干支が1周した8月の日記〜11周年〜

13年8月

8月29日(木)

高橋優、公開生放送

ここのところAmazonの新品の到着の遅さに辟易していたので、ジョーシンやタワレコでも注文していたのだが、高橋優のアルバムはタワレコで買っていた。そこでタワレコ限定のイベント応募ハガキがあったので出していたのだがこれが当選。ハガキには何のイベントなのか書いてなかった。まあアコースティックライブ&トークのイベントだろうと思っていたが、公式サイトを見たらUstreamで過去3回やっている「鹿野淳と高橋優のノイジーマイノリティ」の初の公開放送だったらしい。放送時間に合わせてこの手のイベントとしてはやや遅めのド平日の夜21時集合、30分開始。場所は渋谷タワレコ

某定額制配信サイトの会社でインターンやって以来の夜の渋谷か…。これは渋谷っぽく行かないとな!埼玉人なめんなよ!という事で向かう際に選んだCDはポスト渋谷系と称されたCymbalsのベスト盤。なんとなく渋谷っぽいおしゃれな気分で渋谷の空気に負けないようにしつつ、人の多さにウンザリしながら歩いていくとタワレコを発見。時間があったので店内を物色するがさすが渋谷。品ぞろえがハンパ無い。そして俺が店舗でCDを買っていた時代に比べてなんていうか音楽好きへのアピール感がハンパ無い。とにかく囲い込め囲い込めっていう。NO MUSIC NO LIFEっぷりの必死さというか。

ついでに店内ではダミ声気味のピアノ系アコースティックバンドがインストアライブをやっていた。知らないアーティストだと思ったらなんとこれがChicago Poodle。こんなガラッとしたというかダミッとした声だったっけ?ベスト盤は5回くらい聞いたはずだがピアノサウンドが印象的、という程度でメロディーや声の印象がほとんど残ってなかったので何かイメージと違っていた。

というわけでいよいよ整列。110番台だったが、当選人数が120人ちょいしかいなかったようでほぼ後ろの方。ノースなんとかというどこかの派生グループのイベントと違い人数が小規模なためか、整理番号順での整列がスタッフの手でしっかりと指導され、少し遅れてきた人は即最後尾なんていうなんとかリーブスのイベント定番の事態も無く、お互い番号を見せ合って番号順に並べていくタワレコスタッフさんたち。素晴らしい。

わりと歌っている内容は野郎向けだし、正直ルックス的にもイケメンというわけではないので男のファンがけっこう多いかと思っていたが意外にも落ち着いた感じの女性ファンが7割以上。アイドルじゃなくてもキャーキャー言うアイドル視しているファンはどこにでもいるものだが、この120人ちょいの中にそういう方は全くいなくてむしろおとなしすぎるくらい静かに見守る。イベント中に声援を送るようなノリの人は1人もいなかった。

イベント自体はUstream放送をそのまま見せられただけで放送された以上の事は何も無し。事前に募集したテーマを基にしていたが、ぶっちゃけフリートークで大半が費やされたので応募した人たちお疲れ様でした…としか。観客には特に何も知らされなかったのでテーマについて直前でアンケートをするとかそういうのも無し。本当にただ来てただ見るだけ。放送終了後に会場の人たちだけにもう1曲とかそういうのも無かった。トーク自体は面白かったし、「同じ空の下」「陽はまた昇る」の弾き語りライブは迫力があって武道館ライブがますます楽しみになった。

というかUstreamの生放送番組だというのに、舞台上にPCを置いてないのが意味不明。それゆえUstreamを見ている人たちのリアルタイムコメントがその場で確認できない(「終わってから楽屋で見ます」)という何のためのUstream生放送なのかさっぱり分からないスタイルを取っていたのが謎だった。これだったら録画放送で良かったじゃん。


8月28日(水)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.9

SUMMER NUDE 8話
朝日(山下智久)の元に写真の専門学校時代の友人山田(大東駿介)がやってくる。山田は朝日の才能を認め今でも朝日の才能を信じていたが、現実には山田は売れっ子、朝日は地元の写真館と差がついていた。朝日のバックボーンはこれまで3年未練しか描かれていなかったので一切不明だったが今更ながら朝日は専門学校は通うために東京に上京していて、就職の際には母親の具合が悪いので地元に戻り、さらに母親は後に死んだという設定が後付された。山田の事は10年片想いし続けた波奈江(戸田恵梨香)も1度も名前も存在も知らなかったらしい。山田のノリのいい性格は遊び人営業マンの孝至(勝地涼)と恐ろしくウマが合い、2人は一瞬で親友のような仲に。他のキャストのテンションが低いので常に浮いていた孝至が初めてイキイキしていた。改めてこんだけキャストがいるんだから孝至とノリの合う仲間が1人くらいいた方が良かったんじゃないかと思う。

山田は今でも2人で誓った渋谷の看板を自分たちの写真で埋め尽くす夢は忘れていないと朝日に語り、ハッパをかける。その気になった朝日は写真館を辞めて上京してフリーのカメラマンになる事を決意。とりあえずなんか写真コンテストに挑むつもりらしい。朝日としては「まだ先の事なんですけど」と若干保険をかけたような発言をして店長に切り出したのに、店長は気が早く「求人の手配をしておいて」などと言い出して速攻で店員の女の子に求人手配を指示。すぐにでも朝日が辞めるかのような対応。

一方で波奈江はあの無愛想な光(窪田正孝)が就職できたのだから大丈夫だろと地味に失礼な発言をしながら行動を開始。会社役員の肩書はあるものの実質ニートだった波奈江は「アパレルとかぁ、ファッション関係とかぁ」、「福利厚生はしっかりしていないと」などと"ゆとり"のテンプレートみたいな台詞を吐いていたが案の定撃沈。役員をやっているという話では面接官に具体的に何をしていたか聞かれると「父と食事したりカラオケしたり…」としどろもどろに回答し、

面接官A「夢のようなお仕事ですねー(棒読み)」
面接官B「私にもその仕事紹介してくださいよ(棒読み)」

などと言われたり、取柄は?特技は?などと聞かれ回答できないといったリアルなダメ面接描写メドレーで披露される。いつからこんな真面目な就活ドラマになったんだこれ。光の時と偉い違いだ。

みんな頑張っているというダイジェスト場面ではこれに加えて、光(窪田正孝)が今までのクール路線からアワアワした気弱な下っ端ADにキャラチェンジしていたりもしていたが、8話にして孝至が営業活動しているシーンが2秒程度流れたのが最大のポイントだろう。その直後の昼休みには山田と一緒にいつもの海に来てトークしていたが別れ際には「これから得意先に営業回りだからもう行くわ」などという今まで聞いたことの無い仕事を示唆する台詞が飛び出す始末。挙句の果てには会社人の先輩として波奈江に頼まれて面接のコツを講義をし出す始末。一体どうしたんだこのドラマ…。

また波奈江が面接に落ちまくっている事を知った光から波奈江に届いたメールには「言ってなかったけど今の仕事が決まるまで30回以上落ちた(からお前もがんばれ)」と書かれていた。ガラシャツノーネクタイというナメた格好で一撃就職した描写しか無かったニートの太陽が実は30回も面接落ちていた…だと…!?東京に行ってたの数日程度だったのにその間に30回も面接落ちたとか、時間軸的に無理だろ…。光がガラシャツノーネクタイで就職を決めた頃はまだ作風がお花畑路線だったが、あれから2話の間にテコ入れにより作風がガラッと変わってしまったので今の作風に設定を合わせたのだろうか。

結局、人の素質を見抜く力があるという謎の設定の勢津子(板谷由夏)から、役員として培った趣味の麻雀ゴルフカラオケなど年配と共通した趣味を複数持っているのは才能だなどと意味不明な事を言われた波奈江。スナックのママ?と反応するとスナックのママよりも地に足の着いた職業だなどと言う勢津子。スナックのママが地に足がついていないなんてNHKあまちゃんの春子さんへの妬みかディスりか?

そして勢津子の見抜く能力は明後日の方向に突っ込んでいき波奈江には介護士が向いているなどと突如言い出した。話の筋が通らな過ぎて意味不明だったが、波奈江も介護士など全く考えていなかった。だがしかし勢津子の見抜く能力は信頼度が高いらしく、危ない宗教に心酔した信者の如くそのまま指示通りに介護士を目指すことを決意して勉強を開始してしまった!

アメイジーング!


