こんな世界を愛する日記〜ミリオンおめ〜

13年10月

10月31日(木)

ここ最近の2013秋ドラマ Vol.3

クロコーチ 3話
何故かいきなり沢渡(渡部篤郎)の別荘に立てこもっている黒河内(長瀬智也)。説得に名乗りを上げた清家(剛力彩芽)は人質になってしまい、何でこうなったのかが後から明かされた。

沢渡が釈放されたので殺されると考えた黒河内は土下座して謝罪し、沢渡にお得なプランを色々提案。しかし裏切られ、1話で襲い掛かってきたので殺した東幹久と金子賢の死体の場所も知られてしまった。

あえなく逮捕となった黒河内だったが、元鑑識班で監察官の薬師寺 (大地康雄) は黒河内の味方で発見された証拠のデータを捏造。全部沢渡の指紋だったという強引な改竄で沢渡を再逮捕に導いた。どうやら三億円事件を追っている同志だったようだが、大事な新情報を手渡す前に薬師寺はドザエモンにされてしまい、今回もまた1人死亡…。

巨悪を倒すためならやむなしという考えだったとはいえ、さすがに鑑定結果丸々捏造がOKならもう何でもアリなんじゃ…。鑑定している澤 (香椎由宇)は当初からそんなのは当たり前みたいなスタンスで気にも止めてないようだったけどダメだろ。

なお香椎由宇はつわりが酷すぎて撮影続行不可能になったとかで、これにて降板

 

都市伝説の女 3話
月子(長澤まさみ)、丹内(竹中直人)、柴山(平山浩行)、彩乃(高月彩良)のUIUメンバーはキャンプ場に向かっている最中に車が故障。ようやくたどり着くと勝浦(溝端淳平)や一課の郷原(宅間孝行)がやってきて殺人事件が起きたという。殺されたのは番組ディレクターの小島よしお。ちょくちょく1発キャラとしてドラマにも顔を出している小島よしおだが死体役とは…。なんか物凄い形相で死んでてギャグのようだったが、13日の金曜日だったので魔女の仕業だと盛り上がる月子。

いつも都市伝説都市伝説言っているのも比じゃないほどに今回は魔女の仕業だと言って、強引な自説を唱えたり、都市伝説を都合よく捻じ曲げて矛盾したような解釈を持ち出したり、大勢の前で最後まで魔女の仕業だと言い続けるなど完全に頭のおかしい人に…。

結果的にまともに捜査した丹内がギャグ要員ではなく、いつになくカッコいい刑事になり、作中でもいつもよりカッコいいと言われるなど異色な展開になってしまった。

結局さらにもう1人死者が出る惨事となったが、ギリギリで犯人が覆面バラエティアイドルのマネージャーだった袴田吉彦と判明。その理由は覆面バラエティアイドルに2人がちょっと迫ったからというトチ狂ったもので、覆面バラエティアイドルへの愛を叫ぶ袴田というやっぱりおかしな展開に。しかもキャスト不明だった覆面アイドルの中身は最後まで引っ張った挙句にハリセンボンの箕輪はるかだったというその場にいた全員が激しく引きまくるブスオチ

何だか色々な方向で過去最高にぶっ飛びまくっていて、明らかに今までと脚本書いた人が違う感全開だったが、今回は脚本があの福田雄一だったようだ。ホントに福田雄一はブスネタ好きだよな…。さすがに手がけた作品でことごとくブスネタ、ブスオチをやられると引いてきた。

またこのドラマ、何故かOP(LUNA SEA)とED(Perfume)と無駄にタイアップ曲が2つもあったんだけど、OPの方は毎回タイトルが出る時に専用のOP映像がかかるので時間は短いものの確かにLUNA SEAの曲がかかったと分かる。一方EDのPerfumeはドラマやってるバックで薄くかかっているので全く印象に残らなかった。これじゃマズイということなのかPerfumeがCG合成で出演し、長澤、竹中、溝端が踊るというスペシャルED影像が唐突にかかった。

 

東京バンドワゴン 3話
亜美(平愛梨)の母が入院したという知らせが入るが、亜美の実家と堀田家はかつて自由人な我南人(玉置浩二)と厳格な亜美の父のソリが合わず絶縁状態だった。しかし我南人は髪を黒くしてちゃんとあいさつに行こうと提案。全員で行く準備をしていたら、亜美の父が向こうからやってきてけっこう謙虚な態度だったので双方和解。登場時点で亜美の父が既に低姿勢モードだったので、イマイチ厳格だったとか絶縁状態だった感じが分かりにくかったものの今回もほっこりする話だった。そして久々黒髪モードの玉置浩二がむしろそっちの方がかつてのイメージに近かったので何だか久々に帰ってきた感が…。

一方で何か父親が亡くなったらしいすずみ(多部未華子)は押しかけ女房だと言い張ってやってきて強引に花嫁修業と称して堀田家に住み着いてしまった。青(亀梨和也)との待ち合わせに来なかったのでフラれたと思い込んでいた青も嬉しさより戸惑い勝ちなほどのキャラ変。しかも何故か「みすず」と微妙に偽名まで使うなど謎が。藍子(ミムラ)が最近こっそり誰かの葬式に行ったらしいのでこれはもしかして藍子の子供の花陽(尾澤ルナ)とすずみは腹違いの姉妹なのでは…。

 

安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜 3話
ARX II-13(木村拓哉)が誰かに喋ったらそいつを殺すと言ってるのに麻陽(柴咲コウ)が七瀬(大島優子)に喋ってしまったので早速七瀬殺害に向けて動き出したARX II-13。ギリギリのところで阻止した麻陽は七瀬を殺したら自殺すると脅しをかけて対処。前回の射殺許可詐欺と違って今回は何とか理由がついただけマシか。

七瀬の件は何とかなったが毎晩のように充電で電力を使い、ご飯も炊けず風呂も沸かせずストレスが溜まった麻陽はチェーンソーを購入。さらに色々危ない工具を買い揃えてARX II-13に襲い掛かるという狂気を見せる。サプリ(本田翼)が警察を呼んでいたので踏みこんできた警察に決定的瞬間を見られた麻陽はDVであえなく留置場行きになるという完全なギャグ展開に…。翌日には被害届を取り下げ、冗談だったことにして釈放されたがあんだけ熱心に凶器買い揃えてたのに冗談も何も…。葦母(遠藤憲一)が本気で捜査したらしばらくぶち込めたレベル。

そんなドサクサで今回の敵、三浦力はハエ型のロボで地味に潜入してくるがARX II-13が破壊。今度は七瀬に化けて潜入してきたが、格闘戦の末にやっぱりあっさり敗退。初回は吹っ飛んだり、空間停止したり、建物ぶっ飛んだり凄かったのに予算が尽きたのだろうか…。部屋の中でバコバコなぐり合ってただけって。ここの壁が異常に頑丈なのか、福田彩乃がマジ強かったのか。しかも公式サイトには七瀬に乗り移ったとか書いてあるしワケが分からん。どう見ても化けてる風な演出だったじゃないか。

前回酷い女呼ばわりした七瀬もドサクサで結局前と同じ態度に戻って(化けた七瀬は警察にやっぱり話すべきだとか、ロボットと私とどっちが大事なのかとかもっと面倒なキャラになってたけど)、黎士(木村拓哉)のPCから100年後とやり取りした形跡が見つかったと麻陽に報告。そんなの可能なのかと驚く麻陽に可能だとあっさり答える七瀬。可能なのかよ!!と一斉にツッコミが入りそうなところで続く。謎の女(桐谷美玲)と謎の女にあっさり破壊された角城(平岡祐太)は今回出番なし。

 

海の上の診療所 3話
早くも船降りますフラれ芸が1パターンになってきたので今回はゲストの夏帆の方から告白してくる展開に。あまりの唐突っぷりに航太(松田翔太)以外の全員が怪しむ中で、認知症になった母に挨拶しに行く事になったが母が倒れてしまい治療。

そして警察がやってきて夏帆が4人も騙した結婚詐欺師だと伝える。夏帆はかつて男に騙されたので腹いせに結婚詐欺を働いたらしいが、根が悪女というわけではなく正体が発覚してもドラマテンプレな豹変をする事も無くまさかの丁寧謝罪。母は救われ、当初の予定通りに結婚すると伝えて安心させ、神妙にお縄について終了。夏帆の航太への思いはわりと本物だったらしく「もっと早く会いたかった」とまで言われる始末。フラれてない…だと…!?

しかも話を早く終わらせすぎて時間が余ったのか、「瀬戸の花嫁」をかけながら遠ざかっていく夏帆の船や自然風景、夕焼け、夏帆の泣き顔、見送る航太と眞子(武井咲)などのカットが妙に長ったらしく流れたのも謎だった。「瀬戸の花嫁」の歌詞になぞらえて切ないと言いたかったんだろうけど、ぶっちゃけ1972年とか曲が古すぎて思い入れが全く無い。なんとも盛り上がりどころのない微妙な話だった。あと1シーンだけ出てくる2期連続月9出演の戸田恵梨香は一体何なのか。

 

変身インタビュアーの憂鬱 2話
下日山(木村文乃)がかわいい。

 

よろず占い処 陰陽屋へようこそ 4話
祥明(錦戸亮)のホスト時代の客、佐藤めぐみが当時占いで30歳までに結婚できると言われたのにできない、責任を取れとやってくる。激しく痛いのが来たな…と思ったら実は佐藤は社長の娘で社員のエリート君と結婚予定だったが、金目当てではないかと疑心暗鬼になってヤケクソでこのような行動を起こしたという。

ヤケクソで占い盲信者の痛い女を演じたというのもワケが分からない。結局、佐藤の方はエリート君に惚れていたので、祥明はエリート君も同じ気持ちだと教えてあげて万事解決。だが後になってエリート君のコメントに関しては円満解決のための嘘でありエリート君の本音は知らないなどと言い出す祥明。わざわざエリート君が同僚に熱く愛を語っている回想シーンまで挟んだのにあの回想は妄想だったのかよ…。

今回は成り行きで路子(倉科カナ)と祥明が付き合っていることになり、それを演じるためにデートしようとするもラフな私服を数着しか持っていないとか、デートにワタワタしたり、最後には女子会が楽なのは当たり前だたまには危険な恋愛でもしてみればという祥明のアドバイスに女子会に呼ばれたことない…と言い出すなど研究一筋で恋愛経験の無い路子の生真面目&純朴っぷりが何かかわいかった。

また出番の少ない柏木由紀は序盤で佐藤がやったと思われていた藁人形で路子を呪った犯人だったという活躍(暗躍?)が。今回は祥明と路子のコンビでの行動だったので瞬太(知念侑李)の出番は激減。


10月30日(水)

BUMP OF CHICKEN 2013 TOUR「WILLPOLIS」

ベスト盤を買った時に封入されていた先行予約をせっかくなのでやってみたらなんかとれちゃったということでツアー最終日10月29日、日本武道館へ行ってきた。ちなみに今月武道館3回目

まさかの雨だったが、着くころには止んでいた。まあ多いだろうなとは思ったけど、チケットゆずってくださいプラカード持った人が駅から武道館まで大量に…。その先にいるダフ屋さんも別に特段声を張り上げなくても、来る客は勝手に来るのであまり動かない、みたいな余裕の表情。

そして会場に入ると東西までびっしり。さらに2階の最後尾は立ち見を入れているようだった。アリーナは席ではなくスタンドで、これは前列に人が集中することを考慮してか、ブロックごとにフルでパンパンにはせずに、後方には余裕を持たせていた。もちろん花道なんかも無し。これが武道館を余裕で埋められるアーティストのライブか…。槇原敬之は360度全部に客を入れていたのでそこまででは無かったとはいえ、ここ5年くらいは黒幕空席隙間をしょっちゅう見ていたので圧倒された。

で、凄かったのがアリーナから2階のはじっこまで会場ほとんどがコアファングッズのタオルとTシャツを装備。ここまで揃いも揃って誰もがタオル装備とか正直初めて見る光景だった。

前の前の席なんて1列全員Tシャツ装備してた。何それ。2階の真ん中程度でもそんなコアっぷり。武道館でもライトリスナーがほとんどいないというこの圧倒的なファン数。それでMCで「グッズまだ余ってます」って最初から生産数もハンパないのか。さすがにこのご時世でもCD10万とか20万売ってるアーティストは桁が違う。昨年アリーナで見た浜崎あゆみは既に10万割れくらいの人気になっていたので、俺が見たライブの中ではその時点で恐らく最も売れているアーティストになるんじゃないかと思う。同じくスーパーアリーナでスピッツや平井堅も見た事があるけどあの辺りはかなりライトリスナーが多かったし。

アルバム何枚か買ってて、シングルで相当好きな曲がいくつかあるという程度の俺も今までなら聞いている方に入っていたんだろうけど今回ばかりは場違いもいいところ。そもそも文字通りに全員最後まで総立ちとかこれまた見た事ない光景。バラード曲でも誰も座らない。いや厳密には目をこらすと数名はいるような感じだが、発見が困難なレベル。まあ俺は気力体力が持たないので、アップテンポ以外は全部座ったけど、正直これはもう来ない方がいいな…と思った。しかしDEEN2日目に続いて手すり前だったので座ったら座ったで手すり生かしてのんびり見れる良ポジ。せっかくそんな良ポジなのにこれを生かさずしてどうするんだという。

結局のところ場違い感に気おされてほとんどノレずに地蔵してた。どのライブに行っても必ず発見できる地蔵仲間が全く見当たらなかったのは初めてだった。

ついでに書くと1曲目で耳も危険な状態に陥ったので、隠し持っていた耳栓を装備。これにて事なきを得た。何でこれまた俺だけこんなに耳が弱いのか分からないが、実際に1度この武道館の地で騒音性外傷になった経験がある(05年ZONE解散ライブの後、今までは寝て起きれば戻っていた耳鳴りが抜けずに耳鼻科送りになり、聴力検査の結果最悪戻らないかもしれないとの診断を受けるも1週間ほどの安静と投薬治療でようやく元に戻った)。それだけに耳がビリビリ言い始めたら危険信号。早急に手を打たなくてはならない。なんだこいつと思われようと己の身は己で守らねばならない。

それでもまあライブってのは1度は行ってみたいもので。いろいろ葛藤と矛盾が大変なんだよ。

 

1.Stage of the ground
2.fire fly
3.
虹を待つ人(配信限定)
4.
アルエ
5.
ゼロ
6.
ギルド
7.
花の名
8.
ダイヤモンド
9.
とっておきの唄
10.
ray(新曲)
11.
星の鳥 〜メーデー
12.K
13.
車輪の唄
14.
天体観測
15.supernova

アンコール
16.
真っ赤な空を見ただろうか
17.
宇宙飛行士への手紙

楽器降ろして終わると見せかけてもう1曲
18.ガラスのブルース

 

セットリストはこんな感じ。ベスト盤を引っ提げてのツアーなのでベスト選曲だが会場によってちょこちょこと曲は入れ替わっていたらしい。

演出面

・OP/EDにこないだのライブDVD/Blu-rayにも入っていたのと同じようなCGアニメーションが上映された。内容はぶっちゃけよく分からん。スクリーンはステージバックと東西の上部に設置されていた。俺の位置だと明らかに東のスクリーン見た方が見やすかったと思うのにそっち向いている人がほとんどいなかった(みんな機材とかで半分くらい見えないステージに目が行ってるように見えた)のは何故なのか。

