コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 5話

名取(有岡大貴)が現場で診断し、別の病院へ搬送させた患者が急変して救命に運ばれてきた。名取の診断ミスで、名取は動揺するも強がって言い訳を繰り返す。なんとか患者は助かったもののその患者はレスキューの人でレスキューしそこねて意識不明のままの若者を気にし続ける。その様子と言葉を聞いた名取は自らのミスを認めて謝罪する。

名取のやる気の無い態度が少しだけ改善されるのがメインの展開かと思いきや、予告ではちょろっと触れられていた冴島(比嘉愛未)が突如倒れるというのが大騒動に。なんとそのまま緋山(戸田恵梨香)の尽力でもどうにもできず流産。藤川(浅利陽介)がなんで冴島ばかり、好きなやつに死なれたり(前シーズン)、子供に死なれたり、あんまりだ!と言うほどにあんまりな衝撃展開に。

さすがに主演級5人のうちの1人である冴島に流産展開では全体のトーンも激重。今シーズンでポッと出の名取がウダウダしているのなどどうでもよくなるような勢いで、なんとか合間合間にほっこりするようなシーンも入れてきていたものの、藤川と冴島が供養に向かうラストシーンも気分が沈むばかり。

緋山の丸山智己への突如の恋心展開は冒頭では友人の話として相談を受けた白石(新垣結衣)が不倫!?と叫んで不倫ダメを叫ぶギャグ展開とされたが、丸山智己は今回の負傷によりあっさり離婚。さすがに『コード・ブルー』でゲス不倫なんてやるほどフジテレビも落ちぶれていなかったのには安心突如コロッと恋に落ちてしまうくらいしか見せ場を与えられない緋山の立ち位置がどうもなぁ…。

藍沢(山下智久)はやや影が薄めだったがラストでは緊急手術したピアノ少女の手に麻痺が残った事が発覚するという救いの無さすぎる展開でただでさえ冴島流産で暗かったストーリーがさらにダークに…。

あと前回で冴島にアドバイスされて少し考えを改めた様子の雪村(馬場ふみか)だったが、考えを少し改めた事でこれまで虚勢を張っていた糸が切れたのかなんなのか、冴島が倒れた様子を見ると異様に動揺して半泣きで震えおののくという過剰な反応を示していたのは何だったんだろうか。

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 4話

大きな事件は起こらずに笑顔をキーワードにして複数のエピソードを描いた回。

復帰した冴島(比嘉愛未)は藤川(浅利陽介)のプロポーズを受けて徐々に仕事をセーブしていくようでヘリには乗らずに後輩の雪村(馬場ふみか)にその座を譲る事に。初回からやたら自分は使える奴アピールをしていて冷たくガツガツしていた雪村は現場でも患者の少年の母親がパニックになるのを無視して邪魔そうにしているだけだったり(しょうがないのであまり喋らない藍沢(山下智久)が状況を説明して安心させた)、回復した少年に窓から花火が見えるようにベッドを移動させようとする冴島にそこまでしていたらキリが無いなどとのたまう始末。クールすぎて笑顔の無い雪村に冴島が優しくフライトナースの役割を説く。言うてドラマ初期の頃は冴島もかなり不愛想な人だったが丸くなったなぁ…。

その患者の少年は首にバーベキューの串が刺さるという何をどうしたらそうなるのか良く分からない大怪我で、最終的には助かるも藍沢と新海(安藤政信)、そして主演陣が揃いも揃ってサポートするという最強編成でのオペとなった。

同時進行で橘(椎名桔平)と三井(りょう)の息子に異変が起きてこのドサクサで新医師の井上(滝藤賢一)が登場。何とか助かったと思ったら、今度は同じ心臓の病気で年も近い友人が危篤になり、こちらは橘とレギュラー陣の懸命の処置も及ばず死亡。息子は動揺するがこういう時こそ笑顔が大事だと橘が言い、デフォが悲痛な人相になっていた三井が決死の笑顔を見せて息子を励ます。