「アメイジング」参考画像

夏希(香里奈)は焼きそば効果なのかあっさり新しい店で打ち解け、店長の影山(中村俊介)の態度も180度までは行かなくても150度くらい転換し、普通に理解あるいい上司化。朝日と夏希はたまに電話するくらいしか無かったので、ここにネタ写真を送りあうというメール合戦を取り入れて交流させる。夏希が厨房で作業中にスマホいじりだすカットもあったけど、昨今飲食店内でのスマホいじり&投稿が原因で土下座賠償一直線な若者が続出しているのにチャレンジャーな描写するなぁ…。テコ入れで作風180度転換してもやっぱ隠しきれない部分はあるのか。最後は影山の好意で休みをもらえた夏希が戻ってきて主演カップル2人がようやく再会したところで次回へ続く。

橋本奈々未、千葉雄大のバカップルねじこみシーンは前回の続きで婚姻届ネタ。婚姻届の消失を不思議に思っていた2人だが千葉が新たな婚姻届を用意。そこに先週婚姻届を握りつぶした謎のモジャ男がついに登場し、結婚反対の意志を示す。橋本の兄らしいが「前科1犯!国籍ジャパン!」と韻を踏み始めるなど意味不明すぎ。つーか前科者かよ。とっくに本筋に関係ないけどいくらなんでもドラマから離れすぎ。この2人このまま最後までメインキャストに絡まずに終わるんじゃないのか。

ここ2,3話で方向転換が図られたが、今週はさらに進化して完全に仕事をしようドラマになってしまった。遊び人孝至までもが営業しているカットや仕事を示唆する発言を始めた挙句に、ニートの太陽の時は適当に済ませていた就職活動描写までリアルになってしまった。これにより矛盾が生じるのでニートの太陽が面接30回落ちていたとか、朝日が地元で就職したのは母親の病気があったからでその母親は既に死亡とか後付設定のオンパレード。最初の頃に孝至が実家暮らしについて「掃除も洗濯も自動で終わるし」と語り、朝日が「それは母ちゃんがやっているんだよ!」とツッコむという何でも無かったシーンも、朝日の母が病気の末に他界しているなら孝至の発言が酷く無神経だったことになってしまう。波奈江が介護士を目指すくだりはもうアメイジングすぎて意味が分からなかった。

公式サイトにも各種感想サイトにも仕事描写の薄さに対する批判は相次いでいたようなのでその声に応えて路線変更したようだ。大した展開があるドラマでもないのに2週間分のTV誌でも最初の1週分のあらすじしか載せていなかったので先の話は考えてなかったから変更も容易だったのかも。海が舞台のドラマだったのにどいつもこいつも真面目に仕事する=東京行かないと=地元はダメみたいな東京基本主義の考え方もなんかズレてるし、どこまでドラマが崩壊していくのかは実に興味深くなってきた。

何故かEDで最初に制作された海辺で戯れている出演者一行というタイトルバック映像を主題歌と一緒に流したというのも作風の変貌ぶりが際立ってより奇異な光景に…。これは本当はこういうお気楽路線で最後まで行きたかったんだよという制作側の魂の叫びに思えた。

 

天魔さんがゆく 6話
大臣の娘が夜な夜な霊に取りつかれるということで調査。その娘とは指原莉乃だった。以前藤江れいなが本人役で出たが今回は本人役ではないので総選挙ネタやAKBネタはぶちかまさず。代わりに指原には売れなかった関西芸人が乗り移ったという設定なので全く面白くない意味不明のハイテンション関西風ノリツッコミをひたすら連発するという苦行が強いられた。しまいには顔の落書きが全開になり、汚れ芸人状態に…。ほとんど勢いだけのノリツッコミだけで最後まで押しまくり、旭(川口春奈)や慶三(皆川猿時)にまで憑依したという設定で2人がノリツッコミというか誰かのモノマネを顔を歪めながらひたすら連呼。最後の手段として自分に乗り移らせた天魔(堂本剛)だけは霊能力者なので完全に意識を失わずビートたけしのモノマネらしきものをし続けるという状態に。ここからどうするのかと思ったらこれで解決らしく、事務所に戻って数日後になり、ようやく霊が成仏して終了ということに。凄い勢いでノリツッコミ&モノマネ合戦をやり続けるだけという謎の話だった。川口春奈まで同じような事をやったので、指原は顔に落書きしたくらいしかアイデンティティが保てない始末。

 

とある科学の超電磁砲S 18話
謎の幼女フェブリが突如登場。佐天に懐いたのと身元不明のため施設が預かり体制を整えるまで佐天と初春が預かる事に。美琴の名前だけ知っていたフェブリだが、美琴にだけは懐かず。前回登場した謎の集団は何かを知っているようだが、ラストでお掃除ロボットでフェブリを襲撃。美琴が防いだのでようやくフェブリは美琴にも懐くが…。謎の集団はこれにて第3位発見!と喜び、美琴を実験に巻き込む事を決定する…が、何やっているのかさっぱり見えてこない。特に意味も無く春上が挨拶に登場したのは強制退場じゃないよというアピールだったのか。


8月27日(火)

8/19〜8/25

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1758.html

・AKB48が1〜3、5,6,8位で合計43.9万枚。6種ランクインだがCD/DVDの内容違いでは実質は3種。初回は全国握手券封入で、通常は生写真封入という差があるのみでジャケットは同一。O社では投票抜き(つまりカチューシャ、真夏、クロール以外)では「フライングゲット」に続く数字となり、歴代5位。昨年の「ギンガムチェック」は上回ったということになっている。しかしサウンドスキャンでは「ギンガムチェック」を下回る結果となった。さらに「フライングゲット」や「ギンガムチェック」は一般発売が2種だったので、3種である今作とはそのまま比較できないどころか数字差以上に下がった事になってしまう。

今までのを並べると56.0万(カチューシャ)→50.8(フラゲ)39.6(風吹)→22.8(マリコ)50.0(GM5)73.3(真夏)45.2(ギンガム)39.9(UZA)26.4万枚(永遠)33.0万枚(ロング)→58.6万枚(クロール)

3種になったのは「UZA」以降(「永遠プレッシャー」は4種)。同じ発売条件である「UZA」「So long」辺りに比べると大きく増加、3種になってからは前作に続く2番目の売上となる。「So long」での沈みっぷりからするとかなり回復したのは確かだろう。

・SHINeeの1番売れているのが通常盤、という時点で通常盤が複数買いされやすい何かがあったと判断可能なわけだけど、正解はこちら

・V6は9〜11位と分散するジャニーズとはいえけっこう厳しい位置に。AKB48と同日発売になるのはこれが3度目。O社1位という冠に相当こだわりヤバくなると週末イベントが合言葉のようになっている現状だが、V6の場合は連続1位記録が特にかかってないせいか、むしろ現状だとよく分からないのに1位持ってかれる可能性の方が高くなってきているのでAKB48の下で2位ならイメージダウン無しという判断か。

・EXILE ATSUSHIは20位圏外。O社でも7位2.4万枚。一体どうしたんだ?O社対策すらもほとんどしなかったのだろうか?

今週もO社では新作がドカドカ入っており、18位まで1万台だが相変わらず知らないのばかりで今週特に聞く予定のシングルは無し。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1759.html

・氷室京介が1,10位で合計6.1万枚。95年に『SINGLES』、01年位バラードベストというのがあったけど、10周年を迎えた98年、15周年の03年、20周年の08年と5年おきに毎回オールタイムベストを出しているのに売れるのが凄い。00年代になってからはオリジナルアルバムも数年おき、シングルも年に1回出ればいいほうだというのに、03年時点ではまたかよ感が漂ってトップ10入りした程度だったのが、前回や今回では1位を取れてしまうというこの不可思議な状況。

・スキマスイッチのベスト盤は2,4,13位で合計3.5万枚。DVD付、ボーナスCD付の3種2パターン複数商法。07年のベストを完全に無かった事にして全曲重複+1曲というDISC-1とそれ以降のDISC-2という構成。近年シングルがトップ10入りできない、昨年セルフカバーベストを出したもののオリジナルアルバムが出ておらず、結果07年の前回ベストからオリジナルアルバムが2枚しか出ていないのでベスト盤の感覚が早く感じることなどが響いたか。たった1度重複しただけなのに、何枚も重複ベスト出しているヒムロックに及ばないというのがなんとも…。

スキマスイッチは購入。ヒムロックはさすがに03年と08年のベストがあるからもういらないかな…。


8月23日(金)

夕立って言葉よりゲリラ豪雨が標準語になってしまった

・SCANDALの新曲が中田ヤスタカ。

http://natalie.mu/music/news/97644

最近のSCANDALは地盤がしっかりした自覚があるのか、初期では嫌がってやらなかったようなポップ路線やアイドル的な事も否定せずにやっている印象があるんだけど、ヤスタカプロデュースによりついに楽器を捨てるのかと思ったら公開されている音源は普通にバンドサウンドだった。むしろこれはSCANDALではなく中田ヤスタカの新境地になるのか?なお楽器を捨てているのはC/Wの古坂大魔王による提供曲らしい…。

