CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 最終話

結城(金子ノブアキ)の爆弾によって特捜班のフロアは吹っ飛んだが全員無傷で生還。無傷で助かる設定にしてはあまりに部屋を吹っ飛ばしすぎたのでは…。また大山(新木優子)のPCも無事に生還しており、結城のUSBに仕込んでいたウイルスで結城のPCを乗っ取り居場所を特定。即座に5人そろって出向くが、迷いのある稲見(小栗旬)が車で突進してくる結城を撃てずに逃亡されてしまう。

結城の動機はカフェの爆発で恋人が死んだことだった。この爆破犯はテロリストにそそのかされてテロを起こそうとした総理(竜雷太)のバカ息子。本当の爆破場所は違うところだったが怖くなって事前に入っていたカフェに爆弾を置いて逃げてしまったのでカフェが吹っ飛び多数の死者を出す惨事となり、犯行がバレた総理息子は国家の体裁を守るために、海外へ飛ばされ無罪放免、事件は事故として処理されたというなかなかに酷い話が判明。

結城は弓矢で総理を病院送りにして、息子が見舞いのために帰国するよう促し、息子を本当の標的としていた。特捜班は息子の護衛任務という正直やりたくない任務をすることに。結城の襲撃により、またしても爆弾が置かれて処理が間に合わずに田丸(西島秀俊)が吹っ飛んで気絶。これまで稲見と並んで戦ってきた戦闘要員が1番最初に離脱し、大山は一撃で気絶。樫井(野間口徹)は人質にされてしまうが、ガッツを見せて反撃。しかし撃たれて気絶(偶然工具に当たっていて助かった)。吉永(田中哲司)も格闘能力の差で敗北。

稲見と息子は建物内に逃走し、稲見と結城は激しい格闘を繰り広げる。稲見やや劣勢だったが、バカ息子が落ちた銃を拾って結城に向けるという火に油注ぐ真似を。結局稲見も銃を拾って銃の向け合いに。さっさと撃てばいいのに結城は長々と恋人が死んだ話を語りだした

そもそもこの事件、結城の目的は極めて個人的なもので総理の息子への復讐だったので、粛々と目的のためだけに動けば正直特捜班が出てくる前にとっくにやれていたはずである。結城がやればよかったのは総理襲撃からの息子が帰国するよう仕向けて殺すだけ、もしくはどこにいるのか調べて海外へ殺しに行くのでも良かったはず。仲間にするなら同じ爆破で死んだ遺族で組めば目的も一致して最強集団になっていたはずである。結城がそうだったように大切な人を失って自暴自棄と復讐心だけで生きる屍と化し、自身の死を厭わない玉砕覚悟の特攻に走るスピリットの持ち主で構成された最恐集団を結成していれば息子はおろか総理もろとも殺れたはず

なのに稲見の前に現れて本当の目的を隠したまま、俺たちの手でこの国を変えようぜ!などとスカウトしたのはなんだったのか。復讐目的なのに目的を崇高なものにすり替えて稲見を誘った挙句に断られたら警官を撃って逃亡したり、特捜班のとこ乗り込んで爆破仕掛けてきたりわざとケンカ売るような真似をしてきたのは何故だったのか。ス ト ー リ ー 崩 壊と言ってしまえばそれまでだが、この土壇場で息子を殺さずに、稲見に理由を語ったところからして、本当は誰かに分かってほしかった、という事だったのだろうか。

結局モタモタしているので目を覚ました特捜班4人も駆け付け、稲見が逆転。しかし稲見は殺さずに銃を壁に向かって撃ち、1度死んだから生まれ変わってやり直せ的な事を言って逮捕で終結させようとする。

