしまったので今後の展望は暗い。そして豊の元にも冬葉からの最初のメール(私を覚えていますか)が到着。何でス5話にもなって今更最初のメールなのか…。豊曰く「ふざけるなと返してやった」で圭子の反応がそんなことして大丈夫なの!?と驚愕だったが、やはりそこから攻めていかないとこの件の謎には迫れないよなぁ…。

何かを思い出した様子の豊だったが無言ストーカーと化していたホラー状態の留美(佐津川愛美)に刺されてしまい次回へ続く。ポストの鍵が勝手に開けられていたので警戒していた描写はあったのに、自宅玄関の鍵を開けっ放しにしておいて避けるくらいの隙もあったのに棒立ちのまま刺されるとか気抜きすぎ…。

一方で毛利(賀来千香子)は言葉も発せない状態になっていた旭村(武田真治)に向かって、貴子の件などを話しており冬葉の事を覚えていない罰だ、そもそもバスから降りたのに気付かないとかありえない、気づいていればあんなことには…などと勝手な事を言っていた。1話の描写では世にも奇妙な消失っぽかったが、この台詞で冬葉が自力でバスを降りていた事が判明。しかしこれを聞いてお前のせいだろとばかりに毛利を指さし、そして自分のせいだろとでも言いたげに発狂しだした旭村。「ただ今もあなたが好きなだけだ」となだめようとする毛利。確実に毛利が冬葉失踪に1枚噛んでいる…。

 

とある科学の超電磁砲S 15話
10032号とアクセラレータの戦闘シーンはカット。上条が必死に駆け付けた際のボロボロ具合も「禁書」の時よりリアルだった気がする。既に足がガクガクで美琴の電撃喰らいまくった後遺症がかなりキテるみたいだし。

10032号がいきなり吹き飛ばされて上条がキャッチ(そしてその反動でダメージ)というのも新展開。その後の戦闘も鉄骨アタック→粉じん爆発→素手で対決になったことで上条の右手が作動しアクセラレータがボッコボコにされるという大まかな流れは一緒。しかし台詞や上条のダメージ、殴られた際のアクセラレータの信じられないという心情描写が追加されるなどけっこう変わっていた。コンテナに吹き飛ばされるところが無くなってたし、最強ゆえにケンカの仕方なんて知っているはずがないという上条の台詞も無くなっていた。

ブチ切れたアクセラレータは新必殺技に目覚め、プラズマを形成し始める。「禁書」ではそれどこの元気玉?って感じだったが、これまたド迫力に。その過程で巻き起こった竜巻で上条はボロ雑巾のように巻き上げられ、コンテナに当たって落下しグシャリ、血の海!ってなんだこれ!ちょっと飛ばされた程度だったのに2階か3階くらいの高さまで宙を舞ってグシャリはやりすぎだろ。少し前に駆けつけていた美琴も上条が完全に死んだと勘違いしていたが生きているのがありえないレベルになってたぞ…。

10032号に頼み込んでシスターズが風力発電機を電磁波で妨害し、プラズマを破壊。ますます怒りだすアクセラレータは10032号を殺そうとするが美琴が立ちふさがり、上条は「禁書」ではここまで血まみれじゃなかったのであっさり立ち上がったが、とてもじゃないがピクピクしているだけで立ち上がれないまま次回へ続く!

色々と迫力が増していて、戦闘描写や台詞も変わっていたので知っている話でもまた少し新しかった。「禁書」での上条は意外とダメージを受けた描写が無い(病院送りにはなったけど)ので、実際はこのくらいがリアルなんだろうけどそれでもボロ雑巾空中舞いはやりすぎだったんじゃないか。


7月23日(火)

7/15〜7/21

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1748.html

・1〜3位はSKE48。合計16.7万枚。7種4パターン複数商法。内訳はType-A〜Cの初回、通常、そして劇場盤。通常盤は握手会参加券等の特典が無く、ジャケットが異なるが単なるレンタル専用品みたいなものでランクインもしていない。最も売れている劇場盤は対象外のためO社での51.1万とは大差がついている。前作は18.2万枚だったのでO社共々前作よりダウン。メンバーの相次ぐ脱退と総選挙明けのファンの資金難が影響したか。とはいえ前作が高かっただけで前々作は16.4万枚だったのであまり変わっていない。

・4位はaikoで3.9万枚。O社は4.4万枚。昨年はアルバムを出したのみだったので11年10月以来のシングル。前作は4.2万枚だったのでそこまで大きくは下がっていないもののさすがにジリ貧になってきている。

・ウルトラ超特急とかアニメとかはよく分からないがよく売れているよね(適当)

・O社で下位を見渡しても知らないのばかりだが、30位0.2万枚の島袋寛子(SPEED)はなんと06年以来(hiro)のシングル。そこまで売れなくなったわけでもないのにリリースが停止して、2年後にSPEED復活となっていたわけだけど、SPEEDとしての活動も上原の結婚でメドが立たなくなったし、ここからソロシンガーとして軌道に乗るのかどうなのか。

・TVに出るたびに「シングルベッド」ばかりと言われているシャ乱Qだったが、実はリメイク版シングルのプロモーションをしていただけだった。そのリメイク版は60位0.99万枚。シャ乱Q停止以降はもう10年以上もソロやシャ乱Q含めて何か立ち上げては売れず続かずにそれっきりで頓挫し続けているが今回の復活は継続的なものになるのだろうか。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1749.html

・1,2,5位はNEWS。合計10.4万枚。4人になって最初のオリジナルアルバム。ベスト盤は昨年出ているがオリジナルは2010年以来。オリジナルとしては前作は確か15万くらいは出ていたので下がっているものの、昨年のベストが9.8万しか出ていなかったので上回った。とはいえ今までアルバムは2パターンだったのが今回は3パターンジャニーズ商法。そう考えると実質的には下がっている。

・さだまさし4週目。先週17位から9位へ浮上。0.5万から1.2万まで増えている。ここ最近は何度出していてもオールタイムベストという煽りでこれまでよりも売る事が大ベテランに限っては可能になっているが、ここでもじわじわヒットが始まったのだろうか。O社では3位まで浮上して2.5万枚まで数字を上げている。2倍は誤差の範疇を越えているが、この期間内に日本武道館で4000回記念公演があったのでここでの物販が反映されているかいないかの違いか?

・AIが4位2.0万枚。前作と同等。移籍前にやや消えかけてしまったが移籍直後の「ハピネス」のヒットで持ち直し、そのまま人気をキープできている。移籍して最初のプロモーション増大で一時的に無理やり盛り返す程度でプロモーションを緩めた途端にストンと落ちる歌手も多い中ではかなりうまくいっているほうでは。

・いつ終わるとも知れないVOCALISTシンガーとなっていた徳永英明は09年以来のオリジナル。3種2パターン複数商法でDVD付(0.68万)ではなくボーナストラック付(1.0万)の方が売れるという珍しい事態に。

・O社で下位を見渡しても知らないのばかりだが(コピペ)、昨年のユーミンベストが先週51位から32位に浮上。「ひこうき雲」がジブリ映画主題歌になったが、単独発売をする気が無いので収録されているこのベストが売れている模様。ちなみに元々の収録作品である1stアルバムは最新リマスターが00年。「ひこうき雲」だけ聞きたいならそっちの方が格安のはずだが、レコード会社や販売店がわざわざ在庫の少ない1stアルバムを再度入荷するよりもベストの方を押しているっぽい。

今週はシングルもアルバムもチェック予定の作品は無し。


7月20日(土)

ドラマも世代交代してない

・今期のドラマ、90年代に若手だった人たちが3,40代になっても主役というパターンが多いなぁ(織田広末松嶋江角)と思ったら全部フジテレビだった。広末は17年ぶり主役とか言われているが、これは木曜の怪談枠でのドラマ「悪霊学園」を指していて、「世界で一番パパが好き」(さんまが主演扱い)、「リップスティック」(三上博が主演扱い)、「できちゃった結婚」(竹野内が主演扱い)などなど00年代半ばまではヒロイン扱いながら実質主役だった作品が大量にあった事を考えると違和感がある。相手役の男が主演という扱いにした場合は主演扱い(クレジットが1番)になる連ドラ自体がその「悪霊学園」とその1年前に同じ「木曜の怪談」枠の「魔法のキモチ」の2本しか無いじゃないか…。

最近のドラマで高視聴率になるのは中年を起用した中年向けのテレ朝ドラマである、なんていうトレンディドラマ全盛期だったら考えられないような事態になっている。若者向けをやっても数字が取れないので、いつまでも安定した人気のあるスターを使い続けた結果、彼らが30代を越えて40代になってきているというのが現在な感じ。音楽業界とほとんど同じだ。SMAPバーターが多いキスマイが主演した「ぴんとこな」がいきなり一桁というのも実に象徴的。