 

・東京女子流の新曲がLUNA SEAのJ提供らしいというのは噂に聞いていたが、編曲はいつも通り松井寛だろうと思っていた。しかし、今回は松井寛が完全非関与だったらしい。確かに既に同じような感じに聞こえる曲が増えてきて停滞気味だった。今まで成長や進化をアピールして常に攻めていたCD帯の煽り文が前作では「東京女子流サウンドのど真ん中」という停滞した表現だったのでスタッフの中でも自覚もあったっぽいけど。まさかこのまま松井さんはリストラされてしまうのか?前は松井さん非関与の曲をTGS番外にしていたので、この2曲もそういう扱いになるのか、TGS通し番号制度の廃止がされるのかは分からないが、エイベックスはけっこう容赦なく過去所属した女性グループを前兆なく切りまくってきたのでそろそろ更なる"結果"が出ないと色々厳しいのかもしれない。O社1週目に限定すれば"結果"はそれなりに出てるんだけど2週目の暴落といい、サウンドスキャンに出てこない事といいイベント以外の売上がさっぱりみたいだからなぁ…。

 

愛内里菜が垣内りかに改名。2010年に歌手引退したものの、そのままの名前でペットブランドを立ち上げたのが2012年。1年経って本名に近い名前に改名してヤフートップやナタリーのニュースになった。元歌手である以外に音楽無関係の改名記事がナタリーにまで載るとは思わなかったが、ある程度は改名が話題になって浸透してくれないと困る事情でもあったのか?

恐らく愛内里菜の名前も長戸大幸総帥が与えた名前だろう。ビーイングを離れた者たちは今でも当時の芸名であくまで音楽活動を継続している。ケンカ別れであっても芸名の継続使用は問題ないようだが(嫌がらせライナーは書かれるけど)、愛内里菜の場合は前代未聞で、音楽とは全く無関係の仕事に進出して愛内里菜を名乗り続けていた。歌手として与えた名前で違う仕事をしないでくれ、とビーイングから抗議があったとしてもあまり不思議じゃないかも。AV業界に進出したあの方も一応名義は「AZUMI」に変更しているものの、この件ではけっこうナーバスになってそうだし。いきなり垣内の名前で始めてもコアファンしか分からないだろうから知られた名前で開始することでブランドを一気に広めようと考え、その役割は果たしたので自主的に変えただけ、かもしれないけど…。

 

・モーニング娘。がMステに出ていた。歌ったのは「ハッピーサマーウェディング」と新曲のメドレー。

先日のシングルまでCDは全てチェック(複数商法になってからはC/Wは未チェック)、PV集は出れば買っていたにも関わらず、現在の道重以外の9人は全く顔と名前が記憶できなかった。留学生のジュンリン、そして光井までのメンバーは「みかん」以降の後追いでも2年くらいすれば完全に覚えられたのに。

というわけで聞くのを止めたわけだけど、今のモーニング娘。はどうやら再評価されていることになっているらしい。実際EDM路線の楽曲の評価は以前は誰も話題にしなかった事を考えるとネット上で話題になっている感じはしなくもない。O社での連続1位は"内訳"を知ったらAKB48商法を叩いている人たちがAKB48って実は健全な方なんだなと考えを改めるかもしれないくらいアレなんだけどやはりO社1位という響きは大きいようで、「ブーム再来」というVTRまで制作してアピール。パフォーマンスの高さとかアピールしていたが、高橋愛がリーダーやってた頃から散々ファンの間ではパフォーマンスが凄いと言われていたので今更すぎる。しかしそれを全く外にアピールする気が無かった事務所がついに本気を出したんだなぁ…と遠い目に。

しかし今やO社の記録をそのまま鵜呑みにして再ブレイク!!とかやりきるにはMステスタッフも不安があったのか、楽曲披露中に終始右上に表示されていたのは

「再びブーム到来!?

その「!?」はなんだ「!?」は。今さっきブーム再来というVTR流したばかりなのになんでここで半信半疑なんだ。恐らく事務所からもO社連続1位の実績を盾に再ブレイクを打ち出す方向でお願いされていただろうに最後に「!」だけでなく「?」を加えずにはいられなかったMステスタッフ。いかんせん実感が無く確信が持てなかったかのようなこの「!?」。再び来ているのかどうか、最後の判断はTVが決めるのではなく、視聴者に委ねようというこの判断が実に面白かった。


8月22日(木)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.8

・サザンSPのネットラジオ公開しました。収録後日談などはまた後ほど。投稿くれたみなさんありがとうございます。

・SCANDALの新曲が中田ヤスタカ提供。

http://natalie.mu/music/news/97644

勘違いしてはいけないのはバンドを放棄したと明言されているのはヤスタカが関与しておらず、古坂大魔王がプロデュースしたというC/Wの方。ヤスタカ提供のA面曲は既に音源が公開されている通り、普通にバンドサウンド。

SUMMER NUDE 7話
本読んでいるかレンタル屋のレジに立っているかしかしてなくて映像の勉強をしていた描写など何一つなかったにも関わらずカラーシャツノーネクタイというナメた格好で映像会社の面接を受けて即刻採用されニートの太陽として名前の通り光り輝いた光(窪田正孝)は街を出ていくことに。また職種についても初めてADであると明言された。送別会を開こうとするいつもの面々だったが光は

「貴方たちいつまでこんなことやってるんですか?」

と視聴者の大半が初回から思っていた疑問を投げつけて仲間達の存在を否定し送別会を拒否。自分が仲間の中にいた理由は彼らとは違うなどと急に大人ぶり始める光だったが、7話にもなって急に真面目な事を言い出してもまるで説得力が無い。

朝日(山下智久)をフッた波奈江(戸田恵梨香)も居心地が悪くなり、さらに急に遊んでないで仕事しないとみたいな空気が漂い始めたので自分も役員の肩書でニートしてないで働かなくては!などと考え始める。役員とはいえ将来的に父の事業を継いだり、御婿さんをもらうとかそういう考えは無いらしい。今までちゃらんぽらんズだった面々が急に年齢の事を気にしたり、ちゃんとしないとなどと言い出すなど視聴者の最も多かったであろうツッコミに真っ向から応えてしまったみたいにドラマの空気がガラッと変わってしまった。物凄いテコ入れだ。ていうかテコ入れだよねこれ?

夏希(香里奈)は新たなレストランに勤務。しかし店長の影山(中村俊介)に散々ダメ出しされてしまう。夏希が朝日に電話で語ったところによると「同じイタリアンでも南部と北部では味が違う」せいだという。「経歴詐称した?」「本当に店長やってたの?」「ガッカリだ!」と言う影山の批判の仕方は根本的な料理の腕の問題のようにしか聞こえず、南北の違いとか夏希の必死の言い訳なんじゃ…。そもそも南北で味付けが異なるなら採用前に双方でそこ確認しておけよ…という気がしてきたが、決死の努力でこの店の味に合わせ、さらに賄いとして朝日が絶賛していた焼きそばを提供したところ大好評で何とか信頼を得るのだった。しかし普通あるもんで作るもんなんじゃないかと思われる賄いなのに賄い用の食材の買い出しに行きます!とか自腹切っていたのが笑えた。こちらは完全にお仕事奮戦ドラマに。

結局、光の送別会は無理やり決行。何故か真夏の真昼間にクーラーもつけずボロイ扇風機を回しているだけの環境でゲキカラ鍋という暑さ我慢大会のような宴に。この熱波の中でこんな行為に及んだら熱中症必至。その割に辛い辛い言っているだけだったので意外とここは避暑地なのか?

