Best of HARD CORE POP!

DISC 1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ハヤテ 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 新曲
2 6AM 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 12thアルバム『VIVAP』収録曲
3 CLAP AND SHOUT 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 12thアルバム『VIVAP』収録曲
4 いとしのフリージア-Freesia On My Mind- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 11thアルバム『UNIRVANA』収録曲
5 旅人のうた-On The Road- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 11thアルバム『UNIRVANA』収録曲
6 スマイリン ブギ-Smilin' Boogie- 堂島孝平 堂島孝平 前田憲男 10thアルバム『SMILES』収録曲
7 So She, So I-SAYONARA SKA- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 24thシングル 最高56位 売上0.17万枚
10thアルバム『SMILES』収録曲
8 それは一瞬の出来事だった-As Tears Go By- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×Hi-Tension Please!
24thシングル両A面曲
10thアルバム『SMILES』収録曲
9 これ以上キミはいらない-(I WANT) NOTHING BUT YOU- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平×CHOKKAKU 22ndシングル 最高51位 売上0.37万枚
9thアルバム『WHITE AND BLUE』収録曲
10 ハジメテのハジマリ-Begin The First Beginning- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
20thシングル 最高58位 売上0.25万枚
8thアルバム『FIRST BEGINNING』収録曲
11 銀色クリアデイズ-White Silver Clear Days- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
19thシングル 最高39位 売上0.6万枚
8thアルバム『FIRST BEGINNING』収録曲
12 45℃-Venus Calling - 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
18thシングル 最高80位 売上0.36万枚
8thアルバム『FIRST BEGINNING』収録曲
13 冬が飛び散った-WINTER EXPRESS- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
16thシングル 最高88位 売上0.21万枚
2ndアンソロジー『djkh calendar』収録曲
14 スカイドライバー-SKYDRIVER- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
17thシングルC/W
2ndアンソロジー『djkh calendar』収録曲
15 25才-TWENTY-FIVE BLUES- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
16thシングル両A面曲
2ndアンソロジー『djkh calendar』収録曲
16 七月-SHICHIGATSU- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
2ndアンソロジー『djkh calendar』収録曲
17 スプリングスプリンガー〜春に跳ぶ人〜-S-P-R-I-N-G UP!- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
17thシングル 100位圏外
2ndアンソロジー『djkh calendar』収録曲

Strings Arrangement:CHOKKAKU(7,9)、服部隆之(17)
Horn Arrangement:Jerry Hey(10)、北原雅彦(17)

DISC 2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 HARD CORE POP!のテーマ 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 新曲
2 ルーザー-LOSER- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
15thシングル 100位圏外
7thアルバム『サンキューミュージック』収録曲
3 サンキューミュージック-T-H-A-N-K-Y-O-U MUSIC- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
7thアルバム『サンキューミュージック』収録曲
4 CHOCO ME BABY-DANCING QUEEN- 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平
×GO-GO KING RECORDERS
7thアルバム『サンキューミュージック』収録曲
5 涙をとめろ 堂島孝平 堂島孝平 宮田繁男・堂島孝平 6thアルバム『黄昏エスプレッソ』収録曲
6 セピア 堂島孝平 堂島孝平 桜井秀俊 14thシングル 100位圏外
6thアルバム『黄昏エスプレッソ』収録曲
7 センチメンタル・シティ・ロマンス 堂島孝平 堂島孝平 宮田繁男・堂島孝平 13thシングル 100位圏外
6thアルバム『黄昏エスプレッソ』収録曲
8 Freedom 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平・中山努 11thシングル 最高90位 売上0.25万枚
5thアルバム『EMERALD 22 BLEND』収録曲
9 Remember 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 10thシングル 100位圏外
5thアルバム『EMERALD 22 BLEND』収録曲
10 忘れないでいるから 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平・中山努 8thシングル 100位圏外
4thアルバム『すてきな世界』収録曲
11 世界は僕のもの 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平・中山努 9thシングル 100位圏外
4thアルバム『すてきな世界』収録曲 
12 葛飾ラプソディー 森雪之丞 堂島孝平 中山努・堂島孝平 7thシングル 100位圏外
13 ロンサム パレード 堂島孝平 堂島孝平 中山努・堂島孝平 6thシングル 最高93位 売上0.3万枚
3rdアルバム『トウィンクル』収録曲
14 白百合 堂島孝平 堂島孝平 中山努・堂島孝平 3rdアルバム『トウィンクル』収録曲
15 ハンモック 堂島孝平 堂島孝平 中山努・堂島孝平 3rdシングル 100位圏外
2ndアルバム『陽だまりの中に』収録曲 
16 俺はどこへ行く 堂島孝平 堂島孝平 太田要 1stシングル 100位圏外
1stアルバム『僕は僕なりに夢をみる』収録曲
17 カナシミ ブルー-DLKH demo track(2001⇒2011) 堂島孝平 堂島孝平 堂島孝平 KinKi Kidsへ提供 セルフカバー