かといって「ショムニ」のような続編に頼ると古いとか言われて2話で数字ガタ落ち。前の方が良かったとか言われているが、実際のところ宝生舞が引退しているとはいえ、前の役者でやったら老けた老けた言われて劣化祭りになって評判は悪かったはず。要するに思い出のままにしておけば良かった、という事なんじゃないだろうか。

月9の視聴率は予想通り下がったけどこれも主演もヒロインも30歳目前という00年代前半くらいまでならあんな感じの青春ラブストーリーをやるには考えられない年齢でのストーリー設定だ。というか00年代半ば頃まで若手と言われていた彼らがそのまま当時と同じ事をやり続けているこの感じ。ただこの辺りは連ドラ常連で人気をある程度獲得できたギリギリの世代だと思うんだけど、それより下の世代になる90年代生まれの役者たちは一体いつまで若手扱いされ続けるのかは興味深い。

 

・タイミングを逃し、乃木坂46のシングルを借り逃がす。1枚ずつしか入荷されていないようなので、最初のタイミングを逃してしまった以上はA,B,Cの入手は困難を極める。これならヤフオクで3枚500円とかで投げ売り(特典抜き)されているのをゲットした方が早い気がしてきた。というかヤフオクを見ていたら握手券の抜かれたCDは3枚セットで700円前後の相場なのに、握手券オンリーになるとCDの定価前後になっていた。

これはつまり、新品で3枚買う→見る聞く→満足→握手券含めて特典をつけたたまヤフオクに出す→握手券ありなら定価に近い相場で落札される、ということか。

AKBが流行り出してからぼんやりと可能性としては考えていたが、改めてヤフオクの状況を見てみるとこの黄金方程式が可能なんじゃないだろうかと改めて思った。握手に興味ないファンor会場が遠すぎて握手券が無用の産物である地方ファンにとっては半ば常識化している生活の知恵なのかもしれないけど。

Amazonでも以前は劇場盤やそれに準ずる通常盤、つまりO社とサウンドスキャンの異常な差の分に使用されたCDが即日1円ラッシュという程度だったが、最近はDVD付CDでも発売数日で200円とか300円とかにまで下がってしまう。1st〜3rdシングル頃のCDの方が相場が高い始末だ。握手需要の過熱と新規ファンの激減がこういう状況を生み出しているんだと思うけど、中古の供給過多現象(特典抜きによる現場ファンの出品ラッシュと作品だけを楽しみたいライトファンのバランスが崩壊)が歯止めかからなくなってきているみたいだし、そうなってくるともうこのシステムの限界も近い気はしてきた。

 

・SKE48は毎回聞くのも見るのも感想書くのも大変になってきたので1種だけに絞った。確か現在はAKB,SKEは劇場盤以外全種、乃木坂は全種、NMB,HKTは適当に1種、ノースリーブス,Not yet全種、渡辺麻友はランダムという感じになっていたと思うけど、AKB,乃木坂以外はグレードダウンさせて全部適当に1種だけ選ぶことになると思う。


7月17日(水)

FNS懐古祭、男は対象外/ここ最近の2013夏ドラ Vol.3

FNS夏の懐古祭(タイトル違)が31日に迫り、「TV LIFE」に載っているきくちPのコラムも相変わらず絶好調。

定型文となりつつある「プロモーション楽曲はやらない」で新曲を真っ向否定し、「口パクで単独で新曲を観たい方はご期待に添えず申し訳ございませんが、それは他局他番組でお楽しみください」と今回も宣言。

この方針ではPerfume、きゃりーぱみゅぱみゅはもう自分の持ち歌では出られない。普通にきゃりーは出演者の中に入ってますけど。きゃりーが持ち歌やるなら「口パクで単独で新曲」になるが、生歌でコラボ要員なんだろうか。またここ最近のきくちPのコメントには「最新のヒット曲」という表現が存在せず、実際出演歌手に新人がほとんど出てこなくなっている。新人は全部プロモーションだと否定、誰もが知る有名曲=過去曲の肯定と言っているのに等しいので必然的な結果だ。

またここ数年になって視聴対象を「オトナ女子」に限定している。今回も年齢層不明な「オトナ女子」に向けて「オトナ女子の皆様が人生のどこかできゅんなった思い出のあの曲ばかり」、「もし知らない歌が流れてきてもほんの2分も我慢したら、また貴女の大切な歌が始まります」などと語っている。

このホームページは基本的に音楽好きな人しか見ていないと思うが、読者の7,8割以上は男性だと推定される。きくちPにとっては「FNS懐古祭」シリーズの対象外ということになる。

このきくちPの主義での1番の問題は2013年時点で10年以上のキャリアがあるアーティストは持ち歌を誰かとコラボできるが、この5,6年デビューの新しいアーティストは知られた曲がほぼ存在しないので、出演自体が困難、もしくは出てきても異常に尺が短いか、ベテラン歌手のカバーコラボに回されてしまうという点だ。新しい歌手ほどヒット曲を持っていない構造はまださほど目立っていないが、さらにもう5年経つとかなり深刻な事になるはず。ORANGE RANGE辺りが懐古枠に入ってくるようになったら黄信号だ。それ以降で懐古枠に入ってくるようなヒットは単発になっていき、テルマ辺りが懐古枠に入ったらもう赤信号。それ以降になるともう懐古できるような"知られたヒット曲"とやらが無い。

一方で知られた曲をたくさん持っている90年代以前の歌手たちでも、既に槇原敬之の「どんなときも。」や森高千里の「私がオバさんになっても」辺りは他局でも散々歌われているので見飽きた感じになってきた。代表曲が他にもあるレベルの歌手でもこういう扱い。これからもそういういい加減聞き飽きたんですけど楽曲がどんどん増えていくはずだ。

ファンでない歌手の代表曲なんてのは年月が経てば色あせていく。例えばKiroroのダントツ最大ヒット作「長い間」は当初は結婚式の定番ソングとして親しまれていたはずだった。ところが当時は母親への感謝ソングに過ぎなかった「未来へ」は卒業ソングとなり、ついには結婚式のテーマソングの座も奪い去ってしまったので、Kiroroの知られた代表曲は「未来へ」、そして同じく友情・卒業ソングとして知られる「Best Friend」に取って代わられてしまった。「長い間」と「未来へ」は8センチだったのをマキシにして再発しているが、Amazonのランキングを見ると「長い間」はほとんど売れてないようでランク40万台、「未来へ」は頻繁に売れているようで4ケタになる事もしばしばだ(最初からマキシの「Best Friend」も同様)。それくらい「長い間」の影はこの10年で急速に薄くなった。懐古番組全盛になったのでヒット曲がいくつかあるような歌手で、このような代表曲が変異していく現象はさらに加速するんじゃないだろうか。

知ってる曲だけで回していたら、8,90年代の曲ばかりになり、新しいヒットはますます生まれなくなる。生まれなくなるというか認知されなくなる。きくちPの言う他局他番組とやらがレギュラー放送のMステを主軸にして言っているのか、TBSや日テレの特番を指して言っているのかは不明だが、少なくとも音楽特番はほぼ懐古主義になっているはずだ。

きくちPのコラムを読んでいると自分たちは他局と違う事をしていると思い込んでいるようだけど、コラボ+生演奏+懐古主義の3つの軸のうち、急速に強まってしまった懐古主義は確実に他とおんなじことやっている。5,6年前の生演奏にこだわりながら適度なコラボというバランス感覚だった頃を思いながら懐古に浸りたい気分だ。

SUMMER NUDE 2話
特にこれといった展開は無し。ストーリー的には海の家が無事にオープンした程度。あとは朝日(山下智久)の3年未練タラタラっぷりとそんな朝日に10年間片想いし続ける波奈江(戸田恵梨香)の悲哀が描かれるのみ。この無駄に長い設定が重すぎるんだよなぁ…。

香澄(長澤まさみ)と見る約束をしたDVDを3年間延滞金を払い続けているなど、やや常軌を逸した行動は仲間たちの目にもそろそろいい加減にしたら…というムードになっているようで、アドバイスもしているようだが全く聞こうとしない朝日。一方で波奈江に変に気を持たせてはいけないとして、20歳になったら写真を撮ってあげる約束は5年も反故にしたままだという。3年借りっぱとか写真撮影の約束5年放置とか本当に重いなぁ。キャストと同世代である俺としても10代、20代前半に比べると学生が終わってからの3年や5年は学生時代の比じゃないほどあっという間だし、脚本家の年齢に達すると3年も5年はさらにあっという間なんだろうけど。写真に関しては20歳からの25歳でも意外と若さピチピチ感にかなり差が生じるんだぜ…。

色々話を聞いた夏希(香里奈)は性格上、仲間達よりもややきつめにいい加減にした方がいいのではないかと突っかかるが、何と朝日は「お前には言われたくない」と、婚約者への未練を引きずっている夏希に対抗するという醜態を晒す。未練1095日と未練10数日を一緒にされても…

最終的に波奈江と朝日の立会いの下で、夏希は1話で捨てられなかった婚約指輪を捨てることに成功。華々しい第一歩を踏み出してしまったので、朝日の女々しさと情けなさがさらに際立つ結果に。さすがに影響を受けたようで、波奈江に写真を撮ってあげると約束、レンタルDVDも返却しようと決意するが、タイミング悪くラジオから思い出の曲(フジファブリックの「若者のすべて」)が流れてきて崩れ落ちてしまう。未練断ち切りフラグをへし折って未練にしがみついてしまった朝日で次回へ続く。

このゴールデンボンバーの某曲が主題歌の方が良かったのではないかという女々しくて女々しくて辛いよ展開はまだ続くようで予告では写真やっぱりお断り、香澄への未練を泣き叫ぶという醜態映像が…。さすがに夏らしいさわやか映像を連発したところでごまかせないウジウジ感に視聴率大暴落必至だと思うけど大丈夫か?

