CAMP

リリースデータ

メンバー

doa12thアルバム。ベスト3連発から1年1ヵ月ぶり、オリジナルアルバムとしては2年5ヵ月ぶり。9月より3ヵ月連続配信を行い、3曲とも順番どおりに冒頭に収録。「Camp」発売時には今作の発売も告知されており、11月25日の「1日早いクリスマス」は事実上1週間前の先行配信だったが、配信シングル3曲とも専用ジャケットが用意されていた。徳永暁人のソロアルバム『Route 109』と同時発売。2作連動特典としてサイン入りポスター2枚(doa&徳永ソロ)抽選で20名にセットでプレゼントというWeb応募キャンペーンが実施された。今作封入のシリアルコード単独でも特設サイトでdoa SPECIAL MOVIEを視聴することが可能(2021年12月1日まで)。46枚差で『Route 109』の方が上回り(3つ上の54位)、2作とも1週のみのランクインで2週目は300位圏外へと吹き飛んだ。

「Grasshopper」は割といつも通りだったが、「Camp」「1日早いクリスマス」と比較的さっぱりした感じの先行シングル配信が続き、今作もいつもよりもやや軽めで全体にさっぱりとしたライトな質感。これは作編曲を一手に手掛ける徳永暁人が同時発売のソロ作品『Route 109』の方でトリオ編成のバンドサウンドでガツンとやったので、それとの差別化もあったのかもしれない。3ヵ月連続配信がそのまま冒頭3連発になってしまったので、リード曲もタイトル曲も既出になってしまったのはちょっと残念。シングルが1曲目のアルバムになるのは2ndと3rd以来で、4th以降はシングルは2曲目に配置することが多く、1曲目はまっさらな新曲というのが多かったというのもある。それでも今作は軽快で聞きやすく、2020年こんな状況の中でも聞いている間は開放的で前向きな気分になれる。実際一部では直接この世界規模の価値観の変容について歌詞でも言及しているが、そうでなくても、あえてアウトドアのキャンプをタイトルに掲げたり、聞いていてどこかへ出かけたような気分になったり、明るい気持ちになったり、リラックスできたり、この先の希望が見えるようなそういった事は第一に考えられているようでそれがありがたく、うれしくもある。今はこういう音楽が聞きたい。

印象度★★★★☆

2020.12.27更新

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