Best Of Best 25th Anniversary

DISC 1
No タイトル 備考
1 Beat #5 2ndアルバム『Second Dimension』収録曲
2 Are You Gonna Win? 2ndアルバム『Second Dimension』収録曲
3 Yellow Sunshine 3rdアルバム『Third Dimension』収録曲
4 Break Out 5thアルバム『Fifth Dimension』収録曲
5 se.le.ne 4thアルバム『FOURTH DIMENSION』収録曲
6 Stella 8thアルバム『Eighth Dimension』収録曲
7 Lost in a Maze 3rdアルバム『Third Dimension』収録曲
8 Daydream 8thアルバム『Eighth Dimension』収録曲
9 Go Up Stream 1stアルバム『FIRST DIMENSION』収録曲
10 Jazz Cigarette 9thアルバム『Ninth Dimension』収録曲
11 M.S.F.B 10thアルバム『TENTH DIMENSION』収録曲
12 Lazy Dong 9thアルバム『Ninth Dimension』収録曲

 

DISC 2
No タイトル 備考
1 Cricket Smoker 7thアルバム『SEVENTH DIMENSION』収録曲
2 Brighter in Your Life 9thアルバム『Ninth Dimension』収録曲
3 Nudistic 14thアルバム『Hearts』収録曲
4 IF 12thアルバム『IF』収録曲
5 WALKIN' 12thアルバム『IF』収録曲
6 IMPRESSIONS FROM THE OUTSIDE 12thアルバム『IF』収録曲
7 Slash 23rdアルバム『23』収録曲
8 Jungle Dancer 4thアルバム『FOURTH DIMENSION』収録曲
9 Thrill 21stアルバム『21』収録曲
10 Everlasting Melody 16thアルバム『Melody〜Waltz for Forest〜』収録曲
11 Tones 5thアルバム『Fifth Dimension』収録曲
12 Brightness Of The Morning Sun 28thアルバム『28』収録曲
13 Rise 15thアルバム『Into a new world』収録曲

リリースデータ

2017年4月26日
2017年5月24日(Collectors Edition、LP)
初登場112位 売上0.07万枚 All Songs & Sound Produced by DIMENSION ZAIN RECORDS

メンバー

Guitar 増崎孝司
Kyaboard,Programming 小野塚晃
Saxphone 勝田一樹
Great Guest Musicians
  DISC 1 DISC 2
Bass 青木智仁(1,2,4,5,6,8,9,10) 青木智仁(1,8,11)
渡辺直樹(4)
小野塚晃(6)
川崎哲平(7)
須藤満(12)
松原秀樹(13)
Drums 石川雅春(1,4,5,6,8,10,11)
菅沼孝三(2)
渡嘉敷祐一(9)
石川雅春(1,11)
増崎孝司(5)
神保彰(6)
則竹裕之(7,12)
Programming 大島こうすけ(12) 豊田稔(3.13)

DIMENSION3rdベストアルバム。03年『complete of DIMENSION at the BEING studio』、12年『Ballad』に続く3作目のベストアルバム。前2作のベストはビーイングのシリーズ企画、バラードベストだったが、今作は初の単独正規ベスト盤でデビュー25周年のオールタイムベストとして発売された。ここまでの30枚のアルバム(うちデビュー作はミニアルバムでカウント外、フルでは29枚、このうち13thはライブ盤)から選曲されている。5月24日にはアナログ盤『Best Of Best 25th Anniversary〜Collectors Edition〜』も発売されたが12曲に絞り込まれたLP1枚仕様となっている。

今作リリース後10月には次のアルバム『30』をリリースしたが2018、2019年は新作発売が無く(02、06年以外は毎年リリースしていたので2年新作が無かったのは初)、2020年1月に2月18日のライブをもって小野塚晃が脱退すると発表。以後2人組となって活動している。

DIMENSIONはビーイング系のアーティストを聞いていれば必ずサポートミュージシャンの欄で3人の名前を見かけ、ギターの増崎孝司はビーイング外部でもちょくちょくサポートミュージシャンとして見かける存在で、大体3人の名前には一緒に"from DIMENSION"とか書いてあるのでDIMENSIONというバンド名も見た事はあった。またビーイングから離脱してほとんどビーイング系アレンジャーとも関わることが無くなっていた00年代のDEENや09年以降のTUBEがサックスの勝田一樹を招いていたり、ビーイング離脱者とも交流が続くフットワークの軽さもあった。

そんな名前だけは知っているDIMENSIONとはどんなバンドなのか。アルバム枚数が異様に多すぎてなかなか手が出ず(2012年の20周年でアルバムBOXが出ているので『24』までは一気に集めることは可能)、02年の『at the BEING studio』シリーズでもベストが出ていたが当時はシリーズ全部聞くほどの熱意は無かったのでスルー、今回25周年のオールタイムベストが出ていたので聞いてみた。すさまじい勢いでアルバムを出し続けていて初期で概ね方向性を固めつつ音楽性を広げていったようだ。ライナーによれば途中からクラブ系や癒し系の方向性にも広げ(タイトルの○○th縛りから脱していた時期)、『21』以降単なる数字タイトルで枚数を重ねるようになった頃には特にコンセプトを決めずにその時のベストを尽くすスタイルになったとされている。そして今作の選曲は全体に前半寄りで、12th辺りまでは1作から数曲選ばれているアルバムもあるが、それ以降になるとかなり飛び飛びで、比較的後半寄りの選曲になっているDISC-2でもちょくちょく初期の頃のアルバムが挟まれ、『21』〜『29』の数字タイトル作からは合わせて3曲しか選ばれていない。

そんなわけでフュージョン系だとは聞いていたが、今作には概ねその王道イメージな楽曲が選曲されているように思う。3者それぞれがメインになったり、入れ代わりでメインを取ったりとスタイルは様々だがサポートのリズム隊含めて心地いい演奏が存分に堪能できる。存分に、というのもかなり1曲1曲が長く、この曲数でも2枚とも70分越えのほぼフル収録(80分基準でDISC-1にあと1曲入るくらいしか余白が無い)。なので心地いい演奏やしびれるカッコいいバンドアンサンブルを長く堪能できるという魅力はあるが、この曲そんなでもないなという曲の場合は途端になかなか終わらない…という印象になってしまうという難点もある。アルバム30枚から厳選した2枚組なのでまだまだたくさん曲はあるがひとまずの1作としてはこれで十分だった。

またギター、キーボード、サックスという3人だとギターやキーボードはコードを淡々と弾いてバックに徹することもできるが、サックスは出てくればどうしてもメインで目立つ楽器なので、サックスだけはメインになるか、出てこないかになってきがちで意外とバランス感覚難しそう、よくこんな長く続けられているなとは思った。

B06XGMFD55   B06XGNS2JDCollectors Editionアナログ盤 

印象度★★★★☆

2021.2.4更新

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