橋本奈々未、千葉雄大のバカップルシーンは初回では他キャストの前でいちゃつくという流れだったが、今回はドラマに無関係の完全独立シーンで唐突に登場。海開きを描写しているモブシーン内にて橋本奈々未が水着姿を披露して、乃木坂46の初水着解禁となったが、こんな不自然な事をしてまで披露させる意味はどこにあったのか、一体どこの偉い人の意思なのかのほうが気になった。眩しかったけどな!

 

天魔さんがゆく 1話
「33分探偵」以来の堂本剛の連ドラ。「33分探偵」や「勇者ヨシヒコ」を手がけた福田雄一の脚本。

先祖代々、鎌倉時代から幽霊退治をしているという会社「オバケー」が舞台。ゲームの会社だと思って「オバケー」に入ってしまい借金肩代わりしてもらったので辞めるに辞められなくなった旭(川口春奈)、先代で今は亡き天童(佐藤二朗)の代から社員の慶三(皆川猿時)、社長の天魔(堂本剛)が小学校の幽霊退治に向かう展開に。借金肩代わりって旭は一体何をしたんだ?

旭に対して幽霊退治の仕事のなんたるかを説き、カッコいい事を言いまくっていた天魔だったが実は大の怖がりで依頼人の先生である上野なつひがふいに現れただけで気絶してしまった。気絶している間に天界にいる父親、天童とほとんどフリートーク(佐藤二朗の適当な演技がヨシヒコの仏と全く同じノリ)を繰り広げ、帰ってきた天魔は再びお化け退治に…。向かったはずだったが、背後に色々な幽霊が現れ、先生の背後にお目当ての落ち武者幽霊が出現するも、天魔と遭遇しないままに次回へ続く。1話完結だと思ってるところゴメン、キャストクレジットに出ていた森崎博之とか芹那が全く出てなくてすいませんと堂本剛と佐藤二朗がEDトークで謝罪するというユルイノリに…。

堂本剛がボケまくるのは「33分探偵」も同じだし、佐藤二朗も「仏」と同じノリ。全体のユルさもすっかりこの脚本家のドラマのノリでパターン化しつつあるが、今までやった事のないツッコミをした挙句に、ほとんどヤケクソのようにオーバーに顔面崩壊させてお化けに驚いたりする川口春奈の新境地が見所、というドラマなのかもしれない。来週は今回途中で終わった話を片付けて、次のゲストであるAKB48藤江れいなが本人役で出演するとかよく分からん展開のようだ。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 4話
カンニング竹山が殺害され、貴子(国仲涼子)が重要参考人に。脅えていた貴子だったが冬葉からまるで見ていたかのような連続メール&直接電話によるフルート音声アタックというホラー多重攻撃により気絶。これは怖すぎる。ていうか冬葉へのメール返信を今まで誰もしていなかったので貴子が初めてやったことに。とりあえずもう少し色々メールして聞くべきじゃないのか。そして今までかなりのんびりだったのに今回の立て続けのアクションは自称冬葉さんも随分アグレッシブだな…。

その頃、当時の音楽教師で最近元の中学に戻ってきた毛利(賀来千香子)が圭子(田中麗奈)に連絡をしてきたので美弥(ともさかりえ)と共に会うが特にこれといった話も無く終了。意味深に「償い」とか「時が来たら連れて行く」と言い残していたが、一体何を知っているのか。ていうか全てが挙動不審なんですけどこの人…。もう少しみんなに余裕があったら色々追及してすぐに真相が分かりそうだが各自あまりに不幸が続くのでそれどころじゃない。そして毛利が向かった先には当時の担任だった旭村(武田真治)が廃人状態で施設にいた。

倒れた貴子の元に駆け付けた圭子と美弥は主婦売春の事実を打ち明けられる。殺していないと訴える貴子。主婦売春した理由は娘のためであるとして金が必要だったと言い、高校以降の自身の貧乏体験が影響していたようだが、こんな姿を見せられたらショックだわな…。2人とも何もかける言葉が出てこない。

美弥は耕司(桐谷健太)に相談。刑事としてではなく友人として何が出来るか思い悩む耕司。貴子は自宅に戻るが、突如旅行に行こうと言い出す夫。何か話したい事があるようだが、さあ出かけようというところで仕事の早い警察が早くも到着。あえなく連行か…。

離婚の原因になった留美(佐津川愛美)にもう来るなと言っていた豊(山本耕史)はようやくカタをつけた…はずだったが、貴子の事で思い悩んだ圭子が気晴らしに呼び出して2人で夜の公園でキャッキャッやっていた。それを留美が画面ほとんど真っ暗な中で睨みつけていた。刺される展開しか浮かばないが大丈夫なのか…。というわけでどんどん展開が不幸&ダークに。

 

とある科学の超電磁砲S 14話
上条は美琴を訪ねて寮に行くが、黒子しかいなかった。あげてもらった上条は寮監の抜き打ち視察のためにベッド下に押し込められるがそこで封印されていた実験の概要を記した書類を発見。全てを把握し、美琴を探し出して橋の上で熱く激論を交わす。「禁書」では橋の上だけでグダグダと丸1話かけたところを凝縮して15分。なんか「禁書」で見た時よりも美琴の絶望はこれまでの積み重ねで、上条のカッコよさも3割増しくらいに見えた。

今回の話は全面的に「禁書」と同じだったが、上条が来る前の黒子の様子が少し増えていたり、上条目線ではなく美琴目線でここまで話を見てきたのでより美琴の絶望と救済、上条のヒーローっぷりが鮮明になっていてよかった。いよいよ最弱VS最強か。


7月16日(火)

7/8〜7/14

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1746.html

・1位2位はLinked Horizonで合計13.2万枚とかなり高い数字を記録した。アニメ「進撃の巨人」タイアップとはいえ、アニメタイアップにしても10万突破は驚異的。ぶっちゃけ「今週のチャート」時代のように知らないのを調べるという事をしていないので、さっぱりよく分からない。局地的な盛り上がりがあるのだろうか。

・O社では26.4万枚もたたき出してダントツ1位のはずのEXILE TRIBE(三代目JSBと新人のGENERATIONSの合体ユニットらしくEXILE本体は不参加)は3位3.4万枚(DVD付)。LDH特有現象がまたしてもスパーキングした。イベント用の1コイン盤という通常のLDH商法に加えて今回は新商法であるミュージックカード14種(付属缶バッジがメンバー14人分)を発売。これがサウンドスキャン対象外になるわけだけど、PLAYBUTTONとかUSBとか過去にも色々な新形態が出てもさっぱり普及した様子が無いにも関わらず、ミュージックカードのウケがそんなにいいとも思えず、例によって通常のCDショップでは買わせない、mu-moやFC枠での購入囲い込みがあったんじゃないかとも思う。

・渡辺麻友は5,6,11,12,14位。B、A、期間限定、生産限定、通常盤の順番。何故か前作までのA〜Cではなく、Cが無くなって期間生産限定盤に変わったようだ。ただでさえややこしいのが余計ややこしくなった上に応募特典も色々あるようだ。合計5.7万枚。O社でも6.7万枚にとどまり、前作から大きく下げてしまった。次期センター、次世代とかもう何年も言っているけどそんなもたついた状況のままピークを過ぎてしまう(しまった?)のでは…。

・いきものがかりは1曲しか入ってないポケモン盤の方が高くて4位1.7万、C/Wが収録されている通常盤が10位1.2万枚になってしまっている。よく分からんがポケモン盤はトレッタなるゲーセンで使えるアイテムがついてくるそうでこれの効果ではないかと思われる。でないとアルバムに入らないC/Wを無視してポケモン盤を買う理由が全く無い。何故かレンタル店ではポケモン盤のみの入荷や半々程度の入荷になっていたし、C/Wの存在を知らないライト層も出てきそうな状況だ。