しかし、鍛冶(長塚京三)が総理から受けていた指令は実は結城は危険そうだから絶対抹殺。しかもそのための囮として息子を「提供」しようと言い放ち、息子は2人いるので最悪1人いなくなっても構わないというものだった。総理ダークすぎ。これそのまま放置でストーリー終了は夢も希望も無さすぎ。そして竜雷太、先日の『貴族探偵』ゲスト出演時は声がヤバいことになっていて体調が心配されたがあの出し切れてないような変な声は変な役作りなだけだったようで、このドラマでは普通に喋っていたのでその点では安心した。

外に出た結城は即刻射殺。去っていく鍛冶の姿に特捜班5人は自分たちはこのための駒にされたと気づくのだった…。

鍛冶によれば稲見が迷いを吹っ切って結城を殺せばもっと丸く収まったはずだったと言う。中盤頃は組織を変えるための巨大な権力を手にするために必要な悪もある…くらいの考えかと思っていたけど最後に考えのズレが。やっぱ黒いだけの人だった。

樫井は警視庁爆破のための図面を書き始め、大山の元には維新軍の残党(?)からのチャットが入り、田丸は謎の組織の男(神の光教団の残党?)の元へ出向き、吉永はなんか偉くて悪そうな権力者に認められていて、稲見は自室で暗闇の中で苦悩したまま終了。稲見の癒しとなっていたバーで知り合った女性も救いにはなれずに登場せず(電話できず)。全員がテロリスト堕ちするのを示唆するかのような後味の悪い状態で幕を閉じてしまった。

全部終わっての感想

本格的なアクションと後味の悪い事件の結末が続くかなりハードなドラマで、最近の温めのドラマの雰囲気に90年代以前とはまた違う現代で出来る範囲での過激さを持ち込んだような攻めのドラマだった。

なんだかんだ5人がいいチームワークになっていくなど安心できる部分もあったけど、最後の最後で鍛冶が判断を誤った結果、全員が国家不信不可避な状況になってしまったのはいかんともしがたい。続編があっても主人公がテロリストになるような勢い。バトロワ2かよ。それはそれでバトロワ2よりも動機が鮮明で面白い事にはなりそうだけど。

貴族探偵 9話

冒頭から今回のゲストで作家の小市慢太郎に軽部アナがインタビューしているという映像内で軽部アナが「昨年はゲス不倫という言葉が流行りましたが…」となんの意味も無く前月9で連呼したゲス不倫を持ち出すフジテレビ。そんなにフジテレビはゲス不倫が好きなのだろうか。ていうか小市慢太郎、こないだ『CRISIS』で盛大に爆死したばかりじゃないか。

田中千絵が殺され、いつものように愛香(武井咲)は妄想で小市慢太郎が犯人と断定。他の人アリバイあるからというほとんど消去法みたいな決め方でついに来るところまで来たかコイツ…と思いきや証拠があると自信満々な愛香。もう9話だし、ようやくちゃんと証拠を掴んでいたのかと一安心したのも束の間、なんと小市慢太郎にはそっくりさんがいて入れ替わったと珍説を唱え始めた。作家である小市慢太郎のフリをしてかつて無銭飲食で逮捕されたソックリさん(小市慢太郎、特に雰囲気変える事も無くそのままで1人2役)を金で雇い、アリバイ作りに利用したという。入れ替わっていた証拠の指紋があると豪語する愛香。

しかし、鑑定結果はまだ出ていなかった

鑑 定 結 果 は ま だ 出 て い な か っ た 

直後に鑑定結果が鼻形(生瀬勝久)から知らされ、指紋は一致していたとして見事に証拠が砕け散り、玉砕。何故証拠が確定するまで待てなかったのだろうか。ものの5~10分待てばよかっただけじゃないか。9話にもなるのに反省の色ゼロじゃないか。

いつものように執事勢が本当の推理を展開。なんと小市慢太郎がそっくりさんと結託していた事と、小市慢太郎が犯人であることは当たっていた奇跡か。

だが本物の小市慢太郎は既に死体となっていて、真犯人は妻の高岡早紀。自由奔放な妹の田中と小市が不倫に走り、小市を脅して妹を殺害させたが、殺害状況に愛情を感じさせる小細工を小市が施したことから小市も殺害したという。高岡に脅迫され事件が片付くまで小市のフリをすることを強要されたソックリさん哀れ、というオチだった。

