コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 最終話

開通前の地下鉄の線路内を歩こうという謎イベントの最中に直撃で発生した崩落大惨事。最早テロリストによる爆破なのではないかというくらいボッロボロに崩れた線路内で、更なる崩落が発生し、3ヵ所に分かれていた藍沢(山下智久)&雪村(馬場ふみか)、緋山(戸田恵梨香)&名取(有岡大貴)、藤川(浅利陽介)や多数の救護隊、けが人が巻き込まれた。前回ラストでは藍沢が地下水が漏れているのに気づき、藍沢&雪村だけ犠牲になったように描かれ、埋もれる藍沢がラストカットで引いていたが、実はこれはダイジェスト展開だったらしく、今回は30分前からじっくり描かれた。

開通前ながら完成した地下鉄の崩落は2度目の崩落時の様子から地下水がたまっていたのが原因とだけ説明されたが、そんな地下水どっちゃり溜まっててヤワいところに地下鉄作るかよアホかよ…という過去の災害に比べても妙にありえない事故にされたのは事故のネタ切れだったのだろうか…。

藍沢&雪村は即復活し、地上への脱出もすぐに果たした。前回ラストは見せかけだった…。深刻なのは緋山&名取は動けるが閉じ込められた状態、子供を助けようとした藤川が瓦礫に挟まれて身動きが取れなくなっていた事が判明。結局藤川が最も深刻だった…という冴島(比嘉愛未)が立てまくっていたフラグ通りの展開に…。藤川も意識はあったので子供を安全な場所へ行くように告げ、この子供が藤川が生き埋めな事をみんなへ伝えた。横峯(新木優子)、冴島やレスキューが駆けつけた際にはすでに藤川はだいぶ弱っており、藍沢も駆けつけるが、藤川はさらに危ない状態になり意識不明に。最悪足の切断もあるとかなんとか緊迫した状況に。

緋山&名取は助からなかった妊婦の子供をどうするか無事な父親に訪ねるが、女主導だったらしいこのカップル、男は育てられないなどと情けない事を言い出したので2人で説得して子供を助け出す。…が、特にその後のアフターフォローも無く、この男や赤ん坊がどうなったかは不明。

横峯&雪村は藤川の近くで巻き込まれ、意識もはっきりしていたレスキューの人がトンネル内を搬送中に急変、こちらは助ける事が出来ず…。このレスキューの人、元気だった時に横峯&雪村に「こんな若くてかわいい人とナイスバディな人に見てもらえるなんて!」と喜びを語っていたが、ナイスバディ?誰?と思ったら雪村の中の人(馬場ふみか)がグラビアとかやってるからだった。このドラマの服装じゃナイスバディなんて見抜けなくない?相当な慧眼をお持ちで…。

その頃、ヘリの無線恐怖症により病院に残っていた灰谷(成田凌)は運ばれてきた重症患者の原因不明の状況を解明し、橘(椎名桔平)に褒められていた。それぞれに見せ場を作りながら最終的には藤川も無事に助かり、延長分以上の時間をかけてエピローグへ移行。

フェローたちとほとんど事務的な会話しかしてこなかった白石(新垣結衣)は灰谷ビジョンで案の定パーフェクト超人化していた。「たくさんの人を救う医者になれるんでしょうか…?」→「なれるよ」という簡易な返答をする白石に「簡単に言わないで下さい。できる人にはできない人の気持ちは分からない!」と灰谷がつっぱねて溝の深さが明らかに。白石は黒田(柳葉敏郎)の件を初めて後輩に告白し、弱さや人間味を見せ、見守ると初めて告げた事でなんとかパーフェクト化していた灰谷ビジョンも緩和されたようだったが…。白石は同期相手には普通に喋れるのに、フェロー達にはホント人間味が無くて自分たちに全く関心が無い上司に見えてたと思う。