・ネット上では嫌われているとされている剛力だが、7位1.5万枚。イベントも発売週に購入者対象握手会とかアイドルイベントの現状としては最低限、その辺のロックバンドでも行うようなレベルの事しかやっておらず、複数買わせるような施策は打っていない模様。とすれば嫌われているのはネットだけで実際はかなり人気があるか、ゴリ押しの一環で事務所が店舗にて人海戦術で大量購入したかのどちらかしか考えられない。

・O社では4位6.1万枚の℃-uteはサウンドスキャン20位圏外。新・ハロプロ商法による弊害。新・ハロプロ商法の場合、運が良い週にインストアイベント分の通常盤がかろうじてランクインするか、O社10万越えレベルに至らないとランクインできない。

・O社8位2.0万枚の三浦大知もサウンドスキャン20位圏外。エイベックス特有現象。

・O社10位の藤井フミヤもサウンドスキャン20位圏外。これより下のRO-KYU-BU、NICO、戸松遥、T-ARAも20位以内に入っているのに一体どうしたんだと思ったらDVD付3種(全部C/W違い)、C/Wを網羅した通常盤の4種3パターン複数商法。Sony Music Shop限定で3枚セットBOX販売とかなり攻めていた。これが原因か。通常盤でC/Wを全て回収できるようにしたのは複数商法に慣れていないファンに対するせめてもの良心だろう。これで通常盤も曲違いとかやるようになったらもうマジで余裕ない。

・新山詩織、O社で38位0.2万枚。なんとデビュー作より上昇。今回買わずにスルーしたんだけど、本来訴えかけるべき10代の同世代たちにはしっかりと届き始めているようだ。

今週聞く予定なのは渡辺麻友。前みたいに3種借りとかはせずに適当に1種選択になると思う。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1747.html

・1位2位は安室奈美恵で合計24.1万枚。前作26.5万枚より少し下がっているが、シングルの不調からもっと急落すると思っていた。相変わらず強い。そして気がつけば浜崎、倖田ら軽く安室を越えて世代交代していったはずの後輩たちがことごとく再度追い抜かれて絶対的な存在になってしまったんだな…。

・高橋優の9位1.2万枚(O社同じ)は前作のミニアルバムより高いが2ndよりは下がった。つくづく2ndまでのA面だけストリングス飽和楽曲連発という不自然すぎる(会社的には真面目に売れ線=ストリングス盛りまくれ!という判断してたんだろうけど)方向性でブレイクし損ねたのが悔やまれる。

今週チェック予定のアルバムは無し。


7月14日(日)

DEENまたTVでやらかす

テレビ東京の特番にDEENが出演。懐古色の強い番組だったが、若い人もちょこちょこ出ていてDEENが西野カナや家入レオと同じ番組に出演するなんて…。

しかしやはり案の定なアウェイでのボーカル絶不調。盛大にやらかしてしまった。

1曲目は「このまま君だけを奪い去りたい」。いつものTVサイズ(1コーラス+ラストサビ)ではなく、2コーラス終了だった。

「うう、ヴぁい、さりた、い〜ひぃ〜」とズラしまくって歌う悪癖が続いていたが(苦しい時ほどズレが大きくなる)、昨年のアコースティックセルフカバーでサビの歌い方を本来のものに修正。先日発売された昨年の47都道府県のDVDでは普通に奪い去っていた。原曲キー下げアレンジに戻った今回どうなるかと思ったが、BEING LEGEND以下でガッタガタ。とにかく全体的に声量皆無でスカスカ。しかし歌い方は変化しており、裏声は使わず無理やり張り上げ。サビの遅れは以前ほどでは無くなり、「うーヴぁいさりたい〜ひぃ〜」とタメが減って少し早口に変化。どっちにしろコーラスとズレている上に、とにかく苦しそうなので見ていても息がつまるような苦しさ…。見ていた両親も「…。」と無言に。

登場前のVTRで当時のポカリCMを流していたので「瞳そらさないで」を視聴者が期待する中でまさかの「ひとりじゃない」。サビ始まり+1コーラスというやった事のない変則編成だった。この曲ならマシかと思ったら、俺が聴いたことのある「ひとりじゃない」史上最悪。スッカスカで声が出ておらずドライブ感皆無で最早何の曲なのか分からない。何故か「このまま〜」の途中から池森さんはやや横向きになってしまい、メインのカメラに切り替わっても斜め向いているというTV的にも微妙な絵になってしまうし、ここまで来ると真夏の夜の悪夢だ。他の往年の歌手がパワフルな歌声を次々披露しているので余計劣化が際立つ。

ベスト盤の頃にTVにいくつか出た時はもう少しマシだった。とはいえ最新曲だった「言葉で伝えたくて」は一方のTVに出た時はガッタガタ、もう一方ではバッチリ、なんてこともあったしとにかくTV出演など自分のライブ以外のアウェイでの喉の調整は相当苦手なんだろうか。

また何故か広瀬香美も出演。待望の「夏だモン!」リベンジとはならず、「promise」で冬の女王という紹介VTRを流しながら「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」の2曲というハズしっぷり。どうやらDEENだけでなくこの番組特有のハズし方らしい。真夏に冬の曲を歌いに出てきたことなんて今まであったっけ?確かに新作アルバム売上3ケタが続いているので、いつデビュー当初から在籍とはいえビクターに切られるかも分からない状態で冬限定とか言ってられないんだろうけど。


7月11日(木)

P・T

・いきものがかりの新曲「笑顔」をレンタルしにいったらポケモンジャケットのものしか入荷しておらず、よく確認せずに借りてきたら現在のいきものがかりの真骨頂である山下曲のC/Wが入っていない。ポケモン盤は1曲しか入っていないのに649円もする(ポケモンの"トレッタ"なる謎の特典は付属)買っても借りても損でしか無い珍盤だった。レンタル屋もよく分からず安い方を発注してしまったのだろうか。

仕方ないので別のレンタル屋に行ってみる。そこでもポケモンジャケットと通常盤が半々で並んでいた。レンタルでは料金が同じなんだから1曲少ないのを並べるなんてほとんどトラップじゃないか。この現象をP・T(ポケモン・トラップ)と名付けよう。

・どうせ当たらねーだろと思いつつ、ベスト盤に入ってたので申し込んでみたらまさかのBUMP武道館当選。これにて10月はDEENの2daysに続き、武道館3回通いが決定した。高橋優も10月に武道館があるんだけど…。

・シングル感想のコーナーはしばらく止まったと思ったら立て続けに一挙更新されるようになっているが、これはCD-R(80分)録音のタイミングの問題。最近はシングルのレンタルが困難になってきているので(入荷数が減っているので借りられない事が増えた)、ある時に入手するようにしている。これにより大体CD-R1枚分を想定して選出しなくなったので、CD-R1枚分溜まったら録音という流れになった。

録音されるまではPCに保存しているので基本的に聞かない。CD-R化してから聞き始めるので、場合によっては入手してから数週間放置されるケースも出てくる。

一応小型のUSBメモリをコンポにつなげるので、USBメモリにWAVデータを入れておいて聞けばかなりスピーディーに感想も書けるのだが…シングルだとやっぱりそんな感じの方がいいのかね。


7月10日(水)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.2

SUMMER NUDE 1話
地元である海辺の街でカメラマンとして働く朝日(山下智久)は結婚式の撮影の仕事をしていたが、披露宴もしばしの御歓談となったところで新郎が突如タクシーで逃亡。その姿も律儀に撮影し続けたため、キレた新婦の夏希(香里奈)に殴られてしまう。いきなり無神経な主人公&凶暴なヒロインかよ!

腕のいいシェフだった夏希は結婚を機に退職してしまったため、既に店には新しいシェフが入り店には戻れず、そのままショックで実家引きこもり生活に突入。

朝日は3年前に姿を消した香澄(長澤まさみ)を忘れられずに今でも帰りを待っていた。長澤まさみは友情出演扱いで、ホームページのトップ写真でも撮影日に欠席した子みたいな扱いになっている。一部では「プロポーズ大作戦」で共演した際に性格が悪すぎて山下が2度と共演したくないと拒絶したなどと根拠のないワイドショーネタもささやかれているが、単純にこの2人で月9やったら「プロポーズ大作戦」そのままになってしまうからだろう。脚本家も同じだし、「プロポーズ大作戦」ファンへのサービスみたいな印象。

そして朝日に10年前からアプローチしているのに無視され続けている後輩に波奈江(戸田恵梨香)。大会社社長のの娘で肩書は役員ながら事実上フラフラ遊んでいるだけのS・S・N(スーパーサイヤニート)だった。まさにニートの星のようなうらやま!な生活っぷり。戸田恵梨香を起用しておいてうじうじ悩む性格にされても困るが、初回のストーリーは波奈江の軽い性格がリードして話が進んだ。