テープシュポーンアリーナ風船ポーンポーン紙吹雪噴射などが行われた。序盤と終盤でやっていたのでやっぱ予算あるなぁ…と。なお名称は全て俺が勝手につけたものである。

ザイロバンドなるハイテクなリストバンドが全員に配布された。ランダムで6色くらいの中から1つ渡され、演出側が無線で操作する事で光るという仕組み。演出内容によっては特定の1色だけ光らせるとか、細かい明滅をさせるとか、そういった事も可能なようで色々な場面で照明の一環のように魅せる演出に使用されていた。そうか今や21世紀なんだと実感した。

MC面

・DVD/BDでの印象通り、メインで喋るのはベースの直井。パフォーマンス的にも動いていたのはこの人だった。

・ドラムの升はマイクを通しては1度も喋らず、話を振られた際にはドラムの上に立って肉声で叫んでいた。

・ボーカル藤原は中盤過ぎまで喋らなかったが、その後はわりかし喋っていた印象。ツアー長くてもういつ始まったか覚えてないと言い出すが観客に9月からと突っ込まれ思いっきり先月だったのでやっぱ今回短いなとか言ってたのが面白かった。相変わらず目元まで前髪で隠れているので顔の印象が未だにハッキリしない。どう考えても視界を遮っているとしか思えないんだけど、あれでちゃんと前が見えているのだろうか。BUMPと聞いてハッキリ顔が浮かぶのがボーカルではなくベースとドラムっていうのは個人的にはBUMPだけだ。

・ギターの増川はかなりシャイらしく、2度ほど話を振られたが照れてしまいほとんどまともに喋れず。ファンも分かっているのか、がんばれとか声援を送りまくっていた。34歳になったメンバーがそれなりに大人な雰囲気になっている中で、増川だけが未だに20代の好青年っぽさを残していた印象。

楽曲面

・前述のように俺の基準で耳栓が必要になるレベルの音量。耳栓したらちょうどいい音量だった。生で聞いていたらビリビリしちゃってボーカルとか聞こえなかったと思う。最後の2曲は耳栓取ってみたけど「宇宙飛行士への手紙」はまともに曲が聞けなかった。「ガラスのブルース」は同期音源をたぶん入れてなくてバンドの音だけだったと思うんだけどそのせいなのかなんとか聞けた。マジで俺以外の人間にあの爆音がどこまでちゃんと聞こえているのか知りたい。

・あちこち観客向けに歌詞を変えて歌っていたのが印象的。

・「虹を待つ人」だけ聞き覚えすら無かった。なんかみんな普通に合唱してるし、アルバム曲まで完全把握していない自らのにわかっぷりを痛感したが、後で調べたら出たばかりの配信限定曲(現時点でCD化されていない)だった。知らなかったわけだ…。覚えてなかったんじゃなくて本当に1度も聞いたことなかった。

・聞かせるバラードの「花の名」でも座る人が周囲にいなかったのが驚愕。強烈な場違い感を感じつつも身の安全を確保するために着席。

・このツアーでは中盤は離れ小島ステージでアコースティックをやるのが定番らしいが、武道館はそれが無いのでアコースティックコーナーはなし。代わりに超久々にやるという「とっておきの唄」とのことで、何か凄い貴重な空気が漂っていたが、特に思い入れも無いし、そもそも情報がこないだのライブ作品しかないのでこの曲のレア感とかも体感できなかった。またしても場違い感。

新曲「ray」は小文字で、1月発売予定のアルバム「RAY」は大文字だと丁寧に説明。さらに綾波レイとは関係ないから深読みするなとも(「アルエ」がそういう曲だった経緯からか?)。この「ray」はかなり同期の電子音がメインで鳴っている4つ打ち系の楽曲でBUMPとしては聞いたことのないような(※俺はライトリスナー)ダンス系っぽいサウンドだった。ここのところ大作ミディアムやアコースティックが多いのでかなり新鮮で好感触ではあった。ただCDだとドラムは打ち込みとかになってても不思議じゃないというかその方が自然なくらいの曲だった。

・なおこの新曲、実はまだ未完成で制作途中であり、歌入れもしていないらしい。アルバム発売が1月下旬とやや曖昧なのもまだ完成してないからのようだ。

・「天体観測」はやっぱ一体感が格別だった気がする。地蔵ながらこれは感動した。

・「スノースマイル」も「ハルジオン」も「ロストマン」も「HAPPY」も聞けなかったのでやや残念だったが最後になって「宇宙飛行士への手紙」が聞けたのでやはり地蔵ながらこれも感動した。ただイントロの音がズレてた(?)せいか歌の入りで思いっきり音程外してた。

・地蔵だけど合唱するようなところはちゃんと合唱してたよ。

というわけで総じていいライブだった。ライブDVD/Blu-rayから思っていたのと大体同じくらいの感じで、映像では省略されていたMCでもそこまでの意外性は無かったけど、1度は生で見ておきたかったので満足。そこそこファンだと思ってたけど正直ファンとの温度差は凄く感じたし、場違い感に気圧されてついていけなかったので改めてにわかリスナーだったなぁとも痛感。これは2度目は無いと思うけど、CDでは今後も聞き続けるし、アルバムも購入予定。細々とにわかファンを続けようと思う。

 

改めて「好きなアーティスト」を上から並べるとそれは当然CD基準になるわけだけど、「ライブに行きたいアーティスト」になると別格DEENの次は藍坊主でもLUNKHEADでもGOINGでもSCANDALでも女子流でもなくて、熊木杏里とMONKEY MAJIKになるんだよなぁ…。あとスピッツ。「好きなアーティスト」と「またライブに行きたいアーティスト」って全然違うんだなということを改めて感じた。

フェスとかに至っては身の安全のため誘われても行きたくないし、そもそも俺は相当変わっている。なら最初から行かなきゃいいわけでそういうリスナーもそれなりに数多いと思うんだけど、映像では分からないライブの良さは確かにあるわけで。ついていけないことの方が多いけどそれでもとりあえず1度は現場の空気を経験してみたいっていうアーティストはまだ何組かいる。


10月29日(火)

10/21〜10/27

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1776.html

・1〜3位合計17.8万枚。数字も回復してKinKi Kidsが圧勝。とはいえ2パターンジャニーズ商法だったのが3パターンジャニーズ商法に変わったのでその効果が見事に出た。連続1位がかかっているのとエグイド商法もあって1種増やした安全策だったが無くても大丈夫だったっぽい。通常盤でも大差無く売れているので、出れば全部買う鉄壁の固定ファンがガッチリいそうな感じ。初回Bの方が売れているのはPVでも滅多に踊らなくなっているので踊るKinKi KidsのPVの方が需要がある、ということか。

・エグイド商法の最終章、O社ミリオンへの後押しとなるCD再発により、サウンドスキャンでも集計され、あの時以来のランクイン。しかしLDH特有現象によりO社の数字より遥かに低い6位2.0万枚。

予定では肝心のO社ではこれにてミリオンのはずだったが、ミュージックカードに比べて動きが鈍くてまさかの届かない(99.2万)という失策。エグイド的には音源しか配布してないのでDVDの内容変えれば需要はあると踏んでいたんだろうけど…。デイリー初日が出た時点でもう出し尽くしていたのでさもO社の数値であるかのように細かい数字まで出してミリオン報道を流すというエイベックス伝統芸が久々に炸裂していただけにカッコ悪い。最終的にはO社達成も間違いないとはいえ、確実にここで決まる予定だったであろうだけに最後にちょっと計算が狂ってしまった。こんな世界を愛するのは難しい。

さかいゆうはアルバム待ちにするかシングルも追うか検討中。今週それ以外は関心なし。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1777.html

・なんかもう圧倒的な数字で嵐があっさり年間1位。合計70.1万枚。DVD付は4th〜6th以来なので7年ぶりだけど曲違いが無いので複数商法にはなっていない。10thは時間差複数商法で年間1位をもぎ取ったが、発売時点での複数商法無しは4作連続。その4作が圧倒的売上ということで相変わらずの一極集中状態が続いている。さすがに何だか長すぎて不思議な感じになってきた。

・配信で好調とされていたケラケラだがアルバムもあまり売れずサウンドスキャン20位圏外。O社では20位0.57万枚。着うたでのヒットがたかが知れていたのか(切り売りだからサビしかヒットしてないってことだし)、そこからCD購入に結び付くほどのリスナーを掴めていなかったのか。

・稲垣潤一が3年ぶりに『男と女』シリーズ第4弾を出したらまさかのO社35位0.3万枚。完全にブーム去ってる…。

嵐、ケラものがか…ケラケラはチェック予定。

 


10月27日(日)

通販限定色々

・星村麻衣の2ndミニアルバム『Good Today』が通販限定で発売。個人的には最も多いミディアム〜バラード路線に関してはさほど魅力を感じていないので2nd3rd4thアルバムなんかは正直そこまで好きじゃないんだけど、もっとカラフルでポップ寄りだった今作は今のところ好印象。同じミニアルバムだった前々作といい、曲数が少ない方が曲調が多彩で飽きないアルバムになっているような…。

こちらは自社通販限定ではなく、Amazonなどにも委託販売を行っている。

・対してAmazonは手数料が高いとして完全自社通販限定を貫いている浅岡雄也。延期していた『ミライノツクリカタ』がついに完成。自称シングルが完全に薄型CD-Rケースになっていたのでアルバムのフォーマットもグレードダウンしないか心配だったが、帯なしのカラーブックレット、普通のアルバムサイズのケースで、前作ではミスった背文字が片面無いといった不備も無く、グレードダウンはなし。生音重視路線も継続。内容的には前作同様にFOVからの王道的で勢いがある。打ち込み全開だった1stアルバムの「missing piece」も生演奏でリテイクする気合の入りよう。ベスト盤に先に入っていた「空の果て」がもう1度そのまま収録されたりはしているが、驚きにはマスタリングがビーイングの島田勝弘。今まではほぼ毎回異なる人物が担当していてしかも例外なく他の作品では見た事の無い名前だったので注視していなかったが、Birdman Mastreringという文字が一瞬目に入ったのでよく見てみたらMasahiro Shimadaになっていてビックリした。


10月24日(木)

ここ最近の2013秋ドラマ Vol.2

東京バンドワゴン 2話
学生が祖父が遺したレアな本をまとめて売りに出してきた。聞けば母親がオレオレ詐欺にあって金をだまし取られたという。また店では赤ちゃん置き去り事件が発生。金に困った若い夫婦のうち夫がオレオレ詐欺を働き、妻が子供と逃げてきたという。しかもこの妻と学生が兄弟と発覚。さらにレアな本にもからくりがあって、なんやかんやで300万円の価値があったと判明。マグロ漁船に乗る覚悟を決めていた夫だったが、学生が300万円を貸してくれたので無事解決。とりあえず学生の心の広さに乾杯。というわけで予告ではミステリー風だったけど今回も人情話だった。内容と予告の打ち方が噛み合ってないのがまずいんじゃないのか。

青(亀梨和也)とすずみ(多部未華子)は徐々に交流を深めるがまだ店にはやってきていない。しかもすずみのたった1人の家族だという父がいきなり入院している上に、ラストでは心電図が「-」に…。

 

安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜 1話
物理学の教授である黎士(木村拓哉)はある日突然、妹で准教授の七瀬(大島優子)と婚約者の麻陽(柴咲コウ)に自分は殺されると宣言し失踪。同じ研究をしていた研究者が既に全員死亡しており、死亡予定が書かれた謎の怪文書がネットに出回っていたので不安になる七瀬と麻陽だったが、怪文書では麻陽も何故かターゲットにされていた。死んでも守ると言い遺した黎士は100年後の未来から現れたロボットのラプラス(福田彩乃)に殺されてしまう。

翌日失意の麻陽の元にラプラスが襲撃を仕掛けてくるが、突如登場した黎士と同じ顔のARX II-13を名乗るアンドロイドが必ず守ると宣言して登場。しかし非現実な事態についていけない麻陽はとりあえず黎士を殺したのがラプラスだと理解すると無謀な特攻をぶちかまし、戦闘の邪魔をするのでただでさえ旧式で分が悪いらしいARX II-13は当初は善戦したが、その後はフルボッコにされて機能停止。まだ10機ほど各上のスペックを持つアンドロイドが残ってるそうだが、初回からこんなんで大丈夫なのかよ…。

そこに看護婦の格好をした陽気な修理アンドロイドのサプリ(本田翼)が登場し修理。サプリも知らなかった謎のOSアスラシステムを起動したARX II-13は再起動して驚異的な力でラプラスを圧倒して破壊。

黎士が殺されたことを知った麻陽は生きる気力を失っていたので自殺を試みるがARX II-13が阻止。しかし生きてる意味が無いと主張するのでARX II-13が射殺許可申請を出したら通っちゃった!そこ通るのかよ!「クライアント」とやらの要望で麻陽を守るのは絶対じゃなかったのかよ!というところで次回へ続く。

戦闘中に謎の女(桐谷美玲)が現れたり、刑事の葦母(遠藤憲一)の上司として登場した角城(平岡祐太)から果てしなく漂うアンドロイド臭とか、本田翼も桐谷美玲もかなり若さを生かしたカワイイ格好で出てきて、福田彩乃も個人的に芸人としての姿を全く知らないので普通にクールビュティー、OVER 30's WORLD柴咲コウでさえ20代前半の頃のラブストーリーで見せていた影のある感じが取れて普通にカワイイ感じになっているのに何で現役アイドルグループ所属の大島優子だけもっさいのかとか色々謎はあるがかなりぶっ飛んだSF大作になりそう。

2話
射殺許可が降りたのに何故か姿を消してしまったARX II-13。ただの"次回への引き"詐欺だった模様。サプリによる修理と充電を受ける事となる。その際に何だか未来の世界でも色々とあって大勢の仲間が破壊されたそうだが詳細は不明。

麻陽はやってきた同僚の星(桐谷健太)と会社に戻っていたがそこに次の刺客であるバルス(柿澤勇人)が襲い掛かってくる。どうやら同一個体が2体あったようで充電しているARX II-13と麻陽を別々に襲撃しようとしていたが、ARX II-13は充電を途中終了して罠を張っており、1体は罠にハマってドッカン。もう1体は七瀬を人質にして麻陽を呼び出すが、さっさとアスラシステムを起動したARX II-13が圧倒的な力で撃破。開始30分で戦闘が終了してしまった…。

その後は刑事の葦母がやってきてARX II-13の姿を見てしまったので黎士が生きていたことにするしかなく、半ばコメディ風に。葦母がマスコミにリークしたので本格的に黎士が生きている事にするしかなくなり、嘘の上塗りに苦悩した麻陽は七瀬にだけは本当の事を打ち明ける。

未来から来たという話は黎士がそういう研究をしていたのでわりとあっさり信じてくれたが、何故か激怒していきなり麻陽を「酷い女」呼ばわりして去ってしまう。凄い豹変ぶり…。ただでさえAKB48大島優子だからという理由だけで不当に叩かれてるのにあんまり不自然なシーン増やさないでくれよ

ARX II-13は秘密を誰かに喋ったら殺すことになっているので七瀬を殺しにいってしまい何だか物騒な展開に。ていうかARX II-13は散々他人に喋ったら殺す、俺が殺さなくても敵が殺すから同じ事だと予告しているのにさっさと喋っちゃう麻陽もどうかと…。それ以前に葦母がどっちにも消されそうな行動ばかり。最後まで生き残れるのかこの人。

また葦母にさえアンドロイドだと疑われていた角城は何やらラスボス臭を漂わせて高みの見物をしていたと思ったら、謎の女(桐谷美玲)を兄さんの話で茶化した(?)のが謎の女の逆鱗に触れたらしくあっさり破壊されてしまった。さすがに何もしてないのに退場とかありえないから『SPEC』の津田みたいにスペアがいっぱいいるんだろうきっとそうだろう。

もっとシリアスに突き進むのかと思ったけどコメディっぽくもなっていくのだろうか?今回敵もしょぼかったし改めて福田彩乃が1話で退場したのが悔やまれる…。

 

海の上の診療所 1話
瀬戸内海の巡回診療船で働くことになった瀬崎航太(松田翔太)は異常に女性に軽薄な野郎だった。ということで毎回訪れる島でゲスト女優にMajiでKoiしてFuraれるという異色な月9らしい。

最序盤では乃木坂46の生田絵梨花、桜井玲香、伊藤万理華が女子大生役で瀬崎とかけあいを。まだ船に乗る前で電車なのに船酔い必至の異常な揺れまくりカメラワークが駆使されて視聴者をふるいにかけたが何の演出だあれは。また前クールでは主演と会話した事すらなく、ほとんど主要キャストにも会わない別枠コントで終わった橋本とは対照的に主役とだけ絡んでさっそうと去っていく。果たしてどちらが月9女優なのか…。

今回は加藤あいに惚れて1人盛り上がり、勤め始めたばかりなのに結婚するからここに残ると盛大に痛い事を言い出すも加藤あいには高橋努という婚約者がいた。瀬崎が婚約者だと思っていた女性(高橋かおり)は姉だったという。わざわざ中の人の名字を同じ(当然役者同士が姉弟なわけではない)にするというフジ流のギャグだったのか。

また適当な診療だと思われた瀬崎の前日の診療が実は的確だったことが同じ医者の葵(藤原紀香)の見立てで発覚。一応痛いだけの奴にはならないようにフォローも挟みつつ、高橋努がぶっ倒れたので瀬崎が救って医療モノの定番解決パターンへ。

悪くは無かったけど主演が軽薄すぎる上に、相変わらずズレたフジテレビ路線でギャグの挟み方がいちいち寒い。Dr.コトーネタも乃木坂が出た最初の1回で十分なのに眞子(武井咲)とまでしつこく繰り返すもんだから寒いだけになっちゃうし。昔はフジのドラマが1番面白かったのにマジでどうした?