これ以外の事件関係者に中村俊介がいたが、まさかの空気。同じフジの2時間サスペンス浅見光彦シリーズ(何故か2015年を最後にシリーズが止まっているようだけど)では長年主演をしている中村俊介だが月9にはあまり縁が無いらしく2013年の『SUMMER NUDE』でも途中登場、主人公カップルに割って入りそうな伏線を張っておくもなんも生かさずにそのまま空気化していたなそういえば…。

元々今回の事件現場の近くが切子(井川遥)の事故・死亡現場であり、「政宗是正」について鼻形と調べていた愛香。あまり新しい事は分からなかったが、切子の事件捜査にも不審な点があり、鈴木(仲間由紀恵)が関与していたらしい…という事が判明した程度。ここから疑惑を深めて貴族探偵(相葉雅紀)との関わり、鈴木の素性について慎重に調べていくというどう考えてもそういう段階だったはずだが、愛香は単独で直接貴族探偵の元へ向かい、貴族探偵を宗是正と呼んで切子を殺したと断定。最終回へ向けて貴族探偵への疑惑を視聴者向けに深めるのにはスリリングな展開ではあるけど、愛香の妄想癖が回を追うごとに酷くなっていってる…。

リバース 9話

小笠原(武田鉄矢)が刺され、新たな脅迫メールが送られてきた。しかし2発も刺された小笠原は当たり所は良かったらしく、即座に復活。話を聞いた村井(三浦貴大)も心当たりがあると告げる。ようやく小笠原とメンバーそれぞれが同じ方向を向いて10年前の事件と向き合う状態となった。ていうか小笠原があんな嫌味な感じで出現しなければもっと早くみんな協力体制になれたのでは…。

まずは小笠原を刺した犯人は村井の父の秘書が命じたチンピラと発覚。その辺は元刑事・フリージャーナリストの驚異的捜査能力であっさり暴き、村井陣営は崩壊へと向かう。10年前の事件の捜査を打ち切りにさせたのもやはり村井父の圧力で、その見返りが村井の結婚だった。村井は父と決別するため新たな一歩を踏み出していた。

浅見(玉森裕太)のサッカー部の件はかつて深瀬が演説した辺りから動揺の色を見せていた後輩連中が耐えかねて揃って謝罪。しかし肝心の主犯格は10年後に振り返っても嘘ついてよかったと思えた!などとのたまい、折れる気配なし。

谷原(市原隼人)は嫌がらせ上司より上の立場の人に企画書を渡して本社への返り咲きを図るがタイミングが悪く、嫌がらせ上司に書類を受け取られてしまいそのまま捨てられてしまったが、捨てているところを上の立場の人が目撃しており最終回で逆転できそう。ていうか谷原はこのクソ上司に一点集中でどんだけロックオンされているんだろうか。

警察に出頭した美穂子(戸田恵梨香)だったが、全員が訴えないこと、谷原も自分で落ちたと言い張った事で厳重注意に終わる。深瀬には会いたくないと言い放ったが、今度は浅見や谷原が背中を押す形でアシスト。それぞれが新たな一歩を踏み出す中で、深瀬も美穂子ともう1度向き合い2人は仲直り。

広沢の事を改めて振り返るノートに美穂子も記録を重ねていく中で、何気に美穂子は広沢は蕎麦アレルギーだったと書き込む。深瀬は聞かされておらず、蕎麦屋に寄った時に1人だけカツカレー屋に行ってしまったのはそのためだったのかと今更納得する深瀬。ここまでは呑気だったが、喫茶店の奥さん(YOU)が持ってきたハチミツを見て驚愕。それはあの時広沢に渡したのと同じハチミツ、蕎麦のハチミツだった。