海辺でスイカ割りに移行した一行はそのドサクサで光にディレクーターズチェアをプレゼント。監督になれるように頑張れ!と励ます。ノープランでいきなり面接受けたようにしか見えなかった光の夢が実は映画監督だった事がここで判明。初めて聞いたような気がしてならないが、出発直前の波奈江との電話では、波奈江を理由にして夢に向かわずにいたと告白。意味不明だが波奈江の側にいたいから波奈江の行動範囲であるお店で読書と称して居座って待機、レンタル屋のレジに立って待機(波奈江が来なくなったら速攻辞めた)という波奈江の行動範囲に先回り待機するという生活を学生終了後も継続していたという事か…。つまり光がこの仲間の輪の中にいた理由、そしてみんなと違うというその理由は波奈江がいたからの一点特化。そんなんで気がつけば25歳、さすがに自分の人生を生きようと決めて実は夢は監督でした!で1発採用。ニートの太陽輝き放ち過ぎ。さらに勢いで付き合っていたあおい(山本美月)は切り捨てて上京するオマケも。

一方で朝日には独立したエピソードとして以前撮ったお見合い写真では結婚できないと主張する大久保佳代子がゲスト出演。結婚できないと真顔で迫りくる大久保の芸風はバラエティでしか無く、こんな出演を許可しなきゃいけないほど月9のブランド力が弱っている事を痛感したが、最終的には朝日が仕事をしている時の方が素敵だとして定食屋のオバちゃんをしている大久保佳代子の様子を撮ってあげて納得させるといういい話風なオチに。定食屋のオバちゃんなのに未婚ってどういう設定なのかと思ったが、両親がやっている食堂の看板娘がそのまま20年以上経過して40歳越えてしまったということだったのだろうか。

橋本奈々未、千葉雄大のバカップルねじこみシーンはかなり序盤で登場。いきなり婚姻届を用意して記入していたが風で飛ばされ、てんやわんや。拾われた婚姻届が何者かに握りつぶされるという謎のカットで出番終了。大久保佳代子が結婚できないと言って登場した直後だったのでこれも大久保佳代子の仕業かと思ったが、次のカットでは大久保佳代子はまだ朝日と撮影方針でコントをしているので違ったっぽい。あれ誰だったの?無駄にミステリー要素まで加え始めたが、主人公たちの恋模様が何一つ進まないのに独自の道を歩み、ラブストーリーしているのは結局このカップルだけじゃないか…。

急にドラマの方向性が変わってしまい"仕事"や"生き方"を描き始めた。アラサーになっても学生ノリでワイワイ遊んでいる仲間をその渦中の仲間が自ら否定。気にした朝日が夏希に相談すると年齢は関係ないとか、送別会は最初はナニコレとドン引きした事を認めつつやってもらったら凄く良かったと、改めて肯定させる始末。これはそのままドラマの設定に対して視聴者の最大の批判ポイントである学生ノリすぎるという点を青春に年齢は関係ないんだと第三者である夏希に言わせてドラマの設定を自己肯定させたようにしか見えなかった。

 

天魔さんがゆく 5話
会社で仕事中に死亡したサラリーマンの幽霊が出るということで調査。女子高生のお化けなど予定に無いものが出るが、父親が殺されたと確信し証拠を探すために幽霊に化けていた未来穂香だった。物凄い幽霊メイクのまま登場した未来穂香は刑事に連行されてしまったのでそのまま出番終りかと思ったら普通の制服姿でラストにも登場。犯人を捕まえて成仏するのを見届けて終了。初の1話完全完結だった。

 

とある科学の超電磁砲S 18話
1期のアニメオリジナルエピソードのゲストキャラだった春上が退場する話。初春と同居するという設定にしたので継続して出演させなくてはならなくなり、1話でもいつものメンバーズに加えようとするものんびりしたキャラクターなのでいるだけで会話のテンポは落ちるし、そもそも初春以外の他の3人とは格段親しいわけでもない。「友達の友達」レベルの仲でしかないので結局仲間に加わりきれず離脱…といった印象。

同じく1期の事件の後遺症で入院していた春上の友人が退院することになりその子と同居するので引っ越すという事に。なんとなく感動的な友情みたいになっていたが、いかんせん他の3人とは積み重ねてきたものが特に無いので初春1人を動かすしか無くて、結果的に初春個人のサイドエピソードみたいになってしまった。美琴や佐天は初春と春上の友情を解説する役に徹するしかないっていう…。

同時並行で謎の組織が新たに登場。シスターズ事件の際に捕獲されてしまいそれっきり美琴にも忘れ去られ、原作でも触れられていないというどうなったのか誰も知らない布束が敵組織に加入していた様子。そして謎の幼女も登場。あざとい!

春上を演じていたのは人気声優の花澤香菜。出演本数も多く演じたキャラも軒並み人気が高いと聞くが、このキャラに関してはハズレだったというか普通に使いにくかったんだろうなぁ。よく考えたら佐天も原作では元々ゲストキャラだし、能力も特技も特にないがムードメーカーとしていいポジションになっている。キャラクター設定の差が出たか。


8月21日(水)

8/12〜8/18

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1756.html

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1757.html

・2週目のサザンの初回盤、通常盤が入れ替わっている。

・SCANDALはDVD違いの3種2パターン複数商法で前作に続いて初回Bの方が売れている。これは2作連続で初回Bはドキュメント映像であるのに対して、初回Aはメンバーによる楽器演奏の教則映像になっているためと思われる。普通に似たような特典映像だと大概順番にAが売れるものだけど、この場合は楽器をやらない人は教則買ってもしょうがないのでどっちかしか買わない人はBを選ぶのは必然か。

・O社でトップ10入りしている7位Dream5、10位Silent Sirenがトップ20圏外。女性誌の読者モデルで結成されたガールズバンドSilent Sirenは初のトップ10入りということになるが、かなり派手に仕掛けた模様。曲違いもDVDもつけていないがメンバー別4種、通常盤の合計5種発売。各地でのイベントでは1〜4枚買いでハイタッチ、握手、サイン、チェキ撮影とグレードアップする仕様。これまでは同世代以下の10代女子をターゲットにしたような戦略を取っていたが、アイドル商法に振り切ったら一気に上昇し、こういったイベント商法のO社における絶対的正義っぷりを改めて見せつけた。

・アルバムではホルモンが2.7万枚で3週連続1位。キープっぷりも累計売上も十分な数字ではあるが、この数字での1位はかなりのラッキー。

・低レベルすぎてシェネルやクリス・ハートがあっさりと上昇。

・ついにサウンドスキャンでも12位に98年のCD(サザン「海のYeah!!」)がランクイン。これによりサウンドスキャンでの累計が判明し、実に382.7万枚。O社では今週350万を突破したばかりでかなりの大差に。これはO社が02年度まで100位以内ランクイン分しか集計せず、03年から300位まで集計するようになったため。当時の101位以下は現在の数百枚レベルと異なり、数千枚は売れていた時代なのでこれがごっそり集計されていなかったとなるとそれ以下を集計していた他機関とは大きく数字に差が生じる。このような作品は02年までのロングヒット作品には多々あると思われる。それだけに競合する集計期間が複数あると面白いんだけど…。

 


8月15日(木)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.7

SUMMER NUDE 6話
朝日(山下智久)と波奈江(戸田恵梨香)の前に突如亡霊のように香澄(長澤まさみ)が出現。思わす金魚を落とし、金魚の安否が気になるところだったが(違)、金魚は無事に拾われた。また2人は香澄をあっさり見失ってしまい、波奈江に会ってきなと送り出され探し回った朝日だったが発見できず。一方の波奈江はガックリ落ち込んで心折れてしまい、金魚をまさかの返品ぶちかました後に(料金までは払い戻ししてない)自宅に引きこもってしまう。

翌日、遊び人孝至(勝地涼)が仕事をサボりながら登場し、仕入れた香澄目撃情報を仲間内に言いふらす。ここに来てようやくスーツ姿で登場したものの、前述のように営業の仕事をサボって仲間内に言いふらすという別の営業活動をしており、初のスーツ姿であろうとブレは全く無い。

朝日の職場に電話がかかってきて、香澄と会うことになった。「まだ好き」展開、「あの時実は叶えたい夢があった」展開、10年くらい前のブームだった「病気でした」展開など視聴者の期待をあっさりと裏切る「あの恋は繋ぎでした」という超展開が。いきなり結婚すると言い出した香澄。聞けば朝日と付き合う前の元カレで、失恋したところで朝日と出会い癒されたが、復縁を迫られ朝日を捨てて復縁しそのまま結婚するという。タイミングが少しでも早かったら朝日が発狂しかねない衝撃の事実。なんと朝日は元カレと復縁するまでの繋ぎの存在でしか無かったというのだから序盤3話も使った未練タラタラっぷりがひたすら一方通行で悲しくなってきた。

しかし10年待たせた波奈江に男としてちゃんと応えなくては!と既に前を向いていた朝日はわりとあっさりおめでとうと言い、波奈江に電話をかけるが電話に出ない。

勝手に落ち込んでいた波奈江は東京に就職活動に出かけた光(窪田正孝)と密会していた。光は本読んでいるかレンタル屋のレジに立っているかしかしてなくて映像の勉強や活動をしていた描写など何一つなかった超未経験者にも関わらずカラーシャツにノーネクタイというナメた格好で映像会社の面接を受けていた。しかも採用。ニートの星どころではない。まさにニートの太陽。ていうかありえなさすぎ。事務職での採用だろうか。電話番とか。それでも事務職希望なんですとか言うと男にそういう仕事はねぇ…とそういうのは女性かパートの仕事みたいに言われてやんわり断られるもんなんだけどな!