近くでカフェを経営している賢二(高橋克典)の妻、勢津子(板谷由夏)は夏になると毎年海の家を切り盛りしていたが今年は出産が重なり海の家がオープンできない。夏希がシェフだった事を思い出した朝日は夏希に連絡を取り来てもらう。しかし1日限定店を手伝ってほしいなどとかなり内容をぼかして呼び出していて、ちゃんとした事を伝えていなかったので夏希は騙されたとしてブチ切れる。土下座して頼み込む賢二も無駄に重苦しい。性格のきつさもあって普通に断っているのに好感度がダダ下がりしていく夏希。しかしそれ以前に冒頭から朝日の無神経っぷりが酷くないかこれ。はっきり強気が言動に出てしまう夏希に対して朝日の無神経っぷりはさりげないのであまり目立ってないけど。

キレて車も降りて帰ろうとした夏希だったが終電に間に合わず。そのまま波奈江の家に泊まり、波奈江の性格の軽さもあって打ち解けてしまう。波奈江があっさりとペラペラ朝日と香澄の事も話してしまったのでなんだかんだ少しは分かりあえた感じになり、さらに街の人々の強引さで半ば強制的に海の家を切り盛りすることが決定してしまったところで次回へ続く。

朝日と夏希の性格が共に酷い。まだ出会ったばかりでお互いの距離感が不透明なうちから妙に馴れ馴れしくなったり、ブチ切れたり、あっさり分かりあったり、しおらしくなったり。最初に印象が悪くなってしまったのでもう少し反発しあいながら理解しあっていくのが王道だと思うんだけど、それがごちゃ混ぜになっていたような印象。海の家を夏希にやってほしいという初回のメインとなったストーリーを進行させたのは波奈江が軽いノリで馴れ馴れしく夏希と打ち解け、朝日の過去をペラペラ喋ったおかげ…というのも斬新な展開だった。大概こういう軽いノリのキャラは余計な事を発言してトラブルメーカーになりそうなものなのに。

乃木坂46の橋本奈々未は千葉雄大と夏祭り実行委員会スタッフ&カップルとして1シーンだけ登場。毎回バカップルを見せるだけの1シーン出演になるのだろうか。ザ・ねじ込み出演…。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 3話
貴子(国仲涼子)とカンニング竹山は愛人契約を結ぶが竹山は気に入らない事があるとすぐキレるという厄介な男だった。元々コンビ時代の竹山はキレ芸がメインだったので地味にはまり役だ…。誰の為でもない自分の生活のミエのために頑張る貴子だが表情は硬くやつれ気味。そんな貴子に「ずっと見ている」という冬葉(刈谷友衣子)からの新たなメールが。受験に落ちた近所の奥さんのせいだと明後日の方向で疑う貴子だったが、圭子(田中麗奈)と美弥(ともさかりえ)を自宅に相談に呼び出した途端に竹山コール(キレVer.)により行かなくてならなくなってしまった。

圭子は別行動で豊(山本耕史)を呼び出し、酔っぱらった挙句に中学時代好きだったことを告白し飛びついてキスをかまし、目覚めたら忘れていたとやんちゃな行動を。仕事仕事したり、年齢を実感してばかりいるよりもこういうヤンチャなところが出てくると田中麗奈らしい感じがしてくる。

美弥が後をつけ、貴子と竹山のホテルインを目撃。さらに美弥は弟とも偶然遭遇したので出てきた貴子と鉢合わせ。逆ギレし合う2人だったが翌日、竹山がホテルで死体で発見されたニュースが…。はまり役だったのにもう退場か。もったいない。しかしこれ以上国仲涼子にエロいことしたら竹山本人のイメージが大幅ダウンしかねないのでここらあたりで退場しておいた方が無難かもしれん…。

ただでさえ耕司(桐谷健太)が追っている殺人事件が解決しない、冬葉が好きだった元担任、そして冬葉をかわいがっていて最近元の学校に戻ってきたという音楽教師など失踪に関与してそうな怪しい連中が動き始めているというのに、ここで死体増やすとはこのドラマどこに向かうのか…。

 

とある科学の超電磁砲S 13話
10031号とアクセラレータが戦闘し、死体となった10031号を追いかけてきた上条が発見。通報するが消えていてウソツキの狼少年になってしまい、混乱しているところに10032号を筆頭に大量のシスターズが登場。これ以前美琴の前にも大量登場したけど、こんな大挙して登場する必要あるのか?後処理を迅速に行うために総動員したにしても多すぎるだろ…。

実験の詳細は明かされなくとも意外とペラペラ喋ってくれちゃった10032号の言葉から危険な気配を感じた上条は美琴に会いに寮へ向かう。「とある魔術の禁書目録」と同じ展開だったが、アクセラレータが1番最初に実験を行った際の回想が入った。

あまり詳細を知らされずに戦闘しろと言われていたらしく、レベル5相当の実力者(実際は3程度)だと思っていたり、適当に倒しただけで殺す気は微塵も無くて殺して終わりだと知らされてなかったり。説明ほとんどしてなかったなんて随分適当なスタートだったんだなぁ…。指示していた奴の悪人キャラがいかにもすぎだが、下手に機嫌損ねたら自分が消されるかもとか考えないのだろうか。

美琴の方はツリーダイアグラムが既に破壊されていたので止める方法が無いと絶望していたが、近くに研究施設があるので破壊に立ち寄る。以前のような生気が無くなってしまい、逃げ惑う研究員たちもまるでゴジラが熱戦吐きながら現れたかのような恐怖リアクション。主人公が完全に悪役になってしまった。しかし破壊活動中に何故か生中継されていた10031号殺害映像を見てしまい崩れ落ちる。最後に何か決意して真っ暗なまま次回へ続く。これはまさか今回も橋の上で丸々1話使う気なんじゃ…。


7月9日(火)

7/1〜7/7

ビーイング脱税

失礼ながら勝手に黒いイメージを抱かれているところに、本当に真っ黒なニュースが来るともうなんだかなという感じ。

 

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1744.html

・乃木坂46が1〜3位、合計9.4万枚。前作6.9万枚より上昇。「走れ!Biciycle」も越えてサウンドスキャンで過去最高のはず。ここに来てようやく明確に増えたといえる結果に。O社では33.7万枚も出ており、個別握手に使用されたfor TUNE music販売での通常盤が20万以上になるとみられるが、一般店舗売上では通常盤は20位圏外で少なくとも3263枚以下ということになる。まあ普通に通常盤を買うリスナーはいないか。

・O社でのみドームツアーチケット付の追加販売分が加算され、EXILEの前作が突如2位になり15.8万枚も売り上げてしまった。色々な不自然がまかり通っていて何が起きても驚かなくなった現在のO社のチャートにおいてもなお異様に見えてしまう珍展開。当然O社限定。圏外スレスレ(先週178位)だったところに強制注入されたのでデイリーでも注入された1日しかランクインしていない。「CDTV」がこれに準じるのかが注目されるところ。このシングル、初動56.5万枚から先週までで累計58.3万枚という初動と2週目以降の差が2万枚に届かないという究極のネタ推移になっていたのに、これですっかり見た目上は普通になってしまった。むしろ10年後くらいに見た時にはは2週目以降も売れた曲扱いになってしまう。何せ既にEXILE公式サイトでは全ての痕跡を抹消するなど徹底している。

・VAMPは合計4.4万枚。DVD付2種、通常盤の3種2パターン複数商法だが、3枚購入でメイキングDVD全員プレゼント。このためあまり用の無さそうな通常盤までランクインしたっぽい。

・9位スマイレージの通常盤だけランクインは相変わらず。通常盤を使ったキャラアニ購入メンバー指定不可の個別握手券付とレコード会社直販の5倍界王拳チェキ会セットはO社のみの対策なので、通常盤を使ったインストアイベント分しか集計されず、それ以外に一般店舗売上ではトップ20に届くレベルにならない。何より悲しいのは唯一ランクインした通常盤でさえダブついていてAmazon価格の暴落っぷりが泣ける。書いている時点では新品価格60円。曲だけ聞きたい人、狙い目。

・8位の竹内まりやは初のDVD付。その経緯はナタリーで語っていたが、通常盤の価値を失くさないためという意味不明な理由でC/Wのライブ音源を変えてしまったので2パターン複数商法。初回盤しかランクインせず、O社との差が大きくないので、通常盤をスルーしたファンが多かったようだ。

・ギターが太ったのでダイエットのため芸人に一時交換、PVも交換したままで発売前後になって復帰したflumpool。デビュー当時から名前はそこそこ知られているが、曲は知られていないという00年代後半以降のデビュー組の典型パターンになっていて売上もほぼピッチリ固定したままだったが、案の定、メディアで話題になったもののプロモーション結果は皆無に等しく人気が落ち始めている。

・アンジェラ・アキがO社で30位0.2万枚と厳しい状態に…。

・和田アキ子がO社で61位。数字もギリで4ケタに達する。売上3ケタでも紅白に出続けるこの人にとってはさほど関係は無いとはいえ、快挙。秋元康が作詞し、45周年を大々的に打ち出した事で前作よりは300人くらいは多く買ってくれたらしい。