2話
今回の島のゲストは篠田麻里子。離島なので子供がいなくて村長の孫1人が生徒という小学校の先生。篠田は持病のぜんそくが悪化したので欠席が多く村長の信用を失い、さっさと次の先生を探されてクビ寸前だった。瀬崎は篠田に惚れて翌日の遠足に同行し、そのまま船を降りると宣言。

遠足の先で危険な斜面のところにある花を取ろうとした村長の孫は重傷を負ってしまう。探しにやってきた篠田も一緒に転落、喘息発症、天候悪化で土砂降りとテンプレートのような危機に…。篠田は無理して動けない村長の孫を担いで山中を動き回ったので、瀬崎が転落地点にやってきた時には既にいなくなっていた。戻ってこない2人を探しに向かった瀬崎も妙に呑気で、役場の人と合流して雨が降ってきてからようやく焦りだす始末。結局篠田は担いだまま自力で医療船までたどり着き保護されていた。自力でたどり着きましたは地味に斬新。

ていうか篠田と瀬崎だけじゃなくて役場のオッサンも同行し、さらに食事係として船のコックとスタッフ3名まで大挙して同行したのに全員揃って子供から目を離すとか信用問題以前だろこれ…。

村長は篠田1人を一方的に責めるというテンプレ通りの展開に。自信満々で同行した瀬崎や念のために同行させたと思われる役場職員の立場が無さすぎる。村長が言っている事もしごく真っ当とはいえ、これは全員処罰を受けるべきと思われたが、何故か全責任は篠田1人になってしまい、篠田はもう無理モードで島を出る覚悟を決めるが、眞子が村長にブチ切れて説教したので目が覚めた村長は掌返しであっさり謝罪。1番決めるべきところを今回は部外者のヒロインが持っていっちゃったよ!

それでも現在の体調では無理だと思われたが、瀬崎は当初村長が張り切ってリフォームして用意した篠田用の部屋の壁紙に使用していた接着剤の化学物質が原因で喘息が悪化していたと気づき、解決。解決に導きはしたけど主人公の活躍が地味すぎる…。

どうやってフラれるのかと思ったら、なんとさっきからずっと出ていた役場職員の中年ハゲがお相手だったという酷いギャグが炸裂。あまりの強引さに空気が凍りついたまま終了。結局月9は今期も完全なネタドラマか。

 

変身インタビュアーの憂鬱 1話
ロンゲで怪しい風貌の作家、白川(中丸雄一(変装Ver.))は100作目の作品執筆が1行も書けずにスランプに陥る。担当編集者の下日山(木村文乃)がやってきて実際の事件からヒントを得ようということになるが、インタビューが得意だと豪語する白川の風貌は怪しすぎて喫茶店のウェイトレスも逃げ出す始末。かねてからの趣味であり別の人間になる変装とやらを実行した白川は短髪の好青年(中丸雄一(本人Ver.))に変わり、下日山も思わず目を見張るほどに。その好青年っぷりを生かして99年に起きたチューリップ殺人事件(未解決)の聞き込み捜査に出向いた2人だったが…。

ということでワケの分からない世界観を提示するのみで初回は終了。木村文乃のハイテンションながらとぼけた眼鏡美人っぷりが唯一最高にして最大のポイント。中丸雄一の変装キャラにはかなり無理があった。2役として紹介されていて、別に青沼とかいう名前をつけていたので、てっきり完全な別人かと思ったら変装しただけだったとは。見た目が変わった以外は喋り方が少し変わった程度で変身というにはなんだかなって感じ。数回で次の事件に移っていくのかと思ったらキャスト固定のようなのでどうやら全話かけて「チューリップ殺人事件」とやらを描くつもりみたいだけど、宿泊する旅館でだけキモロンゲVer.で後は本人まんまVer.になるんだったら最初から本人まんまVer.で良かった気が…。ていうかカッコいい人がわざとダサい仮装をしているっていうのは「電車男」映画版の山田孝之のビフォアアフターと同じじゃないか。

JOKER氏脱退問題で一時主題歌の欄が空白になっていたが、予定通りにKAT-TUNが主題歌。しかしほとんど使われていなかった…。

 

よろず占い処 陰陽屋へようこそ 3話
1,2話で怪しげにうろついていた怖そうな男、槙原(駿河太郎)は祥明(錦戸亮)の幼馴染でかなりフランクな奴だった。いきなり過去をバラされそうになったので連れて行ってしまったが、祥明は両親にしばらく会ってなくてお坊ちゃまだったらしい。この槙原が依頼人の波瑠を連れてきた。

祖母が亡くなり、本物の遺書を隠したので見つけた人に全財産あげるという遺言があり、子供達(といっても既に初老)5人が必死に探しているが波瑠の母は末っ子ということもあって邪険にされた挙句に体調を崩してしまったという。あんな伯父叔母連中に遺産を渡したくないので手伝ってくれという波瑠。最早占いすら関係ない気がするが、遺産が莫大だと知った祥明は瞬太(知念侑李)と運転手として路子(倉科カナ)もつれて群馬の田舎へ。

路子がガリレオミュージックに載せてガリレオパロディをやるというギャグもあったが、瞬太のツッコミが「どっかで見たような…」という弱めなツッコミだったのが物足りない。音楽まで借りてきてCGまで使って本格的にパロってるんだから「どっかで見たような…」じゃツッコミが弱すぎる。

祥明はさっさと真相に辿りついて1人のんびり。終わった頃にやってきて子供の頃誕生日にケーキを分け合った事を思い出してほしくてケーキ屋に遺書が預けてあったと真相を語る。遺産を平等に分配するように導き、THE いい人で帰還した祥明だったが、後日全員から少しずつ謝礼をもらって5倍界王拳。意外とホクホクに。

祥明と反発する路子のコンビがここに来ていい感じに生き生きしてきた感じはするんだけど、瞬太の存在が祥明に対して否定的でも肯定的でもないせいで3人で行動しててもどうにもポジションが中途半端になってきた。両親の結婚記念日だったのでプレゼントするために遺産ゲットボーナスを狙うという優しい息子っぷりは良かったんだけど、もう少しツッコミキャラにした方が存在が立つような。

 

SPEC〜零〜
2010年放送の連ドラ版より前の話を描いた話。昨年漫画及び小説で発表されていたものをほぼ忠実に映像化した形だが、当時高校2年生だった神木隆之介がかなり成長してしまい、連ドラの前の話なのにかなりたくましくなってしまった…。

2003年、当麻(戸田恵梨香)の両親と弟が飛行機事故で死亡。高校生だった当麻は「ケイゾク」弐係の近藤(徳井優)からSPECにより殺されたと伝えられる。原作だとこれは「ケイゾク」主人公の柴田(中谷美紀)の役割だったんだけど、中谷美紀を出演させる気はないのか普通に拒否られらのか近藤に差し替えか…。

ただ連ドラ時代にはほのめかし程度だったのに、「柴田」という名前が飛び交い柴田の命令でミショウがスタートしたという事で野々村(竜雷太)と近藤の「ケイゾク」からの継続コンビは柴田の名前を何度か出したり、「ケイゾク」の音楽が流れたり、柴田のものと思われる服だけ映ったりするファンサービスも。ここまでして逆に出てこれないってやっぱ出演拒否でもされてるのか?しかも「SPEC」では今まで一切触れられず原作にもそんなことは書いてなかったのに、いきなり「真山(渡部篤郎)くんは殉職だったそうだね」などというショッキングな台詞がさらっと差し込まれていた。そんな馬鹿な!これが1番ショックなんだけど!

というわけで2009年。当麻がミショウにやってきて、心臓が直接握りつぶされているという謎の連続不審死事件を捜査。恐らく体内に直接手を入れることのできるSPECだろうと推測される。連続で殺されている結社のボスであるディアブロ(大杉漣)はニノマエ(神木隆之介)を海外から呼び寄せ、地居(城田優)を側近につかせて犯人確保を依頼する。既にニノマエを名乗っているので地居に記憶操作されていたようだが、さらに当麻の爆弾で殺されたという記憶を刷り込まれたニノマエは当麻殺害に執念を燃やし始める。

当麻の危機を救ったアメリカ時代の友人ナンシー(Simone)をあっさり殺害したニノマエは、当麻がたどり着いた先ほどの事件の犯人の真帆(川島海荷)も殺害。怒った当麻は能力をフル使用し、電撃使いのナンシーを召喚してディアブロを確保するとニノマエと一騎打ちして勝利するが、最後の最後で逃げられてしまい左手を切られてしまい連ドラへ続く、と。

この時期のニノマエは連ドラ時代より怖かったが、当麻もけっこう過激で終盤はナンシーを呼び出してディアブロの部下を全員感電死させたり、ディアブロを殺したがっていた真帆の無念を汲んで、わざわざ能力で呼び寄せて殺させてあげたりと自分は直接手は下さないものの、呼び出した死者が殺人を犯す分には法律上問題ないということなのかガンガン殺りまくっていたのが印象的。

瀬文(加瀬亮)の出番は原作には無かったので、軽く付け加えた程度だったがどうせなら何で志村が操られていたのかとかその辺も再現してほしかった。

戸田・加瀬それぞれの高校時代と福田沙紀の中学時代を無理やり本人が演じていたのがほとんどコスプレギャグだったのは笑えた。福田沙紀の場合はさすがに苦しすぎるせいかテロップで「中学生・・・・・・・」って表示されてたし。


10月22日(火)

10/14〜10/20

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1774.html

・2PMは3種のうち通常盤がダントツで1位になっているのがポイント。3種全てに入っているトレカが全部で7種あり、そのうちの6種がメンバーそれぞれのフォトカードにしてそのメンバーとハイタッチができるハイタッチ参加券でもあるという恒例の2PMAM商法。なおもう1種はプレゼント応募券。目当てのメンバーを当てるために複数買いするには1番安い通常盤が効率がいい。ここまで明確に初回A,Bと差が出ているし、毎回2PMや2AMはブック●フに行けばかなり並んでいるのでそういうことなんだろう。

・EXILE ATSUSHIはエグイド商法もやらずに真っ向勝負する方針なのか実に素直な結果に。12位0.88万枚(O社では+1万)とは…しかし…。

・O社でのHALLOWEEN PARTYは別集計ではなく加算集計。別バージョンが1曲増えたのに加算なのか、とも思ったけどそれで別集計にしてたらC/W違いの複数商法を合算させられなくなってしまう、と考えたら凄くしっくりきた。

今週チェック予定はRADWIMPS、ポルノグラフィティ。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1775.html

・3パターンジャニーズ商法で関ジャニ∞が1〜3位を余裕で独占。合計33.6万枚ってベスト盤も越えて連続最高初動更新。アルバム買いのファンが増えているのか?

・MONKEY MAJIKはついにO社でのオリジナルアルバムの連続トップ10入りが途切れたか…。

今週チェック予定は秦基博。

 

週を追うごとに書きたい事も無くなってきたのでこのコーナーもいずれチェック予定のシングル、アルバムのメモ代わりになる日も近い。

 

鈴木亜美が15周年でイチ・ゴ栽培

音楽ニュースですらなかったという、ダジャレ記事。何がしたいんだ…。15周年なのに1発ギャグしかやらせてもらえないなんて泣けてきた。

 

・DEENが着うた5種切り売り商法をまたやるらしい。

「CDTV」でも申し分程度にやっている着うたチャートが信用できないのは全員が切り売りしているので切り売り数がそのまま全員界王拳商法になるけど切った数で差が出る上に、ぼちぼちこういう商法が出てきているから。着うたの方がヒットを映すと言われている時期もあったが、そもそも「サビが流行っている」だけだったわけで、衰退期に入ってきてやっぱりCDと同じ複数商法の渦の中へ…。フル配信、PC配信ではどうなる?