一方でほとんど出番のない夏希(香里奈)は黙々と帰る準備をして帰京。その電車待ちの間に香澄と遭遇したので話しかける。香澄によれば看板がまだあると聞いて朝日が自分を忘れてないと思って来たら看板も無くなってて拍子抜けしたそうだが、夏希は最近まで未練タラタラだったと教える。長澤さんクランクアップですお疲れ様でした。後付で今日の話は全部ウソでした!本当は好きです!とか言い出す気配もこれだと無いだろう。既に『都市伝説の女』続編の撮影が始まっているそうだし。長澤まさみと『プロポーズ大作戦』ファンに恨みがあるとしか思えない意味不明な起用だった…。

こうして朝日は波奈江と正式に付き合おうとしたが、なんと波奈江はもう満足したとして朝日の事はあきらめると一方的に宣言。朝日呆然。慌てて付き合いたいと朝日が宣言するも無理しなくていいなどと勝手に無理している事にして拒絶。10年片想いしてきた波奈江に共感していた視聴者全員を唖然とさせたところで次回へ続く。

誰も悪者にせずに、朝日と夏希でハッピーエンドにするには波奈江が自ら身を引くしかないとはいえ、かなり強引に行ったなぁ…。その気になってた朝日のズッコケっぷりがギャグになってしまった。

橋本奈々未は千葉雄大のバカップルねじこみシーンはかなり序盤で登場。バイクの免許を取りに行くのに一緒に行くというのがいつの間にかヴァージンロードを無事故無違反でなどと寒いギャグシーンと化した。夏希がそれを見ていて何だあれ…と絶句するカットも入り、橋本奈々未にとっては1話以来の主演勢との共演となった。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 最終話
冬葉が毛利(賀来千香子)の手によって京都山中に埋められていた事が発覚。衝撃を受けた一行は冬葉の母の裕子(田中美佐子)にどう話すべきが悩むが、貴子(国仲涼子)の娘の華(小林星蘭)を預かっていた研二(高橋一生)が華と一緒に行方をくらました。冬葉を探した20年前のように街を駆けずり回り必死に探し回った挙句に2人を発見。

研二は話すことがあると語り、最初のメールを送ったのは自分だと告白。冬葉と同じ吹奏楽部だったので同窓会に顔を出した際に裕子と出会い、以来何度か思い出話をしているうちに裕子に共感して協力したという。研二の恨みの元は姉の美弥(ともさかりえ)が借金まみれで家庭崩壊した実家を放置している事で、友人の心配する暇があるなら家族を心配しろと恨みをぶつける。他の4人飛んだとばっちり!と思ったら、冬葉の事を忘れていた4人も同罪だという。何でも最初にメールを送った5月25日は冬葉失踪の日だというのにそれを分かっていなかったと言う。この後も複数の関係者から何度も冬葉を忘れていたのは罪だと糾弾される5人。これは同じく忘れて暮らしていたのに海外で生活していたので被害ゼロだった長門くんが大正解だったな…。

その後、裕子に冬葉が京都山中に埋められている事を説明した一行。耕司(桐谷健太)以外の4人にメールを送ったのは裕子だろうと問いかけ、研二が吐いたことを話すと裕子はサイコさん化。妬ましかったからだと動機と恨みを語り始める。

裕子は何と卒業後のそれぞれの生活もリサーチ新聞の切り抜きを見せびらかしずっと見ていたと告げる。ミュージシャンの美弥はともかく、雑誌編集者の圭子(田中麗奈)、銀行マンの豊(山本耕史)、刑事の耕司、主婦の貴子まで新聞に出ているのはさすがに無理があるだろ。貴子は主婦雑誌に華と一緒に、残りのメンバーはそれぞれの仕事で活躍している人材として紹介されていた形だったが…。

また豊の愛人の佐津川愛美や、貴子のママ友で貴子を恨んでいた中島亜梨沙と接触して破壊工作を行っていたことも判明。貴子の夫の件は逮捕されたままスルーされていたが、中島亜梨沙が売春の事実を掴み、それを貴子の夫に流した事で犯行に至ったらしき事が判明。ただし途中で貴子が聞きたくないと話を止めたので中島亜梨沙が何故主婦売春の事実を掴んだのかなどの詳細な経緯は不明。

何はともかく裕子の破壊工作のせいで豊は刺されて死にかけ、貴子の夫は殺人犯。美弥に関してはかつて逮捕されたのでその時点でせいせいしていたようだが復帰が妬ましかったので弟の研二を使って嫌がらせを継続。しかし唯一メールを送らなかった耕司には元々抱えていた問題も無く、あまり恨みが無いのか言及なし。ついでに圭子の離婚や何者かの謀略と思われた仕事ミスによる左遷には関与してないらしく、こちらも言及なし。またここにはいない長門くんは海外在住だったのが幸いどころか裕子が存在を忘れているのではないかというくらい触れられず改めて勝ち組すぎる。

貴子の売春に切り込んで修学旅行の日に貴方たちが気づいていれば!!と連呼して責める裕子。先週の毛利も同じことを言っていたが、元々は当時から大人だったお前らが原因でこうなったのにそれを失念して必要以上に責任転嫁するなんてロクな大人がいなかったんだなぁとしみじみ…。誰か裕子に言ってやれよ。自業自得とか全部ブーメランじゃないか…。

そこに毛利が登場。先週のサイコさんっぷりは抑えて静かに謝罪を告げるがついでに「あなたと旭村先生が冬葉さんを裏切ったから、私が葬ってあげたんです」などと余計な事を言い出すので収拾がつかなくなってしまった。そこを圭子が「冬葉を探しに行こう」と説得。正直この身勝手な責任転嫁オバサン2人は放っておいてもいいんじゃないかと思うが、2人を説得するなんて行動ができるのは被害の少ない圭子(あと耕司も)以外にはできそうにない。

何とか落ち着いた一行は警察と共に京都山中を捜索し、冬葉を発見。ようやく事件が解決し、美弥は新曲「時計」が完成し、みんなで少し合唱。GLAYの新曲でもあるので民放だと確実にロングで合唱するところだが、ちょっと歌ったらナレーションに突入。毛利は時効で罪には問われず、旭村(武田真治)は取り調べを受けているらしいがまともに喋れないのでなんだかよく分からないままに終了。

毎年5月に集まろうと約束した5人はそれぞれの道へ。豊は海外に転職、美弥は放浪の旅に出て、貴子は夫と面会し謝罪した後に(夫は台詞なし)田舎へ引っ越し、耕司は刑事を継続。

また圭子は左遷の原因となった現行紛失がその作家への恨みを持つ人物の仕業だと判明したらしく、作家自らに謝罪され逆に気に入られる。さたに離婚相手の新恋人で元々はこいつが編集から下ろせと圧力をかけていたのにこいつから編集を依頼されるなど、突如編集者としての腕が再評価され、1人だけ新天地でのリスタートではなく元の場所で華麗なるカムバックを予感させたところで終了。

原作とはメールの犯人や貴子の運命などかなり設定を変えたらしい。原作だともっと暗く救いが無いようなのでドラマ版で良かったと思うけど、このせいでどいつもこいつも責任転嫁で酷い逆恨みをするというあんまりな展開に。結局何が言いたいドラマなのかもよく分からなかった。青春の入口に何を忘れてきたのだろう?とかいうキャッチだった気がするが…。当時の身勝手な大人たちにより少女が犠牲になり、それを忘れて自分たちの人生を生きていた当時の少年少女が逆恨みで人生をメチャメチャにされたって酷すぎる…。犠牲の無かった耕司、初回から不幸続きだったが本当にツイてなかっただけで最後には逆転した圭子はマジ勝ち組。ダメージの差が原因で後々揉めなきゃいいけど…。

個人的には最初は化粧が濃かった田中麗奈が左遷されてからは厚化粧を止めて、今までのイメージ通りに戻ったのが良かった(なんだそれ)。国仲涼子も新境地だったと思うけど、終盤は原作の貴子の末路を排除したせいでやや描写が適当になっていた印象。

まとめ

圭子(田中麗奈)
初回から離婚、何者かの罠にハメられて仕事を左遷されるなど不幸が続いたが、ただの偶然だった(原作ではこれらの不幸を理由に攻撃対象から外したと明言される場面もあるらしい)。メールが送られたくらいでこれといった実害は受けずに、しかも最後は元の場所で人生逆転。