乃木坂46はチェック予定。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1745.html

・1位2位はBUMPベストでそれぞれ17.1万枚、16.6万枚。初のベストでそれなりにヒット曲を持っている割にはあまりパットしない結果に。2010年のオリジナルより売れないTHE ALFEE現象発動。その前のC/W集よりは売れているが…。出すタイミングが何でも無さすぎた&プロモーションは雑誌インタビュー受けただけというのが響いたか。その辺りは今でもメディアをもっと使ってアピールしないとファン以外に届かない。かといってNHK「SONGS」辺りならまだしも、Mステや一連の音楽特番にメンバーがにこやかに出演してきたらきたで、売りに走ったとか言われてイメージ崩壊でコアファンに見放されそうだし(ベスト盤という時点で反発が大きかったから、わざわざ公式にベストを出す理由を載せているんだろうし)難しいところだ。

・きゃりーぱみゅぱみゅの初回盤が売切れる気配が未だ無い。前作より売れているにも関わらず、会社的には想定範囲内ということなのか。miwaの3rdもまだ初回盤余裕だけど、この辺りは生産を絞って毎回プレミア化させていた徳間時代のPerfumeはうまいことやっていたなと思うし、移籍前まで安定した人気を獲得できた要因の1つだと思う。常に手に入りにくいイメージの方がファンも必死に毎回買う気になる。手に入らないと分かると急に欲しくなるのが人の性。O社1位獲得!とか〜万枚突破とかより品薄感を演出する方がよっぽど効果があるんじゃないのか。いくら〜万枚突破しても店に大量平積みにしてあったり、ネットで値崩れしてたりするとむしろ旬じゃないとか売れてない感じがしてしまう。

・O社では1.6万程度売れているGACKTベスト盤2作がサウンドスキャンでは20位圏外。複数商法はやっていなくて単なる上位互換や2種セット販売しか無いようなんだけどFCでの囲い込み購入しかされてなくて、一般店舗では売れてないのだろうか。最後のオリジナルが前回のベスト盤よりも前、GACKTとしては2連続でベスト盤という状況というのも凄い(4年前と3年前)。

特にチェック予定のアルバムは無し。GACKTは最初のベスト盤の頃は良かったけど2作目の時点で微妙だったし改めて聞く気はしない。


7月7日(日)

サーキュレーターがお星さまになる

・昨年の部屋の大改装の際に、夏でも冬でも部屋の空気をうまく回しておくのがカビ対策の1つと教わったので、扇風機ではなくもっと効果的なサーキュレーターを導入。こういうやつなんだけど、夏は扇風機代わりに使用しており、この夏もいよいよ欠かせない本番としてフル稼働が始まろうかとしていた。

しかし、酷暑が始まり、室内の温度も30℃を越えるレベルに達したその日になって起動ボタンが陥没。切り→小→中→大→切りというループボタンのため、止めようと思ったら「大」の際に陥没しやがっての強風モードのままどうにもならない事に。なぎ飛ばされていく書類その他。仕方ないのでコンセントを引っこ抜いて停止。ボタンは陥没して消えたのでこれにてただの置物と化した。

こんなクソ熱い日にどうしてくれるのかと電気屋に買いに走る。ネットの方が安く買えるが到着を待っている間もこの酷暑は待ってはくれない。新機種にしようかとも思ったが結局色違いの同機種を購入。ボタンの作りや、ボタンライトが無駄に明るすぎて寝る時地味に眩しいといった欠点がさりげなく解消されている。今度はせめて2年は越えたい。

・TBSや日テレで24時間テレビみたいなノリの音楽番組をやっていたが、ほとんど見なかった。日テレの方はまたしても作詞家の阿久悠大特集をやっていたり、Kiroroが出たりしたところは見たけど、24時間テレビを音楽に特化させたような空気だった。フジの方でもFNS懐古祭をやるようだけど、相変わらずプロデューサーが知らない曲はやらない、新曲宣伝も極力なし、ここでしか見れないコラボ、加えて口パクも禁止するとか明後日の方針で凝り固まってしまったので全く期待できない。生演奏にだけこだわっていた頃が懐かしい。鶏が先か卵が先かは置いておいても少なくとも懐古主義をどんどん深くしているのは間違いなくこういうTVの影響なわけで。

代表曲を持っているアーティストで現役感のあるアーティストがかろうじて新曲もセットでやれる程度のレベル。アイドルとイロモノ系以外で新しいアーティストがTVに出れる余地はいつの間にか無くなっていた。

「"昔はよかったね"といつも口にしながら生きて行くのは本当に嫌だから」と歌う「どんなときも。」がマッキーが出れば毎回歌われるこの矛盾。"昔はよかったね"といつも口にしているこの状態から生まれる未来なんてあるのか?今になってこの歌詞が響く。

・サザンのリマスターアルバム、オークションを利用して全作コンプリート。何か海外で格安で国内正規品初回盤が仕入れできるのかなんなのか、ヤフオクで初回盤全作セットが1万弱くらいで常に供給され続けているのを発見。

現時点で既に6枚は購入済みだったんだけど、残り8枚をAmazonで個別で購入していく時点で送料抜きでも1万を越えてしまう計算。しかも初回盤なのかどうかは分からない。この手の再発商品って旧盤を再発の方に売りに出しているとんでもない輩もいるから常に最安狙いもなかなかできない。これなら6枚ダブってもヤフオクで全作セット買いの方が安いではないか!

ヤフオクは初めてだったのでやや不安だったが、異常なほど厳重に梱包されて届いた品は開封に苦心し、カッターを振り回す羽目になったものの、宣言されていた通り、ちゃんとした国内正規品の未開封新品だった。ヤフオク、これは今後も使えるかもな…。

ということでこの夏の間、シングルに続いてサザン全アルバム(現在新品で流通している作品のみ)感想コンプ予定。


7月5日(金)

配信に特典

林明日香の結婚報道と「ゴールデン☆ベスト」シリーズで初のベスト盤の告知をしたタイミングがピシャリ。デビュー作はサイト初期のシングル感想コーナーにも載っている。話題になったので聞いたんだけどそれっきり記憶が無い。1stアルバムが出た頃まではまだ話題性があった気がするが…。調べてみたらフルアルバムは3枚しか出せず、03年〜05年の3年間で打ち止め。07年にシングル1枚で停止。ということは中高生の頃にプロの現場でアルバム制作を体験したもののそれっきりしていないということか…。それも凄い人生だ。

CDが出せなくなった辺りで留学に出て、帰国後は舞台活動をしていたようなので、恐らくレコード会社は無所属。レコード会社が勝手に出す企画盤である「ゴールデン☆ベスト」シリーズで新曲や新録までするならもうそれ「ゴールデン☆ベスト」シリーズじゃなくていいんじゃないかという気もするけど。

・2パターン複数商法のシングルが控えているDEENだったが、着うた先行配信でも切り売り6バージョン全てDLすると抽選4名にバックステージ招待という着うた切り売り全6種購入推奨商法を行っていた。

http://www.sonymusic.co.jp/artist/deen/info/427272

着うた関係であまりこういうことをやらないのは単純に多く買わせるなら単価の高いCDでやった方がいいからなんだろうけど、音質を落としてしかも楽曲を6分割もしたバラバラ死体みたいなデータを全て買うと応募できるとなると、さすがに「曲」って何だろうかという気になってくる。

ちなみに6種っていったいどんな切り方しているのかと思って調べてみたところ、

メインサビ
大サビ
2サビ
頭サビ
1A+1B
2A+2B

単純にメロディーだけならサビと大サビと平メロの3種。

かつて着ムービー限定で振付映像を見れる特典をやり、KARAやAKB48を抑えて着ムービーランキング1位になった事があったが、いざ武道館会場でこの映像を見た人と挙手させたらさっぱりいなかった…という珍事が巻き起こった。今1位とか言ってメンバーが喜んでいたのに気まずい空気が漂った。覚えてもらっているはずの振付を見てすらもらえてなかったわけだから当然だ。それくらい着ムービーのパイが狭すぎたのだろうけど、いずれにせよ武道館に来るほどの熱心なファンをムービーで釣ったところでDLしてもらえない。

今回は"会いに行ける"のだから釣り餌としては大きい。「今回も」とあるので前もやったのかもしれないが。いずれにせよ今回はまずビルボードライブのチケット持っているのが前提。そもそもビルボードの限界キャパが300だったはずだが、7月20,26日開催で現時点でチケットが余っている状態。東京は既に6つのうち最後の2種の△しかないが、大阪の方は4種のうち3つが○なのでスカスカっぽい。この中で着うたを6バージョン全てDLする人数はさらに少なくなりそう。4名という気の遠くなるような当選人数でも案外当選倍率は低そうな気はする。


7月3日(水)

ここ最近の2013夏ドラVol.1

・BUMPのベスト。マスタリングがメジャーになってからずっと前田康二なので、リマスターされているのかいないのかクレジットだけでは不明だったが、結論から言うとリマスターはされてると思う。