ユーザーとしてはCDに1000〜3000円払ってようやく応募できるよりも525円で応募できるんだから経済的ではあるけど。

 

・「あの頃は良かった」懐古ブームは今なお盛り上がっていく一方だが、ネットがだいぶ普及してから10年以上経過してきたので「あの頃」の枠に、ミリオンが出なくなっていた01年以降も含まれ始めた。小室系がいつの間にかあの頃は良かったの代表格として再評価されているようにもうそろそろORANGE RANGEや大塚愛が再評価される時代が来るはずだ。

こうして時代は巡っていくわけだけど、唯一巡ってないのは10年前や20年前のトップアーティストが今もトップのままという上がつっかえて若手がアラサーになっても若手のままで入れ替わりができなくなった現状。「あの頃は良かった」にもやがて変化が訪れるかもしれない。


10月19日(土)

ここ最近の2013秋ドラマ Vol.1

よろず占い処 陰陽屋へようこそ 1話
東京都王子の商店街に元ホストの安倍祥明(錦戸亮)というあからさまに偽名っぽい男が突如出現して陰陽屋という占い屋を開業する。怪しいものはお断りだと商店街は追い出そうと画策するが、早速相談にやってきた高校1年生の瞬太(知念侑李)の母親のみどり(南野陽子)は祥明の話術にすっかりコロッと言ってしまう。料金1万円に激怒して殴り掛かった瞬太はツボを破壊。強制的にバイトをすることに。

小学生の少女から両親の家庭内暴力の相談を受けた祥明はやる気が無かったが逆に瞬太がやる気になって突撃。担任の路子(倉科カナ)も心配して後を追い、その祖父で陰陽屋の上で居酒屋をやっている源次郎(杉良太郎)に色々言われてしぶしぶ出向いてきた祥明。娘の気持ちに気づいていないという真っ当な説得に加えてあれもこれもストレスの原因は全部祟りのせいにするという強引な説得をかますが、全部祟りのせいにすることは夫婦にとっては意外と最良の解決方法だった…ということでスッキリ解決。

2話
商店街のラーメン屋の店主濱田マリが最近客足が遠のいたのは呪いのせいだと相談にやってきた。断ろうとした祥明だが、商店街の連中を言いくるめて追い出す方向に持っていってもいいんだと半ば脅迫されて調べることに。ほどなくネットの書き込みに悪評が書かれている事が判明。さらに息子が漫画家を目指していたが親父が死んだので店の手伝いに戻ったと判明。この時点でもう犯人が見えてしまったが案の定、息子が犯人だった。

濱田マリもすぐに気づいたがあえて何も言わずに息子を応援。祥明にその推理を聞かされた息子は帰ってきたら祥明の言うとおりだったので号泣反省するのだった。

また一方で瞬太が神社に捨てられていた捨て子だという書き込みがネット上で発見される。すぐに学校側が削除の要請をしたので瞬太や家族には知られなかったものの、路子は両親に確認しに行く。するとあっけからんと認める両親。瞬太には幼い頃に話したが覚えているかどうかと曖昧なのでとりあえず知られないようにしようとするが、瞬太もとっくに気づいていた。家族だから気遣える事もあるんだと何だかまとまった感じのところで終了。

毎回こんな感じで霊能力ゼロの祥明が元No.1ホストの話術で適当を並べて事態を解決するエセ霊能話らしい。占いなんてのは所詮エンターテイメントであるとか心の問題が解決するならそれでいいというスタンスは、何年か前のスピリチュアルブームの片棒を担いでいたのと同じTV局とは思えないほど。あの当時だったらインチキ占い師を扱っただけで某女占い師に抗議されて当時の月9『トップキャスター』3話が欠番にされてしまったくらいなので、間違いなく企画が通らなかったドラマだと思うけど時代は変わるものだ。

11月に20歳を迎えるHey! Say JUMP知念君がまさかの高校1年生役Hey! Say JUMPももう今年で森本龍太郎以外は全員20代になる。いくら若手が若手イメージのままとはいえ、高校1年って…。最初から年齢が上のキャストを当て込んでいる学園モノならまだしも別に高校3年生にしても問題なかったような設定のドラマなのにわざわざ1年生にした理由が気になる。しかも捨て子でしたと2話で発覚って…。今後何かあるのだろうか。

また杉良太郎が若々しいので倉科カナと親子かと思ったらだった。倉科カナより先に登場したがチョイ役だった神社の巫女さんにAKB48の柏木由紀。正直この人苦手なんだけど巫女衣装が似合いすぎ。

 

独身貴族 1話
人付き合いを好まずシングルライフを愛し結婚しない主義を貫く独身貴族の草g剛、契約社員をしながらシナリオライターを目指しつつ芽が出ず結婚も出来ない結婚難民の北川景子、草gの弟で妻と離婚協議中の離婚勇者の伊藤英明によるラブストーリー。

独身を謳歌しているから貴族なのかと思ったら草gは映画会社社長役でリアル貴族、弟の伊藤英明もそのまま兄弟経営で専務、オーナーは何故か母ではなく叔母という設定でデヴィ夫人。

草gの映画会社は抱えている企画がシナリオライター(撮影中に石田太郎が亡くなったので津川雅彦が代役)が脚本を書いてくれずに危機に陥っており、オーナーで叔母のデヴィ夫人から結婚を迫られ平岩紙(ファブリーズCMの人)と見合いするが超絶に話が合わずに苦悩するといった展開。

接点のない庶民の北川景子がこれら貴族とどう接点を持つのかと思ったら、友人の西原亜希がハウスキーパーなのでその手伝いとして北川が参加。その仕事先が草gの家で脚本をこっそり置いていった。信頼関係は樫の木並だと言っていた津川が樫の木は折れたと書き残して逃亡したので焦っていた草gが帰宅すると置いていった北川の脚本が…というザッツ90年代のような展開。しかも草gたちは津川の名前で北川の脚本を使用してしまい…。全く続きが気にならねぇ…。

独身貴族草gの独身哲学はドラマ的には面白いし、他のキャストもみんな好きなんだけどどうにもノリが何もかも時代錯誤級に古すぎてしんどい。しかも独身哲学を強調しすぎるあまり、草gが社長として優秀には全く見えないどころか津川に単に親戚が裕福なのを継いだだけで無能だとコケにされて泣き崩れる始末。この中途半端にバブル期と庶民をチャンポンしたみたいなノリは先日の夏ドラマでも大敗したフジテレビ最大のズレた部分なんじゃないかと思う。思いっきりファンタジーに振り切れずに中途半端に今風(不況・苦労など負の部分)な事をするので夢も見れなきゃ共感もできないという。いつからこうなったんだろう。

なおまたしてもキスマイ藤ヶ谷がSMAPバーター後輩ポジ。このパターンもそろそろ飽きた。せめて伊藤英明に該当するような相棒的存在で活躍させてくれれば今後に生かせるんだろうけど、今回も脇役以外の何物でもない。こんなポジションのまま20代を終えさせてしまうつもりなのか。

というわけで今作は1話切り確定。

 

クロコーチ 1話
県議員の郷田(石丸謙二郎)が愛人を殺害してしまい、その処理を黒河内(長瀬智也)に依頼。いきなり殺害された愛人が全裸でおっぱい全開なのも10時台なのに驚きだったが、冒頭から殺人事件の隠ぺいを図る刑事の主人公というダーク映像が。

新人キャリアの清家(剛力彩芽)が事件を担当することになり、さらに黒河内を内偵するためにコンビを組むことになるが、黒河内は郷田を監禁していた。黒河内は県知事の沢渡(渡部篤郎)が8年前に起こした殺人事件の証言を取り、さらに45年前の3億円事件の犯人を追っているらしい。しかし遺書を残した郷田は自殺。証拠を探りに行った郷田の別荘では何者かに襲撃されてしまう。

隙をついて撃ち殺した黒河内だったが使用したのが8年前の証拠の銃だわ、あっさり死亡した襲撃者2人は公式人物相関図にも載っていたレギュラーの刑事だと思われた東幹久と金子賢だったわと何だかハードな展開に。ていうか他の刑事役の俳優よりも知名度が高いこの2人を役の印象も残らないうちに死体にするとはなんたる無駄遣い…。結局沢渡を追い込んで知事選出馬を断念させ、任意同行まではさせたが沢渡は不敵に微笑んでいるところで次回へ続く。ラストカットは東幹久と金子賢の死体を山中で埋めている黒河内というかなりブラックなものだったが、悪徳刑事が主人公というのは新しいかも。

 

2話
黒河内の策略で逮捕に導いた沢渡だったが取り調べにも微笑みを浮かべるだけで拘留期限が迫っていく。沢渡の側近で生き残っている橋本(小木茂光)の自供が頼りだったが喋ったら殺されると取り乱した橋本は倒れてしまい自宅帰宅に。そこには既に現場に毛を残さないために全身剃毛した全裸姿で殺し屋(渡部豪太)が手配されており、家族は殺害されており、橋本も殺されてしまう。先週のおっぱいに続いて今週は男のお尻。全裸が好きなのかこのドラマ。

警察に自ら怪文書を送り、一時拘留されて身の安全を確保していた黒河内だったが、清家が色々気づいてしまったので真犯人に狙われてしまい、渡部豪太が清家の元に手配されてきたところで確保。しかし警察に連れてきたところ、急に本部長の堂島 (風間杜夫) が渡部を執拗に挑発。キレた渡部が拳銃を奪ったので正当防衛で堂島が射殺。

堂島の息子が渡部で、警察官になる夢に挫折して精神を病んだ渡部は殺し屋になり、あちこちで犯行を重ねていたらしく最近それを知った堂島は保身のためにそのことを隠そうとしていたが、清家が気づきかけたので清家殺害を指示していたらしい。

特に証拠も無いのに黒河内と清家がその話を突き付けたらあっさり認める堂島。捕まえずにさらに情報を聞き出そうとする黒河内だったが、空気の読めない清家が通報しようとしたので黒河内がこれから色々聞きだすんだから余計なことするなと止めている間に堂島はあっさり飛び降り自殺。こうして沢渡は釈放され、黒河内の立場がヤバく…。

先週キャラも固まる前から刑事の東幹久と金子賢が敵として襲い掛かってきてやむを得ず射殺して埋めたわけだけど、今週も早くも2人退場。これは毎週退場していくのだろうか…。

 

都市伝説の女 1話
昨年春クールの続編。月子(長澤まさみ)がFBIに行ってしまったところで終わったが、FBIでも都市伝説を追いかけていたら偶然でかい事件を解決したとかで雑誌の表紙を飾り、大統領とも握手して凱旋帰国して記者会見というかなりふざけた設定で帰国。一時帰還と言っていたのに、警視総監に昇進した武(伊武雅刀)が丹内(竹中直人)と柴山(平山浩行)を引っ張ってきて新たに非科学事件捜査班(UIU)を立ち上げてそこで捜査をするということに。

早速富士ロケをして月子が元々帰国した理由である富士山の都市伝説シンポジウム参加のために訪れた本栖湖で参加予定の瀬川亮が殺される事件が起こり、モッシーか樹海の民かと騒ぐ話に。

例によって結果的には婚約者の須藤理彩が犯人でその弟が共犯だった。2人の父親は25年前に失踪していたが実は母が殺害し本栖湖に埋めていた。それを霧の中で目撃していた瀬川亮と友人はモッシーだと驚いていたが、モッシーの研究を続けてきた瀬川は真実に気づいてしまい研究者として間違った事実を公表し続けたくないから明かすといって須藤と揉めて殺されたという。

月子の推理でははずみで殺したという事だったが、須藤はわざわざ自分から岩で殴りにいったと自供。事件は解決したが例によって樹海で迷った時に導いてくれたのは樹海の民だったとか、最後にバックでモッシーが浮上(気づいていない)するとか都市伝説をほのめかして終了。

続編という事でノリは前より上がっていた感じ。鑑識の勝浦(溝端淳平)や別の課の郷原(宅間孝行)、月子の妹の都子(秋月成美)もそのままだったが、展開上いなくても問題が無い丹内班だった他の刑事はリストラ。新たに鑑識の上司に大久保佳代子が登場。月子に対抗したり、勝浦を誘惑したりするギャグ要員らしいんだけど、何なのこの人。光浦の相方の地味なほう芸人だったはずなのに急にブレイクしたとかで先日の月9にまでねじ込まれていたけど、無表情のまま押しの強さを見せる芸風はつまらなくはないけどストーリーに何の関係も無くて邪魔なんだけど…。しかも忙しいせいか2話では早速出番がほとんど無い始末。

またコンピューター専門の刑事として高月彩良も新登場。秋月成美もまだ16歳なのに19歳だったりするけど、高月に至っては16歳なのに23歳新人刑事役とは…。

あと宅間孝行がわずか1年半でなんだかまるっとしていたので最初本人なのか分からなかったが劇中でも「太った?」「言うな!」とかアドリブらしき小ネタが入ってて笑った。参考画像:前作今作

 

2話
六甲山で流星群を見ていた夫婦が記憶を失った状態で羽田空港付近で見つかり、妻の酒井美紀の友人だった長澤奈央が死んでいた。新車の車のメーターがほとんど動いていなかったので、月子はUFOが絡んでいる事件だとして捜査を開始。なお酒井の夫は先週「クロコーチ」で速攻退場して埋められた金子賢

長澤奈央があちこちで浮気してて浮気相手がどうとか金子賢と不倫していたとか様々な情報が錯そうしてゴチャゴチャしたが最終的には長澤奈央の夫の近江谷太朗が犯人。金子酒井はドラッグで意識を失わされ、まるでUFOにさらわれたかのように装われてトラックで車ごと搬送されていたというオチだった。

神戸在住の人たちの話だったので東京での長澤奈央の浮気相手以外はゲスト4人が関西弁だったけど、4人とも全員関西出身じゃないので何だか付け焼刃っぽくて不自然だった…。

長澤奈央の方が富豪で近江谷太朗は経営していたカフェが破綻寸前だったという収入格差があって、若い男に不自由してなかったのに長澤奈央が遥かに年上の近江谷太朗と結婚したのは何故だ…というのが最大のツッコミどころか。

前作での長澤まさみは髪が明るくてボッサボサしていたので何だかイマイチだったが、今回は全体的に落ち着きつつも前作よりも色気が増している印象。気がつけば「世界の中心で愛をさけぶ」のあの瑞々しかった頃から早10年(公開は04年)なのか…大人になるわけだ…。

 

東京バンドワゴン 1話
東京下町の古本屋&カフェ「東京バンドワゴン」で暮らす家族が毎回色々人情話を繰り広げるヒューマンドラマ。といった感じでいいのだろうか。

家族四世代が暮らしているということで平泉成の息子が玉置浩二でその子供がミムラ、金子ノブアキ、亀梨和也。金子の妻が平愛梨でシングルマザーのミムラに10歳の娘、金子と平夫妻に小学校1年生の息子。公式ではこの子供2人に「孫」と書かれているがこれは玉置浩二にとって孫なわけで、平泉成にとっては亀梨、金子、ミムラが孫、その下の子供たちは「ひ孫」になるわけだから何だか凄い。玉置の妻も平泉の妻も他界している設定なのであまりそんな大規模な4世帯家族に見えないんだけど、現代でこういう感じって凄く新鮮な感じがする。

大きな事件が起きるわけでは無いけど毎回ドタバタしながらもおせっかいな家族の人たちが問題を解決したりする話らしい。今回もけっこうホロリとするところもあり。2番手の多部未華子はほとんど登場せず、進展はここから先になりそうだ。

基本的にミムラが画家とか金子がフリーライターとか本職はあるんだけど全員が家業を手伝っている感じだが、主役の亀梨だけは「添乗員」という単語が何度か出てきたので本職は旅行添乗員らしいんだけど、仕事が入らないという描写しか無かったので何している人なのかちょっと分かりにくかった。

玉置浩二はもうまんま2010年以降の玉置浩二。「LOVEだねぇ」を連呼する陽気な役どころ。05年の『あいのうた』以来のドラマ出演だけど、最早別人のようだ。90年代には数々のドラマで名演技を見せていたものの、現在の状態で演技ができるのか不安だったが、こんなそのまんまなはまり役があったとは…。

終盤では伝説のロッカーだった経歴を生かして劇中でそのまま主題歌を歌唱。よく見たらバックバンドは安全地帯!なのに主題歌の名義は玉置浩二のソロ!何故だ…。しかも勝手にビルの屋上でライブしたので1度逮捕されたんだけど安全地帯メンバーは逃げおおせたのか玉置1人しか逮捕されていなかった。


10月17日(木)

ここ最近の2013秋SPドラマ


松本清張原作で何度も設定を変えながら映像化されている作品を松雪泰子主演で映像化。2番手が田中麗奈だったので見てみた。

昭和22年、九州の田舎で女優になる夢を持ち、上京資金を溜めていた松雪泰子は、紳士な雰囲気の坂口憲二と出会い恋仲に。坂口は優しい男で女優の夢への理解を示し、監督と知り合いだと言い、金銭を要求。大金を手渡した松雪だったが、坂口は紳士でも何でもないただのチンピラ風情なプー太郎という案の定な奴で金目当ての犯行だった。

てっきりドロンしたのかと思いきやさらに金を要求し、松雪に疑われると本性を見せて奴隷扱い。殺害を決意し、温泉旅行に誘い出した松雪だったがそうとは知らずにさらに暴言を浴びせた坂口は、当初の予定よりも明らかにハードに滅多刺しにされてしまう。哀れ。