Horn Arrangement:宮田繁男・近藤和彦(5)、桜井秀俊(6)
Strings Arrangement:桜井秀俊・村井達哉(6)、中山努(9)

リリースデータ

2011年12月14日 初登場73位 売上0.2万枚 Compiled by 堂島孝平 インペリアルレコード

堂島孝平ベストアルバム。過去に重複のない3作のベストアルバムが00年『スカイドライバー-Dojima Kohei's First Anthology-』、03年『djkh calendar(ドウジマ カレンダー)-Dojima Kohei's Second Anthology-』、08年『COMMUNICATIONS-Dojima Kohei's Third Anthology-』とリリースされてきたので実質4作目のベスト盤だが今作は初のオールタイムベストアルバムとしてデビューからここまでの全期間から選曲された。これに伴い、過去3作のベスト盤は公式サイトにも"ベストアルバム"と表記されたままだが、今作においては3作通してサブタイトルにしていた"Anthology"という枠組みにして、今作を初のベストアルバム扱いとしている。

過去へとさかのぼっていく逆時系列での収録となっているが、2枚のCD冒頭には新曲が配置された。またラストには02年にKinKi Kidsへ提供した「カナシミ ブルー」のセルフカバーを収録。またアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』OPだった「葛飾ラプソディー」は主題歌集には収録されていたが堂島孝平のアルバムには初収録となった。コロムビア→徳間→VAPとここまで3社を渡り歩いてきたが今作はインペリアル(テイチク)移籍第1弾作品。初回盤は商品化されていなかった初期のMVと近年のMVを収録したDVD『DOJIMA KOHEI Video Clips “EARLY YEARS+NOW!”』付属。

堂島孝平といえば他にも提供はしているがKinKi Kidsとの関わりが深い。00年の『D album』に「Misty」を提供後、「カナシミ ブルー」「永遠のBLOODS」はシングルとしてもヒットを記録。この時期には『堂本兄弟』の演奏メンバーとしてもレギュラー出演していた。以降はヒット曲には関わっていないがアルバムへの曲提供を続けており、16年の『N album』や17年の『Ballad Selection』には共同プロデューサーとしても携わっている。このためKinKi Kidsの2人が作品インタビューで名前を出すことも多々あり、KinKi Kidsをある程度聞いていれば、全くブックレットやメンバーインタビューを見ないとかでない限りは必ず"堂島孝平"の名前は目に入ってくる

個人的にはこち亀の曲は知らなかったので堂島孝平といえば「カナシミ ブルー」の印象がとにかく強かった。「カナシミ ブルー」はかなりロックでカッコいい曲だったし、以降のKinKi Kidsはスタイリッシュでアーティスト性の強い方向へ進んでいったので、KinKi Kidsがアイドル路線からアーティスト路線へ向かっていった立役者の1人であり、KinKiのイメージからカッコいい方向性のロック系のシンガーなのかなと勝手に思っていた。

ところが実際聞いてみると声がかなり甲高い。ある程度ロックなサウンドに乗せても、全部明るくポップな印象になってしまうという天性のポップスシンガーだった。バンドサウンドを基本とした多彩な楽曲群はよく練られていて聞きごたえがあり、飽きさせない。そしてそのどれも非常にポップな印象でポップを極めてきたアーティストだという事は今作のタイトルからも分かるが、聞いてもそれが良く分かる。けっこう玄人受けもするポップス職人のようなサウンドアプローチをしているんだけど、声の印象があまりにもポップすぎるため、マニアックな印象にはならない。しかし同時にアプローチの多彩さもこの声が乗ることで全部明るくポップな印象になってしまい、多彩なアプローチがそこまで活きてこない感じもした。デビュー曲では「俺はどこへ行く」となっていて他の曲よりも少しカッコよく行こうとしている感じはあるんだけど、圧倒的に「俺」が似合わない「僕」イメージな声のシンガーだ。この声は最大の魅力であると同時に好みの分かれるところでもあるのかもしれない。

そんなわけでKinKi Kidsで抱いていた印象とは全く異なっていたが(KinKiに提供することで曲のカッコよさを引き出していたといった感じ)、ポップアルバムとして非常に楽しめた1作

BEST OF HARD CORE POP(初回生産限定豪華盤)(DVD付)初回盤DVD付  BEST OF HARD CORE POP通常盤 

印象度★★★★☆

2017.11.7更新

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