BUMPのCDは最近になるほど音量が小さくなっている。個人的に妙に小さくなってないか?と意識したのは「HAPPY」「魔法の料理」がリリースされた時。この時は同じCD-Rに録音したのがたまたま音圧最強なPerfumeだった事もあるが、あまりに音量差があって驚いた。まあPerfume相手じゃしょうがないと思ったんだけど、やはり一緒に録音されたアジカンと比べてもやはり小さくまとまって聞こえた。なので音圧競争に嫌気が刺したのかなんなのかは知らないが、BUMP(の担当者)は音圧重視を止めたんだろうなとは思っていた。前述のようにBUMPの場合はずっと同じ担当者なので、DEENのように毎回違う人をマスタリングにあてがっているうちに悪夢のパーフェクト詐欺シングルスに至ってしまったケースとは違って、もっと意識的にやっていたんだと思う。

暑くなってきて全部PCに入れて波形出して調べる作業が実に面倒なのでブレイク作「天体観測」と、ベスト盤で最新の曲となる「宇宙飛行士への手紙」の収録オリジナルアルバムとベスト盤の合計4音源のみを調べた。波形比較は以下の通り。

切るところが難しくて、これは間奏開けのサビ始まりの部分。「jupiter」音源の方が波形がやや大きい。

 

これは冒頭の歌メロが終わって"ジャッジャッジャラッ♪"とバンドが入る部分。本当はサビ頭でやりたかったんだけどいい切れ目が無かった。縮尺が違うとはいえ(画面真っ青になってしまうので「天体観測」の方が拡大して表示している)、「天体観測」の頃と比べてかなり上下の隙間が多く、元から音圧が抑えられているのが分かる。ただこちらはベスト盤の方がわずかに大きい。

恐らく全体のバランスを考えて終盤に完全に合わせて全部を下げてしまうと特に初期が下がりすぎてしまうので、初期を下げつつ、終盤はやや上げという風に調整したんじゃないかと思う。いずれにせよ波形はかなり異なっているので聞き込んでいるリスナーほど今回のベスト盤で聞こえ方に変化があると思うけど、1番新しい「宇宙飛行士への手紙」でさえこんだけ違っているので気のせいじゃない。

ただ賛否も分かれそう。小奇麗にはなったけど初期独特の荒々しさや勢いがだいぶ抑えられてしまった。

 

・乃木坂46、野球チケット付商法を始める。CDはネットで単体で買うともう数百円安くなるものの、定価と同じ料金でチケットがついてくる仕様。当日は乃木坂メンバーが出るので全国握手券以外にイベント参加券もつくと考えれば都内近郊のファンなら悪くないはずの仕様。

しかしなんだこれは。実はO社の数字は伸びているけど、一般店舗売上はあまり伸びていないので、間違ってもO社初動ダウンにしないための新たな施策なのか。東北と北海道が拠点のチーム同士の対戦で何で東京ドームなのか。楽天がバックについたらしいが、東京ドームは対戦相手であるファイターズの元拠点じゃないのか。球団のファンと乃木坂46のファンの求めるものが違いすぎて一触即発状態にならないのか。そこそこ当たったら今後はスポーツ観戦チケット付CDが新定番になるのか。野球はまだしも集客に困っているマイナースポーツにとってはビジネスチャンス?

 

激流〜私を憶えていますか?〜 1話
NHKドラマはあまり注目していなかったが、田中麗奈主演ということでは見ないわけにはいかない。広末涼子のドラマと被り、15年ほど前に相次いでハマった初めてのアイドルの主演ドラマが被るなんてどうしようかと思ったが、広末を切り捨てる事に躊躇いは無かった。

20年前、中学校の京都での修学旅行の際、同じ班で行動していた冬葉(刈谷友衣子)が移動中のバス内で忽然と姿を消した。大騒動になるが、結局行方不明のまま時は流れ、当時の班員は出会う事も無くそれぞれの日々を過ごしていた。

そんなある日、編集者の圭子(田中麗奈)は移動中の新幹線で偶然当時の班員の1人である豊(山本耕史)と席が隣り合う。また刑事になっていた耕司(桐谷健太)は事件の捜査中に関係者の1人として名前が挙がった事で、小説家兼バンドボーカル兼クスリ前科者である美弥(ともさかりえ)と再会していた。彼らに加えて夫がリストラされ、子供をお高い学校に通わせるために主婦売春している貴子(国仲涼子)の元に冬葉から「私をおぼえていますか?」と書かれたメールが突如届く。これを機に一同集合し、あれこれ話し合う事になるが、結局釈然としないままそれぞれが帰路に。

他のメンバーも前科や主婦売春やら女性問題やら色々あるようだが、圭子は目に見えて不幸な目に遭い、仕事で京都から持ってきた原稿が何故か紛失した挙句に作家の元へ中傷付で送り返されたり、離婚予定の夫の愛人が文芸作家で、今度圭子の所属している文芸部から本を出したいから今の部署を辞めてくれと難題を押し付けられる。なんていう不幸の連鎖。

 

2話
夫の愛人相手の要求も関係なく、誰かの策略による原稿紛失騒動がきっかけで圭子は別部署に左遷。仕事一筋で生きてきた圭子は荒れに荒れる。

豊も女にだらしなくて離婚になり、エリート銀行員から案内係に左遷どころか格下げされておりどん底状態。しかもその相手の佐津川愛美は依存性の強そうな面倒そうな相手だった。佐津川愛美も随分スレた感じになったな…。「がんばっていきまっしょい」が8年前。嗚呼。

傷心のまま故郷に帰った圭子は同じく故郷をさまよっていた豊と再会し、お互いの愚痴を語り合う。語り合っているように見えて自分の事を明かしているのは圭子だけで、豊は抽象的な共感以外は自分の状況については何も明かしていないのが何だかずるい。ペラペラしゃべる圭子の方がそういう性格なんだろうけど。

そこに耕司と美弥も登場。美弥の元にだけ新たなメール「なぜ探してくれないの」が届いたという。冬葉の母親(田中美佐子)を訪ねてそのことをお知らせした4人だったが、母親はまだ苦しみの中にいて重苦しい空気が漂うのみ…。

そのままあっさり都内に帰って、1話で同窓会したのと同じ店で食事会となっていたが、"故郷"ってそんなホイホイ行ったり来たりできる距離だったのか?耕司と美弥は確かにでやってきていたが、最初に故郷に向かった圭子はフェリー+電車を乗り継いでいたので相当遠い(関西方面なら修学旅行が京都になっている以上は大阪周辺ではなく四国か九州になるはずだし…)と思ったんだけど一体どこなんだあれは…。

一方で貴子は完全単独行動。主婦売春で娘(小林星蘭)を名門私立小学校に通わせ続ける資金を捻出していた。夫には娘のために早く"一定の収入以上の"仕事探せ!と難題をつきつけていたが、完全に自分の見栄しか考えてねぇ…。客のカンニング竹山が個別の愛人契約を提案し、契約したところで次回へ続く。

「青春の入口で私たちは何を失ったのだろう…」というキャッチなので35歳という年齢の微妙なところや現実をそれぞれを描いた話なのか、世にも奇妙なテイストの話なのかがイマイチ見えてこない。トンネル通ったら冬葉が消えていたという描写は完全に神隠しであり、奇妙な世界の扉がフルオープンしてるようにしか見えない描き方だったけど…。

田中麗奈、国仲涼子、ともさかりえの中では他の2人が30越えても20代の役やれそうな若々しいイメージで、ともさかは早々にオバサン化していた印象だったんだけど、このドラマでは田中麗奈の化粧が濃くなっていて一気に年取った感じになり、国仲も昨年の「遅咲きのヒマワリ」よりも後ろ暗い役柄のせいか少しスレた感じになり、多少やさぐれつつも何だかカッコいい雰囲気になったともさかりえが1番若く見えるという。桐谷健太と山本耕史は並べると圧倒的に桐谷が若々しい。回想シーンではもう1人いるようなんだけど、耕司が追いかけている事件の参考人として提示されるだけでレギュラーキャストではないようだ。

また国仲涼子の中学時代が広瀬すずだったけど、1人だけ輝きすぎ。始まる前の週まで同じ時間の「幽かな彼女」、さらに「TAKE FIVE」でも松雪の少女時代をやっていた。随分あちこちに出てるけど存在感あるなぁ。

 

怪物
日テレで27日に放送された単発ドラマ。人の死のにおいを感じられる特殊能力を持つ刑事の佐藤浩市と、人を完全に溶かす事が出来る機械を操作する研究員、向井理が主役。

15年前の少女岫誘拐殺人事件の犯人が要潤であることをその能力で当時から察知していた佐藤浩市。しかし能力では証拠にならず、しかも父親が権力者だったので捜査ができずに事件は迷宮入り。要潤は政界に立候補していたが、そこに15年前の事件の数日前に要潤に襲われたと証言する多部未華子が登場。