しかし行きの汽車に乗っていた時に坂口の幼馴染でちょうど嫁ぎに向かっていた田中麗奈と遭遇。顔を見られた事が唯一の気がかりだった松雪は、映画の仕事を避けて舞台専門で女優の道を邁進。だがその才能が監督の目に留まり、映画デビュー。武田真治主演の次回作ではヒロインに推されるが、武田は当時のスターだった稲森いずみに御執心。松雪は呼ばれても無いパーティーの潜入し、武田を誘惑し、ヒロインの座を奪い返す。

この映画で広く顔が知られるのを恐れた松雪は、田中麗奈の殺害計画を練り、貧乏農家でつつましくも幸せに暮らしていた田中麗奈を京都に呼び出す手紙を送りつける。わざわざ殺害シュミレーションまで妄想してほくそ笑む松雪。しかし田中麗奈の夫の助言で警察に話が行ってしまい刑事が同行することに。

待ち合わせ直前の食事処で偶然席が隣になり、警察が同行している事実と田中麗奈が顔も覚えてないと言っているのを聞いた松雪は激しく動揺しながらも計画を中止。京都のど真ん中で高笑いして転がりながら9年間の杞憂から開放される。喜びすぎてだいぶ不審者になってますが…。

武田もあっさり踏み台にした松雪だったがラストシーンを監督と相談し、煙草を吸うシーンに変更したのが仇となり、珍しく夫に連れ出されて生まれて初めて映画を見た田中麗奈は煙草を吸うしぐさで坂口と一緒にいた女=松雪を確信。

主演作の記者会見中に刑事と田中麗奈が乗り込んできたことで全てを悟った松雪は、田中殺害用に入手した青酸カリを何故か所持しており、そのまま静かに…。完。

と、なんだか時代性のある話だった。田中麗奈の変わらぬ美しさは安定。自殺した事はあったけど殺された事はまだ無かったように記憶しているが、今回も殺されなかった。若い頃はけだるそうな雰囲気だったがここ最近は幸薄そうな役をやらせたら木村多江と並んで文句なしといった感じの松雪も新たな魅力が出ている気がするけど、稲森いずみはやっぱり普通に老けたなぁ…。

 

夜にも奇妙な物語

0.03フレームの女
夏菜主演。映像編集者の夏菜が相棒の宮田俊哉(Kis-My-Ft2)と編集していた映像の中の0.03フレームに謎の女の姿が映っていた。ムチャな仕事要求に辟易としていた夏菜は遊びでそのまま納品したが、主演女優が自殺、社長が自殺、監督が自殺、社員が自殺と呪い連発。ビビった2人は放送を取り消そうとするが、テープを持って逃げる際にTV局の人と宮田も転落死。1人残された夏菜は謎の女を削除しようとするが消せない。恐怖がクライマックスになったところで女が動き「消すなーーー!」完!!

散々恐怖を煽っておいてオチ無し。近年でも稀に見る容赦ないホラーっぷりだったので何この投げっぱなし…。

 

水を預かる
香取慎吾主演。売れないシナリオライターの香取は締切に追われるが1行もかけずにいた。ほとんど香取の自作自演妄想芝居が延々続き、そんな中でエロい格好した夏帆が水を預かってくれとやってきて水を置いていったのでさらに妄想炸裂。オチは夏帆が小人族を買っていたというメルヘンちっくなものだったがそんなわけないだろ!と香取自ら否定してもう1度乗り込むとそこには砂漠になった世界が…。世界が滅亡して砂漠化しており、最後の水1本でどこまで生き延びられるかという現実から目を背けるためのオール妄想だったという飛躍したオチだった。

先日の深夜ドラマでも真野恵里菜と一緒にエロ系路線を開拓していたそうだが、今回の夏帆も完全にセクシー要員。いつの間にか成長したものだ…。

 

人間電子レンジ
志賀廣太郎主演。今月の営業成績ゼロの疲れ切った営業マン志賀廣太郎が、娘の真野恵里菜がボーナスで買った(ということはOL設定か?)という人間のハートを熱くする人間電子レンジの力で松●修●みたいな熱血な営業マンになり革命を起こすという話。しかし体力は戻らないのに無理をした挙句にひったくり犯にあっさりのされてしまい、心配した妻は前のあなたでも構わないと言い出す。いい感じの両親を見た真野ちゃんが2人をまとめて電子レンジに入れると…1年後に弟が生まれたという彼方に投げ込んだオチだった…。

ていうかこれそもそもノルマに押しつぶされそうなこの社会の犠牲者が社畜になっただけの話じゃねぇかよ。

 

仮婚
石原さとみ主演。同級生が次々結婚して少し焦ってきた石原の前に2日間だけ結婚を疑似体験する「仮婚」職員が営業にやってくる。無料体験でエコノミークラス(フリーター)の笠原秀幸と仮婚した石原。家事全般をこなし優しい笠原に好感触を得た石原だったが、その後のビジネスクラス(銀行員)は仕事が忙しくほとんど交流が無く、ファーストクラス(金持ちボンボン)は次元が違う&親の資産で富豪なだけでイマイチ。最初の笠原秀幸が1番良かったのでもう1回お願いしたいと頼む石原さとみだったが笠原は辞めてしまっていた。しかし偶然再会し、2人はカップル成立。ルンルンな石原さとみだったが…実は「仮婚」システム時代がフェイクで実態は働きたくない男の為の主夫養成会社だった。徹底的な主夫としての技術と優しさを叩きこんで育成し、あえてイマイチな銀行員や金持ちを刺客として送り込むことで、働き者の女性のハートをゲットし男が働かずに主夫として生きる。もっと笠原に裏の顔があるとかいうオチが来ると思ったけど、笠原が叶えたい夢があるからフリーターやっているというのは主夫として生きる事=働かない事だった。これはなかなか現代においては一定のニーズに沿ったビジネスじゃないかこれ…。これで家事も全部女任せの完全なるヒモだったらさすがに眼が覚めて破局だろうけど、家事全般を叩きこまれて主夫としての仕事はちゃんとやってるわけで、一定のラインは守っている。社畜風刺話の後にこんな対極の話をやるというシャレの利かせ方が最高に笑えた。

 

ある日、爆弾がおちてきて
松坂桃李主演。3浪している松坂桃李が予備校の屋上で黄昏ていたら黒木華が降ってきた。自分は爆弾であり、ドキドキが高まると時計が進み爆発すると言い出す黒木華。ひとしきり遊び終えた後に、改めて話を聞くと関東一円が吹っ飛ぶというのでようやく深刻さに気付いた松坂は拒絶。拒絶するの遅すぎる気がするが…。高校時代に1度だけ話した事があり、ちょっと両想いっぽい感じになったのに、それっきり話すことが無かったという心臓病を患っていた同級生の黒木華と同一人物だと悟った松坂桃李は思い出の丘へ足を運び再会。改めて思いを告白してクライマックスのキスを迫る黒木だったが、現在の松坂桃李には彼女がいたのでそれを察した黒木は消滅。同時刻に黒木が病院で死んだという報が入り、何だか切ない感じで終了。

ドキドキしたら爆発するというのにあっさり流されるがままに協力するのはどうかと思うが、死を目前に控えていた黒木がキスしたら本当に関東もろとも吹っ飛ばしていたのかは謎…。黒木がセーラー姿だったのであの頃の姿のまま具現化してきたってことなんだろうけど。それよりも松坂桃李が現在の彼女にも黒木にも「おでこがお父さんっぽい」「そこが好き」と黒木にも現彼女にも言われ、最後には自ら「オレ将来ハゲるかもな」と言い出すなど、普段前髪で完全ガードしているので禁句なのかと思ったら額広いキャラを打ち出しまくっていたのはなんなのか。10年後に向けての保険のつもりなのか。こういう潔さにはハゲまされるよね。


10月15日(火)

10/7〜10/13

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1772.html

・Sound Horizonが1位。8位にも通常盤で合計4.9万。

・合計では10.6万枚だがSexy Zoneは4種分散。メンバーは5人だが中島・佐藤・菊池の3人それぞれのソロ曲収録盤と通常盤。キスマイもフロント3人だけ完全セパレートしているが、最近のジャニーズはグループ内でも偉く差別するなぁ…。V6のカミセン、トニセンの頃はもう少し表面的には平等にやってたのに。Sexy Zoneはこの4種に加えてショップ限定盤も存在し、何か色々と派手なキャンペーンを実施。クリアファイルをメンバー指定で選べるので売切れていく様子が垣間見えているが、どうやら1番人気は中島健人のようだ。

・O社ではもう1つ10万越えて2位なのがいるけど12位0.5万枚。一般発売は2種(DVD付とCDのみ)があるが、ミュージックカード7種とイベント用1種が丸々サウンドスキャン対象外というエグイド商法を用いているためだろう。

・7位0.77万枚、完全1種発売の山下達郎が光り輝く。が、1種では1万に届かない現実。

・O社でさえ36位で0.14万枚しか出ていない平野綾に時代の流れを感じる。相当当時のファンを崖から突き落とした挙句にさらに登ってこれないように鉄壁の防御壁を施したみたいな感じだったもんなぁ。

今週チェック予定のシングルはなし。山下達郎はチェック済み、大塚愛はアルバム待ち。

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1773.html

・敵がいなかったので今井美樹がユーミンをカバーしたアルバムが1位2.3万枚。O社ではSuperflyが返り咲き1位で2位がPerfumeなので3位。サウンドスキャンでも初回盤・通常盤を足せばO社と同じ並びになる。

GARNET CROW、Galileo Galilei、misonoはチェック予定。3組とも内容的にはそこまで強い関心は残ってないけど…。

 


10月13日(日)

DEEN 20th Anniversary Live in 日本武道館 DEENAGE MEMORY  2日目

初の2日連続武道館。既になんか疲労困憊な感じで行ってきた。本日はこのためだけに今朝やってきて深夜バスで帰還するという朱雀さんと開演前にトーク。朱雀さんもファミリー席を取ったらしい。ファミリー席はファミリーとは名ばかりで1階席で基本着席でのんびりと観賞できる天国のようなスペース(昨日のコピー)。次もファミリー席があるなら絶対ファミリー席取ってやるからな!と決意を新たにしたが、今日の席、意外と悪くなかった。昨日よりも左斜め後ろに大きく上昇したんだけど、手すりの前という良ポジションだった。

昨日は白だったペンライトは青に変色。青の方が目立つこともあるが、それにしても二刀流が思ったより少なくて半分もいなかったように見えた。左のお姉さんは二刀流だったけど、右のお姉さんは1本だけだった。まあアイドルのライブだと10本くらい器用に振り回すのもいると聞くが、DEENファンは2本持つのも慣れてない人が多いと思うので、1本で十分として昨日来てても構えてなかったのかもしれない。

終盤のメドレーの最中に上からサイリウムが降ってきて足元に着弾。アンコールになってから斜め左にいたオバお姉さんにすいません拾ってもらえますか?と言われた。どうやらすっぽ抜けたようだった。

客席は東と西の半分が黒幕というのは変わらないが、昨日は未使用だった東と西の最上部ブロックにも人が。これにより空白は黒幕の横の最上部部分だけとなっていたので、確実に昨日より人が増えていた。

あと当然チケット発売時はまだAriola所属だったのでチケットに載っている後援はAriola、主催はTOKYO-FMなんだけど現地での表示やアナウンスではEpic主催になってたような…。

オープニング
前日と全く同じ。やっぱ「未来のために」だけ小さくね?

1.このまま君だけを奪い去りたい
昨日と同じ。低音部分も全体的に昨日よりいい仕上がり。この傾向はそのまま最後まで続き、低音部分でのブレは残しつつも、昨日よりも声の調子は良かった

2.ひとりじゃない
ここから早速内容変更。昨日はメドレーだったが「瞳そらさないで」とポジション交換した形。なおポジション交換はここだけだった。原曲アレンジでフルコーラス。昨日のメドレーではギターソロで花道まで歩いてきたりしていたが、今日は花道は使用せず。

MCを挟んでバラードメドレー。拍手が遅れた昨日と異なりスムーズな流れに。

3.JUST ONE
1コーラスのみ。このためアコースティック調の部分から1番終了後にバンドが入ったところで終了。何気にレア曲で08年武道館以来じゃないかと思う。原キーのたぶん1つ下げ程度だと思うけど、08年武道館は2つ以上下げてたのかな?あの時は下げ過ぎて何だか別の曲みたいだなと感じた記憶があるが、今回はかなり高らかだった気がする。昨日の「MY LOVE」から、1つ前の同じバラードシングル括りでの差し替え。

4.哀しみの向こう側
1コーラス。この曲は…あんまり印象が…。昨日の「Starting Over」から何か単発でポンと出たバラードシングル括り(?)で差し替え。

5.永遠をあずけてくれ
サビのみ。声変わり以降はサビが「スタ〜ミナはいらない」に聞こえる事も無くなっていたが、何故か今日は少しだけ「スタ〜ミナはいらない」に聞こえた。それだけ高音の発声があの頃に近づいていたということだろうか。昨日の「Christmas time」からクリスマスソング括りでの差し替え。

6.遠い空で
間奏〜サビだったかな?07年にリアレンジした際はキーをガッツリ下げていてかなり低い曲になっていたが、今日は明らかにあそこまでは下げてなくて(1つ下げた程度?)けっこう高らかだった。昨日の「遠い遠い未来へ」から"遠い"括りでの差し替え。

7.未来のために
1コーラス〜間奏だったかな?昨日の「Birthday eve」からあからさまにバラードじゃないのに何でここに入ってるの?括りで差し替え。これもかなり高らかだった。

8.Celebrate
2番以降だったかな?昨日の「Negai」から女優PV括りでの差し替え。バックスクリーンPVが流れていたので昨日の水野美紀に続いて石原さとみがドアップに。

9.Teenage dream
1コーラス。1番の歌詞で2番のアレンジ(バンド入ってから)だったと思う。これも声変わり以降の中では1番高らかに聞こえた。昨日の「君がいない夏」から…特に括りが見当たらずとりあえず残った人気バラードで最大売上の曲って感じで(?)差し替え。

10.翼を広げて
バラードメドレーでこの曲だけが昨日と同じ

コラボをお見せしますという昨日と同じトーク。昨日は「永遠の明日」だったのでまず最初のコラボである「夢であるように」の話をしてからだったけど、今日は「夢であるように」の披露なので、その先の話はカット。

11.夢であるように
フルコーラス。原曲キーで最後のサビの「心の〜」以外は全部地声で張り上げた。ここのところの通常ツアーでも地声になっていたようだが、生で見たのはBreak11と13以来(13に関しては最後だけ張り上げていた記憶があるが、DVD化されている俺が見たのとは別公演の映像では全部裏声)。これは声変わり以降の「夢であるように」ベストテイクになると思う。

アコースティックコーナー

昨日と違って1曲目の前にも少し長めのトーク。

12.心から君が好き〜マリアージュ〜
確認できるDVD/Blu-rayでの映像と昨年のLEGENDではCD通りに歌っていたものの、ちょっとCDと違う歌い方になっている部分はあった。ライブ映えする曲だなぁと思っていたけど、案外今日はそこまで響いてこなかった。なお池森さんは昨日は1曲目着席、2曲目立って歌唱だった気がするけど、今日は逆でこの曲で立って歌唱、次の曲では座って歌唱した。

MCでは08年武道館直後に池森さんがぶちかましてTVの5分番組に出た時も全国ネットで口にした「ドーム公演」を今更また持ち出す。また直接宣言はされなかったが、今後も毎年武道館を続けるかのような前提でのトークが随所に見られた。徹子の部屋の話にもなり、TV出演も積極的に行っていきたい旨を語る。ついには紅白の話まで。しかしやはりTVは観客がいないのでかなり緊張するらしい。ライブと同じ環境でやりたい(中継で)とも。