耕司(桐谷健太)
メンバーの中で唯一メールを送られなかった。刑事なので研二も裕子も発覚を恐れたのか。また一連の事件や関わっていた事件を通して最初から最後まで刑事である事に苦悩したくらいで人生には何のダメージも無かった。裕子の元にあった記事も新人警官紹介だけだったし、余計な問題を抱えていないクリーンな人生を送っていたことが幸いしたのか。

美弥(ともさかりえ)
物語開始時点でクスリの前科持ちで復帰間もなかったが、後にクスリはやっていなかったと判明。実家を放置していたことが弟の研二の恨みを買う。かなり締切を無視しまくる描写が多かったが最後が無事に作品を仕上げて、事務所も円満に辞めて旅に出たようだが、研二との和解や実家に帰らなくていいのか。ともさかりえのブログによれば母に会いに行くシーンも撮影されていたがカットされたらしい。

貴子(国仲涼子)
主婦売春をやっていた事が全国報道され、一時期はカンニング竹山殺害犯として顔写真入りで実名報道され人生崩壊。事実上社会的に抹殺されたに等しい状況に追い込まれた最大の転落者。殺害犯は夫だったということでどっちみち救いが無い。親戚の家に身を預けたとはいえ相当きつい人生が待っており、娘の華がグレないかが心配だ。

豊(山本耕史)
開始時点で不倫で離婚、左遷させられていた。その不倫相手(佐津川愛美)が裕子にたぶらかされて狂気の暴走。刺されて死にかけるなど、貴子に続くダメージを負わされたが幸い回復。しかも海外で転職に成功し、人生やり直すことに成功。

長門くん(通称「ながち」)
修学旅行メンバーの1人だが海外在住で写真及びほとんどシルエット&手紙朗読のみの出演。冬葉に関しては5人同様に忘れていたが、母親不倫に繋がる重要な事実を知っていた。結果的に国内におらず裕子のサーチ対象外だったため、逆恨みの対象として巻き込まれずに済んだ最大の勝ち組。

研二(高橋一生)
実家に帰らない姉の美弥への恨みが飛び火して4人へも「冬葉を忘れていた」というだけで恨んでしまうサイコさん

毛利(賀来千香子)
死んでしまった冬葉を埋めていた死体遺棄犯(時効成立)。恋人を寝取った裕子を恨んでいたが、その娘の冬葉の才能には惚れこんでいたのでそこで色々と歪んでしまった。5人に対しては「冬葉を忘れていた」として八つ当たり糾弾する超サイヤサイコさん

裕子(田中美佐子)
こいつが不倫をキメ込んだのが全ての元凶だったが、その謝罪は最終回の1つ前で済んでいるので最終回はそれを棚に上げて5人への逆恨みをぶつけた超サイヤ2サイコさん。その執念は恐ろしく、驚異的な探査能力で5人の人生を監視し、名前が出た新聞はスクラップし、関係者も調べ上げて工作活動を働くなど執拗だった。しかし刑事の耕司にだけは一切手を出さないなどチキンな一面も。

旭村(武田真治)
婚約者の毛利がいたのに裕子にゾッコンラブになり、修学旅行先の京都に来るように要請するクレイジー野郎。代わりにやってきた毛利に暴言を浴びせ、止めに現れた冬葉を突き飛ばして死なせた殺人犯。救急車をと呼びに行くと告げてバックレてしまい、冬葉失踪を聞いた旅館内では平然としていた極悪人。…だったが現在は罪の意識で廃人になっており精神病院に。会話がまともにできず、取り調べも難航したまま出番終了。50代の賀来千香子や田中美佐子と同世代の設定で何故に特殊廃人メイクさせてまで40歳の武田を起用したのかが謎だ。回想シーンの方が出番が多いのかと思ったらそうでもなかったし。


8月14日(水)

8/5〜8/11

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/

・1,2位はサザン。合計19.0万枚。O社は20.7万枚。他にアナログ盤が存在する。さらにツアー会場限定盤も存在。10,11日にツアーが開催されているがサザンサイドがO社に申告していないのかサウンドスキャンとの差は通常の誤差の範囲程度におさまっている。

・5,7,8,9位は赤西仁。合計9.0万枚。O社では11.4万枚。できちゃった結婚という前代未聞をやらかし、ジャニーズから干されていた事を考えると意外と売れている。

・以下新作がどっちゃり。トップ20のうち18曲が新曲。「今週のチャート」をやっていれば間違いなく年間トップクラスの執筆&調査時間になる、しかもこの暑さの中で…という地獄展開。しかも個人的には喜多村英梨以外は全く興味なし。

・何はともかくO社では20位が1.0万枚と凄い事になり、西野カナががまさかのトップ10落ちとなってしまった。サウンドスキャンでも12位である。

・DEENは27位4651枚。1年前のライブCD付シングルが4391枚(22位)だった。2パターン複数商法をやったのに300枚弱しか増えない上にランクダウン。相当数のファンがいなくなってしまったか、複数商法にノーを突きつけたのか。アリオラジャパンには改めてこの現状を把握して残ったファンに対してどうあるべきか再考してほしい。あと複数商法でO社チャート上位入りを意識しながら、毎回毎回激戦週ばかり選ぶのは何故だ。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1755.html

・2週連続でホルモンが1位。3.9万枚。O社では3.5万枚。パッケージを見たら初回盤A,Bなどの複数種類はありません、とか握手券や投票券はありません、とか複数商法を叩くのが好きな人たちが喜びそうな燃料投下文章が掲載されていて吹いた。

・シングルをドカドカ集中的に発売した割にアルバムは寒々としており、トップ10で余裕で1万を割ってしまっている。O社でも8位以下で4ケタだ。

 


8月7日(水)

ここ最近の2013夏ドラ Vol.6

SUMMER NUDE 5話
存在だけ明かされていた"社長"でこの町の有力者であり、看板を外す権利も持っている波奈江(戸田恵梨香)の父親がついに登場。どんな社長なのかと思ったらまさかの渡辺哲酒造会社の社長という設定とはいえ渡辺哲では庶民のオヤジのイメージが強すぎて社長に見えねぇ…。渡辺哲の話はほとんどおまけみたいなもので中身はあってないようなものだった。

メインは夏希(香里奈)がいつの間にか朝日(山下智久)に本気になってしまい人知れず苦しむという展開。特に波奈江が素直に夏希に厚い友情を感謝しまくるだけにより辛いという。フラれた途端に別の女に走った光(窪田正孝)という変わり身の早い奴が身近にいるとはいえ、夏希の場合は結婚式崩壊からどう頑張っても1ヵ月程度しか経過していない。朝日にはネタのように先へ進まないとなどとからかわれていたが、結婚式で婚約者に逃げられてから1ヵ月程度で次の恋へ走りだすというのはどうなんだろうか。

花火大会では渡辺哲という地元最強の金持ちの娘とその仲間達という特権を生かして、夏希への感謝メッセージナレーションをつけて花火を提供するという月9史上最強にスネかじりまくりバブリーな演出を施す遊び人アラサー一行。仲間たちの熱い想い!青春!!みたいな話になっていたが、その辺で売っている市販の花火ではなく、プロ仕様の花火を用意した青春ドラマは見た事が無い。いくら夏希と渡辺哲が交流を深めていたおかげで夏希のためならと渡辺哲が快くOKしてくれた(描写されてないので推測)とはいえこの展開はどうなんだ…。いったいいくらかけたんだろうか。少なくとも渡辺哲が地元最強の有力者だけに1万2万程度の花火×数発程度ではないだろう。けっこう連発してあげていたし、少なくとも100万200万は堅いか?