冴島の丁寧な助言で考えを変えた雪村
藍沢に時々褒められるとニコニコ喜ぶ横峯
気が付けば同期よりも緋山との会話の方が多くなるほどに懐いた名取

対して灰谷は性格の違いもあるだろうけど白石との距離が開くばかりでヘリ事故の際の毅然とした白石の態度が決定打になった。白石本人は灰谷の心のケアをどうすればいいのか同期達には相談していたし、突き放す態度を取っていた藍沢や緋山よりも終始フェローの指導に対して真剣に考えていたのでそんなに冷たかった印象は無いんだけど、よく考えたらそれは親身な“つもり”になっていただけだ。その結果が灰谷ビジョンの完成である。横峯ビジョンや名取ビジョンの白石へのパーフェクト視は灰谷より低いだろうけどおそらく変わらない。だってそれくらいフェローと白石って普通に会話してないんだもん…。

ピアノ少女や橘の息子、丸山智己の件も基本的に一件落着の形で決着し、冴島フラグを受けて一般整形に移ると宣言していた藤川も結局冴島に本当にそれでいいのか聞かれて残る事にしたようで、結局藍沢が年明けにトロントに行くことが決定した以外は全員救命に残った状態のフルメンバーで終了。

医局長ポジションが待っていた緋山だが、父の病院へ戻るのを拒否して救命に残ると宣言した名取をかばって父親を説得したところ、「いい指導医に恵まれた、これからも息子を頼む」と頼まれてしまった。医局長として迎えてくれる上司と名取父が友人同士のため、どっちも断れない完全に板挟みとなった緋山はヤケクソで丸山智己含めて3者全取り宣言をしていたが結局どうすんのこれ。

全部終わっての感想

今期で初めて導入された恋愛展開は藤川と冴島が同棲している状態から始まり、結局緋山と丸山智己がゴールインした程度に留まった。1話で藍沢が白石1人に対して「お前がいるからな」と特別視するような発言をしていたが、結局視聴者の恋愛展開過剰にイラネという声を気にしてか、これといった進展は無く、最後の藍沢と白石の会話も結局自分のためだけに医者をやっていたのが、仲間に恵まれて誰かのためにと考えるようになったと感謝を告げる中でやはり白石個人にも感謝するという感じで視聴者の顔色を恐る恐る伺うかのようだった。といっても白石は最初から鈍感設定で何も気づいていないので藍沢に何を言わせるかに細心の注意を払っていた感じがした。

それにしても今期の白石は鈍感っぷりが際立って見えた。リーダーポジションゆえもっと全体を見渡す必要があったとはいえ、藍沢もいざというときはバシッと伝える事を伝えていたのに、フェローたちに最も向き合っていなかったのが白石だった。同僚相手にはくだけた様子や笑顔もツッコミもしてフェローたちへの思いも熱く語れるのに、肝心のフェロー本人たちを前にすると真面目な顔で事務的な会話しかしない…というのがほぼ最後まで続いてしまった。灰谷に言われて初めて自分がクールでパーフェクト超人なできる人に見られていることを自覚したようだが、藍沢には何だかちょっと嬉しそうに語っていたので根本的な問題に気付いてないっぽいところがなんとも…。

地味に残念だったのが結局1話の1カットしか出演しなかった梶(寺島進)。ラストカットでパイロットが映ったのも別の人という実質降板状態だったが、実は壁に貼られていた救命のメンバー表ボードではパイロット欄トップの位置に梶の写真が貼られ続けていたのでこれが中途半端で余計に気になった。しかもこの梶の写真が貼ってあるボードを映した直後に別のパイロットのカットである。しかもこのパイロット、事故で外された早川じゃなかったか?(一瞬で判別できず)寺島進とドラマサイドに何かあったのだろうか。

それにしても主人公たちの成長物語では無くなった結果、冴島の大切な人への過剰な死亡フラグ緋山の異常なまでの災難担当、前シリーズでは元夫婦で復縁したらしい橘&三井の突如登場した息子がいきなり重病でした…などこれまで以上にじわじわ辛い重い展開が多くてしんどかった。来年の映画化も発表されたが、映画見に行ってまで重~い展開はしんどいからパスしそう…。

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