写メ会
携帯の写真機能での撮影を一定時間だけOKにする撮影タイム。説明を任された田川さんを筆頭に昨日に増して「携帯で」を強調していたが、アリーナ席に早速デジカメが見えたのか、さらに「携帯で」を強調していた。俺の見える範囲にはデジカメはいなかったようだけど、昨日以上に趣旨説明中で撮影許可前からカッシャカッシャ鳴りまくり。メンバーもあきらめたのか、いざ本当の許可時間になる前に「もう既にこんだけ撮ってるから短めでいい?」と呆れ気味に発言する始末。左にいたお姉さんに至っては説明開始直後からカッシャカッシャと10数回は撮ってたし…。かなり古そうなガラケーだったので何度撮っても限界があるんじゃねーのと横目で見て思った。あと昨日は青い照明が入ってて画質を悪化させてくれちゃったが、今日はその反省が生かされたのか青い照明を消してシックな感じに。


2010年製。SoftbankにおけるNEC最後のガラケー、001Nではこれが限界

13.Blue eyes〜Strings Style〜
アルバム『クロール』でのリメイクバージョン。昨日と同じくストリングス4名とベースドラム2名を加えての編成。というかこれでほぼCD通り。昨日の声の調子だと相当厳しいんじゃないかと思ったが、やはり昨日より調子がいいのか特に気になるところもなかった。

14.LIKE THE WIND
田川ソロ。THE SONIC TRICKとしてリリースした通算3枚目のソロ作『SPARK』から。昨日も感じたけど曲が激しい以上にやはりこのコーナーだけはボリュームを上げているのか、ギターもベースもドラムもズンズンドッカンドッカンと耳に響く。ていうかHIDEのドラムがうるさかった頃(俺が行った中ではBreak10,11)って、終始こんな感じの音量でドラムが特にドッカンドッカンうるさくてボーカルが全く聞こえなかったなぁ…とか思い出した。昨日と同様に曲終了後にMCに入ったので曲の説明も入った。THE SONIC TRICKはHIDEが正式メンバーなんだけどベーシストは違う人なので、DEENのライブでは1度もやったことがないと認識していたが、MCでもTHE SONIC TRICKの曲はDEENで初めてやったと言っていた。ただアルバムの1曲目と言っていたが、この曲は2曲目だ。

15.もう泣かないで
「言葉で伝えたくて」がまさかのカットとなってしまったが、代わりに科捜研の新曲を初披露。ミディアムナンバーだという話しか聞いてなかったもののどうせベタで王道なバラードだろうなとあんまり期待してなかった。しかし聞いてみたらAOR時代を思わせるチャッカチャッカしたギターが入っていたり、けっこうサビが力強かったりと、意外とありそうでなかった新たな大人のDEENといった感じでけっこう好感触だった。これは期待できる。

ここからはアップテンポなメドレー。特に紹介が無く突入したが、終わってからダンスメドレーだった事が判明した。まさに地獄の振付ソングの連発だからそうなんだろうなぁと途中で思ったけどさ…。

16.Power of Love
1コーラスから最後の合唱。長いメドレーの最初にこれが来るっていうのはあんまり無かったような気がする。Break5ではラスト曲だったわけだし。これの振りはせいぜい手を振るくらい。

17.リトルヒーロー
アルバム『DEEN NEXT STAGE』収録曲。1コーラスだったかな?この辺りもせいぜい手が昇ったり下りたりする程度の振付なのでまだ良かったころの曲だ。初披露の09年武道館以外ではこの程度の振付すら放棄するようになったけどな

18.Memories
珍しいキセキアレンジでサビだけ…だったかな?この曲は特に振付は無いが元々がダンサブルな曲。以前はライブ定番曲で、キセキからわずか2年でもう1回リメイクするくらいの曲だったけど2010年にライブベストでまさかの選曲漏れしてからは不人気曲だったと認定されたのかめっきり披露される事が無くなってしまった。

19.Dance with my Music
歌う前に山根さんが謎のラップを披露。スクリーンにも歌詞が表示される程凝っており、20周年の感謝とドーム公演へまっしぐら!などといったネタが盛り込まれたハイテンションなラップだった。これがインパクトありすぎてその後で歌われたサビもほとんど覚えてない。

20.Brand New Wing
全く見栄えのしないステージ用の振付を観客に強要した悪夢から2年。ここまで全ての振りにノリノリでついていっていた左のお姉さんでさえもさすがにこの曲だけはうろ覚えで振りがやや適当&遅れ気味になっていた。右のお姉さんもここまでの振りには左のお姉さんほどではないが控えめについていっていたが、これと「coconuts」は完全放棄。全体見渡してもそもそも見栄えがしないミニマムな振りなのでみんなやっているのかあきらめているのか上から眺めててもよく分からなかった。

21.瞳そらさないで
昨日は2曲目でフルコーラスだったが、「ひとりじゃない」と入れ替えに。最後のサビ前の「もう1度」で切り替わるという定番パターン。昨日より調子が良かった。

22.'need love
アルバム『Graduation』より。これまた面倒な振りがある面倒な楽曲。ライラララライくらいしか印象に残ってない。意外とこのアルバムはサビメロが弱い曲が多いなぁと改めて。

23.coconuts feat.kokomo
メドレーの最終曲だがこれだけフルコーラス。2010武道館で初披露でいきなり左右移動を取り入れた振りを観客に要求したものの、次のツアーから座席で移動が不可能という当たり前の事実に気づいて移動部分が手を動かすだけに変更になった曰くつきの楽曲。それでもやっぱりやってる人も窮屈でやりにくそうだったなぁ。ていうかこの辺りの振付は並んでる3人が一斉に全力大振りでやったらもう確実にぶつかると思う。

終わった後にダンスメドレーだと明かし、ついてくるみんなに気を良くする池森さん。しまいには次はもっと難しい振りにしなくては!などと意味不明な事を言い出す。さすがに田川さんがそれでいいのかと観客に反応を問うたところ、期待していた拍手どころか戸惑いの無反応という気まずい沈黙が流れてしまい、「簡単な方がいいですね」とあきらめるという一幕も。ついていっている人たちもあるならやるけど、これ以上複雑な振りを用意すると言われて拍手して歓迎するほどのファンは1人もいなかったのね…。ちょっと安心した。ようやく振り強要の流れが落ち着いて、サポートにダンサーを入れる流れも今回無かったところで今回のダンスメドレー。ダンス強要のノリが戻りかねなかったけど、あの無反応を池森・田川さんが素直に受け止めればこれ以上はたぶんないだろう(山根さんは自分は踊るけど最初から強要する姿勢は見せたことがなく、今回の話の流れでも最初から何言いだした?って感じの反応をしていて、無反応時にはほらやっぱりみたいなノリになっていた)。

なおここから先は昨日と同じ。

24.二十歳
何故だろう。この曲、最初は何とも思ってなかったんだけど2日間とも1番感動した。

アンコール

25.LOVERS COCERTO〜上海ロックスター Episode 2〜

26雨の六本木
「雨の六本木」冒頭での山根さんの舞いは昨日は「やりすぎやりすぎ」と歌い出す直前の池森さんが笑いをこらえて大変そうだったけど昨日よりはマイルドに。作詞した湯川れい子がこれを見たら怒りださないか心配だと思っていたら湯川れい子の公式Twitterによればリアルに本日見に来ていたようだ。歌う直前に「こんなバラエティ曲になるとは…」と池森さんはバラエティソング呼ばわりまでしていたが、湯川さんがあの「おふくろさん騒動」時みたいな頑固な老人じゃない事を祈る。あと昨日はバックにPV流してたけど今日はPV出なかった

なお湯川れい子の公演終了後の感想。これは大丈夫…か?

 

27.歌になろう

Wアンコール

28.このまま君だけを奪い去りたい(Acoustic Version)
今日も素晴らしかったけどこの曲に関しては昨日の方がわずかに良かったかも。

少年(ストリングスインスト)
メンバーが去る直前から去った後にメッセージがスクリーンに流れた際にストリングス隊4人の演奏で「少年」のインストが。カバーアルバム『和音』に入っていたセルフカバー版のED部分と同じようなアレンジ。

もう1アンコールあるかと思ったが(歌が終わって電気がついてもアンコールが続いてMCだけで出てきた年もあったので)、灯りがついた時点で一斉に帰宅ラッシュが始まってしまい、もう1アンコールする流れにはならなかった。

振付ソング連発は困ったが踊らずに楽しんでればいいだけの話で、実際ついていってない同志も一定数以上いるのでファミリー席じゃなくてもさほど浮くことも無いし、総じて声の調子も個人的にも昨日よりも感動的で良かった

気になったのは写メコーナーでのマナーの悪さと、終盤で降ったハート型紙吹雪での観客大多数への置いてけぼり感か。

昨日に増してハート乞食が大量に出現して席を飛び出して拾い漁っている姿は人の欲深さを垣間見た感じで、残念な感じだった。さすがに警備員も学んだのか昨日よりは仕事していてちゃんと引きとめたり、昨日は一部だけしかやっていなかったけどほとんどの警備員がテリトリー内のを拾って近くの観客に上げている光景も。ただ警備員も増やしたけどハート乞食が昨日より増えたせいかあまり意味をなしてなかったか。アンコールで暗闇になってからなら見えないだろうとばかりに動き出す人目を気にした第二陣もいたけど、二階席から全部見えてるからね、それも。

Wアンコールではハート型紙吹雪の一部にサインが入っているというのを凝りもせずに今回も言ってしまい、メンバーが拾って投げるがセンターステージに面したところにしか届かないという観客9割9分置いてけぼりを再びやってしまう。「気持ちだけ!」などと昨日と同じことをやって許してもらった気になっていた池森さんだが、昨日と違って今日に関しては2階席を中心に明らかに不満の空気が会場を包んだ。さすがに聞こえる程でかい声で叫ぶ人はいなくても周囲でも「ズルいなー」「いいなー」という不満の声がチラホラ聞こえた。声が届いたのかは分からないが、会場を包む不満の空気を察した田川さんがすかさず反応。拾ったのを投げるのを止めて「スタッフに2階にも持っていってもらいましょう!」と真面目な気遣いを見せ、山根さんも「そんなに人気なら物販で売りましょうか?その方がみんなに行き渡りますよ!」となごます発言(若干失言っぽくなって謝ってたけど)をして収拾をつけていた。個人的には別に欲しいとも思わないし、どうでもいいけど、それでも大会場で最前列の客とだけけっこう長めにワイワイやるのはやっぱダメだよなぁと思った。OKなのは一瞬で終わる最後のピック投げくらいなんじゃないだろうか。


10月12日(土)

DEEN 20th Anniversary Live in 日本武道館 DEENAGE MEMORY  1日目

まさかの2days。行ってやるぜ2days!(ヤケクソ)というわけで、初の2連戦武道館。という事で行ってきた。異常気象が続き1週間ほど真夏モードが続いていて今日も30℃オーバー。夏の格好で行くことに。チケットを取った頃にはまさか10月に7,8月と同じ格好をしていくことになるとは思わなかった…。

現地で2年ぶりにSASAさんと合流。開演までトーク。SASAさんは初日のみで、しかもファミリー席を取ったらしい。俺は何を焦っていたのか、手数料がバカ高い(コンビニ受け取りじゃなくて勝手に発送されるので発送代が無駄にかかる)チケットウェブでファミリー席の存在を見落として500円だか1000円高い普通の席を買ってしまったので改めて後悔。聞くところによるとファミリー席はファミリーとは名ばかりで1階席で基本着席でのんびりと観賞できる天国のようなスペースだという。まさに俺の為の席だったのではないだろうか…。

恒例の事前CD購入対象者プレゼントは47都道府県ライブに参加した人はOPムービーを集めたDVD。これは行ってないのでスルー。47都道府県のBlu-ray/DVDがクリアファイル、2パターン複数商法シングルがいつものステッカー。毎年ステッカーだったのでクリアファイルというのは新しいが何故かA5サイズという小さいもので何に使えばいいのか困る。

入場口で渡されたのはペンライト。3,4年目では使い捨てタイプになってしまったので今回も使い捨てかと思ったら1,2年目と同じ電池式だった。これにより2日目も継続使用可能。忘れてこない限りは2日目にペンライト二刀流している人は全員2days組であるという見分けがつくこととなった。

アリーナ席はかなり隙間がありまくり。8×8のブロックで10個くらい(端っこは8×8ではなくもっと少ない)だった。過去のセンターステージよりもさりげなく短くなっており(MCで1メートルくらい短くなったが、客が減るともっと伸びるなどと発言)、2階席からセンターステージへの距離はかなり遠くなった感じがした。

2階席は2年前と同様に東、西の半分が閉鎖。空席をそのままさらしていた2年前と異なり、完全に黒幕で覆っていた。また残り半分の東、西の2階1番上のブロックは使用せずに空席をさらしていたのも前回同様。あとは全体にポツポツ空席という感じだったので、2年前と客入りは同じかやや少ない程度だと思う。

俺の席は2階ほぼ正面のほぼ真ん中。全体が見渡せるし、背の高い人や幅のある人が前にいなかったので(ただし真横に幅のある人がいたので座っている時は常に右足が接触状態で少々狭かった)座ってても余裕でステージが見えるのでいい席だったと思う。真後ろはスッカスカだったようだが、右後ろにいた若い女の子たちが興奮状態で終始キャーキャー言ってたのが良く聞こえた。

そしてスクリーンがついに復活。ややサイズが小さくなってしまったが、左右に2つ。ここには全曲で歌詞が表示されるというサービスも。さらにステージ奥にはでかいスクリーンが配置され、PVやイメージ映像などが流れた。この辺りはいきものがかりやYUKIなどアリオラよりも安定して売れているヒットミュージシャンを抱えているエピックに移動した恩恵か?