感謝を告げて波奈江と朝日を元気よく送り出した夏希だったが、耐え切れず号泣。ピエロ化した遊び人孝至(勝地涼)は活躍する暇なく放置され、下嶋夫妻(高橋克典、板谷由夏)の元に乗り込んだ夏希は辛い心情を吐露し、東京へ帰ると宣言する。

一方で波奈江に正式なお付き合いをお願いしようとした朝日の前に亡霊のように香澄(長澤まさみ)が出現。真夏の夜の悪夢に。何故急にホラーめいた演出になってしまったのか!?驚いた波奈江は金魚すくいの袋を落としたところで次回へ続く!果たして落とされた金魚の運命やいかに!?(そっちかよ)

橋本奈々未は千葉雄大のバカップルねじこみシーンは浴衣姿で盆踊りランデヴー(棒読み)。ラストの花火大会を見に来ているという設定にすればもう少し話の流れに関係性も出てくるのに、他キャストとの無関係っぷりがハンパ無い。

友情出演の割に出番が多く、ようやく振り切ったと思った途端にリアル登場する長澤まさみ、夏希の変わり身の早さ、まさかの花火を提供するスネかじりっぷりなど特有のツッコミどころはあったものの、決定的につまらなくてこれまでで1番しんどい回だった。ほとんど流し見だったし。

 

天魔さんがゆく 4話
温泉旅館での幽霊退治。今までは話が途中で終わっていたが今回は完結したところで次回へ続く、となった。という程度しか変化が無く、ホラーとギャグの境界を突き進む辺りや、肝心の幽霊が怖くない(今回は漫画家)というのもほぼパターン化。旭(川口春奈)がお化けが連続で出現した時に「じぇじぇ!」「じぇじぇじぇ!!」って驚いたのはかわいかった。川口春奈は最初に見たのがGTO雅だったので印象があまり良くなかったものの、女の子が言えばかわいいんだろうなこの台詞。

 

激流〜私を憶えていますか?〜 7話
意外とあっさり豊(山本耕史)が退院。美弥(ともさかりえ)の元に海外に住む佐伯茉莉から連絡が。フルートを吹くらしいという話から冬葉ではないかと疑っていた一行だったが、帰国した佐伯は冬葉では無かった。しかし佐伯は中学時代の仲間で唯一連絡が取れなかった長門と知り合いで長門の手紙を持ってきていた。

長門の手紙には冬葉が母の裕子(田中美佐子)と旭村(武田真治)が付き合っている事に思い悩んでいたという新事実が書かれていた。ほとんどシルエットと写真と声しか出てこなかったけどまさかの最後の1人長門くんグッジョブ!というわけで、一行は再度帰郷。

圭子(田中麗奈)、豊、貴子(国仲涼子)が裕子の元へ、美弥と耕司(桐谷健太)が毛利(賀来千香子)の元へ向かう。裕子は夫の浮気や両親の介護で疲れているところに旭村が話を聞いてくれて好きになってしまったと語る。しかし当時の旭村は既に毛利と婚約していた。旭村は隠しているつもりだったらしいが、あっさり看破していた毛利は復讐に燃え、その怒りは冬葉のフルートの才能を知っているのは自分だけだという歪んだ方向へ…。冬葉の信頼を得たくて毛利がこの事実を告げてしまったという。

禁断の愛にトチ狂った旭村は、冬葉のために別れを切り出した裕子に修学旅行で京都まで会いに来ないと全てバラすとワケの分からない事を言い出した。その話を知った冬葉から聞いた毛利も修学旅行に参加する予定では無かったが京都へ向かう。京都で修羅場かと思いきや、裕子は冷静になり、バラせるわけないし、バラされたなら冬葉に懺悔できるとして直前で引きかえした。裕子が知っているのはここまでで泣き崩れてしまう。

毛利の元に5人が揃うと、前回は旭村の許可が無いととか言っていたくせにその先をペラペラ語りだす毛利。バスの中で毛利が現地へ向かって歩いているのを目撃した冬葉はバスを下車。旭村は裕子だと思っていたら毛利だったのにあからさまにガッカリ。浮かびかけた微笑が消滅。とことんクズな旭村だったが、冷静じゃない2人は罵倒合戦へ。ドロドロの昼ドラみたいな目も当てられない争いになり、2人は必死に演技していたが冷静にナレーションする毛利の声がメインになっていて音声ほぼカット。そこに冬葉が止めようと飛び込んできたが、激しい気をぶつけあっている2人にあっさり突き飛ばされそのまま崖というか急勾配の草むらを転がってしまう。単に転がっただけに見えたし、すぐに救急車を呼べば助かった気がしなくもないが、毛利曰く「動かなかった」。そして救急車を呼ぶと言って去った旭村はそのまま逃走。冬葉を抱きしめたまま毛利はフリーズ。冬葉は冷たくなってしまう。毛利の台詞だけで済まされたが逃げた旭村の超サイヤ的なクズっぷりが酷すぎる。現在はこれが原因で廃人状態になっているようだけど。それにしても第1話から出ていた冬葉失踪を聞いて心配する回想シーンでは何事も無かったかのように旅館にいて後ろ暗い様子は全く見せていなかったのに…。

毛利は段々サイコさん化し始め、冬葉をあの女(裕子)の元には帰せない、才能を知っているのも理解できるのも自分だけだなどという発想に一晩かけて到達。1人で弔おうと決意し、山中に埋めたと告白する。台詞だけで済ませていたが観光地の展望台のすぐ下の草むらに人がいるのに半日誰も気づかないのはまだいいとしてその後、山中に運んで埋めたというのはどうやったんだよ。とにかく埋めたにしておかないと結末として遺骨を掘り出せないからなんだろうけどこれは…。

毛利は泣き崩れたのかと思いきや、何故黙っていたのかと言われると逆ギレし始め、5人にも忘れていたくせに!などと絶叫。そりゃ貴方みたいに死なせた→半日抱きしめてた→山中に埋めたとか人生の衝撃的記憶ベスト3をダントツで埋め尽くすような行為をしていたら忘れようがないだろうよ。何にせよ今年最強にして最低な(設定上誉め言葉)怪演だった。

しかしメールについては知らないという毛利。帰路についた5人だったが圭子の元にまたしても冬葉名義のメールが届き驚愕したところで次回へ続く。残っているのはもう美弥の弟の研二(高橋一生)だけ。先週から貴子が華(小林星蘭)を放置して真相究明で飛び回っているので一体どうしているのかと思ったら今回は研二が面倒を見ている様子が描かれたが、ラストではどこかへ連れ去ってしまった。貴子の売春の事を知り得たのも偶然仕事で来たとほざいてホテルに出現した研二のみだもんなぁ…。

 

とある科学の超電磁砲S 17話
OP/EDも一新。カエル顔の医者からシスターズの寿命調整による話を聞かされるという補足はあったものの、日常回に。出番の無かったいつものメンバーズと鍋をやるだけで終了。麦野とフレンダがファミレスにいて美琴と遭遇するギャグシーンがあった上に、美琴と黒子と対比して関係を描いていたけどこの2人こんな仲良かったのかよ…。


8月6日(火)

7/29〜8/4

・松浦亜弥、w-inds橘の結婚。随分前にスクープされたのは記憶にあったが、デビュー数年経過してからだったと思うので、まさかデビュー年からの付き合いとは知らなかった。純愛貫いたね的な好感度の為なのか松浦は「私の青春にはすべて彼がいます」とまでコメント。まあ普通にそう感じているからそうコメントしただけなんだろうけど残酷なコメントするよな…。

1stからの1年間は普通にファンで「LOVE涙色」の購入者握手会には参加。現在のところ唯一の芸能人との握手体験になるわけだけど、そこから半年後には熱も冷めてきて「ズバッと」(タイトル違)で見切って以降はレンタルに格下げ。なので意外と思い入れは無い。個人的にはわりとどうでもいい。

とはいえ「私の青春にはすべて彼がいます」はw-inds.に青春を捧げてきた女性ファン全員にケンカを売り、さらに圧倒的な勝利宣言を意味するわけで(意図が無くてもそう思えてしまっても仕方ない)。w-inds.橘もいい年なのでファンもいい年になっているとは思うけど、それでもまだ20代。

"あやや"に青春を捧げてきた男性ファンにしても同様だが、こっちサイドに関してはかなり早い段階で松浦亜弥が"あやや"を嫌がるかのように路線変更を行い、バラード連発でファンを徹底的に振るい落としたのでアイドルとしての現役感はもう12年のうち半分くらいの時点で無くなっていた。病気を理由にここ最近は新作リリースもしておらず、FC会員限定の「マニアックライブ」を7月に開いた程度。これも1年半ぶりだったらしく、会報以外出てこないような状況でFC会員を継続していたファンがどれだけ残っているのかという状況。ショックを受けたファンの数はw-inds.ファンの方が多いと思われ、しかもケンカを売るようなコメントというのはなかなか酷い。

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1752.html

・1位は朝ドラマ「あまちゃん」関連作である小泉今日子が役名で歌う「潮騒のメモリー」で堂々の1位7.9万枚。O社では7.8万枚。完全1種売り、キャンペーンやイベントも何も無い純粋な1人1枚購入作品としては現代では快挙といえる数字なんじゃないだろうか。「あまちゃん」のヒットに関しては視聴率だけ見ると悪評だった「純と愛」よりは当然高いわけだけど、「梅ちゃん先生」辺りとはそんなに差があるように見えない。その割には"流行っている"感がハンパ無く、メディアでも取り上げられまくりでTwitterを見ても今まで朝ドラについて何も言ってなかったような人たちがこぞって熱心に見ている。関西では通常関東より視聴率が低くなるが、その幅が普段より大きいという現象も発生しているようだが、それも連日のヒット報道により関西でも上がってきているようだ。朝ドラなんて大学生の頃に「風のハルカ」を見ている友人がいたかいなかったくらいで、本来は母や祖母が見ているとかいないとかそんな程度でしかなかった。視聴率的にどうというよりも普段見ない層が注目しているような気がする。その"普段見ない層"がTwitterでフォローしている人たち界隈(2,30代男)なのかなというのが個人的な印象。