序盤で三井が橘に息子のところにもっと行ってくれ!と怒っていたが、ドラマ上では橘はほとんど現場に出てきてなくて息子関連のシーンばかりに登場している状態なので視聴者としてはいつも時間を見つけては息子のところにいる、あとは部長としておろそかにしない程度に仕事している…という認識で見ている。これは少し変な感じがした。先週なんか橘が息子のところに行くシーンはあったけど三井は全く登場してなかったし…。

バーベキュー少年、息子の友人少年、息子…と何故か3人も少年が出てきたのでなんだかゴチャゴチャしてしまったが、予告等で息子とバーベキュー少年が二軸のように扱われていて、バーベキュー少年の方は最強編成でのオペという派手なカードを切ったものの雪村のためのエピソードに終結してしまい、息子の方には繋がっていかなかった。さらにもう1人死ぬ少年まで出てくるなんて同じ回でそんな少年を重ね掛けしなくても…

藍沢はいよいよ危機に陥っているピアノ少女に手術を受けるように微笑を浮かべて大丈夫だと励ます。新海に危険な手術なのにそんな安直な事を…と咎められるが、それでも責任は負うから生きてほしかったんだとちょっとらしくない事を言い出す藍沢。

緋山(戸田恵梨香)は在籍していた産婦人科医としての仕事で後釜も入って居場所が失われたことからグロッキーな精神状態に。先週登場して手足に麻痺が残り、料理人としての道を絶たれてしまった緒方(丸山智己)が継続して登場し、店を追われながらも先週と変わらぬ前向きさで緋山を励まし、ここでも笑顔の重要性が。ちょっとその気になった緋山だったが、緒方には普通に妻がいた!と突如恋愛展開ぶっこんできて次回へ続く。

前クールと違い、ゲストにはあまり知られていない俳優を起用している中で、連ドラレギュラー級で有名な丸山智己だったが案の定セミレギュラー入りする模様。急にここに恋愛話持ってくるとは思わなかったけど、主人公藍沢、現場のトップになった白石(新垣結衣)、カップルになった藤川・冴島に比べて緋山はキャラ的にやることがあまり無いのでこうなるのか…?2ndではその前のSPで負った怪我の後遺症、ようやく解決したと思ったら今度は理不尽な訴訟問題とかいろいろあってフェロー認定されない結末だったが、今回それらの影響も全く無くなっているようだし。

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 3話

予告では白石(新垣結衣)、灰谷(成田凌)、冴島(比嘉愛未)がヘリで患者を運んでいる最中に患者が嘔吐し、それを浴びた冴島が昏倒し、他2人も体調不良に陥るという原因不明の汚染話がメインで扱われていたが”命とその人が命よりも大事だと思っているもの。どちらかを選ばなければならないときどうすべきなのか?“をテーマにした話。

この患者は自殺を図りシアンを摂取したが死にきれずに嘔吐したので割と早く回復。それを浴びた冴島の方が重症になってしまい意識不明になってしまった。白石、灰谷は直接触れていないのでしばらくして回復。しかしこの自殺男、自身が全てをかけていた研究のコンペで敗北し人生に絶望しており、妻の励ましも全く効かない。動けるようになるとすぐに飛び降りキメてしまい、またしても大手術になってしまう。死にたがっている割に意識とは別の体そのものの生命力は強いらしく、今回も生き延びた。

対して冒頭で運ばれた渓流で滑落した料理人の男は、料理人の要である手に麻痺が残ってしまう事に。しかしこちらはかなり陽気で前向きな男で起きた事は仕方がない!とひたすら前向き。

前回から登場した藍沢(山下智久)が脳外科で見ていた天才ピアノ少女は手術を受けないと命が危険な段階ながらピアノが弾けなくなるのを恐れて結局手術を保留。

と、色々な人々を見た藍沢が冒頭の問いに答えを見いだせないままに終了。以前から藍沢はクールだったけど、20代前半の若さで引っ張っていた無敵のカッコよさから30代の落ち着きを得て、無表情、無感情、棒読みなだけの人にじわじわ近づいてきちゃっている感じもしてきた。

あと今回はヘリが汚染されたので白石がパイロットに汚染された可能性があると告げて窓を開けさせた際にパイロットがちゃんと登場するも寺島進ではなく、全く別の人だった。そういえば息子は出てくるのに三井(りょう)も出てこなくなったがこちらは次回出番がちゃんとある模様。主演級以外のレギュラー陣はけっこう出番削ってるなぁ…。