それ以外にニュースは、12月18日にアルバム『CIRCLE』発売決定。初回盤はビルボードライブDVDがついて4500円と、アリオラよりもお得な気がする値段設定に。またカウントダウンライブから始まり、年明けにBreak18ツアーがスタート。喉への負担を考慮したのか、11公演しかないのに3月まで行うという史上最大に日数を開けまくったスケジュールになっている。

 

オープニング
クラシックスを除く歴代シングルがスクロール。やや各シングルの表示の大きさにバラつきがあったが「未来のために」だけ異様に小さかったような…。さらにその後08〜11年の武道館、12年の47ツアーの映像が流れてスタート。

1.このまま君だけを奪い去りたい
20周年とはいえ、TVで失敗し続けるこの曲を不安定な1曲目に持ってくるとは…。しかし、サビでの「奪い去りたい」は遅れもせず、苦しげでもないという過去最高の華麗なる「奪い去りたい」。高らかに奪い去っているのを見るのは声変わり前のBreak5以来だったのでマジで感動した。一方で低音はAメロ、Bメロはもちろんサビでも終りの「愛しいから〜」など音が低い部分では急に音程ガタガタ、苦しげ、よく聞こえないというかなり厳しい状態に。今回は全体的に高音はちゃんと出るのに、低音が喉に引っかかってしまいうまく出せないという調子だった。声変わり以降は基本的に高音部分が苦しそうだったんだけど、その逆になってしまった。これはかなり大きな変化だ。

2.瞳そらさないで
TVで歌うならこの曲を選べば事故らずに済むと思うんだけど、何故か全く歌われない。有名な曲の中では最も安定感がある曲なのに…だったはずなんだけど前述の声の調子の変化により、今まで聞いた中では1番ガタガタだった気がする。サビだと高音になるので安定してたし、そこまで悪くは無かったけど。

MCを挟んでストリングス隊も入ってバラードメドレー。「バラードをメドレーにしてきました」という直前MCは武道館で何度目だというくらい定番化していて台詞も同じなのでかなりまたかよ感が漂い、観客の拍手がパラパラで遅れ気味になっていたのが印象的だった。また今回のメドレーは比較的イントロや間奏、アウトロなどを残してショートサイズを繋げていったような形だった。

3.MY LOVE
1コーラスからそのままラスト。キー下げしない数少ないビーイング時代の楽曲は今回も原曲キー。高音の調子は良かったのでかなり高音が続くサビの調子は絶好調。08年武道館を越える名演(特にサビ高音)だっただけにフルじゃなかったのが悔やまれる。

4.Starting Over
1コーラスからそのままラストへ。声変わり以降のキーが低い曲は特に平メロがかなり低く、あまり声を張らないように作ってあるので、今まではこのおかげで安定していたんだけど今回は逆。やや不安定だった。

5.Chrismas time
間奏ギターソロ〜サビ2回。かなりのレア曲がまさかの登場。しかもキー下げしないで原曲キー。「MY LOVE」と「夢であるように」以外にも原曲キーで歌う曲があったとは…。けっこう高音な曲だったが問題なく出しきっていた。サビにほとんど低音部分が無いのが今の調子にジャストフィットして幸いした奇跡の1曲。

6.遠い遠い未来へ
イントロ〜ラストサビ〜アウトロだったかな。これも地味にレア曲。けっこう好きな曲だったので聞けてうれしかった。

7.Birthday eve
サビ〜大サビ。ベスト盤でもバラードではなくGroovin枠になっていたのに謎の選曲。さすがにこれはバラードじゃないだろ…。

8.Negai
1コーラスだったかな?バックスクリーンでPVが流れていたので水野美紀がドアップに。

9.君がいない夏
1コーラスだったかな?これもわりと当時コナンを見ていた人には人気なのに意外とレアな曲。

10.翼を広げて
キセキイントロ〜原曲1コーラス〜合唱ラストサビ。今回キセキアレンジが使用されたのはここだけ。

MCに入り、テイルズの話に。いきなり「コラボをお見せします」とか言い出すからゲストが来たのかと思ったら、テイルズの映像をバックのスクリーンに流すというものだった。

11.永遠の明日
てっきり「夢であるように」と続けてやるかのような口ぶりだったのにこっちをフルでやったのみ。安定しまくりだったこの曲もやや不安定に。ていうか低音がきつくて高音は余力がありそうなので半音高いテイルズバージョンの方が今の声なら安定するのでは?テイルズの映像はサビ以外で終始流れていたがさっぱり分からない。テイルズきっかけのリスナーもかなりいるとはいえ、武道館に来るほどの旧来のファンの大半はたぶん未プレイなんじゃないかと思うんだけど。

アコースティックコーナー

12.Shining so Beautiful
アルバム『マリアージュ』から。タイトル言われてもそんな曲あったっけ?状態だったが聞いたら思い出した。俺の中ではこのアルバムは聞けばとりあえず思い出すレベルにしかなってないようだ。

長いMCの間に事務所の後輩の藤田麻衣子が昨日武道館をやった事と、2年前は同じく後輩の藍坊主が前日に武道館をやったという話題になり山根さんの口から2組の名前が。なお藤田麻衣子の武道館は弾き語りにしてまさかの無料ライブだったようだ。DEENで前日から押さえていたから無料でも開催可能だったのだろうか。

写メ会
前回のツアーから携帯の写真機能での撮影を一定時間だけOKにする撮影タイムが事務所社長の方針とやらで採用されたらしく、Web掲載も自由だという。しかしあまりにグッダグダな時間が流れる上に、OKと言う前からパシャパシャ音が鳴り始め、終わりといってからもパシャパシャと音が聞こえる、携帯(電話)のカメラだと言っているのに前の席のオバサンはデジカメだって「携帯する」ものだという超論でもぶちかますつもりなのか思いっきりデジカメ構えているなどあまりマナーがいいとも言えないような…。


ちなみにこの写り込んでいる人の携帯は「撮影中」のままフリーズしていた

13.歌に願いを〜SONG FOR YOU〜
04年のアルバム『ROAD CRUISIN'』ラスト曲。ストリングス隊、ベース、ドラム(簡易)も加えてほぼCDを再現。これは以前の音源の方が安定していた気がする。低音を出そうとしてかなり動きながら歌ってたし。あと曲前のMCで「prayから」とか思いっきり収録作品を間違えていたがスルー。

 

14.NARROW ESCAPE
田川ソロ。1stアルバム『A SURVIVED SCARCROW』収録曲。曲が終わった後はいつもそのまま次の曲へなだれ込むか転換に入るんだけど今回はメンバーが普通に出てきてMCに入ったので曲名や演奏した感想を田川さん本人が説明するという珍しい流れになっていた。今回は既存曲だったけどカバーやったり、未発表曲やったりしていつも説明が無いので今回みたいに説明が入ると分かりやすくて良い。あとロック楽曲だけにかなり音量が凄くなり、耳がやられそうになった。

15.言葉で伝えたくて
ベスト収録の新曲。これなら安定しているかと思ったが、やはり低音中心に若干不安定だった。過去曲キー下げがガタガタでも新曲でブレたことは今まで無かったのになぁ…。

ここからアップテンポメドレー。ブラス隊が登場。今回は3名。

16.果てない世界へ
17.眠ったままの情熱
18.
起き上がれよBOY
2nd〜4thアルバムからライブ定番の楽曲を1曲ずつ。どれも1コーラスとラストサビだったと思う。この辺りはキー下げしている時点で原曲と違うし、それはいつも通りなのであまり違和感は無かった。

19.手ごたえのない愛
20.
君さえいれば
高音自体は力強く出ていたので、最も力強かった時期のこれらの曲も特に問題なし。「手ごたえのない愛」はサビだけ、「君さえいれば」はアップテンポな1番サビから入って、1番Aメロに戻ってラストサビという変則パターンだった記憶が。

21.ひとりじゃない
原曲アレンジ。先日TVで事故った曲だが、TVより数倍マシ。1コーラスからそのまま間奏でラストサビといういわゆるTVサイズ。サビ頭だったかな?紙テープが派手に発射され、ビックリした。

22.I wish
アルバム『Graduation』収録曲。サビだけだったと思うけど、ほとんど「オッオッオーオッオッオオー」しか言ってなかったような気がする。

23.Family
アルバム『Diamonds』収録曲。これまた盛り上げどころの定番。この曲は確かフルだった。サビ以外がかなり低音なので、けっこう苦しそうだったのが印象的。かなり動き回っていて何とか勢いをつけようとしていた。

 

24.二十歳
CDにも参加していた日本工学院の学生がコーラス参加。後のMCでこの生徒たちは全員が93年生まれのリアル20歳で歌手を目指すボーカル科の生徒たちだと明かされた。最新作であるこの曲は比較的安定していた印象。

 

アンコール

25.LOVERS COCERTO〜上海ロックスター Episode 2〜
スクリーンが復活したのでロックスター登場ムービーも久々に復活。最近はTVでも普通に紹介された山根さんの父親が経営している居酒屋で山根父も登場し、事務所に向かうと今度は梅宮辰夫が応援出演。まあこの事務所、タレントは4人しか所属してないんだけど1人だけでも誰もが知っているタレントがいたから成立したネタだったなぁ…。

曲の方はギター(本人)とバイオリン以外はカラオケ(原曲ではなく「シャンさま〜」という掛け声や歓声を悪ノリして追加したオケ)で、池森田川HIDE宮野の演奏陣4名はバックダンサーとしてパラパラのような踊りを。かなりギャグに振り切り、サポートミュージシャンにまでダンスさせるとは大変だっただろうけどかなり笑えた。またオッサン5人がふざけて踊り狂っている中で、ヴァイオリンのオバお姉さんが1人で真面目に弾いているというコントラストも面白かった。しかも間奏までほとんど出番ないし…。

26雨の六本木
作詞を湯川れい子、作曲を故・井上大輔の未発表曲という昭和歌謡の大御所提供という異色の楽曲。DEENファンにはウケが良くないだろうなあと思っていたが、いつの間にかネタ曲に昇華させたらしく、アコーディオンを抱えた山根さんがトムクルーズを意識したというサングラス姿でほとんど演奏せずにブラス隊メンバーと奇妙な踊りを披露。演奏は同じなのにパフォーマンスがバックで流れていたPVと全く違うものになってしまっていたので、これを見たらこんなはずじゃなかったと湯川れい子が怒りださないか心配だがこうでもしなきゃ特に好きな曲でも無かったので良しとしよう。

27.歌になろう
恒例の大合唱曲。総キャストで大団円。最後にはハートの紙吹雪アリーナ席中央上空から舞う。大半がセンターステージ周辺に降り注いだため、これを拾うために警備員のスキをついてセンターステージの方まで取りに行く人が出現。これ、素早くやってるつもりなんだろうけど上から見ていると丸見えで目立ちまくり。1人がやったらみんなやりだすし、ついには別のところから走って出てくる輩まで。いくらバイトだからって警備員もザルすぎ。アイドルのコンサートだったら暴動になりかねない火種だった。

またWアンコールの際にはこのハート型の紙吹雪にはランダムに直筆サインが入っているなどと言わなくてもいい事を話すもんだから再び醜い拾い合いがセンターステージ周辺の席で勃発。メンバーもセンターステージに残っていた分を拾って必死に投げていたが形状が形状だけにかろうじて1番前に届くかどうか程度。

しかもこれ、2階や1階どころかセンターステージに面していないアリーナ席の大半でさえも拾えなかったと思われる。つまり観客のほぼ9割が置いてけぼりを喰らう事に。サイン説明後にメンバーが拾って投げた際は前述のようにセンターステージに面している20人程度にかろうじて届くか届かないかレベル。恐ろしく罪なハート型紙吹雪だった…。

こういう降らせる演出自体は別に問題ないけど、サインが入ってたとしても9割9分以上の観客が無関係な環境下で軽々しく発言してしまうと、本気で怒る人が出てくると思うので止めた方がいいと思う。

Wアンコール

28.このまま君だけを奪い去りたい(Acoustic Version)
08年武道館のようにセンターステージで3人だけで演奏。完全にあったまっていたのか、1曲目の時より平メロも安定してきた気がする。ここまで歌い続けてもサビでは綺麗に奪い去っていたし。むしろ「愛しいから〜」が苦しくなるとは思わなかったなぁと改めて。

少年(ストリングスインスト)
メンバーが去る直前から去った後にメッセージがスクリーンに流れた際にストリングス隊4人の演奏で「少年」のインストが。カバーアルバム『和音』に入っていたセルフカバー版のED部分と同じようなアレンジ。

 

というわけで終了。サポートドラムのHIDEは「物足りない人は明日もあるよ!」、この流れに乗るしかなくなったベース宮野和也までもが「明日も来てね」みたいな事を言ったのは残念だった。15周年では2人とも感動的なコメントをしてくれたのに、今日だけの観客が悪い気分になってしまったのではないかと心配だ。

さすがだったのは実際のところほとんどの観客が2daysなんだろうけど、1本1本を大事にすると公言しているだけあって、2日目も来てねとか2日目に触れる発言メンバー自身は一切せず、HIDEと宮野が明日も来てね的なコメントをした後も即座に山根さんが「今日だけの人もいるでしょうし」などとフォロー。この辺りはメンバー3人は今日のライブは今日だけというのを一貫していて好印象だった。まあ過去のライブに関してはわりと来ている・知っているの前提で話を進める傾向はあるんだけど…。

あと入場した時は紛れもなく夏だったのに、ライブが終わって外に出たら冷たい風が吹きつけて季節が変わっていた。さようなら夏の日。


10月8日(火)

9/30〜10/6

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1770.html

・NMB48が1,2,4位、合計8.25万枚。9.8万(ナギ)→7.7万(ヴァ)→9.0万(北川)→12.5万(ユリイカ)と来ていたので通常よりも低い。今回はO社でも37.5万枚と10万以上大幅ダウンしている。

エグイド商法、すなわちミュージックカード商法を導入したE-girlsはO社では7.3万枚も出しているが、一般店でのCDは6位1.8万枚(初回盤)しかランクインしていない。なおミュージックカードは史上最大規模の全29種。イベント用CDの1コイン盤も別に存在。一般CD屋泣かせのLDH商法は最先端から加速する(初期B'z風キャッチ)

新・ハロプロ商法のBerryz工房は通常盤が17位0.5万枚に入ったのみ。O社では3.7万も出ているが、これは界王拳チェキBOX商法、メンバー指定不可キャラアニ通常盤販売商法がサウンドスキャン対象外のため。

今週はNMB48をチェック予定。新喜劇は絶対に選びたくないのでAかBのどっちかだけになると思う。

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1771.html

・Perfumeが1,5位、合計17.2万枚。徳間からユニバーサルへ移籍した際のコンピ盤は上回ったが前作よりはダウン。正直移籍で大幅に人気が失われたのは移籍の際のあの中途半端なコンピ盤もでかいけど、それ以上に移籍後に全くレア感が無くなった事が大きいと思う。

Amazonでのプレミア化を参考として話を進めるが、通常のアーティストは売れてくると出荷を増やすので、初回盤が毎回プレミア化することはほぼ無い。試しにmiwaとかをAmazonで検索してみると初期と突発的に売れた「ヒカリヘ」だけ凄い事になっているが、限定を煽った「ミラクル」も含めて最近のシングルアルバムは初回盤が名ばかりになっているのがよく分かると思う。

徳間時代のPerfumeは売れてからも初回盤の出荷を絞り続けたので、ほぼ末期になるまで全作がプレミア化していた。さほどプレミア化しなかったのはブレイク直後の「love the world」と最後の「スパイス」くらいだったと記憶している。それ以外のシングルは2000円以上の相場が大概になっていたと記憶している。中古が暴落した現在も新品相場は素敵な数字が並んでいる。

Perfumeの累計売上はO社でもサウンドスキャンでも毎回ほぼ安定しきっており、いつもより売れることも売れない事もほぼ無かったので、需要も読みやすく、変にプレミア化しないようにある程度の調整は容易だったはずなのに、徳間は徹底して初回盤をプレミア化させ続けた。売れた直後の「love the world」が売上的にはほぼ最大クラスだったにも関わらずプレミア化せずその次から徹底させた辺りもいかにもわざとらしい。これが実に戦略としてうまかった。徳間時代のPerfumeが累計売上なら最初の段階でほぼピークに達したにも関わらずに、その後数年に渡って飽和せずに、むしろ初動だけをじわじわ比較的後期まで上げ続けられたのは、「今買わないと入手できない」という初回盤への飢餓感を保ち続けた事も大きかったと思う。

ところが、ユニバーサルはそんな意識はこれっぽっちもありはしなかった。初回盤は他のアーティスト同様に名ばかりの初回盤で売り切れることは無く、別に出遅れても容易に入手可能。新品価格も暴落するほどに市場に出回りまくりで初回盤への飢餓感は無くなった。同時に徳間時代のプレミア化していたシングル群も中古では軒並み価格崩壊を起こし始めて現在は数百円程度までガタ落ちしてしまった。Perfume初回盤のプレミア神話は完全に崩壊した。

売上枚数だけ追っていると最近少し下げた程度だけど、中古市場に目を向けると大規模な価格崩壊を起こすほどに飽和状態になっていたわけだから、今回これだけ初動が前作より下がっても個人的にはあまり驚きは無い。

 

Perfumeはチェック予定だが評判を見る限り、今回は★3になるような俺的には疲れるタイプのアルバムの予感。


10月6日(日)

