コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 7話

80代のばあさんを助けようとしたこれから結婚式の若い夫婦が一緒に踏切事故に巻き込まれ、白石(新垣結衣)、灰谷(成田凌)、雪村(馬場ふみか)を乗せてヘリが出動。着陸ポイントがまだ確保できていないのでしばらく待機するというパイロットの報告に灰谷が急いでもらえないかと急かしてしまうが、パイロットへの指示は禁止事項だった。白石は咎めるが、直後パイロットは着陸を試みて木に引っかかって機体は大きく傾き…。

予告スポットで大々的にやっていたヘリ墜落!?だったが、描写は機内がガクン!としただけ。着陸に失敗したという病院側の視点に変わってしまい、やがて白石に連絡がついて全員無事で患者の救助に当たっているがヘリは飛べないとだけ連絡が入る。なんと着陸に失敗したというヘリの状態はバックでちょっと映っているだけで終わり(見た目いつもと変わらず失敗したように見えない)。白石が足を引きずり、灰谷と雪村が顔を少し切って流血しているという形で事故の状況を表現。けっこうな省エネっぷりで驚いた。その後はヘリの運用2週間停止処分により現場に放置された(帰りには使えない)と思われるヘリが登場することは無かったが、ラストシーンになっていつもの場所で整備されているヘリが再び映し出され、そんなに大掛かりな修理に至らずに直った事が明かされた。

事故現場では男性が既に助からない状況になっていて白石は速攻で判断してばあさんを助けに向かうが、割り切れない灰谷には迷いが。しかもちょうど見える位置に重傷だが意識のハッキリしている婚約者の女性の乗った救急車があるという「T」の字状態だったため、女性による男性を助けてくれ!という悲痛な叫びがダイレクト&エンドレスで突き刺さる状態に。灰谷は助からない男性の救命に乗り出し、手の回らない白石がリモートで藍沢(山下智久)に託し、藍沢が画面越しに診断して改めて手遅れであることを伝えてあきらめさせる。エンドレスな助けての叫びを背に…。

これだけでも灰谷の心の傷は深かったが、事故の査問委員会ではパイロットは灰谷のせいにせずに謝罪。たまらず灰谷が自分のせいだと告げるも、監督責任という形で白石が謝る形になり、最終的にパイロットと補佐の2名が飛ばされ、灰谷は何の処分も受けない状況となり、逆に余計苦悩が深まってしまった。

ヘリの方はともかくとして男性が助からなかったのはヘリとは無関係でそれほど手遅れだったわけだけど、それすら背負い込んでしまった灰谷。白石は気にかけていたが、何故かどうしたらいいかを藍沢に聞いてしまう始末で、攻めも慰めもしない放置。むしろ灰谷ビジョンでは白石かなり冷たく見えてたんじゃないかくらいの勢い。

白石は藍沢には自分のせいじゃないのにヘリの事故も助けられなかったのも自分のせいだと思い込んでしまっている…とか語っていたが、そこまで分かっているならそれそのまま言えば良かったのでは…。藍沢の答えは放っておけだったが、結局、倉庫で沈んでいる灰谷を発見した横峯(新木優子)、馬場がコンビで灰谷の良さをアピールして励ます(冒頭のギャグパートで横峯がドラマ『救命病棟24時』を見て医者になろうと思ったと語り、休憩室でドラマを見ながら台詞を完コピしていた、この場で馬場に看護師になった理由を聞いたら酷い家庭環境だったので1人で生きていくためであり、純粋に人を救うために医者になった灰谷は凄い的な励まし)まで誰も何も灰谷に告げないという灰谷的に生き地獄の状態が続いてしまった。

さらに灰谷は白石の名前で大量の睡眠薬を入手していたことが、橘(椎名桔平)のチェックで発覚。心配していたところ、重傷を負った灰谷が運ばれてきて次回へ続く。これは…灰谷の落ち込みやすい性格を考えれば放置しすぎた…としか。

もう1つ予告で引っ張っていたピアノ少女の手術の日に明かされていない何かがあった!?という話は、藍沢と新海(安藤政信)による手術中に緊急オペが入り、藍沢は途中までを新海に託して場を離れた。しかし思ったより時間がかかったので、戻って来た時には新海が手術を終えてしまっていたというものだった。要するに藍沢が執刀すると約束したのに肝心な部分を全部新海がやってしまった、という事で自分が執刀する約束を破ったというのが藍沢の抱えていた苦悩だった。これは微妙な…。自分でも無理だったし、新海だったからここまでやれたみたいにフォローは入れていたが、当初自分でこのことを告げると言っていた新海がまだ言えてないとか言い出したのも含めて新海の腕が悪かったみたいな感じになりかねないし、少女としても藍沢が大丈夫だというから藍沢に任せたのに藍沢オペしてませんでした…とか言われたら…。どうすんだこれ。

冴島(比嘉愛未)と藤川(浅利陽介)はやや空気だったが、冴島がもし似たような状況(ばあさんが踏切で立ち往生してたら)になったら、自分を1人にしないでほしいと訴える。前回、物凄く普通に復帰して何事も無かったかのようだったので、ここで前シリーズまでとのつながり(恋人が途中で死んでいる)を出してきた感じ。

緋山(戸田恵梨香)は相変わらずあまり役割が無く、今回は事故で助かった女性に死んだ男性の検視報告を伝えなきゃならないという重いポジションに。ていうかいつの間にか救命の書類仕事担当みたいになってないか。人手が足りないってそっちの人手だったの?

女性の悲しみが深く、伝えられる状態じゃないので思い悩んでいたが、助けようとしたばあさんが危篤になる→藍沢が新海を呼び出して救おうとする→新海が80代だし、可能性が10%も無いくらい低い手術をするのはどうかと渋る→死んだ男性と横で寝ている女性が命をかけて助けたばあさんだから助けたいと藍沢が強く語る、という熱いやり取りがあったので話がしやすくなり、さらに男性は女性もかばおうとしていた形跡があった事から女性も生きる希望を取り戻せてうまく行った。

また再登場した丸山智己は緋山と仲良くしていたが退院していった。何故かいつの間にか2人の仲を名取(有岡大貴)が嫉妬しているかのような謎の三角関係描写も…。

今回の事故でパイロットが飛ばされてしまったが、パイロットをしていたのは今シリーズで登場し、2話以降を担当していた新しい人だった。ヘリの事故という今回のストーリーで梶(寺島進)が灰谷の言葉で判断を焦るなんて事になるのは梶のこれまでのキャラクターから無理があったと思うので(白石も黒田(柳葉敏郎)と田所(故・児玉清)が始めてずっと無事故だったのに…とたった1度のミスで世間に叩かれる…と嘆いていた)、このために新しいパイロットとしては若手っぽい新キャストにしておいたのかもしれない。しかしこれでベテランの梶(寺島進)が復帰するのだろうか。一応公式のキャスト表に寺島進の名前はあるが、1話の1シーン(藍沢が久々にヘリの乗ったのを懐かしむカット)しか出てないんだよな…。

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