・2位は水樹奈々で5.2万枚。O社では6.2万枚。これまた1種売り。

・3,4,6,7位はO社では1位の山下智久。合計8.4万枚。合計では1位となる。O社9.9万枚との差は4倍界王拳BOXのカウントの有無のせいだろうと思われるが、何も無くてもこの程度の誤差は普通にあるので、BOXの売れ行きが相当低いようだ。O社でも既に2作連続で2位になっており、連続1位記録も止まっているが今回は主演の月9主題歌なので取りに行きたかったのか。O社お得意の対象絞り記録"主演したドラマ主題歌なら全て1位"という記録になる。4種3パターンジャニーズ商法となるが、4種全て購入で全員プレゼントとか、既に購入済みのファンに買い足しが要求される時間差商法でもある1位が取れなそうなピンチの時に発動する週末緊急措置など決死の展開も見られたようだ。サウンドスキャンではA,C,通常,Bの並び。AとBがDVD付、CはC/Wなしの500円盤。基本ファンは4枚購入+買い足ししたと思われるが、Cが2番目に売れているということはファン以外の曲目当てのドラマ視聴者の購入も少しはあるということだろうか。

・倖田來未はO社では6位1.9万枚ながら、12位0.9万枚とトップ10落ち&1万割れ。エイベックス特有現象も発生しているサウンドスキャンではかなり厳しい事に。

・O社ではHOME MADE家族が47位0.19万枚。00年代前半頃からのラップ系グループがブームだった頃のミュージシャンはここに来てみんな苦戦している。

今週チェック予定なのはスキマスイッチ。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1753.html

・ホルモンが1位17.2万枚。O社15.7万枚。1種売り、大衆狙いではないコア系としては異例ともいえる高い数字。

・2,11位はイエモンのファン投票ベスト。合計4.5万枚。O社4.2万枚。既にベスト盤は出し尽くしている感じではあったけど根強い。

・10位はユーミンの1stアルバムの再発盤で0.7万枚。ユーミンの旧作リマスター再発は既に99,00年に連続して行っているが、今回はジブリ映画とのタイアップによる再発。LPサイズ絵本仕様とはいえ肝心のメディア部分はCD+PV収録のDVD。これで値段が6980円に達する高額コレクター商品にしては売れたといえる。

・O社ではロングヒットしているさだまさしのベスト盤だがサウンドスキャンでは今週20位0.4万枚。O社では0.9万枚で累計11.7万枚だが、サウンドスキャンでは累計6.5万枚(DVD付のみだけど)にしか達しておらず、O社との差が広がってきている。これはさだまさしがコンサート中心の活動を行っている事もあって、現場で購入するファンが多いからなのか。

イエモンのベスト盤はact2作、シンコレ2作、解散ベストとフルコンプしているので収録曲もほとんど持っているが一応チェック予定。


8月5日(月)

小柳ゆきの時空が歪む

小柳ゆき、99年9月にデビュー。2013年にデビュー14周年を迎える…はずだが謎の15周年ベストリリースが発表された。その文面の狂いっぷりがなかなか凄い。

小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう」の衝撃デビューから15周年。色褪せない名曲たちを凝縮。
1999年の「あなたのキスを数えましょう」の衝撃デビューから14年が経ち
15周年目がいよいよスタートする小柳ゆきのメモリアルベスト!

黒字は間違っていない。赤字がおかしい。デビューからは14周年、そして15年目がスタートするはずなのに「15周年目」という謎の単語が繰り出されてしまう奇跡。正しい文章に直すと本当はこうなるはずだ。

小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう」の衝撃デビューから14周年。色褪せない名曲たちを凝縮。
1999年の「あなたのキスを数えましょう」の衝撃デビューから14周年が経ち
15年目がいよいよスタートする小柳ゆきのメモリアルベスト!

 

小柳ゆきのベスト盤遍歴

デビュー3周年でバラードベスト(01年)
デビュー5周年で初のベスト(04年)
デビュー11周年で10周年ベスト(10年)
デビュー14周年で15周年ベスト(13年)

実は10周年ベストの時は完全に10周年を過ぎてしまってからの発売。現在16周年なのに何故か15周年を宣言してしまい恐らくファンからもカウントがおかしいと指摘されているはずなのに商売の事情的にももう戻れないので無理やり押し通そうとしているTommyと同じ状態に陥っていた。今度は前倒ししてしまったのでわずか3年で10周年から15周年になってしまうという衝撃的な現象が巻き起こった。いくらヒット曲から遠ざかっていて最初のベストから連続で同じような選曲の連発になっているとはいえさすがに10周年を宣言してから3年で15周年は誰もがおかしいと感じるレベル。前回はせっかくの10周年をレコード会社が忘れてただけ、今回は流行りの周年前倒し商法に便乗したってところなんだろうけど、こんな消耗戦をしていたら周年商法もまもなくありがたみがなくなりそうだ。


8月1日(木)

FNS夏の懐古祭り

・「secret base〜君がくれたもの〜」発売から干支が1周した8月になった。周年アニバーサリーが前倒しブームな中で、05年にDEENが打ち出した干支が1周したアニバーサリーは未だ流行る気配が無い

・FNS懐古祭り。執拗な生歌生演奏主義から、やがて懐古主義とオトナ女子向けを打ち出した結果、懐古コラボ路線が定着するようになった。以下雑感

・miwaクロはまたかよ感が出てきたが、昨年月9主題歌担当中だったのにプロモーション楽曲を嫌うきくちPの意向で「ヒカリヘ」をやらせてもらえなかった事を考えると、「ヒカリヘ」はヒット曲認定されたんだな、と。

・一方で今年の月9主題歌様である山Pは堂々披露。ジャニーズである事、曲がカバーなので本人とコラボができ、番組主旨にガッチリとフィットしたのが効いたようだ。原曲はヒット曲とは言い難いのでオトナ女子が知っている懐かしい曲だったかは微妙だけど。

・ジャニーズ勢はSMAP以外はいわゆる「若手」ばかり。V6やTOKIOどころか嵐や関ジャニすら出てこない。これはきくちPよりもジャニーズ事務所の意向が強そう。

・生歌生演奏コラボいずれにも該当しないきゃりーぱみゅぱみゅが2曲もソロ歌唱。生演奏にならないアイドル系でも基本は生歌で持ち歌は1曲だけとかコラボに回すとかしていたのに破格の待遇。Perfumeすら呼ばれていないのに、番組主旨に真っ向から反するきゃりーのこの高待遇はきくちPが中毒性にハマったから、としか。

・森高千里=オバ良瀬橋(「私がオバさんになっても」か「渡良瀬橋」のループ)を打ち破り、「渡良瀬橋」は披露したものの、オバは無しで「私の夏」を披露。

・槇原敬之=どんなときも。はまたしても鉄板。フジテレビには5年前に夏うた「GREEN DAYS」とかドラマ主題歌提供しているんだけど、こういうことを繰り返されると「どんなときも。」の1発屋、あとほかに「遠く遠く」「もう恋なんてしない」「世界に一つだけの花」がある程度、になってきた。現在もアルバムを出せばトップ10入りする現役シンガーの扱いには見えない。

・浜崎あゆみだけは自前のダンサーとバンドを引き連れて登場。どれが彼だったのか把握していないが、これ前回はいたダンサーが確実に1人解雇されてんだよなぁ…。

・WaTは3年リリースしていないのに毎回出てくるのは何故なのか。そもそも新曲を出させてもらえないのは何故なのか。

・中川翔子はいつになったら持ち歌を歌えるのか。

もうなんか大体出演者が固まってきた感じ。懐かしいアーティストがどれだけサプライズで出てくるかというところもあるけど、意味不明なコラボを嫌がる人は絶対出ないNG番組になってしまったようで、単独で歌わせてもらうにはそれなりの権力が無いとダメっぽい。そういう意味では"来る依頼拒まず"な柔軟性のあるアーティストが出ているんだろうけど、1番こういうの拒みそうにない、大衆ウケ狙いを宣言しているいきものがかりがここのところさっぱり出てこないのは何故なのだろう。

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