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 2話

藍沢(山下智久)は横峯(新木優子)、白石(新垣結衣)は灰谷(成田凌)…という体制で指導するようになり、アワアワな灰谷に対してあくまで優しく辛抱強く指導する白石と、横峯に限らず誰にでも突き放すように冷たく指導する藍沢は方針が正反対で衝突。藍沢の冷たい態度には、待望の復帰みたいな扱いだったのに救命の空気が悪くなったと藤川(浅利陽介)もぼやく状況に。

横峯に辞められたらどうするんだと心配する白石だったが、意外と横峯は根性があり、自主練も欠かさず努力を続ける。患者を練習台扱いする藍沢の態度には酷いと号泣する一幕もあったが、親子3人の海難事故の際は藍沢と共に出動。突き放す指導方針の藍沢はいきなり全ての判断を横峯に丸投げして静観を決め込むドSっぷりを見せ、横峯は窮地に追い込まれる。が、土壇場で心折れる事無く、的確な判断を下していき、搬送中の患者のピンチも日ごろの練習の甲斐と藍沢から託された白石の電話助言もあって乗り切るなど著しい成長を見せた。藍沢は藍沢で救急車の中でスーパーオペを決行し、主人公の活躍も忘れないように描きつつ今回は3人とも生還。

藍沢に褒めてもらった横峯は喜びを噛みしめるという1話の新人描写が散々だっただけに成長を感じさせる流れに。逆に灰谷の方がヘリの酔い止めの方法を間違えて手のツボを押し続けた結果腱鞘炎になりリアルに使い物にならなくなるというヘタレっぷりを披露。こいつを藍沢が指導していたらマジでポッキリ心折れていたのでは…。横峯はメンタル弱そうに見えてかなり根性があるタイプのようで、結果的に藍沢が横峯、白石が灰谷というのは適任だった、というお話。

もう1人の新人である名取(有岡大貴)は2人と違い新人らしいアワアワした態度を見せていなかったが、今回も緋山(戸田恵梨香)と共に妊娠した17歳の少女とその父親を巡る産むか産まないかの問題に関わっただけだったので危機的状況ではなく、終始冷めた態度を貫いていた。むしろ初回はキツい言動が目立った緋山が産婦人科らしい優しい態度や言葉、笑顔を連発していたのが印象的。

冴島(比嘉愛未)は今が仕事が楽しい時期なので産むかどうか迷っており、藤川が勝手に知ってしまい、勝手に白石緋山藍沢にバラしたので怒っている模様。緋山が少女の父親に言っていた言葉をそのまま受け止めていたもののもう少し迷いそう。

もう1人の新人で看護師の雪村(馬場ふみか)はどうにも影が薄いままだったが、自分はフェロー達と違って冴島並に使える存在だと藍沢に強気な主張をするシーンで今回存在感を見せた。上司の冴島との絡みが全く無いままだがそのうちそういう回がありそう。

西条(杉本哲太)が早速出てこなかったのに加えて、ヘリの操縦士であるはずの梶(寺島進)も今回未登場。公式サイトのキャスト表には載っているが今回出てないので2話のクレジットからも外れていた。西条はそもそも脳外科の方の人なのでそっち方面の描写が無い限り出てこないのはいいとして、梶は1話でも藍沢がヘリに乗った際に久々だな!と顔を出した以外に出番が無く、今回も何度もヘリが飛んだにも関わらず一切出てこなかった。何気にこれまでヘリが飛ぶシーンでは毎回のように出ていた記憶があるんだけどこんなに出てこないキャラだったっけ?何も言及されないままいなくなっている勝村政信と違って、寺島進は一応顔見せだけして存在を匂わせたものの、今回はほとんど撮影に参加してないのだろうか。

運航管理のオペレーターの人(確か森本(勝村政信)と結婚したはず)みたいにしれっと別人に交換してしまうパターン、勝村政信のように全く触れられずにいなくなってるパターン、続投は明示しながらも何故か出てこないパターン、今作から見た人には誰の事なのかさっぱり分からないのに1話でも2話でも名前だけ出しまくるパターン(黒田(柳葉敏郎))…と扱いもそれぞれだなぁ…。

コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命- 1話

08年(1st)、09年(SP)、10年(2nd9)に続く7年ぶりの続編。主要キャストは続投しつつ、田所部長(児玉清)は児玉清が亡くなっているのでいなくなっているのは当然だけど、森本医師を演じていた勝村政信も何故かいなくなってた。児玉・勝村の2人が抜け、開始時点で藍沢(山下智久)・緋山(戸田恵梨香)も救命にいない。新たなフェロー3名、看護師1名が追加されているが、この新たなフェロー3名がポンコツ以下で主人公4人たちの新人時代(1期初期)とはまるで比較にならないくらい使い物にならない、このため救命の現場は人手不足が深刻という設定で物語がスタート。

別の病院で産婦人科医になっていた緋山(戸田恵梨香)は救命に呼び戻された。その登場はなんとタンクトップ姿で救急車に同乗してくるというもので、住んでいたところが火事になり、本人は無事だったが重病人を救命しながら来るというものだった。代わりに三井(りょう)が何らかの事情で休職するという。白石(新垣結衣)がフライトスタッフのリーダーとなり、橘(椎名桔平)は部長になっていた。前作までの部長だった田所が亡くなったのか引退したのか、森本についても特に触れられず。

藍沢(山下智久)は西条(杉本哲太)の元で脳外科医として働いていて、新キャラライバルの新海(安藤政信)とどっちかがトロントの病院へ派遣されるという状況で、救命へ戻るように言われても断っていた。しかし必要とあらば常に駆けつけてくるという存在。

三井が休職するのは心臓移植を待つ橘(元夫)との息子が厳しい状態だという事、マジでヤバい新人たちとかつての仲間たちの窮状を目の当たりにして教育係として藍沢が救命へ復帰(外科の黒い服からおなじみの青服へチェンジ)、前作で恋人が死んだ冴島(比嘉愛未)は好意を寄せていた藤川と見事にゴールインしてて妊娠が発覚する、初日から自宅火事で焼失につきホームレスと化して病院に泊まり込んだ緋山は結局白石の家に居候決定…と話が動きつつ1話は終了。

冒頭から人手不足と新人として起用している名取(有岡大貴)、灰谷(成田凌)、横峯(新木優子)が戦力にならないのを強調。冒頭から基礎すらできないような描写やスマホいじり、極度なアワアワ、もたつき、ヘラヘラなど緩い態度が目立ち、メインとなった祭りの大惨事事故でも全く使えないっぷりが強調されていた新人3名。さすがに事態が収束する頃には3人ともそれなりに真剣な表情で患者を診ているカットも出てきたとはいえ、いくらなんでも使えなさ強調しすぎ…
しかしよく考えるとこのドラマほぼ立て続けに2期まで作られ7年も経過していたように、フェロー卒業までを2期にわたって描いてストーリーとしては完結している。フェローとしての成長は描き切り、続編を作るならもう主人公格の成長や未熟さばかり出すわけにはいかず、主人公格はそれなりに頼れる存在になっていないといけない。

ここまで親や祖母などが出てきた程度でほとんどプライベートが描かれなかった主人公格が結婚して家庭問題を抱えるとかで苦悩させる方向もあるが、別のドラマになってしまう。そうなるとやっぱりかつての自分たちと同じ立場の新人を育てるという展開になるが、藍沢級の有能なフェローなんて出しても話が作れないし、1番お調子者でドジも多かった藤川(浅利陽介)くらいの新人でも普通に仕事が出来るならSP1本程度が限界で連ドラにはできそうにない。何より新人3名がそれくらい使えてしまうと人手不足を強調できなくなる。

そうなると基礎もできないやる気もない超使えない新人、それによる人手不足という枷を設定しないと結局このドラマでこれ以上の続編は作れないってことなんだろうなぁ…。逆にもう実在しないんじゃないかっていうくらいのいわゆるテンプレイメージのゆとりキャラにしておけば厳しくしたらふてくされる、逃げるとかやりやすいし、厳しくしすぎてやめられたらどうするんだ!とかなんとか対応に苦慮したり衝突する主人公勢…という形でも話を引っ張れる。しかし苦しい続編になりそう…。