一方で失踪事件の捜査を言い渡された佐藤と同僚の栗山千明は、捜査の過程で人を溶かす事の出来るごみ処理装置を操る研究員の向井理と接触。向井の研究室に入った佐藤は向井が消したと能力で察知する。

要潤をハメるために佐藤と多部は要を呼び出して自白を撮影しようとするが、不慮の事故で要が死亡。多部を守りたかった佐藤は苦渋の末、向井に依頼して要を溶かして抹消してしまう。

しかし向井が多部に取り入ったと知った佐藤は激昂し、向井と対立。最終的にあーだこーだやって多部は完全に向井に心酔。佐藤は向井と心中…したかと思ったらそれは妄想だった。向井に勧誘された佐藤はなんと多部と3人で人間消しゴム活動を開始してしまうダークサイド展開に。だがそんな中で以前殺してしまった父を消すのを依頼してきた妻と息子のうち殺害実行犯の息子が自白してしまい、それを聞いた栗山が逮捕に向かうところでTHE END。

どうせなら完全にダークなまま終わった方が面白かったし、原作でもそうらしいんだけど、TV的な限界だったのだろうか。ダークサイドに落ちて完全に開き直ったドヤ顔で佐藤、多部、向井が歩いていき、「今度消したいやつが…」と真相に近づきかけている栗山を消すことを示唆していたのに、この後であっさり捕まってしまうであろうなんてマヌケすぎる

 

とある科学の超電磁砲S 12話
「とある魔術の禁書目録」との並行展開。絶望している美琴と上条が遭遇し、その後でシスターズ(100032号)と猫をきっかけに交流。本屋で上条が猫の飼い方の本を探している間に10032号がいなくなっているという展開を再構築。アクセラレータと戦う10031号が別に登場したのでシスターズの存在を上条がまだ把握してなかった「禁書」よりも話の流れが分かりやすくなっていた。

一方の美琴はこの計画を計算したツリーダイアグラムという人工衛星をハッキングで狂わせるために施設に潜入。しかしそこはもぬけの殻で、ツリーダイアグラムが7月28日に消滅した事を知る。これが「禁書」最初のエピソードで自動書記モードになったインデックスが放ったスーパーレーザービームが、インデックスが倒された拍子に先生のアパートの天井を軽く吹き飛ばし、宇宙にまで到達して人工衛星をズガンと破壊したところに繋がるといった寸法。別視点のストーリー再構築って面白い。


7月2日(火)

6/24〜6/30

・毎回発送の遅いAmazonを見限って、ジョーシンで予約したDEENのBlu-ray、タワレコで予約したBUMPベストは共に月曜の夕方前の時間付で発送完了のメールで本日到着

今まで5,6回のタワレコ注文は全て発売前日到着という素晴らしさだったが今回も安定の仕事っぷり。

ジョーシンは関西方面の会社だけに関西発送だったものの、関西発送を火曜や水曜にやった上に木曜か金曜到着のAmazonと違って、バッチリこれまた発売前日に到着。配送方法を見るとわざわざ「速達メール便」にしてくれていた。

これは送料無料にならないシングル以外は全部ジョーシンとタワレコに分散させる方向で行くのが常識的な判断だろう。わずかな価格差などポイント差で逆転できるし、何より到着が2日も早くなるのは嬉しい。さようなら予約のAmazon…。

ただ後追いで買う場合のAmazonは早い。先日なついろのシングルを週末に購入した時は何故か関東発送で翌日には届くという速達並の早さで届いた。しかし、何故か発売1週間と3日後の土曜日になってレンタル開始しやがった。しかもよく見たら河村隆一まで入荷していやがった。無かったから購入したいほどでは無かったのに仕方なく買ったシングルが立て続けに遅れ入荷とはやってくれるじゃないか。

 

・BUMPのマスタリングは前田康二。国内ではわりと有名なエンジニアで佐野元春が00年前後になって旧作のリマスターを立て続けに行った際に担当していたのもこの人だったと記憶している。

長年ユーミンを担当し、先日のユーミンのベスト盤も担当していたバーニー・グランドマンの名前を冠したマスタリングスタジオは当然海外にあるわけだけど、東京にもあって、そこの代表が前田康二。クレジットではTokyoの文字が無いので本店か東京かどっちでマスタリングしたのかはよく分からんが、気合が入っているのは間違いない。

ただリマスターしているのかは特に言及されておらず、そもそも今までの全アルバムが前田康二でバーニー・グランドマンのマスタリングスタジオだったので、仮にリマスタしなくてもこのクレジットでOKという状況。

 

・サザンもPC配信開始

と、思ったらiTunesやmoraに出したわけではなく、完全に自社サイトで独自配信しているだけだった。凄い囲い込み&徹底っぷりだけど、サザンみたいな大衆バンドの場合はこれ単に物凄く不便なだけなんじゃないのか。

わざわざ圧縮された音源に250円も出すくらいならリマスター盤のシングルをAmazonかヤフオクで中古クリックし、その後で「物」がいらないならまた売り払った方が圧倒的に安上がり&いい音で聞けていいんじゃないだろうか。10秒後には欲しい!すぐ聞きたい!!というほど欲しくてたまらない以外に配信を使うメリットが全く無い気がしてならない。

あとさりげにライブ音源のC/Wだけ全部配信拒否したのは何故なのか。

 

西野カナもベスト盤

そろそろだとは思っていたが最早ポルノグラフィティの04年の2枚同時発売以降、ソニー定番パターンと言ってもいいくらいの勢いでの案の定な2枚分割発売。それとなくコンセプトに沿って分けたかのように宣伝しつつ、ヒットシングルを綺麗に分散させ、そうするとシングルだけじゃ足りなくなってしまい、少々選びすぎなアルバム曲で埋めるという購入者泣かせ&次に繋がらない性質を持ったベスト盤。まあベストだけ聞けばいいやという俺のようなリスナーにはいいけど。

 

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1742.html

・Hey! Say! JUMPが1〜3位合計22.2万枚。O社では21.9万枚。何故かリリース間隔を平気で1年以上空けるという若手らしからぬリリースペースなのが謎だ。07年にデビューしてからは翌08年の年間3枚が最高ペースで、一転して09年はまさかのリリースゼロ。10,11年は2枚ずつ、12年は1枚だけで今作はそこから1年4ヵ月ぶり。アルバムは10,12年の2枚だけ。何気に売上も高くなっているのに音楽活動にあまり注力してもらえていないのだろうか。

・EXILE TAKAHIROは4,7位、合計4.5万枚。O社では8.4万枚。相変わらずのLDH特有現象。劇場盤にほとんどエナジーを吸い取られているAKB48関係もそうだけど、EXILE一族はそれ以上に一般店舗でポップ使ってドカドカ並べ立てたところでさっぱり儲からないアーティストだよな…。

・AAAも2種合計1.76万(O社4.2万枚)、BiSはCDのみ盤が14位0.49万枚に入るのみ(O社1.2万枚)とエイベックス特有現象は絶好調。エイベックス以外でもO社ではトップ10入りして1万枚も越えているPASSPO☆、Tokyo CheerA Party、ダウトといった女性アイドル&V系の3組がサウンドスキャントップ20圏外。

・ソニーアニメ典型パターンというかもうアニソン歌手専属になったんじゃなかったのかという勢いの藍井エイルがO社でも18位0.6万枚と不振。何かと思ったら「CDTV」タイアップだった。アニメが無いと1000枚前後まで落とす人たちの方が多いソニーアニメ典型パターンの中ではこれでもかなりマシな方か。

・山崎まさよし、加藤ミリヤ、阿部真央、サンボマスターといった知ってる顔ぶれがこぞって20位〜30位の間に3000枚前後というCDシングル売れないっぷりが…。

今週聞く予定のシングルは特に無し。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1743.html

・きゃりーぱみゅぱみゅが1,6位、合計13.4万枚。O社は12.6万枚。前作より伸びた。

・ガリレオのサントラ&主題歌集はこれ一応「福山雅治」名義になるのか。4.2万枚(O社5.0万枚)という数字はどうにも微妙なところ。いかんせん曲数が無いので同じ曲のカバーだので埋め尽くしている作品。しかし今回のドラマの主題歌はシングルで切らずに、ここにしか収録していない。単独でシングルを出していたらどうだったのか。

・ClariSは2ndにしてもう下がってしまった。FC設立も発表し、ファンの囲い込みを開始したが、顔出しNGのイラストのみでFCって一体FC会報などは何が送られてくるんだろうか…。

・O社では新譜乱立によりつい先日はトップ5でも1万前後だったというのに16位まで1万台。華原朋美も少し前なら余裕のトップ10入りで久々のトップ10復帰と話題になれたのに15位と微妙な位置になってしまった…。

今週聞く予定のアルバムはガリレオ、ClariS、華原朋美、Base Ball Bear、エレファントカシマシ。

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