広沢を殺したのは…俺だったのか…。

全てがリバースして深瀬に帰ってきたところで最終回へ続く。

原作はここで終了してしまう。ドラマ化される時点でオリジナルでその先を描く、としていて最終回が丸々原作のその後を描く話になる模様。小笠原が新たにつかんだらしき何かも残っているし、深瀬がどうハチミツの件に向き合うのかも気になるところ。

残酷な観客達 4話

音楽室から廊下を出て外へ出ようとするも鍵が締まっていた。そこからカフェテリア(食堂)に灯りが見えたので移動するとまたしても閉じ込められてしまう。が、なんの指示もないままに徐々にみんな眠くなっていってしまい、就寝。目覚めたら食事が用意してあったが2万いいね!もらったら食事という指示が出される!

というだけの話をダラダラと行い、21番綾乃(渡邉理佐)と16番楓(原田葵)の3年前の過去がインサートされるなどしたが、転校ぼっちだった楓に綾乃が声をかけてグループに入れてあげたが、綾乃は裏番的存在、楓はくっついていくだけの流される存在…というのが示唆された程度で特にこれといった盛り上がりは無し。裏番ぶる21番に17番ゆずき(平手友梨奈)が突っかかっていくような場面はあったが、最後は少し優しさを見せた21番の姿にゆずきが21番のような存在が必要だと告げるなどよく分からない展開。

また4月途中で体調不良で活動休止になった今泉佑唯がここから撮影不参加になったらしく、「2番がいない!?」とざわつくシーンが加えられたが、最後に出てくるのか脱出成功したのか消されたのかは言及されず。いいね!をもらうための1発ギャグを繰り返すのもそろそろ飽きてきたし、このドラマもしかしなくても全く面白くならないんじゃ…。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 9話

田丸(西島秀俊)が謎の男にスカウトされていたが特に新たな展開は無し。稲見(小栗旬)の自衛隊時代の同僚の結城(金子ノブアキ)が失踪したと鍛治(長塚京三)から連絡が。間もなく結城は稲見に接触してきて国家へたてつくから協力しろとスカウトしてくる。また分かりやすく悪堕ちした世界を変えてやる系テロリスト出てきたなぁ…。

この時点での結城は大々的に追われているわけではなく、表向き休暇から戻らずそのまま失踪したので捜索しているという段階だったので、静かに潜っていればいいのに何故か通りがかった警官を撃って逃亡するという罪が残るような真似をしたので普通に追われる身に。結城は3日後の約束の場所と自分から指定していた場所には現れなかったが、近くの屋上から去っていく特捜班の顔を確認。一般人として張り込んでいた特捜班だったが、結城が現れなかったから油断したのか、ザ・俺たち仲間です!みたいにセットで揃って場を去っていくもんだから外から見てりゃこいつらが仲間だと分かっちゃうという…。

さらに結城は大胆に特捜班の職場に出現。少し早く出勤してきた大山(新木優子)を脅して閣僚の個人情報を入手。大山が密かに吉永(田中哲司)にメッセージを送っていたので特捜班が駆け付けるが大山を盾にした結城は爆弾を置き土産にして堂々逃亡。死にはしなかったが特捜班の部屋(の隣に稲見が爆弾を持ち去ったっぽい)はズッドーン爆裂して部屋はグチャグチャ、特捜班全員気絶して次回へ続く!

稲見の過去が!?とか煽っていたのにこれまでと同じ自衛官時代に命乞いする同僚らしき男を射殺した以外の回想は出てこなくてほとんど煽り詐欺。回想に出てきた事も無い結城が突如出てきて結城がテロに転じた理由も次回へ持ち越しになったので結局何も分かってないっていう。わざわざ2年も会ってなかった稲見をそんなに魅力ある言葉や理想も語らずにスカウトしようとしたり、逃げるのに無駄に警官撃ったり、特捜班の部屋に乗り込んできたりとここまで挑発してくるのもちょっと尋常じゃない勢いだった。ていうか警察の入口ザルだなぁ…。