「めざましテレビ」20周年の誤表記/1週間ぶり眼鏡新調

5日夜に同窓会と称した歴代キャスター(黒歴史者除く)が集結した「めざましテレビ」の特番が放送されていた。94年4月開始は散々アピールしているのに20thとか言ってるからああそうか20年目だからやってるのか…しかし中途半端な時期にやるなぁと思ったが、公式に20周年というのが番組タイトルになっていた。これでは完全な誤表記だ。

昨今のミュージシャンが行っている〜周年前倒し商法を「めざましテレビ」までもが行っているのか…と思って調べてみたらどうも5年前08年に原因がある様子。

個人的に見ていたのは番組開始した年のたぶん後半から03年まではこれを見て小中高に行っていた。大学に入学した03年以降は毎日見ることは無くなっていき、00年代半ばはほとんど見なくなった。主題歌で言うと特にいきものがかり、ミスチル、現在の安室がBGMとしてかかっていたところを見た印象が全く無い。

wikiの主題歌一覧の「周年」表記も1年上にズレてしまっており、「年目」の間違いになっていた。記憶にある限り、03年のTUBE四季テーマ曲巡りも新しい企画であったし恐らく10年目を迎えたから行われたものだと思うが、1ヵ月ごとに歌い手を変えていった「手のひらを太陽に」企画を10周年として大々的に行っていた。この年には10周年を記念して「めざましsongs」なるコンピ盤もリリースしていている。

つまり04年に10周年を迎えた時は普通にカウントしていた。

その後記憶がほとんどないが、08年にフラワーロードとかいう企画を大々的に掲げ、自転車を大塚キャスターが必死に漕いでいる特番があったのがおぼろげに記憶にある。調べてみたが08年夏頃のOAで間違いないようだ。このフラワーロードとかいう一大プロジェクトは15thを掲げて大々的に行っていた。てっきりこれは「ロード」にひっかけて翌09年に向けての「ROAD TO 15周年」企画なのかと思っていたが…。

2008年夏のヤフー知恵袋にはこの点を指摘した投稿も。この時点で視聴者やフラワーロード企画を取り上げたニュースサイトレベルでも08年が15周年と誤解・誤記しているところが多く、この混乱とドサクサの間にいつの間にか15年目が15周年にすり替わってしまったのかもしれない。

調べたところ、『15周年特別企画ファイナル「元気のミナとも」』というイベントを09年2月に行ったようだ。09年4月に15周年だったのに、15周年を迎える前に15周年企画が終わってしまった。09年4月に迎える15周年に向けて前の年から盛り上げているはずだったのに、いつの間にか15周年本番で盛り上がっていた事になってしまったわけだ。ROAD TOのはずがROAD TOが無かったことに。どうしてこうなった?

08年に15周年の印象を視聴者に与えすぎてしまったので、後戻りできなくなってしまった。そのせいでそれから5年の今年、19周年にも関わらず20周年を堂々掲げる事になってしまったのだろうか…。それにしたって5年前と違って20周年は下1桁の数字が変わらないんだから94年放送開始をアピールしまくれば明らかに不自然。公共の電波がこんな適当でいいのだろうか。

 

・先週新調した眼鏡、自室で使っている分には問題なかったがに外に出たら全ての視界がぼやけ、すれ違う人の顔も分からないレベルになりパニックに陥る。これでは前の眼鏡の方がマシだった。再び眼科へ。

検査員「それでは度数を上げましょう」
俺「おお!良く見える!どのくらい上げたんですか?」
検査員「0.25の単位で2つ上げてます」
俺「そ、そんなにっすか。ていうことは前の眼鏡より…」
検査員「いや、前の眼鏡はさらにこの2つ上です。」
俺「は?」

さらっとフリーザ様化する前の眼鏡。前の眼鏡は乱視を調整せずに近視の度数で無理やり引っ張っているので乱視を調整すれば度数を下げても見える、と前回の若手検査員には説明されていたのだが、なんと4つも下げられていた事が判明。おかしいな…1つ2つ下げた程度の口ぶりだったぞあの若手検査員…。4つも下げりゃそりゃ見えない。それにあの時検査で見えた時と全く見え方が違ってたんですけど…。

さらによく話を聞くとコンタクトと眼鏡の見え方が同じくらいか近いレベルになる場合は、コンタクトの度数より眼鏡の度数の方が高くなるという。ところが今回作った眼鏡の度数はコンタクトの度数と同じだった。眼鏡が圧倒的に見えなくなってていて当たり前だった。

というわけで眼鏡屋の保証を使って作り直し。新たなニュー・新眼鏡が誕生した。強くし過ぎると近くが見えにくくなる懸念は言われていたが、遠くはよく見えるようになった。これはいっそ近くを見たいなら自室用にもう1つ作るのもありかもしれないなとふと思うのであった。


10月3日(木)

DEEN徹子の部屋に出る

何故か突然出るというので録画。視聴。

・冒頭メンバーを紹介していく段階で1番最初の田川伸治がザ・ベストテン秘話と番組で水中ヨガしながら司会進行していた時の様子を質問したのでその話が長々と続き、いきなりDEEN無関係

・そのドサクサで田川だけギター担当だと触れられず名前のみ。

・プロデューサーが「試しでいいから歌ってみて」が「このまま〜」だった話は基本。正直15周年の頃から聞き飽きてきた話だが、話している池森も何度も同じ話をしているわけで、人によっては段々ニュアンスが変わっていったりしてしまうものだけど、この話は本当に毎回全く同じ話というのもある意味凄いかも。例えばプロデューサーが長戸大幸であるという名前を出すパターンとかにも変わらないし、作詞がWANDS上杉だという話は出ないけど織田哲郎や坂井泉水の話は出るのも定型パターン。織田坂井は認知が高いけど、長戸や上杉の名前は世間は知らないという判断なのだろうか。田川は「瞳そらさないで」加入だと自ら発言。

・徹子が山根公路をトーク担当という情報を仕入れていたおかげで、TVでは置物になりがちな山根公路のライブMCでの本領が珍しく3割程度は発揮される。が、さすがに超大物徹子を前にしてはメンバーが長く喋るような場面は皆無だった。他の番組MCよりも徹子がけっこう事前に情報を仕入れていたようで、他の番組ではメンバーが回答するような話でも徹子は「〜なんですって?」と既に回答込みで確認のためだけに話を振るようなスタイルなのも原因か。

・紹介VTRとして使用されたのが2008年(1度目)武道館。原曲や全盛期ではないキー下げ以降でビーイング時代の楽曲を流すことで、ダメージを軽減する番組側の配慮に感動。しかしこの5年前と今でも最早全く声が違っていた…。

・スタジオでTriangle Versionの「このまま君だけを奪い去りたい」と「翼を広げて」(サビだけ)を披露。今回のアレンジは去年録音したばかりのものなわけで。何で1年前に録音したものが1年でこんなに歌い方が別物になってしまうのか。サビの高音部分で裏声を使うこともなく、ウゥヴぁい去り、た、い〜いぃ〜になる事もなく(ズレることなく)普通に出ていたが、平メロどころか高音以外の部分は全部ささやき歌唱という新パターン。このため声が小さすぎてほとんど聞こえず、コーラスがやけにでかく聞こえるという事態に。サビで裏声に逃げたり、明らかに出てないよりは個人的にマシだったけど、高音以外が全部ウィスパーでは世間的にはプラマイゼロのような気がする。それでもこの曲は他の曲で調子がいい時でも常に苦しそうで低音も出しにくそうだったので、無理やりカスカスの声を出すよりはマシだったのかどうだったのか。武道館はマジで大丈夫だろうか。武道館では過去4回軒並み好調だったんだけど今回ばかりはダメなんじゃないか…。

・「言葉で伝えたくて」PVにレスリング吉田が出たのでメイキング映像を出しつつ(未商品化映像)、吉田について関連トーク。PVも流れる。新曲では一応普通に声出てますよアピールが久々に出来たので良かったかも。

・最後の方になって徹子が突然池森にその綺麗な声を保つのは大変でしょう?などと喉のケアについて質問。暴飲暴食しないことだと回答する池森。徹子なりのフォローなのかなんなのかヒヤヒヤした。ELT持田みたいに声の不調についての話ももう解禁してもいいんじゃないか…。


10月2日(水)

DEENがドラマ主題歌

「科捜研の女」主題歌に。

連ドラのタイアップって99〜00年に昼ドラタイアップが最後で今世紀に入ってから初、ゴールデンだと96年以来とかじゃなかったと思うので何だか物凄いタイアップを取ってきた感じに。とはいえ過去11作のこのドラマの主題歌はいずれも売上・知名度が恐ろしく低く、アルバム収録曲をそのまま使ったコブクロ(タイアップがついたので両A面2曲目としてカット)とか、シングルで切らずにアルバム収録で済ましたaikoとか人気歌手にとってはわざわざシングルA面で切るまでも無いという扱いをされてきたようなタイアップ。単純に数字だけ見るとZARDとしては落ち目と思われていた時期の「この涙 星になれ」が主題歌歴代最高で、O社トップ10入りでも同じくGARNET CROWとしては特段インパクトを残したわけではない「まぼろし」が加わる程度。正直これでいつもよりヒットだ!というわけにはまずもって行かないと思うので、「永遠の明日」の時のような期待はしない方が良さそうだ。

どうやら移籍に関してはスルーするつもりなのか移籍第1弾などの文字も無い。エピック様様のタイアップなのかとも思ったが、よく見たら過去にソニー系列が主題歌やった事の無いドラマなので、エピック移動による恩恵なのかもよく分からない。

そして何より驚きなのがパチンコのテイルズタイアップがついた新曲をC/Wに回してしまった事。唐突過ぎて謎だった歌謡路線の異色作で先日2パターン複数商法やっておいて、本当に両A面にしたほうが良さそうなところでこの扱い。さすがに前作の商法がDEENファンにとっては悪徳すぎていつも固定ファンオンリーの絶賛レビューで埋まるAmazonレビューの★評価がかなりマズイことになってしまうほど悪い反響を起こしたので複数商法は封印したようだけど。しかしそれで初回盤DVDの収録予定はテイルズ仕様というねじの飛んだような戦略。だったら両A面にしたほうが良かったんじゃ…。

あと連動応募券とかなんとか書いてあるから年内にオリジナルアルバムが来そうな予感。

 

・猛暑の中で3秒で考案された「夏の思い出」ですが全く投稿が来ないので新たに「理想のベスト盤」というテーマでの募集を開始します。

昨今重量級のベスト盤が流行しているけど、これの是非や、シングルは全部網羅されているべきか、アルバム曲や新曲収録とのバランスなど自分が理想とするベスト盤についての意見を自由に書いてもらえればなと思います。


10月1日(火)

9/23〜9/29

シングル

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1768.html

・1,10位はEXILEの新曲。合計わずか3.6万枚。O社では7.5万枚。今回も公式サイトなど世間や一般CDショップで見せているのはDVD付、CDのみのクリーンな2種発売だが、FC限定で携帯クリーナー全14種ランダム封入。14枚まとめ買いすればダブり無しというLDH商法を裏で展開。裏(FC会員向け)に何をやっているかはファン以外が行く事の無いLDHやFCサイトを見なくては進めない上に、最も肝心な部分は会員じゃないと見れないようにシャットアウトしている。これこそがまさに数年かけて確立したLDH商法の真髄。商法批判は全部AKB48や他のアイドルが被ってくれる(最近は露骨すぎてバレかけてるけど)。FC囲い込み分はサウンドスキャン対象外なのでO社とは大差に。さらに前々作のエグイド商法にほぼ全ての力を注いでいるのでおざなり気味。エグイド商法はO社限定ですぐ下にO社3位2.2万枚。O社限定で93.8万枚。再発でのミリオン楽勝達成への下準備は完全に整った。

・O社では1位だったNot yetだったが、2〜5位に分散。合計8.9万枚。O社は10.8万枚。今回劇場盤が無いとはいえ、条件は前作と同じ。総選挙1位経験者が2人もいる最強ユニットながら前作割れとなるとやはり勢いは落ちているのか。何故かType-Dを利用したキャラアニ販売をやっているにも関わらずイベントが特典ではなく、寄せ集めたようなグッズプレゼントという謎の事態に…。このキャラアニ販売分はサウンドスキャン対象外。

・東京女子流はType-Cのみが17位0.36万枚。サウンドスキャン入りは快挙。初のサウンドスキャントップ20入りだっけ?発売週にはイベント限定盤を使わずに市販3種を対象にしたイベントを連発したので、1番安いType-Cがイベント目当てで回転し、これがサウンドスキャンにも計上されたようだ。一方でO社での数字1.4万枚って一気に1万下がってないかこれ。どうした?

 

アルバム

http://www.phileweb.com/ranking/cd-top20/1769.html

・Superflyが1,2位、合計15.8万枚。O社も15.7万枚でほぼ一致。前作よりは高いけど前々作には及ばない程度。あまりに昨年〜今年にかけて2枚組以上や2枚同時の重量級ベスト盤が出まくっているので、ちょっとベストなら買ってみようかレベルのライトリスナーに余裕が無くなってきたのかどのアーティストもベスト盤でもさほど伸ばせないという末期状態になってきたような気がする。

それよりもO社が女性ソロアーティスト扱いしたのが違和感。女性ソロアーティストとして安室と倉木と並べられてSuperflyって明らかに字面が変だろ字面が。現在もメインライターである多保孝一との2人組ユニットでのスタートだったわけなので元はグループだった。多保はデビューから数ヵ月で辞めてしまい、裏方になってしまったので1stアルバムを出した時点ではもうメンバーは1人だけになっていたわけだからソロアーティストとしてデビューから6作連続1位は確かに間違っていない(なおアルバム5枚しか出してないのに何で6作なのかというと洋楽カバーアルバムをDISC-2につけたシングルがアルバム扱いされたため)。しかしSuperflyの公式プロフィールではソロプロジェクトの文字は無く、1番最初に「Superfly結成」と書かれていてメンバーは1人でもバンドのような扱いになっている。最新の日記では「素敵なプロジェクトにすべく、フロントマンとして」と書いているので、自分がソロアーティストであるという認識は本人すらもあまり持っていないような感じだ。

・VAMPSの発売形態が異色。Blu-ray付、グッズ付、通常盤の3種しか無く、DVD付が無い。アニメ界隈では完全にBlu-ray優位に切り替わっているが、J-POP分野では同時に出せばDVDの方がまだ売れる。なのにDVDユーザーを切り捨て、見たいならBlu-rayプレイヤー買え!という強気な姿勢。ロックだ。

・再ブレイク煽りが騒がしくなっていたモーニング娘。だったがリテイクベストで一気に勝負をかけたところ7位1.4万枚(初回盤)、O社1.65万枚。1年前に出したオリジナルアルバムがO社で1.4万枚。シングル3作連続1位による復活煽りメディアプロモーションである程度流される人が出てきて2万は越えると思っていたので正直驚いた。ていうかただでさえアニメのドラマCDの下という微妙な状況なのに、℃-uteが2パターン複数商法にしたのにそれやらなかったせいで実は℃-ute以下(数百枚ほど下回っただけなので実質はモーニング娘。の方が高いはず)になってしまったんだけど事務所はどういうつもりだったんだろうか。

・広末の再発追加収録ベストがO社で39位0.3万枚。こんなに売れた事が驚き。やはり俺より上の世代はCD買うんだなぁ…。

今秋は豊崎愛生、モーニング娘。をチェック予定。Superflyも西野カナもソナポケもベストが出れば聞いてみようと思っていたけどこうも立て続けに出されたらレンタルしてきたとしても全くもってまともに消化できないので全部スルーする。

 

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